JP3071767U - コマ玩具 - Google Patents

コマ玩具

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JP3071767U JP2000001541U JP2000001541U JP3071767U JP 3071767 U JP3071767 U JP 3071767U JP 2000001541 U JP2000001541 U JP 2000001541U JP 2000001541 U JP2000001541 U JP 2000001541U JP 3071767 U JP3071767 U JP 3071767U
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弘之 松川
隆二 長友
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転速度に応じて自動的に回転のバランスをコ
ントロールして回転を長時間安定に保持することができ
るコマ玩具。 【解決手段】以下の要件を備えたこと。 (イ)中心から放射状に複数の案内溝1を備えているこ
と (ロ)上記案内溝1内には重錘部材2が移動自在に配置
されていること (ハ)上記重錘部材2は中心側に移動するように付勢さ
れていること

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は回転中に自動的に回転特性が変わる走行玩具に関する。
【0002】
【従来技術】
コマは回転力を付与することにより軸を中心に回転するものであるが、最近、 コマを形状や重さの異なる複数のパーツから構成し、これらのパーツを交換する ことによりいろいろな回転特性を与えることが行なわれている。例えば、重いパ ーツを加えて回転力を付加したり、外周縁に突起を有するパーツを加えて相手の コマにぶつかったときの衝撃力を高めたりするものが実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来はパーツを組替えることにより回転特性を変えるものはあっ たが、自動的に回転特性が変わるものはなかった。
【0004】 本考案は上記問題点を解消し、回転速度に応じて自動的に回転のバランスをコ ントロールして回転を長時間安定に保持することができるコマ玩具を提供するこ とをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本考案に係るコマ玩具は、以下の要件を備えたこと を特徴とする。 (イ)中心から放射状に複数の案内手段を備えていること (ロ)上記案内手段に沿って重錘部材が移動自在に配置されていること (ハ)上記重錘部材は中心側に移動するように付勢されていること
【0006】 なお、前記案内手段は外側に向かって高くなるように傾斜させるのが好ましい 。
【0007】 また、前記各案内手段は互いに等しい角度をなすように形成するのがよい。
【0008】 また、前記案内手段は溝状に形成するのが好ましい。
【0009】 さらに、コマ玩具は組替え可能な複数の部材により構成されているのが好まし い。
【0010】
【考案の実施の形態】
図1及び図2において符号Aはコマ玩具を示す。このコマ玩具Aは、最下層の 玩具本体1と、玩具本体aの上部に配置された中層部材bと、中層部材bの上部 に配置された上層部材cと、上層部材c上に配置されたキャラクター表示体dと から構成され、上記各部材a、b、c、dは層状に配置されている。
【0011】 玩具本体aは、図3及び図4に示すように、下面が倒立円錐状に形成され、玩 具本体aの上面には中心から放射状に3個の案内溝1(案内手段)が互いに等し い角度(120度)をなすように形成されている。そして、各案内溝1は中心側 が低く、外側に向かって高くなるように傾斜している。なお、5は回転軸を示す 。また、案内溝1の数は複数個あればよく、3個に限定されない。
【0012】 案内溝1内には重錘部材2が移動自在に配置されている。この重錘部材2は鉄 製の球体で、案内溝1に沿って内側から外側に転動できるようになっている。
【0013】 玩具本体aの外周縁部3は高く形成されている。
【0014】 また、玩具本体aの上部には、中層部材b及び上層部材cの取付部として円柱 形状の取付台6がネジ4によって固定されている。この取付台6の上部には1対 の切欠き部7が対向形成されている。各切欠き部7の下部の周面には、平面から 見て反時計方向に、互いに他の切欠き部7の近傍まで続く取付溝8が形成され、 さらにこの取付溝8を挟んで上記切欠き部7の下部には円弧状の突片9が突出形 成されている。突片9は上記切欠き部7に対して時計方向に少しずれた位置に形 成されている。突片9の下部には突壁10が形成され、この突壁10と突片9と の間には係止溝11が形成されている。また、上記取付台6の両側には1対の取 付軸12が立設されている。取付軸12は上記1対の切欠き部7と約90°ずれ た位置に形成されている。なお、玩具本体aは通常は合成樹脂から構成すればよ い。
【0015】 中層部材bは中央が開口した円板状(多角形状でもよい)に形成され、内縁部 14には内側に突出する1対の張り出し片15が対向形成され、各張り出し片1 5の中央には係合溝16が形成されている。上記張り出し片15間の間隔は上記 取付台6の直径よりも少し大きくなるように設定されている。なお、中層部材b は他の部材に比べて重量の大きい重錘部材とし、通常は金属から構成するのが好 ましい。
【0016】 上層部材cも中央が開口した板状部材で、合成樹脂から構成され、両側に1対 の円弧状の係合孔17が貫通形成されているとともに、その内側には1対の張り 出し片18が対向形成され、各張り出し片18の内縁部は円弧状で、上記玩具本 体aの取付台6に嵌り合う大きさに設定されている。上記張り出し片18の内縁 部の中央には係止片19が突出形成されている。そして、両側の係止片19間の 距離は、上記取付台6の切欠き部7間の距離と略等しくなるように設定されてい る。また、上層部材cの外縁部20は鋸歯状に形成されている、また、上層部材 cは玩具本体a及び中層部材bより最大径が大きくなるように形成されている。
【0017】 キャラクター表示体dは、中央に設けられた上記取付台6と略同径の円形状表 示部22の両側に脚片21を屈曲形成したもので、表示部には適宜のキャラクタ ー23が表示されている。脚片21は上記上層部材cの係合孔17に圧入できる 程度に設定されている。
【0018】 次に、上記構成の4部材を組み立てるときは、まず、図5のように玩具本体a 上に中層部材bを重ね、その取付軸12と中層部材bの張り出し片15の係合溝 16とを係合させる。そして、図6のように中層部材b上に上層部材cを重ね、 上層部材cの係止片19と玩具本体aの取付台6の切欠き部7とを合致するよう に位置決めして、上層部材cを下方に押し込む。これにより、上層部材cの張り 出し部は取付台6の突片9上に支持され、係止片19は取付溝8に臨む。そこで 、図7のように、上層部材cを回転させて上記係止片19を玩具本体aの取付溝 8に沿って反時計回りにその端部まで摺動させて上層部材cを玩具本体aに装着 する。上層部材cの装着によって中層部材bは玩具本体aに押圧固定される。上 層部材cの係合孔17には最初又は最後にキャラクター表示体dの脚片21を係 合させておく。以上により、玩具本体aの上に中層部材bと上層部材cが層状に 配置されたコマ玩具Aが完成する。この状態で、上層部材cの最外側部分は玩具 本体aと中層部材bの外側にはみ出す。また、上層部材cの張り出し片18と中 層部材bの張り出し片18とは重なり状態となり、これらの張り出し片18の間 には、キャラクター表示体dの両側に、上方に開口する開口溝24が形成される 。
【0019】 上述のように、コマ玩具の玩具本体aには、中心から放射状に3個の案内溝1 を備え、案内溝1内には重錘部材2が移動自在に配置されており、重錘部材2は 案内溝1の低い部分、つまり中心側に位置しているが、上記コマ玩具を回転させ ると、最初は回転速度が速いので、大きな遠心力が働くため、重錘部材2は案内 溝1に沿って外側の高い位置に移動する。こうなると、コマ玩具は周縁部が重く なるので、回転力が向上する。
【0020】 そして、時間経過とともに回転速度も遅くなるが、一定の速度まで落ちると、 重錘部材2には遠心力よりも案内溝1の傾斜に沿って落下する力の方が大きく作 用するので、こんどは案内溝1の下方、つまり中心側に移動する。中心側の位置 は外側の位置よりも低いので、コマ玩具の全体の重心は低くなるほか、重心のぶ れ小さくなる。このため、回転が安定する。
【0021】 また、上記構成のコマ玩具は、それ自体で通常のコマと同じように、回転させ たり、回転時に上層部材c同士を他のコマ玩具とぶつけて倒すというような遊び をすることができるが、上記玩具本体a、中層部材b及び上層部材cの各層の部 材として、互いに組替え可能な複数の部材が設けられているときは、各層の部材 を組替えることによっても回転特性を変えることができる。したがって、形状や 大きさや重さの異なる部材を組替えることにより多様な特性をもったコマ玩具を 作ることができる。
【0022】 なお、コマ玩具は必ずしも上述のように部材を組替えられるものとして構成す る必要はない。たとえば、図8、図9及び図10に示すように、玩具本体aと、 上板部材25と、玩具本体aを上板部材25に固定するネジ軸26とからのみ構 成するものであってもよい。
【0023】 この例においても、玩具本体aは倒立円錐形状に形成され、下面の中心には回 転軸5が設けられている。玩具本体aの上面には中心部にネジ孔27が形成され 、中心から放射状に3個の案内溝1が等間隔に形成されている。そして、各案内 溝1は中心側が低く、外側に向かって高くなるように傾斜している。
【0024】 案内溝1内には鉄製の重錘部材2が移動自在に配置されている。この重錘部材 は案内溝1に沿って内側から外側に転動できるようになっている。
【0025】 玩具本体aの外周縁部は高く形成されている。
【0026】 上板部材は玩具本体aの上部を覆うもので、その上からネジ軸26の下方に形 成されたネジ部を玩具本体aの中心部のネジ孔27に螺合することにより玩具本 体aに対して固定されている。
【0027】 上記構成のコマ玩具によれば、重錘部材2は案内溝1の低い部分、つまり中心 側に位置しているが、上記コマ玩具を回転させると、最初は回転速度が速いので 、大きな遠心力が働くため、重錘部材2は案内溝1に沿って外側の高い位置に移 動する。こうなると、コマ玩具は周縁部が重くなるので、回転力が向上する。
【0028】 そして、時間経過とともに回転速度も遅くなるが、一定の速度まで落ちると、 重錘部材2には遠心力よりも案内溝の傾斜に沿って落下する力の方が大きく作用 するので、こんどは案内溝1の下方、つまり中心側に移動する。中心側の位置は 外側の位置よりも低いので、コマ玩具の全体の重心は低くなるほか、重心のぶれ が小さくなる。このため、回転が安定する。
【0029】 なお、重錘部材の移動構造は必ずしも上述の例に限定されない。たとえば案内 溝に高低を設けず、その代わりに重錘部材を中心側に向けてバネ付勢する構造で あってもよい。
【0030】 また、重錘部材の案内手段は上述のような案内溝に限定されない。例えば、レ ール状に形成し、重錘手段がレールに沿って移動するような構成でもよい。
【0031】
【考案の効果】
請求項1に係る考案によれば、回転速度に応じて自動的に回転のバランスをコ ントロールして回転を長時間安定に保持することができる。
【0032】 請求項2に係る考案によれば、重錘部材は重力により中心側に向かって付勢さ れるので、特別の付勢手段を必要としない。
【0033】 請求項3に係る考案によれば、重錘部材の重さの移動が平均に行なわれ、偏る ことがないから、バランスがよく回転する。
【0034】 請求項4に係る考案によれば、溝状の案内手段内を球状の重錘部材が転動でき る構成にすることができるので、構造が単純になる。
【0035】 請求項5に係る考案によれば、コマ玩具が複数の部材を組替えることにより、 好みの回転特性を出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るコマ玩具の斜視図
【図2】上記コマ玩具の分解斜視図
【図3】上記コマ玩具の要部の縦断面図
【図4】上記玩具本体の平面図
【図5】玩具本体の取付台上に中層部材を取り付けた状
態の平面図
【図6】玩具本体上の中層部材上に上層部材を載置した
状態の平面図
【図7】上記上層部材を約90°回転させて取り付けた
状態の平面図
【図8】コマ玩具の他の例の側面図
【図9】上記コマ玩具の玩具本体の平面図
【図10】上記玩具本体の中央縦断面図
【符号の説明】
a 玩具本体 1 案内溝 2 重錘部材

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要件を備えたことを特徴とするコ
    マ玩具。 (イ)中心から放射状に複数の案内手段を備えているこ
    と (ロ)上記案内手段に沿って重錘部材が移動自在に配置
    されていること (ハ)上記重錘部材は中心側に移動するように付勢され
    ていること
  2. 【請求項2】 前記案内手段は外側に向かって高くなる
    ように傾斜している、請求項1記載のコマ玩具。
  3. 【請求項3】 前記各案内手段は互いに等しい角度をな
    して形成されている、請求項1記載のコマ玩具。
  4. 【請求項4】 前記案内手段は溝状に形成されたもので
    ある、請求項1記載のコマ玩具。
  5. 【請求項5】 前記コマ玩具が組替え可能な複数の部材
    により構成されている、請求項1記載のコマ玩具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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