JP3107851U - 弾性素材を用いた事務用簡易クリップ - Google Patents
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Abstract
【目的】レバー、特殊器具等を必要とせずに紙束等の被結束体を素手で容易に脱着でき、本考案を装着した被結束体と他の書類等を重ね合わせて整頓した際の混合を防止できるようにし、かつ本体の厚さを薄くして被結束体のクリップ装着部の嵩張りを軽減できるようにした簡易事務用クリップを提供する。
【構成】弾性素材の小型平板を中央部より二つ折りにして、上部支持板の左右フレーム1及び中央フレーム2をアーチ型に成形して板バネ形状にすることにより上部支持板を開閉自在にするとともに、上部支持板の先端部3及び下部支持板の先端部4をそれぞれ相対する方向へ僅かに折り曲げることにより、被結束体に装着する時は上部支持板を開放状態にして嵌入し上部支持板を閉止状態に戻すことによって装着するとともに、装着時に上部支持板の先端部3および下部支持板の先端部4の折込みを被結束体に密着させるようにした。
【選択図】図1
【構成】弾性素材の小型平板を中央部より二つ折りにして、上部支持板の左右フレーム1及び中央フレーム2をアーチ型に成形して板バネ形状にすることにより上部支持板を開閉自在にするとともに、上部支持板の先端部3及び下部支持板の先端部4をそれぞれ相対する方向へ僅かに折り曲げることにより、被結束体に装着する時は上部支持板を開放状態にして嵌入し上部支持板を閉止状態に戻すことによって装着するとともに、装着時に上部支持板の先端部3および下部支持板の先端部4の折込みを被結束体に密着させるようにした。
【選択図】図1
Description
本考案は事務用簡易クリップに係るものである。
従来、事務用の簡易クリップは、図8に示す細い金属線をコイル状に巻いたもの、若しくは製品名「ガチャ玉」と命名された図9に示す硬い金属の平板を板の中心から対称になるよう折り曲げて装着補助器具を用いて被結束体等に装着するもの、更には図10に示す中心から折り曲げた金属板の開口部に板を開くためのツマミを取りつけたもの等が一般的であった。
図8に示す従来の事務用簡易クリップは、被結束体に装着した際にクリップの構造全体が変形することによってクリップの先端部に隙間が生じ、クリップを装着した被結束体と他の紙等を重ね合わせて整頓すると、クリップの隙間に重ね合わせた別の紙等が入り込み、クリップを装着した被結束体と他の紙等が混合してしまう問題があった。
また、図9、図10に示す従来の先端部に隙間が生じ難いクリップは、クリップ本体の紙面に直接接触する面と面の間の厚さが比較的大きいため、当該クリップを装着した被結束体を複数重ねた際、若しくは紙数の少ない被結束体に当該クリップを装着するとクリップ装着部が嵩張ってしまう問題があった。
上記問題を解決するために、弾性素材(金属、プラスチック等)を用いた小型の平板を図1に示す形状に形成する。
構造は図2に示す形状に上部支持板の左右フレーム1、及び中央フレーム2を形成して図3に示すとおりアーチ型の板バネ状にし、被結束体を綴じるために直接接触する上部支持板の先端部3を二股にして、かつ被結束体に対し下部支持板の方向へ僅かに折る。
一方、図4に示す形状に下部支持板を形成し、下部支持板の先端部4は上部支持板先端部3の二股部にはめ込む様突出させ、かつ上部支持板の方向へ僅かに折る。
上部支持板の左右フレーム1、及び中央フレーム2による板バネの作用により、中央フレームの頂上部を押すことによって図3の閉止状態から図5の開放状態にでき、かつ開放状態を保持することができる。
被結束体を綴じる時は、図6の1A、2A、3Aに示すとおり上部支持板を開放状態に保持して、上部支持板と下部支持板の間に被結束体5を嵌入し、上部支持板と下部支持板を指でつまみ、図6の1B、2B、3Bに示すとおり上部支持板を閉じて被結束体5を綴じる。
本考案を被結束体から外す時は、上部支持板の中央フレーム2頂上部と下部支持板を指で摘み、図6の1A、2A、3Aに示すとおり上部支持板を開放状態にして外す。
また、上部支持板が閉止状態で被結束体5からクリップを外す際も、上部支持板の先端部3及び下部支持板の先端部4が図6の3B及び4のとおり被結束体5を引き抜く方向に傾いているので、被結束体5を損傷することなく上部支持板を閉止状態のままクリップを引き抜くようにして被結束体から外すことができる。
クリップの厚さについても図3に示すとおり1枚の平板を上部支持板と下部支持板を形成するために2つ折りの構造としているため、薄く成形することができる。
次に実施例について図面を参照して説明する。
金属、若しくはプラスチックの弾性素材を図2に示すように、上部支持板には左右フレーム1及び中央フレーム2を成形し、更に左右フレーム1及び中央フレーム2を板バネにするために図7に示すとおり左右フレーム1を僅かに外側に傾けながら、中央フレームはそのまま図3に示すとおりアーチ型に成形する。
上部支持板の先端部3を図2に示すように二股に成形し、かつ図3に示すとおり下部支持板の方向へ僅かに折り曲げる。
下部支持板は図4に示す形状に成形し、かつ図3に示すとおり下部支持板の先端部4は上部支持板の方向へ僅かに折り曲げる。
上部支持板及び下部支持板を図3に示すとおり二つ折りにし、上部支持板の先端部3及び下部支持板の先端部4が噛み合うようにして本考案を形成する。
上部支持板の左右フレーム1及び中央フレーム2をアーチ型に成形して板バネ形状にすることによって上部支持板を開閉自在にし、取手や補助器具等を使用せず素手で被結束体に本考案を着脱することができる。
被結束体を綴じた時、上部支持板の板バネの作用により、上部支持板の先端部3、及び下部支持板の先端部4が被結束体に密着し、被結束体と上部支持板の先端部3、及び下部支持板の先端部4の間に隙間ができ難くなり、本考案を装着した被結束体と他の紙等との混合を防止できる。
本考案は厚さを容易に薄く成形できるため、本考案を単独使用した場合、並びに本考案を装着した被結束体を複数重ねた場合も本考案装着部の嵩張りが改善できる。
1 左右フレーム
2 中央フレーム
3 上部支持板の先端部
4 下部支持板の先端部
5 被結束体
1A 本考案の作用態様の1
1B 本考案の作用態様の2
2A 本考案の作用態様の1
2B 本考案の作用態様の2
3A 本考案の作用態様の1
3B 本考案の作用態様の2
2 中央フレーム
3 上部支持板の先端部
4 下部支持板の先端部
5 被結束体
1A 本考案の作用態様の1
1B 本考案の作用態様の2
2A 本考案の作用態様の1
2B 本考案の作用態様の2
3A 本考案の作用態様の1
3B 本考案の作用態様の2
Claims (3)
- 弾性素材の小型平板を中央部より二つ折りにして、上部支持板を左右フレーム1及び中央フレーム2をアーチ型に成形して板バネ状にすることにより上部支持板を開閉自在にして取手や補助器具等を使用せずに紙束等の被結束体を素手で容易に脱着できるようにした事務用簡易クリップ。
- 上部支持板の先端部3および下部支持板の先端部4をそれぞれ相対する方向へ僅かに折り曲げることによって、本考案を装着した被結束体と他の書類等を重ね合わせて整頓した際に両者の混合を防止できるようにした事務用簡易クリップ。
- 本考案の構造が単純な弾性素材の小型平板を二つ折りした構造であることから、本考案の厚さ薄くして被結束体のクリップ装着部の嵩張りを軽減できるようにした事務用簡易クリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004006206U JP3107851U (ja) | 2004-09-22 | 2004-09-22 | 弾性素材を用いた事務用簡易クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004006206U JP3107851U (ja) | 2004-09-22 | 2004-09-22 | 弾性素材を用いた事務用簡易クリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3107851U true JP3107851U (ja) | 2005-02-17 |
Family
ID=43270550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004006206U Expired - Fee Related JP3107851U (ja) | 2004-09-22 | 2004-09-22 | 弾性素材を用いた事務用簡易クリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3107851U (ja) |
-
2004
- 2004-09-22 JP JP2004006206U patent/JP3107851U/ja not_active Expired - Fee Related
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