JP3106784U - 掛布団 - Google Patents

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Abstract

【課題】 人体の形状に沿って変形することができ、特に、首部に対して密着性が高い掛布団を提供する。
【解決手段】 長手方向に延びる縦キルト線2,2,…がジグザグ状に施されるとともに、短手方向に延びる4本の横キルト線5,5,…が直線状に施された掛布団1であって、上記縦キルト線2,2,…が、掛布団の長手方向に走る中心線4に対して左右対称であるとともに、4本の横キルト線5,5,…と4つの変曲点3,3,…において交わっている掛布団1を用いる。
【選択図】 図1

Description

本考案は、人体との密着性に優れた掛布団に関するものである。
通常の掛布団を人体に掛けた場合、掛布団は人体の形状に沿って屈曲しようとはするが、人体に密着することができず、掛布団と人体との間において隙間が生じるという現象があった。この現象は、人体の形状が複雑な曲線であり、掛布団がこの人体の形状に沿って完全に変形することができないため、生じるものである。
このような隙間が生じると、掛布団の端部における開口部から、外気が掛布団内に流入するため、就寝中の人体の温度を冷やして安眠を妨げるという問題があった。特に、この開口部は、掛布団から外部に飛び出ている首部において形成されやすい。
このような問題を解決するため、従来、キルト加工が施された掛布団であって、曲線状に形成されたキルト線のところで屈曲が容易である掛布団が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この掛布団によれば、掛布団を人体に掛けた場合でも、掛布団が容易に変形して、足元部および両腕部を完全に包み込むことが可能であるとされている。
特開2003−339501号公報
しかしながら、特許文献1にかかる掛布団にあっては、図6に示すように、キルト線の形状が掛布団20の中央を中心とした単純な対称形状であるため、複雑な曲線を有する人体の形状に沿って完全に変形することができず、特に、掛布団20から外部に飛び出ている首部11において、隙間が生じるという問題があった。
本考案は、上記従来技術の問題点に鑑み、人体の形状に沿って変形することができ、特に、首部に対して優れた密着性を示す掛布団を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため、
請求項1にかかる考案は、掛布団の長手方向に延びる縦キルト線が、ジグザグ状に施されたことを特徴とする掛布団である。
請求項2にかかる考案は、上記縦キルト線において、変曲点の数が4であることを特徴とする請求項1記載の掛布団である。
請求項3にかかる考案は、上記縦キルト線において、隣り合う変曲点の間隔が長手方向に対して等しいことを特徴とする請求項1または2記載の掛布団である。
請求項4にかかる考案は、上記縦キルト線の数が4以上であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の掛布団である。
請求項5にかかる考案は、上記縦キルト線が、掛布団の長手方向に走る中心線に対して左右対称であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の掛布団である。
請求項6にかかる考案は、掛布団の短手方向に延びる横キルト線が、直線状に施されたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の掛布団である。
請求項7にかかる考案は、上記横キルト線の数が4であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の掛布団である。
請求項8にかかる考案は、上記横キルト線において、隣り合う横キルト線の間隔が長手方向に対して等しいことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の掛布団である。
請求項9にかかる考案は、上記横キルト線と上記縦キルト線とが変曲点において交わることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の掛布団である。
本考案の掛布団によれば、人体の形状に対応して施されたキルト線において屈曲して変形することが容易であるため、この掛布団を人体に掛けた際、掛布団が人体に密着することができ、特に、首部に対して優れた密着性を示すことができる。
本考案にかかる掛布団の一実施形態を、図面に基づいて説明する。図1ないし図5において、符号1は本考案の掛布団の一例を示す。また、縦キルト線2,2,…とは、掛布団1の長手方向に沿って施されたキルト線であり、横キルト線5,5,…とは、掛布団1の短手方向に沿って施されたキルト線である。
先ず、本考案の掛布団1について説明する。
この例の掛布団1は長方形の形状を有するものであり、図1に示すように、長手方向の長さBは175〜225cm、短手方向の長さAは125〜175cm、厚さは10〜20cmである。また、掛布団1には、キルト線が掛布団1の長手方向および短手方向に施されている。キルト線とは、布団などの寝具にキルト加工を施した際に生じる縫目のことである。
掛布団1の長手方向に対しては、4本の縦キルト線2,2,…が施されており、その形状はジグザグ状である。この縦キルト線2,2,…には、方向が変化する部位である変曲点3,3,…が4つずつ設けられている。隣り合う変曲点3,3,…の間隔は、長手方向に対しては等しいが、短手方向に対しては等しくない。また、縦キルト線2,2,…と掛布団の長手方向とがなす角の角度は7〜13度であり、この角度は縦キルト線2,2,…の全てにおいて一定である。
このような特徴を有する4つの縦キルト線2,2,…は、掛布団1の長手方向に走る中心線4に対して左右対称であり、この中心線4付近において、隣り合う2つの縦キルト線2,2の間隔が、長手方向に沿って広がったり、狭まったりしている。なお、図1においては、変曲点3,3,…が角状に図示されているが、本発明はこれに限らず、変曲点3,3,…が多少の丸みを帯びていてもよい。また、縦キルト線2,2,…の数は、図1においては4であるが、6,8などの4以上の偶数であってもよい。
一方、掛布団1の短手方向に対しては、4本の横キルト線5,5,…が施されており、その形状は直線状である。この横キルト線5,5,…は、縦キルト線2,2,…と変曲点3,3,…において交わっている。また、隣り合う横キルト線5,5,…の間隔は、掛布団の長手方向に対して等しく、その間隔bは35〜45cmである。
横キルト線5,5,…は、変曲点3,3,…により5つに分割されており、それぞれの長さは、第1の分割例では、a1=30〜40cm、a2=25〜35cm、a3=15〜25cm、a4=25〜35cm、a5=30〜40cmであり、第2の分割例では、a6=20〜30cm、a7=25〜35cm、a8=35〜45cm、a9=25〜35cm、a10=20〜30cmである。
このように、縦キルト線2,2,…と横キルト線5,5,…とを施すことにより、掛布団1には、ほぼ同じ面積を有する25個の区画が設けられる。
従って、掛布団1においては、屈曲部位となる縦キルト線2,2,…が人間の体型に対応したジグザグ状であるとともに、ほぼ同じ体積を有する25個の区画に、中綿が均等に分散されているため、バランスがよい。
次に、掛布団1の製法について説明する。
この掛布団1は、内部に立体キルト加工が施された袋体と、この袋体に充填された中綿とから構成されている。
袋体の材料としては、ポリエステル繊維などが用いられる。この袋体に、立体キルト加工を施すことにより、縦キルト線2,2,…および横キルト線5,5,…を形成する。これにより、袋体には、キルト線によって区切られた複数の区画が設けられる。また、変曲点4,4,…におけるキルト線には、隣り合う区画同士が連通するように、一文字状に開いた開口部が設けられている。なお、立体キルト加工としては、特に限定されるものではなく、立て布(マチ)を介在させて表生地と裏生地とを縫着する方法や、袋体の表生地と裏生地とを直接縫合する方法などが用いられる。
ついで、この袋体に中綿を充填する。中綿としては、羽毛、綿、羊毛、ポリエステル繊維、ポリアクリレート繊維などが用いられる。また、充填方法としては、袋体の端部に予め形成させた開口部およびキルト線の開口部に、コンプレッサーおよび中綿用タンクと接続したパイプ(直径2.0〜2.5cm)を挿入し、中綿用タンク内の中綿を、コンプレッサーの空気圧により吹き込む方法が用いられる。この中綿の充填はキルト線により形成された区画ごとに行う。中綿の充填後、袋体の開口部を縫合することにより、本考案の掛布団1が得られる。なお、本考案は上記充填方法に限定されず、他の公知の充填方法を用いてもよい。
次に、本考案の掛布団1の使用形態について説明する。
一般に、仰向けに横臥している人体10を上方から眺めると、図2に示すように、頭部および首部11が細く、両肩部および両腕部を含む胴部12が太く、ついで、臀部13から足元部14にかけた部位が細くなっている。また、両腕部、両足部には、それぞれ肘間接15,15、膝関節16,16があり、寝返りをする際の動作部位となっている。
上記人体10に掛布団1を掛けた場合、掛布団1は人体の形状に沿って屈曲しようとする。
比較的に細い首部11、臀部13、足元部14においては、横キルト線5,5,…が第1の分割例により分割されているため、掛布団1は屈曲した際、図3に示すように、膨らみが小さくなるように変形する。このような変形は、首部11、臀部13、足元部14を包み込む上で好適である。
また、比較的に太い、両肩部および両腕部を含む胴部12においては、横キルト線5,5,…が第2の分割例で分割されているため、掛布団1は屈曲した際、図4に示すように、膨らみが大きくなるように変形する。このような変形は、両肩部および両腕部を含む胴部12を包み込む上で好適である。
さらに、肘部15,15、膝部16,16においても、横キルト線5,5,…が第2の分割例で分割されているため、掛布団1は屈曲した際、膨らみが大きくなるように変形する。このような変形は、寝返りの際に屈曲して動作部位となる肘部15,15、膝部16,16を包み込む上で好適である。
一方、掛布団1の4辺の内、人体10と直接接しない辺C2,C3,C4は、図2に示すように、掛布団1が人体10を覆っていても、キルト線における屈曲により、膨らむことなく寝床面に接している。また、首部11および両肩部と接している辺C1においても、ジグザグ状に形成された縦キルト線2,2,…が、首部11において中心線4に近づいているため、掛布団1がこの首部11にとって必要な分だけ膨らむとともに、首部11を効果的に包み込んでいる。
図5には、横向きになって横臥している人体10に、本考案の掛布団1を掛けた場合の平面図を示している。この例の人体10においては、首部11、臀部13が細く、両肩部、両腕部を含む胴部12が太くなっている。また、足部は両膝関節16,16が曲がっているため、全体として太くなっている。
このような姿勢に対しても、図5に示すように、ジグザグ状に施された縦キルト線2,2,…が人体10の細い部位、太い部位にそれぞれ対応しているため、掛布団1は適切に屈曲して変形し、人体10に対して優れた密着性を示すことができる。従って、仮に、人体が掛布団1に覆われた状態で寝返りを打ったとしても、掛布団1の効果が損なわれることはない。
このように本考案の掛布団1を用いると、掛布団1が複雑な曲線を有する人体10に密着することができ、特に、首部11に対して優れた密着性を示すことができる。
なお、本考案の掛布団1にあっては、その長手方向において上下の区別があり、辺C1にあたる一端が上となり、辺C3にあたる他端が下となる。この上側に、人体10の首部があたるように、掛布団1を使用することが好ましい。また、本明細書においては、身長が170cm程度の大人を対象として掛布団1を説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、対象が120cm程度の小児である場合は、この小児の体型に合わせて掛布団1を設計し、作製してもよい。そのような場合であっても、本考案の掛布団1は、上述した効果が得られるものである。
本考案の実施形態にかかる掛布団の一例を示す概略平面図である。 本考案の実施形態にかかる掛布団とこの掛布団に覆われた仰向けに横臥している人体の一例を示す概略平面図である。 本考案の実施形態にかかる掛布団とこの掛布団に覆われた首部の一例を示す概略断面図である。 本考案の実施形態にかかる掛布団とこの掛布団に覆われた両腕部を含む胴部の一例を示す概略断面図である。 本考案の実施形態にかかる掛布団とこの掛布団に覆われた横向きに横臥している人体の一例を示す概略平面図である。 従来の掛布団とこの掛布団に覆われた首部の一例を示す概略断面図である。
符号の説明
1・・・掛布団、2・・・縦キルト線、3・・・変曲点、4・・・中心線、5・・・横キルト線

Claims (9)

  1. 掛布団の長手方向に延びる縦キルト線が、ジグザグ状に施されたことを特徴とする掛布団。
  2. 上記縦キルト線において、変曲点の数が4であることを特徴とする請求項1記載の掛布団。
  3. 上記縦キルト線において、隣り合う変曲点の間隔が長手方向に対して等しいことを特徴とする請求項1または2記載の掛布団。
  4. 上記縦キルト線の数が4以上であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の掛布団。
  5. 上記縦キルト線が、掛布団の長手方向に走る中心線に対して左右対称であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の掛布団。
  6. 掛布団の短手方向に延びる横キルト線が、直線状に施されたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の掛布団。
  7. 上記横キルト線の数が4であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の掛布団。
  8. 上記横キルト線において、隣り合う横キルト線の間隔が長手方向に対して等しいことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の掛布団。
  9. 上記横キルト線と上記縦キルト線とが変曲点において交わることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の掛布団。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014217577A (ja) * 2013-05-08 2014-11-20 株式会社丸八プロダクト 掛け布団

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