JP3107899B2 - 携帯無線機の電池パック取付け構造 - Google Patents

携帯無線機の電池パック取付け構造

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JP3107899B2
JP3107899B2 JP04087925A JP8792592A JP3107899B2 JP 3107899 B2 JP3107899 B2 JP 3107899B2 JP 04087925 A JP04087925 A JP 04087925A JP 8792592 A JP8792592 A JP 8792592A JP 3107899 B2 JP3107899 B2 JP 3107899B2
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信彦 南
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東洋通信機株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は携帯無線機に着脱される
電池パックの取付け構造の改良に関する。
【0002】
【従来技術】電源用の電池を内蔵した電池パックを着脱
するタイプの携帯無線機にあっては、電池パックの着脱
操作性と電極部分の防水性の確保が必要であり、この点
に関して種々の提案がなされている。
【0003】図5(a) 及び(b) は従来の携帯無線機にお
ける電池パックの着脱構造の一例を示す側面図及び正面
図であり、携帯無線機本体1の底面には(b) に示すよう
な逆T字形のガイド突起3が設けられており、ガイド突
起3の底面には正負の端子4が突設されている。携帯無
線機本体1の底面に着脱される電池パック2の上面には
無線機本体1底面のガイド突起3の外形状と整合する逆
L字状の被ガイドレール5が突設されると共にその底面
には無線機本体底面の端子4と接続可能な電極6が配置
される。電池パック2の上面の端部にはロック用穴7を
形成すると共に、無線機本体1の底面の端部には該ロッ
ク用穴7に嵌着可能なロック片8を図示しないバネによ
り突出方向へ付勢した状態で支持する。無線機本体1と
電池パック2は同図(a) に示すようにガイド突起3に対
して被ガイドレール5を挿着することにより連結され、
被ガイドレール5の端部5aが本体1側のストッパ部1
aに当接した時に前記ロック片8がロック用穴7に嵌着
することにより連結が完了する。
【0004】この従来の着脱構造は電池パックの着脱が
容易であり、しかもロックが外れても脱落しにくい点に
利点があった。しかし、電池パック側の電極と接続する
端子部分の防水構造が十分でないため、雨水の浸入によ
る電触等の不具合が生じ易かった。また、ガイド突起3
と無線機本体1とを一体成形により製造することが困難
であるため、ガイド突起3が別部品となり、部品点数の
増大による組付け工数の増大という不具合をもたらして
いた。
【0005】
【発明の目的】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、着脱操作性が良好でありしかも連結時における防水
性に優れた電池パックの取付け構造を提供することを目
的としている。
【0006】
【発明の概要】上記目的を達成するため、本発明は底面
に本体側接続機構を有した携帯無線機本体と、該本体側
接続機構に着脱自在に装着される電池パック側接続機構
を上面に有した電池パックとを備えた携帯無線機の電池
パック取付け構造において、本体側接続機構は、ガイド
レールと、ガイドレールの奥部において前方へ向けて突
設した一対の端子と、該端子の外周部を包囲するように
前方へ向けて突設した円筒状のスリーブとを備え、電池
パック側接続機構は前記ガイドレールとスライド的に係
合する被ガイドレールを有した被ガイド突起と、該被ガ
イド突起の前端面に突設した円筒状のリセプタクルと、
該リセプタクルの外周に形成した溝に嵌着したゴムリン
グとを備えたことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施例】以下、添付図面に示した実施例により
本発明を詳細に説明する。図1は本発明の一実施例の構
成を示す斜視図、図2は無線機本体と電池パックの構成
を示す側面図、図3は無線機本体の端子部と電池パック
の端子部の構成を示す図である。携帯無線機本体10は
底面に本体側接続機構11を有し、この接続機構11は
電池パック12の上面に設けた電池パック側接続機構1
3を着脱自在に装着するための構成を有する。
【0008】本体側接続機構11は、平坦な第1の底面
14の幅方向両端縁から夫々下方へ突出して互いに対向
し合うL字型ガイドレール15、15と、各ガイドレー
ル15、15の奥部において前方へ向けて突設した一対
の端子(本体側端子)16、16と、該端子の外周部を
包囲するように前方へ向けて突設した長円円筒状のスリ
ーブ17と、該スリーブ17の下面である第2の底面1
8の奥側縁部に突設したロック爪19と、該ガイドレー
ル15、15の下面の奥部適所から第2の底面18に向
けて傾斜して延設されたストッパ面20、20とを有す
る。なお、各ガイドレール15、15の前端部は第1の
底面14の前端縁から所定距離l(エル)だけ奥側に位
置している。
【0009】電池パック側接続機構13は、底部21の
前端縁よりも所定距離奥側位置から奥側へ向けて延在し
たT字状の被ガイド突起22と、該被ガイド突起22の
前端面に突設した長円円筒状のリセプタクル23と、リ
セプタクル23の外周に形成した溝23aに嵌着したゴ
ムリング24と、被ガイド突起22の両端縁から突出し
た被ガイドレール22a,22aとの間に前記本体側接
続機構11のガイドレール15、15の内側端部15
a,15aを受け入れるためのスペースSを形成する側
底部25、25と、底部21と側底部25、25とを接
続する傾斜面であるストッパ面26、26と、該底部2
1の前縁部に位置し、前記ロック爪19を着脱自在に嵌
着支持するロック穴27とを有する。
【0010】被ガイド突起22の上面の奥側端部に位置
する突出部28、28は前記本体側のガイドレール15
と第1の底面14の前端縁との間の距離lと一致せしめ
る。本体側接続機構11のガイドレール15、15の内
側端部15a,15aがスペースS内に嵌合するように
電池パック側接続機構13をその前端側から本体側接続
機構11の前端側へ挿着すると、前記一対の端子16、
16はリセプタクル23の前面に形成した孔29内に嵌
着して内部の端子と電気的に接続すると共に、スリーブ
17はその内周でリセプタクル23の外面を包摂する。
この時ゴムリング24がパッキングとなりスリーブ17
の内周に圧接して雨水の浸入を防止する。なお、スリー
ブ17の形状としては、図示した長円円筒状のものに限
らず、円、だ円、長方形等々種々の筒状の形態を適用す
ることができる。この場合、スリーブ17に嵌合するリ
セプタクル23としても、スリーブ17の内周形状の整
合する形状であることが好ましい。
【0011】図4はリセプタクル23の孔29内の構成
を示す断面図であり、孔29内には電池パック側端子3
1が進退自在に支持されると共にストッパ32により脱
落を防止され、更にバネ33により図示した突出位置に
常時付勢されている。スリーブ17内にリセプタクル2
3を嵌合したときに端子16、16が孔29内の端子3
1を押圧しながら電気的にONする。
【0012】ロック爪19は例えば前記従来技術におい
て示したロック片と同様の構成を有するものとする。即
ち、ロック片19は第2の底面18から奥側壁面にかけ
て貫通形成した支持孔30から下方へ向けて先端部を突
出すると共に図示しないバネにより該突出方向へ常時付
勢され、該奥側壁面側の開口から突出させた図示しない
突部を人手により操作することにより該先端部を退避さ
せる。電池パック挿着時には該ロック片を退避させてお
き、挿着完了時にロック片をロック穴27内に突出せし
めてロックを行う。電池パックの取り外し時にはこれと
逆の操作を行う。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、携帯無線
機本体に対する電池パックの着脱操作性を良好化すると
共に、連結時における端子部の防水性を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す斜視図である。
【図2】無線機本体と電池パックの構成を示す側面図で
ある。
【図3】無線機本体の端子部と電池パックの端子部の構
成を示す図である。
【図4】リセプタクルの孔内の構成を示す断面図であ
る。
【図5】(a) 及び(b) は従来例の説明図である。
【符号の説明】
10 携帯無線機本体、11 本体側接続機構、12
電池パック、13 電池パック側接続機構、14 底
面、15 L字型ガイドレール、16 端子(本体側端
子)、17 スリーブ、18 第2の底面、20 スト
ッパ面、21 底部、22 被ガイド突起、23 リセ
プタクル、24 ゴムリング、25 側底部、26 ス
トッパ面、27 ロック穴、29 孔、30 支持孔、
31 パック側端子、32 ストッパ、33 バネ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/26 H04M 1/00 H01M 2/10 H05K 5/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面に本体側接続機構を有した携帯無線
    機本体と、該本体側接続機構に着脱自在に装着される電
    池パック側接続機構を上面に有した電池パックとを備え
    た携帯無線機の電池パック取付け構造において、 本体側接続機構は、ガイドレールと、ガイドレールの奥
    部において前方へ向けて突設した一対の端子と、該端子
    の外周部を包囲するように前方へ向けて突設した円筒状
    のスリーブとを備え、 電池パック側接続機構は前記ガイドレールとスライド的
    に係合する被ガイドレールを有した被ガイド突起と、該
    被ガイド突起の前端面に突設した円筒状のリセプタクル
    と、該リセプタクルの外周に形成した溝に嵌着したゴム
    リングとを備えたことを特徴とする携帯無線機の電池パ
    ック取付け構造。
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