JP2009041944A - 温度センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】センサ使用時に、固定部材が包囲部材の内部を移動することのない温度センサを提供することを目的とする。
【解決手段】温度センサ100は、感温素子110と、金属芯線121及びこれを絶縁保持する保護管123を有するシース部材と、保護管123を金属チューブ130を介して間接的に保持する保持部材140と、保持部材140に固定され、保護管123の後端部123kk等を包囲すると共にリード線150が内挿された包囲部材160と、保護管123と包囲部材160との間に介在して、これらを互いに固定する固定部材170とを備える。そして、包囲部材160は、内側に向かって突出し、固定部材170の外周を保持する固定部材保持部160j1と、固定部材170より先端側及び後端側の両方に、内側に向かって突出し、固定部材170が移動することを規制する固定部材移動規制部160j2とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、温度を検知する感温素子を備える温度センサに関し、特に、感温素子の電極線に接続した金属芯線を保護管内に絶縁保持したシース部材と、このシース部材を内挿保持する保持部材と、この保持部材に固定され、少なくとも保護管の後端部を包囲する包囲部材とを備える温度センサに関する。
従来より、温度を検知する感温素子と、保護管内に金属芯線を絶縁保持したシース部材と、シース部材を内挿保持する保持部材と、保護管の後端部等を包囲する包囲部材とを有する形態の温度センサが知られている。例えば、特許文献1にこのような温度センサが開示されている(特許文献1の図1等参照)。シースピン(シース部材)の芯線(金属芯線)は、その先端部及び後端部が外筒(保護管)からそれぞれ突出し、先端部で感温素子の電極線に接続すると共に、後端部で外部回路接続用のリード線に接続している。このリード線は、スリーブ(包囲部材)に内挿され、ゴムブッシュを介してスリーブに固定されている。また、シースピンは、その両端の間の部分がリブ(保持部材)に内挿され、リブの先端側端部において溶接固定されている。また、スリーブは、その先端部がリブに溶接固定されている。但し、シースピンの後端側の部分は、スリーブなどに固定されていない。
このような温度センサは、例えば自動車の排ガス管に取り付けて使用する場合、排ガス管の振動に伴って自身も振動する。しかるに、前記のようにシースピンはこれを包囲するスリーブに固定されていないため、包囲部材の内部でシース部材が大きく振動する。このような状況下で温度センサを使用し続けると、金属疲労によりシース部材のうち金属芯線の後端部が断線する場合がある。
これに対し、特許文献1の第3実施形態で示された温度センサ(特許文献1図3参照)では、シースピンとスリーブとがスペーサ(固定部材)を介して加締め固定されている。具体的には、スリーブとシースピンとの隙間にスペーサを介在させた後、スリーブの外側から加締めることにより、スリーブとシースピンとがスペーサを介して加締め部分で固定されている。このため、シースピン単独での振動が抑制されるので、金属芯線の断線を防止できる。
特許第3555492
しかしながら、このような温度センサを長期間使用すると、センサ使用時の冷熱サイクルにより、包囲部材、シースピン又はスペーサが塑性変形することがある。そうすると、スペーサの機械的な固定が緩むことになるため、スペーサが包囲部材の内部を先端側又は後端側に移動する場合がある。
特に、スペーサを構成する材質の熱膨張係数が、シースピン又はスリーブを構成する材質の熱膨張係数と異なる場合には、センサ使用時におけるスペーサとシースピン又はスリーブとの熱膨張の違いによって、スペーサの加締め等による機械的な固定がより一層緩むため、スペーサがより移動し易くなる。
そして、スペーサの移動距離が長くなり、スペーサがスリーブの加締め部分から外れると、シースピンとスリーブとがスペーサを介して固定されなくなるため、スペーサによるシースピンの振動を抑制する効果が得られなくなる場合がある。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、センサ使用時にスペーサ(固定部材)が包囲部材の内部を移動することのない温度センサを提供することを目的とする。
本発明の温度センサは、温度によって電気的特性が変化する感温部と、該感温部に接続する電極線とを有する感温素子と、先端部で前記電極線に接続する金属芯線と、該金属芯線の先端部を突出させた状態で該金属芯線を絶縁保持する保護管とを有するシース部材と、自身の内側に前記保護管の先端部を挿入した状態で、該保護管を直接又は他部材を介して間接的に保持する保持部材と、前記保持部材に固定され、少なくとも前記保護管の後端部を包囲する筒状の包囲部材と、前記保護管と前記包囲部材との間に介在し、該保護管と該包囲部材とを互いに機械的に固定する固定部材と、を備える温度センサであって、前記包囲部材は、内側に向かって突出し、自身の内側に配置された前記固定部材の外周を保持する固定部材保持部と、該固定部材より先端側又は後端側にて、内側に向かって突出し、該固定部材が該包囲部材の内部を移動することを規制する固定部材移動規制部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、包囲部材は、固定部材より先端側又は後端側において、内側に向かって突出し、固定部材が包囲部材の内部を移動することを規制する固定部材移動規制部を備えている。これにより、固定部材の移動が規制されるため、固定部材を介した保護管と包囲部材との固定が維持されつづける。従って、高い耐振動性を長期間にわたって維持することができる。
「保持部材」は、前記のように、自身の内側に保護管の先端部を挿入した状態で、これを直接又は他部材を介して間接的に保持するものであればよい。
保持部材が保護管を保持する形態としては、保持部材と保護管とを直接又は他部材を介して溶接したり、保持部材と保護管とを直接又は他部材を介して接着剤等で固着したり、包囲部材と保持部材とを直接又は他部材を介して加締めにより互いに固定したり、直接又は他部材を介して包囲部材と保持部材とを圧入により固定する形態などが挙げられる。
「包囲部材」は、前記のように、保持部材に固定されているが、直接保持部材に固定されていても、或いは、他部材を介して間接的に固定されていてもよい。また、包囲部材が保持部材に固定される固定部位も、適宜変更できる。
また、包囲部材を保持部材に固定する形態としては、包囲部材と保持部材とを直接又は他部材を介して溶接したり、包囲部材と保持部材とを直接又は他部材を介して接着剤等で固着したり、包囲部材と保持部材とを直接又は他部材を介して加締めにより互いに固定したり、直接又は他部材を介して包囲部材と保持部材とを圧入により固定する形態などが挙げられる。
「固定部材」は、前記のように、保護管と包囲部材との間に介在して、これらを互いに機械的に固定するものである。
そして、包囲部材の「固定部材保持部」とは、前記のように、包囲部材のうち、内側に向かって突出し、自身の内側に配置された固定部材の外周を保持する部分のことである。即ち、固定部材を介して保護管と包囲部材とを固定する部分のことである。
尚、固定部材の配置場所及び固定部材保持部の配置場所は適宜変更できる。
また、固定部材を介して保護管と包囲部材とを固定する形態としては、保護管と包囲部材との間に固定部材を介在させた後、包囲部材を径方向内側に加締めることにより、固定する形態が挙げられる。
そして、この場合、包囲部材のうち径方向内側に加締めた部分が、「固定部材保持部」に相当する。
また、別の固定形態としては、包囲部材の内側に凸部を設けた後に、固定部材をその凸部と保護管との間に圧入して、固定する形態も挙げられる。
そして、この場合、上記凸部が「固定部材保持部」に相当する。
包囲部材の「固定部材移動規制部」とは、前記のように、包囲部材のうち、固定部材より先端側又は後端側にて、内側に向かって突出し、固定部材が包囲部材の内部を移動することを規制する部分のことである。
また、固定部材移動規制部は、固定部材が移動した際に、固定部材保持部より先端側又は後端側に移動しないように(固定部材が固定部材保持部より外れないように)、適宜設ける。
そして、固定部材移動規制部の形態としては、保護管と包囲部材とを固定部材を介して固定した後、固定部材より先端側又は後端側にて、包囲部材を径方向内側に加締めることにより、その加締めた部分を固定部材移動規制部とする形態や、予め包囲部材の内側に凸部を形成することにより、その凸部を固定部材移動規制部とする形態などが挙げられる。尚、固定部材移動規制部の径方向の断面形状は、円形、楕円、四角形、多角形等、様々な形状を採り得ることができる。
また、固定部材移動規制部は、固定部材の先端側又は後端側のうち固定部材の移動しやすい方に設ければ、固定部材の移動を抑止することができるが、本発明の温度センサでは、固定部材移動規制部は、固定部材の先端側及び後端側の両方に設けると良い。
このように固定部材移動規制部が固定部材の先端側と後端側の両方に形成されることにより、先後方向において固定部材の移動が規制されることになるので、固定部材を介した保護管と包囲部材との固定がより確実に維持される。
更に、本発明の温度センサでは、固定部材移動規制部は、固定部材保持部より突出させると良い。
このように固定部材移動規制部が、固定部材保持部より内側に突出することにより、固定部材の移動をより確実に規制するため、固定部材を介した保護管と包囲部材との固定をより確実に維持することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1〜4に本実施形態に係る温度センサ100を示す。尚、この温度センサ100は、図1〜4において、下方が軸線AX方向先端側、上方が軸線AX方向後端側である。この温度センサ100は、例えば内燃機関の排気管に取り付けて、測定対象ガス(排気ガス)の温度を検出するのに利用できる。温度センサ100は、感温素子110、シース部材120、金属チューブ130、保持部材140、包囲部材160、固定部材170、ナット部材180等から構成されている。
このうち感温素子110は、図1及び図3に示すように、温度によって電気的特性(電気抵抗値)が変化するサーミスタ焼結体(感温部)111と、このサーミスタ焼結体111の電気的特性の変化を取り出すために自身の一部がサーミスタ焼結体111に埋設されると共に、残部が軸線AX方向後端側に突出する一対の電極線113,113とから構成されている。
シース部材120は、図1に示すように、導電性金属からなり、軸線AX方向に延びる一対の金属芯線121,121と、軸線AX方向に延びる筒状なす金属製の保護管123とを有する。保護管123は、この金属芯線121,121の芯線先端部121s,121s及び芯線後端部121k,121kをそれぞれ先端側及び後端側に突出させた状態で、この金属芯線121,121を絶縁保持している。具体的には、保護管123と金属芯線121,121との間隙に図示しない絶縁粉末を充填して、保護管123と金属芯線121,121とを絶縁すると共に、金属芯線121,121同士の間を絶縁している。
金属芯線121,121は、その芯線先端部121s,121sにおいて上記感温素子110の電極線113,113と、抵抗溶接により電気的に接続している(図1及び図3参照)。一方、金属芯線121,121は、その芯線後端部121k,121kにおいて、外部回路(具体的には、車両の電子制御装置(ECU))接続用のリード線150,150と電気的に接続する加締め端子151,151の端子先端部151s,151sに、抵抗溶接により電気的に接続している(図1参照)。リード線150,150は、耐熱ゴム製のグロメット153の内部を貫通した状態で、後述する包囲部材160に内挿されて保持されている。
感温素子110及びシース部材120の先端側シース部120sは、金属チューブ130により覆われている(図1〜図3参照)。この金属チューブ130は、耐腐食性金属(本実施形態ではSUS310S)からなる鋼板の深絞り加工により形成してなり、軸線AX方向に延び、チューブ先端部130sが閉塞し、チューブ後端部130kが解放した有底筒状をなす。また、この金属チューブ130は、軸線AX方向中央よりも先端側の所定位置に第1段差部130dを有する一方、軸線AX方向中央よりも後端側の所定位置に第2段差部130eを有する。そして、金属チューブ130は、第1段差部130dと第2段差部130eとの間の部分に比べ、第1段差部130dから先端側が小径で、第2段差部130eから後端側が大径な形態とされている。金属チューブ130のチューブ先端部130s内には、前述の感温素子110が収容され、チューブ先端部130sと感温素子110との間には、非晶質のシリカにアルミナ骨材を含有した絶縁材からなるセメント131が充填されている(図1及び図3参照)。このセメント131は、温度センサ100の使用時に感温素子110が揺動するのを防止するものである。
また、金属チューブ130の第1段差部130dの内側には、シース部材120の保護管123が当接している。また、金属チューブ130は、軸線AX方向中央付近において周方向の2ヶ所で径方向内側に加締められて保持部位133が形成され、これにより、金属チューブ130とシース部材120の保護管123とが互いに固定されている。
金属チューブ130のチューブ後端部130kは、保持部材140の貫通孔140cに内挿され、保持部材140に保持されている(図1及び図2参照)。この保持部材140は、先端側(図中、下方)に位置し、径方向外側に突出する台座部140fと、この台座部140fの後端側(図中、上方)に位置し、軸線AX方向に延びる筒部140gとからなる。
このうち、台座部140fは、先端側に向かうにつれて小径となるテーパ部140tを有する環状に形成されている。このテーパ部140tは、図示しない排気管のセンサ取付部に対応したテーパ形状をなす。つまり、テーパ部140tは、排気管のセンサ取付部に配置される際には、テーパ部140tがセンサ取付部に直接密着することで、排気ガスが排気管外部へ漏出するのを防止する形態とされている。
一方、保持部材140の筒部140gは、先端側(図中、下方)に位置する第1段部140g1と、これの後端側(図中、上方)に位置し、この第1段部140g1より肉厚が薄く外径が僅かに小さくされた第2段部140g2とからなる二段形状をなす。このうち第2段部140g2は、金属チューブ130のチューブ後端部130kを内挿した状態で、径方向内側に向けて加締めまれており、更に、金属チューブ130のチューブ後端部130kとの間で互いに溶接され、第1溶接部141が形成されている。このような加締め及び溶接により、金属チューブ130が保持部材140に固定されている。
尚、保護管123のうち、保持部材140における貫通孔140cの後端140kよりも後端側の部分(図2中の破線ABよりも上側の部分)が後端側保護部123kである。
次に、包囲部材160について説明する。シース部材120のうち保護管123の後端部123kk等を含む後端側シース部120kと、加締め端子151,151と、グロメット153及びリード線150,150の先端側の一部とは、軸線AX方向に延びる筒状をなす金属製の包囲部材160により覆われている。
包囲部材160の包囲先端部160sは、保持部材140のうち筒部140gの第1段部140g1を覆っている。これら包囲先端部160sと第1段部140g1とは、第2溶接部(固定部位)143で互いに溶接され固定されている。包囲部材160のうち、この第2溶接部143よりも後端側の部分(図2中の破線ACより上側の部分)が後端側包囲部160kである。そして、この後端側包囲部160kのうち最も後端側に位置する包囲後端部160kkは、径方向内側に加締められて、その内側に配置されたグロメット153を保持している。
包囲部材160とシース部材120の保護管123との間には、筒状をなす固定部材170が介在している(図1参照)。本実施形態1では、固定部材170は、アルミニウム(密度2.68g/cm,熱膨張係数(室温)23.8×10−6cm/℃)からなる。一方、包囲部材160は、密度が7.90g/cmであり、熱膨張係数(室温)が16.0×10−6cm/℃であるSUS304からなる。また、保護管123は、密度が7.90g/cmであり、熱膨張係数(室温)が15.9×10−6cm/℃であるSUS310Sからなる。従って、固定部材170の熱膨張係数は、包囲部材160及び保護管123の熱膨張係数と異なっている。
このような固定部材170の外周は、包囲部材160の後端側包囲部160kのうち、軸線AX方向中央よりも後端側に位置し、径方向内側に向かって突出する固定部材保持部160j1によって保持されている。
また、固定部材170は、保護管123の後端側保護部123kのうち、軸線AX方向中央123eよりも後端側であって、包囲部材160の固定部材保持部160j1に対応して位置する第1保護部位123j1の周囲を覆うようにして配置されている。
そして、包囲部材160の固定部材保持部160j1は、固定部材170及び保護管123の第1保護部位123J1に向けて径方向内側に加締められており、これにより、包囲部材160とシース部材120(保護管123)が固定部材170を介して互いに固定されている。
また、固定部材170は、包囲部材160の後端側包囲部160kのうち、固定部材170より先端側及び後端側の両側に位置し、径方向内側に向かって突出する固定部材移動規制部160j2,160j2によって、軸線AX方向の移動(固定部材170が包囲部材160の内部を移動すること)を規制されている。
また、固定部材移動規制部160j2,160j2は、固定部材170が軸線AX方向に移動した際に、固定部材保持部160j1より先端側及び後端側に移動しないように設けられている。
そして、包囲部材160の固定部材移動規制部160j2,160j2は、保護管123に向けて径方向内側に加締められることにより、包囲部材160の内側に向かって突出されている。
尚、固定部材170の軸線AX方向の移動を規制するためには、包囲部材160と保護管123が固定部材170を介して互いに固定されている状態で、固定部材移動規制部160j2,160j2の最小の内径が、固定部材170の最大の外径より小さいという関係を満たす必要がある。
本実施形態では、上記関係を満たした上で、更に固定部材移動規制部160j2,160j2は、固定部材保持部160j1より径方向内側に突出されている。即ち、固定部材移動規制部160j2,160j2の径方向内側への突出量d1(図4参照)が、固定部材保持部160j1の径方向内側への突出量d2(図4参照)より大きくされている。
ナット部材180は、六角ナット部180pとネジ部180qとを有する。このナット部材180は、包囲部材160の周囲に回転自在に嵌挿されている。温度センサ100を排気管のセンサ取付部に取り付ける際には、保持部材140のテーパ部140tがセンサ取付部のテーパ部(図示しない)にと当接するように温度センサ100を配置した後、このナット部材180のネジ部180qをセンサ取付部の内周に形成されたネジ溝(図示しない)に螺合させる。つまり、このナット部材180とセンサ取付部のテーパ部との間に、保持部材140の台座部140fを挟持して、温度センサ100を排気管のセンサ取付部に固定する。
以上で説明したように、本実施形態では、包囲部材160には、固定部材170より先端側及び後端側の両側に、内側に向かって突出する固定部材移動規制部160j2,160j2が設けられている。これにより、固定部材170の軸線AX方向の移動が規制されるため、固定部材170を介した保護管123と包囲部材160との固定が維持されつづける。従って、温度センサ100の高い耐振動性を長期間にわたって維持することができる。
更に、本実施形態では、固定部材移動規制部160j2,160j2は、固定部材保持部160j1より径方向内側に突出されている。このため、固定部材170の軸線AX方向の移動をより確実に規制するため、固定部材170を介した保護管123と包囲部材160との固定をより確実に維持することができる。
尚、固定部材移動規制部160j2,160j2の径方向内側への突出量d1は、包囲部材170と保護管123との径方向の距離のち、最大の距離d3の半分以下にすることが好ましい。突出量d1が距離d3の半分を超えると、固定部材移動規制部160j2を加締めて形成する場合に、包囲部材170に亀裂が発生したり、包囲部材170の強度が低下したりする虞がある。そこで、突出量d1を距離d3の半分以下にすることで、亀裂の発生及び強度の低下等を防ぐことができる。
そして、本実施形態では、保護管123と包囲部材160とを固定する固定部材170が、包囲部材160及び保護管123の密度よりも小さくされている。このため、保護管123、包囲部材160及び固定部材170の全体の重量が軽くなるので、これら三者からなる部位の共振周波数が高くなる。このため、この温度センサ100を排ガス管に取り付けて使用しても、排ガス管等の振動による共振が生じ難く、また、振動も小さくなる。従って、振動によって保持部材140と包囲部材160の固定部位である第2溶接部143やその近傍部位などに破損が生じるのを防止でき、温度センサ100の耐振動性を高くできる。
また、上述のように、固定部材170を、包囲部材160と保護管123の材質とは異なる材質により構成すると、本実施形態のように、固定部材170を構成する材質の熱膨張係数が、包囲部材160及び(又は)保護管123を構成する材質の熱膨張係数と異なる場合がある。このような場合に、包囲部材160に固定部材移動規制部160j2,160j2を設けることで、固定部材170の軸線AX方向の移動を規制する効果が、より一層発揮される。
尚、本実施形態の温度センサ100は、公知の手法により製造することができる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
上記実施形態では、包囲部材160には、固定部材170より先端側及び後端側の両側に、固定部材移動規制部160j2,160j2が設けられているが、固定部材170より先端側及び後端側のうちどちらか一方にのみ設けても良い
上記実施形態では、それぞれ1つの固定部材170により包囲部材160と保護管123とを固定しているが、複数の固定部材を用いて、これらを固定しても良い。
また、上記実施形態では、保持部材140と保護管123とを金属チューブ130を介して固定しているが、保護部材140と保護管123とを直接固定する形態とすることもできる。
また、上記実施形態では、軸線AX方向に延びる棒状の温度センサ100を例示したが、その形態は適宜変更できる。例えば、ナット部材180よりも後端側の部分を屈曲させてL字状等とした温度センサにおいても、本発明を適用できる。
本実施形態に係る温度センサの部分破断面図である。 本実施形態に係る温度センサのうち保持部材の近傍を示す部分破断断面図である。 本実施形態に係る温度センサのうち感温素子の近傍を示す部分破断断面図である。 本実施形態に係る温度センサのうち固定部材の近傍を示す部分破断断面図である。
符号の説明
100 温度センサ
110 感温素子
111 サーミスタ焼結体(感温部)
113 電極線
120 シース部材
120s 先端側シース部
120k 後端側シース部
121 金属芯線
121s 芯線先端部
121k 芯線後端部
123 保護管
123k 後端側保護部
123kk 基端部
123j1 第1保護部位
130 金属チューブ
133 保持部位
140 保持部材
140c 貫通孔
140k (貫通孔の)後端
141 第1溶接部
143 第2溶接部(固定部位)
150 リード線
151 加締め端子
153 グロメット
160 包囲部材
160s 包囲先端部
160k 後端側包囲部
160kk 包囲後端部
160j1 固定部材保持部
160j2 固定部材移動規制部
170 固定部材
AX 軸線

Claims (3)

  1. 温度によって電気的特性が変化する感温部と、該感温部に接続する電極線とを有する感温素子と、
    先端部で前記電極線に接続する金属芯線と、該金属芯線の先端部を突出させた状態で該金属芯線を絶縁保持する保護管とを有するシース部材と、
    自身の内側に前記保護管の先端部を挿入した状態で、該保護管を直接又は他部材を介して間接的に保持する保持部材と、
    前記保持部材に固定され、少なくとも前記保護管の後端部を包囲する筒状の包囲部材と、
    前記保護管と前記包囲部材との間に介在し、該保護管と該包囲部材とを互いに機械的に固定する固定部材と、
    を備える温度センサであって、
    前記包囲部材は、
    内側に向かって突出し、自身の内側に配置された前記固定部材の外周を保持する固定部材保持部と、
    該固定部材より先端側又は後端側にて、内側に向かって突出し、該固定部材が該包囲部材の内部を移動することを規制する固定部材移動規制部とを備える温度センサ。
  2. 前記固定部材移動規制部は、前記固定部材より先端側及び後端側の両方に設けられることを特徴とする請求項1に記載の温度センサ。
  3. 前記固定部材移動規制部は、前記固定部材保持部より突出することを特徴とする請求項1又は2に記載の温度センサ。
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