JP3104974U - 微生物を利用した生ゴミ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生ゴミの悪臭発生を抑制し、生ゴミの廃棄物としての別途処理を不要とすることができる生ゴミ処理装置の提供。
【解決手段】複合発酵法を用いて、生ゴミ処理槽における腐敗を完全に抑制し、生ゴミを水と炭素とガスに分解し、下水道放流規制値以下にするサイクルを起す微生物を利用した生ゴミ処理装置である。
【選択図】図1

Description

本考案は、生ゴミを微生物学的に処理する装置に関する。
従来の生ゴミ処理方法に大別して二種類ある。加熱乾燥処理と微生物利用処理である。加熱乾燥処理方式では、高額の電気代コストがかかること、乾燥した生ゴミを別途廃棄物として廃棄物処理業者に有料で引き取ってもらう必要がある。さらに悪臭の発生を抑制することは不可能で、プラチナ脱臭装置や活性炭などの物理的処理か化学薬品、芳香剤などで悪臭の抑制を図っているのが現状であるが、多少の抑制はできても、悪臭を根本的に除去することは成功していない。
微生物を利用した生ゴミ処理方法では、発酵菌、酵母、乳酸菌、耐熱土壌菌等を生ゴミに混ぜて投入し、発酵させることで生ゴミの減容と悪臭の抑制を行なっているが、通常1ヶ月〜3ヶ月、長いものでも6ヶ月を経過すると、空中浮遊菌、落下菌などの自然に存在する微生物との間で拮抗を起こし、投入した菌が死滅してしまい、腐敗に転じてメタンガス等の有毒、引火性ガスが発生し、爆発、火災等の危険が生じると共に、これらによって悪臭が発生するため、腐敗した生ゴミを取り出して別途廃棄物として廃棄物処理業者に有料で引き取ってもらい、装置全体を洗浄して再度やり直すのが通例である。
従来の微生物利用による生ゴミ処理では、腐敗を防ぐことはできず、腐敗するまでの期間をいかに延長するかが課題であった。腐敗した後は、腐敗した生ゴミの廃棄物としての別途処理と悪臭がひどく、処理に携わる人間が作業に苦痛を感じるばかりでなく、近隣にまで悪臭が漂い、生ゴミ処理が必須である、スーパー、コンビニエンスストア、レストラン、ホテル、食品加工工場では、顧客に悪印象を与えてしまい、死活問題になりかねないという重大な問題点があった。さらに腐敗した生ゴミには、大腸菌、雑菌、及び病原菌等が発生しており、焼却処理する外なく、二酸化炭素、硫化水素、酸化窒素、メタンガス等が発生し、危険性があると共に、地球温暖化の要因となっているという問題点がある。
本考案は、複合発酵法を用いて、生ゴミ処理槽における腐敗を止め、すべての好気性及び嫌気性フザリウム属を不発生にし、好気性微生物群によって発酵を起こさせ、嫌気性微生物群によって合成(嫌気発酵)を起させ、さらに通性嫌気性微生物群によって、発酵と合成を同時に起こさせ、微生物が出す発酵生産物質、及び生理活性物質によって酸化、変敗、腐敗が抑制されることで、抗酸化酵素が発現し、アゾトバクター、アミロバクター、根瘤菌が出て、各微生物群にリレーが起き、連動して活動することによってすべての微生物群が活性化し、腐敗を完全に抑制し、生ゴミを水と炭素とガスに分解し、これらの微生物群の働きの中で、好気性乳酸発酵時には、発酵熱が生じ、55℃〜60℃の品温に達し、嫌気性微生物の合成時には、40℃程度まで品温が下がり、この往復によってさらにエステルが造られ、抗酸化酵素が高結晶化し、生ゴミの分解速度がより速くなる。このようなサイクルを起す微生物を利用した生ゴミ処理方法及び装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本考案においては、複合発酵法を用いて、生ゴミ処理槽で固形発酵を起こさせ、通常はメタン、アミンの発生を伴う嫌気腐敗を発酵に切り換えるものである。
以上のように、本考案によれば、本考案は、複合発酵法を用いてディスポーザー及び生ゴミ処理槽内における腐敗を止め、すべての好気性及び嫌気性フザリウム属を不発生にし、生ゴミ処理槽において固形発酵を起こさせることで、腐敗を発酵に切り換えて悪臭をなくし、二酸化炭素、硫化水素、酸化窒素、酸化硫黄の発生を抑制し、酸素とマイナスイオンを発生させ、生ゴミを水と炭素とガスに分解し、生ゴミ処理水を下水道規制値以下にするという効果を生じるものである。
さらに前記目的を達成するために、請求項1に記載した本考案の生ゴミ処理システムは、生ゴミとして廃棄する際に腐敗を抑制し、生ゴミの量に対し、重量比300%の水を加えてディスポーザーに投入して擂り潰し、それを生ゴミ処理槽に投入し、生ゴミ処理槽内に、攪拌と空気中の微生物を生ゴミ処理槽に取りこむためのエアレーションを設置し、予め生ゴミ処理槽内に投入されていた生ゴミ処理量及び生ゴミ処理槽の大きさによって決められる量の直径20mm〜30mmの球形で上下に直径10mmの円形の穴を開けたプラスチックのカプセルと混合し、エアレーションによる攪拌の回転速度とエアー発生量をコントロールし、ヒーターによって25℃の水温を維持し、微生物が複合発酵を起こし、カプセル内に蓄積されるMLSS状態の生ゴミを菌床化(コロニー化)し、菌床を蓄積したカプセルが生ゴミ処理槽内を循環させることによって、継続して投入される生ゴミに嫌気発酵、固型発酵を起こさせ、分解菌並びに分解酵素を現生させて、生ゴミを水と炭素とガスに分解消失し、下水道放流規制値以下にして下水道に放流することを特徴とするものである。
本考案の実施例について添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本考案である複合発酵生ゴミ処理システムを説明するための概略横断面図であり、図2は概略縦断面図であり、図3は概略平面図である。生ゴミの腐敗を抑制し、生ゴミの量に対し重量比300%の水を加えて台所の流し台のシンクの低部に取りつけたディスポーザーに投入して擂り潰し、それを導入管1を通じて生ゴミ処理機の第1曝気槽7に送り、予め第1曝気槽7に投入されていた生ゴミ処理量及び生ゴミ処理機の大きさによって決められた量の直径20〜30mmの球形で上下に直径10mmの円形の穴を開けてあるプラスチックのカプセルと混合し、外部のブロワーから送られる空気をエアー配管3を通じて散気管4から槽内に放出させ、空気中の微生物を第1曝気槽7に送りこんで、発酵、嫌気発酵(合成)を起させ、また、カプセル内に蓄積されるMLSS状態の生ゴミを菌床化(コロニー化)し、菌床を蓄積したカプセルが第一曝気槽7内を循環することによって、継続して投入される生ゴミに嫌気発酵、固型発酵を起こさせ、分解菌並びに分解酵素を現生させ、生ゴミを水と炭素とガスに分解し、下水道規制値以下とする。また、発酵時に生ゴミの品温が摂氏25度を保つようにヒーター5を第1曝気槽7に取り付け、25度以上に品温が上昇した場合には、ヒーター5が切れるようにサーモスタットを取り付け、第1曝気槽7の上部にカプセルが流出しないように取り付けた網2から生ゴミを処理した水が第二曝気槽8へ流下し、排水管6の高さを処理水の水位が超えた時に排水管6を通じて下水道放流規制値以下になった処理水を下水道に放流するものである。また、分解時に発生したガスは、嫌気性微生物の培地になり、酸素以外の発生量は微量となる。
前記プラスチックカプセルは、この中に入ってきたMLSS状態の生ゴミを蓄積し、微生物によってカプセル内においてMLSSの菌床化(コロニー化)が起き、ここで嫌気発酵、固型発酵が起きる。この菌床を定着させたプラスチックカプセルが流出することなく生ゴミ処理槽である第1曝気槽内を循環し、継続して投入される生ゴミを複合発酵させ、分解消失するものである。
本考案は、家庭用の生ゴミ処理に最適であるが、スケールを拡大し、処理量、処理対象に合わせて設計することによって、あらゆる生ゴミ処理に応用可能である。
複合発酵生ゴミ処理システムを説明するための概略横断面図 複合発酵生ゴミ処理システムを説明するための概略縦断面図 複合発酵生ゴミ処理システムを説明するための概略平面図
符号の説明
1 導入管
2 網
3 エアー配管
4 散気管
5 ヒーター
6 排水管
7 第一曝気槽
8 第二曝気槽

Claims (1)

  1. 生ゴミとして廃棄する際に腐敗を抑制し、生ゴミの量に対し、重量比300%の水を加えてディスポーザーに投入して擂り潰し、それを生ゴミ処理槽に投入し、生ゴミ処理槽内に、攪拌と空気中の微生物を生ゴミ処理槽に取りこむためのエアレーションを設置し、予め生ゴミ処理槽内に投入されていた生ゴミ処理量及び生ゴミ処理槽の大きさによって決められる量の直径20mm〜30mmの球形で上下に直径10mmの円形の穴を開けたプラスチックのカプセルと混合し、エアレーションによる攪拌の回転速度とエアー発生量をコントロールし、ヒーターによって25℃の水温を維持し、微生物が複合発酵を起こし、カプセル内に蓄積されるMLSS状態の生ゴミを菌床化(コロニー化)し、菌床を蓄積したカプセルが生ゴミ処理槽内を循環し、継続して投入される生ゴミを水と炭素とガスに分解消失し、下水道放流規制値以下にして下水道に放流することを特徴とする微生物を利用した生ゴミ処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101228055B1 (ko) * 2012-01-06 2013-01-30 (주)엔에이치에프 분리형 음식물 쓰레기 투입기를 이용한 음식물 쓰레기 처리장치

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