JP3106135U - 標識板両面取付金具 - Google Patents
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Abstract
【課題】支柱に対する標識板の取付け作業が容易、かつ確実に行い得るものであり、しかも、運転者に対する視認性が良く、また、片面に標識板を取付ける場合の取付金具としても利用することができるなど、利便性がある標識板両面取付金具を提供する。
【解決手段】支柱に着脱自在の抱合せ型上部金具6と下部金具7とからなる標識板両面取付金具であって、前記上部金具は中心部に支柱当接用の円環構造部6aを有するとともに、その左右両側に締着具取付部および標識板取付用の折曲腕部6Cを一体に設け、また、前記下部金具は中心部に深絞り状支柱当接部7aを有するとともに、その左右両側に締着具取付部および緊締圧力調整用の突子7Cを一体に設けたこと。
【選択図】図3
【解決手段】支柱に着脱自在の抱合せ型上部金具6と下部金具7とからなる標識板両面取付金具であって、前記上部金具は中心部に支柱当接用の円環構造部6aを有するとともに、その左右両側に締着具取付部および標識板取付用の折曲腕部6Cを一体に設け、また、前記下部金具は中心部に深絞り状支柱当接部7aを有するとともに、その左右両側に締着具取付部および緊締圧力調整用の突子7Cを一体に設けたこと。
【選択図】図3
Description
本考案は、例えば道路の交差点などで使用される信号機の直上に設置する場合などに好適な両面視認型標識板取付金具に関するものである。
従来、道路の交差点などで使用される信号機の直上に両面視認型標識板を取付ける場合は、例えば図8示のように、主柱11に信号機取付用のアーム12と標識板両面取付用の支柱13を、上下平行状態に取付け、前記支柱13に図9のように標識板14にスポット溶接した高リブ15の溝16にボルト17を挿入し、これを下部金具18にナット19で締付け、上部金具20と、前記下部金具18とで、前記支柱13を挟み込み、ボルト21・ナット22で締付けていたものである。
ところが、上記従来技術の場合は、上部金具20と下部金具18で支柱13を挟み込む部分23の形状が同形であるため、取付部の径の許容差を吸収できず、締付力が低下し、安定した取付が得られないという問題点があった。
また、先に上部金具20と下部金具18を支柱13に取り付けると、支柱13の下部に図8示のように信号機24などの構造物がある場合は、標識板14の取付け作業が難しいため、先に標識板14を下部金具18に取付けなければならなかった、即ち、標識板14を下部金具18に取付けることによって重量が増し、作業性が劣るという問題点があった。
また、前記下部金具18に対する標識板14の取付けが垂直状であるため、前記標識板14の表面に貼られた再帰性反射シート(図示せず)の反射効果も低下し、運転者への視認性が劣るという問題点があった。
本考案の標識板両面取付金具は、上記課題を解決することを目的とし、支柱に着脱自在の抱合せ型上部金具と下部金具とからなる標識板両面取付金具であって、前記上部金具は中心部に支柱当接用の円環構造部を有するとともに、その左右両側に締着具取付部および標識板取付用の折曲腕部を一体に設け、また、前記下部金具は中心部に深絞り状支柱当接部を有するとともに、その左右両側に締着具取付部および緊締圧力調整用の突子を一体に設けたことを特徴とする。
また、本考案の標識板両面取付金具は、前記標識板取付用の折曲腕部をそれぞれ所要角度下向き傾斜状に設けたことを特徴とする。
また、本考案の標識板両面取付金具は、前記下部金具の締着具取付部に締着具頭部嵌合凹部を設けたことを特徴とする。
また、本考案の標識板両面取付金具は、緊締圧力調整用の突子を座屈可能としたことを特徴とする。
本考案の請求項1記載の考案によれば、上部金具は中心部に支柱当接用の円環構造部を設けたので、支柱との接着面積を増大させ、また下部金具の締着具を締付けることにより、摩擦抵抗が増大し、安定した取付が得られるものであるが、特に、前記円環構造部を上部金具の支柱当接面側(この場合は下面側)に設けることで、上部からの作業が容易となり、作業改善を大幅に計ることができる。即ち、道路の交差点などで使用される信号機の直上に設置される両面視認型標識板取付ける場合には、あらかじめ、前記標識板を取付けた上部金具の円環構造部を図3示のように、支柱上面部に掛止し、標識板の重量を支柱で支え、この状態で前記上部金具と下部金具を締着具により支柱に一体に取付けることがてきるので、作業時に重量がかからず、楽な状態で効率よく取付け作業を行うことができる効果がある。
また、下部金具は中心部に深絞り状支柱当接部を設けたので、支柱に下部金具を取付ける際に、支柱との当接面を大きくすることができ、支柱を囲むような状態で、安定的、かつ確実に取付けることてきる効果があるばかりでなく、下部金具を図7示のように片面に標識板を取付ける場合の取付金具としても利用することができる効果がある。
また、本考案の請求項2記載の考案によれば、標識板取付用の折曲腕部をそれぞれ所要角度下向き傾斜状に設けることにより、標識板の表面に貼られた再帰性反射シート(図示せず)の反射効果を増大させ、運転者の視認性を向上させることができる効果がある。
さらにまた、本考案の請求項3記載の考案によれば、下部金具の締着具取付部に締着具頭部嵌合凹部を設け、これに前記締着具の頭部を嵌合して、締着具の取付けを行うようにしたので、前記凹部が締着具の回り止め作用をなし、締付け作業を作業工具1本で容易、かつ確実に行うことができる効果がある。
また、本考案の請求項4記載の考案によれば、下部金具の緊締具取付部の先端に座屈可能な緊締圧力調整用の突子を設けたので、取付け部の径の許容差を吸収して締付力の増大をはかることができる効果がある。
本考案は、支柱に対する標識板の取付け作業を容易、かつ確実に行い得るものであり、しかも、運転者に対する視認性が良く、また、片面に標識板を取付ける場合の取付金具としても利用することができるなど、利便性のある標識板両面取付金具を提供する。
以下、図面を参照して本考案に係る標識板両面取付金具の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、信号機の直上に設置する一例を示す正面図である。図2は、図1の標識板取付け状態を示す右側面図である。図3は、同図2の拡大図である。図4は、図3のA−A断面図である。図5は、上部金具に標識板を取付けた状態の一例を示す一部切欠側面図である。図6は、下部金具の一例を示す側面図である。図7は、下部金具を片面標識板取付金具として使用した一例を示す側面図である。図8は、従来の標識板両面取付金具の使用状態の一例を示す側面図である。図9は、図8における標識板両面取付金具の使用状態の一例を示す一部拡大側面図である。
図1は、信号機の直上に設置する一例を示す正面図である。図2は、図1の標識板取付け状態を示す右側面図である。図3は、同図2の拡大図である。図4は、図3のA−A断面図である。図5は、上部金具に標識板を取付けた状態の一例を示す一部切欠側面図である。図6は、下部金具の一例を示す側面図である。図7は、下部金具を片面標識板取付金具として使用した一例を示す側面図である。図8は、従来の標識板両面取付金具の使用状態の一例を示す側面図である。図9は、図8における標識板両面取付金具の使用状態の一例を示す一部拡大側面図である。
図1乃至図5において、1は標識板であって、その裏面側には周知のスポット溶接した高リブ2が設けられれ、前記高リブ2の溝3には所要の締着具(例えばボルト4・ナット5のようなもの)の頭部4aが挿入されている。6は、所要幅の帯板材からなる上部金具であって、下面側の中心部に支柱当接用の円環構造部6aを有するとともに、その左右両側に締着具取付部6bおよび標識板取付用の折曲腕部6cが一体に設けられている。6dは、前記折曲腕部6cの所要個所に設けられた、締着具挿通用の孔である。6eは、前記締着具取付部6bに設けられてた締着具挿通用の孔である。
図6乃至図7において、7は所要幅の帯板材からなる下部金具であって、中心部に深絞り状支柱当接用の円環構造部7aを有するとともに、その左右両側に締着具取付部7bおよび緊締圧力調整用の突子7cが一体に設けられている。7dは、前記締着具取付部7bに設けられた締着具挿通用の孔である。7eは、同じく締着具取付部7bに設けられた締着具頭部嵌合凹部である。8は主柱、9は、支柱(アーム)、10は、信号機を示すものである。
なお、本考案においては、締着具をボルト4・ナット5のようなもので示したが、これに限定されるものでなく、所期の目的を達成し得るものであれば、如何なるものでよいこと勿論のことであり、また円環構造部6aおよび深絞り状支柱当接部7aの形状も、支柱9の断面形状に合わせたものとすることも勿論のことである。さらにまた、標識板両面取付金具は図1に示すように標識板の大きさ(横幅寸法)により複数個のものが用いられることも勿論のことである。
このように構成されている本考案に係る標識板両面取付金具は、支柱に対する標識板を取付け作業が容易、かつ確実に行い得るものであり、しかも、運転者に対する視認性がよく、また、片面に標識板を取付ける場合の取付金具としても利用することができるなど、利便性のあるものである。
なお、本実施例では、道路の交差点などで使用される信号機の直上に両面視認型標識板を取付ける場合はについて説明したが、これに限らず、所要場所における標識板の設置に対しても適用できること勿論のことである。
1 標識板
2 高リブ
3 溝
4 ボルト
4a 頭部
5 ナット
6 上部金具
6a 円環構造部
6b 締着具取付部
6c 折曲腕部
6d 締着具挿通用の孔
6e 締着具挿通用の孔
7 下部金具
7a 深絞り状支柱当接部
7b 締着具取付部
7c 緊締圧力調整用の突子
7d 締着具挿通用の孔
7e 締着具頭部嵌合凹部
8 主柱
9 支柱
10 信号機
2 高リブ
3 溝
4 ボルト
4a 頭部
5 ナット
6 上部金具
6a 円環構造部
6b 締着具取付部
6c 折曲腕部
6d 締着具挿通用の孔
6e 締着具挿通用の孔
7 下部金具
7a 深絞り状支柱当接部
7b 締着具取付部
7c 緊締圧力調整用の突子
7d 締着具挿通用の孔
7e 締着具頭部嵌合凹部
8 主柱
9 支柱
10 信号機
Claims (4)
- 支柱に着脱自在の抱合せ型上部金具と下部金具とからなる標識板両面取付金具であって、前記上部金具は中心部に支柱当接用の円環構造部を有するとともに、その左右両側に締着具取付部および標識板取付用の折曲腕部を一体に設け、また、前記下部金具は中心部に深絞り状支柱当接部を有するとともに、その左右両側に締着具取付部および緊締圧力調整用の突子を一体に設けたことを特徴とする標識板両面取付金具。
- 請求項1に記載の標識板両面取付金具において、前記標識板取付用の折曲腕部をそれぞれ所要角度下向き傾斜状に設けたことを特徴とする標識板両面取付金具。
- 請求項1乃至2に記載の標識板両面取付金具においては、前記下部金具の締着具取付部に締着具頭部嵌合凹部を設けたことを特徴とする標識板両面取付金具。
- 請求項1乃至3に記載の標識板両面取付金具においては、緊締圧力調整用の突子を座屈可能としたことを特徴とする標識板両面取付金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004004260U JP3106135U (ja) | 2004-06-23 | 2004-06-23 | 標識板両面取付金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004004260U JP3106135U (ja) | 2004-06-23 | 2004-06-23 | 標識板両面取付金具 |
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JP (1) | JP3106135U (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20200139361A (ko) * | 2019-06-04 | 2020-12-14 | (주)이엔씨파워 | 횡단보도용 양면 표지판 |
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2004
- 2004-06-23 JP JP2004004260U patent/JP3106135U/ja not_active Expired - Fee Related
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