JP3105582U - 塗布用コテ - Google Patents

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宏和 鈴木
仁志 伊藤
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Abstract

【課題】 所定の粘性流体を一定の塗布厚さで容易に塗布することが可能であると共に、そのような塗布厚さを容易に変更することが出来る塗布用コテを提供すること。
【解決手段】 塗布層表面を平坦化するためのコテ板12と、コテ板12の上面に立設されたコテ首14の上端に把手16を一体的に設け、更に、コテ板12の対応する二辺間に跨り且つコテ板12の少なくとも下面を横切って、上面に回り込むように紐状体18を巻き付けて、コテ板12の下面に所定高さのレール20,20を、互いに平行となるように形成して、塗布用コテ10を構成した。
【選択図】 図 1

Description

本考案は、接着剤やパテ、セメント等の粘性流体を塗布するために用いられるコテに係り、特に、塗布する粘性流体の塗布厚さを均一にすることが出来る塗布用コテに関するものである。
従来から、接着剤やパテ、セメント等の粘性流体を、壁面や床面等の被塗布体表面に塗布する場合には、塗布層表面と接する端部が直線状或いは被塗布体表面に対応した形状とされた板状体に握り手が設けられた塗布用ヘラや、平坦面或いは湾曲面とされた板状体に連結体を介して把持部が設けられている塗布用コテ、所謂左官コテ等が、用いられてきている。
そして、このような塗布用ヘラや左官コテを用いて平坦な面にセメント等の塗布物を塗布する場合にあっては、一般的に、塗布面に対して所望の塗布層厚さよりも厚く盛られた塗布物を、それら塗布用ヘラや左官コテを用いて、塗布面に対して所望の塗布厚さとなるように、薄く伸ばしていくこととなるのであるが、均一な厚さに塗り広げるためには、被塗布体の表面とヘラやコテとの間の間隔を作業者の手によって一定に保つ必要があり、そして、それには、作業者の熟練した技術が必要となるものであった。このため、作業者の熟練度に拘わらず、均一な厚みをもって容易に塗布することが可能とされた塗布用ヘラやコテが、求められているのである。
そこで、例えば、実開平5−18677号公報においては、ヘラ本体の塗料を送り出すエッジの両端部に、円弧状輪郭をもつスペーサを取り付けた塗布用ヘラが明らかにされている。このような塗布用ヘラによれば、ヘラ本体のエッジに沿った直線が、そのエッジ両端部に取り付けられた円弧状スペーサの中心を通るようにされているところから、作業者がヘラを往復運動させて塗布物を塗布面に塗り広げる際においても、常にヘラ本体のエッジが塗布面からスペーサの半径分だけ離されることとなり、以て、一定の塗布厚さをもって塗布することが可能となるのである。
しかしながら、そのような塗布用ヘラにあっては、エッジ端部に固定して取り付けられた円弧状輪郭をもつスペーサの大きさ(半径)によって、塗布厚さが決められてしまうこととなるところから、その決められた塗布厚さを簡単に変更することが出来ないと言う問題を生ずると共に、そのようなスペーサが取り付けられているところから、かかる塗布用ヘラを、塗布面をなだらかにする仕上げ作業には使用出来ない等といった問題を内在するものであった。
実開平5−18677号公報
ここにおいて、本考案は、かくの如き事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、所定の粘性流体を一定の塗布厚さで容易に塗布することが可能であると共に、かかる一定とされる塗布厚さを容易に変更することが出来る塗布用コテを提供することにある。
そして、本考案にあっては、かかる課題の解決のために、塗布層表面を平坦化するための板状の平面部と、該平面部の上面に立設された連結部の上端に一体的に設けられた把持部とを備えた塗布用コテにおいて、該平面部の対応する二辺間に跨り且つ該平面部の少なくとも下面を横切って、上面に回り込むように、所定厚さ乃至は太さの紐状物が、巻き付けられると共に、該平面部に対して接着層を介して取り外し可能に固着されて、該平面部の下面に所定高さのレールが形成され、更にかかるレールが、複数条において、該平面部の下面に互いに平行に設けられてなることを特徴とする塗布用コテを、その要旨とするものである。
また、このような本考案に従う塗布用コテの望ましい態様の一つによれば、前記紐状物が、矩形の横断面形態を呈する屈曲可能な長尺体からなり、該矩形の一辺を与える面に対して貼着された両面接着テープを介して、前記平面部に着脱可能に接着せしめられることとなる。
さらに、本考案にあっては、前記紐状物が、樹脂若しくはエラストマーの発泡体にて構成されている塗布用コテをも、その特徴とするものである。
このように、上述せる如き本考案に従う塗布用コテにあっては、塗布層表面を平坦化するための板状の平面部に、所定厚さ乃至は太さの紐状物が固着されて、該平面部の下面に所定高さのレールが複数条形成されているところから、被塗布体表面と板状の平面部との間の間隔が、かかるレールによって一定に保たれることとなり、以て、塗布物を板状の平面部によって塗り広げる際に、一定の塗布厚さとすることが出来るのである。
しかも、かかる平面部の下面に形成されているレールが、該平面部に対して接着層を介して取り外し可能に固着されているところから、任意の厚さのレールを取り付けることによって、作業現場に合わせた一定の塗布厚さの塗布用コテとして使用可能となると共に、そのような平面部に接着されたレールを取り外すことによって、塗布層表面を滑らかにするための仕上げ用コテ等としても使用することが可能となるのである。
なお、前記した本考案の望ましい態様の一つにあっては、前記レールを形成する紐状物が、矩形の横断面形態を呈する屈曲可能な長尺体とされているところから、かかる紐状物を、コテの平面部に対して、効果的に接着することが出来ると共に、被塗布体と接する側も平面部と接する側と同じ接触面積で接しているため、安定して平面部と被塗布体との間隔を保つことが可能となる利点が生じる。加えて、この矩形とされた紐状物において、その矩形の一辺を与える面に対して貼着された両面接着テープを介して、平面部に着脱可能に接着せしめ得るようにすることによって、コテ平面部への取付けや取り外しを、作業者の手によって容易に実施することが出来るのである。
また、本考案の別の望ましい態様の一つに従って、前記紐状物を、樹脂若しくはエラストマーの発泡体にて形成することにより、被塗布体表面を傷つけたりする恐れが有利に回避され得ると共に、コテの平面部に対して該紐状物を巻き付けて、所定高さのレールを形成する作業を、容易に行うことが可能となる特徴を発揮する。
以下、本考案を更に具体的に明らかにするために、本考案の実施の形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
先ず、図1には、本考案に従う塗布用コテ10が、その斜視図の形態において、概略的に示されている。かかる図1からも明らかなように、塗布用コテ10は、平坦な矩形形状とされたコテ板12に、該コテ板12の上面の略中央部位に立設されたコテ首14を介して、把手16が取り付けられると共に、コテ板12の矩形の長手方向の両端部から若干内側の部位に、長尺の紐状体18が、コテ板12の下面から上面(把手16が取り付けられている側)に渡って巻き付けられ、そのような紐状体が両面接着テープを介してコテ板12に接着せしめられて、コテ板12の下面に、それぞれレール20,20が形成されているのである。
より詳細には、図2、図3及び図4に示されるように、コテ板12は、外形が矩形形状とされた薄手の鋼板にて形成されており、そして、そのようなコテ板12の上面には、逆T字形状を呈している金属製のコテ首14が、そのT字形状の頭部の部分において、コテ板12に溶接、接着、ネジ止め、カシメ等により固着されている。なお、ここでは、コテ板12とコテ首14との固着をより強固なものとするために、コテ首14をT字形状として、それらコテ板12とコテ首14の接触面積を増大させているが、コテ首14の形状は、L字形状や単なる棒状のコテ首とすることも、勿論可能である。
そして、そのようにコテ板12の上面に取り付けられたコテ首14に対して、所定長さの円柱形状を呈する木製の把手16が、把手16の軸方向がコテ板12の矩形形状の長手方向と同じ向きとなるように固着されて、塗布用コテ10のコテ本体が形成されている。
さらに、そのようなコテ本体を構成するコテ板12の、矩形の長手方向の両端部からそれぞれ所定距離入り込んだ内側の部位には、紐状体18が、コテ板12の対応する二辺間に跨るようにして、コテ板12の下面から上面に渡って巻き付けられて、図5の断面図にも示すように、接着層22を介してコテ板12に固着され、以て、コテ板12の下面に、互いに平行となるようにレール20,20が形成されて、本考案に従う塗布用コテ10とされているのである。
ところで、かかる図5からも明らかなように、紐状体18は、矩形の横断面形状を呈しており、その長さは、コテ板12の下面から上面に渡って連続して巻き付けられる程度とされている。また、そのような紐状体18は、ここでは、発泡ウレタン樹脂から形成されており、更に、その矩形形状の横断面を与える4つの側面の一つ(矩形の一辺を与える面)に、両面接着テープが貼着されてなるものが用いられている。
このように、本考案に従う塗布用コテ10にあっては、コテ板12の下面に互いに平行となるように形成された2本のレール20,20によって、被塗布体とコテ板12との間の間隔が一定に保たれて、被塗布体表面とコテ板12の下面との間に、所定間隔の空間が形成されるようになっているところから、塗布面上に盛られた塗布物を、コテ板12の下面で押圧して塗り広げる際に、かかる形成された空間内を満たすように塗布物が流動して、余剰な塗布物が被塗布体表面とコテ板12の下面との間から押し出されることとなり、以て、塗布物を、目的とする被塗布体表面に対して、一定の塗布厚さで容易に塗布することが出来るのである。
また、そのようなレール20を形成する紐状体18が、矩形の横断面形状を呈しているところから、紐状物18とコテ板12との接着面積を増大せしめて、それらを効果的に接着することが出来ると共に、レール20の被塗布体と接する側もコテ板12と接着される側と同じ面積で接することとなるため、安定してコテ板12と被塗布体表面との間隔を保つことが出来る。
さらに、そのような紐状体18が、両面接着テープによる接着層を介してコテ板12に対して容易に着脱可能とされているところから、塗布用コテ10に取り付けられている紐状体18を取り外して、通常の左官コテとして使用することが出来ると共に、そのような紐状体18とは厚さの違う紐状体18’に貼り変えることによって、レール20の高さを容易に変更することが出来るため、作業現場において、作業者の手によって直ちに塗布厚さを変更することが可能となる。
加えて、ここでは、紐状体18が、比較的柔らかい発泡ウレタン樹脂にて形成されているために、塗布作業の際に、塗布用コテ10によって、被塗布体表面を傷つけてしまう恐れが有利に回避され得ることとなると共に、コテ板12に紐状体18を巻き付けて、レール20を形成する際にも、紐状体18を容易に変形せしめて巻き付けたり、必要以上の長尺とされた紐状体18を切断して、丁度良い長さとすることも出来る特徴を発揮している。
以上、本考案の代表的な実施の形態について説明してきたが、本考案は、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本考案の趣旨を逸脱しない限りにおいて、何れも、本考案の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもないところである。
例えば、コテ板12は、前述した実施の形態においては、その外形が矩形形状とされていたが、矩形の長手方向の一端側の端部が円弧状や三角形状とされたものや、或いは先端部に向かうに従って幅狭とされた台形形状のもの等、公知の各種の左官コテで採用されている形状が使用可能である。また、そのような左官コテのコテ板を形成する材質も、前述の鋼板の如き金属板の他、ステンレス板やプラスチック板、FRP板等、各種の公知のものが、使用可能である。
また、レール20を形成する紐状体18の材質としては、上例で採用した発泡ウレタン樹脂の他、コテ板12に対して容易に巻き付けられて、着脱可能であれば、各種の樹脂やエラストマー等の材質を、塗布用コテ10の使用状況に応じて、適宜選択することが出来る。そして、それら樹脂やエラストマーは、発泡体の形態において有利に用いられることとなる。
さらに、紐状体18をコテ板12に接着する両面接着テープにあっても、使用中に外れない程度の接着力を有すると共に、紐状体18がコテ板12から取り外し可能であれば、各種の公知のものが使用可能である。勿論、そのような両面接着テープに代えて、紐状体18に接着剤を塗布したものであっても、それがコテ板12に対して脱着可能であれば、何等差支えない。
本考案に従う塗布用コテの一例を示す斜視説明図である。 図1に示される塗布用コテの正面説明図である。 図1に示される塗布用コテの底面説明図である。 図1に示される塗布用コテの左側面説明図である。 図3におけるA−A断面説明図である。
符号の説明
10 塗布用コテ
12 コテ板
14 コテ首
16 把手
18 紐状体
20 レール

Claims (3)

  1. 塗布層表面を平坦化するための板状の平面部と、該平面部の上面に立設された連結部の上端に一体的に設けられた把持部とを備えた塗布用コテにおいて、
    該平面部の対応する二辺間に跨り且つ該平面部の少なくとも下面を横切って、上面に回り込むように、所定厚さ乃至は太さの紐状物が、巻き付けられると共に、該平面部に対して接着層を介して取り外し可能に固着されて、該平面部の下面に所定高さのレールが形成され、更にかかるレールが、複数条において、該平面部の下面に互いに平行に設けられてなることを特徴とする塗布用コテ。
  2. 前記紐状物が、矩形の横断面形態を呈する屈曲可能な長尺体からなり、該矩形の一辺を与える面に対して貼着された両面接着テープを介して、前記平面部に着脱可能に接着せしめられている請求項1に記載の塗布用コテ。
  3. 前記紐状物が、樹脂若しくはエラストマーの発泡体にて構成されている請求項1または請求項2に記載の塗布用コテ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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