JP3106455B2 - 鋳型の湯口カッター - Google Patents
鋳型の湯口カッターInfo
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- JP3106455B2 JP3106455B2 JP06131115A JP13111594A JP3106455B2 JP 3106455 B2 JP3106455 B2 JP 3106455B2 JP 06131115 A JP06131115 A JP 06131115A JP 13111594 A JP13111594 A JP 13111594A JP 3106455 B2 JP3106455 B2 JP 3106455B2
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- Japan
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、生砂鋳型の自動湯口成
形装置に取付けられて湯口を切削形成するカッターに関
する。
形装置に取付けられて湯口を切削形成するカッターに関
する。
【０００２】
【従来の技術】上記湯口カッターとしては、例えば特公
平２−１６１８０号公報に開示されているようなものが
ある。これは通常、機械構造用炭素鋼の平板を逆Ｕ字状
に形成したカッター基材と、該カッター基材の曲線外縁
部に沿って接着された超鋼材、セラミックス等から成る
耐摩耗材とから構成されており、この湯口カッターを取
付け軸を中心として水平回転させつつ上昇させることに
より、鋳型の下面に逆椀状の湯口を切削形成している。
平２−１６１８０号公報に開示されているようなものが
ある。これは通常、機械構造用炭素鋼の平板を逆Ｕ字状
に形成したカッター基材と、該カッター基材の曲線外縁
部に沿って接着された超鋼材、セラミックス等から成る
耐摩耗材とから構成されており、この湯口カッターを取
付け軸を中心として水平回転させつつ上昇させることに
より、鋳型の下面に逆椀状の湯口を切削形成している。
【０００３】
【発明が解決しようとする問題点】ところで上記のよう
なカッターで湯口を形成する場合、硬い耐摩耗材のエッ
ジで鋳型を切削するため、形成された湯口の表面がボロ
ボロの粗面になり、鋳型への注湯時、ここから砂がこぼ
れて鋳型キャビティ内へ流入し、鋳造品に砂かみ欠陥を
発生させるという問題があった。
なカッターで湯口を形成する場合、硬い耐摩耗材のエッ
ジで鋳型を切削するため、形成された湯口の表面がボロ
ボロの粗面になり、鋳型への注湯時、ここから砂がこぼ
れて鋳型キャビティ内へ流入し、鋳造品に砂かみ欠陥を
発生させるという問題があった。
【０００４】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たものであり、鋳型の湯口表面を平滑に切削でき、従っ
て鋳型への注湯時に砂こぼれが発生しない湯口カッター
を提供することを目的としている。
たものであり、鋳型の湯口表面を平滑に切削でき、従っ
て鋳型への注湯時に砂こぼれが発生しない湯口カッター
を提供することを目的としている。
【０００５】
【問題点を解決するための手段】本発明は上記の目的を
達成するため、上部にほぼ逆Ｕ字状の曲線外縁部または
逆Ｖ字状の外縁部が形成されてほぼ逆椀状の軌跡を描い
て水平回転するようにされたカッタ−基材と、該カッタ
−基材の曲線外縁部に沿って取付けられた耐摩耗材とか
ら成る湯口カッタ−において、上記耐摩耗材の外縁を上
記カッタ−基材の曲線外縁よりも若干寸法内側に位置付
けると共に、上記カッタ−基材外縁部の水平断面形状を
上記耐摩耗材の切削エッジの回転軌跡に沿う形状にした
ことを特徴としている。
達成するため、上部にほぼ逆Ｕ字状の曲線外縁部または
逆Ｖ字状の外縁部が形成されてほぼ逆椀状の軌跡を描い
て水平回転するようにされたカッタ−基材と、該カッタ
−基材の曲線外縁部に沿って取付けられた耐摩耗材とか
ら成る湯口カッタ−において、上記耐摩耗材の外縁を上
記カッタ−基材の曲線外縁よりも若干寸法内側に位置付
けると共に、上記カッタ−基材外縁部の水平断面形状を
上記耐摩耗材の切削エッジの回転軌跡に沿う形状にした
ことを特徴としている。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。図１は本発明にかかる湯口カッターの正
面図、図２は図１のＡ−Ａ線における矢視図、図３は図
２Ｂ部の拡大図である。図において、１は機械構造用炭
素鋼の平板より成り、上部に逆Ｕ字状の曲線外縁部が形
成されたカッター基材であり、該カッター基材１の基部
は上向きに突出した水平回転軸２の先端にネジ固定され
ていて、該回転軸２の水平回転により、カッター基材１
の曲線外縁部が逆椀状の軌跡を描くようにされている。
細に説明する。図１は本発明にかかる湯口カッターの正
面図、図２は図１のＡ−Ａ線における矢視図、図３は図
２Ｂ部の拡大図である。図において、１は機械構造用炭
素鋼の平板より成り、上部に逆Ｕ字状の曲線外縁部が形
成されたカッター基材であり、該カッター基材１の基部
は上向きに突出した水平回転軸２の先端にネジ固定され
ていて、該回転軸２の水平回転により、カッター基材１
の曲線外縁部が逆椀状の軌跡を描くようにされている。
【０００７】上記カッター基材１における回転前面側の
曲線外縁部に沿って、工具鋼、セラミックス等より成る
耐摩耗材３が接着固定されている。該耐摩耗材３の外縁
部はカッター基材１の曲線外縁部と相似形にされてお
り、かつカッター基材１の曲線外縁よりも若干寸法（実
施例では２〜３mm）内側に引っ込むように位置調節され
ている。更に、上記カッター基材１における曲線外縁部
の水平断面形状は、図３に示す如く、耐摩耗材３の切削
エッジの回転軌跡に沿う形状にされている。なお上記カ
ッター基材１の上部外縁部及び上記耐摩耗材３の外縁部
の形状は、逆Ｖ字状に形成してもよい。
曲線外縁部に沿って、工具鋼、セラミックス等より成る
耐摩耗材３が接着固定されている。該耐摩耗材３の外縁
部はカッター基材１の曲線外縁部と相似形にされてお
り、かつカッター基材１の曲線外縁よりも若干寸法（実
施例では２〜３mm）内側に引っ込むように位置調節され
ている。更に、上記カッター基材１における曲線外縁部
の水平断面形状は、図３に示す如く、耐摩耗材３の切削
エッジの回転軌跡に沿う形状にされている。なお上記カ
ッター基材１の上部外縁部及び上記耐摩耗材３の外縁部
の形状は、逆Ｖ字状に形成してもよい。
【０００８】
【作用】上記のように構成された湯口カッターを使用し
て常法により鋳型の下面に逆椀状の湯口を切削形成する
場合、まず耐摩耗材３の切削エッジが鋳型を粗削りし、
次にカッター基材１の外縁部が切削粗面を均す。その結
果、湯口表面が平滑に仕上げられる。
て常法により鋳型の下面に逆椀状の湯口を切削形成する
場合、まず耐摩耗材３の切削エッジが鋳型を粗削りし、
次にカッター基材１の外縁部が切削粗面を均す。その結
果、湯口表面が平滑に仕上げられる。
【０００９】
【発明の効果】上記のような本発明によれば、鋳型の湯
口表面を平滑に切削でき、従って鋳型への注湯時に砂こ
ぼれが発生することがなく、鋳造品に砂かみ欠陥が発生
することもない。
口表面を平滑に切削でき、従って鋳型への注湯時に砂こ
ぼれが発生することがなく、鋳造品に砂かみ欠陥が発生
することもない。
【図１】本発明にかかる湯口カッターの正面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線における矢視図である。
【図３】図２Ｂ部の拡大図である。
１ カッター基材 ２ 水平回転軸 ３ 耐摩耗材
Claims (1)
- 【請求項１】上部にほぼ逆Ｕ字状の曲線外縁部または逆
Ｖ字状の外縁部が形成されてほぼ逆椀状の軌跡を描いて
水平回転するようにされたカッタ−基材１と、該カッタ
−基材１の曲線外縁部に沿って取付けられた耐摩耗材３
とから成る湯口カッタ−において、 上記耐摩耗材３の外縁が上記カッタ−基材１の曲線外縁
よりも若干寸法内側に位置付けられており、かつ上記カ
ッタ−基材１外縁部の水平断面形状が上記耐摩耗材３の
切削エッジの回転軌跡に沿う形状にされていることを特
徴とする鋳型の湯口カッタ−。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06131115A JP3106455B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 鋳型の湯口カッター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06131115A JP3106455B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 鋳型の湯口カッター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07314090A JPH07314090A (ja) | 1995-12-05 |
| JP3106455B2 true JP3106455B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=15050342
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06131115A Expired - Fee Related JP3106455B2 (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | 鋳型の湯口カッター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3106455B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5419484B2 (ja) * | 2009-02-09 | 2014-02-19 | メタルエンジニアリング株式会社 | 鋳型の湯口カッター |
-
1994
- 1994-05-20 JP JP06131115A patent/JP3106455B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07314090A (ja) | 1995-12-05 |
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Legal Events
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