JP3106398B2 - フロン回収装置 - Google Patents

フロン回収装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明はフロンを冷却液化
の状態で回収するフロン回収装置に関し、特に、被回収
フロンを冷却液化するために着脱可能な冷媒を用いるフ
ロン回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フロンはオゾン層を破壊することによ
り、今日、使用済みとなったクーラーや冷蔵庫及び廃
車、更には残ガスのある容器からフロンを逃すことなく
確実に回収することが地球規模で強く求められている。
又、フロンは冷却機器の冷媒として有用であることよ
り、使用済みとなったクーラーや冷蔵庫及び廃車等から
取出して再利用することが行われている。即ち、フロン
の回収が広く行われているが、この回収作業においても
フロンの漏れがなく回収できることが望ましいといえ
る。さて、被回収のフロンは、その取扱い体積を小さく
して回収することが望ましく、具体的には液化状態で回
収される。このフロンの回収の際の液化は、被回収のフ
ロンを凝縮することによって液化する方法と冷却するこ
とで液化する方法が考えられる。
【0003】従来、発動機又は電動機を有する圧縮液化
手段を備え、この手段によって被回収のフロンを凝縮す
ることによって液化して回収するフロン回収装置が数多
く知られている。しかし、圧縮液化手段を備えたフロン
回収装置は、装置全体が大掛かりで大型となる。他方、
例えば廃棄冷蔵庫のスクラップ場や廃車置き場といった
場所は、圧縮液化手段付きのフロン回収装置の持込みや
移動に十分な広さや通路が確保できていないことが多
い。従って、圧縮液化手段付きのフロン回収装置をスク
ラップ場等に持込んでフロン回収の作業を行うのには、
フロン回収装置の持込みや移動を簡便に行うことができ
ず、結果的にフロン回収の作業が繁雑になるという問題
があった。
【0004】又、圧縮液化手段付きのフロン回収装置は
その作動中、圧縮液化手段の操作が必要となって装置の
取扱いが煩雑であり、且つ、オペレータが常時その作動
を監視している必要があるために、取扱いそのものにオ
ペレータが長時間拘束されるという問題があった。更
に、圧縮液化手段付きのフロン回収装置は、その作動中
にエンジン音やモーター音を発するために回りに騒音害
を与えるという問題があった。殊に、フロン回収装置を
使用する現場が例えば病院や学校の近所といった閑静さ
を求められる場所である場合には、問題はより一層深刻
であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した問題を解決す
るために、被回収のフロンの液化を冷却することによっ
て液化する手段を備えてなるフロン回収装置が考えられ
る。加えて、冷却することで液化する手段において、冷
熱を供給するものとしてドライアイス等の冷媒が考えら
れる。斯かる構成のフロン回収装置においては、操作そ
のものも簡便であり、又、オペレータは常時その作動を
監視している必要がなく長時間の拘束という問題は生じ
ない。更に、装置の使用中に騒音を伴うという問題も生
じない。
【0006】しかしながら、斯かる構成のフロン回収装
置では、冷媒が供給する冷熱に限度があり、又、時間の
経過と共に回りに冷熱が奪われるために、装置が回収し
たフロンを液化状態で保存している際にその被回収液体
フロンが温度上昇してその体積が熱膨張する場合が生じ
る。
【0007】この場合、フロンを貯留する貯留タンクの
容積が被回収の液体フロンの体積より十分に大きけれ
ば、問題は生じない。しかし、作業現場への持込みや移
動の簡便さのために、貯留タンクはより小さいほど望ま
しい。又、貯留タンクが小さいほど体積に対する表面積
が大きくなって冷熱を効率よく供給し易く回収すべきフ
ロンの液化に好都合である。更に、供給すべき冷熱の供
給手段も小さいほど望ましい。従って、貯留タンクは、
大きければ貯留上のメリットもあるが、その大きさ、つ
まりその容量がある程度限定されることになる。
【0008】よって、容量の限定されている貯留タンク
に冷熱によってフロンを液化状態で回収した後、時間の
経過と共に冷媒による冷熱の供給が停止し更に冷熱が回
りに奪われて、被回収のフロンが温度上昇し熱膨張して
その体積が貯留タンクの容積よりも越えて大きくなる。
この際、装置内部は液封鎖の状態であることにより、過
剰高圧の状態になって結果的に装置そのものが破裂する
という問題の虞が生じる。
【0009】この発明は、上記の事情に鑑みてなされた
ものであって、装置そのもの大掛かりとならずよって
使用現場への持込みや移動を簡単に行うことができると
共に操作が簡便であってしかもオペレータの時間的拘束
が少なく、且つ、時間の経過と共に被回収の液化フロン
が温度上昇して熱膨張し、装置内部が過剰な高圧状態と
なって装置そのものが破裂するといった虞が生じること
のないフロン回収装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、回収された
液化フロンが温度上昇して熱膨張する際に、その膨張し
た分の液化フロンを収容する補助貯留タンクを備えてな
るフロン回収装置である。
【0011】この発明の詳細な構成は、フロンの被回収
側と連結する連結端と、回収されるフロンを貯留する貯
留タンクと、その貯留タンクを収納し、収納した際の貯
留タンクの近傍に冷媒を配設し得る冷媒配設部が備えら
れ、更に、冷媒配設部に冷媒を配設して収納時の貯留タ
ンクに冷熱を供給して貯留タンク内にフロンを冷却液化
状態で回収するためのタンク冷却手段と、前記連結端と
前記貯留タンクを流路で結ぶフロン回収通路が備えら
れ、加えて、上記貯留タンクに直接に若しくは間接に連
結され且つ上記タンク冷却手段の外部に配設され、貯留
タンク内に回収された冷却液化状態のフロンが温度上昇
によって体積膨張する際に貯留タンクの容積を越えた分
のフロンを収容して装置内部に生じる過剰高圧状態を吸
収するための補助貯留タンクが着脱可能に設けられてな
るフロン回収装置である。
【0012】つまり、この発明のフロン回収装置は、貯
留タンクに貯留されている冷却液化状態のフロンが時間
経過と共に温度上昇してその体積が熱膨張した際に、補
助貯留タンクに貯留タンクの容積を越えた分の液化フロ
ンを収容させ、装置内部が過剰な高圧状態になるのを回
避するように構成されている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、この発明の
実施の形態例を詳細に説明する。しかし、この実施の形
態例によって、この発明が限定されるものではない。
【0014】フロン回収装置1は図1に示すように、連
結端2と、貯留タンク3と、タンク冷却手段4と、フロ
ン回収通路5と、連成計6と、逆止弁7と、連結接続バ
ルブ8が備えられている。加えて、フロン回収装置1は
補助貯留タンク9が備えられている。
【0015】連結端2は、被フロン回収機器10と連結
するための端子であり、被フロン回収機器10の連結端
11と共働して開閉弁を構成する継手の構成となってい
る。尚、連結端2と連結端11は、ネジ式で着脱がなさ
れると共に、開閉弁が構成されている。
【0016】貯留タンク3は、回収されるフロンを貯留
するためのものである。貯留タンク3は、円筒形状であ
って、回収しようとするフロンの液化状態の容積より幾
分大きな容積に構成されている。貯留タンク3は、フロ
ン回収路5と螺合によって連結され、連結が解除される
際には封止状態が得られる構成になっている。
【0017】タンク冷却手段4は、断熱材である発泡ポ
リエチレン樹脂からなる容器形状部材12と、同じく発
泡ポリエチレン樹脂からなる蓋体13と、冷媒14から
主に構成されている。タンク冷却手段4において、容器
形状部材12は、貯留タンク3を収納し収納した際の貯
留タンク3の近傍に冷媒14を配設し得る冷媒配設部1
5が備えられている。尚、16は、容器形状部材12の
内部底部に形成された位置決め部でる。貯留タンク3を
位置決め部16に載置状態で位置決めすることにより、
冷媒14を冷媒配置部15に配設する際に貯留タンクが
大きく位置ズレを生じることがなく、よって、装置全体
に不当な力が掛かることがないので装置全体の劣化を抑
えることができる。
【0018】タンク冷却手段4は、冷媒配設部15に冷
媒14を配設することによって収納時の貯留タンク3に
冷熱を供給し、結果的に被回収のフロンを冷却液化状態
で貯留タンク3内に回収するためのものである。
【0019】ここで、冷媒14は具体的にはドライアイ
スが挙げられる。尚、冷媒14であるドライアイスは、
その昇華点温度が−78.5℃である。他方、回収すべ
きフロンの液化温度は、例えばフロン12では−29.
8℃であり、フロン22では−40.8℃である。
【0020】フロン回収通路5は、接続端2から貯留タ
ンク3までを結び、被フロン回収機器10からのフロン
を貯留タンク3まで導くためのものである。
【0021】接続端2から貯留タンク3間での間には、
フロン回収路5に連成計6、逆止弁7及び連結バルブ8
が介在されている。
【0022】連成計6は、被フロン回収機器10の残留
フロンの圧力を読取ると共に回収側に位置するフロン回
収通路5の真空度合いを読取るための圧力計である。
【0023】逆止弁7は、被フロン回収機器10から回
収側に流入した後、その逆流を防ぐためのものであっ
て、例えばインライン型のものが挙げられ。
【0024】連結接続バルブ8は、被フロン回収機器1
0とフロンの回収側(貯留タンク3の側)をこの部位に
よって接続・分離させ得るものである。連結接続バルブ
8は、連結が解除された際には流路が封止状態となるよ
うに構成されている。
【0025】補助貯留タンク9は、タンク冷却手段4の
外部に位置するフロン回収路5に連結され、貯留タンク
3と連結接続バルブ8の間に介在されている。補助貯留
タンク9は、フロン回収路5と螺合によって連結される
が、連結が解除された際には封止状態が得られる構成に
なっている。補助貯留タンク9は、時間の経過と共に冷
媒14からの冷熱の供給が不十分となって、貯留タンク
5内に回収された冷却液化状態のフロンの温度が上昇に
よって体積膨張する。この液化フロンが体積膨張した際
に、貯留タンク3の容積を越えた分の液化フロンを収容
するためのものである。
【0026】尚、17は、フロン回収路5に介在され連
結コネクタである。連結コネクタ17は、ネジ式で連結
の着脱がなされると共に開閉弁が構成されている。接続
コネクタ17は、連結を解除し且つフロン貯留手段(図
示省略)に連結することによって、回収され貯留タンク
3に貯留されている被回収フロンを前記フロン貯留手段
に移すことができる。
【0027】フロン回収装置1は、上述してように構成
されている。以下において、フロン回収装置1の使用を
詳述する。オペレータは、連結接続バルブ8を分離させ
た状態にして、カラ(真空)の状態若しくは残留量が極
めて少なく貯留能力の大きい貯留タンク3及び補助貯留
タンク9を、それぞれ螺合によってフロン回収路5の所
定の部位に連結する。ここで、この連結によって、貯留
タンク3及び補助貯留タンク9は共にフロン回収路5と
流路が通じた状態になっている。
【0028】次に、オペレータは、タンク冷却手段4の
容器形状部材12の所定位置に貯留タンク3を配置す
る。
【0029】続いて、オペレータは、タンク冷却手段4
の冷媒配設部15に冷媒14であるドライアイスを配設
し、蓋体13で冷媒配設部15を閉塞した後、フロン回
収装置1を被フロン回収機器10の近傍に移動する。更
に、貯留タンク3が冷媒14からの冷熱で十分に冷却さ
れていることを確かめた後、連結端2と被フロン回収機
器10の側の連結端11を螺合によって連結する。ここ
で、フロン回収装置1は、被フロン回収機器10と流路
が通じた状態になっている。
【0030】オペレータは、連結接続バルブ8を連結す
ると連結接続バルブ8は流路が確保された状態となっ
て、被フロン回収機器10はフロン回収路5を介して貯
留タンクと通じた状態になる。よって、被フロン回収機
器10内のフロンは、カラ(真空)の状態若しくは残留
量が極めて少なくて減圧状態で貯留能力の大きい貯留タ
ンク3へとフロン回収路5を介して流れる。
【0031】ここで、貯留タンク3及びその内部はタン
ク冷却手段4から冷熱の供給を受けてフロンの液化温度
以下になっているために、貯留タンク3内に回収された
気体状態のフロンは冷却されて液化し、その液化の状態
で貯留タンク内3に貯留されることになる。
【0032】続いて、オペレータは、フロン回収装置1
に被フロン回収機器10からフロンを回収させながら、
別のフロン回収装置(図示省略)を用意して他の被フロ
ン回収機器(図示省略)に連結してセットし、上述した
と同様の手順で新たなフロンの回収を行う。以下、同様
にして、フロンを回収すべき被フロン回収機器(図示省
略)にフロン回収装置(図示省略)をそれぞれ連結して
セットし、複数組のフロンの回収を連続して行う。
【0033】ここで、オペレータが最初に被フロン回収
機器10に連接しセットしたフロン回収装置の配置場所
に戻って来た処、連成計6が被フロン回収機器10の残
留フロンの圧力が回収され終えた値を示していた。
【0034】更に、オペレータが他のフロン回収装置を
使用してフロン回収の作業を行っている間に、冷媒14
の発する冷熱の供給が終了し、貯留タンク3への冷熱の
供給が停止状態になる場合が生じる。他方、それまでに
供給された冷熱がフロン回収装置1の回りに拡散し、よ
って貯留タンク3内に液化状態で貯留されていた被回収
フロンは温度上昇する。この際、被回収フロンは結果的
に熱膨張を生じて貯留タンク3内に容切らず、その一部
が貯留タンク3の外へとフロン回収路5に流出する場合
が生じる。
【0035】しかし、フロン回収装置1では、貯留タン
ク3からフロン回収路5へと流出した液化フロンは、フ
ロン回収路5を通って補助貯留タンク9内へと流入し貯
留される。従って、被回収フロンが温度上昇によって熱
膨張してその一部がフロン回収路5に逆流しても補助貯
留タンク9に収容貯留されるので、貯留フロン回収装置
1の内部が液封鎖状態を保ったままで過剰な高圧状態と
なることはなく、よって、装置そのものが破裂するとい
った虞は生じない。
【0036】オペレータは、フロン回収装置1を被フロ
ン回収機器10との連結を解除して所望の場所に持帰
り、更に、連結コネクタ17からフロン貯留手段に回収
したフロンを移変えることができる。斯かる作業におい
て、フロン回収装置1は補助貯留タンク9がない場合に
比べて内部圧力が低くなってるので、回収した液化状態
のフロンが突然に吹出して結果的に取扱い者に凍傷を負
わせるなどといった問題の生じる虞はない。
【0037】他方、フロン回収装置1は、上述したよう
に構成されており、被回収フロンを液化させるための手
段が冷媒14を含むタンク冷却手段4であることによ
装置の構成が簡便であり装置全体がコンパクトで軽
量化が可能であってフロン回収現場への持込みや現場内
での移動を簡便に行うことができるという効果も得られ
ている。
【0038】加えて、フロン回収装置1は、回収するフ
ロンを液化するための手段が冷媒14を含むタンク冷却
手段4であって冷媒14の供給する冷熱に委ねるだけで
よい構成であるから、被回収フロンの液化のための操作
は簡便であってしかも被回収フロンの液化を常時監視し
ている必要がなく、他の作業を平行して行うことができ
て作業効率が確保されるという効果も得られている。
【0039】フロン回収装置1において、貯留タンク3
及び補助貯留タンク9の容積は回収すべきフロンの量に
基づき適宜選択するのが望ましい。尚、ここで言う容積
の適宜選択とは、[従来の技術]及び[発明が解決しよ
うとする課題]等で既述した通り、装置の簡便化及び装
置全体の小型化が本願発明の前提であることにより、貯
留タンク3は回収すべき液化状態におけるフロンの体積
に対応して可能な限り小さい容積を選択することにな
り、他方、補助貯留タンク9は温度上昇による体積膨張
が生じた際の推測し得る増加の量に対応して可能な限り
小さい容積を選択することが相当である。又、フロン回
収装置1において、貯留タンク3の形状は冷媒14の形
状、冷媒配設部15の形状、製造の容易性等によって適
宜選択するのが望ましく、補助貯留タンク9の形状は製
造の容易性等によって適宜選択するのが望ましい。
【0040】フロン回収装置1において、タンク冷却手
段4の容器形状部材12と蓋体13は発泡ポリエチレン
樹脂から形成されているが、例えば発泡ポリスチレン樹
脂に外面を補強板でシールしてなるもののように、他の
材料で別の構造のものであってもよい。更には、タンク
冷却手段4の容器形状部材12と蓋体13の材料と形状
は、使用する冷媒14の化学的性質及び物理的性質に基
づき適宜選択するのが望ましい。
【0041】フロン回収装置1は、補助貯留タンク9は
連結端2と貯留タンク3の間への介在配置、つまり、連
結端2、補助貯留タンク9、貯留タンク3の順で配設さ
れている。しかし、連結端2、貯留タンク3、補助貯留
タンク9の順で配設された構成であってもよい。更に、
フロン回収装置1において、補助貯留タンク9は貯留タ
ンク3に隣合って配設されているが、その間に例えば連
結コネクタを配設させた構成でもよく、斯かる構成では
前記連結コネクタで切離して貯留タンク3及びタンク冷
却手段4を中心に取扱うことが出来る。
【0042】フロン回収装置1において、冷媒14はド
ライアイスであるが、液体窒素等であってもよい。
【0043】
【発明の効果】この発明は、被回収フロンを液化する手
段として冷媒を有するタンク冷却手段を備え、且つ、液
化状態の被回収フロンが温度上昇によって体積膨張して
貯留タンクの容積を超えた際にその容量を超えた液化状
態の被回収フロンを収容する補助貯留タンクを備えて構
成したことにより、装置全体をコンパクトで軽量に抑え
ることができることでフロン回収現場への持込みや移動
が簡便であり、又、操作が簡便でオペレータが長時間拘
束されることがないことでフロンの回収を他の作業と平
行して行うことができ、更に、被回収フロンが温度上昇
によって熱膨張しその一部が貯留タンクから流出ても補
助貯留タンクに収容貯留されることで装置そのものの内
部が過剰な高圧状態となって破裂するといった虞がな
く、同様に、補助貯留タンクがない場合に比べて装置そ
のものの内部圧力が過剰な高圧状態になることを回避す
ることができよって回収したフロンを別の容器に移変え
る際等に被回収フロンが劣化した連結コネクタから突然
に吹出して結果的に取扱い者に凍傷を負わせるなどとい
った問題の生じる虞がないという効果が得られている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示す構成説明図であ
る。
【符号の説明】
1 フロン回収装置 2 連結端 3 貯留タンク 4 タンク冷却手段 5 フロン回収路 9 補助貯留タンク 10 被フロン回収機器 14 冷媒

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロンの被回収側と連結する連結端と、
    回収されるフロンを貯留する貯留タンクと、その貯留タ
    ンクを収納し、収納した際の貯留タンクの近傍に冷媒を
    配設し得る冷媒配設部が備えられ、更に、冷媒配設部に
    冷媒を配設して収納時の貯留タンクに冷熱を供給して貯
    留タンク内にフロンを冷却液化状態で回収するためのタ
    ンク冷却手段と、前記連結端と前記貯留タンクを流路で
    結ぶフロン回収通路が備えられ、 加えて、上記貯留タンクに直接に若しくは間接に連結さ
    且つ上記タンク冷却手段の外部に配設され、貯留タン
    ク内に回収された冷却液化状態のフロンが温度上昇によ
    って体積膨張する際に貯留タンクの容積を越えた分のフ
    ロンを収容して装置内部に生じる過剰高圧状態を吸収す
    るための補助貯留タンクが着脱可能に設けられてなるフ
    ロン回収装置。
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