JP3107057B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3107057B2 JP10258547A JP25854798A JP3107057B2 JP 3107057 B2 JP3107057 B2 JP 3107057B2 JP 10258547 A JP10258547 A JP 10258547A JP 25854798 A JP25854798 A JP 25854798A JP 3107057 B2 JP3107057 B2 JP 3107057B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消費電力が低い単
一電子トランジスタを用い、キャリアの注入の制御性が
高く、高集積化が可能な半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、第一の従来例として、MNOS記
憶素子およびその改良版であるMONOS記憶素子を挙
げる。MNOS記憶素子は、例えば、S. M. SzeによるP
hysicsof Semiconductor Devices (John Wiley & Sons)
において叙述されており、MOSトランジスタの酸化膜
層とゲート電極の間にシリコン窒化膜を設けて、シリコ
ン窒化膜に存在するキャリア捕獲中心をキャリア蓄積層
とする不揮発性記憶素子である。このシリコン窒化膜に
は、キャリア捕獲中心が多数存在している。
【0003】MOSトランジスタのゲート酸化膜をキャ
リアのトンネル過程が可能なくらいに薄くしておくと、
半導体基板とシリコン窒化膜間のキャリアのやり取りが
可能になる。トンネル過程により窒化膜に捕獲されたキ
ャリアは、電界をかけない限りその場所に留まってい
て、履歴効果がある。また、窒化膜内に捕らえられたキ
ャリアは、半導体と酸化膜界面の表面準位を変化させる
ため、電界効果トランジスタのしきい値電圧が変化す
る。このしきい値電圧の変化により、記憶内容を読み取
ることができる。
【0004】一方、MONOS記憶素子は、MNOS記
憶素子のゲート電極とシリコン窒化膜の間にシリコン酸
化膜を挿入した構造をとる、MNOS記憶素子の改良版
である。従来のMNOS記憶素子においては、ゲート電
極と記憶媒体となるシリコン窒化膜層が隣接しているた
め、捕獲されたキャリアのゲート電極への離脱が無視で
きなかった。この離脱を防ぐためには、当初はシリコン
窒化膜の膜厚を十分厚くするのが良いとされていたが、
素子の微細化・低消費電力化に伴い膜厚を薄くする必要
性が生じ、考案されたのがこのMONOS構造である。
これは例えば、IEEE Transactions on Electronic Devi
ces, Vol. ED-24, 584 (1977)(P. C. Y.Chenらによる)
において説明されている。このシリコン窒化膜がより大
きなバンドギャップをもつシリコン酸化膜に挟まれてい
るために、キャリアの離脱が起こりにくく、シリコン窒
化膜の膜厚を5nm程度にしても、不揮発性記憶素子と
して十分機能することが確認されている。
【0005】次に、第二の従来例として、読み出し回路
に単一電子トランジスタを用いる不揮発性記憶素子を挙
げる。単一電子トランジスタの動作原理については既知
の事実であり、例えば、IEEE Transactions on Magneti
cs, Vol. MAG-23, No. 2, 1142 (1986)(K. K. Likharev
による)に叙述されている。単一電子トランジスタは、
わずかな電荷の変化、すなわち電子の個数に換算すると
10-4個の変化をも検出できる高感度な電荷計であるこ
とから、記憶媒体に蓄積させる電荷数はわずかでよい。
これは、単一電子トランジスタの特徴であるクーロンブ
ロッケード振動特性が、単一電子トランジスタの近辺に
設置されたメモリノードに蓄積された電荷によって、敏
感に変化するからである。この原理を用いると、メモリ
ノードに蓄積された電荷の有無により単一電子トランジ
スタのオン・オフ状態が変化し、低消費電力な半導体記
憶装置が形成可能となる。
【0006】これまでに報告されている単一電子トラン
ジスタを読み出し回路に用いた不揮発性記憶素子は、主
に金属系の材料をもとに作製されている。例えば、Phys
icalReview Letters, Vol. 72, 904 (1994)(Dresselhau
sらによる)に報告されている素子がその代表例である。
【0007】次に、第三の従来例として、半導体基板上
に絶縁層を配置し、その上に同じ半導体プロセスにより
形成された単一電子トランジスタを配し、トンネル障壁
となる絶縁層そしてその上部にキャリア捕獲中心を有す
る絶縁層を積層した半導体不揮発性記憶装置を挙げる。
これに関しては、特開平08−319755号公報に提
案されており、キャリア捕獲中心と単一電子トランジス
タを組み合わせることにより、低消費電力で、高集積化
が可能な半導体不揮発性記憶装置が形成可能となってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】第一の従来例であるM
NOS(あるいはMONOS)においては、プログラミ
ングに数百から数千のキャリアを要していたが、第三の
従来例においては単一電子トランジスタを用いることに
よって消費電力の低減が可能となった。また、第二の従
来例の場合には、金属系の材料を用いて単一電子トラン
ジスタ及びメモリノードを形成しているが、平面内に複
雑な構造をしている場合が多く、集積化に向いていな
い。その点、第三の従来例においては、積層構造を用い
ることによって平面内の構造がシンプルになり、素子の
微細化及び回路の高密度化が可能になった。また、半導
体プロセスにより単一電子トランジスタを形成している
ので、熱耐性に優れ、積層構造によるキャリア蓄積層の
形成が可能となっている。
【0009】第三の従来例の課題に関して、図7(素子
の断面図)を用い、具体的には、トンネル酸化膜の形成
及びキャリアの生成される場所の2点に関して説明す
る。
【0010】この半導体記憶装置10においては、記憶
媒体となるメモリノードは、半導体基板12上に絶縁体
13を介して形成された単一電子トランジスタ14の上
部に形成されている。メモリノードの主要な部分は、第
1の絶縁膜15、キャリア蓄積層である第2の絶縁膜1
6、第3の絶縁膜17の3層構造からなる。この3層構
造のうち、制御ゲート電極18(又は単一電子トランジ
スタ14)とキャリア蓄積層16を隔てる、薄い絶縁膜
17(又は絶縁膜15)が、この半導体記憶素子10の
動作においてトンネルバリアとして作用し、キャリア蓄
積層へのキャリアのトンネル過程(即ち注入、消去)を
つかさどる。
【0011】具体例として、第1の絶縁層15及び第3
の絶縁層17がシリコン酸化膜であり、第2の絶縁層1
6がシリコン窒化膜である半導体記憶装置10について
考える。
【0012】まず、上記トンネル酸化膜の形成に関して
は、2通り説明されている。すなわち、シリコン窒化膜
16の上部に形成される場合であるが、この場合通常は
シリコン窒化膜16の熱酸化法が用いられる。シリコン
窒化膜16の形成においては、通常プラズマ気相成長法
もしくは減圧気相成長法が用いられるが、アモルファス
状態で堆積されるため、表面には多少の凹凸が存在す
る。これは即ち熱酸化により形成されるシリコン酸化膜
17の均一性も期待できないことを意味している。一方
で、単一電子トランジスタ14の上部に形成される場合
は、単一電子トランジスタ14を含めたシリコン基板の
平面の熱酸化が用いられる。この場合、酸化の度合い
(即ちシリコン酸化膜の膜厚変化)により、単一電子ト
ランジスタ14の特性が変化してしまうことを意味して
いる。また一方で、熱酸化を用いない方法としては、気
相成長法によるシリコン酸化膜形成が考えられるが、そ
の場合形成されるシリコン酸化膜の膜質は一般的に低
く、トンネルバリアとして用いるには不十分であると考
えられる。
【0013】以上の方法により形成されるシリコン酸化
膜においては膜厚の制御性にも問題がある。すなわち、
トンネル過程が膜厚に対して敏感であるために、膜厚の
制御性を改善する必要がある。この膜厚制御性が上がる
ことにより、素子間の特性のばらつきが改善される。ま
た、前記トンネル過程の方式が容易に制御できるように
なると、後述する記憶の方式の選択が容易に可能とな
る。以上により、トンネル酸化膜の形成方法に関しての
改善が必要である。
【0014】一方で、半導体記憶装置10においてプロ
グラミングされるキャリアの生成場所が不確定であると
いう点もある。第三の従来例にあるように、プログラミ
ングされるキャリアは単一電子トランジスタ14又は制
御ゲート電極18において生成されたものである。この
ように、電極やデバイス中に存在するキャリアを用いる
と、上記のような方法で形成されたトンネルバリアを介
して注入されるため、素子間にばらつきが生じやすく、
半導体基板において生成されたキャリアを用いる方が望
ましい。
【0015】本発明の目的は、製造コストおよび量産性
の面で有利な半導体プロセスをベースに用いることがで
き、各種の単一電子トランジスタを読み出し回路に利用
した低消費電力型の、しかも微細化および大規模集積化
が可能であり、かつ記憶の方式が容易に選択可能な半導
体記憶装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、半導体基板上に、キャリア捕獲中心を含む絶縁層を
配し、その絶縁層上に、絶縁層中のキャリア捕獲中心に
捕らえられた電荷を検知可能な単一電子トランジスタを
有することを特徴としている。
【0017】本発明においては、半導体基板上に形成さ
れた、絶縁層に存在する多数のキャリアを捕獲する捕獲
中心を記憶媒体に用い、かつその上部に形成された単一
電子トランジスタで読み出しを行うことで、低消費電力
で、高集積化が可能であり、そして高信頼性を備えた半
導体記憶回路を構成することが可能となる。また、半導
体基板上に形成する絶縁層の高い制御性により、さまざ
まな記憶方式を同じ構造を用いて実現することが可能と
なる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態
を、具体的なデータと共に説明する。
【0019】<第1の実施形態>図1は、本発明の電気
的に可変な半導体記憶装置の上面図(a)と断面図
(b)である。この半導体記憶装置110は、シリコン
などの半導体基板111上に各構成を作製することによ
り得られる。
【0020】基板111は、p型またはn型に1x10
19/cm3から1x1021/cm3程度にドープされてい
ることが望ましい。
【0021】基板111上には、キャリア捕獲中心を有
する絶縁層112が被覆されている。絶縁層112は、
例えば、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜又はシリコン
酸窒化膜でよく、5nmから50nm程度の厚さが望ま
しい。
【0022】絶縁層112の上には、単一電子トランジ
スタ116が製作されている。この単一電子トランジス
タ116は、2つのトンネル障壁122、124と、該
トンネル障壁によってドレイン121およびソース12
5と電気的に絶縁されたアイランド123、そしてゲー
ト電極126からなる。単一電子トランジスタ116の
ドレイン121、ソース125、アイランド123およ
びゲート126の材料は問わないが、例えば、アルミニ
ウム層を用いることができる。アルミニウム層の厚さ
は、10nmから100nm程度でよい。アイランド1
23の横幅、奥行きは例えばそれぞれ50nm以下であ
る。トンネル障壁122、124は、伝導電子又はホー
ルにとって障壁となるもので、障壁の高さは1eV以上
が望ましい。
【0023】この半導体記憶装置110の形成の具体的
な例として、半導体プロセスの面から図2を用いて説明
する。
【0024】リン濃度が1x1019/cm3から1x1
21/cm3程度で、面方位(100)のシリコン基板
111用意する。この基板上に、プラズマ気相成長法も
しくは減圧気相成長法により、厚さ5nm〜50nmの
シリコン窒化膜112を成長する。このようにして、メ
モリノードとなる絶縁体が形成される(図2A)。
【0025】次に、ポジ型フォトレジストを絶縁体上に
塗布し、コンタクトホールとなるべき領域を従来式の紫
外線露光を用いて露光し、現像を行う。このポジ型フォ
トレジストをマスクとして、絶縁体のエッチングを行
い、コンタクトホール151を形成する(図2B)。エ
ッチングでは、従来の半導体製造過程で用いられるエッ
チング液、例えばバッファード弗酸を用いる。
【0026】再度ポジ型フォトレジストを塗布し、外部
と素子の接続をはかるための配線パターンを従来式の紫
外線露光を用いて露光し、現像を行う。アルミニウム等
の金属を150nm〜300nm蒸着し、リフトオフ法
によって単一電子トランジスタ116への電極152及
び基板112への電極153の形成を行う(図2C)。
【0027】こうして形成された基板上に、単一電子ト
ランジスタ116を形成する。単一電子トランジスタ1
16の形成は、例えば従来技術である3層レジストを用
いた斜め蒸着法により行う。3層レジストに電子線照射
を用いて、幅数nm〜数100nm、長さ数nm〜数u
mのレジストパターンを形成し、それを斜め蒸着法のマ
スクとして用いる。アルミニウム及び酸素を用いた斜め
蒸着法およびリフトオフ法によって、アルミニウム系単
一電子トランジスタ116が形成される(図2D)。
【0028】次に、半導体記憶回路110の動作原理に
ついて説明する。
【0029】(消去動作)電気的に可変な半導体記憶装
置110の消去動作について説明する。ここでは、記憶
に用いられるキャリアは電子であるとする。ホールの場
合は各電極に印加される電圧が逆の符号になる。
【0030】記憶装置110の記憶内容を消去する際に
は、単一電子トランジスタ116に接続されている電極
すべて、即ちドレイン121、ソース125およびゲー
ト126を−Vgの負電圧に印加し、半導体基板111
は接地電位にする。単一電子トランジスタ116に接続
されている電極すべてと、半導体基板111間に生じた
電界によって、シリコン窒化膜112中の捕獲中心に捕
獲された電子が、トンネル過程によって、基板111に
注入される。これにより、窒化膜112中の捕獲中心に
電子がない状態になる。
【0031】(プログラミング動作)電気的に可変な半
導体記憶装置110のプログラミング動作について説明
する。ここでは、記憶に用いられるキャリアは電子であ
るとする。ホールの場合は各電極に印加される電圧が逆
の符号になる。
【0032】記憶装置110をプログラミングする際に
は、単一電子トランジスタ116に接続されている電極
すべて、即ちドレイン121、ソース125およびゲー
ト126をVgの正電圧に印加し、半導体基板111は
接地電位にする。単一電子トランジスタ116に接続さ
れている電極すべてと、半導体基板111間に生じた電
界によって、半導体基板111中に存在する活性化され
た電子が、トンネル過程によって、シリコン窒化膜11
2に注入される。注入された電子が窒化膜112の伝導
帯に誘起され、その一部の電子が捕獲中心に捕獲され
る。このように、窒化膜112中の捕獲中心は負に帯電
し、プログラミング動作が行われる。
【0033】(読み出し動作)読み出しにおいては、単
一電子トランジスタ116を用いる。単一電子トランジ
スタ116の動作原理については、従来技術で述べたよ
うに既知の事実である。ここでは、半導体記憶素子11
0における単一電子トランジスタ116の動作について
説明する。
【0034】図1において、単一電子トランジスタ11
6のゲート126に電圧VWを印加し、ソース125を
接地し、ドレイン121にVDを印加した場合のドレイ
ン121に流れる電流Iは、図3(a)のようになる。
ただし、VW =0Vのとき、捕獲中心に蓄えられた電荷
量QTが0で、かつアイランド123に蓄えられた電荷
量Q0が0であったとする。ゲート126の電圧VWを印
加すると、アイランド123と捕獲中心との間のキャパ
シタに電荷が誘起される。その電荷量が電子の素電荷e
の半整数倍に等しいとき、電流Iは極大となり、単一電
子トランジスタ116はオン状態になる。電流Iが極大
となるゲート電圧付近以外では、電流は完全に抑制され
たオフ状態である。この電流の抑制はクーロンブロッケ
ード効果として知られ、周期的な電流振動はクーロンブ
ロッケード振動と呼ばれている。一方で、ゲート126
に電圧VWを印加する前の初期状態において、捕獲中心
に有限の電荷が存在する場合について説明する。捕獲中
心に電荷が蓄積されていたとすると、アイランド123
と捕獲中心との間のキャパシタ上に誘起される電荷が、
電荷がなかった場合と比べて変化する。よって、上述の
単一電子トランジスタ116のドレインを流れる電流I
が極大となるゲート電圧VWの値が電荷がなかった場合
と比べて小さくなる。以上の蓄積電荷QTによって、電
流Iが極大となるVWの値が変化するという現象を利用
して読み出し動作を行う。
【0035】プログラミング動作時に、クーロンブロッ
ケード振動を1/4周期分だけ変化させる電荷量を捕獲
中心に蓄積する。プログラミング動作によって電荷が蓄
積されたときのゲート電圧VWに対する電流Iは、図3
(b)の破線に示してある。また、消去動作によって、
電荷が消去された場合の電流は実線で示されている。V
Wが接地電位の場合、電荷がプログラムされている場合
及び消去されている場合とも電流Iは0であり、単一電
子トランジスタ116はオフ状態にある。一方、VW
W=Vc/4(Vcはクーロンブロッケード振動の周期)
に設定すると、電荷が書き込まれている場合には電流I
が流れ、単一電子トランジスタ116がオン状態にな
り、電荷が消去されている場合には、単一電子トランジ
スタ116はオフ状態のままである。オン状態とオフ状
態を作動増幅回路などによって、増幅された電位差とし
て出力すると、それが記憶素子110の内容を読み出す
ことが可能になる。
【0036】さらに、上述のクーロンブロッケード振動
を1/4周期分だけ変化させるために必要な電荷量が捕
獲中心において電子1個分となるように、アイランド1
23と捕獲中心との間のキャパシタの容量を調整する
と、捕獲中心における電子1個1個の変化によって、ク
ーロンブロッケード振動が図3(c)のように離散式に
シフトするようにできる。これにより、電子1個分の変
化を1ビットのメモリ作用として検知することが可能に
なる。
【0037】このように形成された半導体記憶素子は、
素子面積が50x50nm程度に微細化することができ
ることが確認できた。また、作製された単一電子トラン
ジスタは、温度77Kにおいて明瞭なクーロンブロッケ
ード振動が観測され、高温動作可能であることが確認で
きた。さらに、シリコン窒化膜の特性では、所望の履歴
現象を確認し、記憶媒体として使用可能であることが確
認できた。
【0038】<第2の実施形態>図4は、半導体基板上
に形成された絶縁層が、第1の絶縁層及び第2の絶縁層
を順次積層した2層構成から成り、この第2の絶縁層が
キャリア捕獲中心を有する構成を具備する、電気的に可
変な半導体記憶装置の上面図(a)と断面図(b)であ
る。
【0039】この半導体記憶装置110は第1の実施形
態で説明されたものと、次の1点のみで異なっている。
第1の実施形態において説明されたキャリア捕獲中心を
有する絶縁層112(図1)が、この第2の実施形態に
おいては2層になっていることである。
【0040】シリコン半導体基板111上には、第一の
絶縁層113が被覆されている。第一の絶縁層113
は、熱酸化により形成されたシリコン酸化膜で、その厚
みは1nmから5nm程度である。シリコン酸化膜11
3上には、キャリア捕獲中心を有する第2の絶縁層11
4が被覆されている。この第2の絶縁層114はプラズ
マ気相成長法もしくは減圧気相成長法により成長したシ
リコン窒化膜であり、5nmから50nm程度の厚さで
ある。キャリア捕獲中心を有するシリコン窒化膜114
にはキャリアを捕獲する捕獲中心が形成される。基板1
11上に形成された2層の絶縁層の上には、単一電子ト
ランジスタ116が製作されている。
【0041】この半導体記憶素子110は、素子面積が
50x50nm程度に微細化することができることが確
認できた。また、作製された単一電子トランジスタは、
温度77Kにおいて明瞭なクーロンブロッケード振動が
観測され、高温動作可能であることが確認できた。ま
た、シリコン窒化膜の特性では、所望の履歴現象を確認
し、記憶媒体として使用可能であることが確認できた。
【0042】さらに本例では、シリコン酸化膜113
が、質のよい制御性に優れた良好なトンネル酸化膜とし
て作用することがわかった。また、酸化膜の厚みが1.
5nm以下と薄い場合には、キャリアの注入がダイレク
ト・トンネリングによって行われ、揮発性半導体記憶装
置として作用することを確認した。一方、酸化膜の厚み
が3.0nm以上と厚い場合には、キャリアの注入がフ
ァウラー・ノルトハイム・トンネリングによって行わ
れ、不揮発性半導体記憶装置として作用することを確認
した。
【0043】<第3の実施形態>図5は、キャリア捕獲
中心を有する絶縁層と、単一電子トランジスタとを隔て
る為のブロッキング絶縁層をさらに配した構成を具備す
る、電気的に可変な半導体記憶装置の上面図(a)と断
面図(b)である。
【0044】この半導体記憶装置110は第2の実施形
態で説明されたものと、次の1点のみで異なっている。
第2の実施形態において説明されたキャリア捕獲中心を
有する絶縁層114(図4)上に、3番目の絶縁層11
5が形成されていることである。3番目の絶縁層115
は気相成長法により成長したシリコン酸化膜であり、1
0nmから50nm程度の厚さである。
【0045】この半導体記憶素子110は、素子面積が
50x50nm程度に微細化することができることが確
認できた。また、作製された単一電子トランジスタは、
温度77Kにおいて明瞭なクーロンブロッケード振動が
観測され、高温動作可能であることが確認できた。ま
た、シリコン窒化膜の特性では、所望の履歴現象を確認
し、記憶媒体として使用可能であることが確認できた。
【0046】更に本例では、第3の絶縁層115は単一
電子トランジスタ116側から窒化膜114に電子が注
入されるのを防ぎ、効率的に電子を捕獲中心から引き抜
くことを可能にすることがわかった。また、第3の絶縁
層115は単一電子トランジスタ116側に窒化膜11
4から電子が突き抜けるのを防ぎ、効率的に電子が捕獲
中心に捕獲され、また、ゲート電極側からのホールの注
入を防ぐことができるため、捕獲された電子が中性化す
るのを防ぐことがわかった。
【0047】<第4の実施形態>図6は、半導体基板が
高濃度にドープされたソース、ドレイン及びそれらと反
対の型に低濃度にドープされたチャネル領域からなる構
成を具備し、電気的に可変な半導体記憶装置の上面図
(a)と断面図(b)である。この半導体記憶装置21
0はシリコンなどの半導体基板212上に各構成を作製
することにより得られる。
【0048】基板212上には、逆の型に1x1019
3から1x1021cm3程度にドープされたドレイン2
13とソース214が形成されている。また、それらを
被覆するように、素子分離膜215が形成されている。
素子分離膜215はシリコン酸化膜でよく、その厚みは
後述の絶縁多層構造の厚みにもよるが、50nmから2
00nm程度の厚みでよい。素子分離膜には、ウェット
エッチング法などにより基板212及びドレイン213
とソース214の表面の一部だけが露出するように素子
活性領域220が空けられている。また、ドレイン電極
227およびソース電極228形成のための穴が、上記
ウェットエッチング法等により形成されている。
【0049】素子活性領域220上には、第一の絶縁層
216が被覆されている。第一の絶縁層216は、例え
ば、シリコン酸化膜でよい。シリコン酸化膜の厚みは1
nmから5nm程度が望ましい。
【0050】第1の絶縁層216上には、キャリア捕獲
中心を有する第2の絶縁層217が被覆されている。第
2の絶縁層217はシリコン窒化膜又はシリコン酸窒化
膜でよく、5nmから50nm程度の厚さが望ましい。
第2の絶縁層217にはキャリアを捕獲する捕獲中心が
形成される。第2の絶縁層217の上には、第3の絶縁
層218が被覆されている。第3の絶縁層218は、シ
リコン酸化膜でよく、10nmから50nm程度の厚さ
が望ましい。
【0051】素子活性領域220上に形成された3層の
絶縁多層構造の上には、単一電子トランジスタ219が
製作されている。単一電子トランジスタ219は、2つ
のトンネル障壁222、224と、トンネル障壁によっ
てドレイン221およびソース225と電気的に絶縁さ
れたアイランド223、そしてゲート電極226からな
る。ドレイン221、ソース225、アイランド223
およびゲート226の材料は問わないが、例えばアルミ
ニウム層を用いることができる。アルミニウム層の厚さ
は、10nmから100nm程度でよい。アイランド2
23の横幅、奥行きはそれぞれ50nm以下である。ト
ンネル障壁222、224は、伝導電子又はホールにと
って障壁となるもので、障壁の高さは1eV以上が望ま
しい。
【0052】次に、半導体記憶回路210の動作原理に
ついて説明する。読み出し動作に関しては第1の実施形
態に詳述されているので、ここでは消去およびプログラ
ミング動作についてのみ述べる。
【0053】(消去動作)この電気的に可変な半導体記
憶装置の消去動作について説明する。ここでは、記憶に
用いられるキャリアは電子であるとする。ホールの場合
は各電極に印加される電圧が逆の符号になる。
【0054】記憶装置210の記憶内容を消去する際に
は、単一電子トランジスタ219に接続されている電極
すべて、即ちドレイン221、ソース225およびゲー
ト226を−Vgの負電圧に印加し、半導体基板212
は接地電位にする。単一電子トランジスタ219に接続
されている電極すべてと、半導体基板212間に生じた
電界によって、窒化膜217中の捕獲中心に捕獲された
電子が、第1の酸化膜216を通してのトンネル過程に
よって、基板212に注入される。これにより、窒化膜
217中の捕獲中心に電子がない状態になる。第3の絶
縁層218は単一電子トランジスタ219側から窒化膜
217に電子が注入されるのを防ぎ、効率的に電子を捕
獲中心から引き抜くことができる。
【0055】(プログラミング動作)この電気的に可変
な半導体記憶装置のプログラミング動作について説明す
る。ここでは、記憶に用いられるキャリアは電子である
とする。この際に、記憶装置210に用いる基板はp型
半絶縁性基板であり、ドレイン213とソース214は
n型にドープされている。なお、記憶に用いられるキャ
リアがホールの場合は各電極に印加される電圧が逆の符
号になる。
【0056】記憶装置210をプログラミングする際に
はドレイン電極227に正電圧Vdを印加し、ソース電
極228を接地する。このことにより、記憶装置210
のドレイン213にVdの正電圧が印加され、ソース2
14は接地される。この状態において、単一電子トラン
ジスタ219に接続されている電極すべて、即ちドレイ
ン221、ソース225およびゲート226をVgの正
電圧に印加する。すると、電界効果トランジスタの原理
によって、基板212表面にチャネル層が誘起され、ソ
ース214からドレイン213に向かって電子が流れ、
いわゆる電界効果トランジスタのon状態となる。この
状態において、単一電子トランジスタ219に接続され
ている電極すべてと、半導体基板212間に生じた電界
によって、半導体基板212表面に誘起されたチャネル
層中に存在する電子が、第1の酸化膜216を通しての
トンネル過程によって、窒化膜217に注入される。注
入された電子が窒化膜217の伝導帯に誘起され、その
一部の電子が捕獲中心に捕獲される。このように、窒化
膜217中の捕獲中心は負に帯電し、プログラミング動
作が行われる。
【0057】第3の絶縁層218は、単一電子トランジ
スタ219側に窒化膜217から電子が突き抜けるのを
防ぎ、効率的に電子が捕獲中心に捕獲される。また、ゲ
ート電極側からのホールの注入を防ぐことができるた
め、捕獲された電子が中性化するのを防ぐ。
【0058】この半導体記憶素子210は、素子面積が
50x50nm程度に微細化することができることが確
認できた。また、作製された単一電子トランジスタは、
温度77Kにおいて明瞭なクーロンブロッケード振動が
観測され、高温動作可能であることが確認できた。ま
た、シリコン窒化膜の特性では、所望の履歴現象を確認
し、記憶媒体として使用可能であることが確認できた。
【0059】さらに、第1の酸化膜216の膜厚制御に
より、キャリアの注入方式を選択することができ、揮発
性および不揮発性半導体記憶装置を実現することができ
ることを確認した。また、下部に配置された電界効果ト
ランジスタが、基板からメモリノードへのキャリアの注
入のスイッチングに有効であることを確認した。さら
に、アイランド223と捕獲中心との間のキャパシタの
容量を調整することにより、捕獲中心における電子1個
1個の変化を1ビットとして検知できることを確認し
た。
【0060】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、低消費電
力で、高集積、高信頼性を備えた半導体記憶回路を構成
することが可能となる。また、半導体基板上に形成する
絶縁層の膜厚の高い制御性により、さまざまな記憶方式
を同じ構造を用いて実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1の実施形態の半導体記憶装置11
0の上面構造図であり、(b)は(a)のaa’に沿っ
た断面構造図である。
【図2】第1の実施形態における製造プロセス工程を示
す図である。
【図3】単一電子トランジスタを用いた半導体記憶装置
の動作原理を説明する為のグラフである。
【図4】(a)は第2の実施形態の半導体記憶装置11
0の上面構造図であり、(b)は(a)のaa’に沿っ
た断面構造図である。
【図5】(a)は第3の実施形態の半導体記憶装置11
0の上面構造図であり、(b)は(a)のaa’に沿っ
た断面構造図である。
【図6】(a)は第4の実施形態の半導体記憶装置21
0の上面構造図であり、(b)は(a)のbb’に沿っ
た断面構造図である。
【図7】従来技術の第3の従来例で説明した半導体不揮
発性記憶装置10の断面構造図である。
【符号の説明】
10 半導体不揮発性記憶装置 12 半導体基板 13 第1の絶縁膜 14 単一電子トランジスタ 15 第2の絶縁膜 16 第3の絶縁膜 17 第4の絶縁膜 18 制御ゲート電極 110 半導体記憶装置 111 半導体基板 112 絶縁膜 113 第1の絶縁膜 114 第2の絶縁膜 115 第3の絶縁膜 116 単一電子トランジスタ 121 ドレイン 122,124 トンネル障壁 123 アイランド 125 ソース 126 ゲート 151 コンタクトホール 152 単一電子トランジスタへの電極 153 基板への電極 210 半導体記憶装置 212 半導体基板 213 電界効果トランジスタのドレイン 214 電界効果トランジスタのソース 215 素子分離膜 216 第1の絶縁膜 217 第2の絶縁膜 218 第3の絶縁膜 219 単一電子トランジスタ 220 活性領域 221 単一電子トランジスタのドレイン 222,224 トンネル障壁 223 アイランド 225 単一電子トランジスタのソース 226 ゲート 227 電界効果トランジスタのドレイン電極 228 電界効果トランジスタのソース電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 29/792 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/10 H01L 21/8247 H01L 29/66 H01L 29/78 H01L 29/788 H01L 29/792

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、キャリア捕獲中心を有
    する絶縁層を配し、該絶縁層上に、該絶縁層中のキャリ
    ア捕獲中心の電荷を検知可能な単一電子トランジスタを
    有することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に形成された絶縁層が、第
    1の絶縁層及び第2の絶縁層を順次積層した2層構成か
    ら成り、該第2の絶縁層がキャリア捕獲中心を有する請
    求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 第1の絶縁層の膜厚制御により、キャリ
    アの注入がダイレクト・トンネリングによって行われ、
    揮発性半導体記憶装置として作用する請求項2記載の半
    導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 第1の絶縁層の膜厚制御により、キャリ
    アの注入がファウラー・ノルトハイム・トンネリングに
    よって行われ、不揮発性半導体記憶装置として作用する
    請求項2記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 キャリア捕獲中心を有する絶縁層と、単
    一電子トランジスタとを隔てる為のブロッキング絶縁層
    をさらに配した請求項1〜4の何れか一項記載の半導体
    記憶装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板が、高濃度にドープされたソ
    ース、ドレイン及びそれらと反対の型に低濃度にドープ
    されたチャネル領域からなる請求項1〜5の何れか一項
    記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 キャリア捕獲中心が、キャリアを1個ず
    つ蓄積できるキャリア蓄積層として働き、半導体基板か
    らキャリア蓄積層にトンネル過程により注入されたキャ
    リア1個1個のキャリア蓄積層における変化を、単一電
    子トランジスタが1ビットのメモリ作用として検知する
    請求項1〜6の何れか一項記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 半導体基板がシリコンからなり、キャリ
    ア捕獲中心を有する絶縁層がシリコン窒化物からなり、
    その他の絶縁層がシリコン酸化膜からなる請求項1〜7
    の何れか一項記載の半導体記憶装置。
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