JP3106970U - ワイヤー留め金具およびこれを用いた吊り下げワイヤー - Google Patents
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Abstract
【課題】複雑な構造を必要とすることなく、時間が経っても圧着したワイヤーとワイヤー留め金具との間に緩みがでない取付強度の高いワイヤー留め金具を提供すること。
【解決手段】 ワイヤー留め金具10は、その内面に螺子山12が形成されており、かしめ工具によりプレスしたときにこの螺子山12が上下方向からワイヤーに咬持してこれを圧着する。このように、ワイヤー留め金具10はその内面に螺子山12を形成したことで、従来技術と比べてワイヤーの取付強度を格段に向上させることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 ワイヤー留め金具10は、その内面に螺子山12が形成されており、かしめ工具によりプレスしたときにこの螺子山12が上下方向からワイヤーに咬持してこれを圧着する。このように、ワイヤー留め金具10はその内面に螺子山12を形成したことで、従来技術と比べてワイヤーの取付強度を格段に向上させることができる。
【選択図】 図1
Description
本考案は、ワイヤー留め金具およびこれを用いた吊り下げワイヤー、特に例えば小物装飾品等に適用されるワイヤー留め金具および吊り下げワイヤーに関する。
吊り下げワイヤは、その手軽さや価格面から、例えばネックレスやハンドバックまたは携帯電話機のストラップ等の小物装飾品等に用いられている。図5はこの種の吊り下げワイヤを用いた小物装飾品の一例を示した従来技術の斜視図である。
小物装飾品65は、ワイヤー30に中空洞の球形ビーズ40が挿通された装飾品であり、折り返されたワイヤー30の折り返し端にリング状の輪32が形成されるようにワイヤー留め金具60がかしめ加工により圧着されている。また、この輪32にはリング状の取付金具20が取り付けられ、これにより装飾品65がハンドバック等の所望の物に取り付けられる。
図4は従来技術のワイヤー留め金具60を図示した部分断面斜視図(A)と正面図(B)を示している。ワイヤー留め金具60は、円筒形であり、その内面62は凹凸のない平面になっている。ワイヤー30にワイヤー留め金具60を取り付ける場合、ワイヤー留め金具60の挿通孔64に図5に示したようにワイヤ30を折り返して通し、工具によりプレスして圧着する。
しかしながら、従来技術のワイヤー留め金具60では、球形ビーズ40等の重さにより、時間が経つにつれて圧着したワイヤー30とワイヤー留め金具60との間に緩みができ、この留め金具60がずれてしまうことがあった。すなわち、ワイヤー留め金具60では、安価に取り付けられるという利点はあるが、軽量の球形ビーズ40であっても、長時間の使用においてそのワイヤー30を把持する強度が十分ではなかったという問題があった。また、取付強度を増すためにその構造を複雑なものにした場合、製造コストが高くなり、安価に使用できるというワイヤー留め金具の利点が損なわれるという問題が生じる。
本考案はこのような従来技術の課題を解決し、複雑な構造を必要とすることなく、時間が経っても圧着したワイヤーとワイヤー留め金具との間に緩みがでない取付強度の高いワイヤー留め金具を提供することを目的とする。
本考案は上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載された考案は、ワイヤーを通す挿通孔が形成され、この挿通孔にワイヤーを挿通した状態で圧着することで前記ワイヤーを挟持するワイヤー留め金具において、前記挿通孔の内面には凹凸が形成され、圧着したときにこの凹凸が前記ワイヤーを咬持するワイヤー留め金具であることを特徴とする。請求項2に記載された考案は、ワイヤーを通す挿通孔が形成され、この挿通孔にワイヤーを挿通した状態で圧着することで前記ワイヤーを挟持する略円筒形状のワイヤー留め金具において、前記挿通孔の内面には螺子山が形成されており、圧着したときにこの螺子山が前記ワイヤーを咬持するワイヤー留め金具であることを特徴とする。請求項3に記載された考案は、ワイヤーと、このワイヤーを挿通孔に折り返して通した状態で圧着固定することによりリング状の輪を少なくとも一端に形成するワイヤー留め金具とを有する吊り下げワイヤーにおいて、前記ワイヤー留め金具の挿通孔内面には凹凸が形成され、圧着したときに前記凹凸が前記ワイヤーを咬持した状態で前記ワイヤー留め金具が圧着固定される吊り下げワイヤーであることを特徴とする。請求項4に記載された考案は、ワイヤーと、このワイヤーを挿通孔に折り返して通した状態で圧着固定することによりリング状の輪を少なくとも一端に形成する略円筒形のワイヤー留め金具とを有する吊り下げワイヤーにおいて、前記ワイヤー留め金具の挿通孔の内面には螺子山が形成されており、圧着したときに前記螺子山が前記ワイヤーを咬持した状態で前記ワイヤー留め金具が圧着固定される吊り下げワイヤーであることを特徴とする。
以上、詳細に説明したように本考案によるワイヤー留め金具によれば、複雑な構造を用いずにワイヤーの取付強度が従来技術に比べて格段に向上させることが可能となる。このため、これを適用した吊り下げワイヤーを用いた小物装飾品の品質を向上させることが可能となる。また、取付強度が増したため、従来では重量的に使用できなかった宝石のような装飾物も使用可能となる。
以下、本考案によるワイヤー留め金具およびこれを用いた吊り下げワイヤーの実施の形態を図面を用いて説明する。図1は本考案によるワイヤー留め金具10の第1の実施の形態を示した部分断面斜視図(A)と正面図(B)である。
ワイヤー留め金具10は円筒形の形状であり、その材質は例えばアルミニウム、真鍮、銅、ステンレス等の金属や、プラチナ、金、銀等の貴金属である。ワイヤー留め金具10の内面には螺子山12が形成されており、その中空部がワイヤーが挿通される挿通孔14になっている。
図2は図1に示したワイヤー留め金具を使用した小物装飾品の一例を示した斜視図である。小物装飾品15は、折り返されたワイヤー30に装飾用の中空洞の球形ビーズ40が通されている装飾品であり、例えばハンドバックや鞄等、使用者の嗜好により所望の物にアクセサリとして取り付けられる。
球形ビーズ40は、折り返し通されたワイヤー30内を自由に移動できるように挿通されており、図1に示したワイヤー留め金具10に係止されている。ワイヤー留め金具10は、リング状の取付金具20をワイヤー30に取り付ける輪32を形成する留め具であり、かしめ工具または圧着工具等によりプレスすることで板状の形状になってワイヤー30を挟持した状態で圧着する。
すなわちワイヤー30は、図2に示すように、取付金具20の本体22に対して垂直に一体成形された輪環28に挿通されて輪32が形成され、ワイヤー留め金具10の中に挟み込まれた状態で圧着される。取付金具20は、小物装飾品15をハンドバック等の所望の物に取り付けるため取付具であり、リング状の本体22には矢印Sの方向に摺動可能なレバー24を備えている。
レバー24は矢印Sと反対方向にバネ等により付勢されており、これを矢印S方向に動かすと、これと反対側に位置する閉門部26が矢印T方向に動いて本体22に収納される。この操作により、閉門部26の収納された部分が空隙となるのでそこからハンドバック等の所望の物に取り付けることが可能となる。
ワイヤー留め金具10は、図1に示したように、その内面に螺子山12が形成されており、かしめ工具や圧着工具等によりプレスしたときにこの螺子山12が上下方向からワイヤー30を咬持した状態で圧着する。このように、ワイヤー留め金具10はその内面に螺子山12を形成したことで、螺子山12がワイヤー30に食い込むので従来技術と比べてワイヤー30の取付強度が格段に向上する。このため、時間が経過しても留め金具10が緩んでワイヤー30間を移動してしまうことがない。
図3は本考案によるワイヤー留め金具の第2の実施の形態を示した部分断面斜視図(A)と正面図(B)である。このワイヤー留め金具50は、その内面52に無数の突起54が形成されている。ワイヤー留め金具50は、挿通孔56にワイヤー30が挿通されてプレスされると、内面52の突起54によりワイヤー30が咬持される。このため、第2の実施の形態の場合も、従来技術と比べてワイヤー30への取付強度を格段に向上させることができるので、長時間の使用においてもワイヤー留め金具50が緩んでしまうということがない。
以上の如く、本考案の実施の形態を図面を用いて説明したが、本考案は特にこれら実施の形態に限定されるものではなく、本考案の精神を逸脱しない種々の変形は本考案の範疇に含まれる。すなわち、本考案はワイヤー30が圧着されるワイヤー留め金具の挿通孔の内面に凹凸を形成することで、ワイヤー30の取付強度を格段に向上させたことにある。したがって、上記で説明した実施の形態のようにワイヤー留め金具の形状は特に円筒形に限定されるものではなく、角柱等の形状やその他の形状であってもよい。
10,50 ワイヤー留め金具
12 螺子山
14,56 挿通孔
15 小物装飾品
30 ワイヤー
20 取付金具
54 突起
12 螺子山
14,56 挿通孔
15 小物装飾品
30 ワイヤー
20 取付金具
54 突起
Claims (4)
- ワイヤーを通す挿通孔が形成され、この挿通孔にワイヤーを挿通した状態で圧着することで前記ワイヤーを挟持するワイヤー留め金具において、
前記挿通孔の内面には凹凸が形成され、圧着したときにこの凹凸が前記ワイヤーを咬持することを特徴とするワイヤー留め金具。 - ワイヤーを通す挿通孔が形成され、この挿通孔にワイヤーを挿通した状態で圧着することで前記ワイヤーを挟持する略円筒形状のワイヤー留め金具において、
前記挿通孔の内面には螺子山が形成されており、圧着したときにこの螺子山が前記ワイヤーを咬持することを特徴とするワイヤー留め金具。 - ワイヤーと、このワイヤーを挿通孔に折り返して通した状態で圧着固定することによりリング状の輪を少なくとも一端に形成するワイヤー留め金具とを有する吊り下げワイヤーにおいて、
前記ワイヤー留め金具の挿通孔内面には凹凸が形成され、圧着したときに前記凹凸が前記ワイヤーを咬持した状態で前記ワイヤー留め金具が圧着固定されることを特徴とする吊り下げワイヤー。 - ワイヤーと、このワイヤーを挿通孔に折り返して通した状態で圧着固定することによりリング状の輪を少なくとも一端に形成する略円筒形のワイヤー留め金具とを有する吊り下げワイヤーにおいて、
前記ワイヤー留め金具の挿通孔の内面には螺子山が形成されており、圧着したときに前記螺子山が前記ワイヤーを咬持した状態で前記ワイヤー留め金具が圧着固定されることを特徴とする吊り下げワイヤー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004004592U JP3106970U (ja) | 2004-08-02 | 2004-08-02 | ワイヤー留め金具およびこれを用いた吊り下げワイヤー |
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JP3106970U true JP3106970U (ja) | 2005-01-27 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016157852A1 (ja) * | 2015-04-01 | 2016-10-06 | 株式会社AimedicMMT | 外科用ケーブルの締結器及びその製造方法 |
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2004
- 2004-08-02 JP JP2004004592U patent/JP3106970U/ja not_active Expired - Fee Related
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JPWO2016157852A1 (ja) * | 2015-04-01 | 2018-01-18 | 株式会社AimedicMMT | 外科用ケーブルの締結器及びその製造方法 |
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