JP3106784U - 掛布団 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 長手方向に延びる縦キルト線2,2,…がジグザグ状に施されるとともに、短手方向に延びる4本の横キルト線5,5,…が直線状に施された掛布団1であって、上記縦キルト線2,2,…が、掛布団の長手方向に走る中心線4に対して左右対称であるとともに、4本の横キルト線5,5,…と4つの変曲点3,3,…において交わっている掛布団1を用いる。
【選択図】 図1
Description
このような隙間が生じると、掛布団の端部における開口部から、外気が掛布団内に流入するため、就寝中の人体の温度を冷やして安眠を妨げるという問題があった。特に、この開口部は、掛布団から外部に飛び出ている首部において形成されやすい。
請求項1にかかる考案は、掛布団の長手方向に延びる縦キルト線が、ジグザグ状に施されたことを特徴とする掛布団である。
この例の掛布団1は長方形の形状を有するものであり、図1に示すように、長手方向の長さBは175〜225cm、短手方向の長さAは125〜175cm、厚さは10〜20cmである。また、掛布団1には、キルト線が掛布団1の長手方向および短手方向に施されている。キルト線とは、布団などの寝具にキルト加工を施した際に生じる縫目のことである。
従って、掛布団1においては、屈曲部位となる縦キルト線2,2,…が人間の体型に対応したジグザグ状であるとともに、ほぼ同じ体積を有する25個の区画に、中綿が均等に分散されているため、バランスがよい。
この掛布団1は、内部に立体キルト加工が施された袋体と、この袋体に充填された中綿とから構成されている。
袋体の材料としては、ポリエステル繊維などが用いられる。この袋体に、立体キルト加工を施すことにより、縦キルト線2,2,…および横キルト線5,5,…を形成する。これにより、袋体には、キルト線によって区切られた複数の区画が設けられる。また、変曲点4,4,…におけるキルト線には、隣り合う区画同士が連通するように、一文字状に開いた開口部が設けられている。なお、立体キルト加工としては、特に限定されるものではなく、立て布(マチ)を介在させて表生地と裏生地とを縫着する方法や、袋体の表生地と裏生地とを直接縫合する方法などが用いられる。
一般に、仰向けに横臥している人体10を上方から眺めると、図2に示すように、頭部および首部11が細く、両肩部および両腕部を含む胴部12が太く、ついで、臀部13から足元部14にかけた部位が細くなっている。また、両腕部、両足部には、それぞれ肘間接15,15、膝関節16,16があり、寝返りをする際の動作部位となっている。
比較的に細い首部11、臀部13、足元部14においては、横キルト線5,5,…が第1の分割例により分割されているため、掛布団1は屈曲した際、図3に示すように、膨らみが小さくなるように変形する。このような変形は、首部11、臀部13、足元部14を包み込む上で好適である。
さらに、肘部15,15、膝部16,16においても、横キルト線5,5,…が第2の分割例で分割されているため、掛布団1は屈曲した際、膨らみが大きくなるように変形する。このような変形は、寝返りの際に屈曲して動作部位となる肘部15,15、膝部16,16を包み込む上で好適である。
このような姿勢に対しても、図5に示すように、ジグザグ状に施された縦キルト線2,2,…が人体10の細い部位、太い部位にそれぞれ対応しているため、掛布団1は適切に屈曲して変形し、人体10に対して優れた密着性を示すことができる。従って、仮に、人体が掛布団1に覆われた状態で寝返りを打ったとしても、掛布団1の効果が損なわれることはない。
なお、本考案の掛布団1にあっては、その長手方向において上下の区別があり、辺C1にあたる一端が上となり、辺C3にあたる他端が下となる。この上側に、人体10の首部があたるように、掛布団1を使用することが好ましい。また、本明細書においては、身長が170cm程度の大人を対象として掛布団1を説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、対象が120cm程度の小児である場合は、この小児の体型に合わせて掛布団1を設計し、作製してもよい。そのような場合であっても、本考案の掛布団1は、上述した効果が得られるものである。
Claims (9)
- 掛布団の長手方向に延びる縦キルト線が、ジグザグ状に施されたことを特徴とする掛布団。
- 上記縦キルト線において、変曲点の数が4であることを特徴とする請求項1記載の掛布団。
- 上記縦キルト線において、隣り合う変曲点の間隔が長手方向に対して等しいことを特徴とする請求項1または2記載の掛布団。
- 上記縦キルト線の数が4以上であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の掛布団。
- 上記縦キルト線が、掛布団の長手方向に走る中心線に対して左右対称であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の掛布団。
- 掛布団の短手方向に延びる横キルト線が、直線状に施されたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の掛布団。
- 上記横キルト線の数が4であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の掛布団。
- 上記横キルト線において、隣り合う横キルト線の間隔が長手方向に対して等しいことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の掛布団。
- 上記横キルト線と上記縦キルト線とが変曲点において交わることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の掛布団。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004004398U JP3106784U (ja) | 2004-07-26 | 2004-07-26 | 掛布団 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004004398U JP3106784U (ja) | 2004-07-26 | 2004-07-26 | 掛布団 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3106784U true JP3106784U (ja) | 2005-01-20 |
Family
ID=43269541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004004398U Expired - Lifetime JP3106784U (ja) | 2004-07-26 | 2004-07-26 | 掛布団 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3106784U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014217577A (ja) * | 2013-05-08 | 2014-11-20 | 株式会社丸八プロダクト | 掛け布団 |
-
2004
- 2004-07-26 JP JP2004004398U patent/JP3106784U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014217577A (ja) * | 2013-05-08 | 2014-11-20 | 株式会社丸八プロダクト | 掛け布団 |
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