JP3105059B2 - 化粧胴差の取付け構造 - Google Patents

化粧胴差の取付け構造

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JP3105059B2
JP3105059B2 JP04041071A JP4107192A JP3105059B2 JP 3105059 B2 JP3105059 B2 JP 3105059B2 JP 04041071 A JP04041071 A JP 04041071A JP 4107192 A JP4107192 A JP 4107192A JP 3105059 B2 JP3105059 B2 JP 3105059B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、化粧胴差の取付け構
造、特に建築物の階上と階下との境界部に胴差ホルダを
所定間隔毎に設置し、その胴差ホルダに化粧胴差を取り
付けるようにした化粧胴差の取付け構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、住居などの二階建以上の建築物
においては、階上と階下との境界部にアクセントを付け
外観上の美観をより高めるために化粧胴差が設置され
る。この化粧胴差は、その階上と階下との境界部に壁部
に沿って、かつ地面に平行に連続伸長するように取り付
けられるものである(特開昭63−44047号)。
【0003】図3、図4及び図5はこのような従来の化
粧胴差の取付け構造を示す図である。図3は胴差ホル
ダ、図4は化粧胴差、図5は胴差ホルダを建築物外壁部
の階上と階下の境界部に取り付け、さらにその胴差ホル
ダに化粧胴差を取り付けた状態を示している。
【0004】まず、図3(A)は化粧胴差ホルダの縦断
面図、同図(B)は正面図をそれぞれ示しており、図示
のように胴差ホルダ10は筒状に形成されている。そし
て、壁部取付け側には壁部側部材に係止させるための突
起12が形成され、下方側には化粧胴差の下部を係止さ
せるための突起14が形成されている。また、上部には
化粧胴差との間での結合を行うためのねじ穴16が形成
されている。また、この胴差ホルダ10を壁部側に安定
して固定するため、下方位置にねじ穴18が2箇所形成
されている。
【0005】次に、図4(A)は化粧胴差20の縦断面
図、同図(B)は正面図をそれぞれ示している。
【0006】図示のように、化粧胴差20の縦断面形状
は略弓形をなしており、上端及び下端にはそれぞれ胴差
ホルダ10に係止させるための係止爪22及び24が形
成されている。また、化粧胴差20の上部位置にはねじ
穴26が形成されており、化粧胴差20を上記胴差ホル
ダ10に被せ設置した状態においてねじ穴26は、胴差
ホルダ10のねじ穴16に対向するような位置に形成さ
れている。また、化粧胴差20の長手方向長さは、所定
間隔毎に設置された胴差ホルダ10に掛け渡し可能とす
るように長く形成され、このような化粧胴差20を順次
連設していくことによって建築物壁部周囲全体に連続伸
長する化粧胴差部が構築されるものである。
【0007】図5は胴差ホルダ10に化粧胴差20が被
せ設置された状態の概略縦断面図が示されている。図示
のように胴差ホルダ10は境界部の外壁部材100に突
起12を係止させ、下方側のねじ穴18にねじ30を挿
通させ、更にそのねじ30を壁部100側に螺入して固
定されている。そして、化粧胴差20はこの胴差ホルダ
10に上下で係止するように被せ設置されている。すな
わち、係止爪22及び24を胴差ホルダ10の上端部と
下端の突起14に係止させた状態で設置し、さらにねじ
穴26から胴差ホルダ10のねじ穴16にねじ32を螺
入させて確実に固定している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のような化粧
胴差の取付け構造では、胴差ホルダ10の上端部から下
端の突起14までの長さは、化粧胴差20の係止爪22
及び24の間隔に対応して設定されており、化粧胴差2
0を胴差ホルダ10に被せ設置して係止爪22及び24
を係止させると両者は容易に取り外しができない状態と
なる。すなわち、胴差ホルダ10の外径が収縮し得る構
成とはなっていない。
【0009】従って、化粧胴差20の補修を行うような
場合にこれを取り外す際にその取外し作業は容易ではな
く壁部100に固定された胴差ホルダ10を変形させて
しまうおそれがあった。
【0010】この発明は、上記事情に鑑みなされたもの
であり、その目的は化粧胴差の着脱作業を極めて簡単な
ものとし、またその化粧胴差取り外し時に胴差ホルダの
変形を生じさせることのない化粧胴差取付け構造を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る化粧胴差の取付け構造は、略筒状体
に形成され建築物の外壁の階上と階下の境界部に沿って
所定間隔毎に取り付けられた複数の胴差ホルダと、該胴
差ホルダの外側面側からその上下位置で係止されるよう
に被せ設置される化粧胴差と、前記化粧胴差と胴差ホル
ダとを固定するための止め部材、とを備える化粧胴差の
取付け構造を前提とし、前記筒状体の胴差ホルダは、前
記止め部材の貫挿位置で筒状体の周方向と直交する方向
全長にわたる所定幅の帯状スリットを有し、かつ、前記
止め部材が、化粧胴差の外方から前記スリット内に貫挿
された状態では前記スリットの広がり動作により前記化
粧胴差が上下位置で係止される大きさの外径となるよう
に構成されたことを特徴とする。
【0012】一方、請求項2に記載の化粧胴差の取付け
構造は、前記化粧胴差の上下位置内側面には前記止め部
材が前記化粧胴差及びスリットに貫挿されて前記胴差ホ
ルダの外径が大きくなったときに前記胴差ホルダに係止
される係止爪が設けられたことを特徴とする。
【0013】また、胴差ホルダの材質については、化粧
胴差を安定して保持することのできる強度を持った材質
であることが必要であり、かつ雨水などの侵入に対し耐
腐食性を有するものであることが好適である。
【0014】さらに、本発明では上記スリットの部分が
止め部材の挿入動作により常態よりも広げられ、また止
め部材が取り外されたときにはスリットが常態の幅にも
どることから、所定の弾力性を有する部材であることが
要求されるものである。
【0015】
【作用】上記請求項1に記載の化粧胴差の取付け構造に
よれば、筒状体に構成された胴差ホルダには筒の周方向
と直交する方向、すなわち筒状体の穴貫通方向に上記ス
リットが形成されており、このスリットが化粧胴差の外
方から貫挿された止め部材によって押し広げられる。
【0016】これによって、胴差ホルダは、そのスリッ
トの幅が広げられた分だけ外径が大きくなり、その状態
で化粧胴差の上下位置が胴差ホルダに係止可能な状態と
なるものである。すなわち、胴差ホルダは、常態ではそ
の外径が小さく、化粧胴差を被せることは可能であるが
これを係止させておくことはできない状態にある。
【0017】従って、化粧胴差を胴差ホルダに被せ設置
する動作は極めて簡単に行うことができ、その状態で止
め部材にて両者を固定する動作、すなわち両者にねじ等
を貫挿させる動作を行うことにより同時に化粧胴差を胴
差ホルダにその上下位置で係止させることができる。
【0018】さらに、化粧胴差を取り外す際には、その
止め部材を取り外す動作を行うことにより同時に胴差ホ
ルダの外径は常態すなわち小さい外径に戻り、化粧胴差
は力を加えることなく簡単に取り外すことができる。
【0019】一方、請求項2に記載の化粧胴差の取付け
構造によれば、化粧胴差の上下位置の内側面には、止め
部材の貫挿により胴差ホルダの外径が大きくなったとき
に初めて胴差ホルダに係止される係止爪が設けられてい
るので、化粧胴差の胴差ホルダに対する固定状態の安定
化をより向上させることができる。すなわち、止め部材
の取付け前にも上下位置にて胴差ホルダに係止されるの
で、設置作業中における風などによる剥れ落ちを有効に
防止することができるものである。
【0020】
【実施例】図1は本発明の特徴的構成要素である胴差ホ
ルダの構成を示す図であり、同図(A)は縦断面図、同
図(B)は正面図をそれぞれ示している。
【0021】図示のように胴差ホルダ10の構成は、図
3に示した従来の胴差ホルダと基本的な構成は共通であ
る。すなわち、壁部側の突起12及び14さらにねじ穴
18等については同様の構成を有している。
【0022】この実施例において特徴的なことは、胴差
ホルダ10の上面部にスリット34を形成したことであ
る。このスリット34は、筒状体である胴差ホルダ10
の外周方向と直交する方向、すなわち筒体の穴の貫通方
向に沿って胴差ホルダ10の全長にわたって形成されて
おり、その形状は細い帯状の形状をなしている。従っ
て、この実施例に係る胴差ホルダ10はその上面部でス
リット34の幅だけ切り取られた構成となっている。そ
して、この胴差ホルダ10は例えばスチールなどの弾力
性のある部材にて構成されており、スリット34が広が
る方向へそのスリット34近傍の側面部10aの部分が
図上矢印200で示した方向に変形可能である。
【0023】また、この実施例ではそのスリット34の
所定位置、すなわち止め部材であるねじが貫挿される部
分にはタップが切られている。
【0024】次に、図2に基づいてこの実施例の動作に
ついて説明する。
【0025】同図(A)及び(B)は胴差ホルダ10へ
の化粧胴差20の取付け動作を示すための部分断面図で
あり動作の特徴が示される部分のみを示している。
【0026】まず、同図(A)に示したように壁部10
0(図示せず)に取り付けられた胴差ホルダ10に化粧
胴差20を被せ設置する。この状態では、化粧胴差20
の上下位置の内側面に形成された係止爪22及び図示し
ていない係止爪24は胴差ホルダ10に完全に係止され
た状態にはなくあそびを持った状態にある。すなわち、
胴差ホルダ10は常態では化粧胴差20の係止爪22及
び24の間隔よりも小さい外径とされていることに基づ
く。
【0027】この状態で、同図(B)に示したようにね
じ32を化粧胴差20のねじ穴26から挿通し、胴差ホ
ルダ10のスリット34のタップの切られた部分34a
に螺入させる。この動作により両者20及び10はねじ
にて固定された状態となる。このとき、胴差ホルダ10
のスリット34内にねじ32が螺入されると、スリット
34はそのねじ32の外径に対応して広げられる。これ
により、胴差ホルダ10の側面部10aは矢印200方
向に曲げられる。このスリット34を押し広げる動作に
より胴差ホルダ10の外径はその分だけ大きくなり、化
粧胴差20の係止爪22及び図示していない係止爪24
が初めて胴差ホルダ10に係合することとなる。
【0028】このように、この実施例によれば化粧胴差
20を何ら力を加えることなく簡単に胴差ホルダ10に
被せ設置することができ、その状態で止め部材であるね
じ32を螺入させることによって化粧胴差20と胴差ホ
ルダ10との完全な固定を行うことができる。すなわ
ち、ねじ32による固定及び係止爪22及び24の胴差
ホルダ10の上端及び下端への係止動作がなされる。
【0029】さらに、補修などのために化粧胴差20を
取り外す場合、ねじ32を抜く動作を行うことにより、
スリット34は通常の状態に戻る。すなわち、胴差ホル
ダ10の外径はやや小さい通常の状態に戻り、化粧胴差
は何ら力を加えることなく簡単に取り外しが可能な状態
となる。
【0030】また、上記実施例のようにねじ32が螺入
された状態で完全に係合される係止爪22及び24が設
けられたことにより化粧胴差20が単に被せ設置された
状態でもその落下を有効に防止することが可能である。
【0031】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能
である。例えば、上記実施例では胴差ホルダ10のスリ
ット34を上面部に形成したが、このような場所に限定
されるものではなく下面側にスリット34を形成するよ
うな構成とすることも可能である。
【0032】また、止め部材としては上記ねじ32に限
定されるものではなく例えば合成樹脂製のリベットなど
を用い、スリット34にタップを形成しないようにする
ことも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
建築物の外壁部の階下と階上の境界部に取り付けられる
化粧胴差の着脱動作を極めて簡単に行うことができ、さ
らに化粧胴差の取り外し時において胴差ホルダに強い力
が加えられることがないので、胴差ホルダの変形などを
防止することができ胴差ホルダをより長期的に連続使用
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)及び(B)は実施例に係る胴差ホルダの
縦断面図及び正面図である。
【図2】(A)及び(B)は実施例の動作説明図であ
る。
【図3】(A)及び(B)は従来の胴差ホルダの縦断面
図及び正面図である。
【図4】(A)及び(B)は従来の化粧胴差の縦断面図
及び正面図である。
【図5】従来の化粧胴差取付け構造による取付け状態の
概略断面図である。
【符号の説明】
10 胴差ホルダ 12、14 突起 18 ねじ穴 20 化粧胴差 22,24 係止爪 34 スリット 34a タップ部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略筒状体に形成され建築物の外壁の階上と
    階下の境界部に沿って所定間隔毎に取り付けられた複数
    の胴差ホルダと、 該胴差ホルダの外側面側からその上下位置で係止される
    ように被せ設置される化粧胴差と、 前記化粧胴差と胴差ホルダとを固定するための止め部
    材、 とを備える化粧胴差の取付け構造において、 前記筒状体の胴差ホルダは、前記止め部材の貫挿位置で
    筒状体の周方向と直交する方向全長にわたる所定幅の帯
    状スリットを有し、 かつ、前記止め部材が、化粧胴差の外方から前記スリッ
    ト内に貫挿された状態では前記スリットの広がり動作に
    より前記化粧胴差が上下位置で係止される大きさの外径
    となるように構成されたことを特徴とする化粧胴差の取
    付け構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の化粧胴差の取付け構造に
    おいて、 前記化粧胴差の上下位置内側面には前記止め部材が前記
    化粧胴差及びスリットに貫挿されて前記胴差ホルダの外
    径が大きくなったときに前記胴差ホルダに係止される係
    止爪が設けられたことを特徴とする化粧胴差の取付け構
    造。
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