JP3102778U - 床板材の接合端面構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 各床板材同士の接合部分の密着性を高めて接合部分の防水性を高め、しかも各床板材同士の接合作業が接着剤などを使用することなく簡単に行え、さらにその組み外し作業も簡単に行うことができ、また接合端面構造の素材をプラスチック等の防水素材にすることにより防水性を更に高めることのできる床板材の接合端面構造を提供することにある。
【解決手段】 床板材1の接合端面側に装着溝4を形成し、装着溝4に雄型係合片2と該雄型係合片2と雌雄係合する雌型係合片3とを相対する側に装着し、雄型係合片2を主係合凸部21、表面側接触部22、副係合凹部23、溝挿入部24、溝挿入奥部25、溝挿入係止部26、裏面側溝前面部27などで構成し、雌型係合片3を主係合凹部31、表面側接触部32、裏面側主係合凹部側枠部、副係合凸部34、溝挿入部35、溝挿入奥部36、溝挿入係止部37、裏面側溝前面部38などで構成した。
【選択図】 図1
【解決手段】 床板材1の接合端面側に装着溝4を形成し、装着溝4に雄型係合片2と該雄型係合片2と雌雄係合する雌型係合片3とを相対する側に装着し、雄型係合片2を主係合凸部21、表面側接触部22、副係合凹部23、溝挿入部24、溝挿入奥部25、溝挿入係止部26、裏面側溝前面部27などで構成し、雌型係合片3を主係合凹部31、表面側接触部32、裏面側主係合凹部側枠部、副係合凸部34、溝挿入部35、溝挿入奥部36、溝挿入係止部37、裏面側溝前面部38などで構成した。
【選択図】 図1
Description
この考案は、床板材同士を接合する場合における各床板材の接合端面構造に係り、特に、各床板材同士の接合部分の密着性を高めて接合部分の防水性を高める床板材の接合端面構造に関するものである。
床板材の表面には防水加工されたものがある。防水加工は広いサイズの床板材の表面に防水樹脂をしみ込ませて行われ、その後広いサイズの床板材を所定のサイズに切断している。このため、切断後の各床板材は、表面は防水加工されているが切断端面には防水加工されていない。この場合、切断後の各床板材の切断端面に防水樹脂をしみ込ませることが考えられるが、簡単に行うことができず、コストが非常に高くなる。その結果、床板材は表面は防水性があるが、床板材の切断端面つまり各床板材同士を接合する場合に接合箇所となる接合端面には防水性がない。
一方、各床板材同士を現場で接合する場合に各床板材同士の接合作業が簡単にしかも良好に行えるように、各床板材の接合端面には各々雄型係合片と雌型係合片が取り付けられ、雌雄係合により簡単に接合する構造になっているものがある。
一方、各床板材同士を現場で接合する場合に各床板材同士の接合作業が簡単にしかも良好に行えるように、各床板材の接合端面には各々雄型係合片と雌型係合片が取り付けられ、雌雄係合により簡単に接合する構造になっているものがある。
しかしながら、表面に防水加工され接合端面に各々雄型係合片と雌型係合片が取り付けられた床板材同士を接合した場合、各床板材同士の接合部分の防水性が十分でないという問題があった。
この考案は、上記のような課題に鑑み、その課題を解決すべく創案されたものであって、その目的とするところは、各床板材同士の接合部分の密着性を高めて接合部分の防水性を高め、しかも各床板材同士の接合作業が接着剤などを使用することなく簡単に行え、さらにその組み外し作業も簡単に行うことができ、また接合端面構造の素材をプラスチック等の防水素材にすることにより防水性を更に高めることのできる床板材の接合端面構造を提供することにある。
以上の目的を達成するために、請求項1の考案は、方形状の板状の床板材の接合端面側に装着溝を各々形成し、相対する装着溝の一方に雄型係合片を装着し他方に雄型係合片と雌雄係合する雌型係合片を装着する床板材の接合端面構造において、床板材の表面側の接合端面側に床板材同士の接合時に相互に密着する表面側接触面を形成すると共に表面側接触面の高さを床板材の表面側にしみ込ませる防水材のしみ込み高さとし、表面側接触面の下端から装着溝を接合端面に形成し、床板材の裏面側の接合端面側に上記表面側接触面の位置より後方側に位置する裏面側前端面を形成し、床板材同士の接合時に双方の裏面側前端面同士の間に所定の間隔を空け、前記雄型係合片を、少なくとも、上記装着溝から前方に突出する主係合凸部と、主係合凸部の後部の上記表面側接触面寄りに位置し一部が表面側接触面と略同一面にあり且つ該表面側接触面より前方に突出しない前端面を有する表面側接触部と、主係合凸部の後部の表面側接触部の反対面側に位置し床板材の裏面側に向けて開口しその内側前端面が略垂直面に近い面を有する副係合凹部と、主係合凸部の後方側に位置する溝挿入部と、上記裏面側前端面の前方に位置する裏面側溝前面部とから構成し、前記雌型係合片を、少なくとも、上記主係合凸部が挿入係止される主係合凹部と、主係合凹部の前部の上記表面側接触面寄りに位置し一部が表面側接触面と略同一面にあり且つ該表面側接触面より前方に突出しない前端面を有する表面側接触部と、主係合凹部の裏面側寄り側枠を構成し且つその前方側に突出し弾力性を有する裏面側主係合凹部側枠部と、主係合凹部の出入口側の裏面側主係合凹部側枠部に表面側に向けて突起し上記副係合凹部に係合されその後端面が上記副係合凹部の内側前端面と略同一傾斜角度を有する副係合凸部と、主係合凹部の一部を含み及びその後方側に位置する溝挿入部と、上記裏面側前端面の前方に位置する裏面側溝前面部とから構成し、前記装着溝の内面形状を前記雄型係合片及び雌型係合片の外形形状に対応する形状にした手段よりなるものである。
また、請求項2の考案は、方形状の板状の床板材の接合端面側に装着溝を各々形成し、相対する装着溝の一方に雄型係合片を装着し他方に雄型係合片と雌雄係合する雌型係合片を装着する床板材の接合端面構造において、床板材の表面側の接合端面側に床板材同士の接合時に相互に密着する表面側接触面を形成すると共に表面側接触面の高さを床板材の表面側にしみ込ませる防水材のしみ込み高さとし、表面側接触面の下端から装着溝を接合端面に形成し、床板材の裏面側の接合端面側に上記表面側接触面の位置より後方側に位置する裏面側前端面を形成し、床板材同士の接合時に双方の裏面側前端面同士の間に所定の間隔を空け、前記雄型係合片を、上記装着溝から前方に突出しその表面側突出側面と裏面側突出側面とが床板材の表面側及び裏面側と平行な主係合凸部と、主係合凸部の後部の上記表面側接触面寄りに位置し一部が表面側接触面と略同一面にあり且つ該表面側接触面より前方に突出しない前端面を有しその後部側が床板材の表面側から離れる方向に傾斜する傾斜面を有する表面側接触部と、主係合凸部の後部の表面側接触部の反対面側に位置し床板材の裏面側に向けて開口しその内側前端面が略垂直面に近い面を有する副係合凹部と、主係合凸部の後方側に位置し床板材の表面側及び裏面側と平行な表面側側面と裏面側側面を有する溝挿入部と、床板材の裏面側寄り溝挿入部の後方に位置し床板材の表面側及び裏面側と平行な表面側側面と裏面側側面を有する溝挿入奥部と、溝挿入部の裏面側側面及び溝挿入奥部の裏面側側面の境界部分に床板材の裏面側に向けてV字型に突起する溝挿入係止部と、上記裏面側前端面の前方に位置する裏面側溝前面部とから構成し、前記雌型係合片を、上記主係合凸部が挿入係止されその表面側内部側面と裏面側内部側面とが床板材の表面側及び裏面側と平行な主係合凹部と、主係合凹部の前部の上記表面側接触面寄りに位置し一部が表面側接触面と略同一面にあり且つ該表面側接触面より前方に突出しない前端面を有しその後部側が床板材の表面側から離れる方向に傾斜する傾斜面を有する表面側接触部と、主係合凹部の裏面側寄り側枠を構成し且つその前方側に突出し弾力性を有する裏面側主係合凹部側枠部と、主係合凹部の出入口側の裏面側主係合凹部側枠部に表面側に向けて突起し上記副係合凹部に係合されその後端面が上記副係合凹部の内側前端面と略同一傾斜角度を有する副係合凸部と、主係合凹部の一部を含み及びその後方側に位置し床板材の表面側及び裏面側と平行な表面側側面と裏面側側面を有する溝挿入部と、床板材の裏面側寄り溝挿入部の後方に位置し床板材の表面側及び裏面側と平行な表面側側面と裏面側側面を有する溝挿入奥部と、溝挿入部の裏面側側面及び溝挿入奥部の裏面側側面の境界部分に床板材の裏面側に向けてV字型に突起する溝挿入係止部と、上記裏面側前端面の前方に位置する裏面側溝前面部とから構成し、前記装着溝の内面形状を前記雄型係合片及び雌型係合片の外形形状に対応する同一形状にした手段よりなるものである。
以上の記載より明らかなように、この考案に係る床板材の接合端面構造によれば、各床板材同士の接合部分の密着性を高めて接合部分の防水性を高めることができる。しかも各床板材同士の接合作業が接着剤などを使用することなく簡単に行うことができる。さらに接着剤によって各床板材同士を接合していないため、各床板材同士の組み外し作業も簡単に行うことができる等、極めて実用的有益なる効果を奏するものである。
以下、図面に記載の考案を実施するための最良の形態に基づいて、この考案をより具体的に説明する。
ここで、図1は床板材の接合端面側の装着溝に装着された雄型係合片と雌型係合片の雌雄係合状態を示す断面図、図2は床板材の平面図、図3は雄型係合片の断面図、図4は雌型係合片の断面図、図5は床板材の接合端面側に形成された装着溝の断面図、図6(A)〜(D)は床板材同士の接合過程を示す断面図、図7(A)〜(D)は床板材同士の組み外し過程を示す断面図である。
ここで、図1は床板材の接合端面側の装着溝に装着された雄型係合片と雌型係合片の雌雄係合状態を示す断面図、図2は床板材の平面図、図3は雄型係合片の断面図、図4は雌型係合片の断面図、図5は床板材の接合端面側に形成された装着溝の断面図、図6(A)〜(D)は床板材同士の接合過程を示す断面図、図7(A)〜(D)は床板材同士の組み外し過程を示す断面図である。
図において、床板材1は平面から見て方形状例えば長方形の板状の形状からなり、床板材1の表面側11には防水材としての例えば防水樹脂をしみ込ませて防水加工されている。床板材1の表面側11は床に床板材1を敷設した場合には床板材1の上面となる部分である。また、床板材1の裏面側12は床に床板材1を敷設した場合には床板材1の下面となる部分であるが、この裏面側12には必要に応じて適宜防水シートが貼り付けられる。
例えば長方形の板状の形状からなる床板材1の4つの接合端面側1aには雌雄係合する雄型係合片2と雌型係合片3とが装着される装着溝4が各々形成されている。このうち、互いに相対する平行な接合端面側1aに形成された装着溝4の一方には雌雄係合用の雄型係合片2が装着溝4に沿って装着され、他方には雄型係合片2と雌雄係合する雌型係合片3が装着溝4に沿って装着されている。
床板材1の接合端面側1aの装着溝4に装着された雄型係合片2は隣設される隣の床板材1の接合端面側1aの装着溝4に装着された雌型係合片3と雌雄係合して接合する構造になっている。同様に床板材1の接合端面側1aに形成された雌型係合片3は隣設される隣の床板材1の接合端面側1aの装着溝4に装着された雄型係合片2と雌雄係合して接合する構造になっている。
雄型係合片2は、雌型係合片3の主係合凹部31に挿入して雌雄係合する主係合凸部21、図で主係合凸部21の後部の上部側に位置する表面側接触部22、図で主係合凸部21の後部の下部側に位置する副係合凹部23、主係合凸部21の後方側に位置する溝挿入部24、溝挿入部24の後部の溝挿入奥部25、溝挿入係止部26、裏面側溝前面部27などから構成されている。この雄型係合片2は例えばプラスチック材から造られる。
主係合凸部21は雌型係合片3の主係合凹部31に挿入して雌雄係合する部分である。主係合凸部21は装着溝4より前方に突出する箇所に位置しており、図において、主係合凸部21の上面側となる表面側突出側面21aと、主係合凸部21の下面側となる裏面側突出側面21bとは表面側11や裏面側12と平行面になるようにそれぞれ形成されている。主係合凸部21の最も突出する前端面21cは図において上側となる表面側突出側面21aの前端側から下側となる裏面側突出側面21bの前端側に向かって斜め下向きに急傾斜した傾斜面に形成されている。前端面21cの上端側及び下端側は円弧状の丸みを帯びた形状に形成されている。主係合凸部21は側面から見て横長な形状をしている。
表面側11寄りの装着溝4の内部に位置する表面側接触部22は、図において主係合凸部21の後部の上部側に位置している。表面側接触部22の前端面22aは、最も表面側11寄りとなる上端が表面側11の前端面となる表面側接触面11と同一面内に位置しており、主係合凸部21側に向かってつまり図で下側に向かって少し装着溝4の内部側寄りに引っ込む内向き傾斜面に形成されている。又前端面22aの下端側つまり主係合凸部21の表面側突出側面21aの後端側と交わる側は凹型の円弧状の丸みを帯びた形状に形成されている。上部表面側接触部22はその前端面22aの最も表面側11寄りとなる上端側が、雌型係合片3と雌雄係合時に雌型係合片3の表面側接触部の前端面の最も表面側11寄りとなる上端側と接触する。図で表面側接触部22の上部側つまり装着溝4の内面側と面する側のうち、最も表面側11寄りのとなる上端部分は円弧状の丸みを帯び、後方つまり装着溝4の内部側に向かって図で斜め下向きに傾斜する傾斜面22bに形成されている。
表面側11と裏面側12の中間部位に位置する副係合凹部23は、雌型係合片3の副係合凸部が挿入して雌雄係合する部分で、図において主係合凸部21の後部の下部側に形成されている。副係合凹部23は裏面側12に臨む側つまり図では下側に向けて開口している。副係合凹部23の内側前端面23aは、主係合凸部21の裏面側突出側面21bとの接点となる下端が表面側11の前端面となる表面側接触面11aと略同一面内に位置しており、表面側11に向かってつまり図で上側に向かって少し装着溝4の内部側寄りの傾斜面に形成されている。図で内部上面となる副係合凹部23の奥端面23bは表面側11や裏面側12と平行になるように形成されている。図で内部後部傾斜面となる副係合凹部23の後部傾斜面23cは、後方つまり装着溝4の内部側に向かって図で斜め下向きに傾斜する傾斜面に形成されている。
表面側11と裏面側12との中間部位の装着溝4の内部に位置する溝挿入部24は、装着溝4の内部に挿入されて保持される部分で、図において主係合凸部21、表面側接触部22及び副係合凹部23の後方に形成されている。溝挿入部24には、図で上部側となる表面側11寄り部分に表面側11に平行な表面側側面24aが形成されている。表面側側面24aはその前端が前記表面側接触部22の傾斜面22bの後端と接している。溝挿入部24の後部側のうち、図で上側となる傾斜面22bの後端と接する表面側11寄り側部分は、装着溝4の内部側に向かって僅かに傾斜する傾斜面24bに形成されている。即ち、傾斜面24bは図で上端から下端に向かって僅かに装着溝4の内部側に傾斜している。図で表面側側面24aの後端と傾斜面24bの上端とが接する部分は円弧状の丸みを帯びた形状に形成されている。溝挿入部24には、図で下部側となる裏面側12寄り側部分に裏面側12に平行な裏面側側面24cが形成されている。
また、溝挿入部24の後部側のうち、図で下側となる裏面側12寄り側部分には、装着溝4の内部側に向かって突起する溝挿入奥部25が形成されている。溝挿入奥部25には、図で上部側となる表面側11と裏面側12の中間部分に表面側11及び裏面側12に平行な表面側側面25aが形成されている。表面側側面25aはその前端が前記傾斜面24bの下端と接している。装着溝4の奥端側となる溝挿入奥部25の後端面25bは、後方つまり装着溝4の奥側に向かって円弧型V字状に形成されている。また、溝挿入奥部25には、図で下部側となる裏面側12寄り側部分に裏面側12に平行な裏面側側面25cが形成されている。この裏面側側面25cは前記溝挿入部24の裏面側側面24cと同一平面にある。
溝挿入奥部25の裏面側側面25cと溝挿入部24の裏面側側面24cとの境界部分には、裏面側12に向けてV字型に突起する溝挿入係止部26が形成されている。溝挿入係止部26は装着溝4の側面に形成された係止凹部に係止されて雄型係合片2が装着溝4から抜け出るのを防ぐ機能を果たす。
裏面側溝前面部27は裏面側12の裏面側前端面12aの前方に位置している。図において裏面側溝前面部27は溝挿入部24の下側に位置している。裏面側溝前面部27の前端面27aは表面側11及び裏面側12に直角な垂直平面に形成されている。図で前端面27aの上端は副係合凹部23の後方側の裏面側突出側面21bと同一平面の後端と接しており、この接する部分は凹型の円弧状の丸みを帯びた形状に形成されている。この裏面側溝前面部27の前端面27aは、表面側接触部22の前端面22aより後方に位置していて、表面側接触部22の傾斜面22bの後端と溝挿入部24の表面側側面24aの前端が接する位置と略同じ垂直平面(表面側11及び裏面側12に直角な垂直平面)に位置している。また、図で下端面となる裏面側溝前面部27の先端面27bは裏面側12と同一面になるように形成されている。裏面側溝前面部27の後端面27cは裏面側前端面12aに面しており、裏面側前端面12aと平行な面に形成されている。
雌型係合片3は、雄型係合片2の主係合凸部21が挿入して雌雄係合する主係合凹部31、図で主係合凹部31の前部の上部側に位置する表面側接触部32、図で主係合凹部31の前半部側及びその前方側部分に位置する裏面側主係合凹部側枠部33、裏面側主係合凹部側枠部33の前部側に位置する副係合凸部34、主係合凹部31の後部及びその後方側に位置する溝挿入部35、溝挿入部35の後部の溝挿入奥部36、溝挿入係止部37、裏面側溝前面部38などから構成されている。この雌型係合片3は例えばプラスチック材から造られる。
主係合凹部31は雄型係合片2の主係合凸部21が挿入して雌雄係合する部分である。主係合凹部31は表面側11の前端面である表面側接触面11aより装着溝4の内部側に引っ込む箇所に位置しており、図において、主係合凹部31の内部上面側となる表面側内部側面31aの後半側と、主係合凹部31の内部下面側となる裏面側内部側面31bとは表面側11や裏面側12と平行面になるようにそれぞれ形成されている。表面側内部側面31aの後半側と裏面側内部側面31bとの間隔は主係合凸部21の表面側突出側面21aと裏面側突出側面21bとの間隔より僅かに大きい程度である。表面側内部側面31aの前半側は僅かに表面側11に向かって傾斜拡大していて、主係合凸部21が挿入し易いようになっている。主係合凹部31の内部奥端面31cは図において上側となる表面側内部側面31aの後端側から下側となる裏面側内部側面31bの後端側に向かって斜め下向きに急傾斜した傾斜面に形成されている。内部奥端面31cの上端側及び下端側は円弧状の丸みを帯びた形状に形成されている。主係合凹部31は側面から見て横長な穴形状をしている。
表面側11寄りの装着溝4の内部に位置する表面側接触部32は、図において主係合凹部31の前部の上部側に位置している。表面側接触部32の前端面32aは、最も表面側11寄りとなる上端が表面側11の前端面となる表面側接触面11と同一面内に位置しており、主係合凹部31側に向かってつまり図で下側に向かって少し装着溝4の内部側寄りに引っ込む内向き傾斜面に形成されている。又前端面32aの下端側つまり主係合凹部31の表面側内部側面31aの前端と接する側は円弧状の丸みを帯びた形状に形成されている。表面側接触部32はその前端面32aの最も表面側11寄りとなる上端側が、雄型係合片2と雌雄係合時に雄型係合片2の表面側接触部22の前端面22aの最も表面側11寄りとなる上端側と接触する。図で表面側接触部32の上部側つまり装着溝4の内面側と面する側のうち、最も表面側11寄りのとなる上端部分は円弧状の丸みを帯び、後方つまり装着溝4の内部側に向かって図で斜め下向きに傾斜する傾斜面32bに形成されている。
裏面側主係合凹部側枠部33は、図で主係合凹部31の下部の前半側及びその前方側を構成する枠であり、図で裏面側主係合凹部側枠部33の上面は主係合凹部31の裏面側内部側面31bを構成している。裏面側主係合凹部側枠部33はその前半側が装着溝4より前方に突出している。裏面側主係合凹部側枠部33はその根元側を中心に裏面側12に開き又閉じる弾性を有していて、この裏面側主係合凹部側枠部33が開閉することによって、雄型係合片2の主係合凸部21が主係合凹部31の内部に挿入及びその内部から抜け出ることが出来る構造になっている。
弾性を有する裏面側主係合凹部側枠部33の前半の装着溝4より突出する箇所には副係合凸部34が形成されている。副係合凸部34は裏面側主係合凹部側枠部33の上面となる裏面側内部側面31bから表面側11に向けてつまり図で上側に向けて突出形成されている。この副係合凸部34は雄型係合片2に形成された副係合凹部23に挿入して雌雄係合する部分である。副係合凸部34の後端面34aは、主係合凹部31の裏面側内部側面31bとの接点となる下端が表面側11の前端面となる表面側接触面11と略同一面内に位置しており、表面側11に向かってつまり図で上側に向かって少し装着溝4から外側寄りの傾斜面に形成されている。図で上面となる副係合凸部34の凸側面34bは表面側11や裏面側12と平行になるように形成されている。図で前部傾斜面となる副係合凸部34の前部傾斜面34cは、前方つまり装着溝4の外側に向かって図で斜め下向きに傾斜する傾斜面に形成されている。
表面側11と裏面側12との中間部位の装着溝4の内部に位置する溝挿入部35は、装着溝4の内部に挿入されて保持される部分で、図において表面側接触部32及び副係合凸部34の後方に形成されている。この溝挿入部35の内部には前記主係合凹部31の前半側が挿入して形成されている。溝挿入部35には、図で上部側となる表面側11寄り部分に表面側11に平行な表面側側面35aが形成されている。表面側側面35aはその前端が前記表面側接触部32の傾斜面32bの後端と接している。溝挿入部35の後部側のうち、図で上側となる傾斜面32bの後端と接する表面側11寄り側部分は、装着溝4の内部側に向かって僅かに傾斜する傾斜面35bに形成されている。即ち、傾斜面35bは図で上端から下端に向かって僅かに装着溝4の内部側に傾斜している。図で表面側側面35aの後端と傾斜面35bの上端とが接する部分は円弧状の丸みを帯びた形状に形成されている。溝挿入部35には、図で下部側となる裏面側12寄り側部分に裏面側12に平行な裏面側側面35cが形成されている。
また、溝挿入部35の後部側のうち、図で下側となる裏面側12寄り側部分には、装着溝4の内部側に向かって突起する溝挿入奥部36が形成されている。溝挿入奥部36には、図で上部側となる表面側11と裏面側12の中間部分に表面側11及び裏面側12に平行な表面側側面36aが形成されている。表面側側面36aはその前端が前記傾斜面35bの下端と接している。装着溝4の奥端側となる溝挿入奥部36の後端面36bは、後方つまり装着溝4の奥側に向かって円弧型V字状に形成されている。また、溝挿入奥部36には、図で下部側となる裏面側12寄り側部分に裏面側12に平行な裏面側側面36cが形成されている。この裏面側側面36cは前記溝挿入部35の裏面側側面35cと同一平面にある。
溝挿入奥部36の裏面側側面36cと溝挿入部35の裏面側側面35cとの境界部分には、裏面側12に向けてV字型に突起する溝挿入係止部37が形成されている。溝挿入係止部37は装着溝4の側面に形成された係止凹部に係止されて雌型係合片3が装着溝4から抜け出るのを防ぐ機能を果たす。
裏面側溝前面部38は裏面側前端面12aの前方に位置している。図において裏面側溝前面部38は溝挿入部35の下側に位置している。裏面側溝前面部38の前端面38aは表面側11及び裏面側12に直角な垂直平面に形成されている。図で前端面38aの上端は裏面側主係合凹部側枠部33の後端と接しており、この接する部分は凹型の円弧状の丸みを帯びた形状に形成されている。この裏面側溝前面部38の前端面38aは、表面側接触部32の前端面32aより後方に位置している。また、図で下端面となる裏面側溝前面部38の先端面38bは裏面側12と同一面になるように形成されている。裏面側溝前面部38の後端面38cは裏面側前端面12aに面しており、裏面側前端面12aと平行な面に形成されている。
装着溝4は、雄型係合片2及び雌型係合片3が装着される箇所で、例えば長方形の板状の床板材1の4箇所の接合端面側1aに各々形成されている。また、雄型係合片2と雌型係合片3が装着される装着溝4の断面形状は全く同一である。
床板材1の表面側11の前端面である表面側接触面11aは、表面側11に対して直角な平面であり、また平面からみて一直線状に形成されている。表面側接触面11aの高さは例えば0.5mm前後であり、この0.5mm前後の高さの表面側接触面11aには前記の防水材としての例えば防水樹脂がしみ込んでいて、表面側接触面11aから水がしみ込むのを防いでいる。図で表面側接触面11aの下方側の床板材1の接合端面側1aに装着溝4が形成されている。
図において、装着溝4は、表面側接触面11aの下端にその上端が接する溝前部傾斜面41、表面側溝内側面42、溝内傾斜面43、溝内奥部側面44、溝内奥端面45、裏面側溝内奥部側面46、溝内係止凹部47、及び裏面側前端面12aの上端とその前端が接する裏面側溝内前部側面48によって、内面が形成されている。装着溝4の内面とこれに装着される雄型係合片2及び雌型係合片3の外面との隙間には接着剤が充填されている。
即ち、前記溝前部傾斜面41は傾斜上端が表面側接触面11aの下端と接している。溝前部傾斜面41は装着溝4の内部側に向かって斜め下向きに傾斜している。この溝前部傾斜面41には、雄型係合片2の表面側接触部22の傾斜面22bと溝挿入部24の表面側側面24aの前端側、及び雌型係合片3の表面側接触部32の傾斜面32bと溝挿入部35の表面側側面35aの前端側が面している。傾斜面22b、傾斜面32bに対して溝前部傾斜面41の傾斜は少し緩やかになっている。
溝前部傾斜面41の傾斜下端には表面側溝内側面42の前端が接している。表面側溝内側面42は表面側11と平行な面に形成されている。この表面側溝内側面42には、雄型係合片2の溝挿入部24の表面側側面24aと雌型係合片3の溝挿入部35の表面側側面35aとが臨んでいる。
表面側溝内側面42の後端には溝内傾斜面43の上端が接している。溝内傾斜面43は装着溝4の内部側に向かって垂直面に近い斜め下向きに傾斜している。この溝内傾斜面43には、雄型係合片2の溝挿入部24の傾斜面24bと雌型係合片3の溝挿入部35の傾斜面35bが面している。
溝内傾斜面43の下端には溝内奥部側面44の前端が接している。溝内奥部側面44は表面側11や裏面側12と平行な面に形成されている。この溝内奥部側面44には、雄型係合片2の溝挿入奥部25の表面側側面25aと雌型係合片3の溝挿入奥部36の表面側側面36aが面している。
溝内奥部側面44の後端には溝内奥端面45の上端が接している。溝内奥端面45は表面側11や裏面側12と直角な平面と平行な垂直面に形成されている。この溝内奥端面45には、雄型係合片2の溝挿入奥部25の後端面25bと雌型係合片3の溝挿入奥部36の後端面36が面している。
溝内奥端面45の下端には裏面側溝内奥部側面46の後端が接している。裏面側溝内奥部側面46は裏面側12と平行な面に形成されている。この裏面側溝内奥部側面46には、雄型係合片2の溝挿入奥部25の裏面側側面25c及び雌型係合片3の溝挿入奥部36の裏面側側面36cが接している。
裏面側溝内奥部側面46の前端側には溝内係止凹部47が形成されている。溝内係止凹部47は、裏面側12に向けて例えばV字型の溝に形成されている。この溝内係止凹部47には、雄型係合片2の溝挿入係止部26と雌型係合片3の溝挿入係止部37とが係止されて、雄型係合片2や雌型係合片3が装着溝4が簡単に抜け出るのを防いでいる。
溝内係止凹部47の前部側には裏面側溝内前部側面48が形成されている。裏面側溝内前部側面48は裏面側12と平行な面に形成される共に前記裏面側溝内奥部側面46と同一平面になるように形成されている。この裏面側溝内前部側面48には、雄型係合片2の溝挿入部24の裏面側側面24cと雌型係合片3の溝挿入部35の裏面側側面35cが接している。
溝前部傾斜面41の前端位置に対して、裏面側溝内前部側面48の前端位置は後方側に位置しており、表面側溝内側面42の中間部位に位置している。このように、表面側11の表面側接触面11aが他方の表面側接触面11aに密着しても、裏面側前端面12aは他方の裏面側前端面12aとの間で裏面側主係合凹部側枠部33の長さ分だけ隙間が空いていて、雌型係合片3の裏面側主係合凹部側枠部33は雄型係合片2の裏面側溝前面部27に当たることがない。
次に、上記考案を実施するための最良の形態の構成に基づく隣設する床板材同士の接合方法及び組み外し方法について以下説明する。
床板材1同士を接合する場合には、床板材1の接合端面側1aの装着溝4に装着された雌型係合片3に対して、床板材1の接合端面側1aの装着溝4に装着された雄型係合片2を斜め上方に傾けた状態で接合する。
床板材1同士を接合する場合には、床板材1の接合端面側1aの装着溝4に装着された雌型係合片3に対して、床板材1の接合端面側1aの装着溝4に装着された雄型係合片2を斜め上方に傾けた状態で接合する。
雄型係合片2の前方に突出する主係合凸部21の前端面21cを、雌型係合片3の主係合凹部31の開口する前部側に挿入すると共に、主係合凸部21の前端面21cが主係合凹部31の内部に挿入した後、主係合凸部21を主係合凹部31の内部に更に挿入しながら、雄型係合片2側の床板材1の傾き状態を徐々に他方の床板材1に近づける。図においては、傾いている雄型係合片2側の床板材1を徐々に水平状態に近づける。
雄型係合片2の主係合凸部21を雌型係合片3の主係合凹部31に挿入しながら雄型係合片2側の床板材1が水平状態に近づくと、主係合凹部31の裏面側主係合凹部側枠部33はその根元を中心として下側に開くため、雄型係合片2の主係合凸部21は主係合凹部31に挿入される。主係合凸部21の前端面21cが主係合凹部31の内部奥端面31cに近づくと、雄型係合片2側の表面側接触面11aの上端が雌型係合片3の表面側接触面11aの上端に接触し、その接触点を中心に雄型係合片2側の床板材1は下向きに回動する。
接触点を中心に雄型係合片2側の床板材1が更に下向きに回動すると、雄型係合片2の主係合凸部21の後部の下部に形成した副係合凹部23に、裏面側主係合凹部側枠部33の上面に形成した副係合凸部34が裏面側主係合凹部側枠部33の弾性力によって入り始める。このとき、雄型係合片2の表面側接触部22の前端面22aの上端と雌型係合片3の表面側接触部32の前端面32aの上端とは接触し始める。
そして、雄型係合片2側の床板材1が隣りの床板材1と平行な水平状態になると、主係合凸部21は主係合凹部31内に確実に挿入し、裏面側主係合凹部側枠部33の副係合凸部34は主係合凸部21の後部の下部に形成した副係合凹部23に確実に入り係止される。雄型係合片2側の床板材1の表面側接触面11aと雌型係合片3側の床板材1の表面側接触面11aとは密着する。また、雄型係合片2の表面側接触部22の前端面22aの上端と雌型係合片3の表面側接触部32の前端面32aの上端とは接触する。
床板材1の雄型係合片2と隣設する床板材1の雌型係合片3とを雌雄係合させると、雄型係合片2側の床板材1の表面側接触面11aと雌型係合片3側の床板材1の表面側接触面11aとは密着するため、この密着面から水がしみ込むのを防ぐことができる。
また、この接合作業は簡単に行うことができる。即ち、床板材1の雄型係合片2を傾けた状態で他方の床板材1の雌型係合片3に挿入して、傾いている雄型係合片2側の床板材1を他方の床板材1と平行な水平状態に回動させるのみで簡単に隣設する床板材1同士を接合することができる。
さらに、床板材1同士の接合する場合には、接着剤を使用することなく床板材1同士を接合できるため、接合していた床板材1同士も次に述べる方法により組み外すことが容易となる。
続いて、接合した床板材1同士を組み外す場合には、片方の床板材1を接合部分を中心として上向きに少し折り曲げる。片方の床板材1を上向きに少し折り曲げると、雌型係合片3の裏面側主係合凹部側枠部33が下向きに曲がり、裏面側主係合凹部側枠部33が下向きに曲がることにより裏面側主係合凹部側枠部33の前部側が下向きに開く。
裏面側主係合凹部側枠部33の前部側が下向きに開くことにより、雄型係合片2の副係合凹部23の内部に係止されていた裏面側主係合凹部側枠部33の前部側の副係合凸部34は、副係合凹部23の内部から抜け始める。また、このとき、雄型係合片2の主係合凸部21も雌型係合片3の主係合凹部31から抜け始める。
そして、裏面側主係合凹部側枠部33の前部側の副係合凸部34が副係合凹部23の内部から抜け出ると、雄型係合片2の主係合凸部21も雌型係合片3の主係合凹部31から抜け出る。また、密着していた雄型係合片2側の表面側接触面11aと雌型係合片3側の表面側接触面11aは離れ、同様に接触していた雄型係合片2の表面側接触部22の前端面22aと雌型係合片3の表面側接触部32の前端面32aとは離れる。このようにして、接合していた床板材1同士を簡単に組み外すことができる。
なお、この考案は上記考案を実施するための最良の形態に限定されるものではなく、この考案の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。
この考案は防水材を表面に塗布していない床板材の用途にも適用可能である。
1 床板材
1a 接合端面側
11 表面側
11a 表面側接触面
12 裏面側
12a 裏面側前端面
2 雄型係合片
21 主係合凸部
21a 表面側突出側面
21b 裏面側突出側面
21c 前端面
22 表面側接触部
22a 前端面
22b 傾斜面
23 副係合凹部
23a 内側前端面
23b 奥端面
23c 後部傾斜面
24 溝挿入部
24a 表面側側面
24b 傾斜面
24c 裏面側側面
25 溝挿入奥部
25a 表面側側面
25b 後端面
25c 裏面側側面
26 溝挿入係止部
27 裏面側溝前面部
27a 前端面
27b 先端面
27c 後端面
3 雌型係合片
31 主係合凹部
31a 表面側内部側面
31b 裏面側内部側面
31c 内部奥端面
32 表面側接触部
32a 前端面
32b 傾斜面
33 裏面側主係合凹部側枠部
34 副係合凸部
34a 後端面
34b 凸側面
34c 前部傾斜面
35 溝挿入部
35a 表面側側面
35b 傾斜面
35c 裏面側側面
36 溝挿入奥部
36a 表面側側面
36b 後端面
36c 裏面側側面
37 溝挿入係止部
38 裏面側溝前面部
38a 前端面
38b 先端面
38c 後端面
4 装着溝
41 溝前部傾斜面
42 表面側溝内側面
43 溝内傾斜面
44 溝内奥部側面
45 溝内奥端面
46 裏面側溝内奥部側面
47 溝内係止凹部
48 裏面側溝内前部側面
1a 接合端面側
11 表面側
11a 表面側接触面
12 裏面側
12a 裏面側前端面
2 雄型係合片
21 主係合凸部
21a 表面側突出側面
21b 裏面側突出側面
21c 前端面
22 表面側接触部
22a 前端面
22b 傾斜面
23 副係合凹部
23a 内側前端面
23b 奥端面
23c 後部傾斜面
24 溝挿入部
24a 表面側側面
24b 傾斜面
24c 裏面側側面
25 溝挿入奥部
25a 表面側側面
25b 後端面
25c 裏面側側面
26 溝挿入係止部
27 裏面側溝前面部
27a 前端面
27b 先端面
27c 後端面
3 雌型係合片
31 主係合凹部
31a 表面側内部側面
31b 裏面側内部側面
31c 内部奥端面
32 表面側接触部
32a 前端面
32b 傾斜面
33 裏面側主係合凹部側枠部
34 副係合凸部
34a 後端面
34b 凸側面
34c 前部傾斜面
35 溝挿入部
35a 表面側側面
35b 傾斜面
35c 裏面側側面
36 溝挿入奥部
36a 表面側側面
36b 後端面
36c 裏面側側面
37 溝挿入係止部
38 裏面側溝前面部
38a 前端面
38b 先端面
38c 後端面
4 装着溝
41 溝前部傾斜面
42 表面側溝内側面
43 溝内傾斜面
44 溝内奥部側面
45 溝内奥端面
46 裏面側溝内奥部側面
47 溝内係止凹部
48 裏面側溝内前部側面
Claims (2)
- 方形状の板状の床板材の接合端面側に装着溝を各々形成し、相対する装着溝の一方に雄型係合片を装着し他方に雄型係合片と雌雄係合する雌型係合片を装着する床板材の接合端面構造において、床板材の表面側の接合端面側に床板材同士の接合時に相互に密着する表面側接触面を形成すると共に表面側接触面の高さを床板材の表面側にしみ込ませる防水材のしみ込み高さとし、表面側接触面の下端から装着溝を接合端面に形成し、床板材の裏面側の接合端面側に上記表面側接触面の位置より後方側に位置する裏面側前端面を形成し、床板材同士の接合時に双方の裏面側前端面同士の間に所定の間隔を空け、
前記雄型係合片を、少なくとも、上記装着溝から前方に突出する主係合凸部と、主係合凸部の後部の上記表面側接触面寄りに位置し一部が表面側接触面と略同一面にあり且つ該表面側接触面より前方に突出しない前端面を有する表面側接触部と、主係合凸部の後部の表面側接触部の反対面側に位置し床板材の裏面側に向けて開口しその内側前端面が略垂直面に近い面を有する副係合凹部と、主係合凸部の後方側に位置する溝挿入部と、上記裏面側前端面の前方に位置する裏面側溝前面部とから構成し、
前記雌型係合片を、少なくとも、上記主係合凸部が挿入係止される主係合凹部と、主係合凹部の前部の上記表面側接触面寄りに位置し一部が表面側接触面と略同一面にあり且つ該表面側接触面より前方に突出しない前端面を有する表面側接触部と、主係合凹部の裏面側寄り側枠を構成し且つその前方側に突出し弾力性を有する裏面側主係合凹部側枠部と、主係合凹部の出入口側の裏面側主係合凹部側枠部に表面側に向けて突起し上記副係合凹部に係合されその後端面が上記副係合凹部の内側前端面と略同一傾斜角度を有する副係合凸部と、主係合凹部の一部を含み及びその後方側に位置する溝挿入部と、上記裏面側前端面の前方に位置する裏面側溝前面部とから構成し、前記装着溝の内面形状を前記雄型係合片及び雌型係合片の外形形状に対応する形状にしたことを特徴とする床板材の接合端面構造。 - 方形状の板状の床板材の接合端面側に装着溝を各々形成し、相対する装着溝の一方に雄型係合片を装着し他方に雄型係合片と雌雄係合する雌型係合片を装着する床板材の接合端面構造において、床板材の表面側の接合端面側に床板材同士の接合時に相互に密着する表面側接触面を形成すると共に表面側接触面の高さを床板材の表面側にしみ込ませる防水材のしみ込み高さとし、表面側接触面の下端から装着溝を接合端面に形成し、床板材の裏面側の接合端面側に上記表面側接触面の位置より後方側に位置する裏面側前端面を形成し、床板材同士の接合時に双方の裏面側前端面同士の間に所定の間隔を空け、
前記雄型係合片を、上記装着溝から前方に突出しその表面側突出側面と裏面側突出側面とが床板材の表面側及び裏面側と平行な主係合凸部と、主係合凸部の後部の上記表面側接触面寄りに位置し一部が表面側接触面と略同一面にあり且つ該表面側接触面より前方に突出しない前端面を有しその後部側が床板材の表面側から離れる方向に傾斜する傾斜面を有する表面側接触部と、主係合凸部の後部の表面側接触部の反対面側に位置し床板材の裏面側に向けて開口しその内側前端面が略垂直面に近い面を有する副係合凹部と、主係合凸部の後方側に位置し床板材の表面側及び裏面側と平行な表面側側面と裏面側側面を有する溝挿入部と、床板材の裏面側寄り溝挿入部の後方に位置し床板材の表面側及び裏面側と平行な表面側側面と裏面側側面を有する溝挿入奥部と、溝挿入部の裏面側側面及び溝挿入奥部の裏面側側面の境界部分に床板材の裏面側に向けてV字型に突起する溝挿入係止部と、上記裏面側前端面の前方に位置する裏面側溝前面部とから構成し、
前記雌型係合片を、上記主係合凸部が挿入係止されその表面側内部側面と裏面側内部側面とが床板材の表面側及び裏面側と平行な主係合凹部と、主係合凹部の前部の上記表面側接触面寄りに位置し一部が表面側接触面と略同一面にあり且つ該表面側接触面より前方に突出しない前端面を有しその後部側が床板材の表面側から離れる方向に傾斜する傾斜面を有する表面側接触部と、主係合凹部の裏面側寄り側枠を構成し且つその前方側に突出し弾力性を有する裏面側主係合凹部側枠部と、主係合凹部の出入口側の裏面側主係合凹部側枠部に表面側に向けて突起し上記副係合凹部に係合されその後端面が上記副係合凹部の内側前端面と略同一傾斜角度を有する副係合凸部と、主係合凹部の一部を含み及びその後方側に位置し床板材の表面側及び裏面側と平行な表面側側面と裏面側側面を有する溝挿入部と、床板材の裏面側寄り溝挿入部の後方に位置し床板材の表面側及び裏面側と平行な表面側側面と裏面側側面を有する溝挿入奥部と、溝挿入部の裏面側側面及び溝挿入奥部の裏面側側面の境界部分に床板材の裏面側に向けてV字型に突起する溝挿入係止部と、上記裏面側前端面の前方に位置する裏面側溝前面部とから構成し、前記装着溝の内面形状を前記雄型係合片及び雌型係合片の外形形状に対応する同一形状にしたことを特徴とする床板材の接合端面構造。
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