JP3107285U - 指輪スタンド - Google Patents

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Abstract

【課題】指輪を確実に立たせて一定の角度で陳列することができ、指輪を不必要に簡単に取り外せず、指輪および、例えば、ブランド名などを記載したタグの交換を容易に行うことのできる指輪スタンドを提供する。
【解決手段】台部11の上に押さえ部21を載置した指輪スタンドであって、押さえ部21に指輪を立てた状態で収容する指輪起立溝31を設け、台部11および押さえ部の指輪起立溝31の前側と後側との対応個所にそれぞれ磁石16F,16R,26F,26Rを埋め込む。
【選択図】図2

Description

この考案は、デパートの貴金属売り場、貴金属専門店などで指輪を陳列するのに使用する指輪スタンドに関するものである。
従来から指輪を陳列するため、ケースに指輪嵌合溝を設け、その指輪嵌合溝へ指輪を差し込んで固定する指輪スタンドが提案され、利用されている。
登録実用新案第3032162号公報
従来の上記した指輪スタンドは、指輪を陳列している状態で、指輪を指輪嵌合溝から簡単に抜き出すことができ、不都合な場合がある。
また、指輪嵌合溝への指輪の挿脱を繰り返すうちに、指輪嵌合溝の押さえ力が緩んでくるという問題がある。
この考案は、上記したような不都合を解消するためになされたもので、指輪を確実に立たせて一定の角度で陳列することができ、指輪を不必要に簡単に取り外せず、指輪および、例えば、ブランド名などを記載したタグの交換を容易に行うことのできる指輪スタンドを提供するものである。
この考案は、以下のような考案である。
(1)台部の上に押さえ部を載置した指輪スタンドであって、前記台部の上部にのみ、または、前記押さえ部の下部にのみ、または、前記台部と前記押さえ部とに跨らせて、指輪を立てた状態で収容する指輪起立溝を設け、前記台部および前記押さえ部の前記指輪起立溝の前側と後側との対応個所の少なくとも一方にそれぞれ磁石を埋め込んだことを特徴とする。
(2)台部の上に押さえ部を載置した指輪スタンドであって、前記台部を磁性体で構成し、前記台部の上部にのみ、または、前記押さえ部の下部にのみ、または、前記台部と前記押さえ部とに跨らせて、指輪を立てた状態で収容する指輪起立溝を設け、前記押さえ部の前記指輪起立溝の前側と後側との少なくとも一方に磁石を埋め込んだことを特徴とする。
(3)(1)または(2)に記載の指輪スタンドにおいて、前記押さえ部を透明または半透明の合成樹脂で成形したことを特徴とする。
(4)(3)に記載の指輪スタンドにおいて、前記押さえ部の前側上部を、前端から後側へ上昇する傾斜面としたことを特徴とする。
(5)(1)から(4)のいずれか1つに記載の指輪スタンドにおいて、前記指輪の上側が前記指輪の下側よりも前側に位置するように、前記指輪起立溝を傾斜させたことを特徴とする。
この考案によれば、台部の上部にのみ、または、押さえ部の下部にのみ、または、台部と押さえ部とに跨らせて、指輪を立てた状態で収容する指輪起立溝を設けたので、指輪を確実に立たせて一定の角度で陳列することができる。
そして、押さえ部を磁石の磁力によって台部に固定する構成としたので、押さえ部を台部から磁力に抗して分離させなければ、指輪を取り外すことができなくなり、指輪を不必要に簡単に取り外せなくなる。
また、押さえ部を磁石の磁力によって台部に固定する構成としたので、押さえ部を台部から磁力に抗して分離させることにより、指輪の交換を容易に行うことができるとともに、指輪スタンドを傾斜させるなど陳列において色々とアレンジすることができる。
さらに、例えば、ブランド名などを記載したタグを台部と押さえ部との前方部分の間に挟持させることができるので、タグの交換を容易に行うことができる。
そして、押さえ部を透明または半透明の合成樹脂で成形したので、例えば、ブランド名などを記載したタグを台部と押さえ部との間に収容させて顧客に視認させることができる。
さらに、押さえ部の前側上部を、前端から後側へ上昇する傾斜面としたので、この傾斜面を、例えば、ブランド名などプリントする面として使用することができるとともに、デザイン性を向上させることができる。
さらに、指輪の上側が指輪の下側よりも前側に位置するように、指輪起立溝を傾斜させたので、指輪スタンドを傾斜させることなく、指輪の外周面に施したデザインを見易い状態にして指輪を陳列することができる。
以下、この考案の実施例を図に基づいて説明する。
図1はこの考案の第1実施例である指輪スタンドに指輪を装着した状態の斜視図、図2は図1に示した指輪スタンドのA−A線による断面図、図3は図1に示した指輪スタンドのB−B線による断面図、図4および図5は図1に示した指輪スタンドの別の使用態様を示す説明図である。
なお、値札タグ、この値札タグを指輪にぶら提げるぶら提げ糸の図示は、省略されている。
そして、以後の各実施例においても、値札タグおよびぶら提げ糸の図示は、省略されている。
これらの図において、Sは指輪スタンドを示し、非磁性体、例えば、合成樹脂、木などで直方体に形成された台部11と、この台部11の上側前後に埋め込まれた磁石16F,16Rと、非磁性体、例えば、透明または半透明の合成樹脂で台部11と同じ直方体に形成され、台部11の上に載置される押さえ部21と、この押さえ部21の下側前後に、台部11の磁石16F,16Rに対応させて埋め込まれた磁石26F,26Rとで構成されている。
31は指輪Rを立てた状態で収容する指輪起立溝を示し、この実施例では、図2および図3に示すように、押さえ部21の磁石26F,26Rの間の部分に、下側へ開放させて設けられている。
なお、指輪起立溝3の幅(図2における左右方向)は、指輪Rの高さよりも僅かに広くされている。
また、指輪起立溝31の最も浅い部分の深さ(図3における上下方向)は、指輪Rの厚さよりも僅かに深くされている。
Tはタグを示す。
次に、指輪スタンドSを使用した指輪Rの陳列について説明する。
まず、押さえ部21を指輪Rの中へ挿入し、指輪Rの下側部分を指輪起立溝31内へ挿入する。
そして、指輪Rの下側部分を指輪起立溝31内へ挿入した状態で、押さえ部21を台部11の上に重ね、磁石16Fに磁石26Fを吸着させるとともに、磁石16Rに磁石26Rを吸着させることにより、図1に示すように、指輪Rを指輪スタンドSに指輪起立溝31で起立させた状態に取り付けることができる。
したがって、指輪Rを指輪スタンドSに起立させた状態で、指輪Rを所望の位置に陳列させることができる。
このようにして指輪Rを陳列する場合、磁石16F,16R,26F,26Rの磁力を利用して、図4に示すように、台部11と押さえ部21との前方部分の間に、例えば、ブランド名などを記載(またはプリント)したタグTの一部を挿入して挟持させると、押さえ部21が透明はたは半透明でなくとも、指輪RとタグTとを一対一に対応させて表示、視認させることができる。
また、指輪Rを陳列する場合、磁石16F,16R,26F,26Rの磁力を利用して、図5に示すように、台部11と押さえ部21との間にタグT全体を挿入して挟持させると、押さえ部21が透明はたは半透明とされているので、指輪RとタグTとを一対一に対応させて表示、視認させることができる。
上述したように、この考案の第1実施例によれば、押さえ部21の下部に指輪Rを立てた状態で収容する指輪起立溝31を設けたので、指輪Rを確実に立たせて一定の角度で陳列することができる。
そして、押さえ部21を磁石16F,16R,26F,26Rの磁力によって台部11に固定する構成としたので、押さえ部21を台部11から磁力に抗して分離させなければ、指輪Rを取り外すことができなくなり、指輪Rを不必要に簡単に取り外せなくなる。
また、押さえ部21を磁石16F,16R,26F,26Rの磁力によって台部11に固定する構成としたので、押さえ部21を台部11から磁力に抗して分離させることにより、指輪Rの交換を容易に行うことができるとともに、指輪スタンドSを傾斜させるなど陳列において色々とアレンジすることができる。
さらに、タグTを台部11と押さえ部21との前方部分の間に挟持させることができるので、タグTの交換を容易に行うことができる。
そして、押さえ部21を透明または半透明の合成樹脂で成形したので、タグTを台部11と押さえ部21との間に収容させて顧客に視認させることができる。
図6はこの考案の第2実施例である指輪スタンドに指輪を装着した状態の斜視図であり、図1〜図5と同一または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
図6において、21fは前側傾斜面を示し、押さえ部21の前側上部に、前端から後側へ上昇させて設けられている。
なお、この第2実施例の指輪スタンドSにおける他の部分は、第1実施例の指輪スタンドSと同様に構成されている。
この第2実施例の指輪スタンドSを使用した指輪Rの陳列についての説明は、第1実施例の指輪スタンドSと同様になるので、その説明を省略する。
この第2実施例の指輪スタンドSにおいても、第1実施例の指輪スタンドSと同様な効果を得ることができる。
そして、押さえ部21の前側上部を、前端から後側へ上昇する前側傾斜面21fとしたので、この前側傾斜面21fを、例えば、ブランド名などプリントする面として使用することができるとともに、デザイン性を向上させることができる。
図7はこの考案の第3実施例である指輪スタンドに指輪を装着した状態の斜視図であり、図1〜図6と同一または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
図7において、21rは後側傾斜面を示し、押さえ部21の後側上部に、後端から前側へ上昇させて設けられている。
なお、この第3実施例の指輪スタンドSにおける他の部分は、第2実施例の指輪スタンドSと同様に構成されている。
この第3実施例の指輪スタンドSを使用した指輪Rの陳列についての説明は、第1実施例の指輪スタンドSと同様になるので、その説明を省略する。
この第3実施例の指輪スタンドSにおいても、第2実施例の指輪スタンドSと同様な効果を得ることができる。
そして、押さえ部21の前後上部に前側傾斜面21f、後側傾斜面21rを設けたので、タグTを収容させた方を前方として指輪Rを陳列することができ、すなわち、指輪スタンドSの前後の方向性をなくしたことにより、指輪Rの陳列をさらに容易に行うことができる。
図8はこの考案の第4実施例である指輪スタンドの、図1のA−A線に相当する断面図であり、図1〜図7と同一または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
図8において、指輪起立溝31は、指輪Rの上側が指輪Rの下側よりも前側に位置するように傾斜させて押さえ部21に設けられている。
なお、この第2実施例の指輪スタンドSにおける他の部分は、第1実施例の指輪スタンドSと同様に構成されている。
この第4実施例の指輪スタンドSを使用した指輪Rの陳列についての説明は、第1実施例の指輪スタンドSと同様になるので、その説明を省略する。
この第4実施例の指輪スタンドSにおいても、第1実施例の指輪スタンドSと同様な効果を得ることができる。
そして、指輪Rの上側が指輪Rの下側よりも前側に位置するように、指輪起立溝31を傾斜させたので、指輪スタンドSを傾斜させることなく、指輪Rの外周面に施したデザインを見易い状態にして指輪Rを陳列することができる。
図9はこの考案の第5実施例である指輪スタンドの、図1のB−B線に相当する断面図であり、図1〜図8と同一または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
この第5実施例における指輪起立溝31は、台部11の磁石(16F,16R)の間の部分に、上側へ開放させて設けられている。
なお、この第5実施例の指輪スタンドSにおける他の部分は、第1実施例の指輪スタンドSと同様に構成されている。
この第5実施例の指輪スタンドSを使用した指輪Rの陳列についての説明は、第1実施例の指輪スタンドSと同様になるので、その説明を省略する。
この第5実施例の指輪スタンドSにおいても、第1実施例の指輪スタンドSと同様な効果を得ることができる。
図10はこの考案の第6実施例である指輪スタンドの、図1のB−B線に相当する断面図であり、図1〜図9と同一または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
この第6実施例における指輪起立溝31は、台部11と押さえ部21との磁石(16F,16R,26F,26R)の間の部分に、台部11と押さえ部21とに跨らせて設けられている。
なお、この第6実施例の指輪スタンドSにおける他の部分は、第1実施例の指輪スタンドSと同様に構成されている。
この第6実施例の指輪スタンドSを使用した指輪Rの陳列についての説明は、第1実施例の指輪スタンドSと同様になるので、その説明を省略する。
この第6実施例の指輪スタンドSにおいても、第1実施例の指輪スタンドSと同様な効果を得ることができる。
上記した実施例では、台部11を合成樹脂または木とし、押さえ部21を透明または反透明の合成樹脂とした例を示したが、台部11および押さえ部21を他の材質にしても、所期の効果を得ることができる。
また、台部11および押さえ部21の前後にそれぞれ磁石16F,16R,2F,26Rを埋め込んだ例を示したが、磁石は台部11および押さえ部21の前後の一方に対応させて埋め込んでも、同様に機能させることができる。
さらに、台部11を磁性体で構成することにより、台部11に埋め込む磁石を省略することができる。
次に、第4実施例において、押さえ部21の前側上部に前側傾斜面21fを設けたり、さらに、押さえ部21の後側上部に後側傾斜面21rを設けてもよい。
また、第5実施例および第6実施例において、押さえ部21の前側上部に前側傾斜面21fを設けたり、押さえ部21の後側上部に後側傾斜面21rを設けたり、さらに、指輪起立溝31を前側に傾斜させてもよい。
この考案の第1実施例である指輪スタンドに指輪を装着した状態の斜視図である。 図1に示した指輪スタンドのA−A線による断面図である。 図1に示した指輪スタンドのB−B線による断面図である。 図1に示した指輪スタンドの別の使用態様を示す説明図である。 図1に示した指輪スタンドのさらに別の使用態様を示す説明図である。 この考案の第2実施例である指輪スタンドに指輪を装着した状態の斜視図である。 この考案の第3実施例である指輪スタンドに指輪を装着した状態の斜視図である。 この考案の第4実施例である指輪スタンドの、図1のA−A線に相当する断面図である。 この考案の第5実施例である指輪スタンドの、図1のB−B線に相当する断面図である。 この考案の第6実施例である指輪スタンドの、図1のB−B線に相当する断面図である。
符号の説明
S 指輪スタンド
11 台部
16F 磁石
16R 磁石
21 押さえ部
21f 前側傾斜面
21r 後側傾斜面
26F 磁石
26R 磁石
31 指輪起立溝
R 指輪
T タグ

Claims (5)

  1. 台部の上に押さえ部を載置した指輪スタンドであって、
    前記台部の上部にのみ、または、前記押さえ部の下部にのみ、または、前記台部と前記押さえ部とに跨らせて、指輪を立てた状態で収容する指輪起立溝を設け、
    前記台部および前記押さえ部の前記指輪起立溝の前側と後側との対応個所の少なくとも一方にそれぞれ磁石を埋め込んだ、
    ことを特徴とする指輪スタンド。
  2. 台部の上に押さえ部を載置した指輪スタンドであって、
    前記台部を磁性体で構成し、
    前記台部の上部にのみ、または、前記押さえ部の下部にのみ、または、前記台部と前記押さえ部とに跨らせて、指輪を立てた状態で収容する指輪起立溝を設け、
    前記押さえ部の前記指輪起立溝の前側と後側との少なくとも一方に磁石を埋め込んだ、
    ことを特徴とする指輪スタンド。
  3. 請求項1または請求項2に記載の指輪スタンドにおいて、
    前記押さえ部を透明または半透明の合成樹脂で成形した、
    ことを特徴とする指輪スタンド。
  4. 請求項3に記載の指輪スタンドにおいて、
    前記押さえ部の前側上部を、前端から後側へ上昇する傾斜面とした、
    ことを特徴とする指輪スタンド。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の指輪スタンドにおいて、
    前記指輪の上側が前記指輪の下側よりも前側に位置するように、前記指輪起立溝を傾斜させた、
    ことを特徴とする指輪スタンド。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08164876A (ja) * 1994-12-13 1996-06-25 Nisshin Mokuzai Kogyo Kk 車両用構造部材の製造方法

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