JP3110366B2 - ブラインド用のラダーテープ - Google Patents
ブラインド用のラダーテープInfo
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Landscapes
- Blinds (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば暗室を形成
するブラインドの構成部材として用いて好適であり、
又、ブラインドをデザイン的に特徴付けることのできる
ブラインドのラダーテープに関するものである。
するブラインドの構成部材として用いて好適であり、
又、ブラインドをデザイン的に特徴付けることのできる
ブラインドのラダーテープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プレゼンテーションや講演会、研
修会等において、これらを効果的に進めるために、OH
Pやスライドを用いることが普及してきており、その場
合には完全な暗室が要求される。又、写真現像の際は勿
論、AV機器の操作時においても完全な暗室が要求され
ることが多い。このように、完全な暗室が要求される場
面が近年増えつつある。
修会等において、これらを効果的に進めるために、OH
Pやスライドを用いることが普及してきており、その場
合には完全な暗室が要求される。又、写真現像の際は勿
論、AV機器の操作時においても完全な暗室が要求され
ることが多い。このように、完全な暗室が要求される場
面が近年増えつつある。
【0003】かかる暗室をブラインドを用いて形成せん
とする場合は、スラットが傾斜状態で閉じたときの光の
漏れを確実に防止できなければならない。しかし図17
に示すような、細い縦紐aを具える一般的なラダーコー
ドbを用いる従来のブラインドcにあっては、スラット
dが傾斜状態で閉じたときに、ブラインド昇降用の昇降
コードeを遊挿させるための挿通孔fを通して、室内に
光が進入することになる。
とする場合は、スラットが傾斜状態で閉じたときの光の
漏れを確実に防止できなければならない。しかし図17
に示すような、細い縦紐aを具える一般的なラダーコー
ドbを用いる従来のブラインドcにあっては、スラット
dが傾斜状態で閉じたときに、ブラインド昇降用の昇降
コードeを遊挿させるための挿通孔fを通して、室内に
光が進入することになる。
【0004】そこで、このような光の進入を防止するた
めに、図18〜19に示す構成のラダーテープgを用い
たブラインドhが提供されていた。このブラインドh
は、スラットdが傾斜状態で閉じたときにおいても、ス
ラットの前後面側に比較的幅広に配置される遮光性のテ
ープ片j1,j2が遮光して、前記挿通孔fを通して光
が室内に進入するのを確実に防止せんとするものであっ
た。
めに、図18〜19に示す構成のラダーテープgを用い
たブラインドhが提供されていた。このブラインドh
は、スラットdが傾斜状態で閉じたときにおいても、ス
ラットの前後面側に比較的幅広に配置される遮光性のテ
ープ片j1,j2が遮光して、前記挿通孔fを通して光
が室内に進入するのを確実に防止せんとするものであっ
た。
【0005】このラダーテープgは、遮光性を有する左
右のテープ片j1,j2の幅方向の両側において、スラ
ット支持用の規制糸kをテープ間に架け渡してなるもの
であった。
右のテープ片j1,j2の幅方向の両側において、スラ
ット支持用の規制糸kをテープ間に架け渡してなるもの
であった。
【0006】その具体的な構造は、図18、図20に示
すように、スラットdの幅分の間隔をおいて対向する第
1のテープ片j1と第2のテープ片j2の幅方向の両側
において、比較的太い第1の糸m1と第2の糸m2を経
糸として織り込んでなる。第1の糸m1は、第1のテー
プ片j1に、そのテープ片の一端方向に向けて、スラッ
トの配設ピッチに相当する分だけ経糸として織り込まれ
て後、その端部で第2のテープ片j2に向けて水平に飛
び、該第2のテープ片j2に、前記一端方向に向けて、
前記ピッチ分だけ経糸として織り込まれ、その端部にお
いて、前記第1のテープ片j1に向けて水平に飛び、該
第1のテープ片j1に、前記一端方向に向けて経糸とし
て織り込まれ、その端部において前記第2のテープ片j
2に向けて水平に飛び、以下この工程を繰り返すもので
ある。これにより、該第1の糸m1に係る、対向するテ
ープ間の架け渡し糸n1が形成される。
すように、スラットdの幅分の間隔をおいて対向する第
1のテープ片j1と第2のテープ片j2の幅方向の両側
において、比較的太い第1の糸m1と第2の糸m2を経
糸として織り込んでなる。第1の糸m1は、第1のテー
プ片j1に、そのテープ片の一端方向に向けて、スラッ
トの配設ピッチに相当する分だけ経糸として織り込まれ
て後、その端部で第2のテープ片j2に向けて水平に飛
び、該第2のテープ片j2に、前記一端方向に向けて、
前記ピッチ分だけ経糸として織り込まれ、その端部にお
いて、前記第1のテープ片j1に向けて水平に飛び、該
第1のテープ片j1に、前記一端方向に向けて経糸とし
て織り込まれ、その端部において前記第2のテープ片j
2に向けて水平に飛び、以下この工程を繰り返すもので
ある。これにより、該第1の糸m1に係る、対向するテ
ープ間の架け渡し糸n1が形成される。
【0007】又前記第2の糸m2は、第2のテープ片j
2に、その一端方向に向けて、スラットの配設ピッチに
相当する分だけ経糸として織り込まれて後、その端部で
第1のテープ片j1に向けて水平に飛び、該第1のテー
プ片j1に、前記一端方向に向けて、前記ピッチ分だけ
織り込まれ、その端部において、前記第2のテープ片j
2に向けて水平に飛び、該第2のテープ片j2に、前記
一端方向に向けて織り込まれ、その端部において前記第
1のテープ片j1に向けて水平に飛び、以下この工程を
繰り返すものである。これにより、該第2の糸m2に係
る、対向するテープ間の架け渡し糸n2が形成される。
2に、その一端方向に向けて、スラットの配設ピッチに
相当する分だけ経糸として織り込まれて後、その端部で
第1のテープ片j1に向けて水平に飛び、該第1のテー
プ片j1に、前記一端方向に向けて、前記ピッチ分だけ
織り込まれ、その端部において、前記第2のテープ片j
2に向けて水平に飛び、該第2のテープ片j2に、前記
一端方向に向けて織り込まれ、その端部において前記第
1のテープ片j1に向けて水平に飛び、以下この工程を
繰り返すものである。これにより、該第2の糸m2に係
る、対向するテープ間の架け渡し糸n2が形成される。
【0008】なお図20において、第1の糸m1の飛走
方向を実線の矢印で示し、又第2の糸m2の飛走方向を
一点鎖線の矢印で示す。又第1の糸m1と第2の糸m2
は、両テープj1,j2間を飛走する間にその上下位置
が反転するのであるが、図18及び図20においては、
説明の便宜上、飛走部分の端部で反転させている。
方向を実線の矢印で示し、又第2の糸m2の飛走方向を
一点鎖線の矢印で示す。又第1の糸m1と第2の糸m2
は、両テープj1,j2間を飛走する間にその上下位置
が反転するのであるが、図18及び図20においては、
説明の便宜上、飛走部分の端部で反転させている。
【0009】そして、前記第1の糸m1と第2の糸m2
による架け渡し糸n1,n2は重なり状態にあり、この
2本の架け渡し糸n1,n2が、図18に示すような、
スラットdを下方から支持する前記規制糸kを形成する
のであった。
による架け渡し糸n1,n2は重なり状態にあり、この
2本の架け渡し糸n1,n2が、図18に示すような、
スラットdを下方から支持する前記規制糸kを形成する
のであった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記ラダ
ーテープgは、前記テープ片j1,j2に織り込んだ第
1の糸m1と第2の糸m2を、一方のテープに所要ピッ
チで織り込んだ後、他方のテープ片に飛ばし、その後、
該他方のテープ片に織り込んだ後、再び前記一方のテー
プ片に飛ばし、その後、該一方のテープ片に織り込むと
いう簡素な構成を採用しているに過ぎなかった。詰まり
この織り込みは、比較的太い糸m1,m2を縦糸として
用い、これを緯糸と強固に組織させることはせず、図2
0に示すように単純に蛇行状態で織り込んでいるに過ぎ
なかったのである。
ーテープgは、前記テープ片j1,j2に織り込んだ第
1の糸m1と第2の糸m2を、一方のテープに所要ピッ
チで織り込んだ後、他方のテープ片に飛ばし、その後、
該他方のテープ片に織り込んだ後、再び前記一方のテー
プ片に飛ばし、その後、該一方のテープ片に織り込むと
いう簡素な構成を採用しているに過ぎなかった。詰まり
この織り込みは、比較的太い糸m1,m2を縦糸として
用い、これを緯糸と強固に組織させることはせず、図2
0に示すように単純に蛇行状態で織り込んでいるに過ぎ
なかったのである。
【0011】そのため、ブラインドの昇降が繰り返えさ
れて期間が経過する内に、スラットdを支持する規制糸
kを構成する架け渡し糸n1,n2がテープ片j1,j
2から引き出される現象が生じた。これは、架け渡し糸
に加わる力の方向A(図19)が、糸m1及びm2の織
り込みの方向と一致しているためであった。特に、ブラ
インドが風で揺れた際に規制糸にスラットが引っ掛かっ
てこの規制糸に比較的大きな荷重が作用した場合には、
前記架け渡し糸n1,n2が、テープの上方側からと下
方側から無理に引っ張られ、図21に示すように、テー
プj1,j2の規制糸導出部分で引きつりが生じた。そ
の結果、規制糸kの長さが長くなると共に、この架け渡
し糸の引出し部においてテープの組織が崩れ、図21に
示すように開口pが形成されることとなった。
れて期間が経過する内に、スラットdを支持する規制糸
kを構成する架け渡し糸n1,n2がテープ片j1,j
2から引き出される現象が生じた。これは、架け渡し糸
に加わる力の方向A(図19)が、糸m1及びm2の織
り込みの方向と一致しているためであった。特に、ブラ
インドが風で揺れた際に規制糸にスラットが引っ掛かっ
てこの規制糸に比較的大きな荷重が作用した場合には、
前記架け渡し糸n1,n2が、テープの上方側からと下
方側から無理に引っ張られ、図21に示すように、テー
プj1,j2の規制糸導出部分で引きつりが生じた。そ
の結果、規制糸kの長さが長くなると共に、この架け渡
し糸の引出し部においてテープの組織が崩れ、図21に
示すように開口pが形成されることとなった。
【0012】架け渡し糸n1,n2が前記のように引き
出された結果、上下の規制糸間の間隔が不均一となり、
これがためスラット間の配設ピッチが不均一となって、
スラットが閉じたときに隙間が生ずる場合があり、その
隙間を通して漏れた光が室内に進入する恐れがあった。
又、テープの組織崩れによって開口pが形成された場合
には、その開口pを通して漏れた光が室内に進入しやす
く、これらによって確実な暗室を形成し難くなる不具合
があった。なお、前記のようなテープの組織崩れによっ
てブラインドの外観が損なわれたものとなるのは言うま
でもない。
出された結果、上下の規制糸間の間隔が不均一となり、
これがためスラット間の配設ピッチが不均一となって、
スラットが閉じたときに隙間が生ずる場合があり、その
隙間を通して漏れた光が室内に進入する恐れがあった。
又、テープの組織崩れによって開口pが形成された場合
には、その開口pを通して漏れた光が室内に進入しやす
く、これらによって確実な暗室を形成し難くなる不具合
があった。なお、前記のようなテープの組織崩れによっ
てブラインドの外観が損なわれたものとなるのは言うま
でもない。
【0013】本発明は、かかる問題点を解決しうるブラ
インドのラダーテープの提供を目的とするものである。
インドのラダーテープの提供を目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は以下の手段を採用する。即ち本発明に係るラダ
ーテープは、スラットを下方から支持する規制糸片が、
所要間隔を隔てて平行する左右のテープ片間に架け渡さ
れた状態で該テープ片の長さ方向に所要間隔をおいて多
段に形成されたブラインド用のラダーテープであって、
前記規制糸片は、前記テープ片を製織する糸とは別個の
規制糸を用いて形成され、該規制糸が、一方のテープ片
と他方のテープ片との間を往復しており、各テープ片
は、該規制糸が緯糸として織り込まれた部分を有し、前
記規制糸片がテープ片に固着された状態にあり、又、左
右のテープ片相互を連結する前記規制糸片の、前記織り
込まれた部分の端部からの突出方向は、左右のテープ片
を対向状態で見たときに逆方向であることを特徴とする
ものである。なお、前記固着された状態にあるとは、ブ
ラインドの通常の使用状態においてスラット荷重が規制
糸片に加わっても、規制糸がテープ片から抜けない(引
き出されない)程度の固着状態を意味する。この場合、
固着状態の安定性を向上させるために、緯糸として織り
込まれた規制糸を、テープ片に接着又は溶着するのがよ
い。
本発明は以下の手段を採用する。即ち本発明に係るラダ
ーテープは、スラットを下方から支持する規制糸片が、
所要間隔を隔てて平行する左右のテープ片間に架け渡さ
れた状態で該テープ片の長さ方向に所要間隔をおいて多
段に形成されたブラインド用のラダーテープであって、
前記規制糸片は、前記テープ片を製織する糸とは別個の
規制糸を用いて形成され、該規制糸が、一方のテープ片
と他方のテープ片との間を往復しており、各テープ片
は、該規制糸が緯糸として織り込まれた部分を有し、前
記規制糸片がテープ片に固着された状態にあり、又、左
右のテープ片相互を連結する前記規制糸片の、前記織り
込まれた部分の端部からの突出方向は、左右のテープ片
を対向状態で見たときに逆方向であることを特徴とする
ものである。なお、前記固着された状態にあるとは、ブ
ラインドの通常の使用状態においてスラット荷重が規制
糸片に加わっても、規制糸がテープ片から抜けない(引
き出されない)程度の固着状態を意味する。この場合、
固着状態の安定性を向上させるために、緯糸として織り
込まれた規制糸を、テープ片に接着又は溶着するのがよ
い。
【0015】本発明に係るラダーテープのより好ましい
態様は、規制糸片が、所要間隔を隔てて平行する左右の
テープ片の幅方向中央部相互を連結するように配置され
ており、前記規制糸は、規制糸片の端部からテープ片の
一側縁に向けて緯糸として織り込まれた部分を有すると
共に、隣り合う規制糸片間においては、前記規制糸が、
一方のテープ片の前記一側縁に沿う編み組織を形成する
ために用いられており、他方のテープ片の一側縁におい
ては、前記規制糸が、該側縁に沿う織り組織を形成する
経糸として用いられており、これによって前記規制糸片
がテープ片に固着されていることを特徴とするものであ
る。
態様は、規制糸片が、所要間隔を隔てて平行する左右の
テープ片の幅方向中央部相互を連結するように配置され
ており、前記規制糸は、規制糸片の端部からテープ片の
一側縁に向けて緯糸として織り込まれた部分を有すると
共に、隣り合う規制糸片間においては、前記規制糸が、
一方のテープ片の前記一側縁に沿う編み組織を形成する
ために用いられており、他方のテープ片の一側縁におい
ては、前記規制糸が、該側縁に沿う織り組織を形成する
経糸として用いられており、これによって前記規制糸片
がテープ片に固着されていることを特徴とするものであ
る。
【0016】本発明に係るラダーテープにおいて、規制
糸片を、所要間隔を隔てて平行する左右のテープ片の幅
方向中央部相互を連結するように配置すると共に、前記
規制糸を、隣り合う規制糸片間の全体に亘って、緯糸と
して織り込むこともある。
糸片を、所要間隔を隔てて平行する左右のテープ片の幅
方向中央部相互を連結するように配置すると共に、前記
規制糸を、隣り合う規制糸片間の全体に亘って、緯糸と
して織り込むこともある。
【0017】又前記各ラダーテープにおいて、テープ片
は遮光性を有するものとして構成されることがある。
は遮光性を有するものとして構成されることがある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1〜3において本発明に係るラダ
ーテープ1は、ブラインド2のスラット3を多段に支持
し、各スラット3を同時に傾動させるものであり、所要
間隔を隔てて平行する遮光性を有するテープ片5,5の
例えば幅方向中央部相互を、前記スラット3の夫々を小
間隔をおいて上下から挟み且つ前記スラットの傾動を規
制する規制糸片6,6で連結してなるものである。なお
前記テープ片5,5は、スラット3が傾動した際におい
て、該スラットに設けた昇降コード7(図3)の挿通孔
9を通して光が室内に漏れるのを効果的に防止するため
に、その幅を、例えば2〜3cm程度に設定している。
基づいて説明する。図1〜3において本発明に係るラダ
ーテープ1は、ブラインド2のスラット3を多段に支持
し、各スラット3を同時に傾動させるものであり、所要
間隔を隔てて平行する遮光性を有するテープ片5,5の
例えば幅方向中央部相互を、前記スラット3の夫々を小
間隔をおいて上下から挟み且つ前記スラットの傾動を規
制する規制糸片6,6で連結してなるものである。なお
前記テープ片5,5は、スラット3が傾動した際におい
て、該スラットに設けた昇降コード7(図3)の挿通孔
9を通して光が室内に漏れるのを効果的に防止するため
に、その幅を、例えば2〜3cm程度に設定している。
【0019】前記規制糸片6は、前記テープ片5を製織
する糸とは別個の規制糸10(図5、図7)を用いて形
成されており、一方のテープ片5aと他方のテープ片5
bとの間を往復している。
する糸とは別個の規制糸10(図5、図7)を用いて形
成されており、一方のテープ片5aと他方のテープ片5
bとの間を往復している。
【0020】そして該規制糸6は、例えば図4〜5に線
図で示し、又図2に示すように、規制糸片6の一端部1
1から一方のテープ片5aの一側縁12に向けて緯糸1
3として織り込まれた部分14を有すると共に、該一側
縁12においては、上下隣り合う規制糸片6,6間で、
テープ片5aの側縁に沿う編み組織15の一部となって
いる。又例えば図6〜7に線図で示し、図2に示すよう
に、規制糸片6の他端部16から他方のテープ片5bの
一側縁17に向けて、緯糸13として織り込まれた部分
14を有すると共に、該一側縁17において、上下隣り
合う規制糸片6,6間では、織り組織18を構成する経
糸19となっている。これにより、前記規制糸片6はテ
ープ片5a,5bに固着され、抜け止めされている。
図で示し、又図2に示すように、規制糸片6の一端部1
1から一方のテープ片5aの一側縁12に向けて緯糸1
3として織り込まれた部分14を有すると共に、該一側
縁12においては、上下隣り合う規制糸片6,6間で、
テープ片5aの側縁に沿う編み組織15の一部となって
いる。又例えば図6〜7に線図で示し、図2に示すよう
に、規制糸片6の他端部16から他方のテープ片5bの
一側縁17に向けて、緯糸13として織り込まれた部分
14を有すると共に、該一側縁17において、上下隣り
合う規制糸片6,6間では、織り組織18を構成する経
糸19となっている。これにより、前記規制糸片6はテ
ープ片5a,5bに固着され、抜け止めされている。
【0021】次に、前記両テープ片5a,5bの組織、
該テープ片5a,5bに対する規制糸10の織り込み状
態、並びに該規制糸10がその一部をなす編み組織15
や織り組織18について、より詳しく説明すれば次のよ
うである。
該テープ片5a,5bに対する規制糸10の織り込み状
態、並びに該規制糸10がその一部をなす編み組織15
や織り組織18について、より詳しく説明すれば次のよ
うである。
【0022】両テープ片5a,5bは、共にニードル織
機を用いて製織されており、一方のテープ片5aの一側
縁12においては、図5の左部分に示すように、緯糸U
ターン部20の折り返し端部21に、該テープ片5aの
長さ方向に配置された編糸22が形成する鎖部23が挿
通せしめられ、鎖編25が形成されている。そして、テ
ープ片5aの中間においては、図4の中間部分に示し又
図5に示すように、該緯糸Uターン部20を構成する並
列した緯糸部26,26をひとまとまりの緯糸として、
これが、テープ片5aを形成する経糸27と交錯せしめ
られている。又該テープ片5aの他側縁28において
は、図5の右部分に示すように、前記並列した緯糸部2
6,26の端が、夫々、テープ片の長さ方向で見て逆方
向にU字状に折り返され、前記緯糸Uターン部20に隣
り合う緯糸Uターン部20aに連なっている。
機を用いて製織されており、一方のテープ片5aの一側
縁12においては、図5の左部分に示すように、緯糸U
ターン部20の折り返し端部21に、該テープ片5aの
長さ方向に配置された編糸22が形成する鎖部23が挿
通せしめられ、鎖編25が形成されている。そして、テ
ープ片5aの中間においては、図4の中間部分に示し又
図5に示すように、該緯糸Uターン部20を構成する並
列した緯糸部26,26をひとまとまりの緯糸として、
これが、テープ片5aを形成する経糸27と交錯せしめ
られている。又該テープ片5aの他側縁28において
は、図5の右部分に示すように、前記並列した緯糸部2
6,26の端が、夫々、テープ片の長さ方向で見て逆方
向にU字状に折り返され、前記緯糸Uターン部20に隣
り合う緯糸Uターン部20aに連なっている。
【0023】又他方のテープ片5bの中間においては、
図6の中間部分に示し又図7に示すように、隣り合う緯
糸Uターン部20,20を構成する並列した緯糸部2
6,26をひとまとまりの緯糸として、これが、テープ
片5bを形成する経糸27と交錯せしめられている。そ
して該テープ片5bの他側縁29においては、図7の右
部分に示すように、前記並列する緯糸部26,26の端
部がループ部30を介して連なっており、隣り合うルー
プ部30,30相互が鎖編31を形成している。又、該
テープ片5bの他側縁17においては、図7の左部分に
示すように、前記緯糸Uターン部20の端が、夫々、テ
ープの長さ方向で見て逆方向にU字状に折り返され、前
記緯糸Uターン部20に隣り合う緯糸Uターン部20b
に連なっている。
図6の中間部分に示し又図7に示すように、隣り合う緯
糸Uターン部20,20を構成する並列した緯糸部2
6,26をひとまとまりの緯糸として、これが、テープ
片5bを形成する経糸27と交錯せしめられている。そ
して該テープ片5bの他側縁29においては、図7の右
部分に示すように、前記並列する緯糸部26,26の端
部がループ部30を介して連なっており、隣り合うルー
プ部30,30相互が鎖編31を形成している。又、該
テープ片5bの他側縁17においては、図7の左部分に
示すように、前記緯糸Uターン部20の端が、夫々、テ
ープの長さ方向で見て逆方向にU字状に折り返され、前
記緯糸Uターン部20に隣り合う緯糸Uターン部20b
に連なっている。
【0024】そして前記規制糸10の、前記一方のテー
プ片5aへの織り込みは、図5に示すように、規制糸U
ターン部33を構成する並列した規制糸部35,35
が、前記隣り合う緯糸Uターン部20,20を構成する
並列した緯糸部26,26に並列して、図8に示すよう
に、見かけ上4本の糸36,36,36,36が緯糸と
して、前記経糸27と交錯せしめられている。又、前記
規制糸Uターン部33の折り返し端部37と前記緯糸U
ターン部20の折り返し端部21を、前記編糸22が形
成する前記鎖部23が挿通する状態で、前記鎖編25が
形成されているのである。
プ片5aへの織り込みは、図5に示すように、規制糸U
ターン部33を構成する並列した規制糸部35,35
が、前記隣り合う緯糸Uターン部20,20を構成する
並列した緯糸部26,26に並列して、図8に示すよう
に、見かけ上4本の糸36,36,36,36が緯糸と
して、前記経糸27と交錯せしめられている。又、前記
規制糸Uターン部33の折り返し端部37と前記緯糸U
ターン部20の折り返し端部21を、前記編糸22が形
成する前記鎖部23が挿通する状態で、前記鎖編25が
形成されているのである。
【0025】又、前記規制糸10の、前記他方のテープ
片5bへの織り込みは、図7に示すように、前記規制糸
Uターン部33を構成する並列した規制糸部35,35
が、前記緯糸Uターン部20,20を構成する並列した
緯糸部26,26に並列して、図8に示すように、見か
け上4本の糸36,36,36,36が、緯糸として前
記経糸27と交錯せしめられている。そして、該テープ
片5bの一側縁17においては、前記並列した規制緯糸
部35,35の端が、夫々、テープ片の長さ方向で見て
逆方向に折れ曲がり、経糸39として、前記緯糸部26
と交錯せしめられている。
片5bへの織り込みは、図7に示すように、前記規制糸
Uターン部33を構成する並列した規制糸部35,35
が、前記緯糸Uターン部20,20を構成する並列した
緯糸部26,26に並列して、図8に示すように、見か
け上4本の糸36,36,36,36が、緯糸として前
記経糸27と交錯せしめられている。そして、該テープ
片5bの一側縁17においては、前記並列した規制緯糸
部35,35の端が、夫々、テープ片の長さ方向で見て
逆方向に折れ曲がり、経糸39として、前記緯糸部26
と交錯せしめられている。
【0026】前記構成を有するラダーテープ1におい
て、左右のテープ片5a,5b相互を連結する前記規制
糸片6は、全て、図2、図9〜10に示すように、前記
織り込まれた部分14の、前記テープ片の幅方向で見た
内端において、テープ片の同一側縁に向けて突出してお
り、且つ、前記織り込まれた部分14からの突出方向
は、左右のテープ片5a,5bを対向状態で見たときに
逆方向となるように設定されている。
て、左右のテープ片5a,5b相互を連結する前記規制
糸片6は、全て、図2、図9〜10に示すように、前記
織り込まれた部分14の、前記テープ片の幅方向で見た
内端において、テープ片の同一側縁に向けて突出してお
り、且つ、前記織り込まれた部分14からの突出方向
は、左右のテープ片5a,5bを対向状態で見たときに
逆方向となるように設定されている。
【0027】然して、前記構成のラダーテープ1を用い
て図1に示すブラインド2を構成するに際しては、図9
〜10に示す自由状態から、一方のテープ片5aを他方
のテープ片5bに向けて相対的に横移動させることによ
り、図11に示すような、テープ片5a,5bが規制糸
片6で連結された立体的なラダーテープ1を構成でき
る。そして、小間隔をおいて上下対向する規制糸片6,
6間にスラット3を夫々挿入する(図3)ことにより、
図1に示すブラインド2を構成できる。
て図1に示すブラインド2を構成するに際しては、図9
〜10に示す自由状態から、一方のテープ片5aを他方
のテープ片5bに向けて相対的に横移動させることによ
り、図11に示すような、テープ片5a,5bが規制糸
片6で連結された立体的なラダーテープ1を構成でき
る。そして、小間隔をおいて上下対向する規制糸片6,
6間にスラット3を夫々挿入する(図3)ことにより、
図1に示すブラインド2を構成できる。
【0028】図12は、構成されたブラインド2を稍引
き上げた状態を示す。又図13は、そのブラインド2を
下ろすと共に、操作ロッド41(図1)の回転操作によ
りラダーテープ1を傾動操作して各スラット3を傾か
せ、ブラインド2を閉じた状態を示すものであって、両
ラダーテープ5,5の遮光作用により、昇降コードの前
記挿通孔9を通して光が室内に漏れるのが確実に防止さ
れている。
き上げた状態を示す。又図13は、そのブラインド2を
下ろすと共に、操作ロッド41(図1)の回転操作によ
りラダーテープ1を傾動操作して各スラット3を傾か
せ、ブラインド2を閉じた状態を示すものであって、両
ラダーテープ5,5の遮光作用により、昇降コードの前
記挿通孔9を通して光が室内に漏れるのが確実に防止さ
れている。
【0029】〔その他の実施の形態〕 図14は、本発明に係るラダーテープの他の実施の
形態を説明する線図であり、前記規制糸10は、隣り合
う規制糸片6,6間において、緯糸43として織り込ま
れている。
形態を説明する線図であり、前記規制糸10は、隣り合
う規制糸片6,6間において、緯糸43として織り込ま
れている。
【0030】 一枚のスラットに対応する規制糸片
は、該スラット3を下方から支持する前記下の規制糸片
だけとされることもある。
は、該スラット3を下方から支持する前記下の規制糸片
だけとされることもある。
【0031】 左右のテープ片5a,5b間に架け渡
された状態となる規制糸片6は、前記のように、左右の
テープ片の幅方向中央部相互を連結するように配置され
るのが好ましいが、テープ片の幅方向の任意の部位相互
を連結するように配置されてもよい。
された状態となる規制糸片6は、前記のように、左右の
テープ片の幅方向中央部相互を連結するように配置され
るのが好ましいが、テープ片の幅方向の任意の部位相互
を連結するように配置されてもよい。
【0032】 テープ片の側縁に沿う、規制糸10を
用いての編み組織は、図5に示すように編糸22を用い
るものの他、例えば図7の右部分に示すような、ループ
部相互の鎖編としてもよい。或いは、公知の他の編み組
織とすることもできる。
用いての編み組織は、図5に示すように編糸22を用い
るものの他、例えば図7の右部分に示すような、ループ
部相互の鎖編としてもよい。或いは、公知の他の編み組
織とすることもできる。
【0033】 テープ片に対する規制糸片の固定の安
定性を向上させるために、ラダーテープに樹脂付着(樹
脂塗布処理や樹脂浸漬処理等による)して、緯糸として
織り込まれた規制糸をテープ片に接着することがある。
或いは、テープ片を構成する糸等の熱融着によって、緯
糸として織り込まれた規制糸の固定の安定性を向上させ
ることがある。
定性を向上させるために、ラダーテープに樹脂付着(樹
脂塗布処理や樹脂浸漬処理等による)して、緯糸として
織り込まれた規制糸をテープ片に接着することがある。
或いは、テープ片を構成する糸等の熱融着によって、緯
糸として織り込まれた規制糸の固定の安定性を向上させ
ることがある。
【0034】
【発明の効果】本発明は以下の如き優れた効果を奏す
る。 本発明に係るラダーテープは、所要間隔を隔て
て平行する左右のテープ片間に架け渡された状態となる
規制糸片が、前記テープ片を製織する糸とは別個の規制
糸を用いて形成されており、該規制糸片が、一方のテー
プ片と他方のテープ片との間を往復しており、該テープ
片は、該規制糸が緯糸として織り込まれた部分を有して
いる。このように、規制糸に加わる力の方向Fと規制糸
の織り込み方向とが略直角をなしている(図3、図13
〜14)ことから、規制糸の抜け(引き出し)に対する
抵抗が前記した従来のラダーテープに比して大きく、規
制糸片がテープ片に固着状態にあるのである。
る。 本発明に係るラダーテープは、所要間隔を隔て
て平行する左右のテープ片間に架け渡された状態となる
規制糸片が、前記テープ片を製織する糸とは別個の規制
糸を用いて形成されており、該規制糸片が、一方のテー
プ片と他方のテープ片との間を往復しており、該テープ
片は、該規制糸が緯糸として織り込まれた部分を有して
いる。このように、規制糸に加わる力の方向Fと規制糸
の織り込み方向とが略直角をなしている(図3、図13
〜14)ことから、規制糸の抜け(引き出し)に対する
抵抗が前記した従来のラダーテープに比して大きく、規
制糸片がテープ片に固着状態にあるのである。
【0035】このように、テープ片に対して規制糸片が
固着状態にあることから、従来のラダーテープにおける
ように、規制糸片に、下方向への比較的大きな荷重が加
わったとしても、規制糸片がテープ片から抜ける(引き
出される)恐れがない。従って、テープ片に引きつりが
生じてその部分に開口が生ずる等といった従来における
問題点を解決し得ると共に、従来のように、規制糸片の
長さが大きく変わってスラット間の配設ピッチが不均一
になるという恐れもない。
固着状態にあることから、従来のラダーテープにおける
ように、規制糸片に、下方向への比較的大きな荷重が加
わったとしても、規制糸片がテープ片から抜ける(引き
出される)恐れがない。従って、テープ片に引きつりが
生じてその部分に開口が生ずる等といった従来における
問題点を解決し得ると共に、従来のように、規制糸片の
長さが大きく変わってスラット間の配設ピッチが不均一
になるという恐れもない。
【0036】かかることから本発明によるときは、ブラ
イントを見栄えよく構成できる共に、スラットに設けた
挿通孔やスラット間の間隙を通して室内に光が漏れる恐
れのない確実な暗室を形成することも可能になる。
イントを見栄えよく構成できる共に、スラットに設けた
挿通孔やスラット間の間隙を通して室内に光が漏れる恐
れのない確実な暗室を形成することも可能になる。
【0037】 左右のテープ片相互を連結する規制糸
片の、前記織り込まれた部分の端部からの突出方向が、
左右のテープ片を対向状態で見たときに逆方向となるよ
うに構成したときは、一方のテープを他方のテープに向
けて相対的に横移動させることにより、形状安定性を有
する立体的ラダーテープを構成でき、従って、規制糸片
上へのスラットの載置操作を容易に行うことができる利
点がある。このような利点は、織り込まれた部分の端部
から突出する規制糸片の突出方向を、左右のテープ片を
対向状態で見たときに同方向に設定したラダーテープ
(このラダーテープも本発明の一態様ではある)では得
られない独特のものと言える。
片の、前記織り込まれた部分の端部からの突出方向が、
左右のテープ片を対向状態で見たときに逆方向となるよ
うに構成したときは、一方のテープを他方のテープに向
けて相対的に横移動させることにより、形状安定性を有
する立体的ラダーテープを構成でき、従って、規制糸片
上へのスラットの載置操作を容易に行うことができる利
点がある。このような利点は、織り込まれた部分の端部
から突出する規制糸片の突出方向を、左右のテープ片を
対向状態で見たときに同方向に設定したラダーテープ
(このラダーテープも本発明の一態様ではある)では得
られない独特のものと言える。
【0038】これをより詳しく説明すれば次のようであ
る。今、図15に示すように、織り込まれた部分の端部
から突出する規制糸片6の突出方向を、左右のテープ
5,5を対向状態で見たときに同方向に設定したとする
と、テープ片5,5に対する規制糸片6の弾性反発作用
により、図16に示すように対向状態にしたテープ片
5,5が同図に一点鎖線で示す方向に回転して、テープ
片内面42,42が同一側を向いた平面状態に戻ろうと
し、規制糸片6上へのスラットの載置に手間取る場合が
ある。そのため、図16に示す立体的なラダーテープ1
を形成した後、規制糸片6上にスラット3を載せるに際
し、対向状態としたテープ5,5をその状態に確実に保
持する必要がある。
る。今、図15に示すように、織り込まれた部分の端部
から突出する規制糸片6の突出方向を、左右のテープ
5,5を対向状態で見たときに同方向に設定したとする
と、テープ片5,5に対する規制糸片6の弾性反発作用
により、図16に示すように対向状態にしたテープ片
5,5が同図に一点鎖線で示す方向に回転して、テープ
片内面42,42が同一側を向いた平面状態に戻ろうと
し、規制糸片6上へのスラットの載置に手間取る場合が
ある。そのため、図16に示す立体的なラダーテープ1
を形成した後、規制糸片6上にスラット3を載せるに際
し、対向状態としたテープ5,5をその状態に確実に保
持する必要がある。
【0039】これに対して、前記のように、規制糸片6
の突出方向を左右のテープ片5a,5bに関し逆方向と
したときは、規制糸片6の弾性反発作用によって、例え
ば図11に一点鎖線で示すように、対向状態にしたテー
プ片5a、5bが横にずれたとしても、立体的な梯子状
形態は保持されるために、規制糸片上へのスラットの載
置操作を容易に行い得るのである。
の突出方向を左右のテープ片5a,5bに関し逆方向と
したときは、規制糸片6の弾性反発作用によって、例え
ば図11に一点鎖線で示すように、対向状態にしたテー
プ片5a、5bが横にずれたとしても、立体的な梯子状
形態は保持されるために、規制糸片上へのスラットの載
置操作を容易に行い得るのである。
【0040】 前記規制糸を、規制糸片の端部からテ
ープ片の一側縁に向けて幅方向に緯糸として織り込むと
共に、隣り合う規制糸片間においては、一方のテープ片
の前記一側縁に沿う編み組織を形成せしめ、他方のテー
プ片の一側縁においては、該規制糸が、経糸として該側
縁に沿う織り組織を形成する如く構成することにより、
テープ片への規制糸片の固着が確実なラダーテープを提
供できるだけでなく、規制糸の消費量を極力少なくして
ラダーテープを製造できる経済性がある。
ープ片の一側縁に向けて幅方向に緯糸として織り込むと
共に、隣り合う規制糸片間においては、一方のテープ片
の前記一側縁に沿う編み組織を形成せしめ、他方のテー
プ片の一側縁においては、該規制糸が、経糸として該側
縁に沿う織り組織を形成する如く構成することにより、
テープ片への規制糸片の固着が確実なラダーテープを提
供できるだけでなく、規制糸の消費量を極力少なくして
ラダーテープを製造できる経済性がある。
【0041】 小間隔をおいて規制糸片を上下に配置
したときは、両規制糸片間でスラットを挟んだ状態とな
し得るため、スラットの傾動を上の規制糸片によっても
規制できることとなり、スラットの傾動操作の確実性を
向上させ得る利点がある。
したときは、両規制糸片間でスラットを挟んだ状態とな
し得るため、スラットの傾動を上の規制糸片によっても
規制できることとなり、スラットの傾動操作の確実性を
向上させ得る利点がある。
【0042】 本発明に係るラダーテープは、暗室形
成に利用して好都合であるが、ブラインドをデザイン的
に特徴付けることにも寄与する。例えば、ラダーコード
を用いた図17に示すような従来のブラインドとは異な
り、一定の幅を有するテープ片が、ブラインド面にクラ
シックな外観を付与することともなる。
成に利用して好都合であるが、ブラインドをデザイン的
に特徴付けることにも寄与する。例えば、ラダーコード
を用いた図17に示すような従来のブラインドとは異な
り、一定の幅を有するテープ片が、ブラインド面にクラ
シックな外観を付与することともなる。
【図1】本発明のラダーテープを用いて構成したブライ
ンドを示す斜視図である。
ンドを示す斜視図である。
【図2】本発明のラダーテープを説明する斜視図であ
る。
る。
【図3】その使用状態を説明する斜視図である。
【図4】一方のテープ片の組織を説明する斜視図であ
る。
る。
【図5】その両側部分の拡大斜視図である。
【図6】他方のテープ片の組織を説明する斜視図であ
る。
る。
【図7】その両側部分の拡大斜視図である。
【図8】規制糸が織り込まれた部分における緯糸と経糸
の交錯状態を示す組織図である。
の交錯状態を示す組織図である。
【図9】本発明のラダーテープを自由状態で見た断面図
である。
である。
【図10】本発明のラダーテープを自由状態で見た平面
図である。
図である。
【図11】本発明のラダーテープの使用時の状態を説明
する断面図である。
する断面図である。
【図12】本発明のラダーテープを用いて構成したブラ
インドの閉じた状態を説明する部分正面図である。
インドの閉じた状態を説明する部分正面図である。
【図13】その部分断面図である。
【図14】隣り合う規制糸片間において、規制糸を緯糸
として織り込んでなるラダーテープを説明する説明図で
ある。
として織り込んでなるラダーテープを説明する説明図で
ある。
【図15】本発明のラダーテープの他の態様を自由状態
で示す断面図である。
で示す断面図である。
【図16】そのラダーテープの使用時における状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図17】従来のラダーコードを用いたブラインドを説
明する部分斜視図である。
明する部分斜視図である。
【図18】従来のラダーテープを用いて構成したブライ
ンドの部分構成を説明する斜視図である。
ンドの部分構成を説明する斜視図である。
【図19】そのブラインドの閉じた状態を示す部分断面
図である。
図である。
【図20】従来のラダーテープにおける規制糸片の形成
を説明する断面図である。
を説明する断面図である。
【図21】従来のラダーテープの問題点を説明する部分
斜視図である。
斜視図である。
1 ラダーテープ 2 ブラインド 3 スラット 5 テープ片 6 規制糸片 10 規制糸 15 編み組織 18 織り組織
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 9/382 E06B 9/24
Claims (5)
- 【請求項1】 スラットを下方から支持する規制糸片
が、所要間隔を隔てて平行する左右のテープ片間に架け
渡された状態で該テープ片の長さ方向に所要間隔をおい
て多段に形成されたブラインド用のラダーテープであっ
て、 前記規制糸片は、前記テープ片を製織する糸とは別個の
規制糸を用いて形成され、該規制糸が、一方のテープ片
と他方のテープ片との間を往復しており、各テープ片
は、該規制糸が緯糸として織り込まれた部分を有し、前
記規制糸片がテープ片に固着された状態にあり、又、左
右のテープ片相互を連結する前記規制糸片の、前記織り
込まれた部分の端部からの突出方向は、左右のテープ片
を対向状態で見たときに逆方向であることを特徴とする
ブラインド用のラダーテープ。 - 【請求項2】 緯糸として織り込まれた規制糸をテープ
片に接着又は溶着したことを特徴とする請求項1記載の
ブラインド用のラダーテープ。 - 【請求項3】 規制糸片は、所要間隔を隔てて平行する
左右のテープ片の幅方向中央部相互を連結するように配
置されており、前記規制糸は、規制糸片の端部からテー
プ片の一側縁に向けて緯糸として織り込まれた部分を有
すると共に、隣り合う規制糸片間においては、前記規制
糸が、一方のテープ片の前記一側縁に沿う編み組織を形
成するために用いられており、他方のテープ片の一側縁
においては、前記規制糸が、該側縁に沿う織り組織を形
成する経糸として用いられており、これによって前記規
制糸片がテープ片に固着されていることを特徴とする請
求項1記載のブラインド用のラダーテープ。 - 【請求項4】 規制糸片は、所要間隔を隔てて平行する
左右のテープ片の巾方向中央部相互を連結するように配
置されており、前記規制糸は、隣り合う規制糸片間の全
体に亘って、緯糸として織り込まれていることを特徴と
する請求項1又は2記載のブラインド用のラダーテー
プ。 - 【請求項5】 テープ片が遮光性を有することを特徴と
する請求項1〜4のいずれかに記載のブラインド用のラ
ダーテープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09352473A JP3110366B2 (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | ブラインド用のラダーテープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09352473A JP3110366B2 (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | ブラインド用のラダーテープ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11173039A JPH11173039A (ja) | 1999-06-29 |
JP3110366B2 true JP3110366B2 (ja) | 2000-11-20 |
Family
ID=18424315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09352473A Expired - Fee Related JP3110366B2 (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | ブラインド用のラダーテープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3110366B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103306043B (zh) * | 2012-03-14 | 2015-12-09 | 项建荣 | 一种百页窗帘梯带编织工艺 |
CN105986362A (zh) * | 2015-02-16 | 2016-10-05 | 亿丰综合工业股份有限公司 | 梯带及其编织方法 |
JP7032075B2 (ja) * | 2017-07-31 | 2022-03-08 | 立川ブラインド工業株式会社 | 日射遮蔽装置 |
-
1997
- 1997-12-05 JP JP09352473A patent/JP3110366B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11173039A (ja) | 1999-06-29 |
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---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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