JP3102912B2 - 間仕切り壁構造 - Google Patents
間仕切り壁構造Info
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- JP3102912B2 JP3102912B2 JP03161166A JP16116691A JP3102912B2 JP 3102912 B2 JP3102912 B2 JP 3102912B2 JP 03161166 A JP03161166 A JP 03161166A JP 16116691 A JP16116691 A JP 16116691A JP 3102912 B2 JP3102912 B2 JP 3102912B2
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- Japan
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- runner
- partition wall
- heat insulating
- insulating material
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐火間仕切り壁の構造
に関し、更に詳しくは耐火間仕切り壁を取りつけるため
のランナーの耐火被覆構造に関するものである。
に関し、更に詳しくは耐火間仕切り壁を取りつけるため
のランナーの耐火被覆構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】RC造、SRC造などの建築で、ALC
などの耐火間仕切り壁を用いて間仕切りを行なう際、天
井にランナーを取付け、これに間仕切り壁をはさみこん
で固定している。ところが、支持しているランナーを耐
火構造とするため、ランナーが露出している部分につい
ては吹き付けロックウール、あるいは、ロックウールや
珪酸カルシウム板などの不燃断熱材成形品を接着して被
覆を行なっていた。例えば、図4に示すように、コの字
型の断面を持つランナー11を天井面1に取りつけ、す
き間に耐火目地材を充填し、そのランナーに間仕切り壁
を取りつけた後、成形されたロックウールを前記ランナ
ーの両側面に接着していた。また、実開昭60−146110の
ように、2枚の間仕切り壁の間にランナーをはさみこん
で、不燃断熱材を固定するようなものも存在している。
などの耐火間仕切り壁を用いて間仕切りを行なう際、天
井にランナーを取付け、これに間仕切り壁をはさみこん
で固定している。ところが、支持しているランナーを耐
火構造とするため、ランナーが露出している部分につい
ては吹き付けロックウール、あるいは、ロックウールや
珪酸カルシウム板などの不燃断熱材成形品を接着して被
覆を行なっていた。例えば、図4に示すように、コの字
型の断面を持つランナー11を天井面1に取りつけ、す
き間に耐火目地材を充填し、そのランナーに間仕切り壁
を取りつけた後、成形されたロックウールを前記ランナ
ーの両側面に接着していた。また、実開昭60−146110の
ように、2枚の間仕切り壁の間にランナーをはさみこん
で、不燃断熱材を固定するようなものも存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、吹きつけ工法
は、全ての部分について可能なわけではない。また、不
燃断熱材成形品を取付ける場合は施工が容易ではなく、
落下する恐れもあり、施工性、安全性に問題があった。
以上の点に鑑み、本発明は不燃断熱材の取付けが容易で
安全性の高い耐火被覆構造を提供することを課題とする
ものである。
は、全ての部分について可能なわけではない。また、不
燃断熱材成形品を取付ける場合は施工が容易ではなく、
落下する恐れもあり、施工性、安全性に問題があった。
以上の点に鑑み、本発明は不燃断熱材の取付けが容易で
安全性の高い耐火被覆構造を提供することを課題とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】天板と該天板から垂下し
ている一対の側板と、側板の少なくとも一方の端部に前
記天板と平行に突出した支持片を具備したランナーを有
し、該ランナーが天井面に取りつけられ、前記支持片と
前記天井面との間に不燃断熱材が取り付け金具によって
固定され、前記一対の側板内に間仕切り壁上部が支持さ
れていることを特徴とする間仕切り壁構造。
ている一対の側板と、側板の少なくとも一方の端部に前
記天板と平行に突出した支持片を具備したランナーを有
し、該ランナーが天井面に取りつけられ、前記支持片と
前記天井面との間に不燃断熱材が取り付け金具によって
固定され、前記一対の側板内に間仕切り壁上部が支持さ
れていることを特徴とする間仕切り壁構造。
【0005】
【作用】以上のような構成にしたことにより、不燃断熱
材をランナーに先付けすることが可能になり、取付けが
容易となってコストも安くなる。また取付け後の落下の
心配もなく、耐火性能も満足するようになった。
材をランナーに先付けすることが可能になり、取付けが
容易となってコストも安くなる。また取付け後の落下の
心配もなく、耐火性能も満足するようになった。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明す
る。図1は、本発明の実施例を示す図であり、吹きつけ
ロックウールが片側にしかできない場合、反対側を不燃
断熱材の固定によって被覆したものである。図中の符号
1は天井面、2は取り付け金具、3は不燃断熱材、4は
ランナー、5は間仕切り壁、6は発射ピン、7は耐火目
地材、8は吹きつけロックウールを示している。図2
は、図1のランナーの斜視図である。
る。図1は、本発明の実施例を示す図であり、吹きつけ
ロックウールが片側にしかできない場合、反対側を不燃
断熱材の固定によって被覆したものである。図中の符号
1は天井面、2は取り付け金具、3は不燃断熱材、4は
ランナー、5は間仕切り壁、6は発射ピン、7は耐火目
地材、8は吹きつけロックウールを示している。図2
は、図1のランナーの斜視図である。
【0007】ここでいうランナー4は、従来の断面がコ
の字型ランナーの一端を天井面と平行になるように支持
片を突出させたもので、本実施例では厚さ2.3mm の鋼材
を用いた。不燃断熱材3には、例えばセラミックボー
ド、ロックウールなどを用いることができる。ランナー
4に取りつけるためにランナーの長さおよび幅に切りそ
ろえ、ボルト等で固定する時にはそれが通るよう穴を開
ける。本実施例では面密度200kg/m3 のロックウール
を縦50mm、横25mm、長さ600mmに成形した。
の字型ランナーの一端を天井面と平行になるように支持
片を突出させたもので、本実施例では厚さ2.3mm の鋼材
を用いた。不燃断熱材3には、例えばセラミックボー
ド、ロックウールなどを用いることができる。ランナー
4に取りつけるためにランナーの長さおよび幅に切りそ
ろえ、ボルト等で固定する時にはそれが通るよう穴を開
ける。本実施例では面密度200kg/m3 のロックウール
を縦50mm、横25mm、長さ600mmに成形した。
【0008】ここで取付け金具には、例えばボルト、ナ
ット、タッピングビスなどを用いることができる。ボル
トで不燃断熱材を固定する時はボルトを通すようにラン
ナー4に穴をあける。本実施例では、直径6mm、長さ3
0mmのボルトを用い、300〜600mmの間隔でロック
ウールを固定した。なお、間仕切り壁5にはALCを用
いた。
ット、タッピングビスなどを用いることができる。ボル
トで不燃断熱材を固定する時はボルトを通すようにラン
ナー4に穴をあける。本実施例では、直径6mm、長さ3
0mmのボルトを用い、300〜600mmの間隔でロック
ウールを固定した。なお、間仕切り壁5にはALCを用
いた。
【0009】次に施工順序を説明する。 1.まず、図2のようにランナー4に不燃断熱材3を取
付け金具2で固定する。 2.次に、天井面1にランナーを発射ピン6で固定す
る。 3.最後に、耐火目地材7、間仕切り壁3をランナーを
順にはめこみ、下部を固定する。
付け金具2で固定する。 2.次に、天井面1にランナーを発射ピン6で固定す
る。 3.最後に、耐火目地材7、間仕切り壁3をランナーを
順にはめこみ、下部を固定する。
【0010】間仕切り壁5の両側面とも吹き付け工法に
よる耐火被覆が不可能な場合には、両側面に不燃断熱材
を固定する必要がある。図3はこのような場合に適した
実施例を示すもので、図1および図2と同様の構成のも
のには同じ番号を付与し詳細の説明を省略した。図にお
いて本実施例のランナー11は、支持片を両端に施してハ
ット型の断面をもつようにし、不燃断熱材3を両側に固
定して、ランナー11が間仕切り壁3を支持するようにな
されたものである。
よる耐火被覆が不可能な場合には、両側面に不燃断熱材
を固定する必要がある。図3はこのような場合に適した
実施例を示すもので、図1および図2と同様の構成のも
のには同じ番号を付与し詳細の説明を省略した。図にお
いて本実施例のランナー11は、支持片を両端に施してハ
ット型の断面をもつようにし、不燃断熱材3を両側に固
定して、ランナー11が間仕切り壁3を支持するようにな
されたものである。
【0011】
【発明の効果】本発明の構造によりランナー被覆によっ
て生ずる工程のロスや危険性、コストを解消することが
でき、また耐火性能も満足するものとなる。
て生ずる工程のロスや危険性、コストを解消することが
でき、また耐火性能も満足するものとなる。
【図1】本発明の間仕切り壁の一部切り欠き断面図であ
る。
る。
【図2】本発明のランナーの斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例による一部切り欠き断面図
である。
である。
【図4】従来の間仕切り壁による一部切り欠き断面図で
ある。
ある。
1.天井面 2.ボルト 3.ロックウール 4.ランナー 5.間仕切り壁 6.発射ピン 9.セラミックボード 10.ナット 11.ランナー 12. ランナー
Claims (1)
- 【請求項1】天板と該天板から垂下している一対の側板
と、側板の少なくとも一方の端部に前記天板と平行に突
出した支持片を具備したランナーを有し、該ランナーが
天井面に取りつけられ、前記支持片と前記天井面との間
に不燃断熱材が取り付け金具によって固定され、前記一
対の側板内に間仕切り壁上部が支持されていることを特
徴とする間仕切り壁構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03161166A JP3102912B2 (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 間仕切り壁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03161166A JP3102912B2 (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 間仕切り壁構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH059993A JPH059993A (ja) | 1993-01-19 |
JP3102912B2 true JP3102912B2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=15729855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03161166A Expired - Fee Related JP3102912B2 (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 間仕切り壁構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3102912B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7273553B2 (ja) * | 2019-03-14 | 2023-05-15 | 日鉄鋼板株式会社 | 建築パネル、建築パネルユニット、建築パネルの取付構造 |
-
1991
- 1991-07-02 JP JP03161166A patent/JP3102912B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH059993A (ja) | 1993-01-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000808 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090825 Year of fee payment: 9 |
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