JP3110256B2 - 燃料噴射ノズル用炭化珪素セラミック・スリーブの製造方法 - Google Patents

燃料噴射ノズル用炭化珪素セラミック・スリーブの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCOM、CWM焚きボイ
ラの燃料噴射ノズルの耐摩耗ライニングとして使用する
炭化珪素(SiC)セラミックス製スリーブ及びその前
駆体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】COM、CWM焚きボイラに使用される
燃料噴射ノズルとしては、通常燃料と蒸気等との2流体
混合型が用いられている。これらのノズルではCOM、
CWMのような燃料の母材に対する摩耗性が極めて高い
ために、蒸気等の噴霧媒体との合流部等で耐摩耗材によ
るライニングを行い長寿命化を図っている。そして、こ
れらのノズルはバーナ当たり数十箇となり、またバーナ
はボイラの大容量化にともなって十数台となることから
相当数の耐摩耗ライニング材が必要となる。このような
ノズルの耐摩耗ライニング材としては、WC、Si3
4 、SiC等の素材が検討されてきたが、これまでの研
究により、高い硬度を有するSiCセラミックスが最適
であることが判明している。特に粒界層をもたないボロ
ン・カーボンを焼結助剤としたいわゆる固相焼結タイプ
のSiCセラミックスが好ましいとされている。
【0003】しかしながら、一般に市販されている上記
のSiCセラミックスには依然として内部に10μm程
度の比較的大きな気孔を多数有しており、これらの気孔
がSiCセラミックス本来の優れた耐摩耗性を低下させ
ている。そこで、これらの気孔を低減させるために様々
な努力が行われてきている。たとえば、湿式混合した原
料粉体を一旦噴霧造粒してから加圧成形する際に、造粒
粉の間に粗大な気孔が残り、これが焼成後も気孔として
残る。そこで、造粒粉末を成形する際に非常な高圧を加
え、このような気孔を予め除去しておく高圧成形法が焼
成後の気孔を低減するのに有効である。しかし、このよ
うな方法は従来テストピースかまたは極めて単純な形状
のものの小量生産に限定されていた。
【0004】なぜならば、これまでの経験から成形体中
の上記のような気孔を十分に低減するためには3000
kg/cm2 以上の高圧が必要であるが、このような高
圧に耐える金型は小型・単純形状に限定されるからであ
る。また、金型を使用せずに冷間静水圧成形プレス(以
下、CIPと呼ぶ)によりゴム型等を使用して成形する
方法があるが、複雑形状になると金型を一部に使用する
ために加圧力は低圧に限定される。そして、3000k
g/cm2 以上の高圧を達成できる冷間静水圧成形プレ
スは通常小型機であり量産には適さず、一方大型機では
非常に高価な設備となる。
【0005】そこで、前述の燃料噴射ノズルのライニン
グとして使用するSiCセラミック・スリーブは従来は
生産効率の悪い小型の冷間静水圧成形プレスを使用して
中実円筒形状に高圧成形したものから内部を削り出す等
の工夫が必要であり、極めて高価なものとならざるを得
なかった。また、SiCセラミックスでは通常の焼結工
程の後に、熱間静水圧プレス(以下、HIPと呼ぶ)処
理により焼成体中に残っている気孔をさらに低減できる
ことが知られているが、顕著な効果を得るためには予め
上記のような方法で焼成体中の気孔率をできるだけ低減
しておく必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、これま
での燃料噴射ノズルのライニング用のSiCセラミック
・スリーブとしては、依然として10μm程度の比較的
大きな気孔を多数有したものを使用するか、または、上
記のような方法で気孔を低減したものの、極めて高価な
ものとならざるを得なかった。そこで気孔を低減したS
iCセラミック・スリーブの製造方法として、さらに量
産性に優れ、かつ安価な方法が求められるところであっ
た。本発明は上述した技術水準に鑑み、上述したような
従来技術の有する問題点を解決し得る燃料噴射ノズル用
SiCセラミック・スリーブの製造方法を提供しようと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は (1)SiC粉末に1.0〜3.0重量%の炭素及び
0.3〜0.5重量%の硼素を混合した混合粉末を、円
筒状ゴム型の中心に芯金を設置し上下部を蓋により密封
しうるようにした容器内に密封し、1,000〜2,0
00kg/cm2 の圧力でスリーブ状に成形した後、該
成形物の外表面の全てに接する面をもつ形状のゴムある
いはビニール類製の容器内に挿入、密閉した上、3,0
00kg/cm2 以上の圧力の下で冷間静水圧成形する
ことを特徴とする燃料噴射ノズル用SiCセラミック・
スリーブ前駆体の製造方法。 (2)上記(1)記載の方法で得られた燃料噴射ノズル
用SiCセラミック・スリーブ前駆体を不活性雰囲気下
で1,900〜2,300℃で予備焼成した後、更に不
活性雰囲気下で1,900kg/cm2 以上の圧力の
下、1,950〜2,300℃の温度で2時間もしくは
それ以上の熱間静水圧処理を行なうことを特徴とする燃
料噴射ノズル用SiCセラミック・スリーブの製造方
法。である。
【0008】
【作用】一般的に言って、固相焼結タイプのセラミック
・スリーブの製造方法としては、硼素と炭素を焼結助剤
とする常圧焼結法が量産性に優れているが、本発明の製
造方法を採ることによる作用について以下に説明する。
先ず、炭化珪素SiC粉末に焼結助剤として混合する硼
素や炭素の混合率について述べると、炭素についてはカ
ーボンブラックやタールピッチの形で添加し、湿式混合
する方法が一般的に行われているが、溶剤に可溶な有機
樹脂を添加して加熱分解させる方法が炭素の分散性に勝
っており良好な結果が得られる。そして、このような有
機樹脂としては安定して高い炭素収率が得られるフェノ
ール樹脂が最適である。しかしながらフェノール樹脂は
熱硬化性であり、これを添加して湿式混合したスラリを
噴霧乾燥して得られた造粒粉は乾燥用の熱風により硬化
して硬くなっているために、通常の加圧力では成形中に
造粒粉が十分に潰れずに粒間に粗大な気孔が残る。フェ
ノール樹脂の添加量を減らせば造粒粉の潰れ性は向上す
るが、炭化して残留する炭素量がSiC粉末に対して
1.0重量%未満になると、常圧焼結法では十分に緻密
化しない。又残留する炭素量がSiC粉末に対して3.
0重量%を越えるまでフェノール樹脂の添加量を増す
と、造粒粉が潰れにくくなるばかりでなく焼結中に粗大
粒が発生しやすくなる。従って、加熱分解によって1.
0〜3.0重量%の炭素量となる相当量のフェノール樹
脂の添加とする必要がある。又、硼素については0.3
重量%未満の場合、常圧焼結法では十分に緻密化せず、
0.5重量%より多いと耐酸性が低下するので、結局、
0.3〜0.5重量%の添加量が適当となる。
【0009】このような混合率となるようにフェノール
樹脂と硼素を添加した造粒粉体を使用して、前述のよう
に、これまで適用が限定されていた高圧成形法により、
燃料噴霧ノズル用SiCセラミック・スリーブを安価
で、かつ量産可能な方法について検討した結果、最初、
比較的低圧において所定のスリーブ形状とした成形体
を、再度高圧で加圧する二段加圧成形法が極めて合目的
な方法であるとの知見を得た。
【0010】次に、この二段加圧成形法について説明す
る。スリーブ形状の成形体を得るためには、ゴム円筒と
スリーブの中空部を形成するための芯金からなる型に造
粒粉体を投入してシールし、CIPにより成形する方法
が一般的である。しかし、前述のように通常の芯金では
変形を防ぐために加圧力を2,000kg/cm2 以下
に限定する必要があった。又、強度の高い高価な芯金を
使用して、より高圧で成形することも検討されたが、
3,000kg/cm2 以上の加圧が可能なCIPは小
型であり、ゴム円筒とスリーブの中空部を形成するため
の芯金からなる型では一回に処理できる個数が限られる
ことにより、処理回数を大幅に増やす必要があり不具合
である。そこで、一旦加圧力2,000kg/cm2
下の比較的大型のCIPにより所定のスリーブ形状に成
形したものを、小型の高圧CIPにより再加圧する方法
を検討した。これがテストピースのような中実の単純形
状であればビニール類の袋やゴム袋に入れて減圧密封
し、再加圧することは容易である。しかし、このような
方法は中空部を有するスリーブ形状では所定の形状を保
つことができず、といってこの中空部分に再び芯金を挿
入してビニール類の袋やゴム袋で包み加圧する方法も、
芯金によって袋が破れ易く安定した歩留りが得られぬと
いう問題点がある。
【0011】CIPの特徴は加圧媒体の水を介して等方
的な圧力を加え得る点にある。そこで更に検討を進めた
結果、加圧媒体の水をスリーブの内側に導入しスリーブ
内面より同時に加圧することで、スリーブ形状を保ちつ
つ内外より均一加圧できることに思い至った。
【0012】そこで、図2に示すようなゴムもしくはビ
ニール類で作られた型、すなわち、該成形物の表面の全
てに接する面をもつ形状の容器を製作し、これに一旦加
圧力2,000kg/cm2 以下の比較的大型のCIP
により所定のスリーブ形状に成形したものを、小型の高
圧CIPにより3,000〜10,000kg/cm2
(設備能力があれば更に高い圧力)で再加圧したとこ
ろ、安定した高い歩留りで成形体を回収できることが判
明した。そして、このゴムもしくはビニール類で作られ
た型は前述のゴム円筒とスリーブの中空部を形成するた
めの芯金からなる型に比較してコンパクトになるので一
回当たり多数処理可能であり、金型を全く使用していな
いので事実上加圧力に制限はない。この方法によれば、
得られる成形体は前述のように成形後に内部を削り出す
等の工程も不要で安価となり、小型のCIP装置でも量
産が可能である。又、CIP装置の能力次第で如何なる
圧力であっても再加圧が可能である。
【0013】上記のように、3,000〜10,000
kg/cm2 の高圧で再加圧されたスリーブ形状の前駆
体は造粒粉体中の気孔の数と大きさが十分に減縮された
ものとなっているが、これを焼成し、仕上げる次のステ
ップのセラミック・スリーブの製造方法について説明す
る。すなわち、第1ステップで得られた前駆体加工の最
初の加工は予備焼成であるが、不活性雰囲気下、好まし
くはアルゴンガス雰囲気下で1,900〜2,300
℃、好ましくは2,050〜2,150℃で0.5時間
程度予備焼成すると密度が3.10g/cc以上、気孔
率5%以下で平均気孔径2.0μm以下の微細な気孔か
らなる焼成体が得られる。
【0014】次に、この予備焼成体を1,900〜2,
000kg/cm2 (設備能力があれば更に高い圧力)
の圧力の下で1,950〜2,300℃の温度にて2時
間以上の熱間静水圧処理(HIP処理)を行なうと密度
が3.15g/cc以上、気孔率5%以下で平均気孔径
1.0μm以下の極めて微細な気孔からなる緻密で耐摩
耗性に優れたSiCセラミック・スリーブを得ることが
できる。
【0015】
【実施例】本発明の実施例について、以下図面に基づい
て具体的に説明する。 (1)図1は一定条件下での、請求項1での再加圧力と
前駆体密度、更に請求項2の予備焼成時の焼成体密度の
関係を示したものである。この確認テストは、市販のS
iC粉末(セントラル硝子、Fグレード)に、加熱分解
後の炭素量換算で1.6重量%相当のフェノール樹脂を
添加し、更にこれに硼素0.4重量%を加えて湿式混合
した後、噴霧造粒した粉体を金型プレスにより面圧50
0kg/cm2 で20×20×6tのタイル状に予備成
形したものをCIPにより再度加圧して前駆体とし、更
に請求項2の予備焼成を不活性雰囲気としてのアルゴン
ガス雰囲気の中で2,100℃で焼成した場合について
計測したものである。このテスト結果ではCIPによる
再加圧力が増すにつれて前駆体密度、焼成体密度共に増
加向上し、焼成体密度を3.10g/cc以上、気孔率
5%とするためには3,000kg/cm2 以上のCI
Pによる再加圧が必要であることが判った。
【0016】(2)(1)のモデルがタイル状のもので
あったのに対してスリーブ形状としたものについて、請
求項1でいう成形用の型を用い、請求項1の一定条件の
二段階加圧を行ない、更に請求項2の予備焼成を4例に
ついて実施し、焼成体密度をそれぞれについて測定した
結果を下記表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】本テストは(1)と同様にSiC粉末(セ
ントラル硝子、Fグレード)に、加熱分解後の炭素量換
算で1.6重量%相当のフェノール樹脂を添加し、更に
これに硼素0.4重量%を加えて湿式混合した後、噴霧
造粒した粉体を図3のゴム型及び芯金に充填し大型CI
P(最大加圧力2,000kg/cm2 )により1,8
00kg/cm2 の圧力下でスリーブ形状に成形したも
のを図2の両端開放のシリンダ状の成形体の全表面を包
むゴム型に挿入し、小型の高圧CIP(最大加圧力6,
000kg/cm2 )にて3,000kg/cm2 で再
加圧したものを、請求項2の不活性雰囲気としてのアル
ゴンガス雰囲気中上表の各温度で焼成したものである。
この4例の内2,100℃で予備焼成した焼成体の表面
をラップ研摩して顕微鏡観察したものが図4であり、大
部分が2.0μm以下の微細な気孔からなっていること
が認められる。又、この焼成体密度をアルキメデス法に
より求めたところ3.10g/cc、気孔率約4%であ
った。
【0019】(3)又、上記(2)の予備焼成を行った
モデル焼成体について、更に請求項2のHIP処理を行
ってからテストピースを切り出して密度計測と、JIS
R1601準拠の3点曲げ強度試験を実施した。その
結果は下記表2に示すとおりである。
【0020】
【表2】 上表のモデルNo.2の本焼成体の表面をラップ研摩し
て顕微鏡観察したものが図5であり、大部分が1.0μ
m以下の微細気孔からなっていることが判る。密度は
3.16g/cc、気孔率は約3%であった。
【0021】(4)本発明に対する比較例として、請求
項1での2段目の加圧を行わないで、請求項2の予備焼
成を実施した場合を図6に示す。すなわち、この確認テ
ストは、市販のSiC粉末(セントラル硝子、Fグレー
ド)に加熱分解後の炭素量換算で1.6重量%相当のフ
ェノール樹脂を添加し、更にこれに硼素0.4重量%を
加えて湿式混合した後、噴霧造粒した粉体を図3のゴム
型及び芯金に充填し大型CIP(最大加圧力2,000
kg/cm2 )により1,800kg/cm2 の圧力
下、スリーブ形状に成型するまでは、前記(2)と全く
同一であるが、再加圧なしに、請求項2の予備焼成をア
ルゴンガス雰囲気中2,100℃にて焼成したものであ
る。そして、焼成体の密度をアルキメデス法により求め
たところ3.10g/cc気孔率約4%であった。更に
この表面をラップ研摩して顕微鏡観察したものが図6で
あり、造粒粉が充分に潰れていないことによって10μ
m程度の粗大な気孔が多数残留しているのが認められ
る。
【0022】又、この予備焼成体を、2,000kg/
cm2 、2,000℃で2時間HIP処理したものを、
アルキメデス法により密度を測定したところ、密度は
3.11g/cc、気孔率は約4%であった。この表面
をラップ研摩して顕微鏡観察したものが図7で、(3)
の図5と比較して比較的大きな気孔が残っており、HI
P処理の効果が充分に表われていないことが判る。
【0023】
【発明の効果】本発明により、緻密な燃料噴射ノズル用
SiCセラミック・スリーブ及びその前駆体の量産性に
優れた製造方法を提供することができるようになり、C
OM,CWMなどの燃料噴射ノズルの長寿命化が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る成形時の再加圧力と成形
体密度、焼成体密度の関係図表。
【図2】本発明の実施例に係る再加圧用ゴム型断面図。
【図3】従来より用いられているスリーブ成形用ゴム型
及び芯金断面図。
【図4】本発明の実施例における3,000kg/cm
2 再加圧し、予備焼成した段階の焼成体断面のセラミッ
ク組織を示す顕微鏡写真。
【図5】本発明の実施例における再加圧し、予備焼成し
たものを更に2,000℃、2,000kg/cm2
HIP処理したもののセラミック組織を示す顕微鏡写
真。
【図6】比較例としての1,800kg/cm2 1段加
圧のみで、後2,100℃で予備焼成した場合のセラミ
ック組織の顕微鏡写真。
【図7】上記比較例の予備焼成したものを更に2,00
0℃、2,000kg/cm2でHIP処理したものの
セラミック組織の顕微鏡写真。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23D 11/38 B23B 7/06 B28B 3/00 102 C04B 35/565

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SiC粉末に1.0〜3.0重量%の炭
    素及び0.3〜0.5重量%の硼素を混合した混合粉末
    を、円筒状ゴム型の中心に芯金を設置し上下部を蓋によ
    り密封しうるようにした容器内に密封し、1,000〜
    2,000kg/cm2 の圧力でスリーブ状に成形した
    後、該成形物の外表面の全てに接する面をもつ形状のゴ
    ムあるいはビニール類製の容器内に挿入、密閉した上、
    3,000kg/cm2 以上の圧力の下で冷間静水圧成
    形することを特徴とする燃料噴射ノズル用SiCセラミ
    ック・スリーブ前駆体の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法で得られた燃料噴射
    ノズル用SiCセラミック・スリーブ前駆体を不活性雰
    囲気下で1,900〜2,300℃で予備焼成した後、
    更に不活性雰囲気下で1,900kg/cm2 以上の圧
    力の下、1,950〜2,300℃の温度で2時間もし
    くはそれ以上の熱間静水圧処理を行なうことを特徴とす
    る燃料噴射ノズル用SiCセラミック・スリーブの製造
    方法。
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