JPH11235314A - 視覚能力測定方法 - Google Patents

視覚能力測定方法

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JPH11235314A
JPH11235314A JP10042238A JP4223898A JPH11235314A JP H11235314 A JPH11235314 A JP H11235314A JP 10042238 A JP10042238 A JP 10042238A JP 4223898 A JP4223898 A JP 4223898A JP H11235314 A JPH11235314 A JP H11235314A
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Application number
JP10042238A
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English (en)
Inventor
Hisao Ishigaki
尚男 石垣
Akio Toshima
章雄 戸島
Takashi Sakai
剛史 酒井
Tomotake Kubo
奉猛 久保
Tomoaki Kondo
智明 近藤
Hirokazu Onoe
博和 尾上
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KANSAI SHINGIJUTSU KENKYUSHO K
KANSAI SHINGIJUTSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
KANSAI SHINGIJUTSU KENKYUSHO K
KANSAI SHINGIJUTSU KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々のスポーツで重要視されつつある動的視
覚能力を手軽に測定することができる方法の提供。 【解決手段】 第1の発明は、画面上に複数種類のパタ
ーンを同時瞬間的に表示し、前記瞬間的表示の後に前記
複数種類のパターンの内の1つを選択して提示し、提示
されたパターンと同じパターンの前記画面における位置
を被験者に回答させることを特徴とする。第2の発明
は、画面中心に1つのパターン、その周辺に複数種類の
パターンを前記画面中心のパターンからの距離を異なら
せて同時に表示し、該複数種類のパターンの内1種の前
記画面における位置又は方向を被験者に回答させること
を特徴とする。第3の発明は、画面上の異なる位置に各
位置当たり1個ずつ複数種類のパターンを順次表示し、
全位置での表示を終えた後に該複数種類のパターンの内
1種の前記画面における表示位置を被験者に回答させる
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、視覚能力を測定す
る方法に関し、特に、種々のスポーツで重要視されつつ
ある動的視覚能力のうち、いわゆる瞬間視、周辺視野、
眼球運動についての能力を測定し、或いは該能力を訓練
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種スポーツにおいて優れた運動能力を
発揮するには、身体能力のみならず、優れた視覚能力を
有することが必要とされる。人間の眼が有する各種視覚
能力のうち、特に、スポーツの分野においては、動的視
覚能力の一種である、いわゆる瞬間視力(瞬間的に対象
を認知する能力)、周辺視野及び眼球運動能力が重要視
されつつある。
【0003】野球、テニス、バスケットボール、バレー
ボール等のボール競技において、一瞬のうちに変化する
ボールを見逃さず、自分のプレーに生かせるのは、瞬間
視力に基づいている。また、ボクシング、レスリング、
空手等の格闘技においても、瞬間的な相手の動きを的確
に捉えて対応するために、瞬間視力は非常に重要な役割
を果たしている。その他、カーレースやスキー等の競技
でも、瞬時に複数の障害物を把握するために、瞬間視力
は欠かせない能力といえる。
【0004】周辺視野は、ほとんどのスポーツで必要と
される能力である。例えば、球技においては、ボールを
眼の中心で追うばかりでなく、広い視野で味方や敵の動
きを捉えなければならない。また、格闘技においては、
さまざまな位置、方向から繰り出される技をいち早く知
覚して防御すると共に、相手の身体のすきを瞬時に見つ
け出して攻撃しなければならない。
【0005】眼球運動能力もほとんどのスポーツで必要
とされる能力である。すなわち、目標の姿、形、色やそ
の変化をはっきりと認識するには、その目標を視野の中
心に位置させる必要があり、このため、目標の動きに合
わせて眼を素早く動かす必要がある。
【0006】以上に述べた瞬間視力、周辺視野及び眼球
運動能力を測定し、その状態を把握することは、その後
のトレーニングの方向付けや必要な矯正のために極めて
重要である。また、これらの能力を維持、向上させるた
めに、適宜訓練を行うことが重要である。従来、瞬間視
力を測定、訓練する装置として、米国ラフィアット・イ
ンスツルメント社製のタキストコープと呼ばれる装置が
知られている。この装置は、一般のスライドプロジェク
ターのレンズ部分に、露出時間を0.01秒〜0.5秒
の間で制限し得る電子シャッターを取り付けたものであ
る。使用に際し、被検者から2〜3m離れた位置にスク
リーンを設置し、スライドに描かれた数字をスクリーン
に投影する。スライドには5〜7桁の数字が描かれてお
り、被検者にこの数字を読みとらせる。タキストコープ
は、短い時間の間にいかに多くの数字を読みとることが
できるかで瞬間視力を測定し、測定を数多く繰り返すこ
とで訓練を行うものである。
【0007】周辺視野を測定する装置としては、眼科で
使用される視野計が一般的に知られている。視野計は、
座った状態の被検者に、ドームのような半球内の中心部
を注視させながら、光のターゲットを外側から中心に向
かって動かしていくものである。このターゲットを最初
に知覚できた地点を結んで視野の境界線、すなわち周辺
視野としている。
【0008】眼球運動能力を測定する装置としては、角
膜反射法を用いたものが知られている。角膜反射法は、
被験者の眼球表面(角膜)に参照光を当て、その反射光
から眼球の運動、向きを測定する方法である。すなわ
ち、角膜表面を構成する球面の中心が眼球自体の中心と
一致していないため、眼球が回転したときに角膜での反
射の位置と方向が変化するという現象を利用するもので
ある。角膜反射法は、一般に、参照光として赤外光を用
いその反射光を赤外線カメラで検出する構成をとる。そ
のため、被験者は、測定に際し、参照光の発光体と小型
のカメラを装着した測定ヘッドを装着する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
瞬間視力測定装置は、専用装置であって投影し得るパタ
ーンが限られており、使用者が独自に投影パターンの作
成、増減或いは露出時間の調整等を行う自由度に乏しい
ものである。また、価格が高額であり、個人的に或いは
家庭等で手軽に測定、訓練を行うことができないもので
ある。
【0010】また、従来の周辺視野測定装置は、光のタ
ーゲットが視野内に入ったことだけを被検者に答えさせ
るものであり、眼に入ってくる光量の変化を検知し得る
領域をもって周辺視野とする装置である。かかる意味で
の周辺視野を測定することは、緑内障等の病気の診断に
は有効である。しかし、スポーツ等で必要とされるの
は、単なる光量変化を検知し得るのではなく、対象の形
状、模様、動き等を認識し得る周辺視野である。この意
味での周辺視野を従来の周辺視野測定装置で測定するこ
とは困難である。また、従来の周辺視野測定装置は、専
用装置であって、非常に高額であり且つ自由度に乏し
く、手軽に測定、訓練を行うことができない。本明細書
における以下の説明及び特許請求の範囲の項では、「周
辺視野」の語を、対象の形状、模様、動き等を認識し得
る視野との意味で(言わば有効視野との意味で)使用す
る。
【0011】さらに、従来の眼球運動能力測定装置は、
前述のように赤外線発光体と赤外線カメラを有する測定
ヘッド及び専用のデータ処理ユニットを備える。測定に
際し、被験者は測定ヘッドを装着しなければならず、
又、所定のキャリブレーションを行う必要があるため、
測定に非常に手間がかかる。また、従来の眼球運動能力
測定装置は、専用装置であって、非常に高額であるた
め、家庭等で手軽に測定を行うことができない。また、
この装置によって眼球運動能力の測定はできるが、眼球
運動能力の訓練を行うことは困難である。
【0012】本発明は、かかる従来技術の問題点を解決
すべくなされたもので、種々のスポーツで必要とされる
瞬間視、有効視野、眼球運動についての能力を手軽に測
定することができ、また繰り返し使用することにより前
記能力の向上を図り得る視覚能力測定方法を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明は、画面上に複数種類のパターンを同時
瞬間的に表示し、表示されたパターンを被験者に回答さ
せる瞬間視の視覚能力測定方法であって、前記瞬間的表
示の後に前記複数種類のパターンの内の1つを選択して
提示し、提示されたパターンと同じパターンの前記画面
における位置を回答させることを特徴とする視覚能力測
定方法を提供するものである。
【0014】かかる発明においては、複数種類のパター
ン(文字、数字、図形等)を同時瞬間的に表示した後、
前記パターンの内いずれか1種類のパターン(選択によ
り変化する)の位置を被験者に回答させる。つまり、被
験者は、パターンが表示される前には、どの種類のパタ
ーンの位置を回答すればよいかが分からず、特定種類の
パターンの位置だけ覚えるという心構えができない。し
たがって、画面に表示された全てのパターンの位置を瞬
時に知覚する必要があり、瞬間視力の測定に極めて好適
である。また、表示する複数種類のパターンの配列は固
定されたものでないため、測定を繰り返しても、被験者
は、前記パターンの配列を覚えることがなく、精度良く
瞬間視力を測定できる。さらに、本発明方法を繰り返し
て実施することにより、瞬間視力の向上が期待でき、そ
の能力向上を測定値の変化として実感することができ
る。
【0015】好適には、前記瞬間的表示の直後に、被験
者の眼における表示パターンの残像を消去するための画
像が前記画面に表示される。かかる場合、被験者は、眼
に残る残像を利用して回答し難くなるため、瞬間的な視
知覚のみを測定することができる。
【0016】さらに、好適には、前記パターンは2種類
のパターンであり、3行3列のマトリックス状に表示さ
れる。かかる場合、被験者は、パーソナルコンピュータ
のキーボードのテンキーを利用して簡単に回答すること
ができる。また、1度に表示されるパターンが2種類で
あれば、難易度が必要以上に高くなってしまうこともな
く、且つ回答すべきパターンの数も少なくならないた
め、瞬間視力の測定に極めて好適である。
【0017】本発明は、画面上に複数種類のパターンを
同時瞬間的に表示する手順と、該瞬間的表示の後に前記
複数種類のパターンの内の1つを選択して前記画面上に
提示する手順と、提示されたパターンと同じパターンの
前記画面上の位置を被験者に回答させる手順とを、コン
ピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体として提供され得る。したが
って、パーソナルコンピュータ等の既存のハードウェア
上で実施可能であり、誰でもが手軽に瞬間視力を測定、
訓練することができる。また、他の汎用ソフトと組み合
わせること等により、例えば、前記パターンを自分の好
みに応じたキャラクター図形等とすることもでき、楽し
みながら測定、訓練することができる。
【0018】また、第2の発明は、画面中心に1つのパ
ターン、その周辺に複数種類のパターンを同時に表示し
てこれらを被験者に読み取らせ周辺パターンの認識可能
範囲を測定する周辺視野の視覚能力測定方法であって、
前記周辺に表示された複数種類のパターンを、前記画面
中心のパターンからの距離を異ならせて表示し、該複数
種類のパターンの内1種の前記画面における位置又は方
向を回答させることを特徴とする視覚能力測定方法を提
供するものである。
【0019】かかる発明によれば、画面中心に被験者が
注視するためのパターンと該パターンの周辺に複数種類
のパターンとを同時に表示するため、被験者は画面中心
のパターンに視線を向けつつ、その周辺に表示された複
数種類のパターンを知覚することになる。被験者は、前
記複数種類のパターンの内1つのパターンの位置を回答
するため、当該パターンの形状等をも認識しなければな
らない。したがって、本発明によれば、従来の視野計の
ように単なる光量の変化を検知するだけでなく、パター
ンとして認識する必要がある。すなわち、本発明によれ
ば、従来測定が困難であった形状等の認識が可能な範囲
としての周辺視野を測定することができる。また、本発
明の継続的使用により、このような周辺視野の視覚能力
の向上が期待でき、その能力向上を測定値の変化として
実感することができる。
【0020】また、好適には、前記表示の前に、画面中
心に被験者が注視するためのパターンが予め表示され
る。この場合、まず、注視すべきパターンを画面中心に
表示するため、これを見る被験者の視線を画面中心に向
けさせることができ、実際の測定前の準備を整えること
ができる。
【0021】さらに、好適には、前記パターンは、2種
類のパターンであり、前記画面中心のパターンを中心と
して放射状に列をなすように並べて表示され、被験者に
前記2種類のパターンの内1種の位置する列を回答させ
る。かかる構成によれば、パターンの位置を回答させる
場合に比べ、回答の選択肢が減るため、キーボードのテ
ンキー等を利用して簡単に回答することができる。ま
た、1度に表示されるパターンが2種類であれば、難易
度が必要以上に高くなってしまうこともなく、有効視野
の測定に極めて好適である。
【0022】本発明は、画面中心に1つのパターン、そ
の周辺に前記画面中心のパターンからの距離を異ならせ
た複数種のパターンを同時に表示する手順と、該複数種
類のパターンの内1種の前記画面における位置又は方向
を回答させる手順とを、コンピュータに実行させるプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
として提供され得る。したがって、パーソナルコンピュ
ータ等の既存のハードウェア上で実施可能であり、手軽
に有効視野を測定、訓練することができる。
【0023】さらに、第3の発明は、画面上の異なる位
置に各位置当たり1個ずつ複数種類のパターンを順次表
示し、全位置での表示を終えた後に該複数種類のパター
ンの内1種の前記画面における表示位置を被験者に回答
させることを特徴とする眼球運動の視覚能力測定方法を
提供するものである。
【0024】かかる発明においては、複数種類のパター
ンを1個ずつ各々異なる位置に順次表示し、当該パター
ンの内1つのパターンの位置を被験者に回答させる。回
答すべきパターンがいくつ表示されるか、また、画面の
どの位置にどのような順番で表示されるかについて、被
験者は前もって知ることができない。したがって、被験
者は、順次表示されるパターンの全てを注視する必要が
あり、眼球運動能力の測定に極めて好適である。
【0025】好適には、前記パターンは2種類のパター
ンであり、3行3列のマトリックス状に表示される。か
かる構成によれば、キーボードのテンキーを利用して簡
単に回答することができる。また、表示されるパターン
が2種類であるため難易度が高すぎることもなく、眼球
運動能力の測定に極めて好適である。
【0026】本発明は、画面上の異なる位置に各位置当
たり1個ずつ複数種類のパターンを順次表示する手順
と、全位置での表示を終えた後に該複数種類のパターン
の内1種の前記画面における表示位置を被験者に回答さ
せる手順とを、コンピュータに実行させるプログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として提
供され得る。したがって、パーソナルコンピュータ等の
既存のハードウェア上で実施可能であり、手軽に眼球運
動能力を測定、訓練することができる。
【0027】なお、ハードウェアとして1台のパーソナ
ルコンピュータ等を利用し、前記第1〜第3の発明につ
いてのプログラムを各々実行することにより、1台のハ
ードウェアで複数の視覚能力を測定することが可能であ
る。
【0028】上記いずれの発明においても、図面パター
ンをコンピュータプログラムにより画面に表示するよう
になっているため、該プログラムを適宜調整することに
より、表示パターンの作成、変更や、表示時間の調整を
行うことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明の実施形態について説明する。図1は、本発明に係る
視覚能力測定方法の一実施形態を表すフローチャートで
ある。本実施形態における視覚能力測定方法は、例え
ば、既存のパーソナルコンピュータ上で実施することが
でき、この場合は画像表示手段としてパーソナルコンピ
ュータのモニタ、回答入力手段としてキーボードのテン
キーを用いる。図1に示すように、本実施形態では、測
定処理を選択することにより、瞬間視力、有効視野及び
眼球運動能力の全ての測定が可能である。しかし、本発
明はこれに限らず、前記3つの測定のうち任意の2つの
組合せ又は1つの測定のみを行わせるように構成するこ
ともできる。
【0030】以下、図1に示す、瞬間視力測定処理、有
効視野測定処理及び眼球運動能力測定処理のフローを順
に説明する。
【0031】図2は、瞬間視力測定処理のフローチャー
トの一例である。本実施形態の瞬間視力測定処理におい
ては、まず、○、×、△、□の4種類の図形の内、画面
に表示する2種類の図形を選択する。次に、選択した2
種類の図形を被験者に対し3行3列のマトリックス状に
同時瞬間的に表示する。この表示時間は、300msec程
度が適切である。瞬間視力の高い者に対してはより短い
時間でパターン表示してもよいが、表示時間を一定とし
て後述する正解率により瞬間視力を評価することができ
る。表示する図形パターンの例を図3の(a)〜(c)
に示す。表示が瞬間的であっても、被験者の眼には残像
が生じることがあり、これにより測定精度が低下するお
それがある。被験者の眼における表示図形の残像を消去
するため、図4に示すマトリックスの全てを黒一色に塗
りつぶした打消し画像を表示する。残像による精度低下
を防止するには、これ以外にも、例えば、前記図形表示
を表示パターンの変更と共に複数回連続して繰り返し、
最後の表示より1回前の表示について回答させるように
してもよい。
【0032】次に、表示した2種類の図形の内の1種を
画面に表示する。例えば、図3の(a)に示すパターン
を先に表示した場合には、○又は△の図形のうちいずれ
か1種を表示する。被験者は、表示された図形が、先に
表示されたマトリックスのいずれの位置に存在していた
かをテンキーの1〜9を用いて回答する。そして、被験
者の回答した位置と実際の図形の位置とを比較し正誤を
判定する。
【0033】被験者には、表示されるパターンに○、
×、△、□の図形の内いずれの2種類の図形が含まれる
か、また、2つの図形の内どちらの図形の位置を回答す
るのかが事前に分からない。したがって、被験者は、常
にマトリックスの全領域に意識を払わなければならず、
特定の図形の位置だけを覚えるという心の準備ができな
い。これは、瞬間視力の測定を精度良く行うのに極めて
好適である。
【0034】以上に述べた測定を、各回毎に表示パター
ンを変えて必要な回数(例えば20回)繰り返す。な
お、被験者に測定内容を理解させるため、実際の測定の
前に練習を5回行い、練習の最初の2回は画像表示時間
を2000msec程度とするのが望ましい。
【0035】測定結果の評価方法としては、第1に、1
回の表示画面中の全ての図形の位置を回答できた場合を
正解、そうでない場合を不正解とし、繰り返し数(20
問)中の何問を正解できたかで評価する方法がある。第
2に、位置を正しく回答できた図形の合計個数で評価す
る方法がある。第3に、1回の表示時間を変更し、1回
の表示画面中の全ての図形の位置を回答し得る最短時間
で評価する方法もある。本実施形態では、これら3つの
評価方法の全てを行うことができ、評価結果を画面に表
示する構成としている。
【0036】なお、本実施形態では、○、×、□、△と
いう4種類の幾何学図形の中から2種類の図形を選択し
て表示しているが、図形の種類を4種類以上にしたり、
これら以外の種類の図形や、文字、数字等を表示しても
よい。また、形状が異なる図形ではなく、色、大きさ、
向きの異なる図形を表示してもよい。さらに、本実施形
態では、キーボードのテンキーを回答入力手段としてい
るため、3行3列のマトリックス状に表示しているが、
マウス等を回答入力手段とすれば、その回答入力が可能
な他の種々の表示方法が可能となる。
【0037】次に、有効視野の測定方法の実施形態につ
いて説明する。図5に有効視野測定処理のフローチャー
トの一例を示す。有効視野測定処理においては、初め
に、注視すべき数字を画面中心に瞬間的に(例えば25
0msecの間)1回又は2回表示する。図6の(a)に注
視数字の表示例を示す。被験者は画面中心の数字を声を
出して回答する。このように画面中心の数字を注視する
ことにより、利用者の視線は画面の中心に向けられる。
また、テンキーで回答を入力するのではなく、声を出し
て回答するため、視線を画面中心に維持することができ
る。したがって、正確な有効視野を測定する準備を整え
ることができる。なお、注視数字の表示は1回ではな
く、図7の(a)、(b)に示すように2回とする場合
もあり、被験者には何回表示するかが事前に分からな
い。これにより、有効視野の測定直前に、画面の周辺に
意識を集中する準備をすることができず、正確な有効視
野の測定として好適である。次に、注視数字を画面中心
に表示すると同時に、該中心から8方向に放射状に列を
なして並んだ2種類の図形を瞬間的に(例えば250ms
ecの間)表示する。本実施形態では、前記図形は各方向
に5個ずつ計40個表示し、その内、被験者に回答させ
る1種類のターゲット図形を2個としている。図6の
(b)に表示パターンの一例を示す。図中、□がダミー
図形、○がターゲット図形である。次に、被験者は、前
記表示画面のどの列にターゲット図形があったかをテン
キーの1〜8を用いて回答する。テンキーは、3行3列
計9キーの内、真ん中のキーを中心として、周りの8キ
ーに向く方向を画面の8方向に対応付けて回答するとい
うように使用する。そして、被験者の回答した列と実際
にターゲット図形のあった列とを比較し正誤を判定す
る。
【0038】以上の測定を、各回毎に表示パターンを変
えて必要回数(例えば20回)繰り返す。なお、被験者
に測定内容を理解させるため、実際の測定の前に練習を
5回行い、練習の最初の2回はパターン表示時間を20
00msecとするのが望ましい。
【0039】測定結果の評価方法としては、第1に、繰
り返された測定(20回)を通し、画面に表示されたタ
ーゲット図形を何個認識できたかで評価する方法があ
る。第2に、認識できたターゲット図形が画面中心から
どれだけ離れているかで評価に重みを付ける方法があ
る。すなわち、ターゲット図形の中心からの距離に応じ
て1〜5点を付け、間違えて答えた場合を−5点、答え
なかった場合を0点とし、繰り返された測定を通して何
点となるかで評価する方法である。第3に、認識できた
領域で評価する方法がある。これに関し、図8は、20
回の測定を通して表示した計40箇所のターゲット図形
のうち、認識できたものを●、認識できなかったものを
○で表示している。図8の実線を被験者がターゲット図
形を完全に認識できる視野の外縁とし、図8の点線を不
完全ながら認識できる視野の外縁として、各外縁に囲ま
れた領域の面積で被験者の有効視野を評価する。本実施
形態では、これら3つの評価方法の全てを行うことがで
き、評価結果を画面に数値表示又はグラフ表示する構成
としている。
【0040】なお、本実施形態では、回答入力手段をキ
ーボードのテンキーとしていることから、ターゲット図
形が表示された方向を回答させる構成としているが、マ
ウス等を使用すれば、方向ではなく具体的なターゲット
図形の位置を回答させる構成とすることも可能である。
また、本実施形態では、注視図形を数字としているが、
他の判別困難な図形にすれば、注視負荷が高まるため、
測定される有効視野は狭くなると考えられる。したがっ
て、複数の種類の注視図形を用いて測定を繰り返せば、
利用者の注視負荷と有効視野との関係をも評価し得ると
考えられる。
【0041】次に、眼球運動能力の測定方法の実施形態
について説明する。図9は、眼球運動能力測定処理のフ
ローチャートの一例を示す。眼球運動能力測定処理にお
いては、初めに、被験者に位置を回答させるターゲット
図形の表示個数を0〜3個の範囲で決定する。このよう
にすれば、被験者には、事前にターゲット図形が何個表
示されるか分からないため、最後まで表示図形を目で追
わなければならず、眼球運動能力の測定に好適である。
次に、ターゲット図形及びこれとは種類の異なるダミー
図形を、各々位置を変えながら3行3列のマトリックス
状に1個ずつ(例えば350msecの間)順次表示する。
図10の(a)〜(i)に表示図形の例を示す。図10
において、ターゲット図形は(b)、(h)の●であ
り、ダミー図形は残りの■とされている。次に、被験者
は、順次表示された図形の内どの位置にターゲット図形
があったかをテンキーの1〜9を用いて回答する。そし
て、被験者の回答した位置と実際に表示されたターゲッ
ト図形の位置とを比較し正誤を判定する。
【0042】以上の測定を、各回毎に表示順序、ターゲ
ット図形の表示個数を変えて必要回数(例えば20回)
繰り返す。なお、被験者に測定内容を理解させるため、
実際の測定の前に練習を5回行い、練習の最初の2回は
表示時間を1000msecとするのが望ましい。
【0043】測定結果の評価方法としては、第1に、1
回の測定中で全てのターゲット図形の位置を回答できた
場合を正解、そうでない場合を不正解とし、繰り返され
る測定(20問)中の何問を正解できたかで評価する方
法がある。第2に、位置を正しく回答できた図形の合計
個数で評価する方法がある。本実施形態では、これら2
つの評価方法のいずれをも行うことができ、評価結果を
画面に表示する構成としている。
【0044】
【実施例】図11及び図12は、本発明に係る測定方法
の有効性を評価するべく、種々の被験者の有効視野を測
定した結果を示す。有効視野の測定に際し、まず、注視
すべき数字を画面中心に250msecの間1回又は2回表
示し、被験者に前記数字を声を出して回答させた。次
に、注視数字を画面中心に表示すると同時に、該中心か
ら8方向に放射状に列をなして並んだ2種類の図形(ダ
ミー図形▲、ターゲット図形●)を250msecの間表示
した。表示図形は各方向に5個ずつ計40個表示し、そ
のうち被験者に回答させるターゲット図形●を2個表示
した。被験者には、表示画面のどの列にターゲット図形
があったかをテンキーの1〜8を用いて回答させた。但
し、テンキーに不慣れな人はディスプレイを指差すこと
とし、検者がテンキーを用いて回答することとした。以
上の測定を、各回毎に表示パターンを変えて20回繰り
返し、ターゲットを完全に認識できる領域を測定した。
また、被験者に測定内容を理解させるため、実際の測定
の前に練習を5回行い、練習の最初の2回はパターン表
示時間を2000msecとした。なお、図11及び図12
に示す測定結果は、前記20回の繰り返し測定を1度実
施した後、さらに20回の繰り返し測定を行い、この2
度目の20回の測定に基づく完全認識領域を図示したも
のである。
【0045】図11は、A大学の19歳から22歳まで
の男女大学生45名を被験者として、上記測定条件の下
でターゲット図形の完全認識領域を図示したものであ
る。図中の(a)は、ボール競技のクラブ活動を行って
いる学生15名(サッカー(男子6名)、ソフトボール
(女子1名)、卓球(女子1名)、バスケットボール
(女子1名)、ハンドボール(女子3名、男子1名)、
野球(男子1名)、バレーボール(男子1名))の完全
認識領域の平均値を図示したものである。また、図中の
(b)は、ボール競技以外のクラブ活動を行っている学
生15名(陸上競技(男子4名、女子7名)、剣道(男
子1名、女子1名)、水泳(女子1名)、拳法(男子1
名))の完全認識領域の平均値を図示したものである。
また、図中の(c)は、運動部に所属していない学生1
5名(音楽専攻(女子13名)、社会学専攻(男子1
名、女子1名))の完全認識領域の平均値を図示したも
のである。図から分かるように、(a)、(b)及び
(c)それぞれの完全認識領域の広さに、スポーツ経験
に応じた有意差(特に、(a)と(c)との間で顕著)
が生じており、これは、本発明に係る方法が、有効視野
の測定・評価に極めて有効であることを意味する。
【0046】図12は、A、B、C3つの大学の女子バ
レーボール選手54名を被験者として、上記測定条件の
下でターゲット図形を完全に認識できた領域を図示した
ものである。図中の(a)は、レギュラークラスの選手
18名、(b)は、準レギュラークラスの選手18名、
(c)は、その他の選手18名の完全認識領域の平均値
をそれぞれ図示したものである。この測定結果において
も、(a)、(b)及び(c)それぞれの完全認識領域
の広さに、選手間の能力差に対応すると考えられる有意
差が生じており、これは、本発明に係る方法が、有効視
野の測定・評価に極めて有効であることを意味する。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る方法は、パ
ーソナルコンピュータ等の既存のハードウェア上で実施
することができるため、手軽に瞬間視力、有効視野及び
眼球運動能力の測定をすることができる。また、本発明
に係る方法を繰り返し実施することにより、前記各能力
の向上を図ることが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る視覚能力測定方法の一実
施形態を表すフローチャートである。
【図2】図2は、図1に示す瞬間視力測定処理のフロー
チャートの一例である。
【図3】図3は、図2に示す瞬間視力測定処理において
図形パターンを表示した画面の3つの例を示す図であ
る。
【図4】図4は、図2に示す瞬間視力測定処理において
残像打消し画像を表示した画面の一例を示す図である。
【図5】図5は、図1に示す有効視野測定処理のフロー
チャートの一例である。
【図6】図6は、図5に示す有効視野測定処理において
注視パターンを表示した画面及び測定パターンを表示し
た画面の一例を示す図である。
【図7】図7は、図5に示す有効視野測定処理において
注視パターンを表示した画面及び測定パターンを表示し
た画面の他の例である。
【図8】図8は、図5に示す有効視野測定処理の測定結
果の一例である。
【図9】図9は、図1に示す眼球運動能力測定処理のフ
ローチャートの一例である。
【図10】図10は、図9に示す眼球運動能力測定処理
において一連の変化する図形パターンを表示した画面を
順次並べて配置した図である。
【図11】図11は、種々の被験者の有効視野を測定し
た結果を表すグラフである。
【図12】図12は、他の種々の被験者の有効視野を測
定した結果を表すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 剛史 愛知県岡崎市鴨田町字山畔1−319 (72)発明者 久保 奉猛 三重県度会郡南勢町宿浦1954−101 (72)発明者 近藤 智明 山口県玖珂郡玖珂町欽明路1835−1 (72)発明者 尾上 博和 京都府京都市下京区中堂寺南町17 京都リ サーチパークサイエンスセンタービル 株 式会社関西新技術研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面上に複数種類のパターンを同時瞬間
    的に表示し、表示されたパターンを被験者に回答させる
    瞬間視の視覚能力測定方法であって、前記瞬間的表示の
    後に前記複数種類のパターンの内の1つを選択して提示
    し、提示されたパターンと同じパターンの前記画面にお
    ける位置を回答させることを特徴とする視覚能力測定方
    法。
  2. 【請求項2】 前記瞬間的表示の直後に、被験者の眼に
    おける表示パターンの残像を消去するための画像を前記
    画面に表示することを特徴とする請求項1に記載の視覚
    能力測定方法。
  3. 【請求項3】 前記パターンが2種類のパターンであ
    り、3行3列のマトリックス状に表示されることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の視覚能力測定方法。
  4. 【請求項4】 画面上に複数種類のパターンを同時瞬間
    的に表示する手順と、該瞬間的表示の後に前記複数種類
    のパターンの内の1つを選択して前記画面上に提示する
    手順と、提示されたパターンと同じパターンの前記画面
    上の位置を被験者に回答させる手順とを、コンピュータ
    に実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
  5. 【請求項5】 画面中心に1つのパターン、その周辺に
    複数種類のパターンを同時に表示してこれらを被験者に
    読み取らせ周辺パターンの認識可能範囲を測定する周辺
    視野の視覚能力測定方法であって、前記周辺に表示され
    た複数種類のパターンを、前記画面中心のパターンから
    の距離を異ならせて表示し、該複数種類のパターンの内
    1種の前記画面における位置又は方向を回答させること
    を特徴とする視覚能力測定方法。
  6. 【請求項6】 前記表示の前に、画面中心に被験者が注
    視するためのパターンを予め表示することを特徴とする
    請求項5に記載の視覚能力測定方法。
  7. 【請求項7】 前記パターンが、2種類のパターンであ
    り、前記画面中心のパターンを中心として放射状に複数
    の列をなして表示され、被験者に前記2種類のパターン
    の内1種の位置する列を回答させることを特徴とする請
    求項5又は6に記載の視覚能力測定方法。
  8. 【請求項8】 画面中心に1つのパターン、その周辺に
    前記画面中心のパターンからの距離を異ならせた複数種
    のパターンを同時に表示する手順と、該複数種類のパタ
    ーンの内1種の前記画面における位置又は方向を回答さ
    せる手順とを、コンピュータに実行させるプログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 画面上の異なる位置に各位置当たり1個
    ずつ複数種類のパターンを順次表示し、全位置での表示
    を終えた後に該複数種類のパターンの内1種の前記画面
    における表示位置を被験者に回答させることを特徴とす
    る眼球運動の視覚能力測定方法。
  10. 【請求項10】 前記パターンが2種類のパターンであ
    り、3行3列のマトリックス状に表示されることを特徴
    とする請求項9に記載の視覚能力測定方法。
  11. 【請求項11】 画面上の異なる位置に各位置当たり1
    個ずつ複数種類のパターンを順次表示する手順と、全位
    置での表示を終えた後に該複数種類のパターンの内1種
    の前記画面における表示位置を被験者に回答させる手順
    とを、コンピュータに実行させるプログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100986639B1 (ko) * 2009-12-29 2010-10-08 주식회사 젤리오아시스 속견훈련용 교재를 이용한 학습방법
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JP2013510653A (ja) * 2009-11-10 2013-03-28 ナイキ インターナショナル リミテッド 中心視力を固定した状態での周辺視力トレーニング及び/またはテスト方法
JP2019030491A (ja) * 2017-08-08 2019-02-28 日本電信電話株式会社 運動パフォーマンス推定装置、トレーニング装置、それらの方法、およびプログラム
WO2022166989A1 (zh) * 2021-02-08 2022-08-11 刘振灏 一种视力训练装置及其方法

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