JP3109472U - 視覚能力を測定し訓練する装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大画面タッチモニタを利用して、ゲーム感覚で、視力を主に使用する職業人と、逆に高齢化して視力と視覚反応が劣化しつつある高齢者の視覚能力を測定し訓練する。
【解決手段】 タッチされた領域の位置情報を発生する電子式表示装置と、乱数を発生する乱数発生部と、表示装置の表示画面にこの乱数に基づき乱数的な位置及び時刻にボールを発生させるボール発生部と、乱数に起動されて計時するカウンターと、このボールを水平方向に移動させる移動部と、タッチされた領域の位置情報と動いているボールの表示された現位置情報とを比較する比較部とこれら各部の動作と結果を記録する記憶部とから構成する。プレーヤーがこの動いているボールに手で触れると、電子式表示装置がこのタッチされた領域の位置情報を発生し、この位置情報とボールの現位置情報とを比較部が比較する。これらが一致していたら得点とし、このボールに触れる時点までの経過時間を記憶部に記録し、記録された時間に基づいて視力を評価する。
【選択図】 図5

Description

この考案は、視覚能力を測定し訓練する装置に関し、特に、最近の大型タッチモニタを利用した動的視力の瞬間視、周辺視野、眼球運動についての能力を測定し、或いは該能力を訓練する装置に関する。
技術背景
各種スポーツにおいて、身体能力のみならず、優れた視覚能力を有することが必要とされる。人間の眼が有する各種視覚能力には、動的視力と瞬間視力(瞬間的に対象を認知する能力)、周辺視野及び眼球運動能力がある。
これら視覚能力が野球、テニス、バスケット球体、バレー球体等の球体競技において、また、ボクシング、レスリング、空手等の格闘技においても、その他、カーレースやスキー等の競技でも、いかに重要であるかは後述の文献1に詳しく開示されている。
又視力計や視覚能力測定装置や方法に関しては、後述の文献2に眼でとらえた目標に手で反応する方法がそれぞれ詳しく開示されている。
また、特許公報では後述の文献3から6に詳しく開示されている。更に、タッチパネル式大型テレビの原理と構造については、後述の文献7から20に詳しく開示されている。
眼と手の協応動作(eye/hand coordination E/H)については、文献2のスポーツビジョン研究会による「スポーツのための視覚学」1987年11月13日発行、有限会社ナップに詳しく開示されている。この本によると、ビジュアルトレーニングは、野球、サッカー、バレー球体、アメリカンフット球体、ボクシング向けに主に行われている。
動体視力のビジュアルトレーニングでは、アルファベットや数字を書いた球体での複数人間でキャッチボールを行っている。
眼球運動のビジュアルトレーニングでは、自分で左右に広げた両手の親指の爪に視線を合わせて、上下左右方向に回転を行う。瞬間視のビジュアルトレーニングでは、二人で対面し、雑誌を瞬間的に開いて、何が見えたかをできるだけ沢山答えさせる。
周辺視野を測定するには視野計があり、被験者にドームのような半球内の中心部を注視させながら、光のターゲットを外側から中心に向かって動かして行き、ターゲットを最初に知覚できた地点を結んで周辺視野としている。
DVA動体視力のうち、眼と手の協応動作(eye/hand coordination E/H)では、眼でとらえた目標に手で反応する「もぐら多叩き」のような能力である。
被検者は小型黒板のようなパネルの前に立ち,パネルの前面に手が届くように、自分の立つ位置とパネルの高さを調整する。パネル内には直径約3cmの赤く点灯するライトが120個組み込まれているが,点灯しない限り外からは見えない。このライトは点灯中に指で押すと消灯するタッチセンサーになっている。まずパネルのどこか1カ所でライトが赤く点灯する。被検者はこれを指で押して消す。消えるとただちに他のどこかで次のセンサーが点灯する。この作業を繰り返し,合計120個のライトが点灯し終われば検査は終了する。
本考案では下記の文献を参考にした。
文献1 特開平11−235314号
文献2 スポーツビジョン研究会による「スポーツのための視覚学」198 7年11月13日発行、有限会社ナップ
文献3 特開平11−164815号
文献4 特開平11−235314号
文献5 特開2000−237133号
文献6 特開2001−137219号
文献7 特開2004−094394号
文献8 特開2003−344086号
文献9 特開2003−323140号
文献10 特開2003−296032号
文献11 特開2003−296022号
文献12 特開2003−263145号
文献13 特開2003−099193号
文献14 特開2001−142641号
文献15 特開2001−142640号
文献16 特開2001−142639号
文献17 特開2000−200150号
文献18 特開2000−148397号
文献19 特開2000−137564号
文献20 特開2000−134503号
実際のビジュアルトレーニングに越したことはないが、常時相手が必要であり、一人では出来ない、または一人だと怠けてしまう欠点があった。
従来のタキストコープや視野計や角膜反射法では、実際の装置を使用するので、正確で望ましいものであるが、装置自体がかさばり、購入価格が高いこと、設置場所を制限されるので、多くの希望者がいつでも気軽に使用することが困難である。
この考案は、上記問題を解決するためになされたもので、第1の考案では、タッチされた領域の位置情報を発生可能な電子式表示装置及び別体の映像制御演算装置とからなり、この映像制御演算装置が任意の乱数を発生する乱数発生部と、前記表示装置の表示画面にこの乱数に基づき乱数的な位置及び時刻にボールを発生させるボール発生部と、前記乱数の発生に起動されて計時するカウンターと、このボールを前記表示画面で水平方向に移動させる移動部と、前記タッチされた領域の位置情報と前記動いているボールの表示された現位置情報とを比較する比較部とこれら各部の動作と結果を記録する記憶部とから構成され、プレーヤーがこの動いているボールを手で触れるために当該表示画面にタッチすると、前記電子式表示装置がこのタッチされた領域の位置情報を発生し、この位置情報と前記ボールの現位置情報とを前記比較部が比較し、これらが一致していたら得点とし、このボール出現から触れる時点までの経過時間を前記カウンターが計時し、この経過時間を前記記憶部に記録し、記録された時間に基づいて前記プレーヤーの視覚能力を測定し訓練する。
第2の考案では、タッチされた領域の位置情報を発生可能な電子式表示装置及び別体の映像制御演算装置とからなり、この映像制御演算装置が前記表示装置の表示画面に中央部に動かないボールとこのボールを挟んで離れている複数のボールを発生させるボール発生部と、これら複数のボールを前記動かないボールの周りに旋回移動される移動部と、前記複数のボールのうち一つを任意に選定する乱数を発生する乱数発生部と、この乱数により動いているボールを変色させる変色部と、この乱数により起動されて計時するカウンターと、前記タッチされた領域の位置情報と前記選定され動いているボールの現位置情報とを比較する比較部とこれら各部の動作と結果を記録する記憶部とから構成され、プレーヤーがこの動きながら変色したボールを手で触れるために当該表示画面にタッチすると、前記電子式表示装置がこのタッチされた領域の位置情報を発生し、この位置情報と前記ボールの現位置情報とを前記比較部が比較し、これらが一致していたら得点とし、ボールの変色時から触れる時点までの経過時間を前記カウンターが計時し、この経過時間を前記記憶部に記録し、記録された時間に基づいて前記プレーヤーの視覚能力を測定し訓練する。
最近公共施設や事業所に普及した大画面タッチモニタを活用して、実際の視覚能力を測定し訓練する装置にほぼ近いが装置が実現できる。実機に近い装置を使用するので、想定が正確であり、プレーヤーはゲーム感覚で積極的に視力強化練習に参加できる。
既存装置を利用するので、購入価格が相対的に低く抑えられ、設置場所が自然に増加するので、多くの希望者がいつでも気軽に使用することが可能となる。
以下この考案を図面に従って説明する。
図5はこの考案の視覚能力を測定し訓練する装置の外観図であり、被験者のプレーヤーHは、大画面タッチモニタ1の画面25に向かって正面に立っている。大画面タッチモニタ1はボール制御装置3から映像データを供給され、画面25にはボール20、21が表示される。
大画面タッチモニタ1の画面25は被験者である人間の肩幅より広い、幅90cm、縦60cm程度が望ましい。画面25にはタッチセンサーが重ねて張り合わされており、タッセンサー2は画面25内のXY座標を所定の精度で触れることで、出力可能である。
大画面タッチモニタ1は公知であり、既に市場に出ている装置を利用する。
図1、図2において、画面25で横方向へ動くボール20を見極める動体視力をトレーニングする。
画面25上で図1の左方又は図2の右方からボール20が素早く出現し、プレーヤーHは移動中のボール20に図1で右手HR又は図2で左手HLでタッチする。ボール20を逃がしてタッチできないと、行った先の図2の右方又は図1の左方からボール20が素早く出現し、逆の図2の左方向へ又は図1の右方向に水平に移動する、タッチされるまで左右に往復する。往復を繰り返す毎にボール20の速度は減速する。
図2の右方又は図1の左方からボール20が出現する位置:高さYと左右端部領域内Xとはランダムであり、またボール20の色は自由に設定可能で、減速速度はランダムである。
1ゲームで例えば10回行い、表示されてからタッチするまでの経過時間が短いほど高得点となり、また評価は例えば1から5までの5段階とする。
図3では画面25中央に固定表示した赤い円24を見ながら、その周辺で動く黄色の2個のボール20、21を観察し、図4でこれらのうち変色して赤いボール20になった方を右手HR又は左手HLでタッチする。出現位置(X、Y)と時間及び軌道がランダムで、予測不可能な表示とする。1ゲームで10回行い、表示されてからタッチするまでの経過時間が短いほど高得点となる。また評価は1から5までの5段階とする。
目と手の協応動作E/Hのうち、画面25で横方向へ動くボール20を見極める動体視力をトレーニングする装置の構成を図7を参照して説明する。
大画面タッチモニタ1にはタッチセンサー2が貼り付けられ、タッチセンサー2の出力はボール制御装置3の比較部7に送られる。ボール発生部4は乱数発生部5が発生したランダム座標位置にボール20を発生させ、移動部6がこのボール20を右方向へ又は左方向に移動させる。ボール発生部4が順次発生するボール20の座標位置は比較部7の他方入力端に送られている。
乱数発生部5が発生したランダム座標位置データはカウンター(秒針)8を起動する。計数中にカウンター(秒針)8の計数値(秒数)は比較部7からの一致信号又は自らの桁上がり信号でクリア(リセット)される。
クリア(リセット)される際,カウンター(秒針)8の計数値(秒数)は記憶部9に記録される。保持部16は制限値の秒数例えば10秒を保持し、カウンター(秒針)8から桁上がり信号が来ると、数値10(秒数)を記憶部9に送る。
次にプレーヤーの視覚能力を測定し訓練する方法について、図1と図2を参照しながら図7のフローに従って説明する。
ステップS1では、ボール発生部4は乱数部5が任意に指定する位置に、大画面タッチモニタ1の画面25上左側にボール20を出現させる。ステップS2ではカウンター8が計時を開始する。
ステップS3では例えば制限時間10秒経過したか調べる(カウンター8の桁上がりの有無)、プレーヤーがマゴマゴしているうちに10秒経過していれば、目と手の協応動作能力は最悪の不出来であり、ステップS5に行き、時間切れとなりカウントアップし、保持部16にある制限時間10秒(経過時間)を記憶部9の所定番地に記録する。
経過以前ならステップS4では、プレーヤーHの手が反応して動くボール20にタッチされたか調べる、即ちタッチセンサー2から来る手が画面25に触れた位置座標F(X、Y)と、ボール発生部4から得た現時点でのボール20の位置データG(X、Y)とが一致したかどうか比較部7が判断する。
プレーヤーHの両手は画面25上で横方向にすばやく動くボール20を左右どちらかの手で触るように努力する。目でボール20を追っかけて、脳が反応して、両手に運動を指令する。早く動くボール20に触れると高得点になる。
タッチされていなければステップS6に進み反対側に到着したか調べ、到着していなければ、ステップS2に戻り、計時を続行する。
到着していればボール20を消去し、ステップS7に進み、対向する右側にボールを20を出現させ、今度は逆の左横方向に移動させる。その後ステップS2に戻り、計時を続行する。ステップS4でプレーヤーが正確にボール20にタッチしていれば、比較部7は一致信号を出力し、ステップS5に行き、タッチまでの経過時間を記憶部9の所定番地に記録する。
ステップS8では、この一致信号がクリア信号になり、画面上のボールを消去し、カウンター8をリッセトする。ステップS9では、記憶部9の番地を1個進める。ステップS10では、記憶部9内番地が、例えば10回終了したか調べ、10回未満ならステップS1に戻り、10回まで繰り返し終了する。
なお、上記ボール制御装置3のボール発生部4と乱数発生部5と移動部6と比較部7とカウンター8及び記憶部9と保持部16は一般的なCPUから構成し、これらのステップS1からステップS10までの機能をプログラムで実現してもよい。
図3では画面25中央に固定表示した赤い円24を見ながら、その周辺で動く黄色の2個のボール20、21観察し、図4でこれらのうち変色して赤いボール20ななった方を右手HR又は左手HLでタッチする。
目と手の協応動作E/Hのうち、周辺視野のトレーニングする装置の構成について図9のフローを参照して説明する。
実施例1と同一の部分は説明を省略する。ボール発生部4は赤い円24を挟んだ任意の座標位置に、2個の黄色ボール20、21を離れてそれぞれ発生させる。
移動部6がこれらのボール20、21を互いに赤い円24を挟んで右方向へ又は左方向に旋回移動させる。これら2個の黄色ボール20、21の旋回する画像データは変色部11を介して大画面タッチモニタ1に送られる。
乱数発生部5が発生したランダム数値1/2の(丁半)データは、変色部11とカウンター(秒針)8に送られる。変色部11ではこのランダム数値1/2の(丁半)データを受けて、黄色ボール20又は黄色ボール21のうち一方を例えば赤色に変色させる。
同時に、ランダム数値1/2の(丁半)データはカウンター(秒針)8を起動する。計数中にカウンター(秒針)8の計数値(秒数)は比較部7から来た一致信号又は自らの桁上がり信号によりクリア(リセット)される。
なお、黄色ボール20、21は同一色であればよく、白、黒その他の色でもよい、また変色する色はこれらと異なる色であれば何色でもいい。
またカウンター(秒針)8の進行中の計数値(秒数)は常時制御スイッチ14に供給されており、制御スイッチ14は比較部7から一致信号を受けると供給された進行中の計数値(秒数)を記憶部9に出力する。
抽出部12は変色部11から出力されている旋回するボールのうち、変色したボール20又は21の一方の現座標位置データのみを抽出し、比較7の他方入力端に送る。
比較部7からの一致信号により、カウンター(秒針)8の進行中の計数値(秒数)が記憶部9に記録される前に消去させないために遅延部13を設けている。
次にプレーヤーの周辺視野のトレーニングを目的とする視覚能力を測定し訓練する方法について、図3と図4を参照しながら図9のフローに従って説明する。
起動時のステップS11では、ボール発生部4が任意の位置に、大画面タッチモニタ1の画面25中心部に赤丸24を、その左右側に黄色ボール20と黄色ボール21をそれぞれ出現さ、かつ移動部6が左右側の黄色ボール20と黄色ボール21を赤丸24を挟んで旋回させる。
この時プレーヤーは中心部の赤丸24を見ながら動く黄色ボール20と黄色ボール21を視認する。
ステップS12では、乱数発生部5が1/2の確率で、互いに動いているどちらかのボールを赤色に変色させる。この変色時期をきっかけにステップS13ではカウンター8が計時を開始する。
ステップS14では例えば制限時間10秒経過したか調べる(カウンター8の桁上がりの有無)、経過していればステップS16に行き、プレーヤーがマゴマゴして変色ボールを捕まえられないので、時間切れとなり、制限時間10秒(経過時間)を記憶部9の所定番地に記録する。
経過以前ならステップS15では赤に変色した図4のボール20がタッチされたか調べる。即ちタッチセンサー2から来る手が画面25に触れた位置座標F(X、Y)と、抽出部12から得た現時点での赤色ボール20の位置データG(X、Y)とが一致したかどうか比較部7が判断する。
プレーヤーHの両手は画面25上で旋回する赤ボール20を左右どちらかの手で触るように努力する。赤丸24を見ながら網膜の周辺部でボール20、21を追っかけて、赤色に変わったボール20を認め、脳が反応して、いずれかの手に運動を指令する。
ステップS15でタッチされていなければ、ステップS13に戻り計時を続行する。
タッチされていれば、比較部7は一致信号を出力し、ステップS16に行き、タッチまでの経過時間を記憶部9の所定番地に記録する。
ステップS17は、この一致信号が遅延部13により少し遅れてクリア信号になり、画面上のボールを消去し、カウンター8をリッセトする。ステップS18では、記憶部9の番地を1個進める。ステップS19では、記憶部9内番地が、例えば10回終了したか調べ、10回未満ならステップS11に戻り、10回まで繰り返し終了する。
何時どのボールが変色したかを一早く認識して、手でボール21を正確に触れる練習を繰り返すことが、能力測定と同時に訓練となり、結果的に周辺視野の向上になる。
また毎回、毎日の測定と訓練が記録され、1週間、1月、3月・・・1年後のE/H能力の進歩状況が把握できる。なお、変色ボールが1個であれば、旋回するボールは3個以上で表示してもよい。
更に、上記ボール制御装置3のボール発生部4と乱数発生部5と移動部6と比較部7とカウンター8と変色部11と抽出部12と遅延部13と制御スイッチ14と保持部16及び記憶部9とは一般的なCPUから構成し、これらのステップS1からステップS10までの機能をプログラムで実現してもよい。一般的なCPUはパソコン等であってもよい。
プロのスポーツ選手や国際相場や為替ディーラー達の視覚能力を向上させるのに極めて有効で、眼を主に使う専門職の職業環境に癒しと回復をもたらすものとなる。
今後拡大が予想されるテレビ画面にも利用できる大画面タッチモニタに、殆どの国民に普及しているパソコンと組み合わせることが可能で、一般家庭にも直接導入できる。老人の反射神経の劣化防止に、視力の活性化と視力の回復や強化にも役立ことができる。
この考案の視覚能力を測定し訓練する装置の動作を説明する実施例1の図である。 この考案の視覚能力を測定し訓練する装置の動作を説明する実施例1の他の図である。 この考案の実施例2におけるボールの最初の状態を示す図である。 この考案の実施例2におけるボールの動作中の状態を示す図である。 この考案の視覚能力を測定し訓練する装置に利用する大画面タッチモニタの外観図である。 この考案の視覚能力を測定し訓練する装置の実施例1におけるブロック構成図である。 この考案の実施例1における装置の動作を説明するためフローチャートである。 この考案の視覚能力を測定し訓練する装置の実施例2におけるブロック構成図である。 この考案の実施例2における装置の動作を説明するためフローチャートである。
符号の説明
1 大画面タッチモニタ
2 タッチセンサー
3 ボール制御装置
4 ボール発生部
5 乱数発生部
6 移動部
7 比較部
8 カウンター
9 記憶部
11 変色部
12 抽出部
13 遅延部
14 制御スイッチ
16 保持部
20、21 ボール
24 赤丸
25 画面
H プレーヤー
HR 右手
HL 左手

Claims (2)

  1. タッチされた領域の位置情報を発生可能な電子式表示装置及び別体の映像制御演算装置とからなり、この映像制御演算装置が任意の乱数を発生する乱数発生部と、前記表示装置の表示画面にこの乱数に基づき乱数的な位置及び時刻にボールを発生させるボール発生部と、前記乱数の発生に起動されて計時するカウンターと、このボールを前記表示画面で水平方向に移動させる移動部と、前記タッチされた領域の位置情報と前記動いているボールの表示された現位置情報とを比較する比較部とこれら各部の動作と結果を記録する記憶部とから構成され、
    プレーヤーがこの動いているボールを手で触れるために当該表示画面にタッチすると、前記電子式表示装置がこのタッチされた領域の位置情報を発生し、この位置情報と前記ボールの現位置情報とを前記比較部が比較し、これらが一致していたら得点とし、このボール出現から触れる時点までの経過時間を前記カウンターが計時し、この経過時間を前記記憶部に記録し、記録された時間に基づいて前記プレーヤーの視覚能力を測定し訓練する装置。
  2. タッチされた領域の位置情報を発生可能な電子式表示装置及び別体の映像制御演算装置とからなり、この映像制御演算装置が前記表示装置の表示画面に中央部に動かないボールとこのボールを挟んで離れている複数のボールを発生させるボール発生部と、これら複数のボールを前記動かないボールの周りに旋回移動される移動部と、前記複数のボールのうち一つを任意に選定する乱数を発生する乱数発生部と、この乱数により動いているボールを変色させる変色部と、この乱数により起動されて計時するカウンターと、前記タッチされた領域の位置情報と前記選定され動いているボールの現位置情報とを比較する比較部とこれら各部の動作と結果を記録する記憶部とから構成され、
    プレーヤーがこの動きながら変色したボールを手で触れるために当該表示画面にタッチすると、前記電子式表示装置がこのタッチされた領域の位置情報を発生し、この位置情報と前記ボールの現位置情報とを前記比較部が比較し、これらが一致していたら得点とし、ボールの変色時から触れる時点までの経過時間を前記カウンターが計時し、この経過時間を前記記憶部に記録し、記録された時間に基づいて前記プレーヤーの視覚能力を測定し訓練する装置。
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