JP3109438B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

Info

Publication number
JP3109438B2
JP3109438B2 JP08141437A JP14143796A JP3109438B2 JP 3109438 B2 JP3109438 B2 JP 3109438B2 JP 08141437 A JP08141437 A JP 08141437A JP 14143796 A JP14143796 A JP 14143796A JP 3109438 B2 JP3109438 B2 JP 3109438B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data signal
transistor
transistors
row
integrated circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08141437A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09325320A (ja
Inventor
元男 福尾
Original Assignee
関西日本電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 関西日本電気株式会社 filed Critical 関西日本電気株式会社
Priority to JP08141437A priority Critical patent/JP3109438B2/ja
Publication of JPH09325320A publication Critical patent/JPH09325320A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3109438B2 publication Critical patent/JP3109438B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路装置
に関し、特にROMデコーダを有する液晶表示装置駆動
用半導体集積回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の64階調用ROMデコーダを有す
る半導体集積回路装置は、図7に示すように64行と1
2列で所定位置にマトリックス配置されたPチャネルエ
ンハンスメント形トランジスタ1とPチャネルデプレッ
ション形トランジスタ2(常時オン状態)とを有するR
OMデコーダ3と、その出力に接続され負荷を動かすた
めの能力を上げる増幅器4とで構成されている。ROM
デコーダ3の各行はトランジスタ1とトランジスタ2
(常時オン状態)とがトランジスタ1のドレイン及びト
ランジスタ2のソース又はトランジスタ1のソース及び
トランジスタ2のドレインで直列接続されたものを一対
として6対が更に直列接続されている。トランジスタゲ
ートは各列毎に共通接続されている。各行一端の第1列
目のトランジスタソースは各入力端子V1 ,V2 ,V3
,…,V64にそれぞれ接続されている。各行他端の第
12列目のトランジスタドレインは共通接続され、増幅
器4に接続されている。各行のトランジスタゲートの入
力は各列毎に各制御端子DA,DAバー,DB,…,D
F,DFバーから供給される。増幅器4の出力は出力端
子VOUT から取り出される。
【0003】以上の構成の半導体集積回路装置の動作を
説明する。各入力端子V1 ,V2 ,V3 ,…,V64に異
なる階調電圧(各入力端子と同一記号で表す)が与えら
れる。この状態で各制御端子DA,DAバー,DB,
…,DF,DFバー(入力される信号も同一記号で表
す)に”H”又は”L”の所定のデータ信号(DAバ
ー,…,DFバーはDA,…,DFに対してそれぞれ反
対の信号で立ち上がり,立ち下がりが同タイミング(H
ならL,LならH))がそれぞれ与えられると各行の内
選択された1つの行のトランジスタ1がすべてオン動作
し(トランジスタ2は常時オン状態)、その行の入力端
子に与えられている階調電圧が増幅器4を介して出力端
子VOUT から取り出される。尚、ROMデコーダ3のト
ランジスタ1及び2の個々の配置は、上記のように各デ
ータ信号が各制御端子にそれぞれ与えられたとき、1つ
の階調電圧のみが選択されるようにROMのコードを形
成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の半導
体集積回路装置において、データ信号の入力により1つ
の階調電圧を選択するとき、各データ信号を同時に設定
させているために、前に選択していた階調電圧を接続す
るROMデコーダ3内のトランジスタ1がOFF状態に
なる前に次に選択される階調電圧を接続するROMデコ
ーダ3内のトランジスタ1がオン状態となり、2つの階
調電圧が一瞬同時に選択された状態になっているので、
出力端子VOUT に2つの階調電圧の中間レベルが出力さ
れたり、同時選択された状態の2つの階調電圧間に電流
が流れるという問題があった。本発明は上記問題点に鑑
みてなされたものであり、前に選択していた階調電圧か
ら次の階調電圧を選択するとき、所定時間ROMデコー
ダの全ての行をオフ状態にするデータ信号のリセット手
段を付設することにより2つの階調電圧が一瞬同時にオ
ン状態となることを防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
装置は、nビットデータ信号を供給して2のn乗階調電
圧の1つを選択するROMデコーダを具備する半導体集
積回路装置において、データ信号の切り替えに際し、デ
ータ信号のリセット手段を付設し、ROMデコーダの出
力をハイインピーダンスとすることを特徴とする。本手
段によれば、前に選択されていた階調電圧から次の階調
電圧を選択する際にリセット手段によりROMデコーダ
の出力を一旦ハイインピーダンスにするので前に選択さ
れていた階調電圧がオフ状態になってから次に選択され
た階調電圧がオン状態となる。ここで、前記ROMデコ
ーダは、2のn乗行と2n列のマトリックス配置された
エンハンスメント形トランジスタとデプレッション形ト
ランジスタとを有し、各行毎にエンハンスメント形トラ
ンジスタとデプレッション形トランジスタとのn対によ
り直列接続され、各一端は各階調電圧に接続され、各他
端は共通接続され出力端子に接続されると共に、各列毎
にトランジスタゲートは共通接続されてデータ信号が供
給される。上記リセット手段は、各行に上記一対のトラ
ンジスタを含む2列に配置されたエンハンスメント形ト
ランジスタを全てオフ状態にする信号をトランジスタゲ
ートに供給することを特徴とする。本手段によれば、各
行において一対のトランジスタを含む2列のどちらかの
列にあるエンハンスメント形トランジスタをすべての行
で一旦オフ状態とするので前に選択されていた階調電圧
がオフ状態になってから次に選択された階調電圧がオン
状態となる。また、上記リセット手段は、ROMデコー
ダのトランジスタとは別に各行に直列接続されたエンハ
ンスメント形トランジスタであり、前記データ信号の切
り替えに際しこれらのトランジスタを全てオフ状態とす
るものであってもよい。本手段によれば、各行に別に直
列接続したエンハンスメントトランジスタをすべて一旦
オフ状態とするので前に選択されていた階調電圧がオフ
状態になってから次に選択された階調電圧がオン状態と
なる。
【0006】
【実施の形態】以下、本発明の実施例について、64階
調用を図1乃至図5を参照して説明する。図1におい
て、半導体集積回路装置は64行と12列で表1に示す
所定位置にマトリックス配置されたPチャネルエンハン
スメント形トランジスタ11とPチャネルデプレッショ
ン形トランジスタ12(常時オン状態)とを有するRO
Mデコーダ13と、その出力に接続され負荷を動かす能
力を上げる増幅器14と、トランジスタゲートに接続さ
れたリセット手段15とで構成されている。
【0007】
【表1】
【0008】ROMデコーダ13の各行はトランジスタ
11とトランジスタ12(常時オン状態)とがトランジ
スタ11のドレイン及びトランジスタ12のソース又は
トランジスタ11のソース及びトランジスタ12のドレ
インで直列接続されたものを一対として6対が更に直列
接続されている。トランジスタゲートは各列毎に共通接
続されている。各行一端の第1列目のトランジスタソー
スは各入力端子V1 ,V2 ,V3 ,…,V64にそれぞれ
接続されている。各行他端の第12列目のトランジスタ
ドレインは共通接続され、増幅器14に接続されてい
る。リセット手段15の入力は制御端子DA及びリセッ
ト信号入力端子Vr から供給され、その出力は第1及び
第2列目のトランジスタゲートに供給される。リセット
手段15は、例えば、図2に示すように2つのNAND
ゲートの組合せ回路からなっている。その内の一のNA
NDゲートの一方の入力は制御端子DAから供給され、
他方の入力はリセット信号入力端子Vr から供給され
る。その出力は他のNANDゲートの一方の入力とRO
Mデコーダ13の第2列目のトランジスタゲートとに供
給される。他のNANDゲートの他方の入力はリセット
信号入力端子Vr から供給され、その出力は第1列目の
トランジスタゲートに供給される。第3〜12列目のト
ランジスタゲートの入力は各列毎に各制御端子DB,D
Bバー,…,DF,DFバーからそれぞれ供給される。
増幅器4の出力は出力端子VOUT から取り出される。
【0009】以上の構成の半導体集積回路装置の動作を
説明する。各入力端子V1 ,V2 ,V3 ,…,V64に異
なる階調電圧(各入力端子と同一記号で表す)が与えら
れる。この状態で各制御端子DA,DB,DBバー,
…,DF,DFバー(入力される信号も同一記号で表
す)に”H”又は”L”のデータ信号が選択される階調
電圧に対応して例えば表2に示すようにそれぞれ与えら
れ、リセット信号入力端子Vr (入力される信号も同一
記号で表す)に後で説明するタイミングでリセット信号
Vr が与えられる。尚、上記の回路において、階調電圧
の数と1つの階調電圧を選択するためのデータ信号のビ
ット数との関係は、nビット×2(”H”,”L”を1
対とする)のデータ信号で2のn乗階調電圧の選択がで
きるように成り立っている。
【0010】
【表2】
【0011】例えば、データ信号DAが”H”から”
L”に切り替わる例として、第2行目の階調電圧V2 が
選択された後に第3行目の階調電圧V3 が選択される場
合について説明すると、図3(a)に示すように、時刻
T1 時点でデータ信号DAは表2に示すように”H”、
リセット信号Vr は”H”でリセット手段15に供給さ
れており、リセット手段15からは第1列目のトランジ
スタゲートにデータ信号DA’が”H”,第2列目のト
ランジスタゲートにデータ信号DAバーが”L”で供給
されている。このとき、表2に示すように、第3〜第1
1列目の奇数列のトランジスタゲートにはデータ信号D
B,…,DFが”L”,第4〜第12列目の偶数列のト
ランジスタゲートにはデータ信号DBバー,…,DFバ
ーが”H”で供給されている。その結果、表1に示すト
ランジスタ11及び12の配置から第2行目のみトラン
ジスタ11がすべてオン状態となっており(トランジス
タ12は常時オン状態)、その行の入力端子V2 に接続
されている階調電圧V2 の電圧が増幅器14を介して出
力端子VOUT から取り出されている。この状態はT2ま
で保持される。
【0012】データ信号が切り替わり次に階調電圧V3
が選択されるに際しては、時刻T2からT3 においてデ
ータ信号DAは表2に示すように”L”、リセット信号
Vrは”L”でリセット手段15に供給され、リセット
手段15からはデータ信号DA’が”H”のまま、デー
タ信号DAバーが”H”で同様にROMデコーダ13に
供給される。その結果、第1列目及び第2列目のトラン
ジスタゲートはすべて”H”となるため、第3〜第12
列目のトランジスタゲートに入力されるデータ信号の種
類に関係なく、リセット信号Vr が”L”で供給されて
いる間は各行の第1列目及び第2列目のどちらかに配置
されているトランジスタ11がすべての行でオフ状態と
なり、その間ROMデコーダ13の出力はハイインピー
ダンスとなる。次に時刻T3 時点でデータ信号DAは”
L”のまま、リセット信号Vr は”H”でリセット手段
15に供給され、リセット手段15からはデータ信号D
A’が”L”で、データ信号DAバーが”H”のままで
同様にROMデコーダ13に供給される。このとき、表
2に示すように、第3列目及び第6〜第12列目の偶数
列のトランジスタゲートにはデータ信号DB,DCバ
ー,…,DFバーが”H”,第4列目及び第5〜第11
列目の奇数列のトランジスタゲートにはデータ信号DB
バー,DC,…,DFが”L”で供給される。その結
果、表1に示すトランジスタ11及び12の配置から第
3行目のみトランジスタ11がすべてオン状態となり
(トランジスタ12は常時オン状態)、その行の入力端
子V3 に接続されている階調電圧V3 の電圧が増幅器1
4を介して出力端子VOUT から取り出される。
【0013】以上のように、階調電圧がV2 からV3 に
切り替わるとき、データ信号DA’の立ち下がり波形は
DAの立ち下がり波形よりリセット信号Vr が”L”で
供給されている時間(T3 −T2 )だけ遅れてROMデ
コーダ13に供給される。従って、時刻T2 からT3 の
間において、第1列目及び第2列目のトランジスタゲー
トはすべて”H”となるため、その間は各行の第1列目
及び第2列目のどちらかの列に配置されているトランジ
スタ11がすべての行でオフ状態となり、ROMデコー
ダ13の出力はハイインピーダンスとなり、階調電圧V
2 が選択されるためにオン動作していた第2行目のトラ
ンジスタ11がその時間の間に完全にオフ状態となって
データ信号がリセットされ、時刻T3 で次の階調電圧V
3 が選択されたときには、第3行目のみトランジスタ1
1がすべてオン状態となる。このリセットされている間
においては、前に選択されていた階調電圧V2 の電圧出
力は、ゲート容量や配線容量で保持されている。即ち、
このリセットされる時間は、ゲート容量や配線容量によ
る階調電圧の電圧出力の保持状態を考慮して最適に設定
される。例えば、リセット信号幅はデータ信号幅の1/
2に設定される。
【0014】次に、データ信号DAが”L”から”H”
に切り替わる例として、第3行目の階調電圧V3 が選択
された後に第2行目の階調電圧V2 が選択される場合に
ついて説明すると、図3(b)に示すように、時刻T1
時点でデータ信号DAは表2に示すように”L”、リセ
ット信号Vr は”H”でリセット手段15に供給されて
おり、リセット手段15からは各行の第1列目のトラン
ジスタゲートにデータ信号DAが”L”,各行の第2列
目のトランジスタゲートにデータ信号DA’バーが”
H”で供給されている。このとき、第3〜第12列目の
トランジスタゲートには上記で階調電圧V3 が選択され
るときと同様にデータ信号DB,DBバー,…,DF,
DFバーが供給されている。その結果、上記と同様に第
3行目のみトランジスタ11がすべてオン状態となって
おり(トランジスタ12は常時オン状態)、階調電圧V
3 の電圧が増幅器14を介して出力端子VOUT から出力
されている。この状態はT2 まで保持される。
【0015】各データ信号が切り替わり次に階調電圧V
2 が選択されるに際しては、時刻T2 からT3 において
データ信号DAは表2に示すように”H”、リセット信
号Vr は”L”でリセット手段15に供給され、リセッ
ト手段15からはデータ信号DAが”H”で、データ信
号DA’バーが”H”のままでROMデコーダ13に供
給される。その結果、第1列目及び第2列目のトランジ
スタゲートはすべて”H”となるため、上記で階調電圧
がV2 からV3 に切り替わるときと同様にその間は各行
の第1列目及び第2列目のどちらかの列に配置されてい
るトランジスタ11がすべての行でオフ状態となる。次
に時刻T3 時点でデータ信号DAは”H”のまま、リセ
ット信号Vr は”H”でリセット手段15に供給され、
リセット手段15からはデータ信号DAが”H”のま
ま、データ信号DA’バーが”L”で同様にROMデコ
ーダ13に供給される。このとき、第3〜第12列目の
トランジスタゲートには上記で階調電圧V2 が選択され
るときと同様にデータ信号DB,DBバー,…,DF,
DFバーが供給されている。その結果、上記で階調電圧
V2 が選択されるときと同様に第2行目のみトランジス
タ11がすべてオン状態となっており、階調電圧V2 の
電圧が増幅器14を介して出力端子VOUT から出力され
る。
【0016】以上のように、階調電圧がV3 からV2 に
切り替わるとき、データ信号DA’バーの立ち下がり波
形はDAの立ち上がり波形より時間(T3 −T2 )だけ
遅れてROMデコーダ13に入力される。従って、階調
電圧がV2 からV3 に切り替わるときと同様に、第1列
目及び第2列目のトランジスタゲートはすべて”H”と
なるため、その間は各行の第1列目及び第2列目のどち
らかの列に配置されているトランジスタ11がすべての
行でオフ状態となり、階調電圧V3 が選択されるために
オン動作していた第3行目のトランジスタ11がその間
に完全にオフ状態となってデータ信号がリセットされ、
時刻T3 で次の階調電圧V2 が選択されたときには、第
2行目のみトランジスタ11がすべてオン状態となる。
【0017】次に、階調電圧が切り替わるとき、データ
信号DAが”L”のまま(例えば、階調電圧V1 からV
3 に切り替わるとき)、”H”のまま(例えば、階調電
圧V2 からV4 に切り替わるとき)の場合についても、
上記と同様にリセット信号Vr が”L”で供給されてい
る間は各行の第1列目及び第2列目のどちらかの列に配
置されているトランジスタ11がすべての行でオフ状態
となるが、説明を省略する。以上のように、階調電圧を
選択するときリセット手段15に”L”のリセット信号
Vr を供給することによりその間だけROMデコーダ1
3の第1列目,第2列目のトランジスタゲートに供給す
るデータ信号がどちらも”H”となり、その間だけ各行
の第1列目及び第2列目のどちらかの列に配置されてい
るトランジスタ11がすべての行でオフ状態となり、そ
の間ROMデコーダの出力はハイインピーダンスとな
り、全階調電圧がその時間だけ選択されることがなく、
従って、階調電圧の選択が切り替わるとき、出力端子V
OUT に2つの階調電圧の中間レベルが出力されたり、階
調電圧間に電流が流れることはなくなる。
【0018】上記実施例では、トランジスタ11,12
をPチャネルで説明したが、Nチャネルであってもよ
い。但しこの場合、リセット手段は例えば図4に示す回
路を用いる。この回路は図2に示す回路の各出力端にN
OTゲートを接続しただけである。図5(a)に示すよ
うに、データ信号DAが”L”から”H”に切り替わる
場合について説明すると、供給されるデータ信号DAの
立ち上がり時に”L”のリセット信号Vr をリセット手
段に供給すると、リセット手段からデータ信号DAの立
ち上がりに同期してデータ信号DAバーと、DAバーの
立ち下がり波形よりリセット信号Vr が”L”で供給さ
れている時間だけ遅れた立ち上がり波形のデータ信号D
A’がROMデコーダに供給され、リセット信号Vr
が”L”で供給されている間は各行の第1列目及び第2
列目のどちらかの列に配置されているトランジスタ11
がすべての行でオフ状態となり、全階調電圧がこの時間
分だけ選択されることがなく、従って、Pチャネルの場
合と同様に階調電圧の選択が切り替わるとき、出力端子
に2つの階調電圧の中間レベルが出力されたり、切り替
え時の2つの階調電圧間に電流が流れることはなくな
る。図5(b)に示すようにデータ信号DAが”H”か
ら”L”に切り替わる場合、また図示しないが、データ
信号DAが”L”のまま、”H”のままの場合について
も、上記と同様にリセット信号Vr が”L”で供給され
ている間は各行の第1列目及び第2列目のどちらかの列
に配置されているトランジスタ11がすべての行でオフ
状態となるが、説明を省略する。
【0019】次に本発明の第2実施例について、第1実
施例と同様に64階調用のものを図6を参照して説明す
る。尚、図1に示す半導体集積回路装置と同一部分は同
一符号を付してその説明を省略する。図において、図1
との違いはリセット手段15の替わりにROMデコーダ
23のトランジスタとは別に各行に直列接続されたエン
ハンスメントトランジスタ11を有するリセット手段2
5を具備している点である。尚、リセット手段15は用
いないので、第1及び第2列目の制御端子DA,DAバ
ーは直接ROMデコーダ23に接続されている。その他
の端子のROMデコーダ23への接続及びROMデコー
ダ23の各トランジスタ11,12の配置は図1のRO
Mデコーダ13と同一である。リセット手段25はRO
Mデコーダ23の行数と同数のPチャネルエンハンスメ
ント形トランジスタ11を有し、これらのトランジスタ
11がROMデコーダ23の各行他端の第12列目のト
ランジスタドレインとROMデコーダ23の出力端との
間に直列接続されている。リセット手段25の各トラン
ジスタゲートはリセット信号入力端子Vr に接続されて
いる。
【0020】以上の構成の半導体集積回路装置の動作を
説明する。各入力端子V1 ,V2 ,V3 ,…,V64に電
圧の異なる階調電圧(図示せず)が与えられる。この状
態で各制御端子DA,DAバー,DB,…,DF,DF
バーにデータ信号DA,DAバー,DB,…,DF,D
Fバーがそれぞれ与えられ、それらのデータ信号が切り
替わるときに”H”のリセット信号Vr をリセット信号
入力端子Vr に供給するとリセット手段25のトランジ
スタ11はリセット信号が”H”の間、すべての行でオ
フ状態となり、従って、実施例1と同様に、その間RO
Mデコーダ23の出力はハイインピーダンスとなり、デ
ータ信号のリセットを行う。このリセットされている間
においては、前に選択されていた階調電圧の電圧出力
は、ゲート容量や配線容量で保持されている。即ち、こ
のリセットされる時間は、ゲート容量や配線容量による
階調電圧の電圧出力の保持状態を考慮して最適に設定さ
れる。このリセット後、即ちリセット信号が”L”にな
った時点でリセット手段25のすべてのトランジスタ1
1がオン状態となり、上記各データ信号により選択され
た階調電圧の電圧が増幅器14を介して出力端子VOUT
から出力される。
【0021】以上のように、データ信号が変化するとき
にリセット手段25にリセット信号を入力すると、リセ
ット手段25のトランジスタ11はリセット信号が”
H”の間、すべてオフ状態となり、階調電圧と増幅器1
4との接続が切れ、その間は全階調電圧が選択されるこ
とがなく、従って、階調電圧の選択が切り替わるとき、
出力端子VOUT に2つの階調電圧の中間レベルが出力さ
れたり、階調電圧間に電流が流れることはなくなる。上
記第2実施例では、リセット手段25をROMデコーダ
23の第12列目及び出力端間に接続したが、ROMデ
コーダの階調電圧入力端及び第1列目間または第1〜1
2の任意の列間に挿入接続してもよい。また、上記第2
実施例においても、トランジスタ11,12をPチャネ
ルのもので説明したが、Nチャネルであってもよい。但
しこの場合、リセット手段25へ”L”のリセット信号
を入力することによりリセット手段25のトランジスタ
11がオフ状態となり、Pチャネルの場合と同様に階調
電圧の選択が切り替わるとき、出力端子OUT に2つの階
調電圧の中間レベルが出力されたり、階調電圧間に電流
が流れることはなくなる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、データ信号の切り替え
の際、即ち階調電圧の選択が切り替わる際、リセット手
段によりデータ信号幅に比べて短時間、すべての階調電
圧と増幅器との接続を切ることにより、2階調の中間レ
ベルの出力を防止でき、確実に1階調の選択が可能であ
る。また、階調電圧間に流れる電流を防ぐこともでき、
消費電流の低減も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の回路図
【図2】 図1の回路のリセット手段の回路図
【図3】 図2のリセット手段の入出力波形図
【図4】 図1の回路のROMデコーダのトランジスタ
をNチャネル型とした場合のリセット手段の回路図
【図5】 図4のリセット手段の入出力波形図
【図6】 本発明の第2実施例の回路図
【図7】 従来の半導体集積回路装置の回路図
【符号の説明】
11 エンハンスメントトランジスタ 12 デプレッショントランジスタ 13,23 ROMデコーダ 14 増幅器 15,25 リセット手段

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】nビットデータ信号を供給して2のn乗階
    調電圧の1つを選択するROMデコーダを具備する半導
    体集積回路装置において、 前記ROMデコーダが、2のn乗行と2n列のマトリッ
    クス配置されたエンハンスメント形トランジスタとデプ
    レッション形トランジスタとを有し、各行毎にエンハン
    スメント形トランジスタとデプレッション形トランジス
    タとのn対により直列接続され、各一端は各階調電圧に
    接続され、各他端は共通接続され出力端子に接続される
    と共に、各列毎にトランジスタゲートは共通接続されて
    前記データ信号が供給され、 前記データ信号の切り替えに際し、データ信号のリセッ
    ト手段を付設し、前記ROMデコーダの出力をハイイン
    ピーダンスとすることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  2. 【請求項2】前記リセット手段は、各行に前記一対のト
    ランジスタを含む2列に配置されたエンハンスメント形
    トランジスタを全てオフ状態にする信号をトランジスタ
    ゲートに供給することを特徴とする請求項1記載の半導
    体集積回路装置。
  3. 【請求項3】前記リセット手段は、前記ROMデコーダ
    のトランジスタとは別に前記各行に直列接続されたエン
    ハンスメント形トランジスタであり、前記データ信号の
    切り替えに際しこれらのトランジスタを全てオフ状態と
    することを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路装
    置。
  4. 【請求項4】nビットデータ信号を供給して2のn乗階
    調電圧の1つを選択するROMデコーダと、駆動能力を
    上げる増幅器とを具備する半導体集積回路装置におい
    て、 前記ROMデコーダが、2のn乗行と2n列のマトリッ
    クス配置されたエンハンスメント形トランジスタとデプ
    レッション形トランジスタとを有し、各行毎にエンハン
    スメント形トランジスタとデプレッション形トランジス
    タとのn対により直列接続され、各一端は各階調電圧に
    接続され、各他端は共通接続され前記増幅器に接続され
    ると共に、各列毎にトランジスタゲートは共通接続され
    て前記データ信号が供給され、 前記データ信号の切り替えに際し、データ信号のリセッ
    ト手段を付設し、前記ROMデコーダの出力をハイイン
    ピーダンスとすることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
JP08141437A 1996-06-04 1996-06-04 半導体集積回路装置 Expired - Fee Related JP3109438B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08141437A JP3109438B2 (ja) 1996-06-04 1996-06-04 半導体集積回路装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08141437A JP3109438B2 (ja) 1996-06-04 1996-06-04 半導体集積回路装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09325320A JPH09325320A (ja) 1997-12-16
JP3109438B2 true JP3109438B2 (ja) 2000-11-13

Family

ID=15291944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08141437A Expired - Fee Related JP3109438B2 (ja) 1996-06-04 1996-06-04 半導体集積回路装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3109438B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW461180B (en) * 1998-12-21 2001-10-21 Sony Corp Digital/analog converter circuit, level shift circuit, shift register utilizing level shift circuit, sampling latch circuit, latch circuit and liquid crystal display device incorporating the same
KR100870397B1 (ko) * 2002-07-19 2008-11-25 매그나칩 반도체 유한회사 엘시디 소오스 드라이버용 디코더회로
JP4424946B2 (ja) 2003-09-03 2010-03-03 三菱電機株式会社 表示装置
JP5026174B2 (ja) * 2007-07-09 2012-09-12 ルネサスエレクトロニクス株式会社 表示装置の駆動回路、その制御方法及び表示装置
WO2020073231A1 (zh) * 2018-10-10 2020-04-16 深圳市柔宇科技有限公司 一种goa电路及显示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09325320A (ja) 1997-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100297140B1 (ko) 저전력소비와 정밀한 전압출력을 갖는 액정 표시용 구동 회로
US7400320B2 (en) Digital/analog converter circuit, level shift circuit, shift register utilizing level shift circuit, sampling latch circuit, latch circuit and liquid crystal display device incorporating the same
USRE40739E1 (en) Driving circuit of display device
US7265602B2 (en) Voltage generating circuit with two resistor ladders
US7190342B2 (en) Shift register and display apparatus using same
US8144137B2 (en) Display panel driver for reducing heat generation therein
US10199007B2 (en) Output circuit and data driver of liquid crystal display device
US6989810B2 (en) Liquid crystal display and data latch circuit
JPH08263027A (ja) シフトレジスタ
JP2005201974A (ja) 出力回路ならびに液晶駆動回路および液晶駆動方法
KR19990080120A (ko) 오프셋 제거 기능을 갖는 박막 트랜지스터 액정 표시 장치 소스드라이버
JP2001175214A (ja) 駆動信号を出力する駆動回路、駆動信号を出力する方法及びこれらに用いるデジタル・アナログ変換器
US7830351B2 (en) LCD gate driver circuitry having adjustable current driving capacity
US11568831B2 (en) Output circuit, data driver, and display apparatus
JP2001067047A (ja) 液晶ディスプレイのデータ線駆動回路
JP3109438B2 (ja) 半導体集積回路装置
US6031515A (en) Display driver
US11756501B2 (en) Display apparatus output circuit selectively providing positive and negative voltages realized in reduced area in a simple configuration
JP4389284B2 (ja) ラッチ回路およびこれを搭載した液晶表示装置
EP0686959B1 (en) Power driving circuit of a thin film transistor liquid crystal display
JP3905202B2 (ja) 液晶表示装置の駆動回路
JP2009258237A (ja) 液晶駆動装置
JP2000267064A (ja) 半導体集積回路装置
KR100707022B1 (ko) 액정표시장치
JP3573055B2 (ja) 表示体駆動装置、表示装置及び携帯電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080914

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080914

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090914

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees