JP3110007B2 - レンジ用炊飯器 - Google Patents

レンジ用炊飯器

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JP3110007B2
JP3110007B2 JP09257687A JP25768797A JP3110007B2 JP 3110007 B2 JP3110007 B2 JP 3110007B2 JP 09257687 A JP09257687 A JP 09257687A JP 25768797 A JP25768797 A JP 25768797A JP 3110007 B2 JP3110007 B2 JP 3110007B2
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rice cooker
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lid
rice
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肇之 山路
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肇之 山路
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジやガス
レンジなどのレンジで飯を炊く際に使用するレンジ用炊
飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】電子レンジで飯を炊く炊飯器は公知であ
る。このような電子レンジ用炊飯器は、少量(約0.5
合〜2合程度)の米を炊く場合に適するが、全体の容積
が小さいため煮こぼれしやすく、炊飯の度に煮汁でレン
ジ内が汚れる欠点があった。そのような煮こぼれを防止
するため、例えば図3に示したように、中蓋100をカ
ップ形状にして中央に通気孔101を形成し、その通気
孔101にバルブ機能を有する通気管102を昇降自在
に装着するようにした電子レンジ用炊飯器がある(実公
平4−23451号)。この電子レンジ用炊飯器は、次
のような作用で煮こぼれを防止する。 a.炊飯時の圧力で通気管102が上昇し、バルブ機能
で通気孔101を塞ぐ。 b.炊飯過程で煮汁が発生すると、その煮汁が通気管1
02を通って中蓋100の上面に流出して溜まる。 c.加熱終了後に容器103内の圧力が下がると通気管
102が自重で下降し、通気孔101を開く。 d.中蓋100の上面に溜まっていた煮汁が通気孔10
1を通って容器103内に戻る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電子レンジ
用炊飯器は、煮こぼれ防止構造が複雑であるため、第一
に使用後における通気管102と通気孔101の洗浄に
手間が掛かり且つ汚れが残りやすくて不衛生であり、第
二にコストが高くつき、第三に洗浄中に誤って通気管1
02を変形させたような場合にバルブ機能が損なわれて
故障するおそれがある、などの問題点があった。
【0004】本発明は上記に鑑みなされたもので、その
目的は、炊飯時の煮こぼれが殆ど無く、使用後の洗浄が
容易でしかも低コストであり、さらに故障のおそれがな
いレンジ用炊飯器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、図示したように、上面に開口部5を有しそ
の開口部5より下の位置に蓋止め用の内向き鍔6を突設
した炊飯容器2と、蒸気を通す通気孔9を有し前記炊飯
容器2の内向き鍔6に周縁8を載せて開口部5を塞ぐ中
蓋3と、前記中蓋3の上に設置する外蓋4とからなり、
前記中蓋3を、周縁8より上面中央部が高い中高形状に
するとともに通気孔9を周縁8より高所に配し、もっ
て、中蓋3上に吹き上がる煮汁を通気孔9周りに滞留さ
せることなく周縁8側に流下させ、さらに中蓋3の周縁
8部分から炊飯容器2内に戻すようにしたレンジ用炊飯
器1を提供する。
【0006】炊飯時に発生する蒸気は中蓋3の通気孔9
を通って外部に抜ける。このとき煮汁も一緒に通気孔9
から吹き上がるが、中蓋3が中高形状であるため、煮汁
が通気孔9周りに滞留することなく低所の周縁8部分に
流下する。そして、中蓋3の周縁8部分に溜まった煮汁
は、炊飯容器2の内向き鍔6と中蓋3の隙間を通って炊
飯容器2内に戻る。従って、煮こぼれが殆ど生じない。
【0007】また、請求項2のように、前記中蓋の裏側
に前記中高部分に対応させて窪み部を設けるとよい。そ
うすることにより、炊飯容器内の容積を広くすることが
できるとともに通気孔の貫通距離が短くなって洗浄が容
易になる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。なお、図1は半断面にしたレン
ジ用炊飯器の正面図、図2はレンジ用炊飯器の分解斜視
図である。
【0009】本発明のレンジ用炊飯器1は、陶磁器製の
炊飯容器2、中蓋3及び外蓋4の三部材で構成される。
炊飯容器2は、上面に開口部5を有するカップ形状であ
り、その開口部5より下の位置に蓋止め用の内向き鍔6
を突設してなる。また、炊飯容器2の外周上部にはリン
グ状にした把手7が一体に設けてあり、その把手7に杓
文字やスプーンを係止させることができる。
【0010】前記中蓋3は、炊飯容器2の開口部5より
若干小径な円盤形状であり、周縁8部分が平らで上面中
央部がドーム形に膨らむ中高形状になっている。また、
中蓋3には、周縁8より高所の中高部分に通気孔9が四
個穿設され、さらに中央に摘み片10が突設されてい
る。なお、中蓋3の裏側には中高部分に対応させて窪み
部11が形成してある。この窪み部11を形成すること
により、炊飯容器2内の容積を広くすることができると
ともに通気孔9の貫通距離が短くなって洗浄が容易にな
る。
【0011】前記外蓋4は逆さ碗状の形態であって頂部
の中心に摘み片12を突設してなり、さらに通気用の貫
通孔13が四個穿設されている。外蓋4は底の外径が前
記中蓋3の外径とほぼ一致する寸法に設定されており、
中蓋3上に被せた状態でその中蓋3の周縁8上に外蓋4
の底が載る。
【0012】次にレンジ用炊飯器1の使用方法について
説明する。先ず、炊飯容器2の中に洗浄した米と水を所
定量入れ、炊飯容器2の内向き鍔6に中蓋3の周縁8を
載せる。この状態で炊飯容器2の開口部5が中蓋3で塞
がれる。次に、中蓋3の上に外蓋4を被せ、中蓋3の周
縁8を外蓋4の底で押さえる。そして、レンジ用炊飯器
1を電子レンジやガスレンジなどに入れ所定時間加熱す
る。
【0013】そうすると、炊飯容器2中で水が沸騰し、
蒸気が発生して炊飯容器2内の圧力が上昇する。発生し
た蒸気は、中蓋3の通気孔9を通って外蓋4で囲われた
空間に入り、一部が水に戻って中蓋3上に落下するとと
もに残りが外蓋4の貫通孔13を通って外部に抜ける。
一方、煮汁は、蒸気と一緒に中蓋3の通気孔9を通って
中蓋3の上面に吹き出るが、通気孔9が中高部分にある
ため滞留することなく直ぐに低所の周縁8部分に流下す
る。従って、通気孔9から蒸気が連続して吹き出して
も、通気孔9の周りに煮汁がないため、いわゆる煮こぼ
れ現象が殆ど生じない。なお、中蓋3は外蓋4の重みで
押さえられているため、炊飯容器2内の圧力が高まって
も殆ど浮き上がらない。
【0014】しかして、中蓋3の周縁8部分に流れた煮
汁は、前記蒸気から戻った水と一緒に中蓋3の周囲に一
時的に溜まるが、中蓋3と内向き鍔6の隙間を通って炊
飯容器2内に自然に戻る。そして、加熱終了後、所定の
蒸らし時間をおけば炊飯が完了する。
【0015】以上本発明を実施の形態について説明した
が、もちろん本発明は上記実施形態に限定されるもので
はない。例えば、実施形態の炊飯容器2には把手7を二
個突設したが、把手7を一個にしてマグカップや片手鍋
のような形態にしてもよい。また、炊飯容器2から把手
7を取り去って「どんぶり」や「飯茶碗」のような形態
にしてもよい。そうすることによりレンジから取り出し
た炊飯容器2から直接食べても違和感がない。
【0016】また、炊飯容器2の内面に米用の目盛り1
4と水用の目盛り15を形成するようにしてもよい。こ
うすることにより米用の計量カップが不要になり、従来
にない手軽さで飯を炊くことができる。すなわち、現
在、米の販売形態が多様化し、洗米不要の米がペットボ
トルなどの包装用容器に詰めて販売されているから、こ
のような米を包装用容器から直接炊飯容器2に目盛り1
4の高さまで注ぎ入れ、次ぎに目盛り15に合わせて水
を入れてから中蓋3と外蓋4を被せ、そのままレンジに
入れて所定時間加熱すればよい。後は自動的に炊き上が
るため、一食分の飯が、あたかもカップ麺のカップに具
を入れて湯を注ぐのと同じ様なインスタント感覚で気軽
に炊ける。
【0017】
【発明の効果】本発明のレンジ用炊飯器は、中蓋を中高
形状にして周縁より高所に通気孔を形成し、通気孔から
吹き出る煮汁が周縁に流下して炊飯容器内に戻るように
したため、炊飯容器の外に殆ど煮こぼれが生じない。ま
た、煮こぼれ防止構造がシンプルであるため、第一に中
蓋、外蓋の洗浄が単純形状の食器を洗う感覚で素早く行
え且つ汚れも残りにくいから衛生的であり、第二にコス
トが安く、第三に故障する要素がなく取扱い易い、など
の優れた効果を発揮する。
【0018】また、請求項2のように、前記中蓋の裏側
に前記中高部分に対応させて窪み部を設けるようにすれ
ば、炊飯容器内の容積を広くすることができるとともに
通気孔の貫通距離が短くなって洗浄が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 半断面にしたレンジ用炊飯器の正面図であ
る。
【図2】 レンジ用炊飯器の分解斜視図である。
【図3】 従来技術を示す電子レンジ用炊飯器の一部断
面正面図である。
【符号の説明】
1 …レンジ用炊飯器 2 …炊飯容器 3 …中蓋 4 …外蓋 5 …開口部 6 …内向き鍔 8 …周縁 9 …通気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 107 F24C 7/02 551

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に開口部を有しその開口部より下の
    位置に蓋止め用の内向き鍔を突設した炊飯容器と、 蒸気を通す通気孔を有し前記炊飯容器の内向き鍔に周縁
    を載せて開口部を塞ぐ中蓋と、 前記中蓋の上に設置する外蓋と、からなり、 前記中蓋を、周縁より上面中央部が高い中高形状にする
    とともに通気孔を周縁より高所に配し、 もって、中蓋上に吹き上がる煮汁を通気孔周りに滞留さ
    せることなく周縁側に流下させ、さらに中蓋の周縁部分
    から炊飯容器内に戻すようにしたことを特徴とするレン
    ジ用炊飯器。
  2. 【請求項2】 前記中蓋の裏側に前記中高部分に対応さ
    せて窪み部を設けたことを特徴とする請求項1記載のレ
    ンジ用炊飯器。
  3. 【請求項3】 前記外蓋は、逆さ碗状の形態にすると共
    に高所に通気用の貫通孔を設けてなることを特徴とする
    請求項1又は2記載のレンジ用炊飯器
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