JP3109597U - 帽子 - Google Patents

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雅昭 吉田
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マルサン株式会社
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Abstract

【課題】 サンバイザーとして使用したり、首筋の日焼けをも防止するキャップとして使用する。
【解決手段】目庇21にリング状帯状体22を一体に設けてなるサンバイザー2と、クラウン本体31の後半部に日除け垂れ32を一体に設けてなるクラウン部3と、から構成される。そして、リング状帯状体22の前半部外面に周方向に間隔をおいて複数個のボタン24が設けられ、また、クラウン本体31の前半部に、各ボタン24にそれぞれ着脱自在な複数個のボタンホール31aが設けられ、サンバイザー2に対してクラウン部3をボタン24およびボタンホール31aを介して着脱することができる。
【選択図】 図1

Description

この考案は、サンバイザーとしても使用可能な帽子に関するものである。
一般に、屋外でのスポーツなどに際しては、頭部を覆って寒さや暑さから守るため、帽子を着用する。
このような帽子において、帽子本体、サンバイザーおよび環状つばを用意し、帽子本体とサンバイザーを連結してスポーツ帽子として使用したり、帽子本体と環状つばを連結してつば付き帽子として使用することができる考案が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3097155号公報
ところで、前述した帽子にあっては、頭部を覆うことはできるが、後頭部、特に、首筋を直射日光から保護することはできず、強い日差しを受けて首筋が日焼けする結果、日焼けしない部分との差が際立つという問題があった。また、帽子本体とサンバイザーまたは帽子本体と環状つばをそれぞれ連結する手段としてジッパーを使用しているため、ジッパーが頭髪と絡まるという欠点もあった。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされたもので、サンバイザーとして使用することができる他、首筋の日焼けを防止するキャップとしても使用することができる帽子を提供するものである。
本考案は、目庇にリング状帯状体を一体に設けてなるサンバイザーと、クラウン本体の後半部に日除け垂れを一体に設けてなるクラウン部と、から構成され、リング状帯状体の前半部外面に周方向に間隔をおいて複数個の留め具が設けられ、また、クラウン本体の前半部に、各留め具にそれぞれ着脱自在な複数個の被留め具が設けられ、サンバイザーに対してクラウン部が留め具および被留め具を介して着脱自在であることを特徴とするものである。
本考案によれば、サンバイザーのリング状帯状体に設けられた留め具に、クラウン部の被留め具を装着することにより、キャップとして使用することができ、頭部を保護することができる。この場合、クラウン部には、日除け垂れが設けられていることにより、合わせて首筋の日焼けを防止することができるとともに、リング状帯状体の外面側に設けた留め具を利用してクラウン部が取り付けられるため、留め具および被留め具が頭髪と接触することがなく、不快感を覚えることがない。また、留め具および被留め具によってサンバイザーとクラウン部とが連結された状態から、留め具から被留め具を離脱させ、クラウン部をサンバイザーから外すことにより、サンバイザーとしても使用することができる。
本考案において、留め具および被留め具としては、ボタンとボタンホール、スタッドとソケットからなるスナップを挙げることができる。
本考案によれば、サンバイザーとして使用することができる他、首筋の日焼けを防止するキャップとしても使用することができる。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本考案の帽子1の一実施形態が示されている。
この帽子1は、サンバイザー2と、クラウン部3と、から構成されている。
サンバイザー2は、目庇21と、該目庇21と一体に縫製された布製のリング状帯状体22とからなり、リング状帯状体22の後端部は、ゴムなどの弾性部材23を介して連結されて、頭部の大きさに追従できるようになっている。そして、目庇21は、紫外線の透過を抑制するように、着色プラスチックによって成形された目庇本体211の外周縁部に布製の縁取り212を設けて形成される。また、リング状帯状体22は、詳細には図示しないが、帯状の芯材の内外面を布で覆って形成され、その下端縁部が目庇本体211の内周縁部に一体に縫製されている。この場合、目庇21の縁取り212には、リング状帯状体22の柄模様と同一の柄模様の布が採用されている。さらに、リング状帯状体22の前半部外面には、留め具としての複数個のボタン24が周方向に設定間隔をおいて取り付けられている。
クラウン部3は、略半球状のクラウン本体31と、該クラウン本体31の後半部にわたって一体に縫製された方形の日除け垂れ32と、からなり、いずれもリング状帯状体22の柄模様と同一の柄模様の布から形成されている。そして、クラウン本体31の前半部下端縁部には、被留め具としての複数個のボタンホール31aが、ボタン24の取付位置およびその取付間隔に対応して形成されている。
この場合、日除け垂れ32としては、後頭部下部から首筋を越える部位を覆う縦寸法と、ほぼ両耳を覆う横寸法からなる大きさに形成されている。
次に、このように構成された帽子1の使用方法について説明する。
まず、日差しが強くないときには、サンバイザー2をそのまま使用する。すなわち、図2に示すように、リング状帯状体22によって頭部の周囲を挟み込むように、サンバイザー2を被って装着すればよい。この場合、目に入る日差しを目庇21によって抑えることができる。
一方、夏期などのように、日差しが強いときには、サンバイザー2に設けたボタン24に、クラウン部3に形成されたボタンホール31aを順次装着し、サンバイザー2にクラウン部3を取り付けてキャップに形成した後、キャップを構成するサンバイザー2の目庇21を把握してクラウン本体31を頭部に被せ、リング状帯状体22によって頭部の周囲を挟み込むように装着すればよい(図3参照)。この場合は、目に入る日差しを目庇21によって抑えることができるとともに、後頭部への日差しを日除け垂れ32によって遮ることができ、首筋の日焼けを防止することができる。また、サンバイザー2とクラウン部3を連結するボタン24は、リング状帯状体22の前半部外周面に設けられているため、クラウン部3を取り付けてキャップとして被った場合でも、頭髪とボタン24およびボタンホール31aが干渉することはなく、頭髪が絡むなどの不快感を覚えることがない。
本考案の帽子を構成するサンバイザーおよびクラウン部を示す斜視図である。 本考案の帽子をサンバイザーとして使用する場合を示す説明図である。 本考案の帽子をキャップとして使用する場合を示す説明図である。
符号の説明
1 帽子
2 サンバイザー
21 目庇
22 リング状帯状体
24 ボタン(留め具)
3 クラウン部
31 クラウン本体
31a ボタンホール(被留め具)
32 日除け垂れ

Claims (1)

  1. 目庇にリング状帯状体を一体に設けてなるサンバイザーと、クラウン本体の後半部に日除け垂れを一体に設けてなるクラウン部と、から構成され、リング状帯状体の前半部外面に周方向に間隔をおいて複数個の留め具が設けられ、また、クラウン本体の前半部に、各留め具にそれぞれ着脱自在な複数個の被留め具が設けられ、サンバイザーに対してクラウン部が留め具および被留め具を介して着脱自在であることを特徴とする帽子。
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