JP3105043U - 組立ハウス - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉不能な透明板または半透明板で覆われた大開口を実現できて現場での設置作業が容易なサッシユニットを有する組立ハウスを提供する。
【解決手段】本組立ハウス1では、一対の案内溝15を相対向させて上下に延びる溝形材を用いた一対の柱3と、第1および第2のサッシユニット6,7とを含む。第1のサッシユニット6のサッシ枠20では、開口9を開閉不能な透明板10が覆う。第2のサッシユニット7のサッシ枠40では、上部開口11に開閉窓13を設け、下部開口12を透明板14で覆う。サッシ枠20,40には、対応する柱3の案内溝15内へ上方から落とし込んで上下にスライド装着可能な一対のスライド部25をそれぞれ設けてあり、スライド部25の奥行き寸法L1がサッシ枠20の最大奥行き寸法に相当する。開口をサッシ枠の略全面に相当する大面積にできて、透明板で覆うことができる。
【選択図】 図1

Description

この考案は、例えば、仮設住宅、事務所等に利用される組立ハウスに関する。
組立ハウスでは、スピーディに組み立てし、また解体できることが要求される。そのために、骨組となるC形チャンネル鋼材等の溝形材を柱として設置した後、例えば、壁パネルや、開閉扉等のサッシユニットを、相対向する一対のC形チャンネル鋼材の溝間に上から落とし込むことで設置している。
ところで、このような組立ハウスを店舗等に利用し、ショーウインドを設置したいという要請がある。
しかし、従来の組立ハウスには、ショーウインドに好適に大開口を開閉不能なガラス板で覆い上述のように落とし込みにより溝形材に組み込むことができるサッシユニットがなかったので、ショーウインドを設置するには、通例、ショーウインド用の枠を準備し、準備した枠を組立ハウスの柱材に現場で溶接により固定していた。その結果、ショーウインドの設置に多大な手間と費用がかかっていた。
また、店舗のショーウインドに限らず、組立ハウスにおいて、開閉不能なガラス板等の透明板または半透明板で覆われた大開口を容易に設置したいという要請がある。
そこで、本考案の目的は、開閉不能な透明板または半透明板で覆われた大開口を実現できて現場での設置作業が容易なサッシユニットを有する組立ハウスを提供することである。
上記の目的を達成するための本考案の組立ハウスは、相対向して開放し上下に延びる構造材としての一対の溝形材と、一対の溝形材によりそれぞれ区画される一対の案内溝と、上枠、下枠および左右の縦枠を有するサッシ枠、並びにサッシ枠によって区画される開口を覆う透明板または半透明板を含むサッシユニットと、サッシ枠の一対の縦枠にそれぞれ設けられ、対応する溝形材の案内溝内へ上方から落とし込んで上下にスライド装着可能な一対のスライド部とを備え、上記スライド部の奥行き寸法がサッシ枠の最大奥行き寸法に相当することを特徴とする。
この考案によれば、サッシ枠の開口をサッシ枠の略全面となる大面積に形成でき、この開口を開閉不能な透明板または半透明板で覆うことができる。例えば、ガラス板等の透明板を用いてショーウインド用に好適なサッシユニットを得ることができる。しかも、サッシユニットのスライド部を一対の溝形材の案内溝に上方から落とし込んでスライドさせて、一対の溝形材へのサッシユニットの設置作業を非常に容易にすることができる。さらに、サッシユニットを壁パネルと同様に扱うことができ、例えば、サッシユニットの設置の自由度を高くできる。
また、本考案の組立ハウスは、相対向して開放し上下に延びる構造材としての一対の溝形材と、一対の溝形材によりそれぞれ区画される一対の案内溝と、上枠、下枠、左右の縦枠および左右の縦枠の上下方向の中間部を接続する中枠を有するサッシ枠、並びにサッシ枠により区画される上部開口を開閉可能に覆う開閉窓およびサッシ枠により区画される下部開口を覆う透明板または半透明板を含むサッシユニットと、サッシ枠の一対の縦枠にそれぞれ設けられ、対応する溝形材の案内溝内へ上方から落とし込んで上下にスライド装着可能な一対のスライド部とを備え、上記スライド部の奥行き寸法がサッシ枠の最大奥行き寸法に相当するようにしてもよい。この場合、サッシ枠の上部開口および下部開口を合わせた大きさを、サッシ枠の略全面となる大面積に形成でき、下部開口を開閉不能な透明板または半透明板で覆うことができる。例えば、下部開口を大面積に形成しガラス板等の透明板で覆い、ショーウインド用に好適なサッシユニットを得ることができる。しかも、サッシユニットのスライド部を一対の溝形材の案内溝に上方から落とし込んでスライドさせて、一対の溝形材へのサッシユニットの設置作業を非常に容易にでき、さらに、サッシユニットを壁パネルと同様に扱うことができ、例えば、サッシユニットの設置の自由度を高くできる。これに加えて、開閉窓をサッシユニットに一体化してあるので、組立ハウスに必要な排煙窓を容易に設けることができる。
また、本考案の組立ハウスは、相対向して上下に延びる構造材と、一対の構造材にそれぞれ設けられ相対向する一対の案内部としての案内面と、上枠、下枠および左右の縦枠を有するサッシ枠、並びにサッシ枠によって区画される開口を覆う透明板または半透明板を含むサッシユニットと、サッシ枠の一対の縦枠にそれぞれ設けられ、対応する案内面に沿って一対の構造材間に室外側から前後にスライド装着可能な一対のスライド部とを備え、上記スライド部の奥行き寸法がサッシ枠の最大奥行き寸法に相当するようにしてもよい。この場合、サッシ枠の開口をサッシ枠の略全面となる大面積に形成でき、この開口を開閉不能な透明板または半透明板で覆うことができる。例えば、ガラス板等の透明板を用いてショーウインド用に好適なサッシユニットを得ることができる。しかも、サッシユニットのスライド部を一対の構造材に設けられた案内面に前後にスライドさせて、一対の溝形材へのサッシユニットの設置作業を非常に容易にすることができる。さらに、サッシユニットを壁パネルと同様に扱うことができ、例えば、サッシユニットの設置の自由度を高くできる。
また、本考案の組立ハウスは、相対向して上下に延びる構造材と、一対の構造材にそれぞれ設けられ相対向する一対の案内部としての案内面と、上枠、下枠、左右の縦枠および左右の縦枠の上下方向の中間部を接続する中枠を有するサッシ枠、並びにサッシ枠により区画される上部開口を開閉可能に覆う開閉窓およびサッシ枠により区画される下部開口を覆う透明板または半透明板を含むサッシユニットと、サッシ枠の一対の縦枠にそれぞれ設けられ、対応する案内面に沿って一対の構造材間に室外側から前後にスライド装着可能な一対のスライド部とを備え、上記スライド部の奥行き寸法がサッシ枠の最大奥行き寸法に相当するようにしてもよい。この場合、サッシ枠の上部開口および下部開口を合わせた大きさを、サッシ枠の略全面となる大面積に形成でき、下部開口を開閉不能な透明板または半透明板で覆うことができる。例えば、下部開口を大面積に形成しガラス板等の透明板で覆い、ショーウインド用に好適なサッシユニットを得ることができる。しかも、サッシユニットのスライド部を一対の構造材に設けられた案内面に前後にスライドさせて、一対の溝形材へのサッシユニットの設置作業を非常に容易にすることができ、さらに、サッシユニットを壁パネルと同様に扱うことができ、例えば、サッシユニットの設置の自由度を高くできる。これに加えて、開閉窓をサッシユニットに一体化してあるので、組立ハウスに必要な排煙窓を容易に設けることができる。
また、本考案では、上記開閉窓は、上部開口に嵌められてサッシ枠に係止される窓枠と、窓枠に開閉可能に支持される窓部材とを含む窓ユニットにより構成される場合がある。窓ユニットであれば、サッシユニットへ容易に組み込むことができる。
また、本考案では、上記上枠、下枠および左右の縦枠の少なくとも一つは、断面四角環状をなす中空部を含み、この中空部内に溝形材を嵌め入れてあり、溝形材の少なくとも一対のフランジが上記中空部の対応する内面に沿わされている場合がある。この場合、大面積の開口を有するサッシユニットを補強することができる。
以下では、この考案の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本考案の第1実施形態の組立ハウスの要部の概略正面図である。
組立ハウス1は、図示しない基礎に沿って設置されるベース枠2と、ベース枠2の上に所定間隔をあけて立てられていて上下方向Zに延びる構造材としての複数の柱3と、柱3の上端部間を連結する天枠4と、天枠4の上に固定される屋根パネル5と、隣接する柱3,3間に設置されている第1および第2のサッシユニット6,7と、隣接する柱3,3間に設置されている壁パネル8とを有している。
なお、以下の説明では、隣接する一対の柱3が並ぶ方向を左右方向Xとし、上下方向Zおよび左右方向Xと直交する方向を前後方向Yとする。
壁パネル8の全面は不透明な板材(図示せず)により覆われている。第1のサッシユニット6は、その略全面に相当する大面積の開口9を有し、この開口9は透明板10により開閉不能に覆われている。第2のサッシユニット7は、その上端部に設けられた上部開口11と、この上部開口11と仕切られてこの上部開口11を除いた大部分に設けられている下部開口12とを有し、上部開口11は排煙窓用の開閉窓13により開閉可能に覆われていて、下部開口12は透明板14により開閉不能に覆われている。
図1および図2を参照して、柱3は、溝形材、例えば、リップ溝形鋼を用いられていて、壁パネル8および第1および第2のサッシユニット6,7を落とし込むための案内溝15を区画している。柱3は、互いに対向する一対のフランジ16と、この一対のフランジ16と逆向きに延びていて互いに対向する一対のフランジ17と、2対のフランジ16,17の基端部を接続するウェブ18とを有している。各フランジ16,17の先端に屈曲状にリップ19が形成されていて、対をなすフランジ16,17のリップ19同士は、互いに接近するように延びている。
柱3は、互いに逆向きに開放された2つの案内溝15を有し、各案内溝15は、対応する一対のフランジ16,17とウェブ18と一対のリップ19とにより区画され、案内溝15の入口開口が一対のリップ19の間に形成され、所定幅で上下に延びている。互いに隣り合う一対の柱3は案内溝15をそれぞれ相対向させて開放している。
本実施形態では、壁パネル8および第1および第2のサッシユニット6,7が、隣接する一対の柱3,3間に、その一対の案内溝15に上方から落とし込まれて取り付けられている(図2および図5参照)。
第1のサッシユニット6は、四角環状をなして内側に開口9を区画するサッシ枠20と、サッシ枠20に係止されていて開口9を覆う透明板10とを含む。
サッシ枠20は、上枠21、下枠22および左右の縦枠23,24を有する。上枠21、下枠22および左右の縦枠23,24は、例えばアルミニウム合金を押出成形されてなる中空の棒状部材である。上枠21、下枠22および左右の縦枠23,24の各部材の端部同士は互いに連結され、全体としてサッシ枠20は矩形をなしていて、この矩形の内側に、上述の開口9がサッシ枠20の外形の大きさに相当する大面積で区画されている。
サッシ枠20の一対の縦枠23,24には、対応する柱3の案内溝15内へ上方から落とし込んで上下にスライドさせて装着可能な一対のスライド部25が、それぞれ設けられている。
図3を参照する。上枠21は、断面四角環状をなす中空部26と、中空部26から開口9の内側へ向けて延設された一対の延設部27とを含んでいる。一対の延設部27は、互いに対向し、その間に、透明板10を保持するための保持溝28を形成しており、この保持溝28に透明板10を弾性部材29を介して保持することができる。中空部26の内側に、補強材としての2つの溝形材30を嵌め入れてある。各溝形材30は、鋼板を曲げ成形されてなり、互いに対向する一対のフランジ31と、一対のフランジ31の基端部31aを接続するウェブ32とを有する。2つの溝形材30のフランジ31が互いに逆向きに延びるようにして、ウェブ32同士が互いに沿うようにされた状態で、2つの溝形材30のフランジ31が上記中空部26の対応する内面26aに沿わされている。
下枠22は、上枠21と同形状の部材を用いていて、上枠21と同様に、中空部26と、2つの延設部27と、保持溝28とを有し、また、中空部26内に補強材としての2つの溝形材30を嵌め入れてある。
図4を参照する。左の縦枠23は、断面四角環状をなす中空部33と、中空部33から開口9の内側へ向けて延設された延設部34と、この延設部34に対向した状態で中空部33に対して着脱可能に係止されている挟持部35とを含む。挟持部35と延設部34との間に、透明板10を保持するための保持溝36を形成しており、この保持溝36に透明板10を弾性部材29を介して保持することができる。中空部33の内側に、補強材としての溝形材37を嵌め入れてある。この溝形材37は、鋼板を曲げ成形されてなり、互いに対向する一対のフランジ38と、一対のフランジ38の基端部38aを接続するウェブ39とを有する。溝形材37のウェブ39および一対のフランジ38が上記中空部33の対応する内面33aに沿わされている。
右の縦枠24は、左の縦枠23と同形状の部材を用いていて、左の縦枠23と同様に、中空部33と、延設部34と、挟持部35と、保持溝36とを有し、また、中空部33内に補強材としての溝形材37を嵌め入れてある。
スライド部25は、第1のサッシユニット6の左右の側縁を形成して柱3の案内溝15内に収容されているサッシ枠20の一部分、具体的には対応する左右の縦枠23,24の一部分である。スライド部25には、弾性部材25aが設けられていて、スライド部25が案内溝15に落とし込まれた状態で、弾性部材25aが弾性変形しつつ、スライド部25と対応する対応する柱3のリップとの間に介在して、案内溝15内でのスライド部25のがたつきを防止できるようになっている。
また、本実施形態では、スライド部25の奥行き寸法L1がサッシ枠20の最大奥行き寸法に相当している。また、スライド部25の奥行き寸法L1は、案内溝15の入口開口の幅寸法L3よりも小さく設定されている。
透明板10は、具体的には、ガラス板であり、サッシ枠20に設けられた上述の保持溝28,36内に実質的に固定されている。
次に、第2のサッシユニット7を説明する。以下の説明では、上述の第1のサッシユニット6と異なる点を中心に説明し、同様の構成については説明を省略し同じ符号を付して図示する。また、後述する他の実施形態や変形例についても同様とする。
図5および図6を参照して、第2のサッシユニット7は、矩形の外形をなして内側に上部開口11および下部開口12を区画するサッシ枠40と、上部開口11を開閉可能に覆う開閉窓13と、サッシ枠40に係止されていて下部開口12を覆う透明板14とを含む。
サッシ枠40は、上枠21と、下枠22と、左右の縦枠23,24と、左右の縦枠23,24の上下方向の中間部23a,24aを接続する中枠41とを有する。中枠41は、例えばアルミニウム合金を押出成形されてなる中空の棒状部材であり、中枠41の端部は、左右の縦枠23,24の中間部23a,24aに固定されている。上枠21と左右の縦枠23,24の上部と、中枠41とで囲まれた内側に、上述の上部開口11を区画している。下枠22と左右の縦枠23,24の下部と、中枠41とで囲まれた内側に、上述の下部開口12を区画している。
開閉窓13は、上部開口11に嵌められてサッシ枠40に係止される外枠としての窓枠42と、窓枠42に開閉可能に支持される複数、例えば、2つの窓部材43とを含む。
窓部材43は、例えば、ガラス板等の透明板43aと、この透明板43aを保持する内枠としての枠部材43bとを含む。枠部材43bが、窓枠42により揺動中心軸線(図示せず)の周りに揺動可能に支持される。
窓枠42と窓部材43とは、一体的に扱うことができる窓ユニットの少なくとも一部を構成し、この窓ユニットが開閉窓13を構成している。
なお、図5では、左側の窓部材43が開いた状態で図示されているが、第2のサッシユニット7を案内溝15に沿って落とし込む際には、窓部材43は閉じた状態とされる。
図1を参照して、本実施形態によれば、第1のサッシユニット6では、そのサッシ枠20の開口9をサッシ枠20の略全面となる大面積に形成でき、この開口9を開閉不能な透明板10で覆うことができる。また、第2のサッシユニット7では、サッシ枠40の上部開口11および下部開口12を合わせた大きさを、サッシ枠40の略全面となる大面積に形成でき、下部開口12を開閉不能な透明板14で覆うことができる。
例えば、透明板10,14にガラス板等を用いて、第1および第2のサッシユニット6,7をショーウインドに好ましく適用することができる。しかも、第1および第2のサッシユニット6,7のスライド部25を一対の柱3の案内溝15に上方から落とし込んでスライドさせて、一対の柱3への第1および第2のサッシユニット6,7の設置作業を非常に容易にすることができる。さらに、スライド部25の奥行き寸法L1がサッシ枠20,40の最大奥行き寸法に相当することにより、第1および第2のサッシユニット6,7を壁パネル8と同様に扱うことができ、例えば、第1および第2のサッシユニット6,7の設置の自由度を高くできる。
これに加えて、第2のサッシユニット7では、開閉窓13を第2のサッシユニット7に一体化してあるので、組立ハウス1に必要な排煙窓を容易に設けることができる。
また、第1および第2のサッシユニット6,7では、上枠21、下枠22および左右の縦枠23,24の中空部26,33内の内面26a,33aに沿わせて溝形材30,37を嵌め入れてあり、この場合、大面積の開口9を有する第1のサッシユニット6や、大面積の上部開口11および下部開口12を有する第2のサッシユニット7を補強することができる。この効果は、上枠21、下枠22および左右の縦枠23,24の少なくとも一つについて、中空部26,33に溝形材30,37を沿わせて嵌め入れてあれば良く、より好ましくは、上枠21、下枠22および左右の縦枠23,24の全てに対応する溝形材30,37が嵌め入れてあるのが好ましい。
また、第2のサッシユニット7の開閉窓13は、窓ユニットにより構成されるようにしてあるので、開閉窓13を第2のサッシユニット7へ容易に組み込むことができる。
なお、組立ハウス1では、柱3に利用可能な溝形材としては、2つの案内溝15を有し、2つの案内溝15を互いに逆向きに開放させたリップ溝形鋼を用いていたが、これには限定されない。例えば、上述の溝形材としては、単一の案内溝15を有するリップ溝形鋼でもよいし、この他、C型チャンネル鋼、断面H字形形状の部材でもよい。
図7を参照して、第2実施形態の組立ハウス1Aは、ベース枠2の上に立てられていて上下方向Zに延びる構造材としての複数の柱3A,3Bと、第1および第2のサッシユニット6,7と、壁パネル8と、第1および第2のサッシユニット6,7並びに壁パネル8を係止するための第1および第2の係止部材44,45とを有している。複数の柱3A,3Bは、互いの間に所定間隔をあけて相対向している。
第1および第2のサッシユニット6,7並びに壁パネル8はそれぞれ、互いに隣接する一対の柱3A,3A間に設置されていて、一対の柱3A,3A間に室外側から前後方向に沿ってスライドさせて取り付けられている(図8および図9参照)。また、図示していないが、第1および第2のサッシユニット6,7並びに壁パネル8はそれぞれ、互いに隣接する一対の柱3A,3B間に設置することもできるし、互いに隣接する一対の柱3B,3B間に設置することもできる。以下では、第1のサッシユニット6が互いに隣接する一対の柱3A,3A間に設置される場合を中心に説明する。
図8を参照して、隣接する一対の柱3A,3Aには、相対向する一対の案内部としての案内面46A,46Bと、一対の突出縁部47A,47Bとがそれぞれ設けられている。突出縁部47Aは、案内面46Aの室内側縁部46aから突出する。突出縁部47Bは、案内面46Bの室内側縁部46bから突出する。一対の突出縁部47A,47Bは、相対向して突出している。
柱3Aは、具体的には、2つの案内面46A,46Bと、2つの突出縁部47A,47Bとを有している。柱3Aは、断面矩形の鋼製の中空材48の室内側側面に、断面溝形の鋼製の溝形材49を固定してなり、左右対称の断面略T字形形状をなす。柱3Aの右半部が一方の案内面46Aおよび一方の突出縁部47Aを有する。柱3Aの左半部が他方の案内面46Bおよび他方の突出縁部47Bを有する。各案内面46A,46Bは、上下方向Zおよび前後方向Yに沿い、前後方向Yに所定長さで形成されている。各突出縁部47A,47Bは左右方向Xに所定長さで形成されている。柱3Aの右半部にある一方の案内面46Aおよび一方の突出縁部47Aはそれぞれ、当該柱3Aの左側に隣接する柱3Aの左半部にある他方の案内面46Bおよび他方の突出縁部47Bと、互いに対をなし、互いに対向する。
また、柱3Bは、断面矩形のアルミニウム製の中空材50の側面に、断面L字形形状のアルミニウム製の型材51を固定してなる。柱3Bは、上下方向Zおよび前後方向Yに沿う単一の案内面46Aと、この案内面46Aの室内側縁部46aから左右方向Xに突出する単一の突出縁部47Aとを有する。柱3Bの案内面46Aおよび突出縁部47Aは、柱3Bの右側に隣接する柱3Aの左半部にある他方の案内面46Bおよび他方の突出縁部47Bと、互いに対をなし、互いに対向する。なお、柱3Bは、図8に示すものに対して、左右を反転させた形状のもの(図示せず)もある。
第1の係止部材44は、柱3Aの上端部に固定ボルト52により固定される。第1の係止部材44は、当該第1の係止部材44が固定される柱3Aの2つの突出縁部47A,47Bと対向する。第1の係止部材44は、突出縁部47A,47Bとの間に、スライド部25の上端部を挟持状態でそれぞれ係止する。
第2の係止部材45は、柱3Aの下端部の近傍でベース枠2に固定ボルト53により固定される。第2の係止部材45は、当該第2の係止部材45の近傍にある柱3Aの2つの突出縁部47A,47Bと対向し、この突出縁部47A,47Bとの間に、スライド部25の下端部を挟持状態でそれぞれ係止する。
サッシ枠20の一対の縦枠23,24の一対のスライド部25は、対応する案内面46A,46Bにそれぞれ沿って、一対の柱3A間に室外側から前後にスライド装着可能とされている。
具体的には、スライド部25を案内面46A,46Bに沿わせて前後方向にスライドさせ、スライド部25を突出縁部47A,47Bに当接させて、第1のサッシユニット6を一対の柱3A間の所定の装着位置に位置合わせできる。次に、第1および第2の係止部材44,45を用いて、第1のサッシユニット6の少なくとも上下2箇所でスライド部25を係止する。
また、図9に示すように第2のサッシユニット7についても、第1のサッシユニット6と同様にして、対応する案内面46に沿って一対の柱3A,3A間に室外側から前後にスライド装着することができる。
図7を参照して、第2実施形態によれば、第1のサッシユニット6では、そのサッシ枠20の開口9をサッシ枠20の略全面となる大面積に形成でき、この開口9を開閉不能な透明板10で覆うことができる。また、第2のサッシユニット7では、サッシ枠40の上部開口11および下部開口12を合わせた大きさを、サッシ枠40の略全面となる大面積に形成でき、下部開口12を開閉不能な透明板14で覆うことができる。
例えば、透明板10,14にガラス板等を用いて、第1および第2のサッシユニット6,7をショーウインドに好ましく適用することができる。しかも、第1および第2のサッシユニット6,7のスライド部25を一対の柱3Aの案内面46A,46Bに室外側から前後にスライドさせて、一対の柱3Aへの第1および第2のサッシユニット6,7の設置作業を非常に容易にすることができる(図8および図9参照)。さらに、スライド部25の奥行き寸法L1がサッシ枠20,40の最大奥行き寸法に相当することにより、第1および第2のサッシユニット6,7を壁パネル8と同様に扱うことができ、例えば、第1および第2のサッシユニット6,7の設置の自由度を高くできる。
これに加えて、第2のサッシユニット7では、開閉窓13を第2のサッシユニット7に一体化してあるので、組立ハウス1に必要な排煙窓を容易に設けることができる。
また、第2実施形態の柱3Aは、室外側から見るときに薄くて目立たず、組立ハウス1Aの見栄えを良くすることができる。
なお、第2実施形態の柱3Aは、鋼製に限定されず、例えば、断面T字形形状のアルミニウム製の押出し材により形成されてもよい。
以上、この考案の第1および第2実施形態について説明したが、この考案は他の形態で実施することもできる。例えば、上述の各実施形態の組立ハウス1,1Aは、第1および第2のサッシユニット6,7をともに有していたが、第1および第2のサッシユニット6,7の何れか一方を有し、他方を有していなくても良い。
また、上述の各実施形態では、透明板10,14,43aとしてガラス板を用いていたが、これには限定されず、例えば、ガラス板に代えて、アクリル樹脂等で形成された透明な樹脂板を用いてもよいし、透明板10,14,43aに代えてすりガラス等の半透明板(図示せず)を用いてもよい。
また、補強材としての溝形材30,37としては、鋼材を利用していたが、アルミニウム材を利用することも考えられる。また、溝形材30,37の少なくとも一つの少なくとも一部分を、必要に応じて廃止することも考えられる。
また、スライド部25は、左右の縦枠23,24と、これに隣接する上枠21および下枠22の対応する左右の端部とを含む場合も考えられる。
また、第2のサッシユニット7の開閉窓13は、2つの窓部材43を有していたが、これには限定されず、例えば、窓部材43を単一としてもよいし、3つ以上としてもよい。また、開閉窓13は窓ユニットを構成していたが、これには限定されず、例えば、窓枠42をサッシ枠40と一体に形成して、サッシ枠40に窓部材43を開閉可能に支持するようにしてもよい。その他、実用新案登録請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
本考案の第1実施形態の組立ハウスの要部の概略正面図である。 図1の組立ハウスの第1のサッシユニットの組立途中の状態の斜視図である。 図1の III− III断面を示す第1のサッシユニットの断面図である。 図1のIV−IV断面を示す第1のサッシユニットの断面図である。 図1の組立ハウスの第2のサッシユニットの組立途中の状態の斜視図である。 図5の第2のサッシユニットの正面図である。 本考案の第2実施形態の組立ハウスの要部の概略正面図である。 図7の組立ハウスの第1のサッシユニットの組立途中の状態の斜視図である。 図7の組立ハウスの第2のサッシユニットの組立途中の状態の斜視図である。
符号の説明
1,1A 組立ハウス
3 柱(溝形材)
3A,3B 柱(構造材)
6 第1のサッシユニット
7 第2のサッシユニット
9 開口
10,14 透明板
11 上部開口
12 下部開口
13 開閉窓(窓ユニット)
15 案内溝
20,40 サッシ枠
21 上枠
22 下枠
23 左の縦枠
23a 左の縦枠の上下方向の中間部
24 右の縦枠
24a 右の縦枠の上下方向の中間部
25 スライド部
26,33 中空部
26a,33a 中空部の内面
30,37 溝形材
31,38 フランジ
41 中枠
42 窓枠
43 窓部材
46A,46B 案内面
L1 スライド部の奥行き寸法
Y 前後方向
Z 上下方向

Claims (6)

  1. 相対向して開放し上下に延びる構造材としての一対の溝形材と、
    一対の溝形材によりそれぞれ区画される一対の案内溝と、
    上枠、下枠および左右の縦枠を有するサッシ枠、並びにサッシ枠によって区画される開口を覆う透明板または半透明板を含むサッシユニットと、
    サッシ枠の一対の縦枠にそれぞれ設けられ、対応する溝形材の案内溝内へ上方から落とし込んで上下にスライド装着可能な一対のスライド部とを備え、
    上記スライド部の奥行き寸法がサッシ枠の最大奥行き寸法に相当することを特徴とする組立ハウス。
  2. 相対向して開放し上下に延びる構造材としての一対の溝形材と、
    一対の溝形材によりそれぞれ区画される一対の案内溝と、
    上枠、下枠、左右の縦枠および左右の縦枠の上下方向の中間部を接続する中枠を有するサッシ枠、並びにサッシ枠により区画される上部開口を開閉可能に覆う開閉窓およびサッシ枠により区画される下部開口を覆う透明板または半透明板を含むサッシユニットと、
    サッシ枠の一対の縦枠にそれぞれ設けられ、対応する溝形材の案内溝内へ上方から落とし込んで上下にスライド装着可能な一対のスライド部とを備え、
    上記スライド部の奥行き寸法がサッシ枠の最大奥行き寸法に相当することを特徴とする組立ハウス。
  3. 相対向して上下に延びる構造材と、
    一対の構造材にそれぞれ設けられ相対向する一対の案内部としての案内面と、
    上枠、下枠および左右の縦枠を有するサッシ枠、並びにサッシ枠によって区画される開口を覆う透明板または半透明板を含むサッシユニットと、
    サッシ枠の一対の縦枠にそれぞれ設けられ、対応する案内面に沿って一対の構造材間に室外側から前後にスライド装着可能な一対のスライド部とを備え、
    上記スライド部の奥行き寸法がサッシ枠の最大奥行き寸法に相当することを特徴とする組立ハウス。
  4. 相対向して上下に延びる構造材と、
    一対の構造材にそれぞれ設けられ相対向する一対の案内部としての案内面と、
    上枠、下枠、左右の縦枠および左右の縦枠の上下方向の中間部を接続する中枠を有するサッシ枠、並びにサッシ枠により区画される上部開口を開閉可能に覆う開閉窓およびサッシ枠により区画される下部開口を覆う透明板または半透明板を含むサッシユニットと、
    サッシ枠の一対の縦枠にそれぞれ設けられ、対応する案内面に沿って一対の構造材間に室外側から前後にスライド装着可能な一対のスライド部とを備え、
    上記スライド部の奥行き寸法がサッシ枠の最大奥行き寸法に相当することを特徴とする組立ハウス。
  5. 請求項2または4に記載の組立ハウスにおいて、上記開閉窓は、上部開口に嵌められてサッシ枠に係止される窓枠と、窓枠に開閉可能に支持される窓部材とを含む窓ユニットにより構成されることを特徴とする組立ハウス。
  6. 請求項1から5の何れかに記載の組立ハウスにおいて、上記上枠、下枠および左右の縦枠の少なくとも一つは、断面四角環状をなす中空部を含み、この中空部内に溝形材を嵌め入れてあり、溝形材の少なくとも一対のフランジが上記中空部の対応する内面に沿わされていることを特徴とする組立ハウス。
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