JP3108736U - 温度センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】取付構造として特別な構成部材や特殊構造を必要とせず、部品点数の低減により材料コスト、加工コストを大幅に削減できるととも軽量化を図ることができ、高い作業効率を維持できる温度センサを提供する。
【解決手段】測温対象Tに取り付けられる外部保護管2の内部に挿通される測温体3と、該測温体3を先端側に保持した筒状本体4とを備え、該筒状本体4には外部保護管2の開口部分2aに螺合する取付部40が設けられており、筒状本体4における前記取付部4aより基端側の外周面41に、当該筒状本体4自体を加圧変形させることにより所定形状のスパナ掛り部5を形成した。
【選択図】図1

Description

本考案は、熱電対や測温抵抗体等の温度センサに係わり、より詳しくは、測温対象からのセンサ本体の着脱を部品点数を増やすことなく効率良く行うことができる構造を備えた温度センサに関する。
従来、測温対象に温度センサを取り付ける方法としては、固定壁に取り付けたブッシュに対し、ストッパ及び特殊ナットを装着した熱電対型温度センサを、ブッシュの開孔へシース熱電対の先端が通るようにして挿入した後、特殊ナットのナット部を回転させることによりブッシュに対してねじ込んでいくと、ストッパの後端面に特殊ナットの前端が衝接し、ストッパを押して、ストッパのテーパー部がブッシュのテーパー肩部に対して圧接させられるようになり、シース熱電対に対して固定されたストッパがブッシュに対してしっかりと固定された状態となることにより、当該熱電対型温度センサが固定壁に対してしっかりと固定される構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、外部保護管を介して測温対象に固定される温度センサの構造として、外部保護管の開口部にめねじを設け、このめねじに内部保護管を挿嵌したリングナットを螺合し、このナットの下端と、外部保護管のめねじの下部に設けた段部との間に、内部保護管に附設した鍔を挟持させて内部保護管の上部を外部保護管へ固着する構造が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
これら熱電対又は測温抵抗体からなる温度センサの従来からの取付構造は、いずれもストッパと特殊ナット或いは鍔とリングナット等の構成部材が必要であり、相手側のブッシュ或いは外部保護管においてもテーパー部や段部などの対応する特殊構造が必要となり、複雑な構造であるとともに部品点数が増え、軽量化及びコスト低減に限界があった。
また、近年では、棒状の測温体を先端側に保持する筒状部材に雄ネジ部を形設し、これを測温対象の穴又は外部保護管のめねじ部に直接螺合することで、上述の構成部材及び特殊構造を省略したものも提供されているが、雄ネジ部を形成した筒状部材自体を回転させるために、外周面上に別途六角材等を溶接固定する必要があり、部品点数の増加は勿論のこと、強度低下の虞や作業効率が著しく低下するといった問題があった。
実開昭60−82236号公報 実公昭56−2170号公報
そこで、本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、取付構造として特別な構成部材や特殊構造を必要とせず、部品点数の低減により材料コスト、加工コストを大幅に削減できるととも軽量化を図ることができ、高い作業効率を維持できる温度センサを提供する点にある。
本考案は、前述の課題解決のために、測温対象に形成される穴部、又は測温対象に取り付けられる外部保護管の内部に挿通される測温体と、該測温体を先端側に保持した筒状本体とを備え、前記筒状本体に前記穴部又は外部保護管の開口部分に螺合する取付部を設けてなる温度センサであって、前記筒状本体における前記取付部より基端側の外周面に、当該筒状本体自体を加圧変形させることにより所定形状のスパナ掛り部を形成してなることを特徴とする温度センサを構成した。
ここで、前記スパナ掛り部が、当該外周面の周方向に沿って少なくとも一対の平行な対向平面を形成してなるものが好ましく、特に、当該外周面の周方向に沿って略90度ずれた二対の対向平面を設けてなるものが好ましい。
また、前記スパナ掛り部を、前記筒状本体の外周面における前記取付部近傍ないし長手方向略中央の所定領域に形成してなるものが好ましい。
更に、測温体が、金属保護管に熱電対素線又は抵抗素子を内装してなり、熱電対又は測温抵抗体として機能するものが好ましい実施例である。
以上にしてなる本願考案に係る温度センサによれば、測温対象への取付の構造として特別な構成部材や特殊構造を必要とせず、部品点数の低減により材料及び製作コストを大幅に削減でき、センサの軽量化を図ることができる。また、別途六角材等を溶接固定する必要もないため、強度低下を生じる虞もなく、高い作業効率を維持できるのである。
本発明のスパナ掛り部を利用すれば、パイプレンチ(工具)による締め込み傷の発生も生じなく、スパナ等による容易な締め付け、緩めの機能を付加でき、センサー本体の交換も効率よく行うことができるのである。
次に、本考案の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本考案に係る温度センサを示す説明図であり、図1は代表的実施形態を示し、図中符号1は温度センサ、2は外部保護管、3は測温体、4は筒状本体をそれぞれ示している。
本考案の温度センサ1は、図1に示すように、測温対象Tに取り付けられる外部保護管2の内部に挿通される測温体3と、該測温体3を先端側に保持した筒状本体4とを備え、該筒状本体4には外部保護管2の開口部分2aに螺合する取付部4a(40)が設けられており、筒状本体4における前記取付部4aより基端側の外周面41に、当該筒状本体4自体を加圧変形させることにより所定形状のスパナ掛り部5を形成したことを特徴としている。
尚、本実施形態においては外部保護管2に筒状本体が装着されるタイプを例示しているが、後述するように筒状本体4を測温対象Tの壁面等に直接装着するものであってもよく、本発明は、筒状本体4自体を回転させることにより図1(b)に示すようにセンサ本体が着脱可能とされているものに広く適用できる。以下の実施形態においては、熱電対として機能する温度センサ1について説明するが、本発明はこれに何ら限定されず、測温抵抗体として構成したものやその他の温度センサとして構成したものであってもよい。
更に、本実施形態では端子箱6付きの温度センサ1を例示しているが、その他、端子箱を介することなく補償導線を直接つないだものや脱着コネクタを設けたものなど、従来と同様の種々の型のシース熱電対、測温抵抗体、その他の温度センサとして構成できることは勿論である。
外部保護管2は、従来と同様のものが使用でき、本例では開口端側に形成されたテーパー状の雄ネジ溝22を有する取付ネジ部20を締め付けることで測温対象Tの内部空間に閉塞した先端側が突出した状態で壁部のネジ溝90に装着される。この外部保護管2は、測温対象の内部圧力、温度、雰囲気の種類等の使用条件に応じてセンサ本体を物理的・化学的破壊から保護するために適宜用いられる保護管であり、これにより測温対象Tの運転を止めることなく気密状態を保ったまま測温体3及び筒状本体4からなるセンサ本体を着脱して交換することが可能とされている。
測温体3は、金属保護管に熱電対素線を内装したものであり、シース熱電対が構成され、種類の異なる二本の素線8を接続し、この接続部(温接点)間に温度差が生じたとき閉回路に熱起電力が発生し、回路に電流が流れるゼーペック効果を利用して温度を測定するものである。
具体的には、熱電対素線8が金属シース30内に納められ、これら熱電対素線と金属シース30の隙間に無機絶縁物7を充填したものである。本例では、金属シース30の外側にさらにスリーブ状の支持パイプ31を設けて支持している。
筒状本体4は、基端側に端子箱6が接続されており、内部には前記測温体3の基端側が挿通され、前記熱電対素線8が端子箱及び外部の測定器に延びる補償導線に接続されている。
筒状本体4の先端側に設けられた取付部4aは、筒状本体4の先端部外周に直接形設され、外部保護管2の開口部分2a内周面に形成されたネジ溝21に螺合するテーパー状の雄ネジ部40よりなり、外部保護管2の回転を防止しつつ当該筒状本体4をスパナ掛り部5を利用して回転させることにより、外部保護管2に対して着脱できるように構成されている。
また、筒所本体外周面41上の適所には、少なくとも一対の平行な対向平面を形成したスパナ掛り部5が設けられている。本例では、当該外周面41の周方向に沿って略90度ずれた二対の対向平面50、50、51、51が設けられている。
なお、図2(b)に示すように、対向平面を一対のみ設けたものも好ましく、また、三対以上の対向平面を設けてもよく、例えば断面視略六角形になるように周方向に沿って略60度づつずれた三対の対向平面を設けたものも好ましい実施例である。
また、図2(c)に示すように、同じく少なくとも一対の対向部分に加圧変形により凹部52、52を形成し、各凹部52を臨む2稜線53、53に接する仮想平面L1、L2同士が互いに平行となるように設定することで、当該仮想平面がスパナ掛り面となるスパナ掛り部5を構成したものも好ましい例である。このような構造は、簡単なジグを用い、より少ないエネルギーで加工することができる。
このようなスパナ掛り部5は筒状本体4の外周面における先端取付部4a近傍ないし長手方向略中央の所定領域に形成されることで、脱着時の不要なねじりモーメントの発生を未然に抑えつつ壁面から離れた位置で優れた作業性を維持することが可能である。
図3は、測温対象に形成された穴部9に対して温度センサ1が直接取り付けられる形態を示した変形例であり、当該筒状本体4をスパナ掛り部5を利用して回転させ、筒状部材4の先端部外周に形設された雄ネジ部40を前記穴部9のネジ溝90に螺合することで取り付けるものである。その他の構造については上述の外部保護管2を用いるものと基本的に同様であるので、同一構造については同一符号を付してその説明を省略する。
(a)及び(b)は本考案の実施形態に係る温度センサを示す一部破断断面図。 (a)〜(c)は筒状部材に形成されたスパナ掛り部を示す端面図。 (a)及び(b)は測温対象の穴部に直接取り付けられる変形例を示す一部破断断面図。
符号の説明
1 温度センサ
2a 開口部分
2 外部保護管
3 測温体
4 筒状部材
4a 取付部
5 スパナ掛り部
6 端子箱
7 無機絶縁物
8 導線
9 穴部
20 取付ネジ部
21 ネジ溝
22 雄ネジ溝
30 金属シース
31 支持パイプ
40 雄ネジ部
41 外周面
50、51 対向平面
52 凹部
53 稜線
90 ネジ溝
L1、L2 仮想平面
T 測温対象

Claims (5)

  1. 測温対象に形成される穴部、又は測温対象に取り付けられる外部保護管の内部に挿通される測温体と、該測温体を先端側に保持した筒状本体とを備え、前記筒状本体に前記穴部又は外部保護管の開口部分に螺合する取付部を設けてなる温度センサであって、前記筒状本体における前記取付部より基端側の外周面に、当該筒状本体自体を加圧変形させることにより所定形状のスパナ掛り部を形成してなることを特徴とする温度センサ。
  2. 前記スパナ掛り部が、当該外周面の周方向に沿って少なくとも一対の平行な対向平面を形成してなる請求項1記載の温度センサ。
  3. 前記スパナ掛り部が、当該外周面の周方向に沿って略90度ずれた二対の対向平面を設けてなる請求項2記載の温度センサ。
  4. 前記スパナ掛り部を、前記筒状本体の外周面における前記取付部近傍ないし長手方向略中央の所定領域に形成してなる請求項1〜3の何れか1項に記載の温度センサ。
  5. 測温体が、金属保護管に熱電対素線又は抵抗素子を内装してなり、熱電対又は測温抵抗体として機能する請求項1〜4の何れか1項に記載の温度センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015135298A (ja) * 2014-01-20 2015-07-27 山里産業株式会社 温度センサ用保護管及び温度測定装置
JP2017146210A (ja) * 2016-02-17 2017-08-24 アイシン精機株式会社 温度センサ取付構造
JP7455493B2 (ja) 2022-04-21 2024-03-26 矢崎総業株式会社 温度センサ、及び、ワイヤハーネス

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