JP3108067U - リール状テーピング部品のチップカウンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】従来作業者の目で確認していた手順を自動化して計測作業の改善を図ることができるリール状テーピング部品のチップカウンタを提供すること。
【解決手段】リール状テーピング部品である供給側リールからキャリアテープを巻き取り側リールへ巻き取る際に部品数量をカウントして表示した後、供給側リールへ巻き戻すリール状テーピング部品のチップカウンタであって、キャリアテープの終端部分を検出して巻き取りを自動停止する第1の自動停止手段21aと、巻き戻し時にキャリアテープの先端部分を検出して巻き戻しを自動停止する第2の自動停止手段21aとを備えている。
【選択図】図3

Description

本考案は、リール状テーピング部品の数量をカウントするチップカウンタに関する。
チップ状の電子部品を厚紙テープを切り抜いて作ったポケットや、キャリアテープのポケットに入れ、カバーテープで蓋をし、そのテープをリールに巻き付けたリール状テーピング部品が、電子部品自動装着装置で使用されたり、保管されたりしている。このリールに巻かれたテープに入っている電子部品の数量を計測するための装置は、チップカウンタと呼ばれる。
このテープには、テープを送るための送り穴があり、この送り穴のピッチは、たとえば4mmである。テーピングされた部品は、途中に脱落がないことが原則であるので、テーピングの先頭にある部品から最後にある部品までの距離(送り穴の数×送り穴のピッチ)を測定し、部品のテーピングピッチ(収納ピッチ)で割ってやれば、電子部品の数量が計測できる。
ただし、リール状テーピング部品の数量計測の際には、リールの形状(巻き芯径、最大に巻けるガイド寸法)、テープの長さ、リールに巻いてあるテープの長さ、等々色々な条件を考慮する必要がある。
従来、チップカウンタによる数量計測の手順は以下の通りであった。
手順1.測定するリール(リール状テーピング部品)をチップカウンタの供給側リール台にセットする。
手順2.巻き取り側リール台に、空き(テープがない状態)リールをセットする。
手順3.供給側リールからテープの端を引き出し、送り穴をチップカウンタのスプロケットにセットする。
手順4.上記テープの端を再度引き出し、巻き取り側リールに固定する。
手順5.先頭の部品がスプロケットの基準線に来た時、リセット釦を押し、カウントをリセットする。
手順6.フォワード釦を押し、モータ駆動により巻き取り側リールを回転させてカウントを開始し、巻き取り側リールへテープを巻き付けていく。
手順7.テープの終端部分を作業者の目で確認し、ストップ釦を押す。
手順8.手動で微調を行い、最後の部品の次のポケットが基準線に来た時の表示数字が部品の計測数として確認される。
手順9.計測後、巻き戻し釦を押し、リール状テーピング部品を供給側リールへ巻き戻す。(テーピング部品の向きの問題から、必ず巻き戻しが必要である。)
手順10.テープ先端部分を作業者の目で確認し、ストップ釦を押して巻き戻しを停止させ、手動で最後の端末処理を行う。
しかしながら、上述の従来のチップカウンタでは、人間(作業者)の目で確認する作業が、巻き取り時と巻き戻し時の前後2回(手順7および10)あり、この作業の間、作業者はチップカウンタから目および手を離すことが難しかった。
そこで、本考案の目的は、上述の課題に鑑みて、従来作業者の目で確認していた手順を自動化して計測作業の改善を図ることができるリール状テーピング部品のチップカウンタを提供することにある。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の考案は、リール状テーピング部品である供給側リールからキャリアテープを巻き取り側リールへ巻き取る際に部品数量をカウントして表示した後、前記供給側リールへ巻き戻すリール状テーピング部品のチップカウンタであって、前記キャリアテープの終端部分を検出して巻き取りを自動停止する第1の自動停止手段と、前記巻き戻し時に前記キャリアテープの先端部分を検出して巻き戻しを自動停止する第2の自動停止手段とを備えたことを特徴とする。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の考案は、リール状テーピング部品である供給側リールからキャリアテープを巻き取り側リールへ巻き取る際に部品数量をカウントして表示した後、前記供給側リールへ巻き戻すリール状テーピング部品のチップカウンタであって、前記巻き取り時に前記巻き取り側リールを回転駆動する第1の駆動手段と、前記巻き戻し時に前記供給側リールを回転駆動する第2の駆動手段と、前記キャリアテープの送り穴に係合するスプロケットと、前記スプロケットに連動し、出力パルスを発生するロータリーエンコーダーと、前記巻き取り時に前記ロータリーエンコーダーの出力パルスを積算カウントする第1のカウント手段と、前記巻き取り側リールが1回転する間の前記ロータリーエンコーダーの出力パルス数をカウントする第2のカウント手段と、前記第2のカウント手段でカウントされた、前記巻き取り側リールが1回転する間の前記ロータリーエンコーダーの出力パルス数X0 を基準値として記憶する第1の記憶手段と、前記供給側リールが1回転する毎の前記ロータリーエンコーダーの出力パルス数Yが前記基準値X0 に近い設定値Y0 (>X0 )に一致するかまたはそれ以下になった時に前記第1の駆動手段を停止させる第1の停止手段と、前記巻き取り時に積算カウントしたカウント値が、巻き戻し時に減算されてゼロまたはゼロに近い設定値まで戻った時に、前記第2の駆動手段を停止させる第2の停止手段とを備えたことを特徴とする。
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の考案は、リール状テーピング部品である供給側リールからキャリアテープを巻き取り側リールへ巻き取る際に部品数量をカウントして表示した後、前記供給側リールへ巻き戻すリール状テーピング部品のチップカウンタであって、前記巻き取り時に前記巻き取り側リールを回転駆動する第1の駆動手段と、前記巻き戻し時に前記供給側リールを回転駆動する第2の駆動手段と、前記キャリアテープの送り穴に係合するスプロケットと、前記スプロケットに連動し、出力パルスを発生するロータリーエンコーダーと、前記巻き取り時に前記ロータリーエンコーダーの出力パルスを積算カウントする第1のカウント手段と、前記供給側リールの巻き芯径と、該巻き芯径に対応する前記ロータリエンコーダーの出力パルス数X0 の設定テーブルを記憶した第2の記憶手段と、前記供給側リールが1回転する毎の前記ロータリーエンコーダーの出力パルス数Yが前記出力パルス数X0 に近い設定値Y0 (>X0 )に一致するかまたはそれ以下になった時に前記第1の駆動手段を停止させる第1の停止手段と、前記巻き取り時に積算カウントしたカウント値が、巻き戻し時に減算されてゼロまたはゼロに近い設定値まで戻った時に、前記第2の駆動手段を停止させる第2の停止手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1記載の考案によれば、従来作業者の目で確認していた巻き取り時のキャリアテープの終端部分での巻き取り停止と巻き戻し時の先端部分での巻き戻し停止が、作業者の目および手に頼ることなく、自動的に行われるので、その間に計測数の記録、次の計測の準備等の作業ができ、多くのメリットが生まれる。
請求項2記載の考案によれば、供給側リールと巻き取り側リールが同一の巻き芯径の場合に、従来作業者の目で確認していた巻き取り時のキャリアテープの終端部分での巻き取り停止と巻き戻し時の先端部分での巻き戻し停止が、作業者の目および手に頼ることなく、自動的に行われるので、その間に計測数の記録、次の計測の準備等の作業ができ、多くのメリットが生まれる。
請求項3記載の考案によれば、供給側リールの巻き芯径を確認するだけで、従来作業者の目で確認していた巻き取り時のキャリアテープの終端部分での巻き取り停止と巻き戻し時の先端部分での巻き戻し停止が、作業者の目および手に頼ることなく、自動的に行われるので、その間に計測数の記録、次の計測の準備等の作業ができ、多くのメリットが生まれる。
以下、本考案の最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本考案の最良の形態に係るリール状テーピング部品のチップカウンタの外観を示す斜視図である。チップカウンタ1において、ハウジング2に内蔵されたモータで駆動される供給側リール台の回転軸3に、リール状テーピング部品である供給側リール4が装着され、同様にモータで駆動される巻き取り側リール台の回転軸5に、空きリールである巻き取り側リール6が装着される。
図2は、供給側リール4として装着されるリール状テーピング部品におけるキャリアテープの構成例を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は斜視図におけるX−X線拡大断面図である。図2において、キャリアテープ10は、テーピングピッチ(収納ピッチ)の間隔をおいて形成された複数の収納ポケット11aおよび両端に所定のピッチで形成された多数の送り穴11bを備えたエンボステープ11と、カバーテープ12とからなる。たとえば、送り穴11bのピッチ4mmに対して、テーピングピッチ(収納ピッチ)は、2mm,4mm,8mm,12mm,16mmおよび20mmがあり、それぞれ、2mm,4mm,8mm,12mm,16mmおよび20mm毎に1個の電子部品を収納することができる。
収納ポケット11aには、予めチップ抵抗等の電子部品20が収納され、カバーテープ12は、収納ポケット11aを覆うようにエンボステープ11上に接着されている。電子部品20は、カバーテープ12が剥がされて、収納ポケット11a内から取り出される。
そこで、再び図1に戻ると、供給側リール4から巻き取り側リール6へ巻き取られるキャリアテープ10は、送り穴11bに係合するスプロケット7を通過するように配置される。スプロケット7には、その回転に連動するロータリーエンコーダーが配置されている。
チップカウンタ1の計測は、操作部8のモード切替釦8a、ピッチ設定釦8b、巻き戻し釦8c、ストップ釦8d、フォワード釦8eおよびリセット釦8fの操作によって行われる。計測された電子部品の数量は、表示部9に表示される。
次に、図3は、チップカウンタ1の電気的構成を示すブロック図である。チップカウンタ1は、操作部8、表示部9、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)21、供給側リール台用モータドライバ22、供給側リール台用モータ23、巻き取り側リール台用モータドライバ24、巻き取り側リール台用モータ25、供給側リール台回転センサー26、巻き取り側リール台回転センサー27、ロータリーエンコーダー28、LEDドライバ29およびLED表示部30を含む。なお、巻き取り側リール台用モータ25と巻き取り側リール台の回転軸5は、請求項における第1の駆動手段に相当する。また、供給側リール台用モータ23と供給側リール台の回転軸3は、請求項における第2の駆動手段に相当する。
操作部8は、モード切替釦8a、ピッチ設定釦8b、巻き戻し釦8c、ストップ釦8d、フォワード釦8eおよびリセット釦8fを含む。表示部9は、7セグLED等からなる。
マイコン21は、CPU21a、ROM21bおよびRAM21cを含む。ROM21bには、制御プログラムや固定データ等が格納されている。固定データは、たとえば、後述する自動モードにおいて使用される、供給側リール4の種々の巻き芯径と、この種々の巻き芯径にそれぞれ対応するロータリエンコーダー28の出力パルス数X0 の設定テーブルを含む。CPU21aは、ROM21bに予め格納された制御プログラムに従ってチップカウンタ1の全体を制御するように動作する。RAM21cは、CPU21aの処理の過程で発生する各種のデータを格納するデータエリアと処理の際に使用するワークエリア等を有する。なお、CPU21aは、請求項における第1の自動停止手段、第2の自動停止手段、第1のカウント手段、第2のカウント手段、第1の停止手段および第2の停止手段に相当する。また、ROM21bは、請求項における第2の記憶手段に相当し、RAM21cは、請求項における第1の記憶手段に相当する。
CPU21aには、操作部8のモード切替釦8a、ピッチ設定釦8b、巻き戻し釦8c、ストップ釦8d、フォワード釦8eおよびリセット釦8fの操作によるスイッチ信号が入力される。また、CPU21aには、供給側リール台回転センサー26および巻き取り側リール台回転センサー27からの検出信号と、ロータリーエンコーダー28からの出力パルス信号が入力される。
また、CPU21aには、LED表示部30の各LED30a〜30mを駆動するためのLEDドライバ29が接続される。さらに、CPU21aには、供給側リール台用モータ23を駆動するための供給側リール台用モータドライバ22と、巻き取り側リール台用モータ25を駆動するための巻き取り側リール台用モータドライバ24と、表示部9が接続される。
次に、図4は、チップカウンタ1の前面パネルの構成例を示す略図である。チップカウンタ1の前面パネルには、操作部8のモード切替釦8a、ピッチ設定釦8b、巻き戻し釦8c、ストップ釦8d、フォワード釦8eおよびリセット釦8fと、5桁7セグLEDからなる表示部9と、LED表示部30の各LED30a〜30mが配置されている。LED30aは、その点灯により全自動モードを示し、LED30b〜30fは、それぞれ、その点灯により自動モードにおける供給側リール6の巻き芯径50φ、60φ、80φ、100φおよび150φ設定を示し、LED30gは、その点灯によりマニュアルモードを示す。また、LED30h〜30mは、それぞれ、その点灯によりピッチ設定釦8bによる電子部品のテーピングピッチ(収納ピッチ)2mm,4mm,8mm,12mm,16mmおよび20mmの設定を示す。
モードの設定は、モード切替釦8aを押す度に発生するスイッチ信号により切り替えられ、LED表示部30において目的のモードに対応するLEDが点灯するまで、モード切替釦8aを押すことにより切り替え選択することができる。また、テーピングピッチ(収納ピッチ)の設定は、ピッチ設定釦8bを押す度に発生するスイッチ信号により切り替えられ、LED表示部30において目的のテーピングピッチ(収納ピッチ)に対応するLEDが点灯するまで、設定スイッチ8bを押すことにより切り替え選択することができる。
さらに、チップカウンタ1の前面パネルには、電子部品の数量のプリセット設定時のプリセット値を表示する4桁7セグLEDからなるプリセット表示部32と、プリセット設定スイッチ33と、プリセット設定のオン/オフスイッチ34も配置されている。プリセット設定スイッチ33は、各桁の設定スイッチ33a〜33dを含む。
次に、上述の構成を有するチップカウンタ1による数量計測の手順を説明する。数量計測は、モード切替釦8aの切り替え操作により、全自動モード、自動モードおよびマニュアルモードを選択することができる。マニュアルモードは、上述の従来の計測手順で説明したものと同じ手順で計測するモードである。全自動モードおよび自動モードは、本発明による新規なモードであり、全自動モードは、供給側リール4の巻き芯径と巻き取り側リール6の巻き芯径が同一の場合に選択されるモードである。また、自動モードは、供給側リール4の巻き芯径と巻き取り側リール6の巻き芯径が異なる場合に選択されるモードである。
そこで、まずモード切替釦8aの切り替え操作により、全自動モードが選択された場合の数量計測の手順について説明する。この場合は、前面パネルのLED30aが点灯し、全自動モードが選択されたことが示される。
(全自動モード)
手順1.まず、供給側リール(リール状テーピング部品)4をチップカウンタ1の供給側リール台の回転軸3にセットする。また、供給側リール4に巻かれているキャリアテープ10のテーピングピッチ(収納ピッチ)を確認し、これがたとえば8mmであれば、8mmピッチのLED30jが点灯するまでピッチ設定釦8bを押すのを繰り返して設定する。それにより、テーピングピッチ(収納ピッチ)8mmのリール状テーピング部品の全自動モードによる数量計測であることが示される。
手順2.次に、巻き取り側リール台の回転軸5に、巻き取り側リール(空きリール)6をセットする。この時、巻き取り側リール6は、供給側リール4の巻き芯径と同一の巻き芯径を有するものがセットされる。
手順3.次に、供給側リール4からキャリアテープ10の端を引き出し、送り穴11bがスプロケット7に係合するようにセットする。
手順4.次に、キャリアテープ10の端を再度引き出し、巻き取り側リール6に固定する。
手順5.次に、キャリアテープ10の収納ポケット11aに収納されている先頭の電子部品がスプロケット7の基準線に来た時、リセット釦8eを押し、CPU21aの内蔵カウンタ(図示しない)(第1のカウント手段)をゼロにリセットし、表示部9に表示される数量のカウント値をゼロとする。
手順6.次に、フォワード釦8dを押して、巻き取り側リール台用モータ25の駆動により巻き取り側リール6を回転させ、巻き取り側リール6へキャリアテープ10を巻き付けていく。
このとき、キャリアテープ10の送り穴11bに係合しているスプロケット7もフリー回転し、さらにその回転に連動して、ロータリーエンコーダー28も回転する。ロータリーエンコーダー28は、キャリアテープ10が2mm進む毎に1つの出力パルスをCPU21aに送出する。CPU21aは、ロータリーエンコーダー28から送出される出力パルス数を内蔵カウンタ(第1のカウント手段)で積算カウントし、積算カウント値に基づき算出されたキャリアテープ長を、設定釦8bで設定されたテーピングピッチ(収納ピッチ)(この例では、たとえば8mm)で割る演算処理により、電子部品の数量を算出し、算出された数量値を表示部9に表示させる。
また、供給側リール4の巻き芯径を推測するために、同等である巻き取り側リール6の巻き芯径を上記手順6の巻き取り開始の初期工程で算出する。すなわち、CPU21aは、巻き取り開始時、巻き取り側リール台の回転軸5の回転を巻き取り側リール台回転センサー27の検出信号で検出し、その回転が最初の1回転する間(すなわち、巻き取り側リール6が1回転する間)の、ロータリーエンコーダー28の出力パルス数を内蔵カウンタ(第2のカウント手段)でカウントし、RAM21cに記憶する。記憶した出力パルス数をX0 とする。巻き取り開始時においては巻き取り側リール6は空きリールなので、この出力パルス数X0 が、巻き取り側リール6の巻き芯径に相当する。
手順7.次に、キャリアテープ10の巻き取りが進みその終端部分に至ると、自動的に終端部分が検出され、それによりチップカウンタ1が自動停止する。
この自動停止は、次のように行われる。すなわち、供給側リール4にはキャリアテープ10が巻かれているため、供給側リール4は、トータルの径(巻き芯径プラスキャリアテープ10が巻かれている厚み)が大きくなっているので、供給側リール台の回転軸3の回転は、当初巻き取り側リール台の回転軸5の回転より遅くなっているが、巻き取りが進むにつれてトータルの径が減少して回転が早くなり、巻き取り側リール台の回転軸5の回転に近づく。そこで、CPU21aは、供給側リール台の回転軸3の回転を供給側リール台回転センサー26の検出信号で検出し、供給側リール台の回転軸3が1回転する毎(すなわち、供給側リール4が1回転する毎)のロータリーエンコーダー28の出力パルス数を繰り返し内蔵カウンタ(第2のカウント手段)でカウントし、その数をY1 ,Y2 ,Y3 ,・・・とし、Y1 ,Y2 ,Y3 ,・・・がRAM21cに記憶されている出力パルス数X0 に近い設定値Y0 (>X0)に一致またはそれ以下になった時(すなわち、供給側リール4のトータルの径が巻き取り側リール6の巻き芯径に近づいた時)、巻き取り側リール台用モータ25の駆動を停止させる。なお、設定値Y0 は、キャリアテープ10の終端部分における電子部品が収納されていないリーダーテープの長さ等を考慮して設定される。
手順8.次に、自動停止後のキャリアテープ10の位置の微調整を手動で行い、最後の部品の次の空きポケットが基準線に来た時に表示部9に表示される数字が、リール状テーピング部品の全数量を示すものとして確認される。
手順9.次に、リール状テーピング部品の全数量の確認後、巻き戻し釦8cを押し、供給側リール台用モータ23の駆動により供給側リール4を回転させ、供給側リール4へキャリアテープ10を巻き戻す。
手順10.次に、キャリアテープ10の巻き戻しが進みその先端部分に至ると、自動的に先端部分が検出され、それによりチップカウンタ1が自動停止する。
この自動停止は、次のように行われる。すなわち、供給側リール4にキャリアテープ10が巻き戻される際には、スプロケット7が逆回転し、それと連動してロータリーエンコーダー28も逆回転するため、その出力パルスは極性が反転する。それにより、CPU21aは、ロータリーエンコーダー28からの入力される出力パルスを負のパルス数としてカウントし、内蔵カウンタ(第1のカウント手段)の積算カウント値を減算する。そして、CPU21aは、内蔵カウンタ(第1のカウント手段)のカウント値がゼロ(または、ゼロに近い設定値)まで戻った時、供給側リール台用モータ23の駆動を停止させる。
このように、全自動モードにおいては、従来作業者の目で確認していた手順7および10の作業は、作業者の目および手に頼ることなく、自動的に停止作業が行われるので、その間に計測数の記録、次の計測の準備等の作業ができ、多くのメリットが生まれる。
次に、モード切替釦8aの切り替え操作により、自動モードが選択された場合の数量計測の手順について説明する。
(自動モード)
手順1.まず、供給側リール4の巻き芯径を定規等の計測器具を用いて計測して確認し、確認された巻き芯径に対応するLED表示部30のLEDが点灯するまで、モード切替釦8aを繰り返し押す。たとえば、確認された巻き芯径が100φであれば、100φのLED30eが点灯するまでモード切替釦8aを押すのを繰り返して設定する。また、供給側リール4に巻かれているキャリアテープ10のテーピングピッチ(収納ピッチ)を確認し、これがたとえば8mmであれば、8mmピッチのLED30jが点灯するまでピッチ設定釦8bを押すのを繰り返して設定する。それにより、巻き芯径100φおよびテーピングピッチ(収納ピッチ)8mmのリール状テーピング部品の自動モードによる数量計測であることが示される。
手順2.次に、供給側リール4をチップカウンタ1の供給側リール台の回転軸3にセットし、巻き取り側リール台の回転軸5に、巻き取り側リール(空きリール)6をセットする。この時、巻き取り側リール6は、供給側リール4の巻き芯径と異なる巻き芯径を有するものがセットされる。(なお、巻き取り側リール6は、供給側リール4の巻き芯径と同一のものでも良く、要するに、巻き取り側リール6は、その巻き芯径を確認する必要はなく、どんな巻き芯径のものでも良いのである。)
手順3.〜手順5.(全自動モードにおける手順3.〜手順5.と同じ)。
手順6.次に、フォワード釦8dを押して、巻き取り側リール台用モータ25の駆動により巻き取り側リール6を回転させ、巻き取り側リール6へキャリアテープ10を巻き付けていく。
このとき、キャリアテープ10の送り穴11bに係合しているスプロケット7もフリー回転し、さらにその回転に連動して、ロータリーエンコーダー28も回転する。ロータリーエンコーダー28は、キャリアテープ10が2mm進む毎に1つの出力パルスをCPU21aに送出する。CPU21aは、ロータリーエンコーダー28から送出される出力パルス数を内蔵カウンタ(第1のカウント手段)で積算カウントし、積算カウント値に基づき算出されたキャリアテープ長を、設定釦8bで設定されたテーピングピッチ(収納ピッチ)(この例では、たとえば8mm)で割る演算処理により、電子部品の数量を算出し、算出された数量値を表示部9に表示させる。
手順7.次に、キャリアテープ10の巻き取りが進みその終端部分に至ると、自動的に終端部分が検出され、それによりチップカウンタ1が自動停止する。
この自動停止は、次のように行われる。すなわち、CPU21aは、供給側リール台の回転軸3の回転を供給側リール台回転センサー26の検出信号で検出し、供給側リール台の回転軸3が1回転する毎(すなわち、供給側リール4が1回転する毎)のロータリーエンコーダー28の出力パルス数を繰り返し内蔵カウンタ(第2のカウント手段)でカウントし、その数をY1 ,Y2 ,Y3 ,・・・とし、Y1 ,Y2 ,Y3 ,・・・がROM21bに格納されている設定テーブルに基づいて、巻き芯径100φに対応す出力パルス数X0 を読み出し、該出力パルス数X0 に近い設定値Y0 (>X0)に一致またはそれ以下になった時(すなわち、供給側リール4のトータルの径が巻き芯径に近づいた時)、巻き取り側リール台用モータ25の駆動を停止させる。
手順8.〜手順10(全自動モードにおける手順8.〜手順10と同じ)。
このように、自動モードにおいても、従来作業者の目で確認していた手順7および10の作業は、作業者の目および手に頼ることなく、自動的に停止作業が行われるので、その間に計測数の記録、次の計測の準備等の作業ができ、多くのメリットが生まれる。
以上の通り、本考案の最良の形態について説明したが、本考案はこれに限らず、種々の変形、応用が可能である。
本考案の最良の形態に係るリール状テーピング部品のチップカウンタの外観を示す斜視図である。 供給側リールとして装着されるリール状テーピング部品におけるキャリアテープの構成例を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は斜視図におけるX−X線拡大断面図である。 チップカウンタの電気的構成を示すブロック図である。 チップカウンタの前面パネルの構成例を示す略図である。
符号の説明
1 チップカウンタ
3 供給側リール台の回転軸(第2の駆動手段の一部)
4 供給側リール(リール状テーピング部品)
5 巻き取り側リール台の回転軸(第1の駆動手段の一部)
6 巻き取り側リール
7 スプロケット
8 操作部
9 表示部
10 キャリアテープ
21 マイクロコンピュータ
21a CPU(第1の自動停止手段、第2の自動停止手段、第1のカウント手段、第2のカウント手段、第1の停止手段および第2の停止手段)
21b ROM(第2の記憶手段)
21c RAM(第1の記憶手段)
23 供給側リール台用モータ(第2の駆動手段の一部)
25 巻き取り側リール台用モータ(第1の駆動手段の一部)
28 ロータリーエンコーダー

Claims (3)

  1. リール状テーピング部品である供給側リールからキャリアテープを巻き取り側リールへ巻き取る際に部品数量をカウントして表示した後、前記供給側リールへ巻き戻すリール状テーピング部品のチップカウンタであって、
    前記キャリアテープの終端部分を検出して巻き取りを自動停止する第1の自動停止手段と、
    前記巻き戻し時に前記キャリアテープの先端部分を検出して巻き戻しを自動停止する第2の自動停止手段と
    を備えたことを特徴とするリール状テーピング部品のチップカウンタ。
  2. リール状テーピング部品である供給側リールからキャリアテープを巻き取り側リールへ巻き取る際に部品数量をカウントして表示した後、前記供給側リールへ巻き戻すリール状テーピング部品のチップカウンタであって、
    前記巻き取り時に前記巻き取り側リールを回転駆動する第1の駆動手段と、
    前記巻き戻し時に前記供給側リールを回転駆動する第2の駆動手段と、
    前記キャリアテープの送り穴に係合するスプロケットと、
    前記スプロケットに連動し、出力パルスを発生するロータリーエンコーダーと、
    前記巻き取り時に前記ロータリーエンコーダーの出力パルスを積算カウントする第1のカウント手段と、
    前記巻き取り側リールが1回転する間の前記ロータリーエンコーダーの出力パルス数をカウントする第2のカウント手段と、
    前記第2のカウント手段でカウントされた、前記巻き取り側リールが1回転する間の前記ロータリーエンコーダーの出力パルス数X0 を基準値として記憶する第1の記憶手段と、
    前記供給側リールが1回転する毎の前記ロータリーエンコーダーの出力パルス数Yが前記基準値X0 に近い設定値Y0 (>X0 )に一致するかまたはそれ以下になった時に前記第1の駆動手段を停止させる第1の停止手段と、
    前記巻き取り時に積算カウントしたカウント値が、巻き戻し時に減算されてゼロまたはゼロに近い設定値まで戻った時に、前記第2の駆動手段を停止させる第2の停止手段と
    を備えたことを特徴とするリール状テーピング部品のチップカウンタ。
  3. リール状テーピング部品である供給側リールからキャリアテープを巻き取り側リールへ巻き取る際に部品数量をカウントして表示した後、前記供給側リールへ巻き戻すリール状テーピング部品のチップカウンタであって、
    前記巻き取り時に前記巻き取り側リールを回転駆動する第1の駆動手段と、
    前記巻き戻し時に前記供給側リールを回転駆動する第2の駆動手段と、
    前記キャリアテープの送り穴に係合するスプロケットと、
    前記スプロケットに連動し、出力パルスを発生するロータリーエンコーダーと、
    前記巻き取り時に前記ロータリーエンコーダーの出力パルスを積算カウントする第1のカウント手段と、
    前記供給側リールの巻き芯径と、該巻き芯径に対応する前記ロータリエンコーダーの出力パルス数X0 の設定テーブルを記憶した第2の記憶手段と、
    前記供給側リールが1回転する毎の前記ロータリーエンコーダーの出力パルス数Yが前記出力パルス数X0 に近い設定値Y0 (>X0 )に一致するかまたはそれ以下になった時に前記第1の駆動手段を停止させる第1の停止手段と、
    前記巻き取り時に積算カウントしたカウント値が、巻き戻し時に減算されてゼロまたはゼロに近い設定値まで戻った時に、前記第2の駆動手段を停止させる第2の停止手段と
    を備えたことを特徴とするリール状テーピング部品のチップカウンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014222255A (ja) * 2010-01-19 2014-11-27 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニーBecton, Dickinson And Company 血液サンプルの検査装置
CN113859689A (zh) * 2021-10-21 2021-12-31 中国电子科技集团公司第五十四研究所 一种阻容电子元器件出料装置

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