JP3106276B2 - 情報流量制限装置 - Google Patents

情報流量制限装置

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JP3106276B2
JP3106276B2 JP7522594A JP7522594A JP3106276B2 JP 3106276 B2 JP3106276 B2 JP 3106276B2 JP 7522594 A JP7522594 A JP 7522594A JP 7522594 A JP7522594 A JP 7522594A JP 3106276 B2 JP3106276 B2 JP 3106276B2
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信一 樋口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報を固定長の情報ブ
ロックとして交換・転送する伝送方式に従う交換機や多
重化装置などの通信制御装置において、制御装置入り回
線に到着する情報ブロックの流量を制限する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、情報化社会においては情報伝送の
役割が非常に大きく、多量の情報を高品質で効率よく伝
送する手段が重要である。情報を固定長の情報ブロック
に分割して伝送・交換する転送方式において、通信回線
利用者からの申告値に基づいて通信制御装置入り回線に
到着する情報ブロック流量のピークレートを監視し、申
告されたピークレートを越えて情報ブロックが到着した
場合、その通信制御装置における他の利用者の通信品質
が劣化するのを防ぐ目的で、その違反情報ブロックを廃
棄して情報流量を制限することが提案されている。
【0003】以下、従来の情報流量制限装置について説
明する。図5は従来の情報流量制限装置を備えた通信シ
ステムの一例の構成を示すブロック図である。図におい
て、51a、51b、51cは情報流量制限装置、52
a、52b、52cはそれぞれ通信回線利用者a、b、
cの通信端末、53は通信回線、54は複数の回線利用
者から到着する情報ブロックを多重化して通信回線53
へ送出する多重化装置、55は通信制御装置である。通
信回線利用者は通信開始に先立って回線利用期間におけ
る情報ブロック送出間隔の最小値を情報流量制限装置5
1に申告する。
【0004】上記構成において、情報量制限の動作につ
いて説明する。図6は従来の情報流量制限装置の動作を
示すフローチャートである。なお、図7は情報流量のピ
ークレート違反検出方法を説明するために、図5に示し
た通信回線上のS点、T点に到着する情報ブロックの時
系列パターンを示した説明図である。ステップ61にお
いて、情報流量制限装置51aは通信開始に先立って回
線利用者から情報ブロックの最小送出間隔T0 を申告さ
れる。ステップ62において、情報流量制限装置は、申
告された最小送出間隔T0 からあらかじめ設定された監
視時間の補正値tを減ずることにより、ピークレートの
監視時間幅(T0−t) を設定する。この監視時間の補
正は、多重化装置54を通過するときに発生する遅延揺
らぎによって、回線利用者から送出された情報ブロック
の到着間隔が変動し、回線利用者が情報流量のピークレ
ート申告値を違反していないにもかかわらず誤って違反
と判定することを防ぐ目的で行われる。
【0005】通信開始後、ステップ63において、情報
流量制限装置は情報ブロックの到着タイミングごとに監
視時間(T0−t) に到着した情報ブロック数を計数
し、ステップ64において計数値と1を比較し、計数値
が1より大きい場合は情報流量のピークレートに違反が
あったものとして(図7参照)ステップ65に移行し、
その情報ブロックを廃棄する。以上の動作を回線利用全
期間において繰り返すことにより、回線利用者が送出す
る情報ブロックについて、利用者によって申告される情
報ブロックの最小送出間隔T0 と多重化装置通過時に生
じる情報ブロック到着間隔の時間変動を許容する監視時
間の補正値tによって決定される監視時間(T0 −t)
を違反監視の単位時間として、監視時間内に到着する情
報ブロック数を計数し、閾値である1と比較することに
よって情報流量のピークレートに関する違反を監視し、
違反した情報ブロックを廃棄することにより通信制御装
置55に入力される情報流量を制限することが可能とな
る。他の情報流量制限装置51b,51cの動作につい
ても同じである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の情報
流量制限装置では、常に一定の監視時間を用いて情報流
量のピークレートを監視して、それに違反する情報ブロ
ックを常に廃棄するので、通信制御装置55においてそ
の利用者から流入する情報ブロックが他の利用者の通信
品質劣化の要因とならない情報流量である場合において
も違反情報ブロックを廃棄することになり、通信制御装
置55を効率よく利用していない状態が発生するという
問題があった。
【0007】本発明は上記の課題を解決するもので、通
信制御装置の利用状況に応じて違反判定基準を設定し、
通信品質を損なうことなく、かつ通信制御装置を効率よ
く使用することを可能とする情報流量制限装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、情報を分割した固定長の情報ブロックを
通信回線から入力し、前記情報ブロックを転送および交
換する通信制御装置の入り回線に前記情報ブロックの流
量を制限して出力する情報流量制限装置において、前記
入り回線が接続される前記通信制御装置の出力バッファ
内に滞留する情報ブロック数を計数するバッファ量計数
手段と、前記出力バッファの輻輳状態を判定するための
1個ないし複数個の相異なる閾値を記憶する輻輳判定用
記憶手段と、前記バッファ量計数手段の計数値を情報ブ
ロックの到着タイミングごとに前記閾値と比較して前記
出力バッファの輻輳状態を段階的に判定する輻輳状態判
定比較手段と、通信回線利用者からあらかじめ申告され
る情報ブロックの最小送出間隔値を記憶する送出間隔記
憶手段と、相異なる複数個の監視時間補正値を記憶する
監視時間補正値記憶手段と、通信回線から到着する情報
ブロックを検出する情報ブロック検出手段と、前記情報
ブロックの到着の有無履歴を情報ブロック受信タイミン
グごとにビット列として記憶する到着履歴記憶手段と、
前記出力バッファの輻輳状態に基づいて前記複数個の監
視時間補正値の中から1つを情報ブロックの到着タイミ
ングごとに選択する監視時間補正値選択手段と、前記送
出間隔記憶手段に記憶された最小送出間隔値から前記選
択された監視時間補正値を減算して監視時間を算出する
監視時間演算手段と、前記監視時間を表すマスクビット
列を生成するマスク生成手段と、前記履歴のビット列と
前記マスクビット列とにより前記監視時間内に到着した
情報ブロックを抽出して表す到着ビット列を生成するマ
スク手段と、前記到着ビット列が示す到着情報ブロック
数を計数して計数値が1を超えた場合に違反検出信号を
出力する違反検出手段と、前記違反検出信号を入力した
ときに対応する情報ブロックを廃棄する廃棄制御手段と
を備え、前記監視時間を前記通信制御装置の出力バッフ
ァの輻輳状態が大きいほどくなるように設定し、その
監視時間内に到着する情報ブロック数を監視するととも
に、前記監視時間内に1個を越えて入力した情報ブロッ
クを廃棄することにより、前記通信制御装置の出力バッ
ファの輻輳状態に対応したピークレートに情報量を制限
して前記通信制御装置の入り回線に出力するようにした
情報流量制限装置である。
【0009】
【作用】本発明は上記の構成において、輻輳状態判定比
較手段がバッファ量計数手段が検出した通信制御装置の
出力バッファにおける滞留情報ブロック数を輻輳判定用
記憶手段に記憶してある閾値と比較して出力バッファの
輻輳状態を段階的に判断し、監視時間補正値選択手段が
前記輻輳状態に対応して、輻輳状態が大きいほど小さ
監視時間補正値を監視時間補正値記憶手段から1つ選択
する。監視時間演算手段は送出間隔記憶手段にあらかじ
め通信回線利用者の申告により記憶してある最小送出間
隔から前記選択した監視時間補正値を減算して監視時間
を算出する。一方、情報ブロック検出手段は通信回線か
ら到着する情報ブロックを検出し、到着履歴記憶手段は
情報ブロックの到着の有無に対応するビットを到着ごと
に発生してビット列を生成することにより情報ブロック
の到着履歴を示すビット列を生成する。また、マスク生
成手段は前記監視時間に対応するマスクビット列を生成
し、マスク手段が履歴ビット列とマスクビット列とによ
り監視時間内に到着した情報ブロックに対応する到着ビ
ット列を生成する。違反検出手段は到着ビット列のビッ
トの数により監視時間内に到着した情報ブロック数を計
数し、1個を越えた場合には違反検出信号を出力する。
廃棄制御手段は違反検出信号を入力したときの情報ブロ
ックを廃棄する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の情報流量制限装置の一実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は本実施例の情報流量制限装置を備え
た通信システムの構成を示すブロック図である。図にお
いて、1a、1b、1cはそれぞれ通信回線利用者a、
b、cの通信端末装置、2a、2b、2cはそれぞれ通
信回線、3a、3b、3cはそれぞれ通信制御装置5の
出回線、4a、4b、4cはそれぞれ多重化装置であ
り、たとえば、多重化装置4aは複数の回線利用者a、
b、cから到着する情報ブロックを多重化して通信回線
2aに送出する。他の多重化装置4b、4cについても
同様である。通信制御装置5は、出回線3a、3b、3
cに対する出力バッファ6a、6b、6cを備えてい
る。また、8a、8b、8cはそれぞれ本発明の情報流
量制限装置、10a、10b、10cはそれぞれ通信制
御装置5の入り回線である。なお、情報流量制限装置8
a、8b、8cの構成はいずれも同じである。
【0012】図2は本発明の情報流量制限装置の構成を
示すブロック図である。7は通信制御装置5の出力バッ
ファ6に滞留する情報ブロック数を計数するバッファ量
計数装置である。11は情報ブロック検出器であり、情
報ブロックの受信タイミングごとに通信回線2を監視
し、情報ブロック到着の有無に対応して1または0をシ
フトレジスタ12に書き込む。シフトレジスタ12は通
信回線2から到着する情報ブロックの到着履歴をビット
列として保持し、情報ブロックの到着タイミングごとに
保持内容を1ビットずつシフトする。13は通信制御装
置5の出力バッファ6の輻輳状態を判定するための閾値
を記憶する輻輳判定用レジスタであり、本実施例では1
個の閾値B0 が設定される。14は輻輳判定比較器であ
り、情報ブロック受信タイミングごとに、バッファ量計
数装置7が計数保持しているバッファ6内の滞留情報ブ
ロック数を輻輳判定用レジスタ13に保持されるている
輻輳判定の閾値B0 と比較し、バッファ量計数装置7の
保持値が閾値B0 を越えた場合に出力バッファ6が輻輳
していると判定して輻輳判定信号を発生する。
【0013】15はT0 レジスタであり、通信開始に先
立って通信回線利用者により申告される情報ブロックの
最小送出間隔T0 を保持する。16は監視時間補正値を
記憶する監視時間補正用レジスタであって、本実施例で
は監視時間補正値を2個とし、16aと16bがそれぞ
れ所定の監視時間の補正値t0とt1(ただし、t0>t
1)をあらかじめ設定されて保持している。17は監視
時間補正値を前記輻輳判定信号により選択するセレクタ
であり、通信制御装置5の出力バッファが輻輳している
場合には監視時間補正用レジスタ16bから補正値t1
を、また、輻輳していない場合には監視時間補正用レジ
スタ16aから補正値t0 を読み込み保持する。18は
監視時間を演算する減算器であり、情報ブロック到着タ
イミングごとに、T0 レジスタ15に保持された情報ブ
ロックの最小送出間隔T0 から、セレクタ17に保持さ
れた監視時間の補正値を減算し、監視時間Tとして保持
する。19はマスクビットを生成するマスク生成器であ
り、情報ブロック受信タイミングごとに減算器18に保
持された監視時間Tを読み込み、マスクパターンとして
1がT個連続するビット列(111・・・11000・
・・00)を生成し、これを保持する。
【0014】20はマスク装置であり、情報ブロック受
信タイミングごとにマスク生成器19に保持されるマス
クビット列とシフトレジスタ12に保持される情報ブロ
ックの到着履歴を示すビット列とのビットごとの論理積
を演算し、監視時間内に到着した情報ブロックに対応す
るビットを有するビット列を演算して保持する。21は
監視時間T内に到着した情報ブロック数を計数する加算
器であり、マスク装置20に保持されるビット列のうち
情報ブロックの到着を示すビットの数を情報ブロックの
到着ごとに計数し、その計数値が1よりも大きかった場
合は違反検出信号を発生する。22は廃棄制御装置であ
り、加算器21から違反検出信号を受信したとき、対応
する情報ブロックを廃棄する。
【0015】以下、上記構成の情報流量制限装置の動作
について図面を参照しながら説明する。図3は本実施例
の情報流量制限装置の動作を示すフローチャートであ
る。初期状態において、輻輳判定用レジスタ13にはバ
ッファ6の輻輳を判定する閾値B0 が設定され、シフト
レジスタ12および加算器21の保持内容が0に初期化
される。また、監視時間補正用レジスタ16a、16b
には、情報ブロックが多重化装置を通過するときに発生
する遅延ゆらぎのために情報流量制限装置への情報ブロ
ックの到着間隔が変動することによって、その情報流量
制限装置において情報流量のピークレートに関する違反
の誤検出を防ぐことを目的とする監視時間補正値とし
て、それぞれt0 とt1 (ただし、t0 >t1) が設定
される。さらに、ステップ31において、通信開始に先
立ち利用者によって申告される情報ブロックの最小送出
間隔T0 がT0 レジスタ15に設定される。
【0016】通信開始後、ステップ32において、情報
ブロック検出器11は通信回線を情報ブロックの受信タ
イミングごとに監視し、情報ブロック到着を検出した場
合はステップ33に移行して1をシフトレジスタ12に
設定し、到着を検出しなかった場合はステップ34に移
行して0をシフトレジスタ12に設定する。したがっ
て、シフトレジスタ12には、情報ブロックの到着履歴
が到着の有無を1と0とで表すビット列として保持され
る。つぎに、ステップ35において、輻輳判定比較器1
4は、情報ブロック受信タイミングごとに出力バッファ
6内に滞留する情報ブロック数を計数したバッファ量計
数装置7が保持する情報ブロック数を、輻輳判定用レジ
スタ13に保持される輻輳判定のための閾値B0 と比較
することにより出力バッファ6の輻輳状況を判定し、輻
輳判定信号をセレクタ17に通知する。セレクタ17は
輻輳判定比較器14から輻輳検出を通知された場合はス
テップ36に移行して監視時間補正用レジスタ16bに
保持された監視時間補正値t1 を、また、輻輳非検出を
通知された場合はステップ37に移行して監視時間補正
用レジスタ16aに保持された監視時間補正値t0 を読
み込んで保持する。
【0017】また、減算器18は情報ブロックの到着タ
イミングごとに、T0 レジスタに保持された通信回線利
用者から申告される情報ブロックの最小送出間隔T0 か
ら、セレクタ17に保持された監視時間補正値t0 また
はt1 を減算し、結果を監視時間Tとして保持する。し
たがって、減算器18には情報ブロックの到着タイミン
グごとに、出力バッファ6が輻輳状態にある場合は監視
時間としてT=(T0−t1) が保持され、また、出力
バッファが非輻輳状態にある場合は監視時間としてT=
(T0−t0)が保持される。マスク生成器19は情報ブ
ロック受信タイミングごとに、減算器18に保持される
監視時間Tを読み込み、連続するT個の1により監視時
間Tを表すビット列(111・・・110・・・0)を
マスクパターンとして生成する。
【0018】つぎに、ステップ38において、マスク装
置20はシフトレジスタ12に保持された到着履歴を表
すビット列とマスク生成器19に保持された監視時間T
を表すマスクビット列とのビットごとの論理積を演算
し、結果を保持することにより、監視時間T内の情報ブ
ロックの到着履歴を抽出し、これを保持する。つぎにス
テップ39において、加算器21は情報ブロックの到着
タイミングごとに、その保持内容が0に初期化され、マ
スク装置20に保持されるビット列のうち情報ブロック
の到着を表すビット数を計数することにより監視時間T
に到着した情報ブロック数の合計を得、その計数値が1
よりも大きかった場合には情報流量のピークレートに違
反があったものとして違反検出信号を発生する。ステッ
プ40において、廃棄制御装置22は加算器21から違
反検出信号を受信するとその情報ブロックを廃棄する。
ステップ41において、通信が終了したか否かをチェッ
クし、通信が終了していない場合にはステップ32に戻
る。
【0019】以上の動作を通信回線利用者の回線利用全
期間にわたり繰り返すことによって、通信制御装置5内
の出力バッファ6の輻輳状況に応じて監視時間を動的に
設定し、適応的に設定される違反判定条件に基づいて情
報流量のピークレートに関する違反を情報ブロックの到
着タイミングごとに監視することによって、情報ブロッ
クの選択的廃棄制御を行うことが可能となり、出力バッ
ファ6の輻輳状況に応じた情報流量の制限を行うことが
可能となる。
【0020】図4は本実施例の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。図4(a)は通信回線から入
力する情報ブロックの到着状態を時系列で示す。また、
図4(b)は通信制御装置の出力バッファは輻輳してい
る場合のシフトレジスタの内容を示しており、最小送出
間隔T0 が6であり、監視時間補正値t1=1 として監
視時間TをT=6−1=5とした場合にシフトレジスタ
に保持されるビット列を示し、監視時間T内に情報ブロ
ックが2個到着した場合にその情報ブロックを廃棄す
る。なお、シフトレジスタの内容を情報ブロックの到着
タイミングに合わせて1ビットづつずらせて描いてあ
る。また、図4(b)は通信制御装置の出力バッファが
輻輳していない場合のシフトレジスタの内容を示してお
り、監視補正時間t0 を3として、監視時間TをT=6
−3=3とした場合に保持されるビット列を示し、図4
(a)に示した情報ビット列が到着しても、廃棄が発生
しないようになっている。すなわち、輻輳していない場
合には情報量の制限を緩めていることがわかる。
【0021】なお、本実施例においては出力バッファの
輻輳判定の閾値が1つの場合について説明したが、2つ
以上の閾値を設定することも可能であり、その場合は出
力バッファの輻輳状態をさらに細かい判定条件に基づい
て違反情報ブロックを廃棄するため、より出力バッファ
の輻輳状態を反映した情報流量の制限が可能となる。
【0022】また、バッファ量計数装置を情報流量制限
装置の中に設けたが、通信制御装置の出力バッファに付
属して設け、滞留する情報ブロック数を情報流量制限装
置に与えるようにしてもよいことは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、情報を分割した固定長の情報ブロックを通信回線か
ら入力し、前記情報ブロックを転送および交換する通信
制御装置の入り回線に前記情報ブロックの流量を制限し
て出力する情報流量制限装置において、前記入り回線が
接続される前記通信制御装置の出力バッファ内に滞留す
る情報ブロック数を計数するバッファ量計数手段と、前
記出力バッファの輻輳状態を判定するための1個ないし
複数個の相異なる閾値を記憶する輻輳判定用記憶手段
と、前記バッファ量計数手段の計数値を情報ブロックの
到着タイミングごとに前記閾値と比較して前記出力バッ
ファの輻輳状態を段階的に判定する輻輳状態判定比較手
段と、通信回線利用者からあらかじめ申告される情報ブ
ロックの最小送出間隔値を記憶する送出間隔記憶手段
と、相異なる複数個の監視時間補正値を記憶する監視時
間補正値記憶手段と、通信回線から到着する情報ブロッ
クを検出する情報ブロック検出手段と、前記情報ブロッ
クの到着の有無履歴を情報ブロック受信タイミングごと
にビット列として記憶する到着履歴記憶手段と、前記出
力バッファの輻輳状態に基づいて前記複数個の監視時間
補正値の中から1つを情報ブロックの到着タイミングご
とに選択する監視時間補正値選択手段と、前記送出間隔
記憶手段に記憶された最小送出間隔値から前記選択され
た監視時間補正値を減算して監視時間を算出する監視時
間演算手段と、前記監視時間を表すマスクビット列を生
成するマスク生成手段と、前記履歴のビット列と前記マ
スクビット列とにより前記監視時間内に到着した情報ブ
ロックを抽出して表す到着ビット列を生成するマスク手
段と、前記到着ビット列が示す到着情報ブロック数を計
数して計数値が1を超えた場合に違反検出信号を出力す
る違反検出手段と、前記違反検出信号を入力したときに
対応する情報ブロックを廃棄する廃棄制御手段とを備
え、前記監視時間を前記通信制御装置の出力バッファの
輻輳状態が大きいほどくなるように設定し、その監視
時間内に到着する情報ブロック数を監視するとともに、
前記監視時間内に1個を越えて入力した情報ブロックを
廃棄することにより、前記通信制御装置の出力バッファ
の輻輳状態に対応したピークレートに情報量を制限して
前記通信制御装置の入り回線に出力するようにしたこと
により、時間的に変動する通信制御装置出力バッファの
輻輳状況に対応して通信回線から流入する情報ブロック
流入量を監視するための監視時間を設定し、違反情報ブ
ロックを出力バッファの輻輳状態に対応して廃棄するよ
うに制御することにより、通信制御装置の他の利用者の
通信品質を劣化させることなく通信制御装置を効率よく
使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報流量制限装置を備えた通信システ
ムの構成を示すブロック図
【図2】本発明の情報流量制限装置の一実施例の構成を
示すブロック図
【図3】本発明の情報流量制限装置の一実施例の動作を
示すフローチャート
【図4】本発明の情報流量制限装置の一実施例の動作を
説明するためのタイミングチャート
【図5】従来の情報流量制限装置を備えた通信システム
の構成を示すブロック図
【図6】従来の情報流量制限装置の動作を示すフローチ
ャート
【図7】従来の情報流量制限装置の動作を説明するため
のタイミングチャート
【符号の説明】
2 通信回線 3 出回線 5 通信制御装置 6 出力バッファ 7 バッファ量計数装置(バッファ量計数手段) 8 情報流量制限装置 10 入回線 11 情報ブロック検出器(情報ブロック検出手段) 12 シフトレジスタ(到着履歴記憶手段) 13 輻輳判定用レジスタ(輻輳判定用記憶手段) 14 輻輳判定比較器(輻輳状態判定比較手段) 15 T0 レジスタ(送出間隔記憶手段) 16 監視時間補正用レジスタ(監視時間補正値記憶手
段) 17 セレクタ(監視時間補正値選択手段) 18 減算器(監視時間演算手段) 19 マスク生成器(マスク生成手段) 20 マスク装置(マスク手段) 21 加算器(違反検出手段) 22 廃棄制御装置(廃棄制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56 H04L 29/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を分割した固定長の情報ブロックを
    通信回線から入力し、前記情報ブロックを転送および交
    換する通信制御装置の入り回線に前記情報ブロックの流
    量を制限して出力する情報流量制限装置において、前記
    入り回線が接続される前記通信制御装置の出力バッファ
    内に滞留する情報ブロック数を計数するバッファ量計数
    手段と、前記出力バッファの輻輳状態を判定するための
    1個ないし複数個の相異なる閾値を記憶する輻輳判定用
    記憶手段と、前記バッファ量計数手段の計数値を情報ブ
    ロックの到着タイミングごとに前記閾値と比較して前記
    出力バッファの輻輳状態を段階的に判定する輻輳状態判
    定比較手段と、通信回線利用者からあらかじめ申告され
    る情報ブロックの最小送出間隔値を記憶する送出間隔記
    憶手段と、相異なる複数個の監視時間補正値を記憶する
    監視時間補正値記憶手段と、通信回線から到着する情報
    ブロックを検出する情報ブロック検出手段と、前記情報
    ブロックの到着の有無履歴を情報ブロック受信タイミン
    グごとにビット列として記憶する到着履歴記憶手段と、
    前記出力バッファの輻輳状態に基づいて前記複数個の監
    視時間補正値の中から1つを情報ブロックの到着タイミ
    ングごとに選択する監視時間補正値選択手段と、前記送
    出間隔記憶手段に記憶された最小送出間隔値から前記選
    択された監視時間補正値を減算して監視時間を算出する
    監視時間演算手段と、前記監視時間を表すマスクビット
    列を生成するマスク生成手段と、前記履歴のビット列と
    前記マスクビット列とにより前記監視時間内に到着した
    情報ブロックを抽出して表す到着ビット列を生成するマ
    スク手段と、前記到着ビット列が示す到着情報ブロック
    数を計数して計数値が1を超えた場合に違反検出信号を
    出力する違反検出手段と、前記違反検出信号を入力した
    ときに対応する情報ブロックを廃棄する廃棄制御手段と
    を備え、前記監視時間を前記通信制御装置の出力バッフ
    ァの輻輳状態が大きいほど長くなるように設定し、その
    監視時間内に到着する情報ブロック数を監視するととも
    に、前記監視時間内に1個を超えて入力した情報ブロッ
    クを廃棄することにより、前記通信制御装置の出力バッ
    ファの輻輳状態に対応したピークレートに情報量を制限
    して前記通信制御装置の入り回線に出力するようにした
    情報流量制限装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0549170U (ja) * 1991-11-28 1993-06-29 フジオーゼックス株式会社 ガス式肉盛溶接装置

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