JP3107449B2 - ウェザーストリップの静電植毛加工方法 - Google Patents

ウェザーストリップの静電植毛加工方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の窓ガラスの上
下開閉部に用いられるウェザーストリップ部材の静電植
毛加工方法に関するものである。更に詳しくは、塩化ビ
ニルとの接着に優れ、耐水性、耐熱性、耐湿性、耐煮沸
性、耐ワックス除去剤性に優れた、水性エマルション型
接着剤を用いた静電植毛加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ウェザーストリップの素材は塩化ビニル
樹脂が主流ゆえ、従来、接着性に優れる溶剤型の二液ウ
レタン接着剤を用い、ナイロン製パイルを高電圧で静電
植毛加工していた事は周知のごとくである。近時、環境
公害、労働安全衛生、火災の危険性等の諸問題より、欧
米にならって溶剤型接着剤は水性化又は、ホットメルト
化の方向にある。この流れの中で、第一ステップとして
水性エマルション型接着剤での検討が盛んになされてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】具体的には、塩化ビニ
ルとの接着に優れるウレタン樹脂に着目し、無公害指向
からウレタンディスパージョン等を主剤として、アミン
系硬化剤の併用、アクリルエマルションを主剤としてエ
ポキシ系硬化剤の併用等を用いた水性接着剤での試みが
なされたいた。しかしながら、常温下での、静電植毛加
工状態、塩化ビニルとの接着性、耐摩耗性等は、ウェザ
ーストリップの具備すべき強度を有しているものの、耐
水性、耐熱性、耐湿性、耐煮沸等に欠け、特に、高アル
カリのワックス除去剤水溶液に浸漬した場合、数回の摩
耗試験で容易に静電植毛加工部が剥脱するという、環境
試験上の大きな問題があった。又、ウェザーストリップ
の形状によって、例えば凹凸形状に成型された塩化ビニ
ルの場合、植毛が密になり難く植毛ムラの発生は技術上
避けがたく、下地の接着剤の光沢で商品価値を著しく落
としている問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前期問題
を解決すべく鋭意検を重ねた結果、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体エマルションが塩化ビニルとの接着性に優れ
る事に着目し、可塑剤でポリイソシアネートを稀釈し、
エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルションに配合時の
安定性、及び接着剤層の可撓性を付与すると共に、カー
ボンブラックを該硬化剤に配合する事が塩化ビニルに近
似した色調となり、光沢も抑えられ、商品価値を高める
に有効である事を見い出す一方、グリシジル系シランカ
ップリング剤の配合が、極めて耐水性、耐熱性、耐湿
性、耐煮沸性、更には、目的とする耐ワックス除去剤性
に有効である事を見い出し、本発明を完成させるに至っ
た。即ち、本発明は次ぎのとおりである。 a) 金属板を芯材とし、塩化ビニルを押し出しされた自
動車のウェザーストリップ材料に、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体エマルション100重量部に対し、ポリイソ
シアネート系硬化剤を1〜30重量部、グリシジル系シ
ランカップリグ剤0.1〜5重量部を配合してなる接着
剤を用いる事を特徴とする静電植毛加工方法。 b) エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルションのガラ
ス転移温度が−20〜5℃、粘度が500〜10、00
0cpsのエマルションである事を特徴とする前記a)
記載の静電植毛加工方法。 c) ポリイソシアネート系硬化剤が、4, 4′−ジフェ
ニルメタンジイソシアネートであり、該100重量部に
対して、可塑剤を5〜50重量部配合されている事を特
徴とする前記a)記載の静電植毛加工方法。 d)ポリイソシアネート系硬化剤が、4,4′−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート100重量部に対し、カー
ボンブラックを5〜200重量部配合されている事を特
徴とする前記a)記載の静電植毛加工方法。
【0005】本発明に用いるエチレン−酢酸ビニル共重
合体エマルションは、ポリビニルアルコール、ヒドロキ
シメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロース等の水溶性高分子を核とし、
又は一部界面活性剤を併用し高温、高圧下でエチレンと
酢酸ビニル又は、若干量のアクリル酸又はそのエステル
類を併用し、公知の方法で乳化重合して得られたエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体エマルション(以下EVAエマ
ルションと略称する)を意味する。該EVAエマルショ
ンのガラス転移温度は−20〜5℃の範囲が適当であ
り、好ましくは−5〜3℃の範囲である。−20℃以下
の場合、樹脂自体の凝集力が低くポリイソシアネート系
硬化剤を併用しても、耐熱性に欠け、5℃以上の場合は
逆に硬過ぎ、柔軟性に欠け、風合い(肌ざわり)も低下
し、特に、低温下に於いては、曲げ試験を実施した場合
クラックを生じ実用性に欠ける。上記のEVAエマルシ
ョンの粘度は、500〜10、000cpsの範囲が適
当である。上記の粘度は、液温30℃のEVAエマルシ
ョンの、No3ローターで 30rpmの条件で、BM
型回転粘度計での測定値であり、好ましくは1、000
〜5、000cpsの範囲が適当である。ウェザースト
リップ基材への接着剤の塗布の塗布方法は、通常小型の
ロールコーターを用いる関係上、均一な塗布物を得るた
めには粘度が重要な因子となる。粘度が500cpsよ
り低い場合、塩化ビニル面でのハジキ、又は垂れが発生
し、均一塗布が不可能となり実用上問題とる。10、0
00cpsより高い場合は、塗布面にスジが発生した
り、微細な植毛パイルが接着剤層の深部まで刺さらず、
脱毛又は植毛ムラを発生し問題である。
【0006】本発明に用いるポリイソシアネート系硬化
剤は、4,4′−フェニルメタンジイソシアネート(以
下MDIと略称する)100重量部に対し、EVAエマ
ルションに配合時の、増粘及び水分との反応による炭酸
ガスによる発泡で、接着不可能となる迄の時間、即ち可
使時間を遅延させる目的で、可塑剤と、更に塩化ビニル
と同色となるよう、カーボンブラックを配合したポリイ
ソシアネート系硬化剤を意味する。該MDIは、NCO
重量%が25〜45重量%、25℃に於ける粘度が80
〜300cpsの液状物が挙げられる。これ等の内、N
CO重量%が30%前後で、粘度が200cps程度の
ものがEVAエマルションに配合時の増粘性、炭酸ガス
発生までの、所謂、可使時間が長く、且つカーボンブラ
ックの配合のし易さより好ましい。本発明に用いる可塑
剤としては、ジオクチルフタレート、ジブチルフタレー
ト等のフタル酸誘導体、ジイソオクチルフタレート、ジ
メチルフタレート等のイソフタル酸誘導体、n−ジブチ
ルアジペート、ビス(2−エチルヘキシル)アジペート
等のアジピン酸誘導体、n−ジブチルマレート、ビス
(2−エチルヘキシル)マレート等のマレイン酸誘導
体、その他イソフタル、テトラヒドロフタル酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸、フマル酸、トリメリット酸、くえ
ん酸、イタコン酸、オレイン酸、リシノール酸、ステア
リン酸、スルホン酸等の誘導体、更には、グリコール、
グリセリン、パラフィン、エポキシ等の誘導体、ポリエ
ステル系重合可塑剤等が挙げられ、何れを用いても目的
は達成されるが、価格、使い易さ、ポリイソシアネート
の貯蔵安定性より、ジオクチルフタレートが好ましい。
更に、本可塑剤の配合に当たっては、貯蔵安定性面より
脱水品が好ましい。上記MDI 100重量部に対する
可塑剤の配合割合は、5〜50重量部の範囲が適当であ
る。好ましくは20〜40重量部の範囲である。5重量
部より少ない場合は、可使時間が短くなり、且つカーボ
ンブラツクの配合に支障をきたし実用性に欠ける。ま
た、50重量部より多い場合は、EVAエマルションの
凝集力が低下し、耐熱性、耐煮沸性に問題を生ずる。
【0007】本発明に用いるカーボンブラックは特に限
定しないが、均一分散のし易さより平均粒子径が細か
く、且つ可塑剤吸油量の少ないものが好ましい。上記の
カーボンブラックの配合割合は、MDI 100重量部
に対して 5〜200重量部の範囲、好ましくは50〜
100重量部の範囲である。5重量部より少ない場合
は、下地と同色に近付ける事が困難で、凹凸部の植毛部
に、接着剤の光沢が観察され商品価値を低下させる。ま
た、200重量部より多い場合は、MDIと可塑剤の配
合物への混練が困難となり、配合物の粘度も著しく高く
なり、EVAエマルションへの配合時の作業に支障をき
たす。かくして得られたポリイソシアネート系硬化剤の
配合割合は、EVAエマルション100重量部に対し1
〜30重量部の範囲、好ましくは5〜20重量部の範囲
が適当である。1重量部より少ない場合は、耐ワックス
除去剤性に欠け、合わせて耐水性、耐湿性、耐煮沸性、
耐熱性等の接着に欠け、また、30重量部より多い場合
は、前記可使時間が短くなり実用上問題となると同時
に、接着剤層が硬過ぎ柔軟性に欠けるため実用性に欠け
る。ポリイソシアネート系硬化剤は、静電植毛加工を行
う直前に配合する事が望ましい。
【0008】本発明に用いるグリシジル系シランカップ
リング剤は、γ−グリシドキシプロピルメチルジイソプ
ロペノキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルジエトキシシラ
ン等が挙げられる。これ等の内、EVAエマルションへ
の配合時の安定性及び、耐煮沸性向上効果より、γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシランが好ましい。上
記のグリシジル系シランカッブリング剤の配合割合は、
EVAエマルション100重量部に対して、0.1〜5
重量部の範囲、好ましくは0.2〜0.5重量部の範囲
が適当である。0.1重量部より少ない場合、耐ワック
ス除去剤性、及び耐煮沸性に欠け、また、5重量部より
多い場合、EVAエマルションに配合時の安定性、即ち
可使時間が著しく短くなり、静電植毛用接着剤の価格的
にも極めて高価となり実用性に欠ける。本グリシジル系
シランカップリング剤の配合は、前記ポリイソシアネー
ト系硬化剤の配合同様に、静電植毛加工直前に行い添加
順序は問わない。かくして得られた接着剤を、金属板を
芯材とし、塩化ビニルを押し出し成型加工したウェザー
ストリップ基材の、植毛加工部に糸車状のロールコータ
ーを用い塗布量150g/m2 となるよう均一に塗布
し、直ちに3ディニール、長さ0.8mmの微細なナイ
ロンパイルを、30〜50KVの高電圧をかけ植毛し、
80〜120℃の温度勾配を有する熱風乾燥機で2〜3
分乾燥後、室温にて3日以上養生する事により、耐ワッ
クス除去剤、耐水性、耐熱性、耐湿性、耐煮沸性等に優
れた、自動車用ウェザーストリップの静電植毛加工体が
得られ、溶剤規制が厳しくなってきた折り、水性エマル
ションを骨格とした本発明は、前記自動車の静電植毛加
工方法として極めて有意義でその実用価値は高いもので
ある。
【0009】
【実施例】以下に本発明を更に具体的に説明するため、
実施例、比較例、製造例を挙げて説明するが、本発明は
これ等の実施例に限定されるものでは無い。尚、以下に
於いて特に指定の無い限り、部又は%は、重量部又は重
量%のことである。 製造例1〜10 ( ポリイソシアネート系硬化剤の調整 )撹拌機付き50
0ccフラスコに、表1に示す割合でカーボンブラック
(旭カーボン(株)製、商品名、アサヒサーマルFT
級、平均粒子径80nm、ジブチルフタレート吸油量
(ml/100g))を仕込み、脱水済みの可塑剤を連
続滴下し撹拌混練した。次いで、窒素ガスを流しMDI
を徐々に添加し、1時間混練後、ガラス板上に薄く混練
物を塗布し、均一混合されたことの確認されたポリイソ
シアネート系硬化剤を得た。
【0010】
【表1】
【0011】実施例1〜16 表2に示す割合で、EVAエマルションに製造例1〜1
0で得たポリイソシアネート系硬化剤を混練し、次いで
シランカップリング剤を配合し、静電植毛用接着剤を得
た。本接着剤を塩化ビニルで被覆されたウェザーストリ
ップ基材の、植毛個所に150g/m2の塗布量をロール
コーターで塗布し、直ちにハンディータイプの静電植毛
機、エロフロック(ドイツ製)を用い、3ディニール、
長さ0.8mmのナイロンパイルを35KVの高電圧下
で降らして植毛加工し、100℃熱風乾燥機で3分乾燥
後3日間室温養生し、静電植毛加工試験体を作成した。
以下に示した接着物性評価試験を行い、その結果を表4
及び5に示した。
【0012】
【表2】
【0013】クラレOM4200;(株)クラレ製、E
VAエマルション、固形分55%、粘度2500cp
s、ガラス転移温度0℃。 スミカフレックス900;住友化学工業(株)製、アク
リル変成EVAエマルション、固形分50%、粘度50
0cps、ガラス転移温度−20℃ デンカ53;電気化学工業(株)製、EVAエマルショ
ン、固形分55%、粘度9, 000cps、ガラス転移
温度3℃。 シランカップリング剤;信越化学工業(株)製。 KBM403 ;γ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシラン。 KBM402 ;γ−グリシドキシプロピルメチルジエ
トキシシラン。 KBPS402;γ−グリシドキシプロピルメチルジイ
ソプロペノキシシラン 物性試験評価方法 ( 可使時間測定)静電植毛用接着剤調整後、20℃雰囲
気下に放置し炭酸ガスの発生による発泡発生、若しくは
粘度が初期の1.5倍に増粘するまでの時間を測定し時
間(分)で表示した。 ( 塗布適性)塩化ビニル表面にロールコーターを用い、
150g/m2の接着剤を均一塗布しハジキ若しくはスジ
発生の有無を観察し下記のごとく表示した。 ○;塗布面は均一で異常なし。 △;若干のハジキ又は
スジ発生。×;全面にハジキ又スジ発生。
【0014】( 接着力試験)幅24mm、長さ100m
mにウェザーストリップ基材を裁断し、塩化ビニル面に
150g/m2の接着剤を塗布し、直ちにNo40の綿布
を貼り合わせ、100℃熱風乾燥機で3分乾燥後、室温
で3日間養生し下記試験に供し、接着力をKg/25m
m当りの180゜剥離強度で示した。 常態接着力; 3日養生直後に23℃雰囲気下で、イン
テスコ引張試験機を用い、100mm/分の引張りスピ
ードで測定。 耐熱性;90℃雰囲気下で常態接着力の測定方法に準じ
測定。 耐水性;20℃市水に30分浸漬後常態接着力の測定方
法に準じ測定。 耐湿性;50℃、湿度65%雰囲気下に24時間放置
後、直ちに常態接着力の測定方法に準じ測定。 耐煮沸性;植毛加工品を煮沸水中に二時間浸漬後、直ち
に水冷し10円硬貨で植毛面を10往復摩擦し、脱毛の
有無を観察し下記のごとく表示。 ○; 異常なし。 △; 一部脱毛。 ×; 完全脱毛又は、
接着剤剥離。 耐ワックス除去剤性;ワックスリムーバーST210
(ユシロ化学工業(株)製)を水で2倍稀釈し、植毛加
工品を30分浸漬後、直ちに2分間水洗し、前記耐煮沸
性と同様の試験に供し、同様に表示。 柔軟性;植毛加工部を折り曲げ、指触により下記のごと
く表示。 ○; 柔軟性有り。 △; 若干硬い。 ×; 硬い。 接着剤の色調;植毛加工品を折り曲げ、下地の色調を目
視で観察。 ○; 塩化ビニルに近い。 △; 若干光沢有り。 ×; 光
沢大。 比較例 実施例1に準じて表3の割合で接着剤を調整し、実施例
同様の物性評価を行いその結果を表5に示した。
【0015】
【表3】
【0016】
【表4】
【0017】
【表5】
【0018】
【発明の効果】表4及び5から明らかなごとく、本発明
のウェザーストリップの静電植毛加工方法は、水性エマ
ルションを主剤とした接着剤を用いる関係上、昨今問題
となっている有機溶剤による環境汚染、火災、労働安全
衛生等の問題が著しく軽減され且つ自動車用ウェザース
トリップの植毛加工体として具備すべき、耐水性、耐熱
性、耐湿性、耐煮沸性、更には耐ワックス除去剤性等に
優れ、可使時間、塗布適性にも優れることから、前記自
動車の静電植毛加工方法として極めて有意義でその実用
価値は高いものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C09J 175/04 C09J 175/04 // C08J 5/12 C08J 5/12 (56)参考文献 特開 昭59−139966(JP,A) 特開 昭57−176154(JP,A) 特開 昭59−164131(JP,A) 特開 昭57−16082(JP,A) 特開 昭60−212432(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05D 1/00 - 7/26 B32B 15/16 C09J 1/00 - 5/10 C09J 9/00 - 201/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板を芯材とし、塩化ビニルを押し出し
    成型加工された自動車のウェザーストリップ基材に、エ
    チレン−酢酸ビニル共重合体エマルション100重量部
    に対し、ポリイソシアネート系硬化剤を1〜30重量
    部、グリシジル系シランカップリング剤0.1〜5重量
    部配合してなる接着剤を用いる事を特徴とする静電植毛
    加工方法。
  2. 【請求項2】エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルショ
    ンのガラス転移温度が−20〜5℃、粘度が500〜1
    0、000cpsのエマルションである事を特徴とする
    請求項1記載の静電植毛加工方法。
  3. 【請求項3】ポリイソシアネート系硬化剤が4,4′−
    ジフェニルメタンジイソシアネートであり、該4,4′
    −ジフェニルメタンジイソシアネート100重量部に対
    し、可塑剤を5〜50重量部配合されている事を特徴と
    する請求項1記載の静電植毛加工方法。
  4. 【請求項4】ポリイソシアネート系硬化剤が、4,4′
    −ジフェニルメタンジイソシアネート100重量部に対
    し、カーボンブラックを5〜200重量部配合されてい
    る事を特徴とする請求項1記載の静電植毛加工方法。
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