JP3106098B2 - 妨害波除去アンテナ装置 - Google Patents
妨害波除去アンテナ装置Info
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- JP3106098B2 JP3106098B2 JP07291923A JP29192395A JP3106098B2 JP 3106098 B2 JP3106098 B2 JP 3106098B2 JP 07291923 A JP07291923 A JP 07291923A JP 29192395 A JP29192395 A JP 29192395A JP 3106098 B2 JP3106098 B2 JP 3106098B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、希望波と妨害波と
が入力される複数のアンテナの出力から、妨害波を除去
する妨害波除去アンテナ装置に関する。
が入力される複数のアンテナの出力から、妨害波を除去
する妨害波除去アンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン放送局の数が増加し
ているので、同一チャンネルに2局の放送局が存在する
地域がある。この場合、一方の放送局は、妨害をなくす
ため、送信周波数を他方の局の送信周波数よりも10K
Hzオフセットさせることが多い。しかし、これでも1
0KHz周波数の異なる他方の局からの電波の影響を受
けて、同一チャンネル混信によるオフセットビート妨害
が生じることがある。このようなオフセットビート妨害
を除去するために、妨害波除去アンテナ装置を使用する
ことがある。
ているので、同一チャンネルに2局の放送局が存在する
地域がある。この場合、一方の放送局は、妨害をなくす
ため、送信周波数を他方の局の送信周波数よりも10K
Hzオフセットさせることが多い。しかし、これでも1
0KHz周波数の異なる他方の局からの電波の影響を受
けて、同一チャンネル混信によるオフセットビート妨害
が生じることがある。このようなオフセットビート妨害
を除去するために、妨害波除去アンテナ装置を使用する
ことがある。
【0003】従来、上記の妨害波除去アンテナ装置とし
ては、例えば図5に示すようなものがあった。この妨害
波除去アンテナ装置は、一定の間隔dを隔てて平行に配
置された2本のアンテナ、例えば八木アンテナ2、4を
有している。この八木アンテナ2、4には、そのアーム
2a、4aに沿って希望波が入力し、アーム2a、4a
に対して角度θをなして妨害波が入力する場合、図5に
示すように、八木アンテナ2、4間には、妨害波の送信
源からの距離にdsinθの差が生じる。従って、この
距離と妨害波の波長とによって、八木アンテナ2で受信
される妨害波の位相は、妨害波の波長をλとすると、2
πdsinθ/λだけ遅れる。また、それぞれのアンテ
ナ2、4で受信される妨害波のレベルには、送信源から
の伝送路中に存在する障害物等の影響で相違がある。
ては、例えば図5に示すようなものがあった。この妨害
波除去アンテナ装置は、一定の間隔dを隔てて平行に配
置された2本のアンテナ、例えば八木アンテナ2、4を
有している。この八木アンテナ2、4には、そのアーム
2a、4aに沿って希望波が入力し、アーム2a、4a
に対して角度θをなして妨害波が入力する場合、図5に
示すように、八木アンテナ2、4間には、妨害波の送信
源からの距離にdsinθの差が生じる。従って、この
距離と妨害波の波長とによって、八木アンテナ2で受信
される妨害波の位相は、妨害波の波長をλとすると、2
πdsinθ/λだけ遅れる。また、それぞれのアンテ
ナ2、4で受信される妨害波のレベルには、送信源から
の伝送路中に存在する障害物等の影響で相違がある。
【0004】そこで、アンテナ2での受信出力を固定減
衰器6で予め減衰させた後、可変位相器8を手動によっ
て操作して、位相調整を行い、アンテナ2での妨害波の
受信出力の位相を、アンテナ4での妨害波の受信出力の
位相と逆相とする。即ち、π−2πdsinθ/λとす
る。一方、可変減衰器10を手動によて操作して、アン
テナ4での受信出力のレベル調整を行い、可変位相器8
から出力される妨害波のレベルと一致させる。そして、
互いに逆相であって、同一レベルとされた可変位相器8
の出力と可変減衰器10の出力とを合成器12によって
合成し、妨害波を除去する。なお、間隔dは、可変位相
器8(π−2πdsinθ/λ)が±π/2を越える
と、希望波の減衰が大きくなるので、λ/2sinθと
することが望ましい。これによって、可変位相器8での
位相の変化量を0付近とすることができ、効率よく、希
望波を合成できる。
衰器6で予め減衰させた後、可変位相器8を手動によっ
て操作して、位相調整を行い、アンテナ2での妨害波の
受信出力の位相を、アンテナ4での妨害波の受信出力の
位相と逆相とする。即ち、π−2πdsinθ/λとす
る。一方、可変減衰器10を手動によて操作して、アン
テナ4での受信出力のレベル調整を行い、可変位相器8
から出力される妨害波のレベルと一致させる。そして、
互いに逆相であって、同一レベルとされた可変位相器8
の出力と可変減衰器10の出力とを合成器12によって
合成し、妨害波を除去する。なお、間隔dは、可変位相
器8(π−2πdsinθ/λ)が±π/2を越える
と、希望波の減衰が大きくなるので、λ/2sinθと
することが望ましい。これによって、可変位相器8での
位相の変化量を0付近とすることができ、効率よく、希
望波を合成できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
妨害波除去アンテナ装置では、可変位相器8及び可変減
衰器10の調整は、どちらも手動で行わなければならな
い。しかも、このような妨害波除去アンテナ装置では、
その設置場所が屋上や屋根の上である関係上、一旦調整
が行われると、再調整が行いにくい。従って、例えば、
妨害波の到来方向の変化によって、妨害波のレベルや位
相が変化すると、妨害波の除去が良好に行えなくなる。
たとえ妨害波の送信源の位置が変化していなくとも、妨
害波は一般に反射波として到来することが多いので、特
に積雪地域では積雪量の変化に応じて妨害波のレベルや
位相が変化する。従って、再調整しにくいにもかかわら
ず、何度も再調整しなければならなかった。また、この
ような再調整が行われている期間、テレビジョン放送の
視聴が不可能となる。
妨害波除去アンテナ装置では、可変位相器8及び可変減
衰器10の調整は、どちらも手動で行わなければならな
い。しかも、このような妨害波除去アンテナ装置では、
その設置場所が屋上や屋根の上である関係上、一旦調整
が行われると、再調整が行いにくい。従って、例えば、
妨害波の到来方向の変化によって、妨害波のレベルや位
相が変化すると、妨害波の除去が良好に行えなくなる。
たとえ妨害波の送信源の位置が変化していなくとも、妨
害波は一般に反射波として到来することが多いので、特
に積雪地域では積雪量の変化に応じて妨害波のレベルや
位相が変化する。従って、再調整しにくいにもかかわら
ず、何度も再調整しなければならなかった。また、この
ような再調整が行われている期間、テレビジョン放送の
視聴が不可能となる。
【0006】本発明は、妨害波の位相やレベルが変動し
ても、良好に妨害波を除去することができる妨害波除去
アンテナ装置を提供することを目的とする。また、本発
明は、このような妨害波を除去するための調整に要する
時間を短縮することができる妨害波除去アンテナ装置を
提供することも目的とする。さらに、再調整が行われて
いる間も、受信が可能とする妨害波除去アンテナ装置を
提供することも目的とする。
ても、良好に妨害波を除去することができる妨害波除去
アンテナ装置を提供することを目的とする。また、本発
明は、このような妨害波を除去するための調整に要する
時間を短縮することができる妨害波除去アンテナ装置を
提供することも目的とする。さらに、再調整が行われて
いる間も、受信が可能とする妨害波除去アンテナ装置を
提供することも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、希望波と妨害波がそれぞれ
入力される複数のアンテナと、これらアンテナの出力が
それぞれ入力され、妨害波を除去するように調整可能な
第1及び第2の妨害波除去手段と、第1切換信号に応じ
て第1妨害波除去手段の出力を、受信手段に接続可能な
出力端子に供給し、第2切換信号に応じて第2妨害波除
去手段の出力を、上記出力端子に供給する切換手段と、
第1切換信号に応じて、上記希望波と上記妨害波との比
であるD/U比が良好になるように、第2の妨害波除去
手段を調整し、第2切換信号に応じて、上記D/U比が
良好になるように、第1の妨害波除去手段を調整する妨
害波除去調整手段と、第1及び第2切換信号を交互に生
成する切換信号生成手段とを、具備するものである。
め、請求項1記載の発明は、希望波と妨害波がそれぞれ
入力される複数のアンテナと、これらアンテナの出力が
それぞれ入力され、妨害波を除去するように調整可能な
第1及び第2の妨害波除去手段と、第1切換信号に応じ
て第1妨害波除去手段の出力を、受信手段に接続可能な
出力端子に供給し、第2切換信号に応じて第2妨害波除
去手段の出力を、上記出力端子に供給する切換手段と、
第1切換信号に応じて、上記希望波と上記妨害波との比
であるD/U比が良好になるように、第2の妨害波除去
手段を調整し、第2切換信号に応じて、上記D/U比が
良好になるように、第1の妨害波除去手段を調整する妨
害波除去調整手段と、第1及び第2切換信号を交互に生
成する切換信号生成手段とを、具備するものである。
【0008】請求項1記載の発明によれば、第1の切換
信号が切換信号生成手段から供給されているとき、切換
手段によって、第1の妨害波除去手段の出力が出力端子
を介して受信手段に供給可能である。この間に、第2の
妨害波除去手段では、D/U比が良好になるように、調
整が行われる。この状態において、第2の切換信号が供
給されると、調整の終了した第2の妨害波除去手段の出
力が切換手段によって出力端子に供給され、出力端子を
介して受信手段に供給される。この間に、第1の妨害波
除去手段では、D/U比を良好にするように調整が行わ
れる。そして、第1の切換信号が発生すると、第1の妨
害波除去手段の出力が出力端子に供給され、第2の妨害
波除去手段において調整が行われる。以下、同様に行わ
れる。
信号が切換信号生成手段から供給されているとき、切換
手段によって、第1の妨害波除去手段の出力が出力端子
を介して受信手段に供給可能である。この間に、第2の
妨害波除去手段では、D/U比が良好になるように、調
整が行われる。この状態において、第2の切換信号が供
給されると、調整の終了した第2の妨害波除去手段の出
力が切換手段によって出力端子に供給され、出力端子を
介して受信手段に供給される。この間に、第1の妨害波
除去手段では、D/U比を良好にするように調整が行わ
れる。そして、第1の切換信号が発生すると、第1の妨
害波除去手段の出力が出力端子に供給され、第2の妨害
波除去手段において調整が行われる。以下、同様に行わ
れる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の第1及び第2の妨害波除去手段が、入力されている
上記妨害波の位相を調整する移相手段と、上記入力され
ている上記妨害波のレベルを調整するレベル調整手段
と、これら調整された上記妨害波を合成する合成手段と
を、具備するものである。
明の第1及び第2の妨害波除去手段が、入力されている
上記妨害波の位相を調整する移相手段と、上記入力され
ている上記妨害波のレベルを調整するレベル調整手段
と、これら調整された上記妨害波を合成する合成手段と
を、具備するものである。
【0010】請求項2記載の発明によれば、移相手段に
よって複数のアンテナに到達した妨害波の位相関係を調
整し、例えば2基のアンテナに到達した妨害波の位相を
逆相関係に調整し、レベル調整手段によって複数の妨害
波のレベル関係を調整し、例えば2基のアンテナに到達
した妨害波のレベルを同一にする。そして、このように
位相関係及びレベル関係が調整された複数の妨害波を合
成手段によって合成することによって、D/U比を良好
にする。
よって複数のアンテナに到達した妨害波の位相関係を調
整し、例えば2基のアンテナに到達した妨害波の位相を
逆相関係に調整し、レベル調整手段によって複数の妨害
波のレベル関係を調整し、例えば2基のアンテナに到達
した妨害波のレベルを同一にする。そして、このように
位相関係及びレベル関係が調整された複数の妨害波を合
成手段によって合成することによって、D/U比を良好
にする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の妨
害波除去アンテナ装置の上記妨害波除去調整手段が、調
整中の妨害波除去手段の出力に含まれる妨害波レベルの
検出手段と、上記移相手段及び上記レベル調整手段に様
々に位相及びレベル調整を行わせる制御手段と、この調
整ごとに位相調整量、レベル調整量、上記妨害波レベル
の検出手段の出力を記憶する手段と、これら記憶値に基
づいて上記D/U比が最良となる位相調整量、レベル調
整量を決定する決定手段とを、含むものである。
害波除去アンテナ装置の上記妨害波除去調整手段が、調
整中の妨害波除去手段の出力に含まれる妨害波レベルの
検出手段と、上記移相手段及び上記レベル調整手段に様
々に位相及びレベル調整を行わせる制御手段と、この調
整ごとに位相調整量、レベル調整量、上記妨害波レベル
の検出手段の出力を記憶する手段と、これら記憶値に基
づいて上記D/U比が最良となる位相調整量、レベル調
整量を決定する決定手段とを、含むものである。
【0012】請求項3記載の発明によれば、様々に妨害
波の位相及びレベルが変化させられ、この変化をされて
いる間に得られた各位相量と、各レベルと、各妨害波レ
ベルとが、記憶され、これらを基にD/U比が最良とな
るレベル調整手段と、移相手段との調整量が決定され
る。
波の位相及びレベルが変化させられ、この変化をされて
いる間に得られた各位相量と、各レベルと、各妨害波レ
ベルとが、記憶され、これらを基にD/U比が最良とな
るレベル調整手段と、移相手段との調整量が決定され
る。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載の妨
害波除去アンテナ装置において、上記制御手段が、上記
移相手段に順次位相を変化させる手段を有し、上記記憶
手段は、上記位相の変化ごとに、変化させた位相量と上
記妨害波レベルの検出手段の出力とを記憶する第1の記
憶手段を有し、上記決定手段は、これら記憶値に基づい
て上記D/U比が最大となる位相量を決定し、上記移相
手段の位相量を上記決定された位相量とする手段を有
し、上記制御手段は、上記決定された位相量とされた状
態において上記レベル調整手段に順次レベルを変化させ
る手段を有し、上記記憶手段は、この変化ごとに変化さ
せたレベル量と上記妨害波レベルの検出手段の出力とを
記憶する第2の記憶手段を有し、上記決定手段は、これ
ら記憶値に基づいて上記D/U比が最大となるレベルを
決定し、その決定されたレベルに上記レベル調整手段を
制御する手段とを、具備するものである。
害波除去アンテナ装置において、上記制御手段が、上記
移相手段に順次位相を変化させる手段を有し、上記記憶
手段は、上記位相の変化ごとに、変化させた位相量と上
記妨害波レベルの検出手段の出力とを記憶する第1の記
憶手段を有し、上記決定手段は、これら記憶値に基づい
て上記D/U比が最大となる位相量を決定し、上記移相
手段の位相量を上記決定された位相量とする手段を有
し、上記制御手段は、上記決定された位相量とされた状
態において上記レベル調整手段に順次レベルを変化させ
る手段を有し、上記記憶手段は、この変化ごとに変化さ
せたレベル量と上記妨害波レベルの検出手段の出力とを
記憶する第2の記憶手段を有し、上記決定手段は、これ
ら記憶値に基づいて上記D/U比が最大となるレベルを
決定し、その決定されたレベルに上記レベル調整手段を
制御する手段とを、具備するものである。
【0014】請求項4記載の発明によれば、まず順次位
相が調整され、その位相量と妨害波レベルとが記憶さ
れ、これらを基にD/U比が最良となる位相量が決定さ
れ、この決定された位相量においてレベルを順次変更
し、そのときどきのレベル調整量と妨害波レベルとが記
憶され、これらを基にD/U比が最良となるレベル調整
量が決定される。このように位相を決定してから、レベ
ルが決定される。
相が調整され、その位相量と妨害波レベルとが記憶さ
れ、これらを基にD/U比が最良となる位相量が決定さ
れ、この決定された位相量においてレベルを順次変更
し、そのときどきのレベル調整量と妨害波レベルとが記
憶され、これらを基にD/U比が最良となるレベル調整
量が決定される。このように位相を決定してから、レベ
ルが決定される。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態は、図1
に示すように、アンテナ22、24を有している。これ
らアンテナ22、24は、図5に示したアンテナ2、4
と同様な八木アンテナとすることができ、これらアーム
が希望波の到来方向に一致するように、間隔dを隔てて
平行に配置されている。また、この間隔dは、上述した
ような理由により約λ/2sinθとされている。θ
は、図5に示したように、妨害波がアームとなす角度で
ある。
に示すように、アンテナ22、24を有している。これ
らアンテナ22、24は、図5に示したアンテナ2、4
と同様な八木アンテナとすることができ、これらアーム
が希望波の到来方向に一致するように、間隔dを隔てて
平行に配置されている。また、この間隔dは、上述した
ような理由により約λ/2sinθとされている。θ
は、図5に示したように、妨害波がアームとなす角度で
ある。
【0016】これらアンテナ22、24の受信出力(希
望波及び妨害波)は、分配装置26に供給される。分配
装置26は、アンテナ22の受信出力を2分配する2分
配器28と、同じくアンテナ24の受信出力を2分配す
る2分配器30とを有している。
望波及び妨害波)は、分配装置26に供給される。分配
装置26は、アンテナ22の受信出力を2分配する2分
配器28と、同じくアンテナ24の受信出力を2分配す
る2分配器30とを有している。
【0017】この分配装置26は、アンテナ22、24
の受信出力を、妨害波除去装置32、34に供給する。
即ち、2分配器28の出力は、妨害波除去装置32、3
4の固定減衰器36、38にそれぞれ供給される。ま
た、2分配器30の出力は、妨害波除去装置32、34
のレベル調整手段、例えば可変減衰器40、42に、ア
ンテナ24の受信出力を、それぞれ供給される。
の受信出力を、妨害波除去装置32、34に供給する。
即ち、2分配器28の出力は、妨害波除去装置32、3
4の固定減衰器36、38にそれぞれ供給される。ま
た、2分配器30の出力は、妨害波除去装置32、34
のレベル調整手段、例えば可変減衰器40、42に、ア
ンテナ24の受信出力を、それぞれ供給される。
【0018】妨害波除去装置32、34では、固定減衰
器36、38の出力は、移相手段、例えば可変位相器4
4、46にそれぞれ供給される。妨害波除去装置32で
は、可変位相器44及び可変減衰器40の出力が合成器
48によって合成され、切換手段、例えば切換スイッチ
50に供給される。同様に、妨害波除去装置34では、
可変位相器46及び可変減衰器42の出力が、合成器5
2によって合成され、切換スイッチ50に供給される。
なお、可変減衰器40、42は、固定減衰器36、38
の減衰量を例えば5dBとした場合には、例えば0dB
から10dBまで減衰量を可変することができるものと
する。最小減衰量は、大抵の場合、0dBでよく、最大
減衰量は、大抵の場合、固定減衰量の2倍とするのがよ
い。また、可変位相器44、46は−90°から+90
°まで位相を変化させることができるものである。
器36、38の出力は、移相手段、例えば可変位相器4
4、46にそれぞれ供給される。妨害波除去装置32で
は、可変位相器44及び可変減衰器40の出力が合成器
48によって合成され、切換手段、例えば切換スイッチ
50に供給される。同様に、妨害波除去装置34では、
可変位相器46及び可変減衰器42の出力が、合成器5
2によって合成され、切換スイッチ50に供給される。
なお、可変減衰器40、42は、固定減衰器36、38
の減衰量を例えば5dBとした場合には、例えば0dB
から10dBまで減衰量を可変することができるものと
する。最小減衰量は、大抵の場合、0dBでよく、最大
減衰量は、大抵の場合、固定減衰量の2倍とするのがよ
い。また、可変位相器44、46は−90°から+90
°まで位相を変化させることができるものである。
【0019】切換スイッチ50は、2つの出力端子5
4、56を有し、出力端子54は、受信手段、例えばテ
レビジョン受像機に接続される。切換スイッチ50は、
後述する制御信号を受けて、合成器48の出力を出力端
子54に、合成器52の出力を出力端子56に生じさせ
る第1の切換状態と、合成器48の出力を出力端子56
に、合成器52の出力を出力端子54に生じさせる第2
の切換状態とに選択的に切り換えられる。
4、56を有し、出力端子54は、受信手段、例えばテ
レビジョン受像機に接続される。切換スイッチ50は、
後述する制御信号を受けて、合成器48の出力を出力端
子54に、合成器52の出力を出力端子56に生じさせ
る第1の切換状態と、合成器48の出力を出力端子56
に、合成器52の出力を出力端子54に生じさせる第2
の切換状態とに選択的に切り換えられる。
【0020】切換スイッチ50の出力端子56に、妨害
波除去調整手段の一部をなす妨害波レベル検出器58が
接続されている。この妨害波レベル検出器58は、出力
端子56に生じた妨害波除去装置32または34の出力
から妨害波のレベルを検出し、妨害波除去調整手段の一
部をなす制御部60に供給される。
波除去調整手段の一部をなす妨害波レベル検出器58が
接続されている。この妨害波レベル検出器58は、出力
端子56に生じた妨害波除去装置32または34の出力
から妨害波のレベルを検出し、妨害波除去調整手段の一
部をなす制御部60に供給される。
【0021】この制御部60は、例えばCPU及び記憶
手段、例えばメモリを含み、可変減衰器44、46、可
変減衰器40、42及び切換スイッチ50を制御する。
手段、例えばメモリを含み、可変減衰器44、46、可
変減衰器40、42及び切換スイッチ50を制御する。
【0022】図2に示すフローチャートを参照して、制
御部60が行う動作を説明する。この制御では、フラグ
Fを使用する。このフラグFは、妨害波除去装置32、
34内の可変位相器44、46及び可変減衰器40、4
2を制御する際に使用するもので、妨害波除去装置34
内の可変位相器46及び可変減衰器42を制御する際に
は2とされ、妨害波除去装置32内の可変位相器44及
び可変減衰器40を制御する際には1とされる。
御部60が行う動作を説明する。この制御では、フラグ
Fを使用する。このフラグFは、妨害波除去装置32、
34内の可変位相器44、46及び可変減衰器40、4
2を制御する際に使用するもので、妨害波除去装置34
内の可変位相器46及び可変減衰器42を制御する際に
は2とされ、妨害波除去装置32内の可変位相器44及
び可変減衰器40を制御する際には1とされる。
【0023】この制御では、初期設定としてフラグFを
1とする(ステップS2)。次にフラグFが1であるか
判断する(ステップS4)。フラグFが1であると、第
1の切換状態に切換スイッチ50を切り換え(ステップ
S6)、フラグFを2とする(ステップS8)。また、
ステップS4において、フラグFが1でないと判断され
ると、切換スイッチ50を第2の切換状態に切り換え
(ステップS10)、フラグFを1とする(ステップS
12)。
1とする(ステップS2)。次にフラグFが1であるか
判断する(ステップS4)。フラグFが1であると、第
1の切換状態に切換スイッチ50を切り換え(ステップ
S6)、フラグFを2とする(ステップS8)。また、
ステップS4において、フラグFが1でないと判断され
ると、切換スイッチ50を第2の切換状態に切り換え
(ステップS10)、フラグFを1とする(ステップS
12)。
【0024】ステップS8またはS12に続いて、可変
減衰器40または42の減衰量ATTを最小値MINに
設定する(ステップS14)。最小値MINとしては、
例えば0dBに設定することができる。次に、フラグF
によって指定された可変減衰器40または42の減衰量
をATTに調整する(ステップS16)。そして、上記
減衰量ATTが最大値MAX、例えば10dBを越えて
いるか判断する(ステップS18)。
減衰器40または42の減衰量ATTを最小値MINに
設定する(ステップS14)。最小値MINとしては、
例えば0dBに設定することができる。次に、フラグF
によって指定された可変減衰器40または42の減衰量
をATTに調整する(ステップS16)。そして、上記
減衰量ATTが最大値MAX、例えば10dBを越えて
いるか判断する(ステップS18)。
【0025】上記減衰量ATTが最大値MAXを越えて
いなければ、可変位相器44または46の移相量PHを
最小値、例えば−90に設定する(ステップS20)。
次に、移相量PHが最大値例えば+90を越えているか
判断する(ステップS22)。そして、移相量PHが最
大値を越えていなければ、フラグFで指定された可変位
相器44または46での移相量をPHに調整する(ステ
ップS24)。そして、このときのATT、PH及び妨
害波レベル検出器58から入力された妨害波レベルを記
憶する(ステップS26)。次に、移相量PHを所定
量、例えば0.5dB増加させ(ステップS28)、ス
テップS22に戻る。従って、PHが90を越えるまで
特定のATTにおいて移相量を0.5°づつ変化させた
状態でのATT、PH及び妨害波受信レベルが記憶され
る。
いなければ、可変位相器44または46の移相量PHを
最小値、例えば−90に設定する(ステップS20)。
次に、移相量PHが最大値例えば+90を越えているか
判断する(ステップS22)。そして、移相量PHが最
大値を越えていなければ、フラグFで指定された可変位
相器44または46での移相量をPHに調整する(ステ
ップS24)。そして、このときのATT、PH及び妨
害波レベル検出器58から入力された妨害波レベルを記
憶する(ステップS26)。次に、移相量PHを所定
量、例えば0.5dB増加させ(ステップS28)、ス
テップS22に戻る。従って、PHが90を越えるまで
特定のATTにおいて移相量を0.5°づつ変化させた
状態でのATT、PH及び妨害波受信レベルが記憶され
る。
【0026】そして、ステップS22においてPHが9
0°を越えたと判断されると、ATTが0.5dB増加
させられ(ステップS30)、ステップS18に戻る。
従って、新たなATTにおいて上述したように移相量を
0.5°づつ変化させた状態でのATT、PH及び妨害
波受信レベルが記憶され、これがPHが+90になるま
で行われる。PHが+90を越えると、ステップS18
からステップS32が実行される。
0°を越えたと判断されると、ATTが0.5dB増加
させられ(ステップS30)、ステップS18に戻る。
従って、新たなATTにおいて上述したように移相量を
0.5°づつ変化させた状態でのATT、PH及び妨害
波受信レベルが記憶され、これがPHが+90になるま
で行われる。PHが+90を越えると、ステップS18
からステップS32が実行される。
【0027】ステップS32では、これら記憶されたA
TT、PH及び妨害波レベルに基づいてD/U比が最大
となる移相量と減衰量とが決定され、これら決定された
移相量と減衰量とに、フラグFで指定された可変減衰器
と可変位相器とが設定される。D/U比が最大となる移
相と減衰量との決定は、例えば次のようにして行うこと
ができる。
TT、PH及び妨害波レベルに基づいてD/U比が最大
となる移相量と減衰量とが決定され、これら決定された
移相量と減衰量とに、フラグFで指定された可変減衰器
と可変位相器とが設定される。D/U比が最大となる移
相と減衰量との決定は、例えば次のようにして行うこと
ができる。
【0028】説明の便宜上、妨害波除去装置34におい
て、妨害波の除去が行われているとする。希望波は、ア
ンテナ22、24が平行に配置されているので、同一レ
ベルで受信されており、その結果、固定減衰器38、可
変減衰器42には、それぞれ希望波がレベルDで供給さ
れていると考える。ここで、固定減衰器38の減衰量を
kf、可変減衰器42の減衰量をkv、可変位相器46
での移相量をφとすると、可変位相器46での希望波の
出力はD・kf∠φで表され、固定減衰器42の希望波
の出力は、D・kvで表される。従って、合成器52の
出力として得られる希望波の絶対値レベルDout は、数
1によって表される。
て、妨害波の除去が行われているとする。希望波は、ア
ンテナ22、24が平行に配置されているので、同一レ
ベルで受信されており、その結果、固定減衰器38、可
変減衰器42には、それぞれ希望波がレベルDで供給さ
れていると考える。ここで、固定減衰器38の減衰量を
kf、可変減衰器42の減衰量をkv、可変位相器46
での移相量をφとすると、可変位相器46での希望波の
出力はD・kf∠φで表され、固定減衰器42の希望波
の出力は、D・kvで表される。従って、合成器52の
出力として得られる希望波の絶対値レベルDout は、数
1によって表される。
【0029】
【数1】Dout =D〔(kv+kfcos φ)2 +(kf
sin φ)2 〕1/2
sin φ)2 〕1/2
【0030】記憶されている様々な妨害波レベルのう
ち、最小のものU0 を検索し、この検索値に対応するA
TT、PHをkf0 、φ0 とする。そして、このときの
希望波の絶対値レベルD0 を、数1にkf0 、φ0 を代
入して、求める。これらkf0、φ0 の近傍の記憶され
ている妨害波レベル、例えばU1 と上記U0 との比U/
U0 、即ち妨害波の変化量ΔU1 を求める。一方、U1
に対応して記憶されている減衰量kf1 と移相量φ1 を
数1のkf、φに代入して、U1 に対する希望波の絶対
値レベルD1 を求める。そして、D1 と上記D0 との
比、即ち希望波の変化量ΔD1 を求める。ここでΔD1
/ΔU1 が1よりも大きければ、妨害波最低レベルの場
合よりもD/U比が良好となる。同様にして、妨害波最
低レベルの近傍の他の移相量及び減衰量についてもD/
U比の変化量を求め、最も変化量の大きいときの減衰量
及び移相量を、D/U比が最大となる移相量と減衰量と
決定し、これらに、フラグFで指定された可変位相器と
可変減衰器の移相量と減衰量とを設定する。
ち、最小のものU0 を検索し、この検索値に対応するA
TT、PHをkf0 、φ0 とする。そして、このときの
希望波の絶対値レベルD0 を、数1にkf0 、φ0 を代
入して、求める。これらkf0、φ0 の近傍の記憶され
ている妨害波レベル、例えばU1 と上記U0 との比U/
U0 、即ち妨害波の変化量ΔU1 を求める。一方、U1
に対応して記憶されている減衰量kf1 と移相量φ1 を
数1のkf、φに代入して、U1 に対する希望波の絶対
値レベルD1 を求める。そして、D1 と上記D0 との
比、即ち希望波の変化量ΔD1 を求める。ここでΔD1
/ΔU1 が1よりも大きければ、妨害波最低レベルの場
合よりもD/U比が良好となる。同様にして、妨害波最
低レベルの近傍の他の移相量及び減衰量についてもD/
U比の変化量を求め、最も変化量の大きいときの減衰量
及び移相量を、D/U比が最大となる移相量と減衰量と
決定し、これらに、フラグFで指定された可変位相器と
可変減衰器の移相量と減衰量とを設定する。
【0031】ステップS32に続いて、ステップS4が
実行される。ここで、先に例えばステップS8において
フラグFが2とされていると、即ち第1の切換状態とさ
れ、かつ、妨害波除去装置34においてD/U比が最大
となるように調整が行われているので、ステップS10
が実行されて、第2の切換状態とされ、調整された妨害
波除去装置34の出力が出力端子54に供給される。以
下、上述したのと同様にして、妨害波除去装置32にお
いて調整が行われる。
実行される。ここで、先に例えばステップS8において
フラグFが2とされていると、即ち第1の切換状態とさ
れ、かつ、妨害波除去装置34においてD/U比が最大
となるように調整が行われているので、ステップS10
が実行されて、第2の切換状態とされ、調整された妨害
波除去装置34の出力が出力端子54に供給される。以
下、上述したのと同様にして、妨害波除去装置32にお
いて調整が行われる。
【0032】また、先に例えばステップS12において
フラグFが1とされていると、妨害波除去装置32にお
いてD/U比が最大となるように調整が行われているの
で、ステップS6が実行されて、第1の切換状態とさ
れ、調整された妨害波除去装置32の出力が出力端子5
4に供給される。以下、上述したのと同様にして、妨害
波除去装置34において調整が行われる。このようにス
テップS4、S8、S12によって交互に妨害波除去装
置の調整が行われ、かつその間に、既に調整の行われた
妨害波除去装置の出力が、出力端子54に供給され。
フラグFが1とされていると、妨害波除去装置32にお
いてD/U比が最大となるように調整が行われているの
で、ステップS6が実行されて、第1の切換状態とさ
れ、調整された妨害波除去装置32の出力が出力端子5
4に供給される。以下、上述したのと同様にして、妨害
波除去装置34において調整が行われる。このようにス
テップS4、S8、S12によって交互に妨害波除去装
置の調整が行われ、かつその間に、既に調整の行われた
妨害波除去装置の出力が、出力端子54に供給され。
【0033】従って、妨害波のレベルや位相が変動して
も、これに対応して調整が行われた妨害波除去装置の出
力がテレビジョン受像機に供給される。また、この調整
は、自動的に行われるので、手動で調整する必要がな
く、手間がかからない。さらに、この調整が行われてい
る間、既に調整が終了した妨害波除去装置の出力が出力
端子54からテレビジョン受像機に供給されているの
で、調整が行われている間でも良好に受像が行える。
も、これに対応して調整が行われた妨害波除去装置の出
力がテレビジョン受像機に供給される。また、この調整
は、自動的に行われるので、手動で調整する必要がな
く、手間がかからない。さらに、この調整が行われてい
る間、既に調整が終了した妨害波除去装置の出力が出力
端子54からテレビジョン受像機に供給されているの
で、調整が行われている間でも良好に受像が行える。
【0034】上記の実施形態では、可変減衰器の減衰量
を変化させるごとに、可変位相器の移相量を0.5°ず
つ−90°から+90°まで順次変化させて、減衰量、
移相量、妨害波レベルを記憶させていたので、大量のデ
ータを記憶させねばならず、またこれらデータの処理に
も時間がかかる可能性がある。
を変化させるごとに、可変位相器の移相量を0.5°ず
つ−90°から+90°まで順次変化させて、減衰量、
移相量、妨害波レベルを記憶させていたので、大量のデ
ータを記憶させねばならず、またこれらデータの処理に
も時間がかかる可能性がある。
【0035】この点を改良した第2の実施形態の制御部
60の動作を図3に示すフローチャートを参照しながら
説明する。なお、制御部60の動作以外は、第1の実施
形態と同一であるので、詳細な説明は省略する。
60の動作を図3に示すフローチャートを参照しながら
説明する。なお、制御部60の動作以外は、第1の実施
形態と同一であるので、詳細な説明は省略する。
【0036】図3に示すように、ステップS2乃至S1
2は、第1の実施形態と同様に行われる。ステップS8
またはS12に続いて、フラグFで指定された減衰器の
減衰量ATTを、可変減衰器の減衰量の中央値、例えば
5dBに調整する(ステップS16a)。ステップS2
0において、フラグFで指定された可変位相器の移相量
PHを、−90に設定し、ステップS22において、P
Hが+90を越えているか判断する。越えていないと、
ステップS24においてフラグFで指定された位相器の
移相量をPHに調整し、そのときのPHと妨害波レベル
とをステップS26aにおいて記憶する。そして、ステ
ップS28aにおいてPHを0.5°増加させて、ステ
ップS22に戻る。
2は、第1の実施形態と同様に行われる。ステップS8
またはS12に続いて、フラグFで指定された減衰器の
減衰量ATTを、可変減衰器の減衰量の中央値、例えば
5dBに調整する(ステップS16a)。ステップS2
0において、フラグFで指定された可変位相器の移相量
PHを、−90に設定し、ステップS22において、P
Hが+90を越えているか判断する。越えていないと、
ステップS24においてフラグFで指定された位相器の
移相量をPHに調整し、そのときのPHと妨害波レベル
とをステップS26aにおいて記憶する。そして、ステ
ップS28aにおいてPHを0.5°増加させて、ステ
ップS22に戻る。
【0037】従って、ステップS22においてPHが9
0°を越えたと判断されたときには、フラグFで指定さ
れた可変減衰器の減衰量が中央値にある場合における−
90°から+90までの様々な移相量と、妨害波レベル
がそれぞれ記憶される。これらステップS22、24、
26a、28が、位相を順次変化させる手段及び第1の
記憶手段に相当する。
0°を越えたと判断されたときには、フラグFで指定さ
れた可変減衰器の減衰量が中央値にある場合における−
90°から+90までの様々な移相量と、妨害波レベル
がそれぞれ記憶される。これらステップS22、24、
26a、28が、位相を順次変化させる手段及び第1の
記憶手段に相当する。
【0038】ステップS22においてPHが90°を越
えたと判断されたとき、ステップS32aにおいて、D
/U比が最大となるPHを決定し、これをフラグFで指
定された位相器に設定する。このPHの決定は、第1の
実施形態において説明した最大となるD/U比を求める
場合と、可変減衰器の減衰量がいずれの場合も5dBと
なっている以外、同一に行われる。
えたと判断されたとき、ステップS32aにおいて、D
/U比が最大となるPHを決定し、これをフラグFで指
定された位相器に設定する。このPHの決定は、第1の
実施形態において説明した最大となるD/U比を求める
場合と、可変減衰器の減衰量がいずれの場合も5dBと
なっている以外、同一に行われる。
【0039】これに続いて、ステップS14において、
フラグFで指定された可変位相器に設定する減衰量AT
Tを最小量MIN(例えば0dB)に設定し、ステップ
S18において、ATTが最大値MAX(例えば10d
B)を越えているか判断する。越えていなければ、ステ
ップS34において、フラグFで指定された可変減衰器
の減衰量をATTに調整し、ステップS36において、
ATTと妨害波レベルとを記憶し、ATTを0.5増加
させ、ステップS18に戻る。従って、ATTがMAX
になるまでに、0.5づつ減衰量が変化させられる。ス
テップS18、S34、S36、S30が、減衰量を順
次変化させる手段及び第2の記憶手段に相当する。
フラグFで指定された可変位相器に設定する減衰量AT
Tを最小量MIN(例えば0dB)に設定し、ステップ
S18において、ATTが最大値MAX(例えば10d
B)を越えているか判断する。越えていなければ、ステ
ップS34において、フラグFで指定された可変減衰器
の減衰量をATTに調整し、ステップS36において、
ATTと妨害波レベルとを記憶し、ATTを0.5増加
させ、ステップS18に戻る。従って、ATTがMAX
になるまでに、0.5づつ減衰量が変化させられる。ス
テップS18、S34、S36、S30が、減衰量を順
次変化させる手段及び第2の記憶手段に相当する。
【0040】そして、ATTがMAXを越えたと判断さ
れると、ステップS32bにおいて、D/U比が最大と
なるATT値に、フラグFが指定した可変減衰器を調整
する。この決定も、第1の実施形態において説明した最
大となるD/U比を求める場合と、可変減衰器の減衰量
がいずれの場合も先に決定した移相量となっている以
外、同一に行われる。
れると、ステップS32bにおいて、D/U比が最大と
なるATT値に、フラグFが指定した可変減衰器を調整
する。この決定も、第1の実施形態において説明した最
大となるD/U比を求める場合と、可変減衰器の減衰量
がいずれの場合も先に決定した移相量となっている以
外、同一に行われる。
【0041】この実施形態では、まず移相量を決定した
後に、減衰量を決定するので、移相量及び減衰量を決定
するために必要なデータ量を減少させることができる
し、また最良となるD/U比を決定するのに要する時間
を短縮することができる。
後に、減衰量を決定するので、移相量及び減衰量を決定
するために必要なデータ量を減少させることができる
し、また最良となるD/U比を決定するのに要する時間
を短縮することができる。
【0042】図4に第3の実施形態を示す。第1及び第
2の実施形態では、アンテナを2基使用していたのに対
し、第3の実施形態では、4基のアンテナ62、64、
66、68を使用している。これらアンテナ62、6
4、66、68の受信出力は、2分配器70、72、7
4、76を介して妨害波除去装置77a、77bにそれ
ぞれ供給されている。
2の実施形態では、アンテナを2基使用していたのに対
し、第3の実施形態では、4基のアンテナ62、64、
66、68を使用している。これらアンテナ62、6
4、66、68の受信出力は、2分配器70、72、7
4、76を介して妨害波除去装置77a、77bにそれ
ぞれ供給されている。
【0043】妨害波除去装置77aは、可変減衰器78
a、82a、86a、90aと、可変位相器80a、8
4a、88a、92aを有し、前段側に可変減衰器78
a、82a、86a、90aが、後段側に可変位相器8
0a、84a、88a、92aが位置するように、縦続
接続されている。そして、可変減衰器78a、82a、
86a、90aに、アンテナ62、64、66、68の
受信出力が、2分配器70、72、74、76を介して
供給されている。そして、各可変位相器80a、84
a、88a、92aの出力が、合成器94aで合成され
て、切換スイッチ50に供給される。この切換スイッチ
50は、第1の実施形態のものと同一である。妨害波除
去装置77bも、可変減衰器78b、82b、86b、
90b、可変位相器80b、84b、88b、92b及
び合成器94bを有している。その構成は、妨害波除去
装置77aと同様であるので、詳細な説明は省略する。
a、82a、86a、90aと、可変位相器80a、8
4a、88a、92aを有し、前段側に可変減衰器78
a、82a、86a、90aが、後段側に可変位相器8
0a、84a、88a、92aが位置するように、縦続
接続されている。そして、可変減衰器78a、82a、
86a、90aに、アンテナ62、64、66、68の
受信出力が、2分配器70、72、74、76を介して
供給されている。そして、各可変位相器80a、84
a、88a、92aの出力が、合成器94aで合成され
て、切換スイッチ50に供給される。この切換スイッチ
50は、第1の実施形態のものと同一である。妨害波除
去装置77bも、可変減衰器78b、82b、86b、
90b、可変位相器80b、84b、88b、92b及
び合成器94bを有している。その構成は、妨害波除去
装置77aと同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0044】妨害波除去装置77a、77bの各可変減
衰器78a、78b、82a、82b、86a、86
b、90a、90b及び各可変位相器80a、80b、
84a、84b、88a、88b、92a、92bは、
制御部60aによって制御される。制御部60aも、第
1の実施形態の制御部60と同様のもので、妨害波レベ
ル検出器58から妨害波レベルが供給される。妨害波レ
ベル検出器58は、切換スイッチ50の出力端子56か
ら、現在調整中の妨害波除去装置の出力を受けて、その
出力に含まれる妨害波のレベルを検出する。
衰器78a、78b、82a、82b、86a、86
b、90a、90b及び各可変位相器80a、80b、
84a、84b、88a、88b、92a、92bは、
制御部60aによって制御される。制御部60aも、第
1の実施形態の制御部60と同様のもので、妨害波レベ
ル検出器58から妨害波レベルが供給される。妨害波レ
ベル検出器58は、切換スイッチ50の出力端子56か
ら、現在調整中の妨害波除去装置の出力を受けて、その
出力に含まれる妨害波のレベルを検出する。
【0045】制御部が行う制御は、一方の妨害波除去装
置の出力を出力端子54からテレビジョン受像機に供給
している間に、他方の妨害波除去装置において調整を行
い、調整が終了すると、他方の妨害波除去装置の出力を
出力端子54からテレビジョン受像機に供給し、その間
に一方の妨害波除去装置において調整を行う点は、第1
及び第2の実施形態と同様である。ただ、妨害波除去装
置77a、77bにおける調整が、若干異なっている。
置の出力を出力端子54からテレビジョン受像機に供給
している間に、他方の妨害波除去装置において調整を行
い、調整が終了すると、他方の妨害波除去装置の出力を
出力端子54からテレビジョン受像機に供給し、その間
に一方の妨害波除去装置において調整を行う点は、第1
及び第2の実施形態と同様である。ただ、妨害波除去装
置77a、77bにおける調整が、若干異なっている。
【0046】例えば妨害波除去装置77aでいえば、い
ずれかの可変減衰器と可変位相器、例えば可変減衰器7
8aと可変位相器80aとの減衰量と移相量とを、それ
ぞれの可変範囲の中央値に固定する。他の可変減衰器8
2a、86a、90aの減衰量を最小値にし、他の可変
位相器84a、88a、92aの移相量を−90°とす
る。可変減衰器92aの移相量を0.5°ずつ+90°
まで変化させて、そのたびに減衰量、移相量、妨害波レ
ベルを記憶し、次に可変減衰器90aの減衰量を0.5
増加させて、上記と同様に可変位相器92aの移相量を
変化させ、上記と同様に記憶する。これを可変減衰器9
0aの減衰量が最大値になるまで行う。
ずれかの可変減衰器と可変位相器、例えば可変減衰器7
8aと可変位相器80aとの減衰量と移相量とを、それ
ぞれの可変範囲の中央値に固定する。他の可変減衰器8
2a、86a、90aの減衰量を最小値にし、他の可変
位相器84a、88a、92aの移相量を−90°とす
る。可変減衰器92aの移相量を0.5°ずつ+90°
まで変化させて、そのたびに減衰量、移相量、妨害波レ
ベルを記憶し、次に可変減衰器90aの減衰量を0.5
増加させて、上記と同様に可変位相器92aの移相量を
変化させ、上記と同様に記憶する。これを可変減衰器9
0aの減衰量が最大値になるまで行う。
【0047】次に、可変減衰器86aの減衰量を0.5
増加させて、上記と同様に可変減衰器90a及び可変位
相器92aを制御し、減衰量、移相量、妨害波レベルを
記憶する。そして、可変位相器88aの移相量を0.5
°ずつ+90°まで増加させて、同様に可変減衰器90
a及び可変位相器92aを制御し、減衰量、移相量、妨
害波レベルを記憶する。これを可変減衰器86aの減衰
量が最大値になるまで行う。
増加させて、上記と同様に可変減衰器90a及び可変位
相器92aを制御し、減衰量、移相量、妨害波レベルを
記憶する。そして、可変位相器88aの移相量を0.5
°ずつ+90°まで増加させて、同様に可変減衰器90
a及び可変位相器92aを制御し、減衰量、移相量、妨
害波レベルを記憶する。これを可変減衰器86aの減衰
量が最大値になるまで行う。
【0048】次に、可変減衰器82aの減衰量を0.5
増加させて、上記と同様に可変減衰器86a、90a及
び可変位相器88a、92aを制御し、減衰量、移相
量、妨害波レベルを記憶する。そして、可変位相器84
aの移相量を0.5°ずつ+90°まで増加させて、同
様に可変減衰器86a、90a及び可変位相器88a、
92aを制御し、減衰量、移相量、妨害波レベルを記憶
する。これを可変減衰器82aの減衰量が最大値になる
まで行う。
増加させて、上記と同様に可変減衰器86a、90a及
び可変位相器88a、92aを制御し、減衰量、移相
量、妨害波レベルを記憶する。そして、可変位相器84
aの移相量を0.5°ずつ+90°まで増加させて、同
様に可変減衰器86a、90a及び可変位相器88a、
92aを制御し、減衰量、移相量、妨害波レベルを記憶
する。これを可変減衰器82aの減衰量が最大値になる
まで行う。
【0049】このようにして得た記憶値に基づいて、D
/U比が最大となる各移相量と減衰量とを求め、これを
各可変減衰器82a、86a、90aと、可変位相器8
4a、88a、92aとに設定する。
/U比が最大となる各移相量と減衰量とを求め、これを
各可変減衰器82a、86a、90aと、可変位相器8
4a、88a、92aとに設定する。
【0050】上記の各実施形態では、可変減衰器による
減衰量と可変位相器の移相量とに基づいて希望波レベル
を算出している。従って、希望波レベルの検出器を設け
る必要がなく、装置を小型化することができる。但し、
制御部での演算の負担を軽くするために、図1に点線で
示すように希望波レベル検出器を設け、減衰量、移相量
及び妨害波レベルと共に希望波レベルも記憶し、対応す
る妨害波レベルと希望波レベルの比、即ちD/U比をそ
れぞれ求め、これらのうち最小となるものに対応する減
衰量と移相量とを設定するようにしてもよい。
減衰量と可変位相器の移相量とに基づいて希望波レベル
を算出している。従って、希望波レベルの検出器を設け
る必要がなく、装置を小型化することができる。但し、
制御部での演算の負担を軽くするために、図1に点線で
示すように希望波レベル検出器を設け、減衰量、移相量
及び妨害波レベルと共に希望波レベルも記憶し、対応す
る妨害波レベルと希望波レベルの比、即ちD/U比をそ
れぞれ求め、これらのうち最小となるものに対応する減
衰量と移相量とを設定するようにしてもよい。
【0051】また、図2及び図3では、ステップS6を
実行してからステップS8を実行し、同様にステップS
10を実行した後、ステップS12を実行したが、逆に
ステップS8を実行してからステップS10を実行し、
ステップS12を実行してからステップS10を実行す
るようにしてもよい。また、上記の各実施形態では、可
変位相器44、46等には−90°から+90°まで位
相を変化させることができるものを使用したが、−12
0°から+120°まで位相を変化させるものを使用す
ることもできる。
実行してからステップS8を実行し、同様にステップS
10を実行した後、ステップS12を実行したが、逆に
ステップS8を実行してからステップS10を実行し、
ステップS12を実行してからステップS10を実行す
るようにしてもよい。また、上記の各実施形態では、可
変位相器44、46等には−90°から+90°まで位
相を変化させることができるものを使用したが、−12
0°から+120°まで位相を変化させるものを使用す
ることもできる。
【0052】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、第1の妨害波除去手段の出力が出力端子を介して受
信手段に供給可能である間に、第2の妨害波除去手段で
は、D/U比が良好になるように、調整が行われ、調整
が終了すると、第2の妨害波除去手段の出力が受信手段
に供給され、この間に、第1の妨害波除去手段では、D
/U比を良好にするように調整が行われることが交互に
繰り返されるので、たとえ妨害波のレベルや位相に変動
があっても、良好に受信することができる。しかも、こ
の再調整は、自動的に行われるので、いちいち作業員が
行う必要もない。さらに、この調整が行われている間
も、他方の妨害波除去手段からの信号が受信手段に供給
できるので、視聴を中断されることもない。
ば、第1の妨害波除去手段の出力が出力端子を介して受
信手段に供給可能である間に、第2の妨害波除去手段で
は、D/U比が良好になるように、調整が行われ、調整
が終了すると、第2の妨害波除去手段の出力が受信手段
に供給され、この間に、第1の妨害波除去手段では、D
/U比を良好にするように調整が行われることが交互に
繰り返されるので、たとえ妨害波のレベルや位相に変動
があっても、良好に受信することができる。しかも、こ
の再調整は、自動的に行われるので、いちいち作業員が
行う必要もない。さらに、この調整が行われている間
も、他方の妨害波除去手段からの信号が受信手段に供給
できるので、視聴を中断されることもない。
【0053】請求項2記載の発明によれば、妨害波除去
手段は、移相手段とレベル調整手段とを備えたものであ
るので、複数の妨害波の位相関係とレベル関係とを調整
することによって、妨害波を減少させることができ、D
/U比を良好にすることができる。
手段は、移相手段とレベル調整手段とを備えたものであ
るので、複数の妨害波の位相関係とレベル関係とを調整
することによって、妨害波を減少させることができ、D
/U比を良好にすることができる。
【0054】請求項3記載の発明によれば、妨害波に対
する様々なレベル調整量と移相量と妨害波レベルとによ
って、D/U比を良好にするレベル調整量と移相量とを
決定しているので、特別に希望波レベルの検出手段を設
ける必要がなく、全体の構成を簡略化することができ
る。
する様々なレベル調整量と移相量と妨害波レベルとによ
って、D/U比を良好にするレベル調整量と移相量とを
決定しているので、特別に希望波レベルの検出手段を設
ける必要がなく、全体の構成を簡略化することができ
る。
【0055】請求項4記載の発明によれば、まずD/U
比が良好になる移相量を決定し、その決定された移相量
においてD/U比が良好になるレベル調整量を決定する
ので、移相量とレベル調整量を様々に変化させる必要が
なく、短時間に良好なD/U比となる移相量とレベル調
整量とを決定することができる。
比が良好になる移相量を決定し、その決定された移相量
においてD/U比が良好になるレベル調整量を決定する
ので、移相量とレベル調整量を様々に変化させる必要が
なく、短時間に良好なD/U比となる移相量とレベル調
整量とを決定することができる。
【図1】本発明による妨害波除去アンテナ装置の第1の
実施形態のブロック図である。
実施形態のブロック図である。
【図2】同第1の実施形態における制御部の動作を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図3】同第2の実施形態における制御部の動作を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図4】同第3の実施形態のブロック図である。
【図5】従来の妨害波除去アンテナ装置のブロック図で
ある。
ある。
22 24 62 64 66 68 アンテナ 32 34 77a 77b 妨害波除去装置(妨害波
除去手段) 50 切換スイッチ(切換手段) 58 妨害波レベル検出器(妨害波レベル検出手段) 60 60a 制御部(妨害波除去調整手段、切換信号
生成手段)
除去手段) 50 切換スイッチ(切換手段) 58 妨害波レベル検出器(妨害波レベル検出手段) 60 60a 制御部(妨害波除去調整手段、切換信号
生成手段)
Claims (4)
- 【請求項1】 希望波と妨害波がそれぞれ入力される複
数のアンテナと、 これらアンテナの出力がそれぞれ入力され、妨害波を除
去するように調整可能な第1及び第2の妨害波除去手段
と、 第1切換信号に応じて第1妨害波除去手段の出力を、受
信手段に接続可能な出力端子に供給し、第2切換信号に
応じて第2妨害波除去手段の出力を、上記出力端子に供
給する切換手段と、 第1切換信号に応じて、上記希望波と上記妨害波との比
であるD/U比が良好になるように、第2の妨害波除去
手段を調整し、第2切換信号に応じて、上記D/U比が
良好になるように、第1の妨害波除去手段を調整する妨
害波除去調整手段と、 第1及び第2切換信号を交互に生成する切換信号生成手
段とを、具備する妨害波除去アンテナ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の妨害波除去アンテナ装置
において、第1及び第2の妨害波除去手段が、入力され
ている上記妨害波の位相を調整する移相手段と、上記入
力されている上記妨害波のレベルを調整するレベル調整
手段と、これら調整された上記妨害波を合成する合成手
段とを、具備する妨害波除去アンテナ装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の妨害波除去アンテナ装置
において、上記妨害波除去調整手段が、調整中の妨害波
除去手段の出力に含まれる妨害波レベルの検出手段と、
上記移相手段及び上記レベル調整手段に様々に位相及び
レベル調整を行わせる制御手段と、この調整ごとに位相
調整量、レベル調整量、上記妨害波レベルの検出手段の
出力を記憶する記憶手段と、これら記憶値に基づいて上
記D/U比が最良となる位相調整量、レベル調整量を決
定する決定手段とを、含む妨害波除去アンテナ装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の妨害波除去アンテナ装置
において、上記制御手段は、上記移相手段に順次位相を
変化させる手段を有し、上記記憶手段は、上記位相の変
化ごとに、変化させた位相量と上記妨害波レベルの検出
手段の出力とを記憶する第1の記憶手段を有し、上記決
定手段は、これら記憶値に基づいて上記D/U比が最大
となる位相量を決定し、上記移相手段の位相量を上記決
定された位相量とする手段を有し、上記制御手段は、上
記決定された位相量とされた状態において上記レベル調
整手段に順次レベルを変化させる手段を有し、上記記憶
手段は、この変化ごとに変化させたレベル量と上記妨害
波レベルの検出手段の出力とを記憶する第2の記憶手段
を有し、上記決定手段は、これら記憶値に基づいて上記
D/U比が最大となるレベルを決定し、その決定された
レベルに上記レベル調整手段を制御する手段とを、具備
する妨害波除去アンテナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07291923A JP3106098B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 妨害波除去アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07291923A JP3106098B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 妨害波除去アンテナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09107221A JPH09107221A (ja) | 1997-04-22 |
JP3106098B2 true JP3106098B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=17775222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07291923A Expired - Fee Related JP3106098B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 妨害波除去アンテナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3106098B2 (ja) |
-
1995
- 1995-10-12 JP JP07291923A patent/JP3106098B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09107221A (ja) | 1997-04-22 |
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