JP3107470U - 組立/分解型の移動式電源兼用投光器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 特に、非常用設備として、民間団体や個人、或は、地方自治体などが予め設備しておき、万一の災害時には、必要な場所に容易かつ迅速に搬入してそこで照明用光源として使用できることは勿論、一般電気機器の電源としても容易かつ迅速に使用できるようにした移動型投光器を提供すること。
【解決手段】 車輪2を有する台車1と、バッテリと電源回路等を収装した筐状本体3と、伸縮マスト4に設けたライトアッセンブリ6を備えた移動式投光器において、複数のバッテリBを引出式のバッテリセット容器3bに並べて収容し、当該セット容器3bを前記筐状本体3に出入れ固定自在に装着したこと。
【選択図】図1
【解決手段】 車輪2を有する台車1と、バッテリと電源回路等を収装した筐状本体3と、伸縮マスト4に設けたライトアッセンブリ6を備えた移動式投光器において、複数のバッテリBを引出式のバッテリセット容器3bに並べて収容し、当該セット容器3bを前記筐状本体3に出入れ固定自在に装着したこと。
【選択図】図1
Description
本考案は、地震や台風などの災害時に、分解した状態で容易かつ迅速に必要な場所へ搬入して組立て、そこで非常用電源又は非常用光源として使用し、不使用時には分解して次の運搬,組立て使用に備えて格納しておくことができるようにした組立分解型の移動式電源を兼用する投光器に関する。
従来より移動式投光器は、工事現場や災害現場など、適切な大光量の照明手段がない場所で使用されており公知である。
従来の投光器は、電源のない場所で専門的(工事業者,警察,消防など)に使用されることが多いため、光源部を伸縮式マストにより縮小するだけで組立状態のままであり、また、発動発電機による投光器が大半であるが、発動機を使用しているため、騒音の問題や排気ガスの問題を抱えたままである。
従来の投光器は、電源のない場所で専門的(工事業者,警察,消防など)に使用されることが多いため、光源部を伸縮式マストにより縮小するだけで組立状態のままであり、また、発動発電機による投光器が大半であるが、発動機を使用しているため、騒音の問題や排気ガスの問題を抱えたままである。
上記のように従来の移動式投光器は、重量が大きく分解してパーツ(ユニット)に分離できるタイプではないため、移動式といっても現場内での移動に止まり、使用場所を変えるには、クレーン等を使って大型トラックの荷台に積載して搬送するしかなかった。従って、従来の大重量で分解できない発動発電機式の移動型投光器は、個々の市民などが民間レベルで使用したり、或は、地方自治体や企業などが災害時などの非常用光源として予め設備して必要とする場所へ容易かつ迅速に運搬することが困難なため、非常用光源として使用するには難点があった。
一方、発動発電機タイプの移動式投光器の問題に対し、バッテリを電源とする投光器も知られているが、従来のバッテリ式投光器も分解式ではない上に、重量も嵩みバッテリの寿命も長くないところから、非常用として民間に予め設備しておくには上述した発動発電式投光器の場合と同様の問題がある。
本考案は上記のような公知の移動式投光器の問題点、特に、非常用設備として、民間団体や個人、或は、地方自治体などが予め設備しておき、万一の災害時には、必要な場所に容易かつ迅速に搬入してそこで照明用光源として使用できることは勿論、一般電気機器の電源としても容易かつ迅速に使用できるようにした移動型投光器を提供することを、課題とする。
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案組立分解型の移動式電源兼用投光器の構成は、車輪を有する台車と、バッテリと電源回路等を収装した筐状本体と、伸縮マストに設けたライトアッセンブリを備えた移動式投光器において、複数のバッテリを引出式のバッテリセット容器に並べて収容し、当該セット容器を前記筐状本体に出入れ固定自在に装着したことを特徴とするものである。ここで、電源回路は、バッテリの出力をDC/AC変換して光源用電源と商用交流電源に切換え利用できるように形成されている。
本考案投光器は、上記構成において、少なくとも台車と筐状本体との各ユニットを、組立,分離自在に形成することが望ましい。ここで、ライトアッセンブリと台車のハンドルも台車に対して組立,分離自在に形成することがある。また、これらのアッセンブリとハンドルを折畳,組立自在に形成することができる。前記各ユニットの組立,分離は、バックル,蝶ネジ,カップラーなどによって工具を一切用いることなく行うことができる。更に、前記の台車,筐状本体,ライトアッセンブリ,ハンドルは、アルミニウム材などの軽金属、或は、この金属とプラスチック材などにより形成して、全体の軽量化を図ることが望ましい。
本考案投光器は、台車に組立,分離自在に塔載した筐状本体にバッテリを収容した引出しセット容器を、出入れ自在に装着したので、不使用時にはバッテリをそのセット容器ごと筐状本体から取外し、別の適切な場所でバッテリの保管やメンテナンスを図ることができる。
また、本考案投光器は、少なくとも台車,筐状本体並びにライトアッセンブリを工具を一切使うことなく分解して格納できる構造としたので、必要なときに分解状態で小型搬送手段で目的の場所に容易かつ迅速に搬入して組立てすぐに使用することができ、また、不使用時には分解状態でスペース効率よく格納しておくことができる。更に、組立,分解には、工具を一切使用しないで組立,分解が可能であるから、有事に際しての運搬製や組立,分解性などの取扱い性が優れている。
このとき、台車や筐状本体などの主要ユニットがアルミ材などの軽量材料により形成されていることにより、組立,分解時の各ユニットの取扱いが楽であることは勿論、分解したままでクレーン等の扛重機を用いず各ユニットを小型トラック等に積載することができ、そのまま搬送できるから、可搬性(移動性)にも優れている。
次に、本考案投光器の実施の形態例について図に拠り説明する。図1は本考案組立,分解型の移動式電源兼用投光器の一例の側面図、図2は図1の投光器の右側面図、図3は図1の投光器の左側面図、図4は図1の本考案投光器を分解したユニットの斜視図である。
図1〜図4において、1は四隅に車輪2を4個配設した台車で、台車1の上面には、後に述べる筐状本体3と、伸縮マスト4の上端部に、ランプ5aを装着した反射傘体5を設けたライトアッセンブリ6と、ハンドル7とが着脱式、つまり、組立,分解自在に設けられているので、以下に組立,分離自在の構造について説明する。
筐状本体3は、好ましくはアルミ製の台車1のフレーム枠1aと左右幅が略同幅(図3参照)で、前後幅(図1参照)を少し小さく形成したアルミ製の筐体3aにより形成され、筐体3aの下半側略1/2の空間に、バッテリBを4本並べて収容するバッテリセット容器3bを引出し式に出入れ自在に具備しており、筐体3aの外壁の下部とフレーム枠1aの間に、反転式の係止バックル8を設けることにより、台車1に着脱自在に塔載されている。なお、筐体3aの上半部には、図に表われない電源回路が収設されており、当該筐体3aには、操作盤3c、スイッチ盤3d、AC100Vコンセント3eが設けられている。
一方、ライトアッセンブリ6は、伸縮式マスト4のベース筒体4aの下端に設けた、前記フレーム枠1aを上下から挟持するベースブラケット4bを、複数の蝶ナット4cでフレーム枠1aに締込むことにより、当該フレーム枠1aに固定立設されている。従って、蝶ナット4cを緩めると、ベースブラケット4bは図1の右方(図2の紙面に対し手前側)へ引出されてフレーム枠1aから取外すことができる。なお、ベースブラケット4bが装着されるフレーム枠1aの上面には、図に表れないスタッドボルトが植設されており、蝶ナット4cは、このボルトに締込まれてベースブラケット4bをフレーム枠1aに圧着固定する。ベースブラケット4bには前記ボルトを導入する切欠(長孔状)が形成されている。
ハンドル7は、その下端部がフレーム枠1aに設けた軸受状のハンドル支持部1bに回転自在に立設されており、ハンドル軸7aの下端がタイロッド7bを介して左右の車輪2の舵取りレバー2aに連結され、左右の車輪2を操舵するようになっている。
本考案投光器は、上記の構成において、台車1,バッテリセット容器3bを含む筐状本体3,伸縮式マスト4,反射傘体5を含むライトアッセンブリ6,ハンドル7を、一例としてアルミニウム材などの軽量材料により形成して、本考案投光器全体の重量を抑え、移動や格納を行い易くしている。
因みに、鉄鋼材を主体に形成された公知のバッテリ式投光器の場合、総重量が440Kg以上もあるのが通例であるが、本考案投光器の総重量はその約1/2以下、具体的には220Kg前後である。
因みに、鉄鋼材を主体に形成された公知のバッテリ式投光器の場合、総重量が440Kg以上もあるのが通例であるが、本考案投光器の総重量はその約1/2以下、具体的には220Kg前後である。
一方、本考案投光器の電源回路は、バッテリBの出力を交流に変換するインバータ部を備え、そのインバータ部の出力端が切換部を介してライト5aのスイッチ盤3dとAC100Vコンセント3eに接続されている。ここで、スイッチ盤3dは、2個のライト5aのON,OFFスイッチと、2個のライト5aの一方のみを点灯させる点灯選択スイッチと、ライト点灯回路をOFFしてAC100Vコンセント3eにインバータ部の出力を接続するライト/コンセント切換スイッチとを備えて構成されている。
本考案投光器は以上の通りであって、非常用などの投光器として利用できる一方、スイッチの切換によって通常の商用交流電源としても利用できるので、民間団体や地方自治体などが地震などの災害時の非常用に設置しておく設備としてきわめて有用である。
また、本考案投光器は、その主要構成部材を容易に分解並びに組立することができるので、分解した各構成部材をクレーン等を使用せずにライトバンや小型貨物車に積込み必要とする場所へ搬入し、そこで組立ててそのまま使用することができる。分解状態では、コンパクトにまとめて格納しておき、有事の際に迅速に所定場所へ搬入してそこで組立てればよい。しかも、構成部材をアルミ等の軽量材により形成した本考案投光器では、上記分解,組立時に何らの工具も要しないことと相俟って誰でも容易に分解,組立をする取扱いができるから、非常用の照明光源、或は、電源としてきわめて有用である。
1 台車
2 車輪
3 筐状本体
4 伸縮式マスト
5 反射傘体
6 ライトアッセンブリ
7 ハンドル
2 車輪
3 筐状本体
4 伸縮式マスト
5 反射傘体
6 ライトアッセンブリ
7 ハンドル
Claims (5)
- 車輪を有する台車と、バッテリと電源回路等を収装した筐状本体と、伸縮マストに設けたライトアッセンブリを備えた移動式投光器において、複数のバッテリを引出式のバッテリセット容器に並べて収容し、当該容器を前記筐状本体に出入れ固定自在に装着したことを特徴とする組立/分解型の移動式電源兼用投光器。
- 電源回路は、バッテリの出力をDC/AC変換して光源用電源と商用交流電源に切換え利用できるように形成した請求項1の組立/分解型の移動式電源兼用投光器。
- 少なくとも台車と筐状本体との各ユニットを、組立,分離自在に形成した請求項1又は2の組立/分解型の移動式電源兼用投光器。
- 各ユニットの組立,分離は、バックル,蝶ネジ,カップラーなどによって工具を一切用いることなく行うようにした請求項1〜3のいずれかの組立/分解型の移動式電源兼用投光器。
- 台車,筐状本体,ライトアッセンブリ,ハンドルは、アルミニウム材などの軽金属、或は、この金属とプラスチック材などにより形成して、全体の軽量化を図った請求項1〜4のいずれかの組立/分解型の移動式電源兼用投光器。
Priority Applications (1)
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JP2004005208U JP3107470U (ja) | 2004-08-31 | 2004-08-31 | 組立/分解型の移動式電源兼用投光器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011081928A (ja) * | 2009-10-05 | 2011-04-21 | Denyo Co Ltd | 投光機 |
CN103363427A (zh) * | 2012-04-11 | 2013-10-23 | 上海博灿信号设备有限公司 | 一体式自动充气气柱灯照明装置 |
KR101986339B1 (ko) * | 2019-01-04 | 2019-06-05 | 삼익방폭전기 주식회사 | 방폭 작업등 |
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