JP3107006U - 映像記録再生機能付きテレビジョンおよび電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】取付部分が破損するのを抑制しつつ、プリント基板の筐体に対する取付作業性を向上させることが可能な映像記録再生機能付きテレビジョンおよび電子機器を提供する。
【解決手段】フレーム8は、ネジ孔を有するネジ孔形成部と、ネジ孔から所定の間隔を隔てて形成された突出リブ21cとを有するボス21と、ネジ孔を有するネジ孔形成部と、ネジ孔から所定の間隔を隔てて形成された突出リブ22cとを有するボス22と、ネジ孔を有するネジ孔形成部を含むボスとを含み、上層プリント基板11は、突出リブ21cが挿入される貫通孔11dと、突出リブが挿入される切欠部11eとを含む。そして、突出リブ21cおよび22cは、貫通孔11dおよび切欠部11eを介して上層プリント基板11の上面よりも上方に突出する。
【選択図】図8

Description

本考案は、映像記録再生機能付きテレビジョンおよび電子機器に関し、特に、プリント基板を備えた映像記録再生機能付きテレビジョンおよび電子機器に関する。
従来、プリント基板を備えた映像記録再生機能付きテレビジョンなどの電子機器が知られている。このような電子機器において、従来、支持部材などの別部材を用いてプリント基板を機器の筐体に取り付ける場合があった。この場合、従来では、プリント基板を筐体に取り付ける際の部品点数が増加するという不都合があった。これに対して、従来、筐体に一体的に形成されたボスにプリント基板を取り付ける構造が知られている(特許文献1参照)。
上記特許文献1には、ベース基板(筐体)から突出する複数のボスの側面を、段差を有する階段状に形成し、その段差部分にプリント基板を載置する構造のプリント基板固定装置が開示されている。
上記特許文献1に開示された構造では、ベース基板(筐体)に対してプリント基板のネジ止めによる固定を行っていないので、プリント基板がベース基板に対して垂直方向に移動するという不都合があった。
そこで、従来、上記した不都合を解消するために、筐体に一体的に形成されたボスにプリント基板をネジ止めによって固定する構造の電子機器が提案されている(たとえば、特許文献2および特許文献3参照)。
上記特許文献2には、底板(筐体)に一体的に形成されたボスに、複数枚のプリント基板を支持可能な矩形形状のフレームをネジ止めにより固定するプリント基板固定構造が開示されている。
また、上記特許文献3には、ケース(筐体)に一体的に形成されたボスにネジ止めにより固定されるプリント基板の固定構造が開示されている。この特許文献3に開示された固定構造では、ボスには、ボスのネジ孔に隣接して上方に突出するピン(突出部)が一体的に形成されるとともに、プリント基板には、ボスのピンに対応する位置にピン孔が形成されている。そして、ボスのピンの突出高さは、プリント基板の厚みよりも小さくなるように構成されている。
実開昭59−63489号公報 特開平11−145650号公報 実開平5−93067号公報
しかしながら、上記特許文献2に開示されたプリント基板取付構造では、底板(筐体)に形成されたボスにプリント基板を支持するフレームをネジ止めする際に、フレームの位置決めを行っていないので、底板(筐体)に対するフレームの取付作業が煩雑になるという問題点があった。
また、上記特許文献3に開示された構造では、ボスのピン(突出部)とプリント基板のピン孔とによりケース(筐体)に対するプリント基板の位置決めを行っている一方、ボス
がプリント基板を支持したときに、ボスのピンがプリント基板の上面よりも上方に突出しないので、作業者が、プリント基板をケースにネジ止めする際のプリント基板の位置決めが正確に実行できているか否かを、目視により速やかに確認するのが困難である。その結果、ケース(筐体)に対するプリント基板の取付作業が煩雑になるという問題点があった。また、ボスのピンがプリント基板の上面よりも上方に突出しないので、ピンとピン孔との係合状態が解除されやすい。このため、ネジ止めの前に、プリント基板がケースから外れやすく、これによっても、ケース(筐体)に対するプリント基板の取付作業が煩雑になるという問題点があった。また、ピンをネジ孔に隣接して形成しているので、プリント基板のネジ止めの際にピンに加わる負荷により、ピン(突出部)が破損する恐れがあるという問題点があった。
この考案は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、取付部分が破損するのを抑制しつつ、プリント基板の筐体に対する取付作業性を向上させることが可能な映像記録再生機能付きテレビジョンおよび電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この考案の第1の局面による映像記録再生機能付きテレビジョンは、装置の底部を支持する樹脂製の筐体と、筐体に取り付けられた第1プリント基板と、第1プリント基板の上方に配置される実質的に矩形形状の第2プリント基板とを備えた映像記録再生機能付きテレビジョンにおいて、樹脂製の筐体は、筐体に一体的に設けられ、上端から柱状に突出する第1ネジ孔を有する第1ネジ孔形成部と、第1ネジ孔から所定の間隔を隔てて形成された位置決めおよび回り止めのための第1突出部とを有する第1ボスと、筐体に一体的に設けられ、上端から柱状に突出する第2ネジ孔を有する第2ネジ孔形成部と、第2ネジ孔から所定の間隔を隔てて形成された位置決めおよび回り止めのための第2突出部と、第2突出部の上端近傍まで一体的に形成された補強リブとを有する第2ボスと、筐体に一体的に設けられ、上端から柱状に突出する第3ネジ孔を有する第3ネジ孔形成部を含む第3ボスとを含み、矩形形状の第2プリント基板は、第1ボスおよび第2ボスによって互いに隣り合う一対の辺の実質的に中央位置を各々支持されるとともに、第3ボスによって一対の辺と対向する角部を支持され、第2プリント基板は、第1ボスの第1ネジ孔、第2ボスの第2ネジ孔および第3ボスの第3ネジ孔に対応する位置に形成された孔部と、第1ボスの第1突出部が挿入される貫通孔と、第2ボスの第2突出部が挿入される切欠部とを含み、第1ボスの第1突出部は、第1ボスの第1ネジ孔に対して第2ボスと反対側の位置に形成され、第1ボスの第1突出部および第2ボスの第2突出部は、第1ボス、第2ボスおよび第3ボスが第2プリント基板を支持したときに、貫通孔および切欠部を介して第2プリント基板の上面よりも上方に突出する。
この第1の局面による映像記録再生機能付きテレビジョンでは、上記のように、第1ボス、第2ボスおよび第3ボスが第2プリント基板を支持したときに、第1ボスの第1突出部および第2ボスの第2突出部が貫通孔および切欠部を介して第2プリント基板の上面よりも上方に突出するように構成することによって、作業者が、第2プリント基板を筺体にネジ止めする際の第2プリント基板の位置決めが正確に実行できているか否かを、容易に、目視により確認することができるので、筺体に対する第2プリント基板の取付時の作業性を向上させることができる。また、第1ボスの第1突出部および第2ボスの第2突出部が貫通孔および切欠部を介して第2プリント基板の上面よりも上方に突出するように構成することによって、第1突出部および第2突出部を第2プリント基板の上面よりも上方に突出させない場合に比べて、第1突出部および貫通孔と、第2突出部および切欠部とがより確実に係合するので、ネジ止めする前に、第2プリント基板が筺体から外れるのをより効果的に抑制することができるとともに、ネジ止めする際の第2プリント基板の位置決めを確実に行うことができる。また、第1ボスの第1突出部および第2ボスの第2突出部を第1ネジ孔および第2ネジ孔と所定の間隔を隔てた位置に形成することによって、第1ネ
ジ孔および第2ネジ孔に挿入されるネジに第1突出部および第2突出部が接触することがないので、容易に、第1突出部および第2突出部を第2プリント基板の上面よりも上方に突出させることができる。また、第1ボスの第1突出部および第2ボスの第2突出部を第1ネジ孔および第2ネジ孔と所定の間隔を隔てた位置に形成することによって、第1突出部および第2突出部を第1ネジ孔および第2ネジ孔に隣接して形成する場合に比べて、第2プリント基板のネジ止めの際に第1突出部および第2突出部に加わる負荷が減少するので、第1突出部および第2突出部が破損するのを抑制することができるとともに、第2プリント基板の回り止めを効果的に行うことができる。
また、第1の局面では、第2プリント基板を支持する第1ボス、第2ボスおよび第3ボスを筺体に一体的に形成することによって、第2プリント基板を支持する支持部材を別途設ける場合に比べて、部品点数が増加するのを抑制することができる。また、第1ボスの第1突出部を第1ネジ孔に対して第2ボスと反対側の位置に形成することによって、第2プリント基板が第1ボスの第1突出部が形成された方向に傾くのを抑制することができるので、第1ボス、第2ボスおよび第3ボスにより第2プリント基板を水平状態で安定して支持することができる。また、第2ボスの第2突出部に上端近傍まで補強リブを形成することによって、容易に、第2ボスの第2突出部を補強することができるので、第2突出部が破損するのを効果的に抑制することができる。また、第2ボスの第2突出部を第2プリント基板の端部に形成された切欠部に挿入することによって、容易に、切欠部により、第2プリント基板を筐体に嵌め込むことができる。また、第1ネジ孔形成部、第2ネジ孔形成部および第3ネジ孔形成部を、第1ボス、第2ボスおよび第3ボスの上端から柱状に突出して形成することによって、第1ネジ孔形成部、第2ネジ孔形成部および第3ネジ孔形成部により第2プリント基板が支持されるので、第1ボス、第2ボスおよび第3ボスの上面全体により第2プリント基板が支持される場合と異なり、第2プリント基板と、第1ボス、第2ボスおよび第3ボスとの接触面積が増大するのを抑制することができる。
この考案の第2の局面による電子機器は、筐体と、筐体に一体的に設けられ、ネジ孔を有するネジ孔形成部と、位置決めおよび回り止め機能を有する突出部とを含むボスと、ボスに支持されるとともに、ボスのネジ孔に対応する位置に形成された孔部と、ボスの突出部が挿入される挿入部とを含むプリント基板とを備え、ボスの突出部は、ネジ孔と所定の間隔を隔てて形成されるとともに、ボスがプリント基板を支持したときに、挿入部を介してプリント基板の上面よりも上方に突出する。
この第2の局面による電子機器では、上記のように、ボスがプリント基板を支持したときに、ボスの突出部が挿入部を介してプリント基板の上面よりも上方に突出するように構成することによって、作業者が、プリント基板を筺体にネジ止めする際のプリント基板の位置決めが正確に実行できているか否かを、容易に、目視により確認することができるので、筺体に対するプリント基板の取付時の作業性を向上させることができる。また、ボスの突出部が挿入部を介してプリント基板の上面よりも上方に突出するように構成することによって、突出部をプリント基板の上面よりも上方に突出させない場合に比べて、突出部と挿入部とがより確実に係合するので、ネジ止めする前に、プリント基板が筺体から外れるのをより効果的に抑制することができるとともに、ネジ止めする際のプリント基板の位置決めを確実に行うことができる。また、ボスの突出部をネジ孔と所定の間隔を隔てた位置に形成することによって、ネジ孔に挿入されるネジに突出部が接触することがないので、容易に、突出部をプリント基板の上面よりも上方に突出させることができる。また、ボスの突出部をネジ孔と所定の間隔を隔てた位置に形成することによって、突出部をネジ孔に隣接して形成する場合に比べて、プリント基板のネジ止めの際に突出部に加わる負荷が減少するので、突出部が破損するのを抑制することができるとともに、プリント基板の回り止めを効果的に行うことができる。また、プリント基板を支持するボスを筺体に一体的に形成することによって、プリント基板を支持する支持部材を別途設ける場合に比べて、
部品点数が増加するのを抑制することができる。
上記第2の局面による電子機器において、好ましくは、ボスの突出部は、突出部に一体的に形成された補強リブを有する。このように構成すれば、容易に、ボスの突出部を補強することができるので、突出部が破損するのを抑制することができる。
この場合、好ましくは、プリント基板の挿入部は、プリント基板の端部に形成された切欠部を含み、突出部の補強リブは、突出部の上端近傍まで形成されている。このように構成すれば、容易に、切欠部により、プリント基板を筐体に嵌め込むことができる。また、補強リブを突出部の上端近傍まで形成することによって、突出部が破損するのをより効果的に抑制することができる。
上記第2の局面による電子機器において、好ましくは、ボスのネジ孔形成部は、ボスの上端から柱状に突出して形成されている。このように構成すれば、ネジ孔形成部によりプリント基板が支持されるので、ボスの上面全体によりプリント基板が支持される場合と異なり、プリント基板とボスとの接触面積が増大するのを抑制することができる。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本考案の一実施形態によるビデオ一体型テレビの全体構成を示した斜視図であり、図2は、図1に示した一実施形態によるビデオ一体型テレビの内部構成を示した斜視図である。図3〜図7は、図2に示した一実施形態によるビデオ一体型テレビの内部構造を説明するための図であり、図8は、図1に示した一実施形態によるビデオ一体型テレビにおけるフレームに対する上層プリント基板の取付工程を説明するための斜視図である。まず、図1〜図8を参照して、本考案の一実施形態によるビデオ一体型テレビ1の構造について説明する。なお、本実施形態では、本考案の映像記録再生機能付きテレビジョンをビデオ一体型テレビ1に適用した例について説明する。また、図中の矢印FおよびRは、図1〜図8に共通するビデオ一体型テレビ1の前面側および背面側を示している。
本考案の一実施形態によるビデオ一体型テレビ1は、図1に示すように、ビデオ一体型テレビ1の外枠を構成するカバー2と、カバー2の前面側(矢印F方向)に嵌め込まれた表示画面3と、表示画面3の下方に形成されたビデオカセット挿入口4と、他の機器(図示せず)との接続を行う際に使用する端子差込口5と、電源ボタン6および複数の操作ボタン7とを備えている。また、ビデオ一体型テレビ1は、図2に示すように、内部に、ビデオ一体型テレビ1の底部を支持する樹脂製のフレーム8と、フレーム8に取り付けられたベース基板としての下層プリント基板9と、ビデオカセット挿入口4より挿入されたビデオカセット(図示せず)を駆動させる駆動機構10と、下層プリント基板9の上方に配置される長方形状の上層プリント基板11とを備えている。なお、フレーム8は、本考案の「筐体」の一例であり、下層プリント基板9は、本考案の「第1プリント基板」の一例である。また、上層プリント基板11は、本考案の「第2プリント基板」および「プリント基板」の一例である。
この上層プリント基板11の上面には、図3〜図5に示すように、トランスコイル12、電源コネクタ13および素子14が載置されている。なお、本実施形態による上層プリント基板11は、たとえば、装置のスタンバイ時の電力を制御する機能を有する待機電力軽減用基板などである。また、図2に示すように、フレーム8の前面側(矢印F方向)の一対の角部分および背面側(矢印R方向)の一方の角部分には、カバー2を支持するための3つの支柱8aが形成されている。
ここで、本実施形態では、フレーム8の背面側(矢印R方向)の他方の角部分には、図2に示すように、3つのボス21、22および23がフレーム8に一体的に形成されている。なお、ボス21は、本考案の「第1ボス」の一例であり、ボス22は、本考案の「第2ボス」の一例であり、ボス23は、本考案の「第3ボス」の一例である。上層プリント基板11は、図3に示すように、フレーム8に一体的に形成された3つのボス21、22および23にネジ15により取り付けられている。すなわち、ボス21、22および23は、図3および図4に示すように、ボス21および22が長方形状の上層プリント基板11の一方短辺31aおよび一方長辺32aの中央部分を各々支持するとともに、ボス23が上層プリント基板11の他方短辺31bおよび他方長辺32bに挟まれた角部33を支持するように配置されている。なお、一方短辺31aおよび一方長辺32aは、本考案の「一対の辺」の一例である。また、下層プリント基板9には、図3、図6および図7に示すように、ボス22に対応する位置に開口部9aが形成されている。
本実施形態では、ボス21は、図6および図7に示すように、長方形の横断面を有するとともに、上端から円柱状に突出するネジ孔21aを有するネジ孔形成部21bと、ネジ孔21aから矢印R方向に所定の間隔を隔てて形成された長方形状の突出リブ21cとを有している。この突出リブ21cは、図5に示すように、ボス21、22および23が上層プリント基板11を支持したときに、上層プリント基板11の上面よりも上方に突出可能に構成されている。なお、ネジ孔21aは、本考案の「第1ネジ孔」の一例であり、ネジ孔形成部21bは、本考案の「第1ネジ孔形成部」の一例であり、突出リブ21cは、本考案の「第1突出部」および「突出部」の一例である。このネジ孔形成部21bの装置の前面側(矢印F方向)には、図6および図7に示すように、補強用のリブ21dが一体的に形成されており、ネジ孔形成部21bの装置の背面側(矢印R方向)には、ネジ孔形成部21bおよび突出リブ21cを連結するように補強用のリブ21eが一体的に形成されている。
また、ボス22は、長方形の横断面を有するとともに、上端から円柱状に突出するネジ孔22aを有するネジ孔形成部22bと、ネジ孔22aから矢印F方向に所定の間隔を隔てて形成された長方形状の突出リブ22cと、突出リブ22cの装置の前面側(矢印F方向)に突出リブ22cの上端まで一体的に形成された補強リブ22dとを有している。この突出リブ22cは、図5に示すように、ボス21、22および23が上層プリント基板11を支持したときに、上層プリント基板11の上面よりも上方に突出可能に構成されている。なお、ネジ孔22aは、本考案の「第2ネジ孔」の一例であり、ネジ孔形成部22bは、本考案の「第2ネジ孔形成部」の一例であり、突出リブ22cは、本考案の「第2突出部」および「突出部」の一例である。また、ボス23は、図6および図7に示すように、長方形の横断面を有するとともに、上端から円柱状に突出するネジ孔23aを有するネジ孔形成部23bを含んでいる。なお、ネジ孔23aは、本考案の「第3ネジ孔」の一例であり、ネジ孔形成部23bは、本考案の「第3ネジ孔形成部」の一例である。
また、本実施形態では、上層プリント基板11は、図8に示すように、ボス21、22および23のネジ孔21a、22aおよび23a(図6参照)に対応する位置に形成された3つの孔部11a、11bおよび11cと、ボス21の長方形状の突出リブ21cが挿入される貫通孔11dと、ボス22の長方形状の突出リブ22cが挿入される切欠部11eとを有している。この貫通孔11dは、孔部11aと所定の間隔を隔てた位置に形成されている。また、切欠部11eは、孔部11bと所定の間隔を隔てた上層プリント基板11の端部に形成されている。なお、貫通孔11dおよび切欠部11eは、本考案の「挿入部」の一例である。
次に、図6および図8を参照して、本実施形態によるビデオ一体型テレビ1におけるフレーム8に形成された3つのボス21、22および23に対する上層プリント基板11の
取付工程について説明する。まず、図6に示すフレーム8に形成されたボス21および22の突出リブ21cおよび22cに、上層プリント基板11の貫通孔11dおよび切欠部11eを各々係合させる。これによって、図8に示すように、フレーム8の3つのボス21、22および23によって上層プリント基板11を支持するとともに、フレーム8に対して上層プリント基板11の位置決めを行う。そして、上層プリント基板11の3つの孔部11a、11bおよび11cを介して、ボス21、22および23のネジ孔21a、22aおよび23aにネジ15を各々挿入し、上層プリント基板11をフレーム8に対してネジ止めする。
本実施形態では、ボス21のネジ孔21aからネジ止め作業を開始した場合には、ボス22の突出リブ22cが上層プリント基板11の回り止めとして有効に機能する。また、ボス22のネジ孔22aからネジ止め作業を開始した場合には、ボス21の突出リブ21cが上層プリント基板11の回り止めとして有効に機能する。また、ボス23のネジ孔23aからネジ止め作業を開始した場合には、ボス21の突出リブ21cおよびボス22の突出リブ22cの両方が上層プリント基板11の回り止めとして有効に機能する。なお、本実施形態によるネジ止め工程においては、ボス23に位置決めおよび回り止め機能を有する突出部が形成されていないので、ボス23のネジ孔23aからネジ止め作業を開始するのが好ましい。これによって、フレーム8に形成されたボス21、22および23に対する上層プリント基板11の取り付けが行われる。
本実施形態では、上記のように、ボス21、22および23が上層プリント基板11を支持したときに、ボス21の突出リブ21cおよびボス22の突出リブ22cが貫通孔11dおよび切欠部11eを介して上層プリント基板11の上面よりも上方に突出するように構成することによって、作業者が、上層プリント基板11をフレーム8にネジ止めする際の上層プリント基板11の位置決めが正確に実行できているか否かを、容易に、目視により確認することができるので、フレーム8に対する上層プリント基板11の取付時の作業性を向上させることができる。また、ボス21の突出リブ21cおよびボス22の突出リブ22cが貫通孔11dおよび切欠部11eを介して上層プリント基板11の上面よりも上方に突出するように構成することによって、突出リブ21cおよび突出リブ22cを上層プリント基板11の上面よりも上方に突出させない場合に比べて、突出リブ21cおよび貫通孔11dと、突出リブ22cおよび切欠部11eとがより確実に係合するので、ネジ止めする前に、上層プリント基板11がフレーム8から外れるのをより効果的に抑制することができるとともに、ネジ止めする際の上層プリント基板11の位置決めを確実に行うことができる。
また、本実施形態では、ボス21および22の突出リブ21cおよび22cをネジ孔21aおよび22aと所定の間隔を隔てた位置に形成することによって、ネジ孔21aおよび22aに挿入されるネジ15に突出リブ21cおよび22cが接触することがないので、容易に、突出リブ21cおよび22cを上層プリント基板11の上面よりも上方に突出させることができる。また、ボス21および22の突出リブ21cおよび22cをネジ孔21aおよび22aと所定の間隔を隔てた位置に形成することによって、突出リブ21cおよび22cをネジ孔21aおよび22aに隣接して形成する場合に比べて、上層プリント基板11のネジ止めの際に突出リブ21cおよび22cに加わる負荷が減少するので、突出リブ21cおよび22cが破損するのを抑制することができるとともに、上層プリント基板11の回り止めを効果的に行うことができる。
また、本実施形態では、上層プリント基板11を支持するボス21、22および23をフレーム8に一体的に形成することによって、上層プリント基板11を支持する支持部材を別途設ける場合に比べて、部品点数が増加するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、ボス21の突出リブ21cをネジ孔21aに対してボス22と反対側の位置に形成することによって、上層プリント基板11が上層プリント基板11上に載置されたトランスコイル12の重みにより、ボス21の突出リブ21cが形成された方向に傾くのを抑制することができるので、ボス21、22および23により上層プリント基板11を水平状態で安定して支持することができる。
また、本実施形態では、ボス21の突出リブ21cに補強用のリブ21eを形成することによって、容易に、ボス21の突出リブ21cを補強することができるので、突出リブ21cが破損するのを抑制することができる。また、ボス22の突出リブ22cに上端まで補強リブ22dを形成することによって、突出リブ22cが破損するのをより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、ボス22の突出リブ22cを上層プリント基板11の端部に形成された切欠部11eに挿入することによって、容易に、切欠部11eにより、上層プリント基板11をフレーム8に嵌め込むことができる。
また、本実施形態では、ネジ孔形成部21b、22bおよび23bを、それぞれ、ボス21、22および23の上端から円柱状に突出して形成することによって、ネジ孔形成部21b、22bおよび23bにより上層プリント基板11が支持されるので、ボス21、22および23の上面全体により上層プリント基板11が支持される場合と異なり、上層プリント基板11と、ボス21、22および23との接触面積が増大するのを抑制することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本考案の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく実用新案登録請求の範囲によって示され、さらに実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、本考案の映像記録再生機能付きテレビジョンの一例としてのビデオ一体型テレビに本考案を適用する例を示したが、本考案はこれに限らず、ビデオ一体型テレビ以外のDVD一体型テレビなどの映像記録再生機能付きテレビジョンに適用してもよい。また、映像記録再生機能付きテレビジョン以外のプリント基板を有する構造のパーソナルコンピュータやオーディオ機器などの電子機器にも適用可能である。
また、上記実施形態では、ボス21のネジ孔形成部21bに補強用のリブ21dを形成する例を示したが、本考案はこれに限らず、ボス22および23のネジ孔形成部22bおよび23bにも補強用のリブを一体的に形成してもよい。
また、上記実施形態では、ボス21、22および23のネジ孔形成部21b、22bおよび23bを、ボス21、22および23の上端から円柱状に突出して形成する例を示したが、本考案ではこれに限らず、ネジ孔形成部21b、22bおよび23bを横断面が楕円形状の柱状に突出させてもよい。また、ネジ孔形成部21b、22bおよび23bを設けずに、ボス21、22および23の上面部分に直接、ネジ孔21a、22aおよび23aを形成してもよい。
また、上記実施形態では、3つのボス21、22および23により上層プリント基板11を支持する例を示したが、本考案はこれに限らず、2つ以下、または、4つ以上のボスにより基板を支持するようにしてもよい。
本考案の一実施形態によるビデオ一体型テレビの全体構成を示した斜視図である。 図1に示した一実施形態によるビデオ一体型テレビの内部構成を示した斜視図である。 図2に示した一実施形態によるビデオ一体型テレビのボスにより支持された上層プリント基板を示した部分拡大斜視図である。 図3に示した一実施形態によるビデオ一体型テレビの上層プリント基板を示した平面図である。 図4中の100−100線に沿った断面図である。 図2に示した一実施形態によるビデオ一体型テレビのボスを示した部分拡大斜視図である。 図6に示した一実施形態によるビデオ一体型テレビのボスを示した平面図である。 図1に示した一実施形態によるビデオ一体型テレビにおけるフレームに対する上層プリント基板の取付工程を説明するための斜視図である。
符号の説明
1 ビデオ一体型テレビ(映像記録再生機能付きテレビジョン、電子機器)
8 フレーム(筐体)
9 下層プリント基板(第1プリント基板)
11 上層プリント基板(第2プリント基板、プリント基板)
11a、11b、11c 孔部
11d 貫通孔(挿入部)
11e 切欠部(挿入部)
21 ボス(第1ボス)
21a ネジ孔(第1ネジ孔)
21b ネジ孔形成部(第1ネジ孔形成部)
21c 突出リブ(第1突出部、突出部)
22 ボス(第2ボス)
22a ネジ孔(第2ネジ孔)
22b ネジ孔形成部(第2ネジ孔形成部)
22c 突出リブ(第2突出部、突出部)
22d 補強リブ
23 ボス(第3ボス)
23a ネジ孔(第3ネジ孔)
23b ネジ孔形成部(第3ネジ孔形成部)
31a 一方短辺(一対の辺)
32a 一方長辺(一対の辺)
33 角部

Claims (5)

  1. 装置の底部を支持する樹脂製の筐体と、前記筐体に取り付けられた第1プリント基板と、前記第1プリント基板の上方に配置される実質的に矩形形状の第2プリント基板とを備えた映像記録再生機能付きテレビジョンにおいて、
    前記樹脂製の筐体は、
    前記筐体に一体的に設けられ、上端から柱状に突出する第1ネジ孔を有する第1ネジ孔形成部と、前記第1ネジ孔から所定の間隔を隔てて形成された位置決めおよび回り止めのための第1突出部とを有する第1ボスと、
    前記筐体に一体的に設けられ、上端から柱状に突出する第2ネジ孔を有する第2ネジ孔形成部と、前記第2ネジ孔から所定の間隔を隔てて形成された位置決めおよび回り止めのための第2突出部と、前記第2突出部の上端近傍まで一体的に形成された補強リブとを有する第2ボスと、
    前記筐体に一体的に設けられ、上端から柱状に突出する第3ネジ孔を有する第3ネジ孔形成部を含む第3ボスとを含み、
    前記矩形形状の第2プリント基板は、前記第1ボスおよび前記第2ボスによって互いに隣り合う一対の辺の実質的に中央位置を各々支持されるとともに、前記第3ボスによって前記一対の辺と対向する角部を支持され、
    前記第2プリント基板は、
    前記第1ボスの第1ネジ孔、前記第2ボスの第2ネジ孔および前記第3ボスの第3ネジ孔に対応する位置に形成された孔部と、
    前記第1ボスの第1突出部が挿入される貫通孔と、
    前記第2ボスの第2突出部が挿入される切欠部とを含み、
    前記第1ボスの第1突出部は、前記第1ボスの第1ネジ孔に対して前記第2ボスと反対側の位置に形成され、
    前記第1ボスの第1突出部および前記第2ボスの第2突出部は、前記第1ボス、前記第2ボスおよび前記第3ボスが前記第2プリント基板を支持したときに、前記貫通孔および前記切欠部を介して前記第2プリント基板の上面よりも上方に突出する、映像記録再生機能付きテレビジョン。
  2. 筐体と、
    前記筐体に一体的に設けられ、ネジ孔を有するネジ孔形成部と、位置決めおよび回り止め機能を有する突出部とを含むボスと、
    前記ボスに支持されるとともに、前記ボスのネジ孔に対応する位置に形成された孔部と、
    前記ボスの突出部が挿入される挿入部とを含むプリント基板とを備え、
    前記ボスの突出部は、前記ネジ孔と所定の間隔を隔てて形成されるとともに、前記ボスが前記プリント基板を支持したときに、前記挿入部を介して前記プリント基板の上面よりも上方に突出する、電子機器。
  3. 前記ボスの突出部は、前記突出部に一体的に形成された補強リブを有する、請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記プリント基板の挿入部は、前記プリント基板の端部に形成された切欠部を含み、
    前記突出部の補強リブは、前記突出部の上端近傍まで形成されている、請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記ボスのネジ孔形成部は、前記ボスの上端から柱状に突出して形成されている、請求項2〜4のいずれか1項に記載の電子機器。
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