JP3104295U - 包装用箱 - Google Patents

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義彦 小澤
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Abstract

【課題】 紐やホックと同様の閉止固定の効果が得られ、開閉が容易で、かつ、壊れ難い包装用箱を提供する。
【解決手段】 本体に対して開閉自在に連結部を介して第1および第2の蓋部材が取付けられ、かつ、前記本体と前記第1,2の蓋部材との開口面を突き合わせることで前記本体の開口部が覆われ、さらに、前記第2の蓋部材には前記第1の蓋部材の一部を覆う装飾片が形成された包装用箱において、前記第1の蓋部材にマグネットを取付け、また、前記第2の蓋部材の装飾片に補強を兼ねる磁性板を取付け、前記マグネットの磁力により前記磁性板を吸着させることで前記本体と前記第1,2の蓋部材とを閉止固定する。
【選択図】図1

Description

本考案は、任意の物品を収納する包装用箱に関し、詳しくは、本体と第1および第2の蓋部材とからなり、本体と第1および2の蓋部材との開口面を突き合わせることで本体の開口部を覆うことができる包装用箱の改良に関するものである。
従来から用いられている包装用箱の中には、内部に眼鏡や装身具等を収納する本体と、この本体に対して開閉自在に連結部を介して取付けられる第1および第2の蓋部材とからなるものがある。
このような包装用箱は、本体と第1および2の蓋部材との開口面を突き合わせることで本体の開口部を覆い、第1,2の蓋部材が突き合わさる開口面の近傍に紐やホック等の固定手段により、本体と第1および第2の蓋部材とを閉止固定することができるようになっている。
しかしながら、上記のような構成からなる包装用箱は以下のような問題があった。
本体と第1および第2の蓋部材とを閉止固定する固定手段として、紐を用いた場合には、蓋部材の開閉が非常に煩雑となるという問題があった。一方、ホックを用いた場合には、ホックが壊れてしまうと本体と第1および第2の蓋部材とを閉止固定できなくなるという問題があった。
また、開閉時に負荷のかかる第2の蓋部材が開閉頻度が多くなるにつれ、変形、破損するといった問題があった。
そこで、本考案は、紐やホック等と同様の閉止固定の効果が得られ、開閉が容易で、かつ、開閉頻度が頻度が多くなっても、蓋部材が変形、破損することのない、壊れ難い包装用箱を提供することを目的とする。
本考案は、本体に対して開閉自在に連結部を介して第1および第2の蓋部材が取付けられ、かつ、前記本体と前記第1,2の蓋部材との開口面を突き合わせることで前記本体の開口部が覆われ、さらに、前記第2の蓋部材には前記第1の蓋部材の一部を覆う装飾片が形成された包装用箱において、前記第1の蓋部材にマグネットを取付け、また、前記第2の蓋部材の装飾片に補強を兼ねる磁性板を取付け、前記マグネットの磁力により前記磁性板を吸着させることで前記本体と前記第1,2の蓋部材とを閉止固定することを主要な特徴とする。
また、前記第1の蓋部材に取付けられるマグネットは、該第1の蓋部材に開口された孔内に嵌合固定されていることが好ましい。また、長尺のものにあっては蓋部材のマグネットが複数個であることが望ましい。
本考案に係る包装用箱は、以上のような解決手段により、紐やホック等と同様の閉止固定の効果が得られると共に、開閉が容易で、かつ、蓋部材が壊れ難いという効果が得られる。
以下、本考案を実施するための最良の形態について説明する。
ここで、図1は本考案に係る包装用箱の概略説明図、図2は本考案に係る包装用箱の本体に対して蓋部材を開いた状態を示す斜視図、図3は本考案に係る包装用箱の本体に蓋部材を閉止固定する状態を示す斜視図、図4は図3のA−A断面図である。
図において、1は本考案に係る包装用箱を示し、この包装用箱1は本体2と、第1の蓋部材3と、第2の蓋部材4とから構成されている。
前記本体2は、側壁21と、底部22とからなり、眼鏡や装身具等を収納できるように構成されている。
一方、第1の蓋部材3は、断面形状がL字状をなし、側壁部31と、頂部32とから構成されている。また、第2の蓋部材4は、第1の蓋部材3と基本構成は同じであって、断面形状がL字状をなし、側壁部41と、頂部42とから構成されている。
尚、本体2と第1および第2の蓋部材3,4の材質には特に限定はなく、厚紙やプラスチック等の包装用箱として一般的に用いられる材料であれば良い。
また、本体2と第1および第2の蓋部材3,4の表面には皮革、合成皮革、布、紙等の装飾シート5が貼り付けられている。
そして、この装飾シート5により、本体2と第1の蓋部材3とが側壁21,31の一辺21a,31aにおいて連結部が形成され、また、本体2と第2の蓋部材4とが側壁21,41の一辺21b,41aにおいて連結部が形成されている。これらの連結部によって、第1および第2の蓋部材3,4が本体2に対して開閉可能となっている。
さらに、第1の蓋部材3の頂部32の一辺32aの近傍には、孔32bが開口されている。そして、この孔32bにマグネット6が接着剤等により嵌合固定されている。
また、第2の蓋部材4の頂部42の一辺42aには、第1の蓋部材3の一部、言い換えると、第1の蓋部材3の頂部32の孔32bを覆うように装飾片42bが形成されている。この装飾片42bには、補強を兼ねる鉄板で形成された磁性板7が接着剤等により取付けられている。
なお、装飾片42bは、本体2、第1および第2の蓋部材3,4と同一材料から形成されている。
さらにまた、装飾片42bの両角部には装飾効果を兼ねる金属製の補強材8が取付けられている。
このような構成からなる包装用箱を用いた場合、本体2と第1および2の蓋部材3,4との開口面を突き合わせて本体2の開口部を覆うことにより、第2の蓋部材4に形成した装飾片42bが第1の蓋部材3の頂部32の一部を覆う。これにより、第1の蓋部材3に設けられるマグネット6の磁力によって、第2の蓋部材4の装飾片に設けられる鉄板が吸着され、本体2と前記第1,2の蓋部材3,4とを閉止固定することができる。
このため、紐やホックと同様の閉止固定の効果が得られると共に、開閉が容易で、かつ、開閉頻度が頻度が多くなっても、蓋部材が変形、破損することのなく壊れ難いという効果が得られる。
本考案に係る包装用箱は、眼鏡、装身具等に用いられる旨を記載したが、これに何ら限定することなく、他の包装用箱の用途にも適用できる。
本考案に係る包装用箱の概略説明図である。 本考案に係る包装用箱の蓋部材を開いた状態を示す斜視図である。 本考案に係る包装用箱の本体に蓋部材を閉止固定した状態を示す斜視図である。 図4は図3のA−A断面図である。
符号の説明
1 包装用箱
2 本体
21 側壁
21a 側壁の一辺
21b 側壁の一辺
22 底部
3 第1の蓋部材
31 側壁
31a 側壁の一辺
32 頂部
32a 頂部の一辺
32c 孔
4 第2の蓋部材
41 側壁
41a 側壁の一辺
42 頂部
42a 頂部の一辺
42b 装飾片
5 装飾シート
6 マグネット
7 磁性板
8 補強材

Claims (3)

  1. 本体に対して開閉自在に連結部を介して第1および第2の蓋部材が取付けられ、かつ、前記本体と前記第1,2の蓋部材との開口面を突き合わせることで前記本体の開口部が覆われ、さらに、前記第2の蓋部材には前記第1の蓋部材の一部を覆う装飾片が形成された包装用箱において、
    前記第1の蓋部材にマグネットを取付け、また、前記第2の蓋部材の装飾片に補強を兼ねる磁性板を取付け、前記マグネットの磁力により前記磁性板を吸着させることで前記本体と前記第1,2の蓋部材とを閉止固定することを特徴とする包装用箱。
  2. 前記第1の蓋部材に取付けられるマグネットは、該第1の蓋部材に開口された孔内に嵌合固定されていることを特徴とする請求項1記載の包装用箱。
  3. 前記第1の蓋部材のマグネットが複数個であることを特徴とする請求項1記載の包装用箱。
JP2004001663U 2004-03-30 2004-03-30 包装用箱 Expired - Lifetime JP3104295U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05151467A (ja) * 1991-11-26 1993-06-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 顧客注文処理装置
KR20200037558A (ko) * 2018-10-01 2020-04-09 (주)아모레퍼시픽 화장품 용기

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