JP2000013289A - ダイバーシチ受信装置 - Google Patents
ダイバーシチ受信装置Info
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- JP2000013289A JP2000013289A JP10192323A JP19232398A JP2000013289A JP 2000013289 A JP2000013289 A JP 2000013289A JP 10192323 A JP10192323 A JP 10192323A JP 19232398 A JP19232398 A JP 19232398A JP 2000013289 A JP2000013289 A JP 2000013289A
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Abstract
バーシチ受信装置において、選択ブランチの切り替え時
のバースト的な誤りを防止する。 【解決手段】 選択ブランチの切り替え直後に、同相で
最大比合成が可能になるまでの間、切り替えられた選択
ブランチを最大比合成の対象としない。
Description
フェージング対策として用いられるダイバーシチ受信装
置に関する。特に、選択合成法と適応アルゴリズムによ
る最大比合成法を併用する際のダイバーシチブランチの
合成方法に関する。
方法として、選択合成法、最大比合成法等が用いられて
きた。最大比合成法の合成アルゴリズムとしてCMA
(Constant Modulus Algorithm) 等の適応アルゴリズム
が考えられてきたが、合成するダイバーシチブランチの
数が増加すると制御すべきタップ係数の数も増え、CM
Aのフェージング追随性が劣化するという欠点がある。
そのため図3の様な選択合成法とCMAによる最大比合
成法を併用したダイバーシチブランチ合成法が考えられ
てきた。
ンチを複数のグループに分け、各グループごとに最大の
電力を有するブランチを切り替え器31で選択する選択
合成法が用いられる。この図ではブランチ1,2,3を
グループaとし、ブランチ4,5,6,7をグループb
として切り替え器31a,31bがそれぞれブランチ
1,ブランチ6を選択している場合を示している。ただ
し、切り替え動作はブランチの電力を監視する選択合成
制御部34が行う。各切り替え器の後段にタップ係数乗
算器32が設けられていて、選択された各切り替え器の
出力は、希望信号を同相合成するように、タップ係数乗
算器においてタップ係数を掛けられすべての切り替え器
に亘り加算器33で加算されて、最大比合成法により合
成される。適当なタップ係数はCMAを指導原理とする
タップ係数制御部により生成される。この制御部は各切
り替え器の出力と加算器出力を用いてタップ係数を逐次
更新する。そして加算器の出力がダイバーシチの総合合
成出力として用いられる。
を併用することにより制御すべきタップ係数の数を減ら
しCMAの収束時間を短くすることができ、CMAのフ
ェージング追随特性を良好にすることができる。
り替え時に、切り替え元のブランチの信号の位相と切り
替え先のブランチの信号の位相が異なるため、切り替え
先の位相に即時にタップ係数を適応させることができ
ず、希望信号の同相合成が不可能となる。ただし時間の
経過とともにタップ係数は適応し、同相合成が実現され
る。
成ができなくなるので、ディジタル復調装置として見た
時、切り替え時にバースト的に誤りが発生し平均誤り率
特性が劣化するという欠点があった。
ブランチの切り替え時に生ずるタップ係数の不適応によ
るバースト的な誤りの発生を防ぐダイバーシチブランチ
合成法を提供することにある。
の切り替え時に加算器において当該切り替え器に接続さ
れるタップ係数乗算器の出力を一時的に他のタップ係数
乗算器出力と加算しないことを最も主要な特徴とする。
具体的には、当該切り替え器に接続されるタップ係数乗
算器の出力オンオフを制御するスイッチをオフにするこ
とにより、当該タップ係数乗算器の出力を加算器に入力
しないことにより実現される。従来技術は常にすべての
タップ係数乗算器出力を加算器で加算するが、本発明は
一時的に切り替えを行った切り替え器に接続されるタッ
プ係数乗算器出力を加算しない点で異なる。
算器において当該切り替え器に接続されるタップ係数乗
算器の出力を一時的に加算の対象からはずすため、切り
替え時に生ずるタップ係数の不適応によるバースト的な
誤りの発生を防ぐ効果が得られる。
を示す。まず複数のダイバーシチブランチを複数のグル
ープに分け、それぞれのグループで最大の電力を有する
ブランチに切り替え器11を切り替える。この図では、
ブランチ1,2,3をグループaとしブランチ4,5,
6,7をグループbとして、切り替え器11a,11b
がそれぞれブランチ1,6を選択している場合を示して
いる。なお選択合成制御部15がブランチの受信電力を
監視して切り替え器の制御を行う。
12に入力され、切り替え器出力にタップ係数が乗算さ
れる。各乗算器の出力はスイッチ13に入力され、乗算
器のオンオフが制御される。スイッチがオンの時はスイ
ッチの入力がそのままスイッチの出力となり、オフの時
はスイッチの出力はハイインピーダンスとなる。スイッ
チの出力は第一の加算器14に入力されすべてのスイッ
チにわたり加算される。そして加算器14の出力が総合
合成出力となる。
るタップ係数はCMAを適応アルゴリズムとするCMA
タップ係数制御部16において生成される。CMAは係
数を逐次更新するために、タップ係数が乗算される前の
信号の値と、すべての乗算器の出力を加算した値を必要
とする。ここで第一の加算器の出力の値はすべての乗算
器の出力を加算した値とは異なることに注意しておかな
ければならない。なぜなら乗算器と第一の加算器の間に
はスイッチが配置されており、あるスイッチがオフの時
には当該乗算器の出力は第一の加算器に入力されないか
らである。それで本発明では別にすべての乗算器の出力
の値を加算するための第二の加算器17を設ける。
出力と、乗算される前の信号の値である切り替え器の出
力を用いて係数の逐次更新を行う。
イッチは選択合成制御部により制御され、切り替え器が
ブランチの切り替えを行った時、当該切り替え器に接続
された乗算器に接続されるスイッチを一定時間オフにす
る。ここで一定時間とは、切り替え開始から、CMAに
よるタップ係数の更新アルゴリズムが切り替え先の信号
に適応し希望信号を同相合成することが可能となるまで
の時間のことを指す。よって一定時間スイッチをオフに
するということは、タップ係数が切り替え先の信号の位
相に適応していない間は、当該乗算器出力を第一の加算
器に入力させないことにより、当該乗算器出力をCMA
による最大比合成法のブランチとして用いないというこ
とを意味する。この動作により従来方式で問題となって
いたタップ係数の不適応によるバースト的な誤りの発生
を防ぐことができる。
異なる点は、タップ係数乗算器の出力のオンオフを制御
するスイッチを乗算器の後段に配置したことである。こ
のスイッチのオンオフにより当該乗算器の出力を第一の
加算器に入力するか否かを制御できる。また従来方式と
異なるもう一つの点は、前記スイッチの出力を加算する
加算器とは別のもう一つの加算器が必要となることであ
る。これは既に述べた様にCMAによるタップ係数更新
のために必要な乗算器出力の総和を得るためである。
間は、加算器14の出力が低下するので、これを補償す
るために、オンになっているスイッチに関連するタップ
係数を調節することが可能である。
調器の中で用いた場合の復調器全体の構成の一例を挙げ
る。図1の実施例ではベースバンドのダイバーシチブラ
ンチをどの様に合成して総合合成出力を得るかという部
分のみを説明したが、ここでは復調器全体に視野を広げ
高周波の信号からデータを復号する過程も含めて説明す
る。図2に復調器の構成の一例を示す。この例ではCD
MAを想定し、RAKE受信と空間ダイバーシチを併用
した場合を考えた。以下、高周波からデータを得るまで
の過程を順を追って説明する。まずアンテナから入力し
た高周波は受信機201でベースバンドの信号に変換さ
れ、信号の同相成分と直交成分に分離される。信号の同
相成分と直交成分はマッチトフィルタ202に入力され
て逆拡散が行われる。マッチトフィルタの出力は遅延線
203に送られ、ここで先行波と遅延波に分離されRA
KE受信のダイバーシチブランチとなる。この一つのア
ンテナ素子の受信高周波信号から得られる先行波、遅延
波の総数をm個、アンテナ素子数をn個とすると、総合
ダイバーシチブランチの数はN=m×n個となる。この
N個のダイバーシチブランチに対して、既述の方法によ
り選択合成法とCMAによる最大比合成法を用いたダイ
バーシチを実行する。そして、その結果得られた総合合
成出力を検波器208で検波し識別器209で復号して
データを得ることができる。なお図2の実施例では、先
行波遅延波m個を一グループ単位としn個のグループに
分けて、既述の方法を適用した。
当該切り替え器に接続されるタップ係数乗算器の出力を
一時的に他のタップ係数乗算器出力と加算しない。この
ことはタップ係数が切り替え先の信号の位相に適応する
まで当該切り替え器からの信号をCMAによる最大比合
成法のブランチとして用いないことを意味する。それで
切り替え時に生ずるタップ係数の不適応によるバースト
的な誤りの発生を防ぐ効果が得られる。
図である。
した図である。
した場合の従来のダイバーシチブランチ合成法を示した
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 移動通信におけるダイバーシチ受信装置
において、 N個のダイバーシチブランチをn(n≦N)個のグルー
プに分け、 各グループごとのブランチが入力され、それらのブラン
チのうちの一つのブランチを出力するn個の切り替え器
と各ブランチの電力を監視して最も電力の大きいブラン
チを選択するよう切り替え器を制御する選択合成制御部
と前記切り替え器の出力に接続され、タップ係数を乗算
し乗算結果を出力するn個のタップ係数乗算器と各タッ
プ係数乗算器の出力のオンオフを制御するn個のスイッ
チとそれらのスイッチの出力が入力される第一の加算器
と前記n個のタップ係数乗算器の出力が入力され、それ
らを加算する第二の加算器と各切り替え器の出力と第二
の加算器の出力を用いてタップ係数を逐次更新するタッ
プ係数制御部とを具備し、 前記選択合成制御部は切り替え器のブランチ切り替え時
に、一定時間、当該切り替え器の出力を前記第一の加算
器に印加しないように構成されることを特徴とするダイ
バーシチ受信装置。 - 【請求項2】 前記一定時間は、前記第一の加算器で同
相合成が可能になるまでの時間である請求項1記載のダ
イバーシチ受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19232398A JP3601302B2 (ja) | 1998-06-24 | 1998-06-24 | ダイバーシチ受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19232398A JP3601302B2 (ja) | 1998-06-24 | 1998-06-24 | ダイバーシチ受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000013289A true JP2000013289A (ja) | 2000-01-14 |
JP3601302B2 JP3601302B2 (ja) | 2004-12-15 |
Family
ID=16289379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19232398A Expired - Fee Related JP3601302B2 (ja) | 1998-06-24 | 1998-06-24 | ダイバーシチ受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3601302B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008117543A1 (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-02 | Panasonic Corporation | 受信装置及び受信方法 |
JP2009153033A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Kenwood Corp | ダイバーシティ受信装置及びダイバーシティ制御方法 |
US8116770B2 (en) | 2006-12-18 | 2012-02-14 | Nec Corporation | Mobile communications system and control method thereof |
-
1998
- 1998-06-24 JP JP19232398A patent/JP3601302B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8116770B2 (en) | 2006-12-18 | 2012-02-14 | Nec Corporation | Mobile communications system and control method thereof |
WO2008117543A1 (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-02 | Panasonic Corporation | 受信装置及び受信方法 |
JP2009153033A (ja) * | 2007-12-21 | 2009-07-09 | Kenwood Corp | ダイバーシティ受信装置及びダイバーシティ制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3601302B2 (ja) | 2004-12-15 |
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