JP3105092U - 遮音壁用脱着式吸音板 - Google Patents

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Abstract

【課題】損傷した遮音壁用吸音板を容易かつ迅速に修復できるようにすることである。
【解決手段】正面板11の上端と下端に背面板12側に突出する突出部11a、11bを設け、背面板12の頂壁12aに前記正面板の上端突出部の支持部12cを設け、背面板の支持部12cと底壁12bに先端垂下部12d、12eを設け、正面板の上端突出部11aと、背面板の支持部12cの垂下部12dとを当接するようにして組み合わせ、正面板12の下端突出部11bの裏面と、背面板の下部壁の垂下部12eの表面とを当接するようにして組み合わせることにより、正面から背面板12と正面板11とを着脱自在に固定できるようにし、正面板11が傷ついたときにその正面板11の締結具14をはずすだけで面倒な手順を要さず一挙動で迅速かつ容易に交換できるようにしたのである。
【選択図】図2

Description

この考案は、道路などの騒音対策に用いる遮音壁の吸音板に関する。
高速道路などに設置される遮音壁は、吸音板を数段積み上げ、その両端をH型支柱の両側の縦溝に落としこむ方法で保持して構成される。
吸音板は一般的に、道路側に向いて置かれる正面板と、上部壁と下部壁とを有する背面板と、両端の開口をふさぐ側面板とを組み合わせて構成される厚みを持ったボックス状の板であり、その中には保護フィルムでくるんだグラスウール等の吸音材が内蔵されている。
この吸音板は、通常は、正面板の上部が背面板の上部壁を上から抱き込み、正面板の下部壁を背面板の底壁先端に締め付けるなどして固定し、さらに、正面板の両端部を側面板に固着しており、正面板と背面板が取り外しできないように一体化されたものになっている。
遮音壁の吸音板は、上述したように正面板と背面板とを取り外しできないように一体化しており、また両側部をH型支柱の両側の縦溝に落としこんで支柱で保持している。そのため、車両などが衝突して吸音板が損傷したときには、吸音板全体を支柱の溝から上方に引き抜いて交換する方法をとっていた。交換にはクレーン等を用いる必要があり、補修に多くの手間、時間、費用を費やしていた。また、遮音壁の上部に長尺の消音筒を設置する場合には、まずそれを取り外す必要があり、いっそう手間がかかっていた。
このような問題を解消するため、特許文献1には、図5に示されるような吸音板が提案されている。すなわち、正面板1の下部裏側にU字状のフック1aを設け、さらに正面板1の上部に裏側に突出する差込片1bを設ける。その一方背面板2には、底壁の先端に正面板1の上部を受け支える支持金具3を取り付け、その支持金具3に吸音板の厚み方向に入り込んだ差込口3aを設けておく。このようにしておいて、正面板1の下部のフックを、正面板1の裏面に沿わせた背面板2の底壁先端の垂下片2aに係止させる。ついで、正面板1の上部に設けた差込片を背面板2の頂壁の先端に取り付けた支持金具3の差込口に挿入し、その後、差込片1bを支持金具3に、また、正面板1の両端部を背面板2と一体の部材にねじなどの締結部材を用いて固定する。このような構成により、背面板2に対して正面板1を着脱自在にすることができる。
しかしこのような構成では、正面板1が損傷したとき締結具による固定をとき、差込片を差し込み口から抜いた後、正面板を押し下げてフックをはずす手順を経て取り外さなければならない。よって取り外しに一定の手順を要し時間がかかる上、積み上げられた吸音板の正面板を交換のため押し下げる際に、その下の吸音板の上部壁に引っかかるなどして、容易にはずすことができず、ひどい場合には下の吸音板まで損傷してしまうという問題がある。この様な状況は吸音板を積み重ねるにつれ加重されることによって必然的に生じる。
特開2003−193431
そこで、この考案の課題は、正面板が損傷し、交換しなければならない場合に、締結具による固定をといた後は、面倒な手順を踏むことなく一挙動で迅速かつ容易に交換できる遮音壁用脱着式吸音板を提供することにある。
上記の課題を解決するために、遮音壁用脱着式吸音板を、頂壁と底壁とを有する背面板の前部で、正面板を着脱可能に支持する吸音板において、正面板の上端と下端に背面板側に突出する突出部を設け、背面板の頂壁に正面板の上端突出部の支持部を設け、背面板の支持部と底壁に先端垂下部を設け、正面板の上下端部と背面板の両垂下部を当接させながら、正面板の上端突出部を背面板の支持部で支持し、当接した背面板の両垂下部と正面板上下端とを着脱自在な締結具で固定する構成とした。
また、背面板に一体化された側面板に、正面板の両端部を着脱自在の締結具で固定できるようにしておくのが好ましい。
上記のような構成により、締結具による固定を解除するだけで、押し下げるなどの面倒な手順を要さず、一挙動で迅速かつ容易に正面板と背面板とを取り外すことができる。また、背面板と正面板を上下方向に引っかかりの少ない形状とすることにより、いっそう迅速かつ容易に正面板と背面板とを取り外すことができる。
さらに、正面板の両端についても、締結具による固定を解除すると後は一挙動で簡単、迅速に正面板と側面板とを取り外すことができる。
以下、図面を参照しつつ考案を実施するための形態について説明する。図1から図4にこの考案の実施形態を示す。図の吸音板10は、正面板11と、背面板12と、背面板に一体化する側面板13とを備えている。
この吸音板10の内部には従来品と同様にグラスウールなどの吸音材16が設けられている。なお、吸音材を除く吸音板の構成部材は、強度、耐久性を考えて亜鉛メッキ鋼板やステンレス鋼版、アルミニウムなどで形成するのがよい。
図示の正面板11は、グラスウールなどの吸音材16の吸音効率やコスト等を勘案してルーバ式のものを採用しているがこれに限定されない。図2および図3に示すように、この正面板11の上端と下端を後方にほぼ90度折り曲げて突出部11a、11bを形成している。
図2に示すように、背面板12は斜め前向きに折り曲げた頂壁12aと、底壁12bと、正面板11の上端突出部11aを受け支える支持部12cと、支持部12cと底壁12bの先端部を下方にほぼ90度折り曲げた垂下部12d、12eとを有する。
このように構成した吸音板10は、図2に示すように、吸音板10の上部において、正面板11の上端突出部11aの裏面と背面板12の頂壁の垂下部12dの表面とが当接するように組み合わせ、吸音板10の下部において、正面板11の下端突出部11bの裏面と背面板12の底壁の垂下部12eの表面とが当接するように組み合わせた状態で、正面板11の上端突出部11aを背面板12の支持部12cが受け支えることにより仮保持される。つぎに、背面板12の垂下部12d、12eと正面板11とを前面よりブラインドリベット等の取り外し自在の正面締結具14で固定する。このとき、図1に示すように、正面板11の両端部も、背面板12と一体化された側面板13にアイボルトなどの取り外し自在の側面締結具15で固定するのが好ましい。
図4に示すように、吸音板10の両端をH型支柱20の両側の溝に落としこんで、その上に消音筒を取り付けるなどして遮音壁が完成する。正面板11が損傷したときは、消音筒を取り外し、吸音板10を上から順に引き抜くような面倒な手順を要さず、正面板11を前面より取り外して交換できる。そのうえ、正面板11を背面板12から取り外す際には、押し下げるなどの手順を要さず、それゆえほかの吸音板に引っかかることもなく、締結具14、15による固定を解き、あとは一挙動で迅速かつ容易に取り外しが可能である。
実施形態の吸音板の全体を示す正面図 (A)同上の吸音板の縦断面図、(B)図2(A)のB部の拡大図、(C)図2(A)のC部の拡大図 正面板の一部を示す斜視図 H型支柱に対する吸音板取り付け部の平面図 従来の吸音板の断面図
符号の説明
1 正面板
1a フック
1b 差込片
2 背面板
2a 垂下片
3 支持金具
3a 差込口
10 吸音板
11 正面板
11a 正面板上端突出部
11b 正面板下端突出部
12 背面板
12a 背面板頂壁
12b 背面板底壁
12c 背面板支持部
12d 背面板頂壁垂下部
12e 背面板底壁垂下部
13 側面板
14 正面締結具
15 側面締結具
16 グラスウール
20 H型支柱

Claims (2)

  1. 頂壁と底壁とを有する背面板の前部で、正面板を着脱可能に支持する吸音板において、前記正面板の上端と下端に背面板側に突出する突出部を設け、前記背面板の頂壁に正面板の上端突出部の支持部を設け、背面板の支持部と底壁に先端垂下部を設け、正面板の上下端部と背面板の両垂下部を当接させながら、正面板の上端突出部を背面板の支持部で支持し、前記当接した背面板の両垂下部と正面板上下端とを着脱自在な締結具で固定した遮音壁用脱着式吸音板。
  2. 正面板の両端部を、背面板に一体化された側面板に着脱自在の締結具で固定した請求項1に記載の遮音壁用脱着式吸音板。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200446591Y1 (ko) * 2009-07-22 2009-11-11 (주) 케이 이엔씨 전면판의 탈착이 용이한 흡음형 방음판
JP2011001720A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Taisei Komu Kk 遮音パネル及び遮音パネルのリフレッシュ方法

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