JP3103503B2 - 直接重合法によるポリアミドイミド樹脂の製造方法 - Google Patents

直接重合法によるポリアミドイミド樹脂の製造方法

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JP3103503B2 JP08111739A JP11173996A JP3103503B2 JP 3103503 B2 JP3103503 B2 JP 3103503B2 JP 08111739 A JP08111739 A JP 08111739A JP 11173996 A JP11173996 A JP 11173996A JP 3103503 B2 JP3103503 B2 JP 3103503B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリアミドイミド
(以下、「PAI」と略称する)樹脂の経済性の高い製
造方法に関し、詳しくは、芳香族無水トリカルボン酸と
ジアミンとの縮合反応生成物であるジイミドジカルボン
酸を極性溶媒中で製造し、触媒としてアシルハロゲン化
剤を使用して反応性が優れた中間体を形成したのち、ジ
アミンとの直接重合反応を実施してPAI樹脂を製造す
る方法に関する。
【0002】さらに本発明は、製造工程が簡単で、低温
で短時間の反応で高い収率をもって高分子量PAI樹脂
を製造する方法に関する。
【0003】
【従来の技術】PAI樹脂は使用した単量体の種類によ
ってさまざまな分子構造を有するが、芳香族トリカルボ
ン酸の成分として無水トリメリト酸(またはその誘導
体)を、ジアミン成分としてはメタフェニレンジアミン
とジアミノジフェニルエーテルを混用して重縮合させ
た、次の一般式(I)
【0004】
【化1】
【0005】で表わされるもののような樹脂が最も代表
的である。
【0006】このような一般式(I)のPAI樹脂は、
アメリカ特許第4,016,140号および特開平02
−18,422号等に記載されているが、この樹脂は、
透明な非結晶質の樹脂として、下記のような特徴を有す
る: (1) 熱変形温度が278℃と非常に高く、長期使用
耐熱温度も200℃を超え、耐熱性が非常に高いので、
使用可能温度範囲が200〜260℃と、広範囲であ
る。 (2) 機械的強度が高く、200℃以上においても汎
用エンジニアリングプラスチックの常温時の物性と同一
程度の、卓越した剛性を有する。 さらに、耐衝撃性も
非常に優秀である。 (3) 耐クリープ性が優れる。 (4) 線膨張係数は、非強化品においても4×10-5
cm/cm・℃の小さい値を有し、充填剤を使用する場合、
その値を半分以下に低減できる。 (5) とくに絶縁破壊強度、体積固有低抗が優秀で、
かつ添加剤を加えなくてもUL94V−0の難燃性を有
する。 (6) PTFE、黒鉛との複合化により優れた自己潤
滑性および耐摩耗特性を示し、高温においても強度およ
び弾性率が優れているので、苛酷な環境下で用いる摺動
部品として最適である。 (7) 優れた耐薬品性を有し、炭化水素系の溶媒に対
してはほぼ安定であるが、濃アルカリ水溶液に対しては
注意を要する。 (8) 耐紫外線性、耐放射線性が優れる。
【0007】一般的なPAI樹脂の製造方法には、芳香
族ジイソシアネートと芳香族無水トリカルボン酸との縮
合反応により、一次重合体であるポリアミク酸(Polya
micacid)の経由なしにPAIを合成するイソシアネー
ト法〔特公昭44−19,274号、アメリカ特許第
3,541,038号(1970)〕と、芳香族トリカ
ルボン酸クロライドと芳香族ジアミンとの縮合反応によ
りPAIを製造する酸クロライド法とがある。 酸クロ
ライド法には、アメリカのスタンダードオイル社が開発
した、N,N′−ジメチルアセトアミド(以下、「DM
Ac」と略称する)のような非水系極性溶媒の中で室温
で反応させる低温均一溶液重合法(アメリカ特許第3,
920,612号(1975))や、日本の帝人化成社
が開発した、メチルエチルケトンのような水に一部溶解
する有機溶媒と水との系に、トリエチルアミンを酸受容
体(acid acceptor)として使用する一種の界面重合法で
ある低温析出重合法(特開昭46−15,513号)な
どの方法がある。 その他のPAI樹脂の製造方法とし
ては、芳香族ジアミンと芳香族トリカルボン酸とを脱水
触媒の存在下に直接反応させる直接重合法がある〔アメ
リカ特許第3,860,559号(1975)、特開昭
58−180,532号〕。
【0008】しかし、イソシアネート法によるPAIの
製造は反応中にゲル化が起こり、副反応物の生成によっ
て線状の高分子量重合体を得ることが難しいなど、反応
の調節が非常に難しい。 したがって、この方法により
製造されたPAI樹脂は溶融流動性が減少していて成形
加工性が不良であり、機械的な物性と耐熱性が非常に低
く、成形材料などの用途には使用しにくい。
【0009】また、酸クロライド法の低温均一溶液重合
法は、高価な酸クロライドを原料物質として使用するこ
とにより高分子量重合体を得ることができる方法であっ
て、一次重合体であるポリアミク酸を製造したのち、再
び加熱するかまたは脱水触媒を利用するかしてイミド化
を行なう二段階反応であり、反応中に生成するハロゲン
化合物の除去が必要になるなど、原料の値段および製造
工程の複雑さから価格面でも不利であり、その上、樹脂
の分子構造の変性がほとんど不可能であるという問題も
ある。
【0010】低温析出重合法も、低温均一溶液重合法と
おなじように、非常に高価な酸クロライドを利用し、メ
チルエチルケトンと水とを反応溶媒として使用してポリ
アミク酸を沈澱させ、閉環させる二段階反応であって、
製造されたPAIの分子量分布が大きく、比較的低い分
子量の重合体しか得られないので、実用上の価値がほと
んどない。
【0011】それだけではなく、イソシアネート法も酸
クロライド法も、酸クロライドおよびジイソシアネート
のどちらも水分に敏感であって取扱いが非常に難しいた
め、反応工程上も水分を徹底的に遮断しなければならな
い、という欠点がある。
【0012】そこで、PAI樹脂の直接重合法は、芳香
族ジアミンと芳香族無水トリカルボン酸またはその誘導
体を重合脱水触媒を使用して直接反応させる方法であっ
て、PAI樹脂の各種製造方法の中では工程が最も単純
で、原料の価格や製造工程の費用等コスト面においても
有利であり、単量体の確保および取扱いが容易な方法で
あるから、多くの研究が進められている。
【0013】この方法に使用する重合触媒としては、リ
ン酸およびポリリン酸等のリン酸系(特公昭63−2
7,527号、特開昭62−297,329号、特公昭
63−108,027号、特開平2−115,229
号)、ホウ酸および無水ホウ酸などのホウ酸系(フラン
ス特許第1,515,066号、特開昭58−180,
532号)または亜リン酸トリフェニルなどのリン酸ト
リエステル系(アメリカ特許第3,860,559号)
などが使用されていて、これらの触媒を二種以上添加す
る方法(特開昭64−51,438号)などがあり、こ
れらの重合触媒はその種類により重合効果が異なること
が知られている。 しかし、高分子量の重合体を得るた
めには、高価な重合触媒を反応物単量体と同一のモル比
で使用して、200℃以上の高温で長時間反応させなけ
ればならない。 したがって、高沸点の溶媒であるN−
メチルピロリドン(以下、「NMP」と略称する)、ス
ルホラン、ニトロベンゼン、ベンゾニトリル、および
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等を使用した
場合にも、高分子量化および高粘度化された樹脂と単量
体などが高温で長時間反応する過程で焦げついて反応器
の内壁に付着するか、または反応器の中で分解するかし
て、その結果生じたタール状の物質と多量に使用された
重合触媒とが重合体に混入し、これらが色相を悪くし、
PAIの物性を悪化させる原因になる。 とくに、高価
な重合触媒を多量使用しなければならず、これらの重合
触媒の回収が不可能なので、結果的にPAI樹脂の製造
費用が高くなり、経済性がない。
【0014】なお、S.MaitiおよびA.RayらがMak
romol.Chem.Rapid Commun. 2,649−653
(1981)に発表したところによると、チオニルクロ
ライドとリチウムクロライドとを添加したN,N−ジメ
チルホルムアミド(以下、「DME」と略称する)溶媒
を使用し、ピリジン(以下「Py」と略称する)を酸受
容体として使用して、0〜5℃で反応させる方法が開発
されたが、この方法では非常に低い分子量を有するPA
Iしか得られず、高価な金属塩を使用するなど経済性が
ない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した既知の直接重合法によるPAI製造技術の問題点を
画期的に解決し、耐熱性、溶融流動性、溶解性および経
済性が優れた高分子量PAI樹脂の製造法を提供するこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明のPAI樹脂の製造方法は、 1)反応媒体として、0〜10℃でアシルハロゲン化剤
と複合体を形成してアシル化を容易にする極性溶媒を使
用し、この極性溶媒中で芳香族無水トリカルボン酸とジ
アミンとを反応させ、反応により生成する水を共沸的に
除去しつつ縮合を進め、ジイミドジカルボン酸の極性溶
媒溶液を用意すること、 2)別に、同じ極性溶媒に、中間体生成反応の触媒とな
るアシルハロゲン化剤を、ジイミドジカルボン酸単量体
のモルを基準として170〜230%に相当する量溶解
させ、この溶液を10℃以下に冷却してアシルハロゲン
化剤と極性溶媒との複合体を生成させたのち、常温まで
昇温すること、 3)工程1の溶液に工程2からの溶液を混合し、常温で
反応させて中間体を形成させることにより中間体の極性
溶媒溶液を形成すること、および 4)工程3の中間体の極性溶媒溶液にジアミンを加えて
直接重合反応させ、ポリアミドイミドとすること、から
なり、上記の工程1または2と工程3〜4とを一つの容
器の中で実施することを特徴とする。
【0017】中間体の形成は、通常1時間以内で終了す
る。 重合反応すなわちアミド化は、0.5〜10時間
で完了し、固有粘度が0.1〜2.5dL/g(溶媒:
DMAc、温度:30℃、濃度:0.5g/dL)であ
るポリアミドイミド樹脂が得られる。
【0018】本発明で使用する芳香族無水トリカルボン
酸は、下記の一般式(II)であらわされる。
【0019】
【化2】
【0020】さらに、芳香族トリカルボン酸とジアミン
との縮合物であるジイミドジカルボン酸は、一般式(II
I)であらわされる。
【0021】
【化3】
【0022】本発明に利用されるジアミンは、一般式
(IV)であらわされる。
【0023】
【化4】
【0024】これらの化合物は単独で使用することもで
き、必要に応じて二種以上を混合して使用することもで
きる。 これらの中で、製造された樹脂の耐熱性および
溶融流動性などの物性と、コスト等の経済性とを考慮す
ると、無水トリメリト酸と4,4′−ジアミノジフェニ
ルエーテルとの縮合物であるオキシ−ビス(N−(4−
フェニレン)−トリメリトイミド)[OBTI]、メタ
フェニレンジアミンとの縮重合物であるメタフェニレン
−ビス(N−トリメリトイミド)、4,4−ジアミノジ
フェニルエーテル(ODA)、4,4′−ジアミノジフェ
ニルメタン(MDA)、メタフェニレンジアミン(m−
PDA)およびイソホロンジアミン(IPDA)を利用
して得たPAI樹脂が優れていることが見出された。
【0025】本発明に使用できる触媒としては、チオニ
ルクロライド(TC)、パラトルエンスルホニルクロラ
イド(TsCl)、スルフリルクロライド、シアヌルク
ロライド、三塩化リン等の有機または無機アシルハロゲ
ン化剤等があり、その中でもコストや性能上、チオニル
クロライドが優れている。
【0026】本発明で使用する反応媒体としては、有機
または無機のアシルハロゲン化剤と複合体を形成して、
アシル化を容易に誘起させる極性溶媒であって、NM
P、N−メチルイミダゾール(NMI)、N−エチルピ
ロリドン、N−フェニルピペリドン、N−メチルカプロ
ラクタム、N,N’−エチレンジピロリドン、ヘキサメ
チルリン酸トリアミド、N−エチルアルファピリドン、
N,N’−ジメチルアセトアミド、N,N’−ジメチル
プロピオンアミド等があり、最も優れた溶媒はNMP、
NMI、HMPA等である。
【0027】本発明に使用される酸受容体としては、三
級アミンとアルキレンオキシドなどを利用することがで
き、三級アミンとしてはピリジン(Py)、アルファー
ピコリン、2,6−ルチジン、トリエチルアミン(TE
A)などがあり、アルキレンオキシドとしてはプロピレ
ンオキシド(PO)、エチレンオキシド、ブチレンオキ
シドなどがある。 この酸受容体は、反応中生成するH
Clと反応して塩またはハロヒドリン化合物を生成し、
HClを除去するものである。 これらの使用量は、理
論的に計算されたHClのモルあたり1〜1.5モルで
ある。
【0028】本発明の製造方法においては、上記した芳
香族トリカルボン酸の1モルあたり0.5モルのジアミ
ンを使用してジイミドジカルボン酸を製造したのち、こ
れと同一のモル数のジアミンを反応させてPAI樹脂を
製造する。 このとき、ジアミンと同時に、あるいはジ
アミンを添加したのち、三級アミンまたはアルキレンオ
キシドを添加することができる。 反応物の濃度は5〜
50wt%、好ましくは10〜20wt%である。 5wt%
以下では経済性が低く、50wt%以上では作業がしにく
く、ゲル化が起る。 使用された触媒の使用量は単量体
のモル数を基準として170〜230モル%、とくに1
90〜210モル%が適切であって、この範囲外では、
重合反応の進行がほとんど見られない。 重合反応時の
反応温度は0〜100℃で、反応時間は0.5〜10時
間である。 とくに、常温ないし50℃の温度範囲で、
2時間以内の反応時間が好ましい。
【0029】
【作用】本発明により製造されたPAI樹脂は、30℃
においてDMAc0.5g/dLの濃度で測定した固有粘
度が0.1dL/g以上であって、目的により、成形用、
フィルム用およびコーティング用等に利用することがで
きる。 このようなPAI樹脂の製造方法は、製造工程
が簡単であって、単量体の確保および取扱いが容易であ
り、安価な触媒を使用することにより、原料の値段や製
造工程の費用面で有利であって、副反応による溶解度の
減少とタール状の物質等の混入による色相および物性の
劣化がなく、熱可塑性成形材料、とくに電気・電子、宇
宙・航空等先端産業の主要な耐熱構造材料だけでなく耐
熱塗料、耐熱シート、耐熱接着剤、耐熱スライド材料、
耐熱繊維および耐熱フィルムなど、広範囲に応用でき
る。
【0030】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明を詳しく説明す
る。
【0031】〔実施例1〕撹拌器、窒素流入口、温度調
節器および冷却器を備えた30リットル反応器中で、窒
素ガスを徐々に通過させながら、0.7kg(3.5モ
ル)のジアミノジフェニルエーテル、0.16kg(1.
5モル)のメタフェニレンジアミン、1.92kg(10
モル)の無水トリメリト酸および10リットルのNMP
を混合し、常温で撹拌した。 1時間後、2リットルの
キシレンを加え、180℃まで加熱して、反応中に生成
した水を共沸混合物としてディーン・スタークトラップ
を用いて除去して、ジイミドジカルボン酸混合物を製造
した。
【0032】さらに、撹拌器および窒素流入口を備えた
25リットル反応器中で、窒素ガスを通過させながら、
1.22kg(10.25モル)のチオニルクロライドと
10リットルのNMPとを混合し、5℃以下まで冷却し
た。 0.5〜1時間後、再び室温まで昇温させ、前記
のように製造されたジカルボン酸−NMP混合物が入っ
ている反応器に一度に加えた。 続いて、25℃で1時
間撹拌したのち、0.7kg(3.5モル)のジアミノジ
フェニルエーテル、0.16kg(1.5モル)のメタフ
ェニレンジアミンおよび1.25リットルのNMPを加
え、窒素ガスの存在下に常温で2時間反応を実施した。
反応混合物を、ブレンダー内で過剰量の蒸溜水を用
い、沈殿させ濾過することにより単離した。 単離した
重合体を水とメタノールにより数回洗浄したのち、12
0℃の真空乾燥機で24時間乾燥させることにより、黄
色粉末の重合体を得た。 前記のように製造したPAI
樹脂を0.5g/dLの濃度でDMAcに溶解させ、30
℃で測定した固有粘度は1.05dL/gであった。
また、製造したPAIをDMAcに固形分が10wt%に
なるように溶解し、ガラス板に塗布したのち、150
℃,250℃でそれぞれ1時間ずつ、さらに300℃で
10分間硬化させて、淡い黄褐色のPAIフィルムを製
造した。
【0033】〔実施例2〕実施例1と同じ反応器を用
い、反応溶媒としてNMPの代わりにNMIを使用し
て、ジカルボン酸を製造した。 かつ、撹拌器と窒素流
入口を備えた25リットル反応器中で、窒素ガスを通過
させながら1.90kg(10.0モル)のトシルクロラ
イドおよび10リットルのNMIを加え、10℃以下ま
で冷却した。1時間後、室温まで昇温させ、前記のよう
に製造したジイミドカルボン酸が入っている反応器に一
度に加えた。 続いて25℃で1時間撹拌したのち、
0.70kg(3.5モル)のジアミノジフェニルエーテ
ル、0.16kg(1.5モル)のメタフェニレンジアミ
ンおよび5リットルのNMIをこれに加え、実施例1と
同じ方法により粉末状態のPAI重合体を得た。 この
PAI重合体を0.5g/dLの濃度でDMAcに溶解し
て30℃で測定した固有粘度は、0.95dL/gであっ
た。
【0034】〔実施例3〕実施例1と同じ反応器に0.
63kg(3.15モル)のジアミノジフェニルエーテ
ル、0.15kg(1.35モル)のメタフェニレンジアミ
ン、1.73kg(9.0モル)の無水トリメリト酸およ
び10リットルのNMPを加え、常温で1時間撹拌し、
180℃まで加熱してイミド化させ、ジイミドジカルボ
ン酸混合物を製造した。
【0035】さらに、撹拌器および窒素流入口を備えた
25リットルの別の反応器中で、窒素ガスを通過させな
がら、1.10kg(9.23モル)のチオニルクロライ
ドおよび10リットルのNMPを加え、5℃以下まで冷
却した。 1時間後、室温まで昇温し、0.38kg(2
モル)の無水トリメリト酸とともに常温で1.5時間に
わたり撹拌した後、0.63kg(3.15モル)のジア
ミノジフェニルエーテルおよび0.15kg(1.35モ
ル)のメタフェニレンジアミンを加え、実施例1と同じ
方法により粉末状態のPAIを得た。 このPAIを
0.5g/dLの濃度でDMAcに溶解して測定した固有
粘度は、0.72dL/gであった。
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】[実施例4] 実施例1と同じ反応器を用い、反応溶媒としてNMPの
代わりにHMPAを使用してジカルボン酸を製造した。
また、撹拌機と窒素流入口を備えた25リットル反応器
中で、窒素ガスを流通させながら、1.18kg(10.
0モル)のチオニルクロライドを10リットルのHMP
Aに加え、5℃まで冷却した。1時間後、室温まで昇温
させ、前記のようにして製造したジイミドカルボン酸反
応物に一℃に加えた。続いて25℃で1時間撹拌したの
ち、0.70kg(3.5モル)ノジアミノジフェニルエ
ーテル、0.16kg(1.5モル)のメタフェニレンジ
アミンおよび5リットルのHMPAをさらに加え、7℃
で3時間にわたり反応させた。反応後、実施例1と同じ
方法により反応物を処理してPAIを得た。このPAI
を0.5g/dLの濃度でDMAcに溶解して30℃で測
定した固有粘度は、0.88dL/gであった。
【0041】[実施例5] 実施例1と同じ反応器を用い、同じ方法により、ジカル
ボン酸を製造した。また、撹拌機と窒素流入口を備えた
25リットル反応器中で、窒素ガスを流通させながら、
1.22kg(10.25モル)のチオニルクロライドを
10リットルのNMPに加え、5℃まで冷却した。1時
間後、室温まで昇温させ、前記のようにして製造したジ
イミドカルボン酸が入っている反応器に、反応物をいち
どに加えた。続いて25℃で1時間撹拌したのち、0.
70kg(3.5モル)のジアミノジフェニルエーテル、
0.16kg(1.5モル)のメタフェニレンジアミンお
よび5リットルのNMPをいちどに加えたのち、2.7
9リットル(20モル)のトリエチルアミンを徐々に加
え、反応温度を50℃以下に2時間維持させた。反応
後、冷却したのち、実施例1と同じ方法により反応物を
処理して、重合体を得た。製造したPAI樹脂を0.5
g/dLの濃度でDMAcに溶解して30℃で測定した固
有粘度は、1.52dL/gであった。
【0042】
【0043】〔比較例1〕実施例1と同一の反応器を用
い、同一の方法でジイミドジカルボン酸混合物を製造し
たのち、アシルハロゲン化剤を加えないで、20リット
ルのNMP、0.70kg(3.5モル)のジアミノジフ
ェニルエーテルおよび0.16kg(1.5モル)のメタ
フェニレンジアミンを加えて、常温で3時間反応後、実
施例1のように反応物を処理したが、求めるPAIを得
ることができなかった。
【0044】〔比較例2〕実施例1と同じ反応器と同じ
方法により、ジイミドジカルボン酸混合物を製造した。
25リットルの別の反応器中で、窒素ガスを通過させ
ながら、1.78kg(15.0モル)のチオニルクロラ
イドと10リットルのNMPとを混合し、5℃以下に冷
却し、1時間後、室温まで昇温させ、前記のように製造
したジイミドジカルボン酸混合物が入っている反応器
に、撹拌と同時に一度に加えた。 以下、実施例1と同
じ方法で反応混合物を処理したが、求めるPAI樹脂を
得ることができなかった。
【0045】〔比較例3〕溶媒としてN,N′−ジメチ
ルホルムアミド(DMF)を用いた以外は実施例1の過
程を繰り返し、PAI樹脂を製造した。 得られたPA
I樹脂を、0.5g/dLの濃度でDMAcに溶解して測
定した固有粘度は、0.09dL/gであった。
【0046】[比較例4] 実施例1と同じ反応器に1.00kg(5モル)のジアミ
ノジフェニルエーテル、1.92kg(10モル)の無水
トリメリト酸およびメタクレゾール12リットルを入
れ、撹拌しながら80〜90℃まで昇温した。約1時間
後、2リットルのトルエンを加え、160℃まで加熱し
て、反応中に生成した水を共沸混合物として除去した。
反応後、冷却して生成した沈殿物を濾過し、メタノール
およびアセトンで2〜3回洗浄した。120℃の減圧乾
燥器で24時間乾燥して、オキシ−ビス(N−(4−フ
ェニレン)−トリメリトイミド)[OBTI]2.67
kg(収率97.5%、mp:374℃)を得た。別に、
実施例1と同じ反応器に0.54kg(5モル)のメタフ
ェニレンジアミン、1.92kg(10モル)の無水トリ
メリト酸およびメタクレゾール18リットルを入れ、上
記と同じ方法によってメタ−フェニレン−ビス(N−ト
リメリトイミド)[BTI]2.05kg(収率0%、m
p:398℃)を得た。つぎに、撹拌機、窒素流入口お
よび冷却器を備えた30リットル反応器中で、窒素ガス
雰囲気下に、1.22kg(10.25モル)のチオニル
クロライドを10リットルのNMPに加え、5℃以下に
冷却した。1時間後、室温まで昇温させたのち、上記の
ようにして製造した1.72kg(3.5モル)のOBT
I、0.68kg(1.5モル)のBTIおよび10リッ
トルのNMPを加えて、常温で30分間撹拌した。続い
て0.7kg(3.5モル)のジアミノジフェニルエーテ
ル、0.16kg(1.5モル)のメタフェニレンジアミ
ンおよび1.25リットルのNMPを加えて、150℃
で2時間撹拌した。以下、実施例1と同じ方法により反
応物を処理して、PAI粉末を得た。このPAI粉末を
DMAcに溶解して測定した固有粘度は、0.35dL
/gであった。
【0047】製造したPAIの重合条件と物性とを表1
に整理した。 表1に示したように、本発明によればP
AIの粘度が0.60dL/g以上である高分子の重合体
を得ることができ、これはフィルム状に成形することが
容易である。 引張強度を測定したところ、その値は1
205〜1438kg/cm2 程度と、かなり優れた機械的
強度を示した。
【0048】さらに、製造したPAI樹脂の熱的特性を
評価するため、本発明では、TGA(thermogravimetric
analysis)およびDSC(differential scanning cal
ori-meter)を用い、熱安定度とガラス転移温度を測定し
た。 表1に示すように、DSCにより測定したPAI
樹脂のガラス転移温度は260〜285℃の範囲にあっ
て、商業化された代表的なPAI樹脂であるトルロンの
ガラス転移温度に類似する値を示した。
【0049】さらに、添付の図1にはトルロンおよび製
造したPAI樹脂中の一つである実施例3のPAI樹脂
のTGA曲線を示す。 本発明で製造したPAIの80
0℃での残存重量は52.5%で、10%重量減量温度
は480℃程度であって、トルロンの熱安定性と比較し
て劣らない、優れた熱安定性を示した。 なお、製造し
たPAIの分子量(数平均分子量、重量平均分子量、分
散度)を、次のような条件で測定した。 値は、ポリス
チレンを基準として計算した値である: 検出機:SP 8450 Varible UVディテクタ
(280nm) コラム:Tosoh社 TSK gel G6000HXL−GMHXL−G2500H
XL 溶 媒:DMF/0.03M LiBr/1 vol% T
HF 流 量:0.5ml/min 基 準:ポリスチレン 製造したPAIの溶融加工性を評価するため、本発明で
はRDS(Rheometrics Dynamic Spectrometer)法
を用いて、樹脂の溶融粘度を測定した。 その結果を添
付の図2および図3に示した。 測定条件は、粉末状の
PAI樹脂を加熱プレスにより平行板(直径25mm、厚
さ2mm)形状に成形したサンプルを使用し、330℃ま
で昇温させたのち、等温状態で、周波数を0.1〜50
0 rad/sで変化させながら溶融粘度を測定した。 この
とき、応力は10%の一定値とした。 温度の上昇によ
る溶融粘度の変化を観察するため、前記と同一形状のサ
ンプルについて300〜370℃の温度範囲で測定し
た。 その結果、同一条件下でのトルロンの溶融粘度よ
り低いか、または同等の溶融粘度を示し、良好な加工特
性を示した。
【0050】
【表1】 実施例 比較例 1 2 3 4 5 1 2 3 4 重合条件 無水トリメリト酸 10.0 10.0 9.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 10.0 ジアミン 5.0 5.0 4.5 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 ODA/m-PDA=7:3シ゛カルホ゛ン 酸分離 なし なし なし なし なし なし なし なし あり 末端キャッヒ゜ンク゛剤(モル) − − TMA 2.0 − − − − − −アシルハロケ゛ン 化剤 TC TsCl TC TsCl TC − TC TC TC (モル) 10.25 10.0 9.23 10.0 10.25 − 15.0 10.25 10.25 反応溶媒 NMP NMI NMP HMPA NMP NMP NMP DMF NMP (モル) 21.25 25 20.0 25.0 21.25 20.0 20.0 21.25 21.25 酸受容体(モル) − − − − TEA 20 − − − − ジアミン(モル) 5.0 5.0 4.5 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 ODA/m-PDA=7:3反応温度(℃) 25 25 25 70 25-50 25 25 25 150 ガラス転移点(℃)276 274 270 276 285 − − − 262 引張強度 1366 1350 1348 1336 1438 − − − 壊れ (kg/cm 2 ) 易い 固有粘度 (dL/g)DMAc 1.05 0.83 0.72 0.88 1.52 − − 0.09 0.35 分子量 Mn(×103) 4.52 3.96 3.40 4.01 5.23 − − 1.32 1.82 Mw(×103) 13.51 11.45 9.50 11.93 17.52 − − 7.66 13.3分散度(Mw/Mn) 2.99 2.89 2.80 2.98 3.35 − − 5.80 7.30
【0051】注)ODA :4,4′−ジアミノジフ
ェニルエーテル m−PDA:メタフェニレンジアミン TC :チオニルクロライド NMP :N−メチルピロリドン TMA :無水トリミリト酸 IPDA :イソホロンジアミン
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明により製造したPAI樹脂のTGA曲
線。
【図2】 本発明により製造したPAI樹脂と、既存の
トルロン樹脂との溶融粘度曲線を比較して示した図。
【図3】 本発明により製造したPAI樹脂と、既存の
トルロン樹脂との、温度に対する溶融粘度の変化を比較
して示した図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徐 東鶴 大韓民国大田広域市儒城区新成洞155 (72)発明者 李 美恵 大韓民国大田広域市儒城区新成洞155 (72)発明者 陳 文榮 大韓民国大田広域市儒城区田民洞464− 1 エキスポアパート302−1402 (56)参考文献 特開 平2−292332(JP,A) 特開 平8−48775(JP,A) 特開 平7−188412(JP,A) 特公 昭47−26394(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 73/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアミドイミド樹脂の製造方法であっ
    て、 1)反応媒体として、0〜10℃でアシルハロゲン化剤
    と複合体を形成してアシル化を容易にする極性溶媒を使
    用し、この極性溶媒中で芳香族無水トリカルボン酸とジ
    アミンとを反応させ、反応により生成する水を共沸的に
    除去しつつ縮合を進め、ジイミドジカルボン酸の極性溶
    媒溶液を用意すること、 2)別に、同じ極性溶媒に、中間体生成反応の触媒とな
    るアシルハロゲン化剤を、ジイミドジカルボン酸単量体
    のモルを基準として170〜230%に相当する量溶解
    させ、この溶液を10℃以下に冷却してアシルハロゲン
    化剤と極性溶媒との複合体を生成させたのち、常温まで
    昇温すること、 3)工程1の溶液に工程2からの溶液を混合し、常温で
    反応させて中間体を形成させることにより中間体の極性
    溶媒溶液を形成すること、および 4)工程3の中間体の極性溶媒溶液にジアミンを加えて
    直接重合反応させ、ポリアミドイミドとすること、 からなり、上記の工程1または2と工程3〜4とを一つ
    の容器の中で実施することを特徴とする製造方法。
  2. 【請求項2】 触媒として、チオニルクロライド、パラ
    トルエンスルホニルクロライド、スルフリルクロライ
    ド、シアヌルクロライドおよび三塩化リンからなるグル
    ープから選択したアシルハロゲン化剤を使用することを
    特徴とする請求項1に記載のポリアミドイミド樹脂の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 重合反応を、反応物の濃度5〜50重量
    %、温度0〜100℃で0.5〜10時間行なって、固
    有粘度(溶媒:DMAc、温度:30℃、濃度:0.5
    g/dL)が0.1〜2.5dL/gであるポリアミド
    イミド樹脂を得ることを特徴とする請求項1に記載のポ
    リアミドイミド樹脂の製造方法。
  4. 【請求項4】 反応媒体とする極性溶媒が、N−メチル
    ピロリドン、N−メチルイミダゾール、N−エチルピロ
    リドン、N−フェニルピペリドン、N−メチルカプロラ
    クタム、N,N’−エチレンジピロリドン、ヘキサメチ
    ルリン酸トリアミド、N−エチルアルファピリドン、
    N,N’−ジメチルアセトアミドおよびN,N’−ジメ
    チルプロピオンアミドから選んだものであることを特徴
    とする請求項1に記載のポリアミドイミド樹脂の製造方
    法。
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