JPH07273771A - ウィンドウ型セル流量監視装置 - Google Patents

ウィンドウ型セル流量監視装置

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JPH07273771A
JPH07273771A JP6482194A JP6482194A JPH07273771A JP H07273771 A JPH07273771 A JP H07273771A JP 6482194 A JP6482194 A JP 6482194A JP 6482194 A JP6482194 A JP 6482194A JP H07273771 A JPH07273771 A JP H07273771A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1回線当たりの監視対象コネクション数が、
膨大になる可能性のあるATM通信網において、申告値
違反判定回路部を全監視対象コネクション間で共通に使
用できること。 【構成】 セルが到着したセルの到着時刻が、監視区間
のウィンドウ開始時刻STWからリセット猶予時間指定
定数K以上であれば、演算回路123とレジスタ125
により、セル計数値Xのリセット処理の更新がされ、ま
た、加算回路124とレジスタ126により、セルが到
着したセルの到着時刻が監視区間のウィンドウ開始時刻
STWに更新される。これら更新したセル計数値Xと監
視区間のウィンドウ開始時刻STWとは、管理テーブル
によって、記憶される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、非同期転送モード型
の通信網において、セルが通信帯域の申告値通りに送ら
れてきているか否かを監視するウィンドウ型セル流量監
視装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】近年、情報通信の分野においては、通信ニ
ーズの多様化に伴い、情報を高速・広帯域で交換、転送
可能な高速広帯域サービス統合ディジタル通信網(以
下、B−ISDNという)の実用化が進められている。
このB−ISDNにおいては、情報転送方式として非同
期転送モード(以下、ATMという)が採用されてい
る。このATM通信において、情報は、セルと呼ばれる
固定長のパケットで転送、交換される。この場合、セル
の転送先は、各セル毎に付与される相手先アドレス情報
に基づいて識別される。
【0003】このような構成においては、従来の時分割
方式の回線交換とは異なり、各端末は空いている時間軸
上のスロットの任意位置にセルを送出することができ
る。このため、網には、想定していた以上のセルが集中
して流入してくる可能性がある。
【0004】そこで、このATM通信においては、あら
かじめ、各端末に使用する、例えば、ピークセルレート
や平均セルレート等のセル通信帯域を通信開始前に申告
させ、通信中は各端末が申告値通りにセルを送って居る
か否かを、網の入り口部分で監視することとしている。
このセル通信帯域の監視機能は、一般に使用量パラメー
タ制御(以下、UPCという)と呼ばれている。
【0005】従来、このUPC方式としては、いくつか
提案されている。そのうちの1つとして、クレジット付
きジャンピングウィンドウ方式(以下、CJW方式とい
う)がある。この方式は、通信帯域の申告値により規定
される時間幅(以下、ウィンドウという)を有する監視
区間を、順次時間軸上に設定し、各ウィンドウ区間内で
の到着セルの計数により、流入セル量が通信帯域の申告
値を、満足しているか否かを判定するものである。
【0006】図2は、CJW方式におけるウィンドウ区
間の設定の仕方と、セル計数過程を示すタイムチャート
である。図中において、Ci(i=1,2,...,
8)は、セルである。なお、図2には、このCiとし
て、同一端末から送出された同一コネクション内の到着
セルを示している。Tj(j=1,2,3)は、CJW
方式のウィンドウ区間を表している。CJW方式では、
図2に示す様に、各ウィンドウ区間Tjは、1つ前のウ
ィンドウ区間Tj−1の終了後即時設定される。
【0007】到着セル流量が通信帯域の申告値を満足し
ているか否かは、各ウィンドウ区間Tj毎に到着したセ
ルを計数し、このセル計数値が通信帯域の申告値により
規定される上限値THを越えたか否かを判定することに
より判断される。各ウィンドウ区間の更新時には、セル
計数値から上限値THより小さい許容値Nを差し引いた
値が新たなウィンドウ区間での到着セル計数値の初期値
となる。即ち、許容値Nを越えて流入したセルは、申告
値を違反したとはされず、UPC装置を通過できること
となる。但し、許容値Nを越えた分のセルは、見掛け
上、次のウィンドウ区間での処理に回されたことにな
り、次のウィンドウ区間のセル計数値に繰上げされる。
【0008】ウィンドウ区間=9[セル時間]、許容値
N=2[セル]、上限値TH=3[セル]の例を図2を
用いて説明する。ウィンドウ区間T1では、まず、セル
C1が到着している。次いで、ウィンドウ区間T1で
は、セルC2が到着している。これら、セルC1、セル
C2は、許容値2を越えていないため、そのまま交換処
理される。次いで、ウィンドウ区間T1では、セルC3
が許容値2を越えて到着している。このセルC3は、許
容値2を越えて到着しているので、次のウィンドウ区間
であるウィンドウ区間T2で交換処理される。このこと
により、ウィンドウ区間T2では、各々セル計数値が上
限値THと許容値Nの差である1に初期化されることに
なる。ウィンドウ区間T2では、セルC4が到着する
と、セル計数値は2となる。また、ウィンドウ区間T2
では、セルC6が到着すると、セル計数値4となり、上
限値3を越えている。
【0009】CJW方式では、このセル計数値が上限値
THを越えないセルは、通信帯域の申告値を満足してい
るセル(以下、正常セルという)とみなされる。この正
常セルは、そのまま交換処理に供される。これに対し、
セル計数値が許容値THを越えて流入してきたセルは、
申告値を違反したセル(以下、違反セルという)とみな
される。この違反セルは、廃棄処分等の処理を受ける。
【0010】図3は、前述したCJW方式の構成を示す
ブロック図である。図3に示す装置は、選択回路(SE
L)311〜314、演算回路(ALU)315、レジ
スタ(REG)316、比較回路(COMP)317、
セル検出回路318、制御回路319、及び違反セル処
理回路320から構成されている。
【0011】ウィンドウ区間中、選択回路311、31
3、そして演算回路315は、到着セルの計数処理を行
う。比較回路317は、ウィンドウ区間中、セル計数値
Xが上限値THに達したか否かを監視し、ウィンドウ区
間終了時にはセル計数値Xが許容値Nを越えているか否
かを判定する。選択回路312、313、そして演算回
路315は、ウィンドウ区間終了時に、次のウィンドウ
区間のセル計数値Xの初期値を、比較回路317の判定
結果に基づき決定する。セル検出回路318は、セルの
受信信号から、UPC監視対象のセルを検出し、制御回
路319に通知する。制御回路319は、セル検出回路
318と、図示していないタイマ回路との出力等に基づ
き、各種制御信号MODE、RESET、及びLATを
生成する。違反セル処理回路320は、比較回路317
の判定結果に基づいて、申告値違反とみなされたセルに
廃棄処分等の所定の処理を施す。
【0012】選択回路311〜314は、図4に示すよ
うに、選択信号S=0の時は入力端子Bの信号を、選択
信号S=1の時は入力端子Aの信号を出力する。演算回
路315は、図5で示すように、制御信号OP=0の時
は両入力端子信号の和A+Bを、制御信号OP=1の時
は両入力端子信号の差A−Bを出力する。また、比較回
路317の出力YとZは,図6のように、入力信号A、
Bの条件により、A>Bの時はY=1、Z=0を、A=
Bの時はY=0、Z=1を、その他の場合はY=Z=0
に設定される。
【0013】以下に、前述した構成における従来装置の
動作を説明する。セル流量監視装置が起動されると、レ
ジスタ316は、制御回路319からのリセット信号R
ESETにより0クリアされる。これにより、レジスタ
316の出力であるセル計数値Xは、0に設定される。
また、この状態では、比較回路317の出力Zは0のた
め、選択回路311は、B入力の1が選択される。
【0014】最初のウィンドウ区間が開始すると、モー
ド切替え信号MODEが0となり、選択回路313は、
選択回路311の出力を選択する。また、演算回路31
5は、入力A、Bの和A+B、すなわち1を出力する。
選択回路314は、上限値THが選択される。このた
め、比較回路317は、この上限値THとセル計数値X
との比較を行うことになる。
【0015】この状態において、セルが到着すると、制
御回路319は、ラッチ信号LATを出力する。これに
より、演算回路315の加算出力1は、レジスタ316
にラッチされる。その結果、セル計数値Xが1に設定さ
れ、演算回路315の出力は2となる。以下、同様にセ
ル計数値Xは、セルの到着毎に1ずつ加算される。この
セルの計数処理の結果、計数値Xは、上限値THに達す
ると、比較回路317の出力Zが1に切り替わる。これ
により、選択回路311は、入力Bの0が選択される。
このため、選択回路311は、次のセル到着から、セル
の計数を停止することになる。また、以後到着したセル
は、違反セルとして、違反セル処理回路320で違反処
置される。
【0016】ウィンドウ区間が終了すると、制御回路3
19は、この制御回路319からのモード切替え信号M
ODEを一時的に0から1に切り替える。これにより、
選択回路313は、選択回路312の出力を選択する。
また、演算回路315は、入力信号の差A−Bを出力す
ることになる。選択回路314では、出力として許容値
Nが選択される。このため、比較回路317は、セル計
数値Xが許容値Nを越えているか否かを判定する。比較
回路317の出力Yは、セル計数値Xが許容値Nを越え
ている場合、1となる。そして、選択回路312の出力
には許容値Nが選択がされる。これにより、演算回路3
15では、X−Nの演算がなされ、次のウィンドウ区間
におけるセル計数値の初期化が実行されたことになる。
これに対し、比較回路317の出力Yは、セル計数値X
が許容値Nを越えていない場合、0となる。そして、選
択回路312の出力には、セル計数値Xが選択される。
これにより、演算回路315では、X−Xの演算がなさ
れ、セル計数値の0クリアが実行される。
【0017】演算回路315の演算結果X−N、あるい
は0は、制御回路319からのラッチ信号LATによ
り、レジスタ316にラッチされ、つぎのウィンドウ区
間のセル計数値Xの初期値に設定されることになる。以
後も同様に、各ウィンドウ区間終了毎に前述した処理が
実行される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
のCJW方式のUPC装置は、各到着セル毎のセル計数
処理を、ウィンドウ区間終了毎のセル計数値の初期化に
より実現していた。すなわち、図3に示す構成の内、ブ
ロック310の部分をUPC監視対象コネクション毎に
備えることで、実現していた。
【0019】しかしながら、このような構成では、1回
線辺りのUPC監視対象のコネクション数が224以上と
膨大になる可能性のあるATM通信網では、監視対象コ
ネクション毎に独立の監視回路を必要とするために、C
JW方式を用いたUPC装置の回路規模が実現困難なほ
ど大規模なものとなってしまうという問題点があった。
【0020】この発明は、以上の点を考慮してなされた
ものであり、1回線当たりの監視対象コネクション数
が、例えば224以上と膨大になる可能性のあるATM通
信網においても、申告値違反判定回路部を全監視対象コ
ネクション間で共通に使用できるウィンドウ型セル流量
監視装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1の発明は、所定のタイミングで、順次、セ
ルの通信帯域の申告値により規定される時間幅を有する
監視区間を設定し、各監視区間毎にセルが申告値を満足
するように送られてきているか否かを監視するウィンド
ウ型セル流量監視装置であって、到着したセルの到着時
刻を生成する生成手段と、到着したセルの到着時刻と、
管理テーブルに記憶してある監視区間のウィンドウ開始
時刻と、予め定められたリセット猶予時間指定定数およ
び監視区間のウィンドウ区間長から、到着したセルが同
一コネクション内のどの時点に到着したかを検出するセ
ル検出手段と、各監視区間毎に到着したセルを計数し、
セルの計数値が申告値により規定される許容値より大き
な上限値に達すると、以後到着したセルを違反セルとみ
なす違反セル検出手段と、各監視区間毎に到着したセル
を計数し、セルの計数値が許容値を越えた正常セルの計
数値を、次の監視区間のセル計数値の初期値に更新する
手段と、セルが到着したセルの到着時刻が、監視区間の
ウィンドウ開始時刻からリセット猶予時間指定定数以内
であれば、監視区間のウィンドウ終了回数に応じた到着
セルの計数値の更新を行い、新たな監視区間のウィンド
ウ開始時刻の更新を行う手段と、セルが到着したセルの
到着時刻が、監視区間のウィンドウ開始時刻からリセッ
ト猶予時間指定定数以上であれば、セル計数値のリセッ
ト処理の更新を行い、セルが到着したセルの到着時刻を
監視区間のウィンドウ開始時刻に更新する手段と、更新
したセル計数値と監視区間のウィンドウ開始時刻とを管
理テーブルに記憶する記憶手段とを設けるようにしたも
のである。
【0022】請求項2の発明は、、記憶手段は、セル計
数値と監視区間のウィンドウ開始時刻とが更新される毎
に、管理テーブルに記憶するようにしたものである。
【0023】請求項3の発明は、所定のタイミングで、
順次、セルの通信帯域の申告値により規定される時間幅
を有する監視区間を設定し、各監視区間毎にセルが申告
値を満足するように送られてきているか否かを監視する
ウィンドウ型セル流量監視装置であって、到着したセル
の到着時刻を生成する生成手段と、到着したセルの到着
時刻と、管理テーブルに記憶してある監視区間のウィン
ドウ開始時刻と、予め定められたリセット猶予時間指定
定数および監視区間のウィンドウ区間長から、セルが到
着した時、セルが到着した以前に監視区間のウィンドウ
区間が何回終了したかを検出するウィンドウ区間検出手
段と、各監視区間毎に到着したセルを計数し、セルの計
数値が申告値により規定される許容値より大きな上限値
に達すると、以後到着したセルを違反セルとみなす違反
セル検出手段と、各監視区間毎に到着したセルを計数
し、セルの計数値が許容値を越えた正常セルの計数値
を、次の監視区間のセル計数値の初期値に更新する手段
と、セルが到着したセルの到着時刻が、監視区間のウィ
ンドウ開始時刻からリセット猶予時間指定定数以内であ
れば、監視区間のウィンドウ終了回数に応じた到着セル
の計数値の更新を行い、新たな監視区間のウィンドウ開
始時刻の更新を行う手段と、セルが到着したセルの到着
時刻が、監視区間のウィンドウ開始時刻からリセット猶
予時間指定定数以上であれば、セル計数値のリセット処
理の更新を行い、セルが到着したセルの到着時刻を監視
区間のウィンドウ開始時刻に更新する手段と、更新した
セル計数値と監視区間のウィンドウ開始時刻とを管理テ
ーブルに記憶する記憶手段とを設けるようにしたもので
ある。
【0024】請求項4の発明は、記憶手段は、セル計数
値と監視区間のウィンドウ開始時刻とが更新される毎
に、管理テーブルに記憶するようにしたものである。
【0025】
【作用】請求項1の発明では、まず、到着したセルの到
着時刻が生成される。この到着したセルの到着時刻と、
管理テーブルに記憶してある監視区間のウィンドウ開始
時刻と、予め定められたリセット猶予時間指定定数およ
び監視区間のウィンドウ区間長から、到着したセルが同
一コネクション内のどの時点に到着したかが検出され
る。そして、各監視区間毎に到着したセルが計数され、
このセルの計数値が申告値により規定される許容値より
大きな上限値に達すると、以後到着したセルは違反セル
とみなされる。また、各監視区間毎に到着したセルが計
数され、このセルの計数値が許容値を越えた正常セルの
計数値は、次の監視区間のセル計数値の初期値に更新さ
れる。到着したセルの到着時刻が、監視区間のウィンド
ウ開始時刻からリセット猶予時間指定定数以内であれ
ば、監視区間のウィンドウ終了回数に応じた到着セルの
計数値の更新がされ、新たな監視区間のウィンドウ開始
時刻の更新もされる。到着したセルの到着時刻が、監視
区間のウィンドウ開始時刻からリセット猶予時間指定定
数以上であれば、セル計数値のリセット処理の更新がさ
れ、到着したセルの到着時刻が監視区間のウィンドウ開
始時刻に更新される。これら更新されたセル計数値と監
視区間のウィンドウ開始時刻とは、管理テーブルに記憶
される。
【0026】請求項2の発明では、セル計数値と監視区
間のウィンドウ開始時刻は、これらセル計数値と監視区
間のウィンドウ開始時刻が更新される毎に、管理テーブ
ルに記憶される。
【0027】請求項3の発明では、まず、到着したセル
の到着時刻が生成される。この到着したセルの到着時刻
と、管理テーブルに記憶してある監視区間のウィンドウ
開始時刻と、予め定められたリセット猶予時間指定定数
および監視区間のウィンドウ区間長から、セルが到着し
た時、セルが到着した以前に監視区間のウィンドウ区間
が何回終了したかが検出される。そして、各監視区間毎
に到着したセルが計数され、このセルの計数値が申告値
により規定される許容値より大きな上限値に達すると、
以後到着したセルは違反セルとみなされる。また、各監
視区間毎に到着したセルが計数され、このセルの計数値
が許容値を越えた正常セルの計数値は、次の監視区間の
セル計数値の初期値に更新される。到着したセルの到着
時刻が、監視区間のウィンドウ開始時刻からリセット猶
予時間指定定数以内であれば、監視区間のウィンドウ終
了回数に応じた到着セルの計数値の更新がされ、新たな
監視区間のウィンドウ開始時刻の更新もされる。到着し
たセルの到着時刻が、監視区間のウィンドウ開始時刻か
らリセット猶予時間指定定数以上であれば、セル計数値
のリセット処理の更新がされ、到着したセルの到着時刻
が監視区間のウィンドウ開始時刻に更新される。これら
更新したセル計数値と監視区間のウィンドウ開始時刻と
は、管理テーブルに記憶される。
【0028】請求項4の発明では、セル計数値と監視区
間のウィンドウ開始時刻は、それぞれセル計数値と監視
区間のウィンドウ開始時刻とが更新される毎に、管理テ
ーブルに記憶される。
【0029】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の実施
例を詳細に説明する。図1は、この発明の第1実施例の
構成を示すセル通信帯域監視装置100のブロック図で
ある。セル通信帯域監視装置100は、選択回路(SE
L)111〜122、137と139、演算回路(AL
U)123、加算回路(ADD)124と138、レジ
スタ(REG)125と126、比較回路(COMP)
127と128、減算回路(SUB)129と131、
制御回路130、内部時計133、セル検出回路13
4、違反セル処理回路135、及びORゲート140と
NORゲート136から構成されている。
【0030】ここで、選択回路112と114、演算回
路123、及びレジスタ125は、ウィンドウ区間内の
到着セル数Xを計数処理する。
【0031】比較回路127は、セル計数値が通信帯域
の申告値より規定される所定の上限値TH、あるいは許
容値Nを越えているか否かを監視する。上限値THある
いは許容値Nの選択は、選択回路117により制御され
る。
【0032】選択回路118と119、加算回路12
4、レジスタ126、比較回路128、及び減算回路1
29とは、セルの到着間隔がウィンドウ区間以上となっ
た場合のウィンドウ開始時刻STWを行進処理する。
【0033】選択回路113と137とは、セルの到着
間隔がウィンドウ区間以上となった場合のセル計数値X
を更新処理する。
【0034】選択回路116は、制御回路130からの
モード切替え信号MODEとイニシャライズ信号INI
Tとに基づき、セル計数値Xを、管理テーブル内、ある
いはセル通信帯域監視装置100内に出力する。
【0035】選択回路120は、制御回路130からの
モード切替え信号MODEとイニシャライズ信号INI
Tとに基づき、ウィンドウ開始時刻STWを、管理テー
ブル内、あるいはセル通信帯域監視装置100内に出力
する。
【0036】選択回路121と122は、コネクション
内先頭セル到着時に、ウィンドウ開始時刻STWの初期
化を行う。
【0037】選択回路139は、セル到着間隔により規
定される制御信号に基づき、セル計数値XあるいはX+
1を更新したセル計数値Xとして、管理テーブルへ出力
する。
【0038】内部時計133は、セル到着時の現在時刻
をセル通信帯域監視装置100内の選択回路119、1
21、122、減算回路129、131に分配する。セ
ル検出回路134は、セル受信入力から帯域監視対象か
否かを検出し、制御回路130に通知する。
【0039】制御回路130は、セル検出回路134か
らの通知信号や内部時計133からの現在時刻情報C
T、あらかじめ定められた帯域監視パラメータの、後述
するリセット猶予時間指定定数K、ウィンドウ区間T等
を用いて、各種制御信号MODE、INITとRESE
Tを出力する。制御回路130は、同時に、レジスタ1
25、126とへのラッチ信号Y1、Y2を出力する。
また、制御回路130は、選択回路115、119への
選択信号Z1と、選択回路111、114、117、1
39、演算回路123への選択信号Z2とを出力する。
【0040】制御回路130は、主として、減算回路1
31とタイミング作成回路132から構成されている。
減算回路131は、現在時刻CTと、選択回路122で
の選択値ウィンドウ開始時刻STWあるいは現在時刻C
Tとの差の計算をする。タイミング作成回路132は、
減算回路131の演算結果と、管理テーブルに記憶され
ているリセット猶予時間指定定数K、ウィンドウ区間T
とから、セル検出回路134へ入力されたセルが同一コ
ネクション内のどの時点に到着したかを検出する。そこ
で、タイミング作成回路132は、減算回路131の演
算結果と、入力クロック信号CKに基づき、ラッチ信号Y
1、Y2を生成する。また、タイミング作成回路132
は、減算回路131の演算結果と、管理テーブルに記憶
されているリセット猶予時間指定定数K、ウィンドウ区
間Tと、入力クロック信号CKに基づき、選択信号Z1、
Z2を生成する。
【0041】違反セル処理回路135は、比較回路12
7の判定結果に基づき、到着セルに対する違反処理を施
す。
【0042】ORゲート140は、イニシャライズ信号
INITとモード切替え信号MODEのOR演算を行
い、選択回路116を制御する。NORゲート136
は、比較回路128の出力Yとイニシャライズ信号IN
ITのNOR演算を行い、選択回路118を制御する。
【0043】なお,選択回路111〜122、137と
139は、図4に示すように、制御端子信号S=0の時
は入力Bを出力し、S=1の時は入力Aを出力する。
【0044】演算回路123は、図5に示すように、制
御信号OP=0の時は入力信号A、Bの和A+Bを、制
御信号OP=1の時は入力信号A、Bの差A−Bを出力
する。
【0045】比較回路127と128は、図6に示すよ
うに、入力条件に応じて出力を設定する。即ち、比較回
路127と128は、入力条件がABの時のみ出力Y=
1を、入力条件がA=Bの時のみZ=1を、それ以外の
条件ではY=Z=0を出力する。
【0046】タイミング作成回路132は、図7に示す
ように、入力Aがウィンドウ区間T未満の時はZ1=Z
2=0を、T以上K×T未満の時はZ1=0、Z2=1
を、K×T以上の時はZ1=1、Z2=0を出力する。
また、タイミング作成回路132から出力されるラッチ
信号Y1、Y2は、図8に示すように、Y1がK個のパ
ルス列からなる信号、Y2が1個のパルスからなる信号
である。
【0047】ここで、リセット猶予時間指定定数Kと
は、あらかじめ定められたウィンドウ開始時刻STWの
リセット猶予時間幅を設定するための定数(K=1,
2,3,...)である。この第1実施例では、リセッ
ト猶予時間指定定数K=4と仮定する。
【0048】減算回路129と131は、入力信号A、
Bの差A−Bを計算し出力する。選択回路111、11
4、117と139の選択動作と、演算回路123の演
算動作は、タイミング作成回路132からの選択信号出
力Z2に基づいて制御される。この選択信号Z2は、タ
イミング作成回路132へ入力される値がウィンドウ区
間T以上かつK×T未満の範囲の場合にのみ1となり、
それ以外では0に設定される。そこで、選択回路111
は、この選択信号Z2により、タイミング作成回路13
2から出力されるラッチ信号Y1、Y2いづれかを出力
する。即ち、選択回路111は、Z2=1の時にはラッ
チ信号Y1を、Z2=0の時にはラッチ信号Y2を出力
することになる。さらに、選択回路111は、この選択
回路111の出力Yがレジスタ125と126とを制御
する。
【0049】比較回路127には、選択回路117から
上限値THあるいは許容値Nが入力され、選択回路11
6からセル計数値Xが入力される。比較回路127は、
このセル計数値Xが上限値THあるいは許容値Nに達し
たか否かを比較する。
【0050】選択回路112の選択動作は、比較回路1
27の判定出力Z、つまり、セル計数値Xが上限値TH
あるいは許容値Nに達したか否かにより制御される。
【0051】選択回路113の選択動作は、比較回路1
28の判定出力Yにより制御され、現在のウィンドウ開
始時刻STWがセルが到着した現在時刻CT−ウィンド
ウ区間Tより大きいか否かにより制御される。
【0052】選択回路115と119との選択動作は、
タイミング作成回路132から出力される選択信号Z1
に基づいて制御される。タイミング作成回路132から
出力される選択信号Z1は、入力Aの値がK×T以上の
場合にのみ1に設定される。この時、選択回路115
は、1をセル計数値Xの初期値として出力する。また、
選択回路119は、CTを次ウィンドウ開始時刻STW
の初期値として出力する。
【0053】選択回路116の選択動作は、制御回路1
30から出力されるモード切り替え信号MODEとイニ
シャライズ信号INITとのOR演算結果により制御さ
れる。選択回路120の選択動作は、制御回路130か
ら出力されるモード切り替え信号MODEにより制御さ
れる。このモード切替え信号MODEは、タイミング作
成回路132からの制御により、各監視対象コネクショ
ン内のセル到着に対して、監視対象セルの到着時に、一
時的に0に設定され、その後すぐに、1に設定される。
イニシャライズ信号INITは、タイミング作成回路1
32からの制御により、監視対象コネクション内の最初
のセルが到着した時のみ1に設定され、それ以外では常
に0に設定される。また、リセット信号RESETにつ
いては、タイミング作成回路132からの制御により、
監視対象コネクション内の最初のセルが到着した時のみ
0に設定される。
【0054】選択回路118の選択動作は、比較回路1
28の出力Y、とイニシャライズ信号INITとのNO
R演算結果、即ち、ウィンドウ開始時刻STWの更新値
が現在時刻CTとウィンドウ幅Tの差分より大きいか否
かにより制御される。
【0055】選択回路121と122との選択動作は、
制御回路130から出力されるイニシャライズ信号IN
ITにより制御され、ウィンドウ開始時刻STWの初期
値を与える。
【0056】レジスタ125は、監視対象セルの到着時
に、制御回路130から出力されるリセット信号RES
ETにより、出力値0にリセットされた後、選択回路1
11で選択されたラッチ信号Y1、あるいはY2に従
い、選択回路115の出力値をラッチする。レジスタ1
26は、監視対象セルの到着時に、制御回路130から
出力されるリセット信号RESETにより、出力値0に
リセットされた後、選択回路111で選択されたラッチ
信号Y1、あるいはY2に従い、選択回路119の出力
値をラッチする。
【0057】これまで述べた構成において、セル通信帯
域監視装置100の動作を説明する。ここで、セル検出
回路134へ到着したセルが、先頭セルの場合、0<C
T−STW<Tの場合、T≦CT−STW<K×Tの場
合、K×T≦CT−STWの場合の4つに分けて説明す
る。
【0058】内部時計133は、監視対象セルの到着の
有無に関わらず、常に、同期信号に合わせて1づつイン
クリメントされており、セル通信帯域監視装置100内
に現在の時刻情報CTを供給しているとする。管理テー
ブルには、あらかじめ定められた帯域監視パラメータ
の、ウィンドウ区間T、上限値TH、許容値N、及びリ
セット猶予時間指定定数Kが記憶されている。また、管
理テーブルには、このセル通信帯域監視装置100内で
更新された帯域監視変数の、セル計数値X、ウィンドウ
開始時刻STWも記憶されている。また、監視対象コネ
クション内のセルがセル検出回路134へ到着する毎
に、管理テーブル内に記憶されている帯域監視パラメー
タの、ウィンドウ区間T、上限値TH、許容値N、及び
リセット猶予時間指定定数Kとが装置内に読み出され
る。同時に、管理テーブル内に記憶されている帯域監視
変数の、セル計数値X、ウィンドウ開始時刻STWも装
置内に読み出される。
【0059】まず、セル検出回路134へ到着したセル
が、先頭セル到着の場合について、説明する。セル検出
回路134は、監視対象コネクション内のセルの到着を
検出すると、制御回路130へ通知する。そして、制御
回路130内のタイミング作成回路132によって、先
頭セルであることが検出できれば、制御回路130は、
レジスタ125とレジスタ126とに対して、リセット
信号RESETを出力する。レジスタ125は、制御回
路130から出力されるリセット信号RESETによ
り、0にリセットされる。また、このとき、制御回路1
30からのイニシャライズ信号INITは、1に設定さ
れる。これにより、選択回路116は、レジスタ125
からの値を出力することになる。従って、セル計数値X
は、ここで、一旦0に初期化される。
【0060】減算回路131は、内部時計133から到
着したセルの時刻情報CTを入力し、また、INIT信
号が1であるため選択回路122から時刻情報CTを入
力する。そして、演算回路131は、これら入力した値
の減算処理を行なう。タイミング作成回路132は、減
算回路131からCT−CTを入力しこの値が0となる
ため、0≦A<Tの条件より、選択信号Z1=Z2=0
を出力する。これにより、選択回路117は、上限値T
Hを出力する。
【0061】ここで、比較回路127は、選択回路11
6から入力した初期化されたセル計数値Xと、選択回路
117から入力した上限値THとを比較する。比較回路
127は、セル計数値X<上限値THであるため、Z=
0を出力する。これにより、選択回路112は、1を出
力する。
【0062】NORゲート136は、イニシャライズ信
号INITが1であるため、0を出力する。これによ
り、選択回路118は、0を出力する。
【0063】選択回路111は、タイミング作成回路1
32の選択信号Z2=0であるため、1パルスのみのラ
ッチ信号Y2を出力する。選択回路114は、選択回路
111同様、タイミング作成回路132の選択信号Z2
=0であるため、選択回路112からの値を出力する。
【0064】演算回路123は、選択回路116から初
期化されたセル計数値Xを入力し、選択回路114から
1を入力する。ここで、セル計数値Xの更新処理を見る
と、演算回路123は、タイミング作成回路132の選
択信号Z2=0であるため、X+1の演算を行なう。こ
の演算結果、演算回路123は、X=0なので、1を出
力する。これにより、この値がレジスタ125において
ラッチされ、初期化されたセル計数値Xがセル計数値X
=1に更新されたことになる。
【0065】選択回路139は、タイミング作成回路1
32の選択信号Z2=0であるため、選択回路116か
らの更新されたセル計数値X(X=1)の値を出力す
る。そして、更新されたセル計数値Xは、管理テーブル
に記憶される。
【0066】加算回路124は、イニシャライズ信号I
NITが1であるため、選択回路121から時刻情報C
Tを入力し、選択回路118から0を入力する。ここ
で、ウィンドウ開始時刻STWの更新処理を見ると、加
算回路124は、選択回路121から入力した時刻情報
CTと、選択回路118から入力した0との加算を行な
う。この加算の結果、加算回路124は、時刻情報CT
を出力する。これにより、ウィンドウ開始時刻STWに
ついては、この値がレジスタ126においてラッチさ
れ、ウィンドウ開始時刻STWがCTに更新されたこと
になる。
【0067】選択回路120は、モード切替え信号MODE
がこのとき1であるため、更新されたウィンドウ開始時
刻STWの値を出力する。このことから、更新されたウ
ィンドウ開始時刻STWは、管理テーブルに記憶され
る。
【0068】以上の説明が、監視対象コネクション内の
先頭セルがセル通信帯域監視装置100内に到着した場
合の処理動作である。以後セルが到着した場合、制御回
路130からのイニシャライズ信号INITは、常に0
に設定される。このことにより、選択回路121と12
2では、常に入力Aを出力する。つまり、選択回路12
1は、内部時計133から到着したセルの時刻情報CT
を出力する。選択回路121は、管理テーブルからウィ
ンドウ開始時刻STWを出力する。
【0069】選択回路116についても、イニシャライ
ズ信号INITの影響を受けず、モード切替え信号MO
DEにより直接制御されることになる。また、NORゲ
ート136についても、INIT信号に関係なく、常に
比較回路128の出力Yの反転出力をする。
【0070】次に、セル検出回路134へ到着したセル
が、0<CT−STW<Tの場合について、説明する。
これは、監視対象コネクションのセルが、同一コネクシ
ョン内のウィンドウ開始時刻STWからウィンドウ区間
T以内に到着した時である。制御回路130内のタイミ
ング作成回路132によって、到着したセルが0<CT
−STW<T内であることが検出できれば、タイミング
作成回路132は、前述した先頭セル到着の場合同様、
Z1=Z2=0を出力する。これにより、選択回路11
1は、1パルス信号のY2をラッチ信号として出力す
る。選択回路117は、上限値THを出力する。また、
選択回路114は、選択回路112からの信号入力を出
力する。
【0071】前述したように、モード切替え信号MOD
Eは、セルの到着後、一旦0に設定される。そのため、
選択回路116と120とは、それぞれ、管理テーブル
から入力したセル計数値Xとウィンドウ開始時刻STW
とを出力する。
【0072】比較回路128は、選択回路120からウ
ィンドウ開始時刻STWを入力し、減算回路129から
CT−Tを入力する。ここで、比較回路128は、CT
−T<STWの条件より、Y=1を出力する。これによ
り、NORゲート136は、0を出力する。
【0073】選択回路118は、NORゲート136の
出力が0であるため、0を出力する。これにより、加算
回路124は、この選択回路118から入力した0と、
選択回路121から入力した現在のウィンドウ開始時刻
STWとを加算する。この加算の結果、加算回路124
は、ウィンドウ開始時刻STWを出力する。レジスタ1
26は、選択回路119からウィンドウ開始時刻STW
を入力し、セル到着前からラッチ出力には変化しないこ
とになるので、ウィンドウ開始時刻STWの値をそのま
ま保持することになる。
【0074】比較回路127は、選択回路116から現
在までのセル計数値Xを入力し、選択回路117から上
限値THを入力する。比較回路127は、これら現在の
セル計数値Xと上限値THとを比較する。この比較の結
果、比較回路127は、X<THならばZ=0を、X=
THならばZ=1を選択回路112に対して出力する。
【0075】選択回路112は、比較回路127からの
出力ZがZ=0の時、即ち、現在までのセル計数値Xが
上限値THに達していなければ、1を出力する。これに
より、演算回路123は、OP=0であるため、セル計
数値Xへの+1の加算処理を行うことになる。即ち、到
着セルは、正常セルと判定されたことになり、セル計数
値Xの更新値がレジスタ125にラッチされる。これに
対して、比較回路127からの出力ZがZ=1の時、即
ち、現在までのセル計数値Xが上限値THに達したと
き、選択回路112は、0を出力する。これにより、演
算回路123は、セル計数値Xのインクリメントは行わ
ない。即ち、到着セルは、違反セルと判定されたことに
なる。
【0076】このことにより、違反セル処理回路135
は、申告値違反判定処理として、比較回路127の出力
Zの値に従い、Z=0の時は到着セルの送出を行ない、
Z=1の時は到着セル送出の廃棄等の処置を行なう。
【0077】選択回路139は、タイミング作成回路1
32から出力される選択信号Z2=0であるため、選択
回路116から入力されるセル計数値Xをそのまま出力
する。この申告値違反判定処理後の帯域監視変数のXと
ウィンドウ開始時刻STWとの値は、管理テーブル内に
再び記憶される。
【0078】これまで述べた動作について、図9と図1
0のタイムチャートを用いて、動作例を説明する。図9
と図10とにおいて、Ci(i=0,1,2,3,4)
は同一コネクション内の到着セルを、T1は監視ウィン
ドウ区間を表している。また、ウィンドウ区間T=1
2、上限値TH=3、許容値N=2と仮定する。まず、
図9では、時刻τにスタートしたウィンドウT1内で、
現在時刻CT=τ+8に3セル目のセルC3が到着した
とする。この時、このセルC3は、時刻差CT−STW
がウィンドウ区間T未満、かつセル計数値Xが上限値T
H未満であるので、正常セルと判定される。そこで、セ
ル計数値Xは、ウィンドウ開始時刻STWが保留された
まま、1インクリメント処理される。
【0079】次に、図10では、時刻τにスタートした
ウィンドウT1内で、現在時刻CT=τ+10に4セル
目のセルC4が到着したとする。この時、このセルC4
は、図9の時と同様、時刻差CT−STWがウィンドウ
区間T未満となりまだウィンドウT1区間以内である
が、セル計数値Xがすでに上限値THに達している。こ
のため、セルC4は、違反セルと判定される。そこで、
セル計数値Xは、ウィンドウ開始時刻STWが保留され
たまま、このセル計数値Xのカウント処理は行われな
い。
【0080】次に、セル検出回路134へ到着したセル
が、T≦CT−STW<K×Tの場合について、説明す
る。これは、監視対象コネクションのセルが、到着した
セルの現在時刻CTと同一コネクションの現ウィンドウ
開始時刻STWとの差において、ウィンドウ区間T以上
かつK×T未満に到着した時である。制御回路130内
のタイミング作成回路132によって、到着したセルが
T≦CT−STW<K×T内であることが検出できれ
ば、タイミング作成回路132は、制御信号としてZ1
=0と、Z2=1とを出力する。これにより、選択回路
111は、K個のパルス列からなる信号のY1をラッチ
信号として出力する。また、選択回路117は、許容値
Nを比較回路127に出力する。そして、少なくとも1
つの監視ウィンドウが終了するので、到着セルは、必ず
正常セルとみなされる。
【0081】選択回路115は、演算回路123からの
出力を選択する。また、選択回路119は、加算回路1
24からの出力を選択する。
【0082】前述したように、モード切替え信号MOD
Eがセル到着後一旦0に設定されるため、選択回路11
6と120とは、それぞれ、管理テーブルから入力した
セル計数値Xとウィンドウ開始時間STWとを出力す
る。
【0083】比較回路128は、選択回路120からウ
ィンドウ開始時間STWを入力し、減算回路129から
CT−Tを入力する。ここで、比較回路128は、CT
−T≧STWの条件より、Y=0を出力する。これによ
り、NORゲート136は、1を出力する。
【0084】選択回路118は、NORゲート136の
出力が1であるため、Tを出力する。これにより、加算
回路124は、この選択回路118から入力したTと、
選択回路121から入力した現在までのウィンドウ開始
時刻STWとを加算する。この加算の結果、加算回路1
24は、ウィンドウ開始時刻STWに+Tした値を出力
する。
【0085】このことから、現在のウィンドウ開始時刻
STWは、まず、加算回路124により、選択回路11
8から入力されたTと加算される。そして、現在のウィ
ンドウ開始時刻STWは、レジスタ126により、ラッ
チ信号Y1の1つ目のパルスでこのレジスタ126にラ
ッチされる。この更新されたウィンドウ開始時刻STW
は、再び比較回路128で、減算回路129から入力し
たCT−Tと比較される。比較の結果、比較回路128
は、CT−T≧STWが成り立てば、0を出力する。こ
のことから、NORゲート136の出力が1となる。こ
れにより、選択回路118は、1を出力する。加算回路
124は、選択回路118から入力したTと、選択回路
121から入力したウィンドウ開始時刻STWとを加算
する。そこで、ウィンドウ開始時刻STWは、加算回路
124において、さらに+T加算処理されることにな
る。このウィンドウ開始時刻STWの更新処理は、以後
同様に繰り返されるが、ラッチ信号Y1のパルスがK個
あるので、合計K回の更新処理が実行されることにな
る。
【0086】このK回繰り返すウィンドウ開始時刻ST
Wの更新処理の過程で、比較回路128は、CT−T≧
STWが成り立たなくなると、1を出力する。このと
き、NORゲート136の出力は、0となる。これによ
り、選択回路118は、0を出力する。加算回路124
は、選択回路118から入力した0と、選択回路121
から入力したウィンドウ開始時刻STWとを加算する。
そこで、ウィンドウ開始時刻STWは、加算回路124
において、+0加算処理されることになる。このウィン
ドウ開始時刻STWの更新処理は、以後同様に繰り返さ
れるが、選択回路118の出力が0となるので、STW
+0の加算が繰り返されることになる。そこで、選択回
路118の出力が0となった時点で、STWの値は、レ
ジスタ126に保留されることになる。
【0087】以上のウィンドウ開始時刻STWの更新処
理により、STWの値は、到着セル時刻、に最も近い正
確なウィンドウ開始時刻STWに更新されることにな
る。そして、この更新されたウィンドウ開始時刻STW
は、管理テーブルに記憶される。
【0088】この間、セル計数値Xの更新についても、
同時に行われている。選択回路117は、タイミング作
成回路132の制御信号Z2=1であるため、許容値N
を出力している。そこで、比較回路127は、現在のセ
ル計数値Xが許容値Nを越えているか否かを判定する。
比較回路127は、セル計数値Xが許容値Nを越えてい
れば、出力Yから1を出力する。これにより、選択回路
137は、Nを出力する。前述したウィンドウ開始時刻
STWの更新処理中、選択回路113は、NORゲート
136の出力が1、即ちCT−T≧STWの条件が成り
立っている間、選択回路137から入力した値を出力し
ている。演算回路123は、選択回路114から許容値
Nを入力し、選択回路116から出力したセル計数値X
を入力する。そこで、演算回路123は、タイミング作
成回路132からの制御信号Z2=1であるため、X−
Nの減算を実行する。
【0089】これに対して、比較回路127は、セル計
数値Xが許容値Nを越えていなければ、出力Yから0を
出力する。これにより、選択回路137は、現在までの
セル計数値Xを出力する。演算回路123は、選択回路
114からセル計数値Xを入力し、選択回路116から
出力したセル計数値Xを入力する。そこで、演算回路1
23は、タイミング作成回路132からの制御信号Z2
=1であるため、X−Xの減算を実行する。したがっ
て、減算結果、演算回路123は、0を出力する。
【0090】この演算回路123から出力された0は、
レジスタ125にラッチされることになる。レジスタ1
25は、ラッチ信号Y1により、K回のウィンドウ区間
内の到着したセル計数値Xの計算処理を繰り返す。以
後、ウィンドウ区間内の到着したセル計数値Xの計算
は、比較回路127の出力Yから常に0が出力されるた
め、X=0が保たれることになる。このことから、ウィ
ンドウ区間内の到着したセル計数値Xの値は、選択回路
137の出力が現在までのセル計数値Xになった時点
で、レジスタ125に保留されることになる。
【0091】また、NORゲート136の出力が0とな
る、即ち、比較回路128の比較結果がCT−T<ST
Wとなると、ウィンドウ開始時刻STWの更新処理が停
止することになるので、選択回路113は、たとえX>
0であっても、0を出力する。これにより、演算回路1
23は、X−0の減算を、ラッチ信号Y1によりK個の
パルスが終了するまで繰り返すことになる。このことか
ら、ウィンドウ区間内の到着したセル計数値Xの値は、
NORゲート136の出力が0となった時点でも、レジ
スタ125に保留されることになる。
【0092】前述したK個のパルスによるラッチ処理が
終了すると、ここまで更新されたセル計数値Xの値は、
タイミング作性回路132の選択出力Z2=1であるた
め、加算回路138により1加算されて、管理テーブル
に記憶される。
【0093】これまで述べた動作について、図11と図
12のタイムチャートを用いて、動作例を説明する。図
11と図12とにおいて、Ci(i=0,1,...,
5)は同一コネクション内の到着セルを、T1とT2と
はウィンドウ区間を表している。また、図11と図12
とは、図9、図10と同様に、ウィンドウ区間T=1
2、上限値TH=3、許容値N=2と仮定している。
【0094】まず、図11では、時刻τにスタートした
ウィンドウT1内で、現在時刻CT=τ+10でのセル
C4の到着後、次のセルC5が現在時刻CT=τ+17
に到着している。この時、セルC5の到着時は、時刻差
CT−T≧STWが成り立ち、ウィンドウT1が終了し
ていることが分かる。従って、ウィンドウ開始時刻ST
Wは、+Tの加算処理が行われ、STW=τからSTW
=τ+12に更新される。この時、セル計数値Xの更新
処理は、セル計数値X=3でありX>Nなので、−Nの
減算が行われる。このことにより、セル計数値Xは、セ
ル計数値X=1に更新される。この時点で、時刻差CT
−T≧STWの条件が成り立たなくなるため、ウィンド
ウ開始時刻STW、セル計数値Xの更新処理は、共に終
わる。セル計数値Xについては、到着したセルC5の分
がインクリメントされ、結果としてセル計数値X=2が
最終出力となる。
【0095】次に、図12では、セルC5が現在のウィ
ンドウ開始時刻STWから2ウィンドウ区間以上開いて
到着している。ウィンドウ開始時刻STWは、2度の+
Tの加算処理が行われ、STW=τからSTW=τ+2
4に更新される。そして、ウィンドウ区間Tは、新たな
ウィンドウ区間T3が設定されることになる。この時、
図11同様、セル計数値Xの更新処理は、セル計数値X
=3でありX>Nなので、まず−Nの減算が行われる。
このことにより、セル計数値Xは、セル計数値X=1に
更新される。2度目のセル計数値Xの更新処理は、セル
計数値X=1となりX<Nのため、−Xの減算が行われ
る。このことにより、セル計数値Xは、セル計数値X=
0に更新される。セル計数値Xについては、到着したセ
ルC5の分がインクリメントされ、結果としてセル計数
値X=1が最終出力となる。
【0096】次に、セル検出回路134へ到着したセル
が、K×T≦CT−STWの場合について、説明する。
これは、監視対象コネクションのセルが、このセルの到
着した現在時刻CTと現ウィンドウ開始時刻STWとの
差からウィンドウ区間T×K以上で到着した時である。
制御回路130内のタイミング作成回路132によっ
て、到着したセルがK×T≦CT−STWであることが
検出できれば、タイミング作成回路132は、制御信号
としてZ1=1と、Z2=0とを出力する。これによ
り、選択回路111は、1パルスのみからなる信号のY
2をラッチ信号として出力する。また、選択回路117
は、上限値THを比較回路127に出力する。そして、
少なくとも1つの監視ウィンドウが終了するので、到着
セルは、必ず正常セルとみなされる。
【0097】また、選択回路115は、タイミング作成
回路132からの制御信号Z1=1であるため、1を出
力する。この値は、レジスタ125にラッチされる。同
様に、選択回路119は、Tを出力する。この値は、レ
ジスタ126にラッチされる。
【0098】ここで、前述したように、制御回路130
からのモード選択信号MODEは、セルの到着時に一時
的に0に設定された後、すぐに1に反転される。このこ
とから、セル計数値Xは、結局、セル計数値X=1に更
新される。また、ウィンドウ開始時刻STWは、STW
=CTに更新される。この更新されたウィンドウ開始時
刻STWは、管理テーブルに記憶される。
【0099】また、更新されたセル計数値Xの値は、タ
イミング作成回路132の選択信号Z2=0であるた
め、選択回路116から出力されたセル計数値Xの値を
そのまま、管理テーブルに記憶される。
【0100】これまで述べた動作について、図13を用
いて、動作例を説明する。図13において、Ci(i=
1,2,3,4)は同一コネクション内の到着セルを、
Tj(j=1,2,...,6)はウィンドウ区間を表
している。また、図13は、ウィンドウ区間T=6、上
限値TH=3、許容値N=2と仮定している。まず、図
13では、時刻τにスタートしたウィンドウT2内で、
現在時刻CT=τ+5でのセルC3の到着後、次のセル
C4が現在時刻CT=τ+25に到着している。
【0101】ここで、前述したように、第1実施例で
は、リセット猶予時間指定定数K=4と仮定している。
そこで、セルC4の到着は、K×T時間以上経過した後
に生じている。そこで、セル計数値Xについては、到着
したセルC4の分がインクリメントされ、結果としてセ
ル計数値X=1が最終出力となる。
【0102】また、新しいウィンドウ開始時刻STW
は、現在時刻CTに更新される。即ち、このような場
合、ウィンドウ開始時刻STWは、正確な値であるST
W=τ+24に更新されるのではなく、セルが到着した
現在時刻CTによりリセットされて、ウィンドウ開始時
刻STWの近似値が与えられることになる。
【0103】以上のように、第1実施例によれば、1回
線当たりの監視対象コネクション数が、例えば224以上
と膨大になる可能性のあるATM通信網においても、申
告値違反判定回路部を全監視対象コネクション間で共通
に使用できる。そのため、この第1実施例では、回路規
模の増大を生じさせることなく、CJW方式に基づいた
帯域監視装置を実現できる。これは、帯域監視に用いる
各種パラメータ及び帯域変数を管理テーブル内に、全監
視対象コネクションについて一括して記憶し、セル到着
毎に当該コネクションの帯域監視パラメータ及び帯域変
数を管理テーブルから読み出すことで実現している。ま
た、違反判定処理は、ウィンドウが終了する毎には実行
せず、セル到着時にのみ実行していることでも実現して
いる。
【0104】また、この第1実施例によれば、CJW方
式を用いたUPC装置の実現を示しているが、その他の
UPC装置においても、適用可能である。図示していな
いが、クレジットのないジャンピングウィンドウ方式で
は、上限値TH=許容値Nとすることにより、実現する
ことができる。また、図示していないが、セルの到着タ
イミングに同期して監視ウィンドウが開始するトリガー
ドジャンピングウィンドウ方式では、K=1を設定する
ことにより、実現することができる。このように、第1
実施例動作では、帯域監視パラメータの上限値THやリ
セット猶予時間指定定数Kの設定による選択が可能であ
る。このことにより、UPCは、監視対象コネクション
毎に異なる方式の指定が可能となる。
【0105】また、この第1実施例によれば、セルの到
着が、ウィンドウ開始時刻STWから、ウィンドウ区間
T以上かつK×T未満の時、ウィンドウ開始時刻STW
及びセル計数値Xの更新処理は、タイミング作成回路1
34から出力されるK個のパルス列からなるラッチ信号
を用いて、繰り返し処理している。このことにより、違
反判定回路は、実際に何回ウィンドウが終了したのか計
数する必要がないため、回路構成が簡素化できる。ま
た、この時、タイミング作成回路134は、常にK個の
パルスを出力すれば良く、ウィンドウ終了回数に応じた
個数のパルスを出力する必要はない。この点からも、回
路全体を簡単化できる。
【0106】また、この第1実施例によれば、セル計数
値Xが許容値Nを越えている場合、セル計数値Xが許容
値Nを越えている分、即ちX−Nを、次の監視ウィンド
ウ内のセル計数値Xの初期値として設定する更新処理を
行っているので、セル計数値Xの更新処理が簡素化でき
る。
【0107】図14は、この発明の第2実施例の構成を
示すセル通信帯域監視装置1500のブロック図であ
る。なお、図14において、図1に示すものと同一の構
造、および機能を有するものは同一の符号を付し、説明
を省略する。セル通信帯域監視装置1500は、乗算回
路(MPY)1511と1512、選択回路(SEL)
1513〜1517、比較回路(COMP)1518〜
1521、加算回路(ADD)1522〜1524、減
算回路(SUB)1525、ORゲート1526、内部
時計回路1527、制御回路1528、セル検出回路1
531、及び違反セル処理回路1532から構成されて
いる。
【0108】ここで、乗算回路1511、選択回路15
13、比較回路1518、及び加算回路1523は、セ
ル到着前にウィンドウが終了している場合のセル計数値
Xの更新処理をする。
【0109】これに対し、加算回路1524、比較回路
1520、及び選択回路1515は、セル到着前にウィ
ンドウが終了していない場合のセル計数値Xの更新処理
をする。セル到着前にウィンドウが終了しているか否か
については、比較回路1521の判定結果に基づいて、
選択回路1516により制御される。
【0110】比較回路1521は、制御回路1528か
ら入力するウィンドウ終了回数を、0と比較する。
【0111】乗算回路1512と加算回路1522は、
制御回路1528から入力するウィンドウ終了回数に基
づき、ウィンドウ開始時刻STWの更新処理を行う。
【0112】選択回路1517は、監視対象コネクショ
ン内の先頭セルが到着した場合やセル到着前にK回以上
のウィンドウ終了を検出した場合に、セル計数値Xのリ
セット処理を行う。また、選択回路1514は、監視対
象コネクション内の先頭セルが到着した場合やセル到着
前にK回以上のウィンドウ終了を検出した場合に、ウィ
ンドウ開始時刻STWのリセット処理を行う。
【0113】ORゲート1526は、比較回路1519
のZ出力とイニシャライズ信号INITのOR演算を行
い、選択回路1517を制御する。
【0114】制御回路1528は、セル検出回路153
1からの通知信号や内部時計からの現在時刻情報CT、
あらかじめ定められた帯域監視パラメータの、リセット
猶予時間指定定数K、ウィンドウ区間Tを用いて、制御
信号のイニシャライズ信号INIT、セル到着前のウィ
ンドウ終了回数を出力する。また、制御回路1528
は、主として、減算回路1529と比較判定回路153
0から構成されている。減算回路1529は、現在時刻
CTと現在までのウィンドウ開始時刻STWの差を計算
する。比較判定回路1530は、入力Aと入力Bとを比較
する。この入力Aは、減算回路1529の演算結果であ
る。また、入力Bは、リセット猶予時間指定定数K、ウ
ィンドウ区間Tに基づく、i×T(i=1,
2,...,K)のそれぞれの値である。これにより、
比較判定回路1530は、あるセルが到着した時、当該
セルが到着した以前に、何回のウィンドウ終了が生じて
いたかを求めることになる。このことから、比較判定回
路1530は、セル検出回路134へ入力されたセルが
同一コネクション内のどの時点に到着したかを検出でき
る。
【0115】なお、選択回路1513〜1517は、第
1実施例同様、図4に示される真理値表に従う。比較回
路1518〜1521は、第1実施例同様、図6に示さ
れる真理値表に従う。また、制御回路1528内の比較
判定回路1530は、図15に示すように、比較判定回
路1530への入力条件に応じて出力する。即ち、比較
判定回路1530は、入力条件がA<B1の時Q=0
を、B1≦A<B2の時Q=1、B2≦A<B3の時Q
=2、以下同様で、BK≦Aの時にはQ=Kを出力す
る。
【0116】選択回路1513の選択動作は、比較回路
1518での判定結果により制御される。これにより、
選択回路1513は、セル計数値Xからの減算値とし
て、X、あるいはQ×Nが出力される。
【0117】選択回路1514の選択動作は、ORゲー
ト1526からの出力により制御される。即ち、監視対
象コネクション内の先頭セルが到着した場合、あるいは
セル到着前にK回以上のウィンドウ終了が検出された場
合において、ウィンドウ開始時刻STWを現在時刻CT
にリセットする。
【0118】また、選択回路1517の選択動作は、O
Rゲート1526からの出力により制御される。即ち、
監視対象コネクション内の先頭セルが到着した場合、あ
るいはセル到着前にK回以上のウィンドウ終了が検出さ
れた場合において、セル計数値Xを初期値1にリセット
する。
【0119】選択回路1515の選択動作は、比較回路
1520の出力、即ち、到着セルが違反セルか否かによ
り制御される。
【0120】選択回路1516の選択動作は、比較回路
1521の判定出力、即ち、セル到着前にウィンドウの
終了が生じているか否かにより制御される。また、制御
回路1528から出力されるイニシャライズ信号INI
Tは、比較回路1530からの制御により、各監視対象
コネクション内の最初のセルが到着した時のみ1に設定
され、それ以外では常に0に設定される。
【0121】これまで述べた構成において、セル通信帯
域監視装置1500の動作を説明する。ここでも、第1
実施例同様、セル検出回路134へ到着したセルが、先
頭セルの場合、0<CT−STW<Tの場合、T≦CT
−STW<K×Tの場合、K×T≦CT−STWの場合
の4つに分けて説明する。また、内部時計1527は、
監視対象セルの到着の有無に関わらず、常にセル同期信
号に合わせて1づつインクリメントされており、セル通
信帯域監視装置1500内に現在の時刻情報CTを供給
しているとする。管理テーブルには、あらかじめ定めら
れた帯域監視パラメータの、ウィンドウ区間T、上限値
TH、許容値N、及びリセット猶予時間指定定数Kが記
憶されている。また、管理テーブルには、このセル通信
帯域監視装置1500内で更新された帯域監視変数の、
セル計数値X、ウィンドウ開始時刻STWも記憶されて
いる。
【0122】また、監視対象コネクション内のセルがセ
ル検出回路134へ到着する毎に、管理テーブル内に記
憶されている帯域監視パラメータの、ウィンドウ区間
T、上限値TH、許容値N、及びリセット猶予時間指定
定数Kとが装置内に読み出される。同時に、管理テーブ
ル内に記憶されている帯域監視変数の、セル計数値X、
ウィンドウ開始時刻STWもセル通信帯域監視装置15
00内に読み出される。この第2実施例でも、リセット
猶予時間指定定数K=4と仮定する。
【0123】まず、セル検出回路134へ到着したセル
が、先頭セル到着の場合について、説明する。セル検出
回路134は、監視対象コネクション内のセルの到着を
検出すると、制御回路1528へ通知する。そして、制
御回路1528内の比較判定回路1530によって、先
頭セルであることが検出できれば、それを受けた制御回
路1528は、イニシャライズ信号INIT=1を出力
する。これにより、ORゲート1526は、1を出力す
る。選択回路1517は、ORゲート1526の出力が
1であるため、1を出力する。即ち、セル計数値Xが1
に更新されたことになる。
【0124】同様に、選択回路1514は、ORゲート
1526の出力が1であるため、セル到着の現在時刻C
Tを出力する。即ち、ウィンドウ開始時刻STWがセル
到着の現在時刻CTに更新されたことになる。
【0125】このことから、更新されたセル計数値X、
ウィンドウ開始時刻STWは、管理テーブルに記憶され
る。
【0126】次に、セル検出回路134へ到着したセル
が、0<CT−STW<Tの場合について、説明する。
これは、監視対象コネクションのセルが、同一コネクシ
ョン内のウィンドウ開始時刻STWからウィンドウ区間
T以内に到着した時である。制御回路1528内の比較
判定回路1530によって、到着したセルが0<CT−
STW<T内であることが検出できれば、この比較判定
回路1530は、ウィンドウ終了回数Q=0を出力す
る。これにより、比較回路1521は、0=0より、0
を出力する。
【0127】選択回路1516は、比較回路1521の
出力が0であるため、選択回路1515から入力した値
を出力する。選択回路1515へ入力される値は、セル
計数値Xの更新値として、管理テーブルから読み出され
たセル計数値X、あるいはこのセル計数値Xに+1され
た値である。そこで、選択回路1515から出力される
値は、比較回路1520において、管理テーブルから読
み出された現在のセル計数値Xが上限値THに達したか
否かによる。選択回路1515では、管理テーブルから
読み出された現在のセル計数値Xが上限値THに達して
いれば、到着したセルは違反セルとみなされて、Xの値
そのままを出力することになる。これに対し、選択回路
1515では、管理テーブルから読み出された現在のセ
ル計数値Xが上限値TH達していなければ、到着セルは
正常セルとみなされて、更新値X+1を出力することに
なる。
【0128】比較回路1519は、比較判定回路153
0からウィンドウ終了回数Qを入力し、このウィンドウ
終了回数Qとリセット猶予時間指定定数Kとを比較す
る。ウィンドウ終了回数Q=0であるため、比較回路1
519は、0を出力する。このことから、ORゲート1
526は、イニシャライズ信号INITも0であるた
め、0を出力する。
【0129】選択回路1517は、ORゲート1526
の出力が0であるため、選択回路1516からの出力を
新たなセル計数値Xとして出力する。
【0130】同様に、選択回路1514から出力される
値は、ウィンドウ開始時刻STWの変更処理として、乗
算回路1512と加算回路1522での演算結果であ
る。ここで、乗算回路1512は、比較判定回路153
0から出力されるウィンドウ終了回数Q=0なので、0
を出力する。このことにより、選択回路1514から出
力される値は、管理テーブルから読み出された、現在の
ウィンドウ開始時刻STWそのままの値である。
【0131】これら、更新されたセル計数値X、ウィン
ドウ開始時刻STWは、管理テーブルに記憶される。
【0132】これまで述べた動作について、図9と図1
0のタイムチャートで示す。図9と図10の詳細な説明
は、第1実施例と同様である。
【0133】次に、セル検出回路134へ到着したセル
が、T≦CT−STW<K×Tの場合について、説明す
る。これは、監視対象コネクションのセルが、到着した
セルの現在時刻CTと同一コネクションの現ウィンドウ
開始時刻STWとの差において、ウィンドウ区間T以上
かつK×T未満に到着した時である。
【0134】制御回路1528内の比較判定回路153
0によって、到着したセルがT≦CT−STW<K内で
あることが検出できれば、この比較判定回路1530
は、ウィンドウ終了回数Qを出力する。ここでのウィン
ドウ終了回数Qの値は、0<Q<Kである。また、少な
くとも1つの監視ウィンドウが終了するので、到着セル
は、必ず正常セルとみなされる。
【0135】乗算回路1512は、比較判定回路153
0から入力したウィンドウ終了回数Qと、ウィンドウ区
間Tを乗算する。この乗算の結果、乗算回路1512
は、Q×Tを出力する。加算回路1522は、この乗算
回路1512から入力したQ×Tと、管理テーブルから
入力した現在の現在のウィンドウ開始時刻STWとを加
算する。選択回路1514は、ORゲート1526の出
力が0なので、加算回路1522から入力した値を出力
する。このことにより、更新されたウィンドウ開始時刻
STWの値は、管理テーブルに記憶される。
【0136】同様にして、乗算回路1511は、比較判
定回路1530から入力したウィンドウ終了回数Qと、
許容値Nを乗算する。この乗算の結果、乗算回路151
1は、Q×Nを出力する。
【0137】比較回路1518は、乗算回路1511か
ら入力したQ×Nと、管理テーブルから入力した現在の
セル計数値Xとを比較する。この比較の結果、比較回路
1518は、X>Q×NならばY=1を、X≦Q×Nな
らばY=0を出力する。選択回路1513は、比較回路
1518からの出力がX>Q×Nの時、乗算回路151
1から入力したQ×Nを出力する。また、比較回路15
18からの出力がX≦Q×Nの時、管理テーブルから入
力した現在のセル計数値Xを出力する。
【0138】減算回路1525は、現在のセル計数値X
から、Q×NあるいはXを減算する。これにより、ウィ
ンドウ区間終了によるセル計数値Xの更新処理がなされ
たことになる。加算回路1523は、この減算回路15
25の結果に、到着セルの分の1を加算し、新たなセル
計数値Xを設定する。
【0139】選択回路1516は、比較回路1521の
出力が0であるため、この新たなセル計数値Xを出力す
る。
【0140】また、選択回路1517は、ORゲート1
526の出力が0であるため、加算回路1516から入
力した値を出力する。このことにより、更新されたセル
計数値Xの値は、管理テーブルに記憶される。
【0141】これまで述べた動作について、図11と図
12のタイムチャートで示す。図11は、セル到着前に
1回(即ち、Q=1)ウィンドウ区間が終了している例
を示している。また、図12は、セル到着前に2回(即
ち、Q=2)ウィンドウ区間が終了している例をを示し
ている。そして、図11と図12の詳細な説明は、第1
実施例と同様である。
【0142】次に、セル検出回路134へ到着したセル
が、K×T≦CT−STWの場合について、説明する。
これは、監視対象コネクションのセルが、このセルの到
着した現在時刻CTと現ウィンドウ開始時刻STWとの
差からウィンドウ区間T×K以上で到着した時である。
この場合も、前述したように、少なくとも1つの監視ウ
ィンドウが終了するので、到着セルは、必ず正常セルと
みなされる。制御回路1528内の比較判定回路153
0によって、到着したセルがK×T≦CT−STWであ
ることが検出できれば、この比較判定回路1530は、
ウィンドウ終了回数Kを出力する。
【0143】比較回路1519は、比較判定回路153
0からKを入力するため、1を出力する。これにより、
ORゲート1526は、1を出力する。
【0144】選択回路1514は、ORゲート1526
から1を入力するため、セルが到着した現在時刻CTを
出力する。このことから、ウィンドウ開始時刻STW
は、現在時刻CTに更新され、管理テーブルに記憶され
る。
【0145】また、選択回路1517も、ORゲート1
526から1を入力するため、1を出力する。このこと
から、セル計数値Xは、1に更新され、管理テーブルに
記憶される。
【0146】つまり、K×T≦CT−STWの条件が成
り立ったため、ウィンドウ開始時刻STWとセル計数値
Xは、リセット処理が実行されたことになる。
【0147】これまで述べた動作について、図13のタ
イムチャートで示す。図13の詳細な説明は、第1実施
例と同様である。
【0148】以上のように、第2実施例によれば、第1
実施例に述べたことのほか、セル計数値Xとウィンドウ
開始時刻STWの更新を、ウィンドウ区間終了回数に基
づいて算出した加算処理あるいは減算処理により行うた
め、第1実施例に比べて、更新処理のための回路が簡素
化される。
【0149】また、第2実施例によれば、ウィンドウ区
間終了回数の算出に、比較判定回路を用いているので、
回路規模の増大を招く除算回路を不要としている。
【0150】以上、この発明の2つの実施例を詳細に説
明したが、この発明は、前述した実施例に限定されるも
のではない。例えば、第1実施例では、セル計数値Xを
更新処理する場合、セル計数値Xが許容値Nを越えた正
常セルの計数値X−Nを、次のウィンドウ区間でのセル
計数値Xに繰り上げる場合、ウィンドウ区間開始時に次
のセル計数値Xの初期値として設定する場合を説明し
た。しかし、この発明は、この計数値X−Nを一旦格納
し、次のウィンドウ区間において、この格納した計数値
X−Nと実際に到着したセルの計数値とを加算回路で加
算することにより、到着セルに対する繰上げ分を考慮し
たセル計数値Xを出力しても実現できる。
【0151】このような構成の場合には、別に加算回路
とX−Nの値を格納する領域が管理テーブル内に必要と
なるが、回路の複雑化はさほど問題にはならずに実現で
きる。
【0152】また、2つの実施例では、セル計数値Xが
上限値THに達すると、次の到着セルを違反セルと判定
し、かつセル計数値Xの更新も停止している場合を説明
した。しかし、この発明は、到着セルを違反セルとみな
すことさえ行えばよく、到着したセルのセル計数値Xの
カウント処理は停止しなくとも実現できる。ただし、こ
の場合、違反セルの計数分を、次のウィンドウ区間にお
けるセル計数の初期値に含めないようにする必要があ
る。
【0153】また、第1実施例では、T≦CT−STW
≦K×Tの条件が成り立つ時、常にK個のパルスからな
るラッチ信号を各レジスタに供給する代わりに、ウィン
ドウ開始時刻STWへの加算値あるいはセル計数値Xへ
の減算値を0とすることで、見掛上K回までの不要な更
新処理を停止させた場合を説明した。しかし、この発明
は、必要な個数のパルスからなるラッチ信号を生成し供
給することで、実際にウィンドウ区間開始時刻とセル計
数値Xの更新処理を停止させる構成でも実現できる。
【0154】また、第2実施例では、セル到着前のウィ
ンドウ区間終了回数の算出に比較判定回路を用いた場合
を説明した。しかし、この発明は、比較判定回路の代わ
りに除算回路を具備することで、直接ウィンドウ区間終
了回数を算出しても実現できる。ただし、除算回路は、
一般に回路規模の増大を招く。
【0155】さらに、2つの実施例では、ウィンドウ区
間開始時刻のリセット猶予時間幅として整数K×ウィン
ドウ時間長Tを用いた場合を説明した。しかし、この発
明は、リセット猶予時間幅をウィンドウ区間Tの整数倍
とする必要は必ずしもなく、任意の時間幅を選定する構
成でも実現できる。ただし、この場合、リセット猶予時
間幅を規定するパラメータとしてリセット猶予時間指定
定数Kではなく、直接K×Tに相当する値を格納してお
く機能が必要であり、管理テーブル内の情報量が増加す
ることになる。また、違反判定回路にも、そのための回
路の追加が生じる。
【0156】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よれば、1回線当たりの監視対象コネクション数が、例
えば224以上と膨大になる可能性のあるATM通信網に
おいても、申告値違反判定回路部を全監視対象コネクシ
ョン間で共通に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】従来のCJW方式の動作を示すタイムチャート
である。
【図3】従来のCJW方式の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】選択回路の真理値表を示す図である。
【図5】演算回路の真理値表を示す図である。
【図6】比較回路の真理値表を示す図である。
【図7】タイミング作成回路の真理値表を示す図であ
る。
【図8】ラッチ信号を示すタイムチャートである。
【図9】この発明の第1、第2実施例の動作を示すタイ
ムチャートである。
【図10】この発明の第1、第2実施例の動作を示すタ
イムチャートである。
【図11】この発明の第1、第2実施例の動作を示すタ
イムチャートである。
【図12】この発明の第1、第2実施例の動作を示すタ
イムチャートである。
【図13】この発明の第1、第2実施例の動作を示すタ
イムチャートである。
【図14】この発明の第2実施例の構成を示すブロック
図である。
【図15】比較判定回路の真理値表を示す図である。
【符号の説明】
111〜122、137、139、1513〜1517
選択回路 123 演算回路 124、138、1522〜1524 加算回路 125、126 レジスタ 127、128、1518〜1521 比較回路 129、131、1525 減算回路 130、1528 制御回路 133 内部時計 134 セル検出回路 135 違反セル処理回
路 140、1526 ORゲート 136 NORゲート 1511、1512 乗算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 3/00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のタイミングで、順次、セルの通信
    帯域の申告値により規定される時間幅を有する監視区間
    を設定し、各監視区間毎にセルが申告値を満足するよう
    に送られてきているか否かを監視するウィンドウ型セル
    流量監視装置において、到着したセルの到着時刻を生成
    する生成手段と、 到着した前記セルの到着時刻と、管理テーブルに記憶し
    てある監視区間のウィンドウ開始時刻と、予め定められ
    たリセット猶予時間指定定数および監視区間のウィンド
    ウ区間長から、到着した前記セルが同一コネクション内
    のどの時点に到着したかを検出するセル検出手段と、 各監視区間毎に到着したセルを計数し、前記セルの計数
    値が申告値により規定される許容値より大きな上限値に
    達すると、以後到着したセルを違反セルとみなす違反セ
    ル検出手段と、 各監視区間毎に到着したセルを計数し、前記セルの計数
    値が前記許容値を越えた正常セルの計数値を、次の監視
    区間のセル計数値の初期値に更新する手段と、 セルが到着した前記セルの到着時刻が、前記監視区間の
    ウィンドウ開始時刻から前記リセット猶予時間指定定数
    以内であれば、前記監視区間のウィンドウ終了回数に応
    じた前記到着セルの計数値の更新を行い、新たな監視区
    間のウィンドウ開始時刻の更新を行う手段と、 セルが到着した前記セルの到着時刻が、前記監視区間の
    ウィンドウ開始時刻からリセット猶予時間指定定数以上
    であれば、前記セル計数値のリセット処理の更新を行
    い、前記セルが到着した前記セルの到着時刻を監視区間
    のウィンドウ開始時刻に更新する手段と、 更新した前記セル計数値と監視区間のウィンドウ開始時
    刻とを前記管理テーブルに記憶する記憶手段とを具備し
    たことを特徴とするウィンドウ型帯域監視装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、前記セル計数値と監視
    区間のウィンドウ開始時刻とが更新される毎に、前記管
    理テーブルに記憶することを特徴とする請求項1記載の
    ウィンドウ型帯域監視装置。
  3. 【請求項3】 所定のタイミングで、順次、セルの通信
    帯域の申告値により規定される時間幅を有する監視区間
    を設定し、各監視区間毎にセルが申告値を満足するよう
    に送られてきているか否かを監視するウィンドウ型セル
    流量監視装置において、到着したセルの到着時刻を生成
    する生成手段と、 到着した前記セルの到着時刻と、管理テーブルに記憶し
    てある監視区間のウィンドウ開始時刻と、予め定められ
    たリセット猶予時間指定定数および監視区間のウィンド
    ウ区間長から、前記セルが到着した時、前記セルが到着
    した以前に監視区間のウィンドウ区間が何回終了したか
    を検出するウィンドウ区間検出手段と、 各監視区間毎に到着したセルを計数し、前記セルの計数
    値が申告値により規定される許容値より大きな上限値に
    達すると、以後到着したセルを違反セルとみなす違反セ
    ル検出手段と、 各監視区間毎に到着したセルを計数し、前記セルの計数
    値が前記許容値を越えた正常セルの計数値を、次の監視
    区間のセル計数値の初期値に更新する手段と、 セルが到着した前記セルの到着時刻が、前記監視区間の
    ウィンドウ開始時刻から前記リセット猶予時間指定定数
    以内であれば、前記監視区間のウィンドウ終了回数に応
    じた到着セルの計数値の更新を行い、新たな監視区間の
    ウィンドウ開始時刻の更新を行う手段と、 セルが到着した前記セルの到着時刻が、前記監視区間の
    ウィンドウ開始時刻からリセット猶予時間指定定数以上
    であれば、前記セル計数値のリセット処理の更新を行
    い、前記セルが到着した前記セルの到着時刻を監視区間
    のウィンドウ開始時刻に更新する手段と、 更新した前記セル計数値と監視区間のウィンドウ開始時
    刻とを前記管理テーブルに記憶する記憶手段とを具備し
    たことを特徴とするウィンドウ型帯域監視装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、前記セル計数値と監視
    区間のウィンドウ開始時刻とが更新される毎に、前記管
    理テーブルに記憶することを特徴とする請求項3記載の
    ウィンドウ型帯域監視装置。
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