JP3106744B2 - チッソリフロー装置 - Google Patents

チッソリフロー装置

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JP3106744B2 JP04318205A JP31820592A JP3106744B2 JP 3106744 B2 JP3106744 B2 JP 3106744B2 JP 04318205 A JP04318205 A JP 04318205A JP 31820592 A JP31820592 A JP 31820592A JP 3106744 B2 JP3106744 B2 JP 3106744B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子部品が搭載された基
板をコンベヤで搬送しながら、この電子部品の半田付け
を行うチッソリフロー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】基板に電子部品を実装するにあたって
は、基板に形成された銅箔などの回路パターンの電極部
にクリーム半田や半田メッキなどの半田を形成し、この
半田上に電子部品を搭載した後、この基板をリフロー装
置へ送り、基板をコンベヤで搬送しながら半田の加熱処
理が行われる。
【0003】従来、このような半田の加熱処理は、空気
を加熱して行われていたが、空気中には酸素が含まれて
いるので、銅箔などから成る回路パターンや半田などの
金属部が加熱されて酸化しやすく、酸化すると半田のヌ
レ性が低下し、電子部品を基板に良好に接着できなくな
りやすい問題があった。その改善策として、回路パター
ンや半田が酸化する虞れのない不活性ガス雰囲気中にお
いて加熱処理を行うチッソリフロー装置が知られてい
る。
【0004】以下、従来のチッソリフロー装置を説明す
る。図6は、従来のチッソリフロー装置の入口部付近の
断面図であって、ヒータ1およびファン2が配設された
加熱室3内を、コンベヤ4により基板5を搬送しなが
ら、このヒータ1により半田の加熱処理をする。6は基
板5に搭載された電子部品である。このとき、この加熱
室3内には、図外のチッソガス供給部からチッソガスN
2 が供給されている。また、この加熱室3の入口部7お
よび出口部(図外)の上部には、排気路8が設けられて
いる。この排気路8は、ヒータ1により約300℃に加
熱されて上昇気流となったチッソガスN2 が、入口部7
の開口9から外部へ流出するのを防いで回収するための
通路である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
高温のチッソガスN2 は、同図実線矢印のように上昇気
流となって排気路8へ流入することから、冷たい外部空
気Eは、同図破線矢印で示すように、このチッソガスN
2 の流れを避けるように、入口部7の底部7aに沿って
加熱室3内に流れ込み、このため加熱室3内の酸素濃度
が次第に高くなって、上述した回路パターンや半田の酸
化による弊害を起こすという問題点があった。このよう
な外部空気Eの流入は、図示しない出口部においても同
様に発生する。
【0006】また、従来のチッソリフロー装置として、
入口部7および出口部にシャッタを設け、基板5の出し
入れに応じてシャッタを開閉することにより、チッソガ
スの流出と外部空気の流入を防止するようにしたものが
知られているが、このようにすると装置が複雑化して制
御が面倒となり、また基板5を入口部7や出口部から出
し入れする際にはシャッタを一時的に開かねばならず、
その際に外部空気が加熱室内に流入してしまうという問
題点があった。
【0007】そこで本発明は、簡単な手段により、外部
空気が加熱室内に流入するのを防止できるチッソリフロ
ー装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、加
熱室の入口部と出口部の下壁に開口部を開口し、かつこ
の開口部からガスを吸引する吸引手段を設けたものであ
る。
【0009】
【作用】上記構成において、吸引手段を駆動すると、入
口部や出口部から加熱室外へ流出しようとする高温のチ
ッソガスは開口部から吸引手段側へ吸入される。また入
口部や出口部の下部に沿って加熱室内に流入しようとす
る外部空気はこのチッソガスに巻き込まれ、チッソガス
とともに吸引手段側へ吸入される。したがって、チッソ
ガスの回収と同時に外部空気の加熱室内への流入を防止
し、加熱室内の酸素濃度の上昇を防いで、十分な還元ガ
ス雰囲気中で半田付けをすることができる。
【0010】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。
【0011】図1はチッソリフロー装置の断面図であ
る。11は加熱室であり、その内部にはヒータ12、フ
ァン13が配設されている。14は加熱室11内に配設
されたコンベヤであって、電子部品6が実装された基板
5を入口部18から出口部19へ向かって搬送する。1
5はコンベヤ14の駆動用スプロケットである。16は
チッソボンベやチッソガス発生機などのチッソガス供給
部であって、パイプ17を通して加熱室11に不活性ガ
スであるチッソガスを供給する。次に図2、図3、図4
を参照しながら入口部18の構造を説明する。なお、出
口部19は入口部18と同構造である。
【0012】前記コンベヤ14はチェンコンベヤであっ
て、長尺のフレーム21に保持されている。入口部18
の上壁22には羽根板24が垂設されており、また下壁
23には羽根板25が立設されている。特に図4によく
示されるように、羽根板24、25の正面形状はコの字
形であって、コンベヤ14を包囲するように多数枚並設
されている。
【0013】図2及び図3において、下方の羽根板25
の断面形状はL字形であって、垂直な立片25aと水平
な脚片25bから成っている。この脚片25bは下壁2
3に溶接手段により固着されている。図2及び図4に示
すように、下壁23の下部にはチェンバー26が装着さ
れている。チェンバー26にはダクト27が接続されて
おり、このダクト27はファンを内蔵した吸引手段28
に接続されている(図1も参照)。図2および図3に示
すように、羽根板25の脚片25bには下壁23を貫通
する開口部29が開口されており、吸引手段28が駆動
すると、入口部18内のガスはチェンバー26に吸入さ
れ、更にダクト27を通って系外へ排出される。
【0014】図2に示されるように、上方の羽根板24
の長さは同じであるが、下方の羽根板25は、入口30
側の4枚は短く、奥側の3枚は高くなっており、このよ
うに高低差を付与することにより、入口30から侵入し
た外部空気Eが加熱室11内へ流入するのを効果的に防
止するようにしている。図2において、左向きの矢印は
加熱室11内から流出するチッソガスN2 の流れを示し
ており、また右向きの矢印は外部空気Eの流れを示して
いる。
【0015】このチッソリフロー装置は、上記のような
構成より成り、次に動作を説明する。図1において、基
板5は入口部18から加熱室11内へ入り、この加熱室
11内をコンベア14により搬送されながら、ヒータ1
2により半田が加熱処理された後、基板5は出口部19
から加熱室11外へ搬出される。
【0016】この作業中、加熱室11内にはチッソガス
供給部16からチッソガスN2 が供給されるが、オーバ
ーフローした高温のチッソガスN2 は、図2において矢
印で示すように、入口部18や出口部19から外部へ流
出しようとする。チッソガスN2 は高温であるので、図
2に示すように入口部18の上部に沿って入口30へ向
って流れるが、外部空気Eは低温であるので、図2に示
すようにチッソガスN2 の下方をかいくぐるようにして
入口部18の下部に沿って加熱室11の内部に侵入しよ
うとする。
【0017】ここで、吸引手段28が駆動しているた
め、チッソガスN2 は図示するように進路を変えて開口
部29からチェンバー26に吸入され、ダクト27を通
って系外へ排出される。また入口30から侵入してきた
外部空気EもこのチッソガスN2 に巻き込まれ、チッソ
ガスN2 とともにチェンバー26へ吸入されて系外へ排
出される。また奥側の羽根板25を入口30側の羽根板
25よりも高くしておくことにより、その遮蔽作用によ
り外部空気Eが加熱室11の内部へ侵入するのを効果的
にに阻止できる。
【0018】図5は入口部18の他の実施例を示してい
る。図示するように、上壁22に垂設された羽根板24
は入口30へ向って次第に長くなっており、また下壁2
3に立設された羽根板25は加熱室11へ向って次第に
高くなっている。したがってこのものも、外部空気Eは
羽根板24、25により加熱室11へ侵入するのは効果
的に阻止され、矢印にて示すようにチッソガスN2 に巻
き込まれてチッソガスN2 とともに開口部29からチェ
ンバー26ヘ吸入されて系外へ排出される。このように
羽根板の配設仕様は種々考えられる。なお、上記実施例
では入口部18のみを説明したが、出口部19も入口部
18と同じ構造であり、同様の作用が得られる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、入口部と
出口部の下部に設けられた下壁に開口部を開口し、かつ
この開口部からガスを吸引する吸引手段を設けているの
で、加熱室内に外部の空気が侵入するのを効果的に阻止
し、加熱室内の酸素濃度を低く維持して十分な不活性ガ
ス雰囲気中で半田の加熱処理を行うことができ、しかも
チッソガスの回収と外部空気の侵入防止を併せて達成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るチッソリフロー装置の
断面図
【図2】本発明の一実施例に係るチッソリフロー装置の
入口部の断面図
【図3】本発明の一実施例に係るチッソリフロー装置の
入口部の斜視図
【図4】本発明の一実施例に係るチッソリフロー装置の
入口部の正面図
【図5】本発明の他の実施例に係るチッソリフロー装置
の入口部の断面図
【図6】従来手段に係るチッソリフロー装置の要部断面
【符号の説明】
5 基板 6 電子部品 11 加熱室 12 ヒータ 14 コンベヤ 16 チッソガス供給部 18 入口部 19 出口部 23 下壁 28 吸引手段 29 開口部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒータが配設された加熱室と、加熱室の入
    口部から出口部へ電子部品が搭載された基板を搬送する
    コンベヤと、前記加熱室にチッソガスを供給するチッソ
    ガス供給部とを備え、前記入口部と前記出口部の上壁と
    下壁に前記コンベヤを包囲する羽根板を並設したチッソ
    リフロー装置において、前記入口部と前記出口部の下壁
    に開口部を開口し、かつ前記開口部からガスを吸引する
    吸引手段を設けたことを特徴とするチッソリフロー装
    置。
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