JP3104376U - 駒並べ遊戯具とこの遊戯具に用いる回転駒 - Google Patents

駒並べ遊戯具とこの遊戯具に用いる回転駒 Download PDF

Info

Publication number
JP3104376U
JP3104376U JP2004001733U JP2004001733U JP3104376U JP 3104376 U JP3104376 U JP 3104376U JP 2004001733 U JP2004001733 U JP 2004001733U JP 2004001733 U JP2004001733 U JP 2004001733U JP 3104376 U JP3104376 U JP 3104376U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
plate
board
protruding
bottom plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004001733U
Other languages
English (en)
Inventor
伸元 ▲柳▼澤
Original Assignee
株式会社丸喜工業所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社丸喜工業所 filed Critical 株式会社丸喜工業所
Priority to JP2004001733U priority Critical patent/JP3104376U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3104376U publication Critical patent/JP3104376U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Toys (AREA)

Abstract

【課題】 従来の携行が容易な駒並べ玩具は、支持軸の回りを駒を回転させるものがあるが、三角形の軸孔なのでその支持点が移動して駒が回転して表示色が変わってしまうと共に駒三角筒の表面に描かれ扁平なので盤面に駒があると言う実感に乏しいと言う課題がある。
【解決手段】この考案の駒並べ遊戯具は、升目23対応に表出孔25を開けた盤板2の突軸受け板26と駒収容箱3の押し当て板35との間で前記表出孔24対応に回転駒1の突軸116を枢着し、前記駒収容箱3の底板31に形成した弾性部材37が前記回転駒の稜部117に圧接するように構成することで解決した。
【選択図】 図6

Description

この考案は、白と黒色の駒や表が白,裏が黒と表裏が異なる色の駒をm×n個の升目が描かれた盤板上に並べて勝敗を競う「五目並べ」や「オセロ(Othello)」(登録商標)等を何処でも手軽に楽しむことができるようにした携行が便利な駒並べ遊戯具とこの遊戯具に用いる回転駒に関するものである。
従来のこの種の遊戯具としては、携行が便利で移動体の中でもゲームが行なえるようにするために、駒に磁石片を取付け、その磁力で駒を金属製の盤面に吸着させるものや、液晶等の表示手段にプログラムを介して白黒の駒を表示させるものと、駒の複数個を支持軸で串刺し状にしたものを複数本並設して、盤面に明けた駒対応の孔から前記駒を表示させると共に、前記孔から前記駒を回転させて前記駒の色を変えるものがある。
磁石の磁力を利用するものの例としては、略正方形の磁性金属板の一辺に、前記金属板の表面を覆う透明なシートを連結し、前記金属板と透明シートとの間に碁盤目が描かれたゲーム用紙を挟込み、磁石片を取付けた打ち駒を前記シート上に並べてゲームを行えるようにした遊戯具セットがある。
プログラムの変更で多数の遊びを可能にするものとしては、液晶等の表示手段と入力操作部、制御部および記憶部を備え、前記プログラムを介して白黒の駒を表示手段に表示させ、対戦者が第一の駒または第二の駒を、表示部の盤面上に配置し、ゲーム終了時のコマの数を競うゲームを実行するゲーム装置がある。
また、行ない得るゲーム数は少ないが、持ち運びが容易でしかも振動等で駒の打ち個所からの位置ずれが生じにくくするために、駒の複数個を支持軸で串刺ししたものを複数本並設して、盤面に明けた駒対応の孔から前記駒を表示させると共に、前記孔から前記駒を回転させて色を変えるオセロ遊具がある。
特開平5−228235号明細書 特開2003‐135849号明細書 実用新案登録第3084446号公報
しかし、磁石式の遊具では、盤面上に打たれた駒は磁気吸引作用で盤面に吸着して少々の振動でも盤面上を動いたりまたは飛散することは無いが、未打駒は手で持つか箱内にあるため、移動体の振動時や終局後に無くなってしまうと言う課題がある。
また、プログラムにより打ち駒の位置や色をコントロールする遊戯具は、振動には強くても一人用のものが多く、持ち運びが可能な小さい物で二人が対峠してのゲームは出来ないと言う課題がある。
さらに、駒の複数個を支持軸で串刺ししたものを複数本並設し、盤面に明けた駒対応の孔から前記駒を表示させるように構成した遊具は、盤体と駒が一体なので駒が無くなる心配は無いが、三角柱の駒の中心に外形とは60度回転した向きの三角孔を明けてありこの孔よりも十分に細い支持軸を挿入し、その両端の2ヶ所を固持した支持軸の回りを駒を回転させるために、支持軸が三角形の孔の第一の孔隅と係合している状態から、支持軸が第二の孔隅と係合するには、この駒を120°回転させるために支持軸を支点に駒の稜部付近を作用点として押し下げなければならず可也大きな力を要し、支持軸の両端でのみこの支持軸は固持されているので、通常でも駒の重みで支持軸に撓みが生じているのに、駒を回すための外力で更に撓み、駒の回動がスムーズに行なえないのと、盤面が120°以上傾斜すると駒の支持点が移動して駒が回転して表示色が変わってしまうと共に駒が扁平なので盤面に駒があると言う実感に乏しいと言う課題がある。
この考案は、前記した三つの課題の内、駒を回転させる際に生じる支持軸の撓みを無くすと共に、二人が対峙して共にゲーム出来るようにするために、少なくとも3個の円板をそれぞれの水平方向の中心線が一致する箇所を対接させて正三角の筒状体に形成し、前記筒状体の中心部分にはステイを介して突軸を設けた駒取付け体と、前記円板の内2個の円板の1つには白色の駒を、他の1つには黒色の駒をそれぞれ取付けた回転駒と、
方形の上板の表面にm×n本の罫線を描き、(m−1)×(n−1)個の方形の升目を形成し、前記升目内には、それぞれその中央部に表出孔を設け、裏面には、前記表出孔の行方向の並びで前記表出孔の両側に行方向と平行にn−1またはm−1個のノッチを設けた突軸受け板と前記上板の裏面にはこの上板を後述する底板に固定するためと、両者間の取付け間隔を規制するねじ穴を設けた第一のボスを複数個突設した盤板と、
前記盤板とは若干大きい方形板の底板の四辺から側板が突設した箱状で、前記底板の表面には前記盤板の突軸受け板と対向する位置に前記回転駒の突軸を前記ノッチから脱離しないようにまた回転の妨げにならない程度に前記ノッチ内に押し当てるn−1またはm−1枚の押し当て板と、前記盤板の第一のボス突設位置と対向する位置に、この底板を前記した盤板に固定するためと、両者間の取付け間隔を規制する中心に貫通孔を設けた第二のボスを突設した駒収容箱とで構成し支持軸の支持を升目単位で行なうようにすることで解決した。
この考案は、前記した三つの課題の内、回転駒の回動をスムーズにするために、回転駒を構成する正三角筒負荷にその中央部に軸を直接取り付けることで解決した。
この考案は、前記した三つの課題の内、回転駒が振動等で自在に回転しないようにするために、底板にH字状のスリットを設けて2枚のリードを形成し、前記リードの非遊離端側をL字状に折り曲げて前記底板の表面から上方に持ち上げる格好に形成し、リード部分は底板の半分程度の厚さに薄く成形し、三つの面の何れもが表出孔と対向した状態を保持できるようにすることで解決した。
この考案の駒並べ遊戯具は、少なくとも3個の円板をそれぞれの水平方向の中心線が一致する箇所を対接させて正三角の筒状体に形成し、前記筒状体の中心部分にはステイを介して突軸を設けた駒取付け体と、前記円板の内2個の円板の1つには特定の色の駒を、他の1つには前記特定のとは異なる特定の色の駒をそれぞれ取付けた回転駒と、方形の上板の表面にm×n本の罫線を描き、(m−1)×(n−1)個の方形の升目を形成し、前記升内にはその中央部に表出孔を設け、裏面には、前記表出孔の行方向の並びで前記表出孔の両側に行方向と平行にn−1またはm−1個のノッチを設けた突軸受け板と前記上板の裏面にはこの盤板を後述する底板に固定するためと、両板間の取付け間隔を規制するねじ穴を設けた第一のボスを複数個突設した盤板と、
前記盤板とは若干大きい方形の底板の四辺から側板が突設して箱状として、前記底板の表面には前記盤板の突軸受け板と対向する位置に前記回転駒の突軸を前記ノッチから脱離しないようにまた回転の妨げにならない程度に前記ノッチ内に押し当てるn−1またはm−1枚の押し当て板と、前記駒取付け体を形成する3枚の円板の稜部が弾接するように前記底板の表面から前記突軸の略半径長に相当する高さだけ上方に弾性部材を前記押し当て板と並行する方向に配し、前記盤板の第一のボス突設位置と対向する位置に、この底板を前記した盤板に固定するためと、両者間の取付け間隔を規制する中心に貫通孔を設けた第二のボスを突設した駒収容箱とで構成したので、振動で駒が盲動しあるいは駒の回転時に軸の撓みが生じることがないと言う効果がある。
この考案の駒並べ遊戯具は、回転駒を前記盤板に設けた表出孔の孔径よりも若干小径の3個の円板をそれぞれの水平方向の中心線が一致する箇所を内側に30度カットした面を対接させて正三角の筒状体に形成し、前記筒状体の中心部分にはステイを介して前記円板の直径に等しい長さの大径部とその両端に小径の突軸を設け、前記円板の内2個の円板の外面中央部には短い円柱状の突軸を形成し、これらは白黒以外の盤板と同じ色であって、前記円板の直径よりも若干小径の皿状で、その内側面中央部に筒状の軸受部を突設した構造で、これら二種類の駒は、それぞれ前記駒取付け体の2個の円板に立設した突軸を軸受け部に挿入する形で駒取け付体と一体化した構成としたので、組み立てが容易で、駒が盤面上に突出して駒を扱っていると言う感触が得られると共に、駒が挿着式なので異なる色の駒との取替えが容易に出来る等の効果を有する。
この考案の駒並べ遊戯具は、駒の一方の表面に同心円状の複数本の浅く細い溝を形成し他方の駒とも区別がつくように構成したので、視力の弱い人または色弱の人でもゲームを楽しむことが出来ると言う効果を有する。
この考案の駒並べ遊戯具は、盤板が正方形の上板の表面に方形の外枠線を含めてm×n(m=n=9)本の罫線が前記上面に直接または盤板に幅が狭く浅い溝を付けるかあるいは幅の狭い僅かな高さの突条を形成して描かれ、(m−1)×(n−1)個の方形の升を形成し、前記盤板の表面側で罫線で囲まれた(m−1)×(n−1)個の升目内には、それぞれその中央部に中心を有する円形の表出孔を設け、升目内は後記した白および黒の駒とは区別できる色を、前記罫線は黒色として、前記盤板の裏面には、前記表出孔の行方向の並びで前記表出孔の両側に行方向と平行に突設して駒の取付けて無い円板が前記表出孔内にあって、前記盤板の表面と面一状態を維持し得る高さで、前記押し当て板との間で前記突軸の支持位置を保持するn−1またはm−1個のノッチを前記表出孔の列間隔で設け、前記上板の行方向の両端に列方向と平行に形成した側板とそれぞれの両端が一体化するように突設して、上板の裏面にはこの盤板を底板に固定するためと、両者間の取付け間隔を規制する中心にねじ穴を設けた円柱状の第一のボスを複数個突設した構成なので、堅牢であると言う効果を有する。
この考案の駒並べ遊戯具は、駒収納箱が、前記上板とは若干大きい方形の底板の四辺から側板が突設して、前記側板の頂面から外方に張設して盤台を飾ると共に前記底板の裏面に突設した据置脚とで盤を安定に据置できるようにする飾り縁を一体に形成し、底板の表面には前記盤板の各表示孔を挟んでその両側に一対ずつ突設した突軸受け板と対向する位置に突軸を前記ノッチから脱離しないようにまた回転の妨げにならない程度に押し当てる押し当て板と、前記盤板の第一のボス突設位置と対向する位置に、この底板を前記した盤板に固定するためと、両者間の取付け間隔を規制する中心に貫通孔を設けた第二のボスを突設したので、堅牢であると言う効果を有する。
この考案の駒並べ遊戯具は、弾性体が、底板にH字状のスリットを設けて2枚のリードを形成し、前記リードの非遊離端側をL字状に折り曲げて前記底板の表面から上方に持ち上げる格好に形成し、リード部分は底板の半分程度の厚さに薄く成形したので、移動体のように上下左右の振動にも駒の色が変わることがないと言う効果を有する。
この考案の駒並べ遊戯具の最良の構成は、少なくとも3個の円板をそれぞれの水平方向の中心線が一致する箇所を対接させて正三角の筒状体に形成し、前記筒状体の中心部分にはステイを介して突軸を設けた駒取付け体と、前記円板の内2個の円板の1つには特定の色の駒を、他の1つには前記特定の色とは異なる色の駒をそれぞれ取付けた回転駒と、方形の上板の表面にm×n本の罫線を描き、(m−1)×(n−1)個の方形の升目を形成し、前記升目内にはその中央部に表出孔を設け、裏面には、前記表出孔の行方向の並びで前記表出孔の両側に行方向と平行にn−1またはm−1個のノッチを設けた突軸受け板と前記上板の裏面にはこの盤板を後述する底板に固定するためと、両板間の取付け間隔を規制するねじ穴を設けた第一のボスを複数個突設した盤板と、
前記盤板とは若干大きい方形板の底板の四辺から側板が突設して箱状とし、前記底板の表面には前記盤板の突軸受け板と対向する位置に前記回転駒の突軸を前記ノッチから脱離しないようにまた回転の妨げにならない程度に前記ノッチ内に押し当てる(n−1)または(m−1)枚の押し当て板と、前記駒取付け体を形成する3枚の円板の稜部が弾接するように前記底板の表面から前記突軸の略半径長に相当する高さだけ上方に弾性部材を前記押し当て板と並行する方向に配し、前記盤板の第一のボス突設位置と対向する位置に、この底板を前記した盤板に固定するためと、両者間の取付け間隔を規制する中心に貫通孔を設けた第二のボスを突設した駒収容箱とで構成することである。
この考案の駒並べ遊戯具は64個の回転駒1、盤板2、駒収容箱3と、前記盤板2と駒収容箱3とを固定するためのねじ4とで構成する。前記箱状の盤板2および駒収容箱3と、例えば64個の回転駒1は、何れも樹脂材料をもって成形加工する。
回転駒1は、駒取付け体11と駒12とで構成し、前記駒取付け体11は図1〜図5に示すように、少なくとも後述する盤板2に設けた表出孔24の孔径よりも若干小径の3個の円板111a〜111cをそれぞれの水平方向の中心線が一致する箇所を内側に30度カットした面112を対接させて正三角の筒状体113に形成し、前記筒状体113の中心部分にはステイ114を介して前記円板111a〜111cの直径に略等しい長さの大径部115とその両端に小径の突軸116を設け、前記円板111a〜111cの内2個の円板111a,111bの外面中央部には短い円柱状の取付軸118を形成し、これらは白黒以外の盤板2と同じ色で出来ている。
駒12は図5に示すように、前記円板111a〜111cの直径よりも若干小径の皿状で、その内側面中央部に筒状の軸受部121を突設した構造である。前記駒12は2個用意され、その1つは白色で、他の1つは黒色として、図示してはいないが前記黒色の方には外面に触感で白色の駒との区別が付くように同心円状の複数本の浅く細い溝かまたは突条を形成すると視力が弱いか色弱の人でもゲームに参加できるようにする。
これら二種類の駒12a,12bは、それぞれ前記駒取付け体11の2個の円板111a,111bに立設した取付軸118を軸受部121に挿入する形で駒取け付体と一体化する。
この回転駒1は、前述のように(m−1=8)×(n−1=8)=64個用意する。
盤板2は、図11〜14に示すように正方形の上板21の表面に方形の外枠線を含めてm×n(m=n=9)本の罫線22を前記上面に直接または上板21に幅が狭く浅い溝を付けるかあるいは幅の狭い僅かな高さの突条を形成して描き、(m−1=8)×(n−1=8)=64個の方形の升目23を形成する。
前記上板21の表面側で罫線22によって囲まれた(m−1=8)×(n−1=8)個すなわち64個の升目23内のそれぞれその中央に中心を有する円形の表出孔24を設け、前記升目23内は後記した白および黒の駒12a,12bとは区別できる色、例えば緑色とする。前記した罫線22は黒色塗料で直接板面に線を描くかまたは溝内に流し込むかあるいは突条の頂面に塗着する。
前記上板21の裏面には、前記表出孔24の行方向の並びで前記表出孔24の両側に行方向と平行に突設して、図7に示すように駒12が取付けられて無い円板111cが前記表出孔24内にあって、前記上板21の表面と面一状態を維持し得る高さで、後述する押し当て板35との間で前記突軸116の支持位置を保持するn−1またはm−1個のコ字状またはV字状のノッチ25を前記表出孔24の列間隔で設け、前記駒取付け体11を形成する円板111a〜111cの裏面から前記突軸118の中心より前記突軸116の略半径分に相当する高さの2倍の(m−1)または(n−1)枚すなわち16枚の突軸受け板26を前記上板21の表出孔24の行方向の両端に列方向と平行に形成した側板27とそれぞれの両端が一体化するように突設した構成のものである。
図13に示すように、上板21の裏面にはこの盤板2を後述する駒収容箱3に固定するためと、両者間の取付け間隔を規制する中心にねじ穴を設けた円柱状の第一のボス28を複数個突設する。
駒収容箱3は、図6および8と図15および16に示すように前記上板21より若干大きい方形板の底板31の四辺の各縁から側板32を突設して、前記側板32の頂面から外方に張設して盤台を飾ると共に前記底板31の裏面に突設した据置脚28とで盤を安定に据置できるようにする飾り縁34を一体に形成する。
底板31の表面には図6に示すように前記上板21の各表出孔24を挟んでその両側に一対ずつ突設した計16枚の突軸受け板26の内、前記一対の突軸受け板26のノッチ25内に前記駒取付け体11の突軸116が位置した状態でこの突軸116を前記ノッチ25から脱離しないようにまた回転の妨げにならない程度に押し当てる前記突軸116の中心から駒取付け体11を形成する3枚の円板111a〜111cが当接する稜部117までの長さに相当する高さの16枚の押し当て板35と、前記盤板2の第一のボス28の突設位置と対向する位置に、この底板31を前記した盤板2に固定するためと、両者間の取付け間隔を規制する中心に貫通孔を設けた第二のボス36を突設する。
また、底板31から突設した前記表出孔24の両側位置にある一対の突軸受け板26と対向する位置に突設した2倍のm−1またはn−1個すなわち16枚の押し当て板35の内一対の押し当て板間で前記表出孔24の中央部と対向する底板31に、前記駒取付け体11を形成する3枚の円板111a〜111cが当接する各稜部117が弾接するように前記底板31の表面から前記突軸116の略半径長に相当する高さだけ上方に弾性部材37を前記押し当て板35と並行する方向に配して、三つの円板111a〜111cの何れもが表出孔と対向した状態を保持できるようにする。
この弾性部材37は底板31にH字状のスリット371を設けて2枚のリード372a,372bを形成し、前記リード372a,372bの非遊離端側をL字状に折り曲げて前記底板31の表面から前記した高さ上方に持ち上げる格好に形成し、リード372a,372b部分は底板31の半分程度の厚さに薄く成形して弾性を持たせるようにする。
この考案の駒並べ遊戯具は、(m−1=8)×(n−1=8)すなわち64個の回転駒11個ずつの、盤板2と駒収容箱3を用意し、先ず前記盤板2を裏返しにして前記盤板2の各表出孔24の両側に立設する一対づつの突軸受け板26のノッチ25内に(m−1)×(n−1)個(64個)の回転駒1をその両側に突設した突軸116を掛け、全ての回転駒1は駒の付いていない円板111cが前記表出孔24内に位置するように配置する。したがって、前記円板111cと対向する稜部117が真上に向くことになる。
次に、駒収納箱3を盤板2上に裏返しに被せると、前記突軸受け板26と押し当て板35との間で前記突軸116を挟むと共に,各回転駒1の前記稜部117に弾性部材37が圧接し、底板31を貫通した第二のボス36の貫通孔からねじ4を第二のボス36の頂面と頂面が対接状態にある第一のボス28のねじ穴に螺入して三者を一体化して、回転駒1を駒収容箱3内に収容する。
ゲームを実施するに当っては、64個全ての回転駒を表出孔から指押すことで回転させて、盤板と同じ緑色の面を表出孔に向かせる。
二つの異なる色の駒を並べるゲームとして、「5並べ」「オセロ(登録商標)」「挟み駒」等のゲームができる。
遊び方の一つとして例えば一般に普及しているオセロ(登録商標)ゲームの場合、第一の対戦者は、先ず盤板2にある64個の表出孔24の内、ゲーム開始の状態では、盤板中央部に位置する四つの升の何れかの表出孔に対向している駒の取付けられていない円板111cの端を指で押して自分の側の色(黒)が表出孔24に現れるように回転駒1を回転してオセロの盤上に黒駒111bを表示させる。この後白111aと黒111bの駒を時計方向に交互に表出し、四個の配駒をする。
この後、黒が先手なので縦、横、斜め、どの方向でもかまいませんので、白の駒をはさむことのできる場所に黒の駒を置きます。
すなわち、駒を表出したい升目の表出孔から盤板と同じ緑色が塗られている回転駒の円板111cの端を指で下方に押してこれを回転させて黒色の駒111bを表出孔から表出させる。
この場合、駒を回転させる方向で回転駒を120°回転させるか、240°回転させることで希望する色の駒を表出できる。120°回転させて希望する色の駒が表出できその駒面が水平になった時にこの駒面と対向する稜部117が弾性部材37に圧接して水平状態を保持する。240°回転させると最初の120°で一つ目の稜部117が弾性部材37に接し、さらに120°回転させると希望した色の駒が表出できその駒面が水平になった時にこの駒面と対向する稜部117が弾性部材37に圧接して駒面を水平状態に保持する。
このようにして、相手の駒を挟んだとき、縦、横、斜め、どの方向でも挟んだ駒のすべてを自分の色の駒にする。相手の色の駒を自分の色の駒にするには先ほどの操作をすることで実行できる。
ゲームの進行状況によっては、自分の駒を置いても相手の駒をひとつも挟めないことがあります。その場合には駒を置くことはできず、パスになります。パスに回数制限はないので、置けない場合は何度でもパスになります。勝負は同じ色の駒数が多い方が勝ちとなる。
この考案の駒並べ遊戯具は、二つの異なる色の駒を並べるゲームとして、「5並べ」「オセロ(登録商標)」「挟み駒」等のゲームが振動が加わる移動体内でもできて、しかも携行が便利な遊具としての利用が可能である。
この考案の回転駒の側面図。 図1のA−A断線による回転駒の断面図。 回転駒の上面図。 回転駒の斜視図。 図3のB−B断線による断面。 回転駒を盤板と駒収容箱内に配設した状態の一部分の断面図。 盤板に突設した突軸受け板の一部分の斜視図。 駒収容箱内に突設した押し当て板と弾性部材との関係を示す一部分の斜視図。 一方の駒表出状態における回転駒の稜部と弾性部材との関係を示す断面図。 他方の駒表出状態における回転駒の稜部と弾性部材との関係を示す断面図。 盤板の一部の平面図。 図11のC−C断線による断面図。 盤板の一部の裏面図。 盤板の一部の側面図。 駒収容箱の一部の平面図。 図15のD−D断線による断面図
符号の説明
1 回転駒
2 盤板
3 駒収納箱
4 ねじ

11 駒取付け体
12 駒
111 円板
112 面
113 筒状体
114 ステイ
115 大径部
116 突軸
117 稜部
118 取付軸
121 軸受部

21 上板
22 罫線
23 升目
24 表出孔
25 ノッチ
26 突軸受け板
27 側板
28 第一のボス

31 底板
32 側板
33 据置脚
34 飾り縁
35 押し当て板
36 第二のボス
37 弾性部材
371 スリット
372 リード

Claims (7)

  1. 少なくとも3個の円板111a〜111cのそれぞれの水平方向の中心線が一致する箇所を対接させて正三角の筒状体113に形成し、前記筒状体113の中心部分にはステイ114を介して突軸116を設けた駒取付け体11と、前記円板111a〜111cの内2個の円板111a,111bの1つには特定の色の駒12aを、他の1つには前記特定の色とは異なる色の駒12bをそれぞれ取付けた回転駒1を、
    方形の上板21の表面にm×n本の罫線22を描き、(m−1)×(n−1)個の方形の升目23を形成し、前記升目23内にはその中央部に表出孔24を設け、裏面には、前記表出孔24の行方向の並びで前記表出孔24の両側に行方向と平行にn−1またはm−1個のノッチ25を設けた突軸受け板26と前記上板21の裏面にはこの上板21を後述する底板31に固定するためと、両板間の取付け間隔を規制するねじ穴を設けた第一のボス28を複数個突設した盤板2と、
    前記盤板2とは若干大きい方形の底板31の四辺の縁に側板32を突設して箱状とし、前記底板31の表面には前記盤板2の突軸受け板26と対向する位置に前記回転駒1の突軸116を前記ノッチ25から脱離しないようにまた回転の妨げにならない程度に前記ノッチ25内に押し当てるn−1またはm−1枚の押し当て板35と、前記駒取付け体11を形成する3枚の円板111a〜111cの稜部117が弾接するように前記底板31の表面から前記突軸116の略半径長に相当する高さだけ上方に弾性部材37を前記押し当て板35と並行する方向に配し、前記盤板2の第一のボス28突設位置と対向する位置に、この底板31を前記した盤板2に固定するためと、両者間の取付け間隔を規制する中心に貫通孔を設けた第二のボス36を突設した駒収容箱3の中に、前記突軸受け板26と前記押し当て板35との間で前記表出孔24対応に前記突軸を枢着したことを特徴とする駒並べ遊戯具。
  2. 請求項1記載の回転駒1が、前記盤板2に設けた表出孔24の孔径よりも若干小径の3個の円板111a〜111cをそれぞれの水平方向の中心線が一致する箇所を内側に30度カットした面112を対接させて正三角の筒状体113に形成し、前記筒状体113の中心部分にはステイ114を介して前記円板111a〜111cの直径に略等しい長さの大径部115とその両端に小径の突軸116を設け、前記円板111a〜111cの内2個の円板111a,111bの外面中央部には短い円柱状の取付軸118を形成し、この取付軸118に前記円板111a〜111cの直径よりも若干小径の皿状で、その内側面中央部に筒状の軸受部121を突設した相互に異なる色の駒12a,12bを前記取付軸118を軸受け部121に挿入して一体化した構成であることを特徴とする駒並べ遊戯具。
  3. 請求項1または2記載の駒12a,12bの一方の駒12b表面に同心円状の複数本の浅く細い溝または突条を形成し他方の駒とも区別がつくように構成したことを特徴とする駒並べ遊戯具。
  4. 請求項1記載の盤板2が、正方形の上板21の表面に方形の外枠線を含めてm×n(m=n=9)本の罫線22が前記上面に直接または上板21に幅が狭く浅い溝を付けるかあるいは幅の狭い僅かな高さの突条を形成して描かれ、(m−1)×(n−1)個の方形の升目23を形成し、前記上板21の表面側で罫線22で囲まれた(m−1)×(n−1)個の升目23内には、それぞれその中央部に中心を有する円形の表出孔24を設け、升目23内は前記駒12a,12bとは区別できる色を、前記罫線22は黒色として、前記上板21の裏面には、前記表出孔24の行方向の並びで前記表出孔24の両側に行方向と平行に突設して駒12a,12bの取り付けて無い円板111cが前記表出孔24内にあって、前記上板21の表面と面一状態を維持し得る高さで、前記押し当て板25との間で前記突軸116の支持位置を保持するn−1またはm−1個のノッチ25を前記表出孔24の列間隔で設け、前記上板21の行方向の両端に列方向と平行に形成した側板27とそれぞれの両端が一体化するように突設し、上板21の裏面にはこの盤板2をこま収納箱3に固定するためと、両者間の取付け間隔を規制する中心にねじ穴を設けた円柱状の第一のボス28を複数個突設した構成であることを特徴とする駒並べ遊戯具。
  5. 請求項1記載の駒収容箱3が、前記上板21より若干大きい方形の底板31の四辺の縁から側板32が突設し、前記側板32の頂面から外方に張設して盤台を飾ると共に前記底板31の裏面に突設した据置脚38とで盤台を安定に据置できるようにする飾り縁34を一体に形成し、底板31の表面には前記上板21の各表出孔24を挟んでその両側に一対ずつ突設した突軸受け板26と対向する位置に突軸116が前記ノッチ25から脱離しないようにまた回転の妨げにならない程度に押し当てる押し当て板35と、前記駒取付け体11を形成する3枚の円板111a〜111cの各稜部117が弾接するように前記底板31の表面から前記突軸116の略半径長に相当する高さだけ上方に弾性部材37を前記押し当て板35と並行する方向に配し、前記盤板2の第一のボス28の突設位置と対向する位置に、この底板31を前記した盤板2に固定するためと、両者間の取付け間隔を規制する中心に貫通孔を設けた第二のボス36を突設したことを特徴とする駒並べ遊戯具。
  6. 請求項1または5記載の弾性体37が、底板にH字状のスリット371を設けて2枚のリード372の遊離端側が対向するように形成し、前記リード372の非遊離端側をL字状に折り曲げて前記底板31の表面から上方に持ち上げる格好に形成し、リード372部分は底板の半分程度の厚さに薄く成形したことを特徴とする駒並べ遊戯具。
  7. 少なくとも3個の円板111a〜111cのそれぞれの水平方向の中心線が一致する箇所を対接させて正三角の筒状体113に形成し、前記筒状体113の中心部分にはステイ114を介して突軸116を設けた駒取付け体11と、前記円板111a〜111cの内2個の円板111a,111bの1つには特定の色の駒12aを、他の1つには前記特定の色とは異なる色の駒12bをそれぞれ取付けたことを特徴とする回転駒。
JP2004001733U 2004-04-01 2004-04-01 駒並べ遊戯具とこの遊戯具に用いる回転駒 Expired - Lifetime JP3104376U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004001733U JP3104376U (ja) 2004-04-01 2004-04-01 駒並べ遊戯具とこの遊戯具に用いる回転駒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004001733U JP3104376U (ja) 2004-04-01 2004-04-01 駒並べ遊戯具とこの遊戯具に用いる回転駒

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3104376U true JP3104376U (ja) 2004-09-16

Family

ID=43257792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004001733U Expired - Lifetime JP3104376U (ja) 2004-04-01 2004-04-01 駒並べ遊戯具とこの遊戯具に用いる回転駒

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3104376U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017080128A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 拓也 新川 ゲーム用の駒集合、駒情報読取装置、ゲーム装置及び駒配置用ボード

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017080128A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 拓也 新川 ゲーム用の駒集合、駒情報読取装置、ゲーム装置及び駒配置用ボード

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU738091B2 (en) Game apparatus
KR100210454B1 (ko) 전자기기의 스위치 구조
JP5143920B2 (ja) 遊技機構を備えたボールゲーム玩具
JP2011510767A (ja) ゲーム用サイコロ及びゲーム
US6030225A (en) Raised character display structure
EP0237118A1 (en) Playing or games board on which several games can be played
JP3104376U (ja) 駒並べ遊戯具とこの遊戯具に用いる回転駒
JP3104377U (ja) 駒並べ遊戯具とこの遊戯具に用いる回転駒
WO2009019674A2 (en) Self contained board games
WO2007056447A2 (en) Gaming apparatus using integrated rollers for game pieces
JP4309861B2 (ja) ゲーム器具
JP4166055B2 (ja) コントローラ
JP2864701B2 (ja) 電子作画玩具
US2698181A (en) Vibratory game apparatus
US3642281A (en) Rotating game with peripheral catching members
KR200219661Y1 (ko) 놀이구가 부착된 필통
JP3375613B2 (ja) ユニット結合式の連繋作動玩具
CN214019153U (zh) 棋类游戏设备
JP3071767U (ja) コマ玩具
JP2909900B1 (ja) ゲーム装置
JP3999754B2 (ja) 対面式ゲーム盤
JPH08155136A (ja) 組立遊具
JP2921071B2 (ja) 電子機器のスライドスイッチ構造
JPS62286491A (ja) 携帯マ−ジヤン装置
JPH0838681A (ja) 対戦ゲーム用玩具

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080714

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090714

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100714

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100714

Year of fee payment: 6