JP3183837U - 帽子 - Google Patents

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Abstract

【課題】頭部から発せられた熱を確実に外部に放出することが可能な、非常に通気性に優れた帽子を提供する。
【解決手段】帽体11と、帽体11の周縁部に固定されたひさし部13と、帽体11の内側下端周縁部14に固定され、帽体11が頭部に装着された場合に前記頭部に当接する頭部当接帯15と、頭部当接帯15の幅方向外方に延設され、かつひさし部13の内方基端部16に固定され、メッシュ状に形成された第1通気部17と、を有する帽子10であって、帽体11の構成部材を厚さ方向に連通し、帽体11の外周部に設けられた第2通気部を有することを特徴とする、帽子10である。
【選択図】図2

Description

本考案は、防暑及び防滴用の帽子に関するものである。
強い日差しを長時間に亘って頭部に浴びると日射病にかかるおそれがあるために、日差しの強い日中における野外活動は帽子を被って行うように薦められている。
しかし、夏の暑い時期に帽子を被ると、頭が蒸れて不快さを感じることも多いために、帽子を敬遠する者も多い。
特に、撥水加工や防水加工が施された生地を、着用者の頭部を被覆する帽体の表地に使用した帽子は、通気性を確保することが困難であるために、そのような傾向が強い。
このような実状に鑑み、帽子メーカーは、通気性を向上させるための様々な工夫を帽子に施すようになってきている。
例えば、帽体の通気性を確保するために、メッシュ状に形成された通気部を帽体の内方下端周縁部に設けた帽子(例えば、特許文献1〜4参照)や、メッシュ状に形成された通気孔を帽体の外周部に設けた帽子(例えば、特許文献5及び6参照)などが知られている。
しかしながら、特許文献1〜6に記載の帽子においては、帽子の着用時に帽体内部の通気性を十分に確保することができないので、頭部の蒸れを解消するに至らず、特に近年の猛暑には対応できないという問題があった。
また、特許文献2、5及び6に記載の帽子においては、通気孔が外向きに開口しているため、通気孔から雨滴が入り込んで頭部が濡れてしまい、にわか雨や夕立などの急な降雨時には適用できないという問題があった。
特許第3733326号公報 実用新案登録第3121430号公報 実用新案登録第3145799号公報 実用新案登録第3048795号公報 特許第5097065号公報 特許第5112271号公報
本考案は、上記従来技術の有する問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、頭部から発せられた熱を確実に外部に放出することが可能な、非常に通気性に優れた帽子を提供することにある。
また、本考案の他の目的とするところは、優れた通気性を確保しつつ、帽体の外周部に設けた通気孔への雨滴の流入を防止して頭部を濡らすことのない、防滴効果に優れた帽子を提供することにある。
本考案の上記課題は、下記の手段によって達成される。
請求項1に記載の考案にあっては、帽体と、前記帽体の周縁部に固定されたひさし部と、前記帽体の内側下端周縁部に固定され、前記帽体が頭部に装着された場合に前記頭部に当接する頭部当接帯と、前記頭部当接帯の幅方向外方に延設され、かつ前記ひさし部の内方基端部に固定され、メッシュ状に形成された第1通気部と、を有する帽子であって、前記帽体の構成部材を厚さ方向に連通し、前記帽体の外周部に設けられた第2通気部を有することを特徴とする。
従って、請求項1に記載の考案にあっては、前記第1通気部と前記第2通気部とを有する構成により、かかる帽子を着用した場合に、着用者の前頭部と両側頭部との間に前記第1通気部から前記第2通気部へ抜ける空気の流路を形成することができる。
請求項2に記載の考案にあっては、前記第1通気部は、平面三日月形状に形成されていることを特徴とする。
従って、請求項2に記載の考案にあっては、平面三日月形状に形成された第1通気部と前記第2通気部とを有する構成により、両通気部の間に空気の流路を形成することができる。
請求項3に記載の考案にあっては、前記第1通気部は、平面ドーナツ形状に形成されていることを特徴とする。
従って、請求項3に記載の考案にあっては、平面ドーナツ形状に形成された第1通気部と前記第2通気部とを有する構成により、両通気部の間に空気の流路を形成することができる。
請求項4に記載の考案にあっては、前記第2通気部は、前記帽体の上下方向に沿って配置された複数のスリットにより形成されていることを特徴とする。
従って、請求項4に記載の考案にあっては、前記第1通気部と複数のスリットにより形成された第2通気部とを有する構成により、両通気部の間に複数の空気の流路を形成することができる。
請求項5に記載の考案にあっては、前記帽体の側頭部対応部に設けられた前記第2通気部は、上端部よりも下端部が後頭部寄りに設けられ、全体として後方へ傾斜して形成されていることを特徴とする。
従って、請求項5に記載の考案にあっては、第2通気部が、下端部が後頭部寄りに設けられ、全体として後方へ傾斜して形成されていることから、雨天時であっても雨滴が前記第2通気部に入りにくい。
請求項6に記載の考案にあっては、前記第2通気部は、前記帽体の周方向に沿って配置されたスリットにより形成されていることを特徴とする。
従って、請求項6に記載の考案にあっては、前記第1通気部と前記帽体の周方向に沿って配置されたスリットにより形成された第2通気部とを有する構成により、両通気部の間に空気の流路を形成することができる。
請求項7に記載の考案にあっては、前記帽体は、帽体本体部と、前記ひさし部の内周縁部に接合された立ち上り部と、により構成され、前記スリットは、前記帽体本体部の下端部と、前記下端部の内方側に配置される前記立ち上り部の上端部と、により構成されていることを特徴とする。
従って、請求項7に記載の考案にあっては、前記帽体本体部が前記立ち上り部をカバーする構成により、雨天時であっても雨滴が帽体本体部に沿って流下し、帽体本体部がカバーの役割を果たして雨滴の流入を確実に防ぐことができる。
請求項8に記載の考案にあっては、前記第2通気部の内方には、前記帽体内側にメッシュ状部材が配設されていることを特徴とする。
従って、請求項8に記載の考案にあっては、前記第2通気部の内方には、前記帽体内側にメッシュ状部材が配設される構成により、前記第1通気部から前記第2通気部へ抜ける空気の流路を形成することができる。
請求項1に記載の考案にあっては、前記第1通気部と前記第2通気部とを有する構成により、かかる帽子を着用した場合に、着用者の前頭部と両側頭部との間に前記第1通気部から前記第2通気部へ抜ける空気の流路を形成することができることから、頭部と帽体内部との間に空気の流路を有効に形成することにより、頭部から発せられた熱を確実に外部に放出することができるので、近年における猛暑日でも、頭部の蒸れを防止して快適に着用することが可能となる。
請求項2に記載の考案にあっては、平面三日月形状に形成された第1通気部と前記第2通気部とを有する構成により、両通気部の間に空気の流路を形成することができることから、帽体に配設する場合に接合しやすい形状であるので、空気の流れを阻害することなく、優れた通気性を確保することができる。
請求項3に記載の考案にあっては、平面ドーナツ形状に形成された第1通気部と前記第2通気部とを有する構成により、両通気部の間に空気の流路を形成することができることから、帽体に配設する場合に接合しやすい形状であるので、空気の流れを阻害することなく、優れた通気性を確保することができる。
請求項4に記載の考案にあっては、前記第1通気部と複数のスリットにより形成された第2通気部とを有する構成により、両通気部の間に複数の空気の流路を形成することができることから、スリットの外観形状が帽子のデザイン性を向上させつつ空気の流路を確保して、頭部から発せられた熱を確実に外部に放出することができる。
請求項5に記載の考案にあっては、第2通気部が、下端部が後頭部寄りに設けられ、全体として後方へ傾斜して形成されていることから、雨天時であっても雨滴が前記第2通気部に入りにくく、全体として後方へ傾斜した第2通気部を形成することにより、優れた通気性を確保しつつ、雨滴の流入を確実に防止することができるので、急な降雨時であっても頭部を濡らさずに着用することができる。
請求項6に記載の考案にあっては、前記第1通気部と前記帽体の周方向に沿って配置されたスリットにより形成された第2通気部とを有する構成により、両通気部の間に空気の流路を形成することができることから、スリットの外観形状が帽子のデザイン性を向上させつつ空気の流路を確保して、頭部から発せられた熱を確実に外部に放出することができる。
請求項7に記載の考案にあっては、前記帽体本体部が前記立ち上り部をカバーする構成により、雨天時であっても雨滴が帽体本体部に沿って流下し、帽体本体部がカバーの役割を果たして雨滴の流入を確実に防ぐことができることから、カバー付きの第2通気部を形成することにより、優れた通気性を確保しつつ、雨滴の流入を確実に防止することができるので、急な降雨時であっても頭部を濡らさずに着用することができる。
請求項8に記載の考案にあっては、前記第2通気部の内方には、前記帽体内側にメッシュ状部材が配設される構成により、前記第1通気部から前記第2通気部へ抜ける空気の流路を形成することができることから、メッシュ状部材の外観形状が帽子のデザイン性を向上させつつ空気の流路を確保して、頭部から発せられた熱を確実に外部に放出することができる。
図1は、本考案にかかる第1の実施形態にかかる帽子を示す側面図である。 図2は、本考案にかかる第1の実施形態にかかる帽子を示し、かかる帽子を下方から見た斜視図である。 図3は、本考案にかかる第2の実施形態にかかる帽子を示す側面図である。 図4は、本考案にかかる第2の実施形態にかかる帽子を示し、かかる帽子を下方から見た斜視図である。 図5は、図4に示した帽子を紙面に対して縦方向に切断し、矢印の方向から見たA−A段面図である。
以下、本考案の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、本考案の帽子は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
まず、本考案の第1の実施形態にかかる帽子(キャップ型の帽子)について説明する。
図1は、本考案にかかる第1の実施形態にかかる帽子10を示す側面図である。また、図2は、本考案にかかる第1の実施形態にかかる帽子10を示し、帽子10を下方から見た斜視図である。
図1及び図2に示すように、本考案の帽子10は、帽体11と、帽体下端周縁部12に固定されたひさし部13と、帽体11の内側下端周縁部14に固定され、帽体11が着用者の頭部に装着された場合に前記頭部に当接する頭部当接帯15と、頭部当接帯15の幅方向外方に延設され、かつひさし部13の内方基端部16に固定され、メッシュ状に形成された第1通気部17と、帽体11の構成部材を厚さ方向に連通し、帽体外周部18に設けられた第2通気部19とを有しており、第2通気部19の内方には、帽体11の内側にメッシュ状部材20が配設されている。
本考案の帽子10は、布材からなるドーム形状の帽体11と、略半円形状からなる芯材を布材で被覆することにより形成されたひさし部13とを有し、ひさし部13が前頭部寄りの帽体下端周縁部12に縫合されることにより、接合されてキャップ形状に形成されている。
帽体11は、平面略円形状の布材からなる頭頂被覆片部21と、ひさし部13に接合され、帯状の布材からなる帯状基片部22と、上端部が頭頂被覆片部21の周縁部に縫合されると共に、下端部は帯状基片部22に縫合された頭側被覆片部23とにより構成され、第2通気部19は頭側被覆片部23に設けられている。
頭側被覆片部23は、側面略台形状の布材からなる前部被覆片部24と、4枚の側面略平行四辺形状の布材からなる頭側被覆小片部25と、2枚の側面略逆台形状の布材からなる後部被覆片部26とにより構成されている。
頭側被覆片部23は、前頭部側から、前部被覆片部24、2枚の頭側被覆小片部25、2枚の後部被覆片部26、2枚の頭側被覆小片部25の順に、頭部を囲むように配置され、各被覆片部の端部同士が裏面側でそれぞれ縫合されることにより接合されて筒形状に形成されている。
メッシュ状部材20は、平面略円形状のメッシュ状布材からなる頭頂被覆メッシュ片部27と、帯状のメッシュ状布材からなる頭側被覆メッシュ片部28とにより構成されている。
メッシュ状部材20は、頭側被覆メッシュ片部28の両端部が裏面側で縫合されると共に、頭頂被覆メッシュ片部27の周縁部と、頭側被覆メッシュ片部28の周縁部とが、裏面側で縫合されることにより接合されてドーム形状に形成され、帽体11の内側下端周縁部14と、メッシュ状部材20の外側下端周縁部とが、互いに密着した状態で縫合されている。
頭部当接帯15は、所定幅の帯状の吸水性布材からなり、メッシュ状部材20を介して帽体11の内側下端周縁部14に沿って、ひさし部13が縫合された内側下端周縁部14を除いた略全周域に亘って、帯状基片部22に縫合固定されている。
頭部当接帯15の両端部の間には、略長方形状の伸縮性布材からなる調節部材29が縫合固定されており、頭部当接帯15の当接帯前部30には、ひさし部13との間に第1通気部17が設けられている。
第1通気部17は、平面三日月形状のメッシュ状布材からなり、メッシュ状部材20を介して帽体11の内側下端周縁部14に沿って、ひさし部13の内周部31の略全周域に亘って配置されている。
両端部の間に調節部材29が縫合固定された頭部当接帯15は、帽体11の内側下端周縁部14に沿って縫合されると共に、第1通気部17の内周縁部32に沿って、ひさし部13の幅方向両端部33に亘って縫合されている。
第1通気部17は、ひさし部13の幅方向両端部33、33からひさし部13と同一平面上に配置されるように、ひさし部13の内側縁部34から内方側へ平面三日月形状に延設されている。
第2通気部19は、帽体11の上下方向に沿って配置された7つの細幅のスリット35により形成されている。
第2通気部19は、帽体11の前頭部周辺を除いた帽体外周部18に、スリット35のスリット上端部36よりもスリット下端部37が後頭部寄りに所定間隔を置いて配置され、全体として後方へ傾斜して形成されている。
第2通気部19は、前部被覆片部24と頭側被覆小片部25との端部同士、2枚の頭側被覆小片部25の端部同士、頭側被覆小片部25と後部被覆片部26との端部同士をそれぞれ縫合する際に、それぞれの端部の一部同士を縫合して端部以外の部分を縫着しないことにより、帽体11の内外を厚さ方向に連通したスリット35を形成している。
次に、本考案の帽子10の作用について説明する。
本考案の帽子10を使用するには、ひさし部13を着用者の頭部の前部に配置するように把持して、頭部当接帯15を前記頭部の周面上に配置するように着用する。
本考案の帽子10は、伸縮性材からなる調節部材29が帽体11の後部に配置されているので、前記頭部の周方向の長さ寸法に応じて、調節部材29が伸縮し、前記頭部の周方向の長さ寸法によらずに帽子10を着用することができる。
メッシュ状に形成された第1通気部17は、ひさし部13と同一平面上に形成されているので、着用者の額に対して直角に配置され、帽体11の前部において着用した場合に、前記額の前方に配置される。
7つのスリット35により形成された第2通気部19は、着用者の前頭部周辺を除いた頭側外周部に、所定間隔を置いて配置される。
本考案の帽子10は、前記額の幅方向略全域に亘って配置されると共に、前記頭部の前部に配置された第1通気部17と第2通気部19との間に空気の流路が形成され、前記頭部と帽子10との間に前記頭部の前部から空気を導入し、その空気と共に帽体11の内部に篭った熱を、メッシュ状部材20を介して第2通気部19から外部に放出することができる。
従って、本実施形態にあっては、着用者の前頭部と両側頭部との間に第1通気部17から第2通気部19へ抜ける空気の流路が形成されるので、例えば、近年における猛暑日であっても、前記頭部の蒸れを防止し、通気性が良好で快適に着用できる帽子10を提供することができる。
また、第1通気部17は、平面三日月形状に形成されると共にメッシュ状に形成されており、また、第2通気部19は、メッシュ状部材20を介して布材の内外を厚さ方向に連通しているので、通気性を良好に確保できる。
また、ひさし部13により太陽光を遮ると共に、第1通気部17及び第2通気部19により通気を確保できることから、快適な装着感を持つ帽子10を提供することができる。
また、帯状の頭部当接帯15を前記頭部の周面部に配置することにより、帽子10を前記頭部にフィットさせることができ、良好な装着感を得られると共に、着用した後においても脱げ難い帽子10とすることができる。
次に、本考案の第2の実施形態にかかる帽子(ハット型の帽子)について説明する。
図3は、本考案にかかる第2の実施形態にかかる帽子50を示す側面図である。また、図4は、本考案にかかる第2の実施形態にかかる帽子50を示し、帽子50を下方から見た斜視図である。また、図5は、図4に示した帽子50を紙面に対して縦方向に切断し、矢印の方向から見たA−A段面図である。
図3〜図5に示す通り、本考案の帽子50は、帽体51と、帽体周縁部52の全周に亘って固定されたひさし部53と、帽体51の内側下端周縁部54に固定され、帽体51が着用者の頭部に装着された場合に前記頭部に当接する頭部当接帯55と、頭部当接帯55の幅方向外方に延設され、かつひさし部53の内方基端部56に固定され、メッシュ状に形成された2つの第1通気部57と、帽体51の構成部材を厚さ方向に連通し、帽体外周部58に設けられた第2通気部59とを有しており、第2通気部59の内方には、帽体51の内側にメッシュ状部材60が配設されている。
本考案の帽子50は、布材からなるドーム形状の帽体51と、布材からなる平面ドーナツ形状のひさし部53とを有し、ひさし部53の内周縁部61が帽体周縁部52に縫合されることにより接合されてハット形状に形成されている。
帽体51は、平面略円形状の布材からなる頭頂被覆片部62と、上縁部が頭頂被覆片部62に縫合された、帯状の布材からなる帯状基片部63とからなる帽体本体部64と、下縁部がひさし部53に縫合された、帯状の布材からなる立ち上り部65とにより構成されている。
帽体51は、帯状基片部63の両端部同士が裏面側で縫合されることにより接合されて筒形状に形成されると共に、その周縁部と頭頂被覆片部62の周縁部とが裏面側で縫合されることにより接合されてドーム形状に形成されている。
帽体51は、立ち上り部65の両端部同士が裏面側で縫合されると共に、その下端部66とひさし部53の内周縁部61とが裏面で縫合されることにより接合されている。
メッシュ状部材60は、帯状のメッシュ状布材からなり、帯状基片部63の内側において、その両端部同士が裏面側で縫合されることにより接合されて筒形状に形成されている。
メッシュ状部材60は、メッシュ状部材60の上端部と頭頂被覆片部62の内方周縁部とが、互いに密着した状態で縫合されると共に、メッシュ状部材60の下端部と立ち上り部65の内方周縁部とが、互いに密着した状態で縫合されている。
頭部当接帯55は、所定幅の帯状の吸水性布材からなり、メッシュ状部材60を介して帽体51の内側下端周縁部54に沿って、二箇所の第1通気部57を除いて、略全周域に亘ってひさし部53の内方基端部56に縫合固定されている。
2つの第1通気部57は、平面三日月形状のメッシュ状布材からなり、メッシュ状部材60を介して、帽体51の前頭部側及び後頭部側の内側下端周縁部54に沿って、それぞれ配置されている。
頭部当接帯55は、帽体51の両側頭部付近の内側下端周縁部54において、ひさし部53に縫合されると共に、二箇所の第1通気部57の平面三日月形状の内周縁部67に沿って、ひさし部53の幅方向端部68に亘って縫合されている。
2つの第1通気部57は、ひさし部53の内方基端部56からひさし部53と同一平面上に配置されるように、ひさし部53の内方側へそれぞれ延設されている。
第2通気部59は、帽体51の外周部69において、同方向に沿って配置された4つのスリット70により形成されている。
ひさし部53の内周縁部61に接合された立ち上り部65の上端部71が、帽体本体部64の下端部72の内方であって、かつ上方に配置され、前後頭部周辺及び両側頭部周辺の四箇所の上端部71と下端部72とが縫合されることにより、4つのスリット70が帽体51の内外を厚さ方向に連通してそれぞれ形成されている。
次に、本考案の帽子50の作用について説明する。
本考案の帽子50を使用するには、各第1通気部57を着用者の頭部の前部及び後部に配置するように把持して、頭部当接帯55を前記頭部の周面上に配置するように着用する。
メッシュ状に形成された第1通気部57は、ひさし部53と同一平面上にそれぞれ形成されているので、着用者の額及び後頭部に対して直角に配置され、帽体51の前部及び後部において着用した場合に、前記額の前方及び前記後頭部の後方に配置され、4つのスリット70により形成された第2通気部59は、頭側外周部の全域に配置される。
従って、前記額及び前記後頭部の幅方向略全域に亘って配置されると共に、前記頭部の前部及び後部に配置された第1通気部57と第2通気部59とにより、前記頭部と帽子50との間に空気の流路が形成され、前記頭部の前部及び後部から空気を導入し、上記の帽子10と同様にして、頭部から発せられた熱を第2通気部59から外部に放出することができる。
4つのスリット70により形成された第2通気部59は、各スリット70の内部へは入り込まず、ひさし部53の内周縁部61に接合された立ち上り部65の上端部71が、帽体本体部64の下端部72の内方であって、かつ上方に配置される。
従って、にわか雨や夕立などの急な降雨時であっても、雨滴は帽体本体部64に沿って流下し、帽体本体部64がカバーの役割を果たして雨滴の流入を確実に防ぐため、頭部を濡らすことなく通気性が良好で快適に着用できる帽子50を提供することができる。
なお、本考案の帽子50においては、2つの第1通気部57を有する形態で説明したが、上記の帽子10と同様にして、1つの第1通気部57を有する形態であってもよい。
また、平面三日月形状の第1通気部57を有する形態で説明したが、例えば、平面ドーナツ形状の第1通気部57を有する形態であってもよい。
これらの形態であっても、本考案の帽子50は、頭部から発せられた熱を確実に外部に放出することができる。
本考案の帽子は、頭部から発せられた熱を確実に外部に放出することができるので、近年における猛暑日でも、頭部の蒸れを防止して快適に着用することが可能となり、さらに、通気性を確保しつつ、雨滴の流入を確実に防止することができるので、急な降雨時であっても頭部を濡らさずに着用することが可能となり、防暑及び防滴用の帽子として極めて有用である。
10、50・・・帽子
11、51・・・帽体
12・・・帽体下端周縁部
13、53・・・ひさし部
14、54・・・内側下端周縁部
15、55・・・頭部当接帯
16、56・・・内方基端部
17、57・・・第1通気部
18、58・・・帽体外周部
19、59・・・第2通気部
20、60・・・メッシュ状部材
21、62・・・頭頂被覆片部
22、63・・・帯状基片部
23・・・頭側被覆片部
24・・・前部被覆片部
25・・・頭側被覆小片部
26・・・後部被覆片部
27・・・頭頂被覆メッシュ片部
28・・・頭側被覆メッシュ片部
29・・・調節部材
30・・・当接帯前部
31・・・内周部
32、61、67・・・内周縁部
33・・・幅方向両端部
34・・・内側縁部
35、70・・・スリット
36・・・スリット上端部
37・・・スリット下端部
52・・・帽体周縁部
64・・・帽体本体部
65・・・立ち上り部
66、72・・・下端部
68・・・幅方向端部
69・・・外周部
71・・・上端部

Claims (8)

  1. 帽体と、前記帽体の周縁部に固定されたひさし部と、前記帽体の内側下端周縁部に固定され、前記帽体が頭部に装着された場合に前記頭部に当接する頭部当接帯と、前記頭部当接帯の幅方向外方に延設され、かつ前記ひさし部の内方基端部に固定され、メッシュ状に形成された第1通気部と、を有する帽子であって、前記帽体の構成部材を厚さ方向に連通し、前記帽体の外周部に設けられた第2通気部を有することを特徴とする、帽子。
  2. 前記第1通気部は、平面三日月形状に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の帽子。
  3. 前記第1通気部は、平面ドーナツ形状に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の帽子。
  4. 前記第2通気部は、前記帽体の上下方向に沿って配置された複数のスリットにより形成されていることを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の帽子。
  5. 前記帽体の側頭部対応部に設けられた前記第2通気部は、上端部よりも下端部が後頭部寄りに設けられ、全体として後方へ傾斜して形成されていることを特徴とする、請求項4に記載の帽子。
  6. 前記第2通気部は、前記帽体の周方向に沿って配置されたスリットにより形成されていることを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の帽子。
  7. 前記帽体は、帽体本体部と、前記ひさし部の内周縁部に接合された立ち上り部と、により構成され、前記スリットは、前記帽体本体部の下端部と、前記下端部の内方側に配置される前記立ち上り部の上端部と、により構成されていることを特徴とする、請求項6に記載の帽子。
  8. 前記第2通気部の内方には、前記帽体内側にメッシュ状部材が配設されていることを特徴とする、請求項1〜7の何れか1項に記載の帽子。
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