JP3107140U - ベイトリールのクリック音発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベイトリールの引張ナットに設けられるクリック音発生装置において、部品減少による生産力の増加及び組立時間の短縮、さらにはクリック音発生の極大化を実現できるものを提供する。
【解決手段】正・逆回転し、スプール軸の回転速度を調節する引張ナット5と、引張ナットに内設されてクリック音を発生するクリック音発生装置100とから構成される通常のベイトリールにおいて、クリック音発生装置は、(1)引張ナット5に内設されて正・逆回転し、内周面に凹凸部を備えるクリックプレート60と、(2)前記凹凸部と接触される係止片を有し、該係止片がクリックプレート60の作動により凹凸部と擦れることによりクリック音を発生するクリックバネと、(3)前記クリックバネが嵌め込まれる挿入溝を有し前記クリックバネを支持するクリックホルダとから構成されるベイトリールのクリック音発生装置を提供する。
【選択図】図2

Description

本考案はベイトリール(ベイトキャスティング用両軸受けタイプのリール)のクリック音発生装置に関する。特には、摩擦力でスプール軸の回転速度を調節してキャスティング距離を調節するための、引張ナットに設けられるクリック音発生装置の構造について改善することにより、部品減少による生産性の増加を実現すると共にクリック音の発生を極大化できるベイトリールのクリック音発生装置に関するものである。
通常、ベイトリールには釣り糸がスプールから過剰に引き出されて縺(もつ)れる現象を防ぐために遠心ブレーキ装置が設置されているが、この遠心ブレーキ装置はブレーキ作用力に限界がある。したがって、ベイトリールの一側下端に制御ノブ(以下、“引張ナット”という)を設け、スプール軸に制動を加えてスプールの回転速度を制御することが行われている。しかし、このような従来の構造では、スプール軸について調節された量を正確に知ることができないという問題点があった。
一方、このような問題点を解決するための先行技術は、本考案者により1999年9月2日付けで出願された韓国特許出願番号第1999-037982号の<釣り用両軸受形リールのブレーキ制御ノブの音発生>に開示されている。
すなわち、上記先行技術においては、引張ナットの内部にバネの張力でクリックピンがクリックプレートの溝に挟まれるように構成し、引張ナットを調節するときに一定の音を発生させることにより、スプール軸の回転速度を正確に調節可能なように構成した。
上記先行技術の構造は、使用者にとって、スプール軸の回転速度を精密に調節して最適のキャスティング作業が図られるよう構成したものである。しかし、このためには複雑な構造でもって構成されるので、不要な部品による生産性の低下に伴う組立時間の増加と、組立の難しさを引き起こす原因となり、また、作動時の音識別が容易でない。
したがって上記の問題点を解決するための本考案の目的は、引張ナットに設けられるクリック音発生装置の構造を改善することにより、部品減少による生産性の向上と組立時間の短縮を実現し、さらにはクリック音の発生を極大化できるベイトリールのクリック音発生装置を提供することにある。
また本考案の目的は、上記クリック音発生装置の構造を改善してスプール軸の回転速度をより精密に微細調整可能なようにして一層優れたキャスティング作用を図るベイトリールのクリック音発生装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために本考案は、正・逆回転し、スプール軸の回転速度を調節する引張ナットと、前記引張ナットに内設されてクリック音を発生するクリック音発生装置とから構成される通常のベイトリールにおいて、前記クリック音発生装置は、(1)前記引張ナットに内設されて正・逆回転し、内周面に凹凸部を備えるクリックプレートと、(2)前記凹凸部と接触される係止片を有し、該係止片が前記クリックプレートの作動により凹凸部と摩擦されることによりクリック音を発生するクリックバネと、(3)前記クリックバネが嵌められるための挿入溝を有し、前記クリックバネを支持するクリックホルダとから構成されることを特徴とするベイトリールのクリック音発生装置を提供する。
本考案によると、引張ナットに設けられるクリック音発生装置の構造を改善することで、部品の減少による生産性の向上及び組立時間の短縮と共にクリック音発生の極大化を実現できる。
また、凹凸部の個数を増加して引張ナットの1回転によるクリック音の発生回数を増加することにより、スプール軸の回転速度をより精密に微細に調整することができる効果がある。さらに、凹凸部の深さを一定の深さ以上に形成して、凹凸部と係止片との摩擦時に、より大きく、冴(さ)えたクリック音を発生させる効果がある。
以下、本考案の望ましい実施形態を、添付の図面を参照して詳細に説明する。下記の説明では、本考案による動作の理解のために必要な部分のみが説明され、それ以外の部分において本考案の要旨を不明にする恐れのある説明については省略する。
図1及び図2を参照すれば、釣り用リールの一種であるベイトリール200は、釣り糸が巻き取られるスプール80と、このスプール80に内設されてスプール80を正・逆回転させるスプール軸70とから構成され、このように構成されたベイトリール200の一側下端には円筒形の金属75が突出されて付着されており、この金属円筒75には引張ナット5がネジ形式で締結されている。この引張ナット5は正・逆回転し、中央部に設けられた引張ワッシャ40及びワッシャ45を介してスプール軸70を締め付けることにより、スプール軸70に制動を加えて回転速度を調節するようになる。すなわち、引張ナット5の作動でスプール軸70を制動することで、釣りの際にキャスティング距離を調節する。このように考案されたベイトリール200は、既に公知の技術であるため、その詳細な説明は省略する。なお、これに関連した詳細構成は、本考案者により出願された韓国特許出願第1999-037982号に開示されている。
一方、引張ナット5の内部には、本考案で具現しようとするクリック音発生装置100が設けられる。このようなクリック音発生装置100の詳細構成について、図2乃至図4を参照して、より詳細に説明する。
まず、引張ナット5にはクリックプレート60が内設される。ここで、クリックプレート60の下端にはボス60bが形成されており、このボス60bは引張ナット5の底面に形成されている孔5aに挿入されることにより、クリックプレート60を引張ナット5に固定設置することが可能になる。また、クリックプレート60の内周面にはギア形状をなすように多数の凹凸部60aが形成されており、この凹凸部60aには後述するクリックバネ65の係止片65aが接触されて摩擦によるクリック音を発生させるようになる。ここで、凹凸部60aの個数は多様に設定可能であるが、本考案では凹凸部60aの個数が24個以上になるように成形するのが望ましい。これは、引張ナット5の1回転当たり24回のクリック音を発生させてキャスティング距離の調整のためのスプール軸70の回転速度をより精密に微細調整できるようにするためである。
一方、クリックプレート60の上面側にはクリックホルダ25が設けられる。このクリックホルダ25は、クリック音を発生する手段であるクリックバネ65を支持する機能を遂行する。すなわち、クリックバネ65は、クリックホルダ25の下端内周面に形成されている挿入溝25cに嵌め込まれることにより固定設置される。このとき、挿入溝25cの一端には開口部25bが形成されており、この開口部25bには挿入溝25cに挿入されているクリックバネ65の係止片65aが貫通するようになる。また、クリックホルダ25の外周面には、一定間隔をなして多数の回転防止突起25aが形成されている。この回転防止突起25aが前述した金属円筒75の回転防止溝75aに嵌め込まれることにより、クリックホルダ25は、引張ナット5の回転の影響を受けず、常に固定した状態を維持するようになる。これにより、クリックホルダ25に挿入されているクリックバネ65も固定されて拘束された状態を維持するようになる。
一方、引張ナット5とクリックホルダ25との間には間隔維持手段であるリテーナ35が嵌め込まれ、このリテーナ35は引張ナット5とクリックホルダ25を互いに拘束して一定間隔を維持させる機能を遂行するようになる。
一方、クリックバネ65は言及したように凹凸部65aとの摩擦によりクリック音を発生する手段であって、一端には係止片65aが一体に突出形成されるように構成され、この係止片65aは前述したクリックプレート60の内周面に形成されている凹凸部60aと接触するようになる。すなわち、このようなクリックバネの係止片65aはクリックプレート60の正、逆回転により凹凸部60aと摩擦するようになり、このように凹凸部60aと係止片65aとの摩擦の過程で一定のクリック音を発生することとなる。
未説明の参照番号50は、クリックホルダ25中に嵌め込まれてスプール軸70が嵌め込まれるボール軸受を示す。参照番号55は、該ボール軸受50との間での間隔維持手段であるリテーナを示す。
以下、上記のように構成された本考案のベイトリールのクリック音発生装置の作動状態を図5A及び図5Bを参照して説明する。
まず、スプール軸70の回転速度を調節するために引張ナット5を回転させると、引張ナット5の底面に固定されているクリックプレート60が回転するようになり、これによりクリックプレート60の内周面に形成されている凹凸部60aとクリックバネ65に形成されている係止片65aが摩擦するようになる。
このとき、クリックバネ65は前述したように金属円筒75に固定されているクリックホルダ25に支持されることにより、回転する凹凸部60aと異なり、固定した状態を維持するようになる。すなわち、クリックホルダ25に支持されて固定した状態を維持するクリックバネ65の係止片65aと、引張ナット5によって回転するクリックプレート60の凹凸部60aが相互接触された状態で摩擦することとなる。このように係止片65aと凹凸部60aとの摩擦の過程で一定のクリック音を発生するようになる。
上述したようにクリック音発生装置100の構造を改善するならば、部品数の減少による作業性の向上と組立時間の短縮とにより生産性が大幅に向上する。また、係止片65aと摩擦してクリック音を発生させる凹凸部60aの個数を増加することにより、引張ナット5の1回転によるクリック音の発生回数を増加して、キャスティング距離の調整のためのスプール軸70の回転速度をより精密に微細調整することができる。また、凹凸部60aの凹凸深さを一定の深さ以上に形成することにより、凹凸部60aと係止片65aとの摩擦時に、より大きく、冴(さ)えたクリック音を発生させることができる。
本考案によるクリック音発生装置が設けられるベイトリールの全体構成を示す図。 図1によるクリック音発生装置の組立構成を示す図。 図2によるクリック音発生装置の構成を分解して示す図。 クリック音発生装置の構成を分解して底面側から示す図。 本考案によるクリック音発生装置の作動状態を順次に示す図(1)。 本考案によるクリック音発生装置の作動状態を順次に示す図(2)。
符号の説明
5:引張ナット 25:クリックホルダ
35、55:リテーナ 60:クリックプレート
60a:凹凸部 65:クリックバネ
65a:係止片 70:スプール軸
75:金属円筒 80:スプール
100:クリック音発生装置 200:ベイトリール

Claims (4)

  1. 正・逆回転し、スプール軸の回転速度を調節する引張ナットと、前記引張ナットに内設されてクリック音を発生するクリック音発生装置とから構成されるベイトリールにおいて、
    前記クリック音発生装置は、
    前記引張ナットに内設されて正・逆回転し、内周面に凹凸部を備えるクリックプレートと、
    前記凹凸部と接触する係止片を有し、該係止片が前記クリックプレートの作動によって凹凸部と擦れることによりクリック音を発生するクリックバネと、
    前記クリックバネが嵌め込まれる挿入溝を有し前記クリックバネを支持するクリックホルダとから構成されることを特徴とするベイトリールのクリック音発生装置。
  2. 前記引張ナットとクリックホルダとの間にはリテーナが嵌め込まれる請求項1記載のベイトリールのクリック音発生装置。
  3. 前記クリックホルダの一側下端には、前記クリックバネの係止片を貫通させるための開口部が形成される請求項1または請求項2記載のベイトリールのクリック音発生装置。
  4. 前記引張ナットの底面には、前記クリックプレートの下端に形成されているボスが嵌め込まれるための孔が形成された請求項3記載のベイトリールのクリック音発生装置。
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