JP3108990B2 - 厨房装置用天板 - Google Patents

厨房装置用天板

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JP3108990B2
JP3108990B2 JP08209377A JP20937796A JP3108990B2 JP 3108990 B2 JP3108990 B2 JP 3108990B2 JP 08209377 A JP08209377 A JP 08209377A JP 20937796 A JP20937796 A JP 20937796A JP 3108990 B2 JP3108990 B2 JP 3108990B2
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kitchen apparatus
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潔 黒田
秀之 高久
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、厨房室に設置さ
れ、炊事等を行うシステムキッチン等の厨房装置に用い
られる天板に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】従来のシステムキッチン等の厨
房装置は、流し台と別個にクッキングウォッシャーや食
器乾燥機等の機能機器をキャビネットに組込んでいるの
が一般的であるため、コストが嵩むと共に、流し台との
整合性を図る上で、種々の問題を解決しなければならな
い、という問題を有していた。
【0003】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、流し用シンク
と一体的に機能シンクを形成し、該機能シンクに食器洗
浄や食器乾燥の機能を付加し、台所作業の連続性と流し
台との整合性を図ることができる厨房装置用天板を提供
しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にあっては、流し用シンクに隣接して機能
シンクを配設し、該機能シンクに水切カバーを兼用する
蓋体を開閉自在に配設してなる厨房装置用天板を技術的
前提とし、上記機能シンクの周縁フランジを上記流し用
シンクより一段高く形成して、上記流し用シンクとの隣
接面にサイドガード部を形成したことを特徴とするもの
である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態例
を図面に基づいて説明する。
【0006】図1は、この発明の第1形態例に係る厨房
装置用天板Tを示すものであって、流し用シンク1に隣
接して機能シンク2が配設されていると共に、周縁には
流し用シンク1より一段高くフランジ2cが形成され、
流し用シンク1との隣接面はサイドガード4として水仕
舞をよくしている。
【0007】尚、符号2bは機能シンク2の底部に設け
られた排水口であり、連接された排水ホース(図示せ
ず)によって、下水管へ排水する。また、符号2aはフ
ランジ2cに設けられた食器乾燥機等の操作パネルであ
る。
【0008】機能シンク2には、表面に水切用の溝3a
を形成した水切カバー兼用の蓋体3が蝶番3bによって
折畳み自在に配設され、蓋体3を閉じた状態では、水切
カバーとして機能する。
【0009】従って、図3(a)に示すように、調理中
においては、水切カバーの上に鍋N等を置くことがで
き、また、調理作業や食事が終って、食器等を片づける
場合は、図3(b)に示すように流し用シンク1で洗っ
た食器S等を機能シンク2に入れて乾燥し、片づけた後
は、図3(c)に示すように、流し用シンク1の側部に
水切り面を形成した通常の流し台となる。
【0010】さらに、この形態例に係る厨房装置用天板
においては、流し用シンク1の側部に天板面9よりも一
段絞り込んだ水切り平面5が形成されており、この平面
5は調理作業面として機能する。また、この平面5の背
後のバックガード部には棚部6が形成されていて、調味
料等を載置することができ、流し用シンク1の背後部に
は必要に応じてシンクポケットを配設するスペース7を
形成している。尚、符号8は天板部に打抜き形成したこ
んろ落し込み用の開口である。
【0011】この厨房装置用天板は、フランジ部2cや
棚部6等を一体的に形成する関係上、注型により、人造
大理石等で形成するのに適している。間口寸法を大きく
する場合は、図4に示すように、左右の天板部9を拡張
すればよい。
【0012】機能シンク2を食器乾燥機として機能させ
る場合には、図5(a)に示すように、機能シンク2に
水切かごKを入れ、温風吹出し装置(図示せず)を設備
すればよい。また、機能シンク2をクッキングウォッシ
ャーとして機能させる場合は、図5(b)に示すよう
に、機能シンク2にクッキングウォッシャーWを配設す
ればよい。
【0013】図6は、この発明の第2形態例を示すもの
であって、図8に示すように、流し用シンク1は天板部
9を連続してフランジ部1Aを人造大理石で形成し、底
部にステンレス製のボウル1Bを嵌挿して、人造大理石
の注型時に一体成形する。底部がステンレスボウルであ
るので、食器等を落下させても弾性で割れることがな
く、また、清掃性も向上する。
【0014】さらに、図7に示すように、流し用シンク
1に隣接して、デッキ部Dを設け、該デッキ部Dにクッ
キングウォッシャーWを落し込み、表面に水切り用の溝
を形成した水切りカバー兼用の蓋体Fを、図7(a)に
示すように配設し、開蓋する場合は、図7(b)に示す
ようにシンク部1の方へ移動させる。
【0015】これにより、流し用シンクの周辺が広く使
えると共に、流し用シンク1で食後の残滓を除去し、ク
ッキングウォッシャーWで食器を洗浄し、機能シンク2
で食器の乾燥をする、というように作業の連続性を確保
することができる。
【0016】そして、間口寸法を左右に拡張する場合
は、図9に示すように、拡張した端部にサイドガードG
を配設して、水の流出を防止するようにする。
【0017】図10に示すように、シンク部の手前側
で、天板部よりも若干上方位置(約20mm)に手摺り
Bを一体にまたは別体で設けると、前傾姿勢で作業をす
る場合に、身体が手摺りBに支えられるので、作業が容
易となる。
【0018】また、キャビネットの中の物を取り出す場
合にも、片手で手摺りBを握っていれば、かがみ込んで
も身体的苦痛が緩和される。
【0019】図11に示すものは、こんろを落し込むス
ペースKSがシンク部よりも一段下った形態を示すもの
であって、そのA−B断面を図12に示す。
【0020】このように一段下った形態であっても、注
型による人造大理石の場合には、容易に成形することが
でき、こんろの五徳高を位置を天板部9とほぼ同じ位置
に確保することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、流し用シンクに隣接して機能シンクを配設して構成
したので、該流し用シンクと機能シンクによって、一連
の作業を容易に行うことができ、また、機能シンクの周
縁フランジを上記流し用シンクより一段高く形成して、
上記流し用シンクとの隣接面をサイドガード部としたの
で、流し用シンクで跳ねた水をこのサイドガード部でブ
ロックできるため、水仕舞いが非常に良好となり、さら
には、水切りカバー兼用の蓋体を機能シンクに配設した
ので、該蓋体を作業スペースとしても有効に利用するこ
とができる等、幾多の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の第1形態例に係る厨房装置用
天板の説明図である。
【図2】同厨房装置用天板の要部を示す斜視図である。
【図3】同厨房装置用天板の使用状態を示す説明図であ
る。
【図4】同厨房装置用天板の間口を拡張した状態を示す
説明図である。
【図5】同機能シンクの使用形態例を示す説明図であ
る。
【図6】この発明の実施の第2形態例に係る厨房装置用
天板を示す説明図である。
【図7】同厨房装置用天板の使用の形態を示す説明図で
ある。
【図8】同流し用シンクの形態を示す説明図である。
【図9】同厨房装置用天板の間口を拡張した状態を示す
説明図である。
【図10】同厨房装置用天板に手摺りを配設した状態を
示す斜視図である。
【図11】こんろを落し込むスペースがシンク部よりも
一段下った形態の厨房装置用天板を示す説明図である。
【図12】同厨房装置用天板の断面図である。
【符号の説明】
1 流し用シンク 2 機能シンク 3 水切りカバー兼用蓋体 T 厨房装置用天板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 77/06 A47B 77/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流し用シンクに隣接して機能シンクを配
    設し、該機能シンクに水切カバーを兼用する蓋体を開閉
    自在に配設してなる厨房装置用天板において、上記機能
    シンクの周縁フランジを上記流し用シンクより一段高く
    形成して、上記流し用シンクとの隣接面にサイドガード
    部を形成したことを特徴とする厨房装置用天板。
JP08209377A 1996-07-22 1996-07-22 厨房装置用天板 Expired - Fee Related JP3108990B2 (ja)

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