JP3108357U - 建築パネル - Google Patents
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Abstract
【課題】 省エネルギを達成しつつ室内および壁内の通気が円滑かつ十分に行われ、しかも、良好な施工性を維持しつつ構造強度を十分となる建築パネルを提供すること。
【解決手段】
本建築パネルは木造建築に適用されるものである。すなわち、各横部材11の各縦部材21の間の部分の室内側の側面に構造用合板31を介して内側断面部材41を設け、各縦部材21の外側側面に外側断熱材51を設け、内側断熱材41および構造用合板31を貫通する空気流通口61を設けた構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】
本建築パネルは木造建築に適用されるものである。すなわち、各横部材11の各縦部材21の間の部分の室内側の側面に構造用合板31を介して内側断面部材41を設け、各縦部材21の外側側面に外側断熱材51を設け、内側断熱材41および構造用合板31を貫通する空気流通口61を設けた構成とする。
【選択図】 図1
Description
本考案は、嵌め込み式の建築パネルに関する。
最近、木造建築において、施工性が容易であることなどから、建築パネルを使用した建築工法(いわゆるプレハブ工法)が盛んに用いられるようになっている。例えば、建築パネルの一例として特許文献1に開示されたものがある。
この特許文献1に係る建築パネルは、柱と梁を含む枠状部に嵌め込まれる枠体と、上記枠体内に収容される断熱 材とを備えた構成とされている。
特開2003−41686
ところで、上記した特許文献1に係る建築パネルでは、室内および壁内の通気が良好でない欠点がある。
また、構造的に十分でない指摘がある。特に、横方向に荷重の変形に弱いといわれている。これを解消する一方策として、建築パネルに斜め材である筋交い(スジカイ)を組み込むことが考えられる。しかし、建築パネルに筋交いを組み込むと、斜め材が入ることにより、断熱材等が施工しにくくなる。また、断熱材が不十分に施工されることにより断熱性能が低下する不都合も生じる。
本考案の目的は、省エネルギを達成しつつ室内および壁内の通気が円滑かつ十分に行われ、しかも、良好な施工性を維持しつつ構造強度も十分な建築パネルを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の考案は、横方向に伸延する複数本の木製の横部材と、縦方向に伸延し前記各横部材とは交差しかつ当該交差部分が固定された複数本の木製の縦部材と備え、前記各横部材の前記各縦部材の間の部分に通気用の溝を形成し、前記各横部材の前記各縦部材の間の部分の室内側の側面に構造用合板を介して内側断面部材を設け、前記各縦部材の外側側面に外側断熱材を設け、前記内側断熱材および前記構造用合板を貫通する空気流通口を設けたものである。
上記請求項1の考案の場合、各横部材に形成された通気用溝を介して、空気が本建築パネル内を空気が流通するので、壁内の通気が円滑かつ十分に行われる。また、空気流通口を介して取り込まれた室内の空気は、本建築パネル内の通風層に入り、例えば、当該通風層から天井裏の空間に入り、棟換気装置から外気に放出されるので、室内の通気も円滑かつ十分に行われる。また、筋交いのような斜め材を用いないので、施工性がよい。しかも複数本の横部材と複数本の縦部材とが交差し、かつ当該交差部分は固定されている(剛接合)ので、構造的にも強い。
請求項1の考案によれば、複数本の木製の横部材と、縦方向に伸延し各横部材とは交差しかつ当該交差部分が固定された複数本の木製の縦部材と備え、各横部材の前記各縦部材の間の部分に通気用の溝を形成し、各横部材の各縦部材の間の部分の室内側の側面に構造用合板を介して内側断面部材を設け、各縦部材の外側側面に外側断熱材を設け、内側断熱材および構造用合板を貫通する空気流通口を設けたので、省エネルギを達成しつつ室内および壁内の通気が円滑かつ十分に行われ、しかも、良好な施工性を維持しつつ構造強度を十分となる。
本考案の最良の実施形態を図面に基づき説明する。
本考案に係る建築パネルは、図1および図2に示すように、複数本の木製の横部材11と、縦方向に伸延し各横部材11とは交差しかつ当該交差部分が固定された複数本の木製の縦部材21と備え、各横部材11の各縦部材21の間の部分に通気用の溝15を形成し、各横部材11の各縦部材21の間の部分の室内側の側面に構造用合板31を介して内側断面部材41を設け、各縦部材21の外側側面に外側断熱材51を設け、内側断熱材41および構造用合板31を貫通する空気流通口61を設けた構成とされている。なお、図1では、外側断面材51は、本建築パネルの構造を一段と明確に示すために省略してある。また、図1では、空気流通口61は図示を省略してある。本建築パネルは、嵌め込み式の壁パネルとして本実施例では使用される。なお、空気流通口61から入った室内の空気は、壁パネルとしての本建築パネル内の通気層(各横部材11と各縦部材21との間に形成された空き空間)を通り小屋裏(図示省略)を介して棟換気装置(図示省略)から外へ放出される。内側断面部材41の室内側には、仕上げ材(図示省略)が張られる。また、外側断熱材51の外側には、透湿シートを介して外装材(サイディング等)75が張られる。
なお、本建築パネルは、床や天井を形成する場合にも使用可能である。
上記構成の本建築パネルによれば、省エネルギを達成しつつ室内および壁内の通気が円滑かつ十分に行われ、しかも、良好な施工性を維持しつつ構造強度を十分となる。
11 横部材
21 縦部材
31 構造用合板
41 内側断熱材
51 外側断熱材
61 空気流通口
21 縦部材
31 構造用合板
41 内側断熱材
51 外側断熱材
61 空気流通口
Claims (1)
- 横方向に伸延する複数本の木製の横部材と、縦方向に伸延し前記各横部材とは交差しかつ当該交差部分が固定された複数本の木製の縦部材と備え、前記各横部材の前記各縦部材の間の部分に通気用の溝を形成し、前記各横部材の前記各縦部材の間の部分の室内側の側面に構造用合板を介して内側断面部材を設け、前記各縦部材の外側側面に外側断熱材を設け、前記内側断熱材および前記構造用合板を貫通する空気流通口を設けたことを特徴とする建築パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004006207U JP3108357U (ja) | 2004-10-22 | 2004-10-22 | 建築パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004006207U JP3108357U (ja) | 2004-10-22 | 2004-10-22 | 建築パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3108357U true JP3108357U (ja) | 2005-04-14 |
Family
ID=43271038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004006207U Expired - Fee Related JP3108357U (ja) | 2004-10-22 | 2004-10-22 | 建築パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3108357U (ja) |
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2004
- 2004-10-22 JP JP2004006207U patent/JP3108357U/ja not_active Expired - Fee Related
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