JP3109791B2 - 梱包機 - Google Patents

梱包機

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JP3109791B2
JP3109791B2 JP06165260A JP16526094A JP3109791B2 JP 3109791 B2 JP3109791 B2 JP 3109791B2 JP 06165260 A JP06165260 A JP 06165260A JP 16526094 A JP16526094 A JP 16526094A JP 3109791 B2 JP3109791 B2 JP 3109791B2
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和成 大由里
勤也 袴塚
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被梱包物にポリプロピ
レン等の熱可塑性樹脂からなるテープ状のバンドを巻き
付けるとともにその重合部を溶着接合して結束する作業
を自動的に行うバンド処理機構を備えた梱包機に係り、
特に、バンドコイルが装填されたリールユニットから送
出されたバンドをプールチャンバー内に一時貯えて前記
バンド処理機構に誘導するようにした梱包機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバンド式の梱包機は、例えば特開
平1−213107号公報等にも見られる如くに、被梱
包物が載置される作業テーブルを有する箱型の本体ハウ
ジング上にバンド案内用のアーチ部が設けられるととも
に、前記作業テーブルの下側に、バンドの送り出し、引
き締め、接合、切断等を行う結束機構が配されている。
【0003】このような梱包機にあっては、リールユニ
ット自体は本体ハウジング内に固定されており、バンド
切れに際してはバンドコイルのみを出し入れして交換す
るようになされている。このように新たに装填されたバ
ンドコイルから取り出されたバンド先端部は、リール等
を介して前記本体ハウジングの側壁下端部にセットさ
れ、前記本体ハウジングの外側壁部に上下方向に伸びて
配置されたバンドガイドにより前記結束機構に誘導する
ようにして、バンドコイルの交換に伴うバンドの装填操
作を容易に行えるようにしている。さらに、前記本体ハ
ウジングの側壁には、幅厚の小さい箱型ポケットからな
るプールチャンバーが設けられ、該プールチャンバー内
に前記バンドガイドを進退自在に取付けるとともに、バ
ンドフィードを行う前に該バンドガイドを前記プールチ
ャンバーから退出させて前記結束機構に送給されるバン
ドを一時貯留させるようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の如き従来の梱包
機においては、バンドガイド移動専用に設けられたロー
タリーソレノイド等のローターリー式の駆動アクチュエ
ータを用いて前記プールチャンバーから前記バンドガイ
ドを進退自在に回動させることにより、バンド通路を形
成したり、あるいは、プールチャンバー内にバンドを一
時貯留させるようにするための、バンド通路の開閉操作
が行われている。また、前記プールチャンバー内に、バ
ンド装填操作時に全体が複雑な機構で折り込まれてバン
ド通路を形成するようにされたものも実施されている。
【0005】このような従来の梱包機は、バンドガイド
を移動させるために専用の駆動ソレノイドが設けられる
等しているので、部品点数も多く、全体的に複雑な構造
となっており、しかも、バンド通路内をバンドがスムー
スに流れにくいという問題点があった。本発明は、この
ような問題に鑑みてなさたものであって、その目的は、
バンド通路の開閉作動を円滑に行うことができるように
なされ、しかも、バンド通路内をバンドがスムースに通
過することができ、また、全体を簡単かつ安価に構成す
ることができるとともに、省エネルギーを図ることもで
きる梱包機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係る梱包機は、基本的には、被梱包物の周
囲に巻回せしめられるバンドを結束機構に案内せしめる
バンド通路を形成可能なバンドガイドと、前記バンド通
路が形成されない開放時に前記バンドを一時貯留するプ
ールチャンバーと、前記バンドガイドを前記プールチャ
ンバーから進退自在に移動せしめて前記バンド通路を開
閉制御するバンド通路開閉手段と、を備えた梱包機にお
いて、前記バンド通路開閉手段は、その隙間にバンドを
挟んで送り出す一対の結束機構のバンドフィード用ロー
ラを選択的に圧接または離間せしめるアクチュエータの
駆動力を用いて前記バンド通路の開閉を行うようにした
ことを特徴としている。
【0007】本発明の梱包機のより好ましい具体例とし
ては、前記バンド通路開閉手段は、前記アクチュエータ
の作動に連動して、前記バンドガイドを前記バンド通路
が形成される閉位置、または前記バンドガイドからバン
ドを前記プールチャンバー内に解放せしめる開位置に選
択的に平行移動せしめることにより前記バンド通路の開
閉を行うバンド通路開閉操作レバーを備えたことを特徴
としたものが挙げられ、また、前記バンドガイドが前記
バンド通路を開放する方向に常時付勢されるとともに、
前記バンド通路を形成すべく前記バンド通路開閉操作レ
バーを前記閉位置でロック自在とするとともに、前記ア
クチュエータの作動に連動して前記バンド通路開閉操作
レバーのロックを自動的に解除して前記バンド通路を開
放しバンドを前記プールチャンバー内に解放するロック
ピンを備えたことを特徴としたものも好ましい例として
挙げられる。
【0008】
【作 用】前述の如くの構成とされた本発明に係る梱包
機においては、バンド通路開閉操作レバーを操作してバ
ンドガイドを閉位置でロックピンによりロックしてバン
ド通路を形成し、その後、アクチュエータの作動により
前記ロックピンによる前記バンド通路開閉操作レバーの
ロックが解除されて前記バンドガイドが開位置に戻さ
れ、前記バンド通路がプールチャンバー内に開放され、
バンドは前記バンド通路から外れて前記プールチャンバ
ー内に侵入し貯留される。
【0009】このように、結束機構のバンドフィード用
のアクチュエータの作動力を利用してバンド通路の開閉
作動を行うようにしたので、該バンド通路開閉作動専用
のアクチュエータを設ける必要がなく、したがって、簡
単かつ安価に構成することができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明に係る梱包機1の一実施例の全
体を概略的に示しており、この梱包機1は、被梱包物W
が載置される作業テーブル4を有する箱型の本体ハウジ
ング3上にバンド案内用の門型のアーチ部5が設けら
れ、前記本体ハウジング3内にバンドコイルが装填され
たリールユニット10を収納するリール収納部Rが設け
られるとともに、該リール収納部Rと前記作業テーブル
4との間に前記リールユニット10から繰り出されたバ
ンドBの送り出し、引き締め、接合、切断等を行う結束
機構(図示省略)が配されている。
【0011】なお、前記本体ハウジング3の底面の四隅
には車輪9が取り付けられていて、梱包機10全体が移
動できるようになっているとともに、前記本体ハウジン
グ3の右側面には開閉ドア7がヒンジ結合されている。
前記リールユニット10は、図2〜図4を参照すればよ
くわかるように、バンドコイルBCが装填される左右の
フランジ11a、11b付きのドラム11と、このドラ
ム11を回転自在に支持するリール軸14と、このリー
ル軸14の一端部がベアリング13を介して結合された
全体として板状のリール支持体12と、このリール支持
体12と前記ドラム11との間に配されたバンドブレー
キ30と、を備えている。
【0012】前記リール支持体12には、その後端部
(図2において左端部)の下端隅部に車輪支持板15が
下側に突き出るように取り付けられるとともに、前記後
端部の上端隅部に、後述する上レール19を挟む一対の
挟持ガイド板20Aが上側に突き出るように固定されて
いる。前記車輪支持板15には後述する下レール17に
内外接して転動する上下一対の転輪21、22が軸支さ
れている。
【0013】また、前記リール支持体12の前記ドラム
11側の側面上部には、図3を参照すればよくわかるよ
うに、リールユニット10に装填されているバンドBを
リール収納部Rにおける前記左フランジ11a側の底部
付近に設けられたバンド引き出し機構28に導くための
案内棒25と案内ローラ26、27を支持する支持部材
24とが横方向に向けて取り付けられるとともに、前記
リール支持体12のそれらの取り付け面とは反対側の面
には、後述する係合押さえ部材18が摺接せしめられる
断面コ字状の係合レール36が図2において左右方向に
前記本体ハウジング3に固定されている。
【0014】前記バンドブレーキ30は、それ自体はよ
く知られているもので、前記リール軸14のリール支持
体12側の端部に外挿されて前記ドラム11と一体的に
回転するようされたブレーキホイール31と、前記リー
ル支持体12に固定されたピン軸34により揺動自在に
支持され、かつ、コイルバネ35により付勢ロッド38
を介して図2において反時計回りの方向に常時付勢され
ている、側面視(図2)が裏返しの「し」字状で正面視
(図4)が倒立L字形の操作ロッド33と、この操作ロ
ッド33の後端部にその一端部が連結され、他端部が前
記リール支持体12に固定されて、その中間部分が前記
ブレーキホイール31の外周に部分的に巻き付けられて
圧接せしめられるブレーキバンド32と、からなってお
り、バンドBが繰り出されるときには前記引き出し機構
28による引き出し力によって前記操作ロッド33がバ
ンドBで押し下げられ、それによって前記操作ロッド3
3が前記コイルばね35の付勢力に抗して図2において
時計回りの方向に揺動せしめられるので、このときには
前記ブレーキバンド32が緩められて前記ドラム11が
回転し、それ以外のときには前記バンドブレーキ30に
より前記ドラム11の回転が制止されるようになってい
る。
【0015】そして、前記リール収納部Rの一側端部に
は、前記リールユニット10を水平方向にスライドさせ
て前記本体ハウジング3における開閉ドア7が設けられ
た右側面から出し入れするための案内手段を構成する下
レール17、上レール19、及び係合押さえ部材18が
設けられている。前記下レール17は、前記リールユニ
ット10の前記リール支持体12の下部に取り付けられ
た転輪21、22が内外接する断面コ型形状とされてい
て、前記本体ハウジング3の底面部にその左右方向、言
い換えれば前記アーチ部5の架設方向(図2及び図4に
おいて左右方向)に沿って敷設されている。前記上レー
ル19は、断面倒立L字形とされていて、前記リールユ
ニット10のリール支持体12の上端左隅部(図2、図
4)に取り付けられた一対の挟持ガイド板20Aで挟ま
れるようにされ、前記下レール17の真上にそれと平行
に敷設されている。また、前記上レール19の右端部
(図2、図4)には、前記リール支持体12の上端部を
挟み得るようにされた一対の挟持ガイド板20Bが固定
されている。
【0016】一方、前記係合押さえ部材18は、前記リ
ール収納部Rの開口部(ドア7)付近の上部、つまり、
前記リール支持体12の下端左隅部に配された転輪2
1、22に対してその対角線上に固定されており、前記
リール支持体12の上部側面に固定された断面コ字形の
係合レール36に挿入されて、リールユニット10がリ
ール収納部Rに収納された状態で上下方向に振れないよ
うに規制するとともに、リールユニット10の出し入れ
時にガイドの役目を果たすようになっている。
【0017】なお、前記下レール17の右端部(図2)
には前記転輪21、22が該レール17から抜け出るの
防ぐべく、ストッパピン37が横架されている。以上の
如くの構成とされた本実施例の梱包機10においては、
バンドコイルBCの交換時等には、リールユニット10
全体がリール収納部Rに設けられた下レール17、上レ
ール19、及び振れ押さえ部材18により案内されて、
図2及び図4において一点鎖線で示される如くに、本体
ハウジング3の右側面から水平方向に引き出される。そ
して、リールユニット10が引き出された状態で、リー
ル軸14の外端に螺着せしめられている蝶ナット16及
びドラム11の左フランジ部11aを外してバンドコイ
ルBCを装填し、再び前記蝶ナット16及びドラム11
の左フランジ部11aを取り付けて、バンドBの先端を
引き出し機構28に引き廻し、その後、リールユニット
10全体を引き出し時とは逆に本体ハウジング3内に下
レール17、上レール19、及び振れ押さえ部材18に
より案内されながら水平方向に押し込まれて収納され
る。
【0018】次に、バンドガイド50とプールチャンバ
ー40とから構成されるバンド通路57、及びバンド通
路開閉手段60周りの構成について説明する。図5は本
実施例に係わるバンド通路開閉手段全体を示すために外
部ドアを開放した正面概略図、図6は図5のVI-VI 矢視
部破断斜視図である。また、図7は図5のVII-VII 矢視
断面図であり、図8は図5のVIII-VIII 矢視断面図であ
る。
【0019】図示例のバンド通路57及びプールチャン
バー40は、基本的には、従来のものと同様の構成とな
っている。前記本体ハウジング3内に配置された前記バ
ンドコイルBCの正面側外部には、図3及び図4に示す
ように、前記リール収納部Rを画成する外壁41が設け
られている。該外壁41の外側には、上部にヒンジ結合
された開閉ドア42が設けられるとともに、前記外壁4
1に平行なチャンバー外壁43により右側部(図5、図
6)が開口して形成された箱型ポケット状のプールチャ
ンバー40が併設されている。また、該プールチャンバ
ー40の外側には、特に図示しないが、開閉ドアがヒン
ジ結合により適宜設けられている。
【0020】前記プールチャンバー40の右側端部に形
成された開口部に隣接して、断面略L字状の板材からな
るバンドガイド50が、前記開口部を開閉操作すべく、
後述するバンド通路開閉手段60の作動により前記外壁
41に対して垂直方向に平行移動自在に設けられてい
る。前記バンドガイド50は、図6を参照すればよくわ
かるように、前記外壁41に対向して凹溝部52aが形
成されたガイド部52と、該ガイド部52に垂直(前記
外壁41に平行)方向に一体形成された取付部53とか
らなり、下端部に正面視(図5)で右斜め下方に折れ曲
がった屈曲部51が形成されてなる。そして、前記凹溝
部52aと前記外壁41との間隙によりバンド通路57
が形成されている。
【0021】前記バンドガイド50は、図7を参照すれ
ばよくわかるように、ボルト54、54、…に遊嵌され
て前記外壁41に保持されるとともに、前記ボルト5
4、54、…に外嵌せしめられたコイルスプリング5
5、55、…により常時外方(図7の左方向)、すなわ
ち前記バンド通路57を開放する方向に付勢されてい
る。また、前記外壁41には、バンドBの幅が比較的大
きい場合に、バンドBの外れを防止するためのL型アン
グル材のシールドプレート58が取付けられている。
【0022】前記バンドガイド50の前記屈曲部51の
下端部に近接した位置には、押さえローラ72がプール
フィードローラ71に対して常時は圧接され、必要に応
じて離間せしめられるように配されている。すなわち、
レバー73を押し下げて前記押さえローラ72と前記プ
ールフィードローラ71との間を広げて前記バンド引き
出し機構28からの前記バンドBの先端部を挟んでおい
て、前記プールフィードローラ71を作動させることに
より、前記バンドBを前記結束機構に的確に送出できる
ようにされている。
【0023】前記バンド通路開閉手段60は、図5及び
図8を参照すればよくわかるように、前記本体ハウジン
グ3の前記外壁41に固定されたスペーサを備えた支持
部材61に固定支持された軸受部62と、該軸受部62
に揺動自在に支持せしめられ、その一端部63aを手で
押すことにより他端部63bが前記バンドガイド50の
前記取付部53の外表面を押圧して、前記コイルスプリ
ング55、…の付勢力に抗して前記バンドガイド50を
前記外壁41に対して離間位置(図8の実線で示す開位
置)から近接位置(図8の仮想線で示す閉位置)へ平行
移動せしめるバンド通路開閉操作レバー63と、該バン
ド通路開閉操作レバー63の前記他端部63b側に設け
られた挿通孔63cに嵌入して前記バンド通路開閉操作
レバー63を前記近接位置でロックする圧縮ばね64が
内蔵されたロックピン65と、前記外壁41の端部に前
記バンド通路開閉操作レバー63が前記近接位置から前
記離間位置に変化したときにこれを検知して、前記プー
ルフィードローラ71を駆動する図示しないモータの運
転モードを変更せしめるリミットスイッチ66と、前記
ロックピン65のロックを解除すべく、前記ロックピン
65の上端部に取付けられた正面視(図5)が裏返しの
L字状のロックピン受部67に固定された調整板68の
上端部にその下端部が遊挿取着されるとともに、上端部
が後述する揺動レバー75の揺動端部75bに遊挿取着
されて前記揺動レバー75の上下動により上下せしめら
れる連結ロッド69と、からなる。
【0024】前記揺動レバー75の基端部75aは前記
プールチャンバー40の天板40a上に固定された軸受
部77に軸支されるとともに、前記揺動レバー75の揺
動端部75bには、図示しない結束機構のフィード用の
ソレノイド式アクチュエータ80の作動ロッドがピン等
を介して連結されている。こうして、前記作動ロッドの
上下方向の直線運動が前記基端部75aを中心とした回
転運動に変換され、それによって前記揺動レバー75の
前記基端部75aに近接して固定されたフィード用押さ
えローラ76はフィードローラ78に対して選択的に圧
接または離間せしめられるようにされている(図5参
照)。
【0025】このようにされることにより、前記レバー
73を図5の仮想線で示すように押し下げ操作して前記
押さえローラ72を下降せしめ、該押さえローラ72と
前記プールフィードローラ71との間隙を拡開させた状
態で、前記引き出し機構28から引き出されたバンドB
の先端部を前記両ローラ間の隙間に挿入し、その後、前
記レバー73を放すと、図5の実線で示す位置まで図示
しない付勢手段により前記レバー73が戻り、前記両ロ
ーラ間の隙間を狭めバンドBのセットが完了する。
【0026】一方、前記バンド通路開閉操作レバー63
の端部に設けられた前記ハンドル部63aを図5の手前
方向(図8の上方)に引張り操作することにより、前記
バンド通路開閉操作レバー63を図8の仮想線で示す位
置まで傾動せしめ、それによって前記バンドガイド50
が前記外壁41に対して図8の仮想線で示す位置まで接
近し、前記凹溝部52aと前記外壁41との間で前記バ
ンド通路57が形成される。なお、この状態では、前記
リミットスイッチ66が前記バンド開閉操作レバー63
に接触して、前記プールフィードローラ用モータが高速
運転モードとなる。
【0027】そして、図示しない制御装置のスタートス
イッチを操作すると前記プールフィードローラ用モータ
が起動され、バンドBの先端部は、圧接状態にある前記
押さえローラ72と前記プールフィードローラ71との
間を通って前記バンド通路57に案内され、前記フィー
ド用押さえローラ76とフィードローラ78の隙間部を
通過すると、図示しないリミットスイッチの作動により
前記プールフィードローラ用モータが停止し、バンドB
の送り出しも停止する。
【0028】次に、タイマ等の作動により前記フィード
用ソレノイド式アクチュエータ80が作動せしめられて
前記揺動アーム75が所定の角度だけ回転(図5におい
て反時計回りの方向)し、それにより前記連結ロッド6
9が上動して前記ロックピン65が前記挿通孔63cか
ら引き抜かれて前記バンド通路開閉操作レバー63のロ
ックが解除され、該バンド通路開閉操作レバー63は前
記バンドガイド50を外側水平方向(図8の上向き)に
付勢する前記コイルスプリング55、55、…の押圧力
により揺動回転(図8において時計周りの方向)せしめ
られ、実線で示した開位置まで戻される(図8)。
【0029】このように、前記バンドガイド50のガイ
ド部52の先端部と前記外壁41とが互いに離間するこ
とにより前記バンド通路57が開放され、バンドBは前
記凹溝部52aから外れる(拘束が解かれ)。これと同
時に前記リミットスイッチ66が作動して前記プールフ
ィードローラ用モータが低速運転モードに切り替わって
再起動され、圧接状態にある前記押さえローラ72と前
記プールフィードローラ71によりバンドBが再び送り
出される。一方、バンドBの先端部は前記フィード用押
さえローラ76とフィードローラ78の隙間に圧接され
たまま停止しているので、バンドBは図5の仮想線で示
すような蛇行した状態で前記プールチャンバー40内に
侵入し貯留される。
【0030】前述の如く前記ソレノイド式アクチュエー
タ80が作動して前記揺動アーム75が所定の角度だけ
回転(図5において反時計回りの方向)したときに、前
記フィード用押さえローラ76が間にバンドBを挟んで
前記フィードローラ78に圧接せしめられた状態で待機
しているが(図5参照)、バンドBが十分に貯留された
後に、前記フィードローラ78が図示しない結束機構の
フィードモータの回転駆動力により正方向(送り方向)
に回転を始め、前記プールチャンバー40内に貯留され
たバンドBが前記梱包機1の作業テーブル4から外へ出
て前記アーチ部5に入り、被梱包物Wの周囲の外方を大
きく周回せしめられ、再び前記梱包機1内に戻り、バン
ド先端部が図示しないリミットスイッチに接触せしめら
れて前記プールフィードローラ用モータを停止させ、バ
ンドBのセットは完了する。
【0031】このようにして、前記フィード用押さえロ
ーラ76の圧接用の前記ソレノイド式アクチュエータの
作動力を利用して前記バンド通路57の開閉作動を行う
ようにしたので、該バンド通路57開閉作動専用のアク
チュエータを設ける必要がなく、したがって、簡単かつ
安価に構成することができる。
【0032】以上、本発明の一実施例を説明したが、本
発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請
求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の
設計変更を行うことができる。たとえば、バンドBの幅
が比較的小さい場合には、前記支持部材61のスペーサ
を取り外してもよいことは勿論である。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明によれば、バンド通路の開閉作動を円滑に行うことが
できるようになされ、しかも、バンド通路内をバンドが
スムースに通過することができ、また、全体を簡単かつ
安価に構成することができとともに、省エネルギーを図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る梱包機の一実施例を示す概略斜視
図。
【図2】実施例の梱包機の部分切欠正面図。
【図3】実施例の梱包機の部分切欠右側面図。
【図4】実施例の梱包機の部分切欠平面図。
【図5】実施例の梱包機に係わるバンド通路開閉手段全
体を示すために外部ドアを開放した正面概略図。
【図6】図5のVI-VI 矢視部破断斜視図。
【図7】図5のVII-VII 矢視断面図。
【図8】図5のVIII-VIII 矢視断面図。
【符号の説明】 1…梱包機 3…本体ハウジング 40…プールチャンバー 50…バンドガイド 57…バンド通路 60…バンド通路開閉手段 63…バンド通路開閉操作レバー 65…ロックピン 76…フィード用ローラ(フィード用押さえローラ) 78…フィード用ローラ(フィードローラ) 80…アクチュエータ W…被梱包物 B…バンド
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−108645(JP,A) 実開 昭60−62405(JP,U) 実開 昭64−9102(JP,U) 実開 昭60−76603(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 13/00 - 13/34 B65B 27/00 - 27/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被梱包物Wの周囲に巻回せしめられるバ
    ンドBを結束機構に案内せしめるバンド通路57を形成
    可能なバンドガイド50と、前記バンド通路57が形成
    されない開放時に前記バンドBを一時貯留するプールチ
    ャンバー40と、前記バンドガイド50を前記プールチ
    ャンバー40から進退自在に移動せしめて前記バンド通
    路57を開閉制御するバンド通路開閉手段60と、を備
    えた梱包機において、 前記バンド通路開閉手段60は、その隙間にバンドBを
    挟んで送り出す一対の結束機構のバンドフィード用ロー
    ラ76、78を選択的に圧接または離間せしめるアクチ
    ュエータ80の駆動力を用いて前記バンド通路57の開
    閉を行うようにしたことを特徴とする梱包機。
  2. 【請求項2】 前記バンド通路開閉手段60は、前記ア
    クチュエータ80の作動に連動して、前記バンドガイド
    50を前記バンド通路57が形成される閉位置、または
    前記バンドガイド50からバンドBを前記プールチャン
    バー40内に解放せしめる開位置に選択的に平行移動せ
    しめることにより前記バンド通路57の開閉を行うバン
    ド通路開閉操作レバー63を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の梱包機。
  3. 【請求項3】 前記バンドガイド50が前記バンド通路
    57を開放する方向に常時付勢されるとともに、前記バ
    ンド通路57を形成すべく前記バンド通路開閉操作レバ
    ー63を前記閉位置でロック自在とするとともに、前記
    アクチュエータ80の作動に連動して前記バンド通路開
    閉操作レバー63のロックを自動的に解除して前記バン
    ド通路57を開放し、バンドBを前記プールチャンバー
    40内に解放するロックピン65を備えたことを特徴と
    する請求項2記載の梱包機。
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KR102240265B1 (ko) * 2019-09-23 2021-04-15 주식회사 주일환경기술 3분 세차 시스템

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FR3097183A1 (fr) 2019-06-11 2020-12-18 Savonet Station de lavage de motocycles, kit et enceinte pour station de lavage
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