JP3102686U - 身体拘束ベルトを備えた育児器具の座席 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な操作で身体拘束ベルトを所定の拘束位置や開放位置にもたらすことのできる育児器具の座席を提供する。
【解決手段】 育児器具の座席は、座部1の前方領域から上方に引き出されている股間部材4と、その前方端が股間部材4の上端部に連結された1対の腰ベルト5a,5bと、1対の腰ベルト5a,5bの後方端に連結され、この1対の腰ベルト5a,5bを伴って変位可能に設けられた延長ベルト6と、延長ベルト6に係合してこの延長ベルト6の移動を禁止する移動禁止手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

この考案は、身体拘束ベルトを備えた育児器具の座席に関し、特に身体拘束ベルトの着脱が容易な育児器具の座席に関するものである。
身体拘束ベルトを備えた育児器具として、典型的には、乳母車、チャイルドシート等がある。この種の育児器具では、身体拘束ベルトによって着座した子供の身体を適正な位置に保持する。
育児器具は、座部と、この座部の後端から上方に立ち上がって延在する背もたれ部とを備える。身体拘束ベルトは、通常、着座した子供の両太腿の間から上方に延びる股ベルトまたは股パッド(股間部材)と、座部の後部両側方端または背もたれ部の両側方端から前方に引き出されている1対の腰ベルトとを備える。
1対の腰ベルトと、股間部材とは、バックルを介して着脱可能に連結される。具体的には、1対の腰ベルトの先端に差込金具が取り付けられ、股間部材の上端に差し込み金具を着脱可能に受け入れる受け金具が取り付けられている。
チャイルドシートの場合、腰ベルトと肩ベルトとが連続して設けられることが多い。他の従来技術として、股間部材が上端にループ部を有し、1対の腰ベルトの先端をループ部に通すようにしているものがある。この従来技術の場合、一方の腰ベルトの先端に差し込み金具が取り付けられ、他方の腰ベルトの先端に差し込み金具を着脱可能に受け入れる受け金具が取り付けられている。
子供を座席に着座させるとき、まず、1対の腰ベルトと股間部材との連結状態を解除して身体拘束ベルトを開放状態にする。一つの従来技術では、その状態で子供を座席に乗せ、一方の腰ベルトの差込金具を受け金具に挿入して固定し、次に他方の腰ベルトの差込金具を受け金具に挿入して固定する。他の従来技術では、1対の腰ベルトの先端を股間部材上端のループ部に入れ、一方の腰ベルトの差込金具を他方の腰ベルトの受け金具に挿入して固定する。
子供を座席から降ろすときには、上記と逆の操作を行なう。すなわち、一つの従来技術では、一方の腰ベルトの差込金具を股間部材の受け金具から取り外し、次に他方の腰ベルトの差込金具を股間部材の受け金具から取り外す。他の従来技術では、一方の腰ベルトの差込金具を他方の腰ベルトの受け金具から取り外し、次に1対の腰ベルトの先端を股間部材上端のループ部から取り出す。
上述のような受け金具と差し込み金具との着脱操作や、1対の腰ベルト先端のループ部への挿入・取出し操作は煩雑である。
この考案の目的は、簡単な操作で身体拘束ベルトを所定の拘束位置や開放位置にもたらすことのできる育児器具の座席を提供することである。
この考案に従った身体拘束ベルトを備えた育児器具の座席は、座部と、座部の後端から上方に立ち上がって延在する背もたれ部と、着座した子供の両太腿の間に位置するように座部の前方領域から上方に引き出されている股間部材と、座部の両側方端から、または背もたれ部の両側方端から前方に引き出され、その前方端が股間部材の上端部に連結された1対の腰ベルトと、1対の腰ベルトの後方端に連結され、この1対の腰ベルトを伴って変位可能に設けられた変位部材と、変位部材に係合して、この変位部材の移動を禁止する移動禁止手段とを備える。
子供を座席から降ろす場合には、移動禁止手段によるロック状態を解除して股間部材を座席前方に移動させるだけでよい。股間部材の前方への移動に伴い、1対の腰ベルトも前方に引き出されるので、身体拘束ベルトによる子供の拘束状態は解かれる。
子供を座席に乗せて拘束するときには、両太腿を1対の腰ベルトの下に通過させて変位部材を所定の方向に移動させ、最後に移動禁止手段によって変位部材の移動を禁止するだけでよい。
上記の構成の座席によれば、1対の腰ベルトと股間部材とを連結したり、離脱させたりする操作が不要になるし、1対の腰ベルトの先端部を連結したり、離脱させたりする操作が不要となる。
ひとつの実施形態では、変位部材は、その後方端が1対の腰ベルトの後方端に連結され、その前方端が座部の下を通って座部の前方に引き出されている前方延長部材を含む。この場合、前方延長部材は、座部の下で前後方向に延びる延長ベルトを含むようにしてもよい。
移動禁止手段は、好ましくは、座部の前方端近傍において、変位部材に係合してその移動を禁止するロック部材を含む。この場合、移動禁止手段は、座部の前方端近傍において、ロック部材を操作するための操作部材を含むようにしてもよい。
より好ましい実施形態では、座席は、股間部材を前方に移動するように付勢する付勢手段を備える。この実施形態によれば、身体拘束ベルトは、非使用状態では、子供の身体を拘束しない開放位置にもたらされているので、子供を座席に乗せようとするときに身体拘束ベルトを邪魔にならない位置に動かすような作業を不要にできる。
付勢手段の一つの例として、股間部材は弾性力のある部材を含む。この弾性力により股間部材は前方に移動するように付勢される。
図1は、この考案の一実施形態である乳母車の座席を示している。座席は、座部1と、座部1の後端から上方に立ち上がって延在する背もたれ部2と、着座した子供の身体を拘束するための身体拘束ベルト3とを備える。
身体拘束ベルト3は、着座した子供の両太腿の間を上方に延びるように座部1の前方領域から上方に引き出されている股ベルトまたは股パッド(股間部材)4と、その前方端が股間部材4の上端部に連結された1対の腰ベルト5a,5bとを備える。1対の腰ベルト5a,5bは、座部1の後方両側方端から、または背もたれ部2の両側方端から前方に引き出されている。
座席は、1対の腰ベルト5a,5bの後方端に連結され、この1対の腰ベルトを伴って変位可能に設けられた変位部材6と、この変位部材6に係合して変位部材の移動を禁止する移動禁止手段7とを備える。図示した実施形態では、1対の腰ベルト5a,5bは、背もたれ部2の背面に引き出された後、座部1の中央の領域の下を通って座部1の前方にまで導かれている。便宜上、座部1の下で前後に延びているベルト部分を延長ベルト6と称す。
延長ベルト6と、1対の腰ベルト5a,5bとは、共通のベルト部材で形成してもよいし、別の部材で形成するようにしてもよい。また、図示していないが、1対の腰ベルト5a,5bおよび延長ベルト6の移動を滑らかに案内する案内部材を所々に設けるようにしてもよい。
変位部材としてはベルト状の形態に限られない。例えば、紐やロッドのような形態のものであってもよい。操作上の便宜を考えれば、変位部材は座部1の前方にまで導くのが好ましいが、他の実施形態として、変位部材を背もたれ部2の背面に沿って上下に移動しうるようにしてもよい。この場合、変位部材の移動を禁止するための移動禁止手段は、背もたれ部2の背面に設けられることになる。
図示した実施形態では、移動禁止手段7は、座部1の前方端領域下面に設けられている。図示していないが、移動禁止手段7は、座部1の前方端近傍において、延長ベルト6に係合してその移動を禁止するロック部材と、このロック部材を操作する操作部材とを含む。
座席は、好ましくは、股間部材4を前方に移動するように付勢する付勢手段を備える。付勢手段の一つの例として、股間部材4は、弾力性のある部材、たとえばばね性を発揮する部材を含む。この弾性力により、股間部材4は、常に前方へ移動するように付勢される。
1対の腰ベルト5a,5bと股間部材4とを互いに分離可能に設けてもよいが、それらを分離不能に連結するようにしてもよい。
子供を座席に乗せる際には、身体拘束ベルト3を予め図3に示す開放位置にもたらしておく。図3に示す状態では、股間部材4は、弾性力により、前方に向かって大きく傾斜している。この股間部材4の前方への傾きにより、1対の腰ベルト5a,5bは前方に引き出されている。
図3に示す状態で、子供の両太腿を1対の腰ベルト5a,5bの下に通過させ、移動禁止手段7によるロックを解除した状態で延長ベルト6の前方端を前方に引き出す。延長ベルト6を所定位置まで引き出した後に、移動禁止手段7によるロックを働かせる。この状態が、図2に示されている。延長ベルト6の前方端を前方に引き出すのに伴って、1対の腰ベルト5a,5bは背もたれ部2に向かって後方に引き戻され、股間部材4も後方に向かって立ち上がり、所定の拘束位置にもたらされる。
子供を座席から降ろす場合には、移動禁止手段7によるロックを解除する。このロック解除に伴い、股間部材4は、弾性力により、1対の腰ベルト5a,5bを引き連れて前方に移動するので、身体拘束ベルト3は、図3に示す開放位置にもたらされるようになる。
以上のように、この考案によれば、子供を座席に乗せるのに際し、あるいは子供を座席から降ろすのに際し、1対の腰ベルトと股間部材との間の連結状態を解除することなく、身体拘束ベルトを所定の拘束位置や開放位置にもたらすことができる。
図面を参照してこの考案の一実施形態を説明したが、この考案は、図示した実施形態に限定されるものではない。この考案と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、図示した実施形態に対して種々の修正や変形を加えることが可能である。
例えば、図示した実施形態では、股間部材を前方へ移動しうるように付勢する付勢手段を設けていたが、そのような付勢手段を省略してもよい。
また、育児器具の一例として乳母車の座席を示したが、この考案は、チャイルドシート等を含めて、身体拘束ベルトを備える育児器具の座席に広く適用され得る。
この考案は、身体拘束ベルトを備えた育児器具の座席に有利に利用され得る。
この考案の一実施形態の要部を示す図である。 身体拘束ベルトが拘束位置にある状態を図解的に示す側面図である。 身体拘束ベルトが開放位置にある状態を図解的に示す側面図である。
符号の説明
1 座部、2 背もたれ部、3 身体拘束ベルト、4 股間部材、5a,5b 腰ベルト、6 延長ベルト、7 移動禁止手段。

Claims (7)

  1. 座部と、
    前記座部の後端から上方に立ち上がって延在する背もたれ部と、
    着座した子供の両太腿の間に位置するように前記座部の前方領域から上方に引き出されている股間部材と、
    前記座部の両側方端から、または前記背もたれ部の両側方端から前方に引き出され、その前方端が前記股間部材の上端部に連結された1対の腰ベルトと、
    前記1対の腰ベルトの後方端に連結され、この1対の腰ベルトを伴って変位可能に設けられた変位部材と、
    前記変位部材に係合して、この変位部材の移動を禁止する移動禁止手段とを備える、身体拘束ベルトを備えた育児器具の座席。
  2. 前記変位部材は、その後方端が前記1対の腰ベルトの後方端に連結され、その前方端が前記座部の下を通って座部の前方に引き出されている前方延長部材を含む、請求項1に記載の身体拘束ベルトを備えた育児器具の座席。
  3. 前記前方延長部材は、前記座部の下で前後方向に延びる延長ベルトを含む、請求項2に記載の身体拘束ベルトを備えた育児器具の座席。
  4. 前記移動禁止手段は、前記座部の前方端近傍において、前記変位部材に係合してその移動を禁止するロック部材を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の身体拘束ベルトを備えた育児器具の座席。
  5. 前記移動禁止手段は、前記座部の前方端近傍において、前記ロック部材を操作するための操作部材を含む、請求項4に記載の身体拘束ベルトを備えた育児器具の座席。
  6. 前記股間部材を前方に移動するように付勢する付勢手段を備える、請求項1〜5のいずれかに記載の身体拘束ベルトを備えた育児器具の座席。
  7. 前記股間部材は弾性力のある部材を含み、この弾性力により股間部材は前方に移動するように付勢される、請求項6に記載の身体拘束ベルトを備えた育児器具の座席。
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