JP3106772B2 - インクジェットヘッド及びその装着方法 - Google Patents
インクジェットヘッド及びその装着方法Info
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Description
らインクを噴射するとともに、本体装置に対し着脱可能
なインクジェットヘッドに関する。
クジェットプリンタが知られている。このようなインク
ジェットプリンタは、ヘッドユニットの機能が低下した
際に、ユーザ自らが交換用のヘッドユニットを購入し、
ヘッドユニットの交換を行うことで、プリンタ全体とし
ての寿命を延ばすことが可能であるため、ユーザにとっ
ては非常に有利である。
トは、図5に示すように構成されている。図中51は既
知のインクジェットヘッドで、図面手前側にディンプル
形状の電極52が形成されており、その左右に位置決め
穴56が開いている。また、ヘッド51の背面にはイン
ク供給用のニードル53が、上部には装着時にユーザが
ヘッドユニット50を保持するためのタブ54が取り付
けられている。インクを噴射するノズルアレイ55はヘ
ッド51の左側面部に形成されており、矢印方向にイン
クを噴射する。
するには、図6に示すように本体側に形成された電極板
61と、インクカートリッジ62の間にタブ54を摘ん
で矢印A方向から挿入する。次に図示しない嵌合機構に
より電極板61とインクカートリッジ62がそれぞれ矢
印B、C方向へ移動し、ヘッドユニット50を固定す
る。この時電極板61に形成された位置決めピン64が
ヘッドユニット50側の位置決め穴56に挿入され、ヘ
ッドユニット50の位置を決める。また、ニードル53
がインクカートリッジ62に設けられたシール材65を
突き破り、インクがヘッドユニット50に供給される。
従来技術においては、ヘッドユニット自体の大きさが非
常に小さいため、ユーザが取扱いを誤ってユニットを落
下させると、紛失あるいは破損させるおそれがある。ま
た、タブを摘み損ねた場合、ヘッドユニットを直接手で
さわってしまい、手に付着している油分、水分あるいは
ゴミ等により、電極がさびたり、ノズルの目詰まりが生
じたりするといった問題があった。
タブを含むユニット全体が非常に小型であるので、本体
装置に対する装着時の位置決めが困難であり、また位置
決め時に他の部材との接触によりヘッドユニットを破損
させてしまうという問題があった。
なされたものであり、その目的はヘッドユニットの紛失
あるいは破損を防止し得るとともに、本体装置への装着
が容易なインクジェットヘッドを提供することにある。
に本発明は、複数のインク噴射孔からインクを噴射する
とともに、本体装置に対し着脱可能なインクジェットヘ
ッドにおいて、装着用インクジェットヘッドを取り外し
可能に支持し、前記本体装置にインクジェットヘッドと
ともに装着されるホルダを備え、そのホルダは前記本体
装置に装着されたときに、前記本体装置に対し前記ヘッ
ドを位置決めし、前記本体装置への装着後に前記ヘッド
から分離可能であることを特徴としている。
保護部材である。
アレイ面を覆い、かつ電極の面よりも突出している。
ッドの前記本体装置への装着を案内する案内部を備え
る。
体装置への装着時に位置決めする爪 を備える。
方法は、インクを噴射する複数のインク噴射孔を有する
インクジェットヘッドをホルダに取り外し可能に支持
し、そのホルダをインクジェットヘッドとともに前記本
体装置に装着して、前記ヘッドを前記本体装置に装着
し、その後に前記ホルダを前記ヘッドから分離する。
ッドにおいては、インクジェットヘッドを支持したホル
ダを、本体装置に装着して、ヘッドを装置本体に位置決
めした後、ホルダは、ヘッドから分離される。
あることにより、ヘッドは、落下や衝突から保護され
る。特に、ノズルアレイや電極にユーザが誤って触れて
しまうことからも保護される。
参照して説明する。なお都合上従来例と同一部位には同
一符号を付け、説明は省略する。
搭載するプリンターの要部構成である。プラテン20は
軸21によりフレーム22に回転可能に取り付けられて
おり、モータ23によって駆動される。プラテン20に
対向してヘッドユニット50が設けられている。ヘッド
ユニット50はインクカートリッジ62と共にキャリッ
ジ24上に載置されている。キャリッジ24はプラテン
20の軸線平行に配設された2本のガイドロッド25に
摺動可能に支持されると共に、一対のプーリ26に巻掛
けられたタイミングベルト27が結合させられている。
そして、一方のプーリ26がモータ28によって回転さ
せられ、タイミングベルト27が送られることによりキ
ャリッジ24はプラテン20に沿って紙29上を移動す
る。
0の斜視図を示す。ヘッドユニット50は、弾性体であ
る樹脂で形成されたホルダ1におおわれており、以下そ
の詳細を説明する。ホルダ1は略コの字形状をしてお
り、上面には、ユーザが指等を引っかけることが充分可
能なリング3と、初期インク導入用のポンプ4とが設け
られている。又、ホルダ1の両脚部先端近傍には、切込
み5により折れ曲がり可能な爪2が設けられている。こ
の爪2によりヘッドユニット50はホルダ1内に固定さ
れるため、ヘッドユニット50のノズルアレイ55面
(図示せず)とその反対面、および上面がホルダ1の内
面に密着保護される。またニードル53側の面(図示せ
ず)と電極52側の面は開放されているが、それらの表
面はホルダ1に内包される位置にある。このため、ノズ
ルアレイ55は、ユーザやプリンター内の他の部材との
接触に対し確実に保護される。また、電極52はホルダ
1には密着保護されていないが、ホルダ1の端面が電極
52の面より突出されている関係上、ユーザの指やプリ
ンター内の他の部材と接触しにくくされている。
に、ノズルアレイ55に密着した脚部内に設けられたチ
ャンバー8と導通している。またポンプ4の下部には弁
6、7が設置され、排気と吸気の経路を切り換えてい
る。即ち、ポンプ4をユーザが押した場合図2(a)の
ように、加圧により弁6はチャンバー8側の経路を閉
鎖、弁7は外気と導通するよう開放し、ポンプ4内の空
気は外部へ排気される。次にポンプ4から手を放すと図
2(b)のように、ポンプ4に設けられた蛇腹の回復に
よりポンプ4内が負圧になり、弁7は閉鎖、弁6は導通
し、ノズルアレイ55内から空気が吸引される。
ユニット50を装着する手順を示した図で、プリンタの
プラテン20側から見たものである。キャリッジ24上
には、ヘッドユニット50を装着する際にホルダ1の脚
部の爪2と係合し、ホルダ1の位置を案内する案内溝1
4が設けられている。またキャリッジ24上には、ヘッ
ドユニット50を挟み電極板61とインクカートリッジ
62が図上左右に移動可能に配置されている。またこれ
ら電極板61及びインクカートリッジ62をヘッドユニ
ット50に対し移動させ嵌合させるために、キャリッジ
24に支点10、11により支持され、矢印A、B方向
に回動可能なレバー12と13が設けられている。
入時に吸引されるインクを保持するための吸収部材、例
えば多孔質フォームを入れておけば、ホルダ1を廃棄す
る際に吸引インクがこぼれることを防止できる。
説明する。
する場合、レバー12、13を開き、ホルダ1をインク
カートリッジ62と電極板61の間に、リング3を摘ん
で図3(a)のように置く。その際ヘッドユニット50
は、ホルダ1の爪2がキャリッジ24の案内溝14に入
ることにより容易に位置決めがなされる。
起こし電極板61とインクカートリッジ62をヘッドユ
ニット50方向へ移動させ、ヘッドユニット50を図3
(b)のように固定する。この時、電極板61に形成さ
れた位置決めピン64がヘッドユニット50側の位置決
め穴56に挿入され、ヘッドユニット50の位置を決め
る。また、ニードル53がインクカートリッジ62に設
けられたシール材65を突き破り、インクがヘッドユニ
ット50に対し供給可能な状態となる。
1に設けられたポンプ4を数回押し下げ、ノズルアレイ
55から空気を吸引しヘッドユニット50内へインクを
導入させる。
ようにホルダ1を上部に引く。ヘッドユニット50はイ
ンクカートリッジ62と電極板61により固定されてい
るため、ホルダ1の爪2が切り込み5から折れ曲がり、
ホルダ1は離脱され廃棄される。
50が樹脂によって形成されたホルダ1によって保護さ
れた状態にて供給されるため、ユーザが誤って床に落下
させたとしてもヘッドユニット50に直接ダメージは加
わらない。また、ホルダ1を黄色等目立つ色彩で製作す
れば、紛失することも無い。更に、ヘッドユニット50
がホルダ1に内包されているため、ユーザが誤ってノズ
ルアレイ55や電極52に触れてしまうことや、装着の
際にヘッドユニット50を他の部材に衝突させてしまう
事を防止でき、ヘッドユニット50を保護することが出
来る。また、ホルダ1は、上記の保護効果の他に、装着
時の位置決めにも用いられるため、従来のように位置決
めにヘッドユニット自体を用いてヘッドユニットを損傷
させるような事もない。さらに、ホルダ1はヘッドユニ
ット50を装着後分離するため、充分余裕をもって大き
く形成することが可能であり、如何なるユーザでも容易
にヘッドの装着ができる。
のではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲の様々な変
更が可能である。例えば、上記実施例においては、ホル
ダ1は略コの字形状をしていたが、ヘッドユニット50
を保護できる形状であれば如何なる形状であっても構わ
ない。また、ホルダ1の爪2は、装着後の離脱時に切り
込み5から折れ曲がるよう構成されていたが、可撓変形
によりヘッドユニット50から外れるよう構成してもよ
い。このようにすれば、離脱されたホルダ1は、次回に
ヘッドユニットを交換する際の、古いヘッドユニットを
キャリッジから取り外す器具としても使用可能である。
明のインクジェットヘッドによれば、インクジェットヘ
ッドを支持したホルダを、本体装置に装着して、ヘッド
を装置本体に位置決めした後、ホルダをヘッドから分離
するので、本体装置への装着が容易なインクジェットヘ
ッドを提供することができる。さらに、ホルダがヘッド
の保護部材であることにより、ヘッドの破損を防止する
ことができる。
ドの斜視図である。
る。
を示す要部概略図である。
ーの要部概略図である。
ある。
略図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 複数のインク噴射孔からインクを噴射す
るとともに、本体装置に対し着脱可能なインクジェット
ヘッドにおいて、 装着用インクジェットヘッドを取り外し可能に支持し、
前記本体装置にインクジェットヘッドとともに装着され
るホルダを備え、 そのホルダは前記本体装置に装着されたときに、前記本
体装置に対し前記ヘッドを位置決めし、前記本体装置へ
の装着後に前記ヘッドから分離可能であることを特徴と
するインクジェットヘッド。 - 【請求項2】 前記ホルダは、前記ヘッドの保護部材で
あることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット
ヘッド。 - 【請求項3】 前記ホルダは、ノズルアレイ面を覆い、
かつ電極の面よりも突出していることを特徴とする請求
項2に記載のインクジェットヘッド。 - 【請求項4】 前記ホルダは、前記 ヘッドの前記本体装
置への装着を案内する案内部を備えることを特徴とする
請求項1に記載のインクジェットヘッド。 - 【請求項5】 前記ホルダは、前記本体装置への装着時
に位置決めする爪を備えることを特徴とする請求項1に
記載のインクジェットヘッド。 - 【請求項6】 インクを噴射する複数のインク噴射孔を
有するインクジェットヘッドをホルダに取り外し可能に
支持し、そのホルダをインクジェットヘッドとともに前
記本体装置に装着して、前記ヘッドを前記本体装置に装
着し、その後に前記ホルダを前記ヘッドから分離するこ
とを特徴とするインクジェットヘッドの装着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12873393A JP3106772B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | インクジェットヘッド及びその装着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12873393A JP3106772B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | インクジェットヘッド及びその装着方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06336008A JPH06336008A (ja) | 1994-12-06 |
JP3106772B2 true JP3106772B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=14992111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12873393A Expired - Lifetime JP3106772B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | インクジェットヘッド及びその装着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3106772B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3666491B2 (ja) | 2002-03-29 | 2005-06-29 | セイコーエプソン株式会社 | インクカートリッジ及び記録装置 |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP12873393A patent/JP3106772B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06336008A (ja) | 1994-12-06 |
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