JP3105434B2 - 建築板用ロール成形機 - Google Patents
建築板用ロール成形機Info
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Description
ル部基板等の太陽電池モジュール部を表面に装着した原
材パネルから長手方向に彎曲する建築用板を簡易且つ迅
速に、しかも整然として成形することができる建築板用
ロール成形機に関する。
着された建築板が開発されている。そのアタッチメント
としては、たとえばアモルファスシリコン太陽電池等の
太陽電池モジュール部である。この太陽電池モジュール
部はEVA樹脂材にて包まれ、平坦状の基板(面板)と
し、屋根,壁等を構成する建築板の表面に貼着されてい
る。
フィルムでコーティングしている。特に、太陽電池モジ
ュール部は、所定長さの方形状の基板の表面側に、基板
の周囲を所定幅残して取付られ、裏面側には、防水仕様
の接続コネクター付きのケーブルが設けられている。
ル部を設けた金属原板から長手方向に彎曲する建築板を
形成するにはアタッチメントを保護しつつ、一枚一枚を
手作業等によるベンダー加工としなければならなかっ
た。というのは、太陽電池モジュール部とした場合等で
は基板の表面側には、一般にはEVA樹脂材及びフッ素
樹脂フィルムが被覆されており、且つ裏面には、接続コ
ネクター付きのケーブルが設けられているため、それら
の保護する観点から、金属原板全幅を通過させるロール
成形はできなかった。
とした場合であっても、建築板を成形する際に防護膜や
人工芝等が成形ロールで圧縮され、防護膜ならば防護機
能が低下し、また人工芝であるならばその形状を損なう
ことになる。このように太陽電池モジュール部を保護し
つつ、金属原板から建築板を成形するには、ベンダー加
工でなければならず、作業員にとってはアタッチメント
を保護しながら成形作業することとなり、それだけ負担
が大きくなり、結果として製造コストも高くなり、製品
原価の低廉化を目指す企業にとっては、極めて割高とな
る重大な欠点があった。
題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、その発明
を、幅方向両側を除く箇所に予め太陽電池モジュール部
を設けた原材パネルから、主板の幅方向両側に接続用屈
曲部を形成する建築用板として順次成形する複数段の下
部側成形ロール部と上部側成形ロール部とからなる上下
部成形ロール群において、各下部側成形ロール部は下部
ロール軸の軸方向両側に下部成形ロールを配置し、各上
部側成形ロール部の上部ロール軸には前記両下部成形ロ
ールに対応し、且つ軸方向両側箇所にのみ合成樹脂から
なる上部成形ロールを設け、前記各段の両上部成形ロー
ルの間には軟質性部材からなる保護押えロールを設け、
最終段付近には下部側昇降成形ロール部と上部側昇降成
形ロール部を配置し高さ調整可能にしてなる建築板用ロ
ール成形機としたことにより、太陽電池付きの基板なる
金属原板を簡易且つ迅速でしかも整然と、長手方向に彎
曲する建築板として成形することができ、前記の課題を
解決したものである。
に基づいて説明する。まず、原材パネルPmは、基板と
しての平坦状の金属板1の表面側に、アタッチメントが
予め装着されている(図12,図13参照)。本発明に
おいてはアタッチメントとして太陽電池モジュール部S
が設けられている。該太陽電池モジュール部Sは、偏平
状の太陽電池モジュール部SがEVA(エチレン−酢酸
ビニル共重合体)樹脂材2に封入され、該EVA樹脂材
2の表面側には、フッ素樹脂フィルム3にてコーティン
グされているものである。
は、幅方向両側を残し、中間位置に設けられている。ま
た、裏面側の長手方向の前後にはコネクタC,Cが装着
されている。該コネクタCには、ケーブル及び接続端子
が設けられている。その原材パネルPmから建築用板P
aを成形する際の金属板1、又は成形後の建築用板Pa
については、前記太陽電池モジュール部Sと金属板1の
み、或いは太陽電池モジュール部Sと金属板1とEVA
樹脂材2とを記載しているが、実際の断面は、図12及
び図13と同様に構成されているものを省略したもので
ある。
ール成形機により、アタッチメント付きの屋根,壁を構
成し、且つ長手方向に凸状又は凹状の彎曲状とした建築
用板Paとして成形される。該建築用板Paは図2に示
すように、適宜な曲率半径Rとなるように長手方向に沿
って凸状或いは山形状に彎曲したものである。そして、
前記金属板1の幅方向の中央箇所を含む中間箇所が、主
板4としてなり、且つ該主板4箇所に太陽電池モジュー
ル部Sが装着されたものであり、その主板4の幅方向両
側に接続用屈曲部5,5が形成されたものである。該接
続用屈曲部5,5の具体的なものとしては、嵌合タイプ
である。また、前述したようにフッ素樹脂フィルム3が
薄いこともあり、図12等一部の図面を除いて図面上で
は省略しているものがある。
成形する成形機において説明する。その成形機について
は、図1(A),(B)に示すように、一対の上下部成
形ロールを送り方向に複数段設けたものであり、この複
数段の上下部成形ロール群に図12に示すような原材パ
ネルPmを送り込んで各段の上下部成形ロールにて図2
に示すような建築用板Paを成形しようとするものであ
る。
ール部A1 ,A2 ,…,An と上部側成形ロール部B
1 ,B2 ,…,Bn とから構成され、下部側成形ロール
部A1と上部側成形ロール部B1 とが、図1,図2に示
すように、互いに上下に対応している。同様に、下部側
成形ロール部A2 と上部側成形ロール部B2 とが上下に
対応し、以下図1(A),図4等に示すように、それぞ
れの添字の下部側成形ロール部A1 ,A2 ,…,An と
上部側成形ロール部B1 ,B2 ,…,Bn とがそれぞれ
添字が一致するようにして配置される。ここで、添字n
は最終段を示すとともに、段数が全部でn段であること
を示している。また、以下においては前記下部側成形ロ
ール部A1 ,A2 ,…,An 及び上部側成形ロール部B
1 ,B2 ,…,Bn の任意の一つを示すときは下部側成
形ロール部A及び上部側成形ロール部Bとし、添字を略
して示す。
ール体A,Bの段数を12段としているが、必ずしもこ
の段数に限定されるものでなく、原材パネルPmから成
形される建築用板Paの断面形状により、下部側成形ロ
ール部Aと上部側成形ロール部Bの段数を適宜に調整す
ることもある。まず成形機の幅方向両側にはフレーム1
7,17を設け、両フレーム17,17の長手方向に沿
って所定間隔をおいて軸受18,18,…が装着されて
いる。該軸受18,18,…に下部側成形ロール部Aが
装着されており、該下部側成形ロール部A1 ,A2 ,
…,An の下部ロール軸71 ,72 ,…,7n が軸支さ
れている。
n に下部成形ロール81 ,82 ,…,8n が設けられ
る。ここで、各下部ロール軸71 ,72 ,…,7n に対
する下部成形ロール81 ,82 ,…,8n は、それぞれ
の下部ロール軸71 ,72 ,…,7n の軸方向両側に設
けられるものであり、具体的には下部ロール軸71 を代
表として示すと、下部ロール軸71 の軸方向両側箇所に
下部成形ロール81 ,8 1 が左右対称に設けられること
になる。即ち、図1(B)に示すように、下部ロール軸
71 の軸方向中間箇所は通過用空隙部91 として形成さ
れている。このようなパターンが図5,図6に示すよう
に、最終段の下部ロール軸7n 及び下部成形ロール8n
まで続いており、前記通過用空隙部91 も同様に通過用
空隙部92,…,9n まで存在する。
原材パネルPmの裏面側に設けたコネクタC,Cが非接
触状態で通過可能としたものである。そして、さらに前
記下部ロール軸71 ,72 ,…,7n の軸方向の中間の
両側、即ち、軸方向の中心付近の両側部分には前記通過
用空隙部91 ,92 ,…,9n が存在するようにして、
図5,図6等に示すように、下部支持用ロール101 ,
102 ,…,10n が設けられている。
て示すと、前記原材パネルPmのコネクタC,C部分が
非接触となる空隙を確保するようにして、前記下部ロー
ル軸71 の軸方向中間の両側に左右対称に下部支持用ロ
ール101 ,101 を設けるものである。その下部支持
用ロール101 ,102 ,…,10n は、原材パネルP
mが下部側成形ロール部A1 ,A2 ,…,An 及び上部
側成形ロール部B1 ,B2 ,…,Bn の送り方向に沿っ
て移動するときに原材パネルPmの裏面側から支持して
撓まないようにする役目をなすものである。該下部支持
用ロール101,102 ,…,10n は必要に応じて設
けなくともよい。
…,Bn については、各上部ロール軸111 ,112 ,
…,11n が前記軸受18,18,…に装着され、その
各上部ロール軸111 ,112 ,…,11n の軸方向両
側に各上部成形ロール121 ,122 ,…,12n が設
けられるものであり、具体的には上部ロール軸111 を
代表として示すと、該上部ロール軸111 の軸方向両側
箇所にその上部成形ロール121 ,121 が左右対称に
設けられることになる。該上部成形ロール121,122
,…,12n は合成樹脂で形成されたものである。こ
れは、前記各下部側成形ロール部Aにおいて、同一段の
下部成形ロール81 ,82 ,…,8n と上部成形ロール
121 ,122 ,…,12n とが対応するようになって
いる。
には、図5,図6等に示すように、軟質性部材から形成
された保護押えロール131 ,132 ,…,13n が設
けられ、原材パネルPmが下部側成形ロール部A1 ,A
2 ,…,An と上部側成形ロール部B1 ,B2 ,…,B
n との間を移動するときに、前記各保護押えロール13
が主板4上に設けた太陽電池モジュール部Sに対して柔
軟に接触し、太陽電池モジュール部Sを保護しつつ、原
材パネルPmを移動させ、建築用板Paに成形してゆく
ものである。このような、保護押えロール131 ,13
2 ,…,13nを構成する部材の実施例としては、ウレ
タン材等が使用される。その他の材質としては、軟質ゴ
ム、スポンジ材或いは風船状のように内部に空気が入れ
られたロール状等の軟質性部材を使用することもでき
る。
11には、図1(B)に示すようにそれぞれに下部歯車
151 ,152 ,…,15n 及び上部歯車161 ,16
2 ,…,16n が設けられ、対応する歯車同士が噛み合
い、各段の下部ロール軸7と上部ロール軸11とが適正
な回転速度にて回転することができるようになってい
る。上記上下部成形ロール群において、後部側の適宜の
下部側成形ロール部Aとこれに対応する上部側成形ロー
ル部Bとが他の上下部成形ロール群に対して段差Hを有
している。
ル群の後部に段差Hが生じることで原材パネルPmから
建築用板Paに成形してゆくまでの工程の最終段階にお
いて彎曲成形工程が入り、長手方向に彎曲した建築用板
Paが成形されてゆくものである。その上下部成形ロー
ル群の成形最終段階の下部側成形ロール部Aと上部側成
形ロール部Bとの構成は、図4に示している。この実施
の形態では最終段の下部側成形ロール部An と上部側成
形ロール部Bn との一つ前方に下部側昇降成形ロール部
Amと上部側昇降成形ロール部Bmとを設けたものであ
り、上下部成形ロール群の水平成形ラインLよりさらに
上方に段差Hを有するように高さ調整ができる構造とな
っている。
側昇降成形ロール部Bmは、下部ロール軸7と上部ロー
ル軸11とが前記フレーム17,17に対して上下方向
に高さ調節自在なる軸受板19,19に軸支されてい
る。そして、その軸受板19,19を上下方向に適宜な
量だけ移動させることで、下部側昇降成形ロール部Am
と上部側昇降成形ロール部Bmをそのままの状態で上下
方向に移動させることができる。そして、下部側昇降成
形ロール部Amと上部側昇降成形ロール部Bmによって
下部成形ロール81 ,82 ,…,8n 及び上部成形ロー
ル121 ,122,…,12n とが共に移動し、また保
護押えロール131 ,132 ,…,13nも同様に移動
することができる(図6参照)。
と上部側昇降成形ロール部Bmとがさらに一つ前方の下
部側成形ロール部An-2 及び上部側成形ロール部Bn-2
と最終段の下部側成形ロール部An 及び上部側成形ロー
ル部Bn によって原材パネルPmに適宜の曲率半径Rを
有する彎曲を与えながら建築用板Paを送りだしてゆく
ことができる。その段差Hの数値を適宜に変化するよう
に高さ調整することで曲率半径Rも調整することができ
る。該実施の形態で段数nを12段とすると下部側昇降
成形ロール部Amと上部側昇降成形ロール部Bmは11
段目となる。また、添字n−2は10段目となり下部側
成形ロール部A10及び上部側成形ロール部B10となる。
mと上部側昇降成形ロール部Bmとして次第に下方に下
がるように段差Hを有して構成されている。また、最終
段及びその一つ手前も下部側昇降成形ロール部Amと上
部側昇降成形ロール部Bmとした実施の形態を図7に示
している。該実施の形態では、最終段手前の下部側昇降
成形ロール部Amと上部側昇降成形ロール部Bmとの成
形面と水平成形ラインLに対する段差HS とし、最終段
とした下部側昇降成形ロール部Amと上部側昇降成形ロ
ール部Bmとがなす成形面と成形ラインLとの段差HL
としている。このような上下部成形ロール群の配置例は
全て建築用板Paの彎曲状態が山形となるようにしたも
のである。
に彎曲する建築用板Pa(図9参照)を成形するもので
ある。これは、図10に示すように、最終段の下部側成
形ロール部An と上部側成形ロール部Bn の一つ手前を
下部側昇降成形ロール部Am及び上部側昇降成形ロール
部Bmとし水平成形ラインLより下方に段差Hを有する
位置に高さ調整したものである。そして、原材パネルP
mに凹状に曲率半径Rを与えようとするものである。図
11は第2実施の形態の別タイプのものであり最終段及
び最終段手前を下部側昇降成形ロール部Amと上部側昇
降成形ロール部Bmとの対にしたものであり、両下部側
昇降成形ロール部Amと上部側昇降成形ロール部Bmと
が次第に上方に位置するようにしたものである。
8及び両上部成形ロール12,12の間隔Wを、適宜調
整可能とする実施例も存在している。これは、図17に
示すように下部ロール軸71 (72 ,…,7n )の軸方
向において両下部成形ロール81 ,81 の間隔Wを、最
大間隔WL12から最小間隔Ws12に適宜変更することが
できる。同様に、上部ロール軸111 (112 ,…,1
1n )の軸方向において両上部成形ロール121 ,12
1 の間隔Wを上記各段の両下部成形ロール81,82 ,
…,8n 、81 ,82 ,…,8n の間隔Wに合わせてそ
れぞれ最大間隔WL8 から最小間隔Ws8 に適宜変更す
ることができる。
(A),図18及び図19(A),(B)に示すよう
に、ガイド部Gが設けられている。該ガイド部Gは、中
間に間隔部21が存在するように、左右側の分離ガイド
基板20,20が設けられ、それぞれの分離ガイド基板
20,20に左右側のガイド22,22が幅調整可能に
構成されている。具体的には、原材パネルPmの幅Lに
おいて、最大幅Lwから最小幅Lsまでのものが使用で
きる。このような構成による利点としては、前記間隔部
21箇所を原材パネルPmのコネクタC,Cが、何らの
支障なく通過できるものである。
いて、原材パネルPmから、主板4の幅方向両側に左右
対称の接続用屈曲部5,5を形成したタイプの建築用板
Paを成形する場合には、まず、ガイド部Gの左右両側
ガイド22,22間に、原材パネルPmを挿入して、次
いで、原材パネルPmをロール成形機の下部側成形ロー
ル部Aと上部側成形ロール部Bとの間に差し込むもので
ある。その原材パネルPmは、各下部成形ロール8及び
上部成形ロール12にて幅方向両側箇所に接続用屈曲部
5,5が送り方向に進むに従い次第に形成されてゆく。
でいるときに、各下部支持用ロール10が主板4箇所の
裏面側を支持しており、且つコネクタC,Cには何ら接
触することがないようにしている。また、主板4の表面
側では保護押えロール13が存在し、各保護押えロール
13が太陽電池モジュール部S等のアタッチメントに柔
軟に接触した状態を保ち、アタッチメントを保護してい
る。以上の成形過程の断面図なるフラワー図について
は、図16にて示した通りである。この最終段にて建築
用板Paが成形される〔図16の(12)参照〕。さら
に、図20に示すように、その建築用板Paにて葺成さ
れた屋根平面図であり、隣接するコネクタC,C相互が
ケーブルを介して接続され、ソーラー屋根として施工さ
れる。
ール部A及び上部側成形ロール部Bの段数nは12段と
する。上下部成形ロール群の中で原材パネルPmを彎曲
成形する工程にかかる下部側成形ロール部A及び上部側
成形ロール部Bは最終段を含めて該最終段から3段目と
する。即ち、第10段,第11段,第12段の下部側成
形ロール部Aと上部側成形ロール部Bで、図1に基づく
ならば、下部側成形ロール部A10,A11,A12と上部側
成形ロール部B10,B11,B12が彎曲成形にかかる上下
部成形ロールとなる。
ル部A11と上部側成形ロール部B11は、段差Hを有して
他の下部側成形ロール部A及び上部側成形ロール部Bの
水平成形ラインLよりも高い位置となる。その段差Hは
5乃至6mmである。さらに上部側成形ロール部Bに属
する保護押えロール13の材質はポリアセタール樹脂と
している。
箇所に予めアタッチメントを設けた原材パネルPmか
ら、主板4の幅方向両側に接続用屈曲部5,5を形成す
る建築用板Paとして順次成形する複数段の下部側成形
ロール部Aと上部側成形ロール部Bとからなる上下部成
形ロール群において、各下部側成形ロール部Aは下部ロ
ール軸7の軸方向両側に下部成形ロール8,8を配置
し、各上部側成形ロール部Bの上部ロール軸11には前
記両下部成形ロール8,8に対応し、且つ軸方向両側箇
所にのみ合成樹脂からなる上部成形ロール12,12を
設け、前記各段の両上部成形ロール12,12の間には
軟質性部材からなる保護押えロール13を設け、最終段
付近の適宜の下部側昇降成形ロール部Amと上部側昇降
成形ロール部Bmとし高さ調整可能にしてなる建築用板
Pa用ロール成形機としたことにより、先ず第1に太陽
電池モジュール部S及びコネクタC,Cを装着済みの原
材パネルPmから長手方向に沿って彎曲する建築用板P
aを整然と成形することができるし、第2に原材パネル
Pmから建築用板Paを簡易且つ迅速に施工することが
できる利点がある。ひいては建築用板Paを従来のベン
ダー加工に比較し格段と低廉化することができる。
部Aと上部側成形ロール部Bとからなる上下部成形ロー
ル群において、最終段付近の適宜の下部側昇降成形ロー
ル部Amと上部側昇降成形ロール部Bmとし高さ調整可
能にしていることで、その下部側昇降成形ロール部Am
及び上部側昇降成形ロール部Bmの高さを適宜に設定し
段差Hを持たせることで、原材パネルPmから建築用板
Paを成形する工程において長手方向に沿って彎曲する
建築用板Paを極めて簡単に成形することができる。
部空隙部14とし、これらを複数段設けたロール成形機
に太陽電池モジュール部SとコネクタC,Cを装着済み
の原材パネルPmを入れると太陽電池モジュール部Sと
コネクタC,Cとに非接触の状態で建築用板Paを成形
することができる。そのために、成形工程において、上
述したように太陽電池モジュール部SとコネクタC,C
とは何ら接触するものがなく、太陽電池モジュール部S
とコネクタC,Cを成形中に破損することなく整然と成
形することができるものである。
タC,C等を装着済みの原材パネルPmを普通の建築用
板Paを成形するがごとく、ロール成形機にて成形する
ことができ、これは簡易且つ迅速にできるものである。
また、原材パネルPmから建築用板Paを成形するとき
に、保護押えロール13が原材パネルPmの太陽電池モ
ジュール部Sに柔軟に接触し、また下部支持用ロール1
0,10が原材パネルPmの下面側をコネクタC,Cに
非接触の状態で支持するので、太陽電池モジュール部S
及びコネクタC,Cを保護しつつ、建築用板Paを成形
することができる。
て、前記上下部成形ロール群の後部側において最終段の
下部側成形ロール部An と上部側成形ロール部Bn より
一つ前方を下部側昇降成形ロール部Amと上部側昇降成
形ロール部Bmとしてなる建築用板Pa用ロール成形機
としたことにより、その下部側昇降成形ロール部Amと
上部側昇降成形ロール部Bmのみの高さ調整をおこなう
のみで、極めて簡単に彎曲した建築用板Paを成形する
ことができる。
て、前記上下部成形ロール群の最終段を下部側昇降成形
ロール部Amと上部側昇降成形ロール部Bmとしてなる
建築用板Pa用ロール成形機としたことにより、高さ調
整が簡単となり、比較的大きな曲率半径Rに好適であ
る。
示側面図 (B)は初期段階の上下部ロール成形機の正面図
施の形態の斜視図
略示図
要部正面図
要部正面図
形工程部分の拡大略示図
ル成形機の略示側面図
成形した建築用板の斜視図
成形工程部分の拡大略示図
ール群の彎曲成形工程部分の拡大略示図
面略示図
図 (B)はガイド部箇所の平面図
図
Claims (3)
- 【請求項1】 幅方向両側を除く箇所に予め太陽電池モ
ジュール部を設けた原材パネルから、主板の幅方向両側
に接続用屈曲部を形成する建築用板として順次成形する
複数段の下部側成形ロール部と上部側成形ロール部とか
らなる上下部成形ロール群において、各下部側成形ロー
ル部は下部ロール軸の軸方向両側に下部成形ロールを配
置し、各上部側成形ロール部の上部ロール軸には前記両
下部成形ロールに対応し、且つ軸方向両側箇所にのみ合
成樹脂からなる上部成形ロールを設け、前記各段の両上
部成形ロールの間には軟質性部材からなる保護押えロー
ルを設け、最終段付近には下部側昇降成形ロール部と上
部側昇降成形ロール部を配置し高さ調整可能にしてなる
ことを特徴とした建築板用ロール成形機。 - 【請求項2】 請求項1において、前記上下部成形ロー
ル群最終段の手前に下部側昇降成形ロール部と上部側昇
降成形ロール部とを配置してなることを特徴とした建築
板用ロール成形機。 - 【請求項3】 請求項1において、前記上下部成形ロー
ル群の最終段に下部側昇降成形ロール部と上部側昇降成
形ロール部を配置してなることを特徴とした建築板用ロ
ール成形機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP07270117A JP3105434B2 (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 建築板用ロール成形機 |
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JP07270117A JP3105434B2 (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 建築板用ロール成形機 |
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JPH09108741A JPH09108741A (ja) | 1997-04-28 |
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