JP3102685B1 - ホット弁当の製造方法及びその製造装置 - Google Patents

ホット弁当の製造方法及びその製造装置

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JP3102685B1
JP3102685B1 JP11128722A JP12872299A JP3102685B1 JP 3102685 B1 JP3102685 B1 JP 3102685B1 JP 11128722 A JP11128722 A JP 11128722A JP 12872299 A JP12872299 A JP 12872299A JP 3102685 B1 JP3102685 B1 JP 3102685B1
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Abstract

【要約】 【課題】 密閉包装タイプのホット弁当を駅の売店、コ
ンビニ及びファストフード等で保温ボックスに保管しな
がら販売できるようにする。 【解決手段】 容器本体に所定量の品物を充填し、その
容器本体内の気相部に一定量の一定比率に混合された不
活性ガスと蒸気の混合流体または高温の不活性ガスを吹
き付けて当該気相部を前記混合流体または高温の不活性
ガスでフラッシュ置換し、その直後に前記容器本体をシ
ール材を用いて前記気相部に前記混合流体または高温の
不活性ガスを閉じ込めるように密閉シールした後、所定
温度で所定時間、熱殺菌処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器に品物(例え
ばご飯とオカズ)を密閉包装して駅の売店、コンビニ及
びファストフード等で保温ボックスに保管しながら販売
されるホット弁当の製造方法及びその製造装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、駅の売店、コンビニ及びファ
ストフード等において、密閉包装タイプのホット弁当は
販売されていない。要するに、レトルト食品のように密
閉包装された弁当で、例えばホットベンダー等の保温ボ
ックス(例えば70℃に温度保持)に保管しながらホッ
ト弁当として販売されるものは過去に存在しない。但
し、密閉包装したレトルト食品をホット弁当として扱え
る可能性はあるが、レトルト食品は常温流通を目的とし
たものであるため、販売時に保温ボックスに保管されて
70℃まで昇温すると、内部の気体が膨張して内圧が上
昇し、軟包材で造られた容器が異常に膨れてしまい、ひ
どい時は破裂するところまで膨れてしまうため、ホット
弁当として扱える可能性はたいへん低い。従って、密閉
包装タイプのホット弁当を何の工夫もなく製造しても、
レトルト食品と同様に常温流通で販売時に保温ボックス
に保管しながら70℃まで昇温されると、前述したよう
に異常に膨れて商品価値を損なうため、保温ボックスに
保管しながら販売されていないのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した密閉包装タイ
プのホット弁当は、保温ボックスに保管しながら販売さ
れるものであるから、保温ボックスで70℃付近に昇温
された時に容器が異常に膨れないで正常な形を維持して
いることが重要である。
【0004】また、食品工場において生産した後、流通
機構にのせて販売する前に、常温で保管しておけること
も重要である。即ち、製造工程で容器に温度の高い品物
を充填して密閉シールすると、それが常温に戻ったとき
に容器がへこんでしまうため、常温保管中に容器がへこ
み過ぎて破損しないこともホット弁当製造の必要条件に
なってくる。
【0005】本発明は、斯様な事情に鑑みてなされたも
のであって、販売時(70℃保管)に容器の異常な膨れ
を抑えて正常な形を維持し、かつ、販売前の常温(25
℃)保管時にも容器がへこみ過ぎて破損しないという所
期の技術的課題を解決し、併せて、製造から販売までの
間に充填された品物に微生物的汚染を生じないととも
に、その品物の酸化も抑制できるホット弁当の製造方法
及びその製造装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、本発明のホット弁当の製造方法は、容器本
体に所定量の品物を充填し、その容器本体内の気相部に
一定比率に混合された不活性ガスと水蒸気の混合流体或
いは高温の不活性ガスを吹き付けて当該気相部を前記混
合流体或いは高温の不活性ガスでフラッシュ置換し、そ
の直後に前記容器本体をシール材を用いて前記気相部に
前記混合流体或いは高温の不活性ガスを閉じ込めて密閉
シールした後、所定温度で所定時間、熱殺菌処理したこ
とを特徴するものである。
【0007】また、本発明のホット弁当製造装置は、所
定量の品物が充填された容器本体内の気相部に不活性ガ
スを吹き付けて当該気相部を不活性ガスでフラッシュ置
換する第1のフラッシュ置換機構と、該第1のフラッシ
ュ置換機構において不活性ガスでフラッシュ置換された
容器本体内の気相部に一定比率に混合された不活性ガス
と水蒸気の混合流体または高温の不活性ガスを吹き付け
て当該気相部を前記混合流体または高温の不活性ガスで
フラッシュ置換する第2のフラッシュ置換機構と、該第
2のフラッシュ置換機構において前記混合流体または高
温の不活性ガスでフラッシュ置換された直後の容器本体
の上面開口部をシール材を用いて当該容器本体内の気相
部に前記混合流体または高温の不活性ガスを閉じ込めて
密閉シールするシール機構と、所定量の品物が充填され
た容器本体を前記第1のフラッシュ置換機構、第2のフ
ラッシュ置換機構及びシール機構に順次搬送する搬送機
構とからなることを特徴とするものである。
【0008】前述したように、本発明のホット弁当の製
造方法及びその製造装置によれば、容器本体内の気相部
に一定比率に混合された不活性ガスと水蒸気の混合流体
または高温の不活性ガスを閉じ込めることにより、販売
前の常温保管時には、容器本体内の気相部に閉じ込めら
れた不活性ガス及び水蒸気の容積が減少して容器がへこ
んだ状態になるが、販売時に昇温された時には、不活性
ガス及び水蒸気により分圧が発生してその分昇圧される
ので、容器のへこみは是正されてへこみのない正常な形
になる。従って、販売時に容器の異常な膨れを抑えて正
常な形を維持し、しかも、販売前の常温保管時にも容器
がへこみ過ぎて破損しないホット弁当を製造することが
でき、これを密閉包装タイプのホット弁当として駅の売
店、コンビニ及びファストフード等で保温ボックスに保
管しながら販売できるようになる。しかも、製造時、適
切な熱殺菌処理を施すとともに、容器本体内の気相部に
不活性ガスを包含することにより、製造から販売までの
間に容器本体に充填した品物に微生物的汚染が生じない
とともに、品物の酸化を抑制することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態に係るホット弁当の製造方法及びその製造装置
を説明する。
【0010】本発明の実施の形態では、先ず、図1に示
すように、容器本体(a)に所定量、例えば一食分の調
理された品物(b)を充填する。容器本体(a)は、例
えば合成樹脂等の適宜の材料で適宜の形状(例えばトレ
ー形状、カップ形状、その他の形状)に成形されたもの
を使用する。品物(b)は、例えば別々に調理されたご
飯とオカズであり、いずれも50℃以下で容器本体
(a)に充填される。この品物(b)の容器本体(a)
への充填は、自動化装置を用いても良く、作業員の手作
業により充填しても良い。
【0011】次に、品物(b)が充填された容器本体
(a)を、図3及び図4に示される容器シール装置
(1)に供給し、この容器シール装置(1)において、
図2(イ)〜(ハ)に示すように、ホット弁当(A)を
製造する。即ち、先ず、図2(イ)に示すように、前記
容器本体(a)内の品物(b)以外の気相部(c)を不
活性ガス、例えば窒素ガスN2 でフラッシュ置換した
後、図2(ロ)に示すように、その弁当本体(a)内の
気相部(c)を一定比率に混合された不活性ガス、例え
ば窒素ガスN2 と水蒸気H2 Oの混合流体でフラッシュ
置換し、その直後に、図2(ハ)に示すように、前記容
器本体(a)の上面開口部をシール材(d)を用いて瞬
時に密閉シールすることで、当該容器本体(a)内の気
相部(c)に一定比率に混合され窒素ガスN2 と水蒸気
2 Oの混合流体を閉じ込めたホット弁当(A)を製造
する。
【0012】容器シール装置(1)は、搬送機構
(2)、第1のフラッシュ置換機構(3)、第2のフラ
ッシュ置換機構(4)及びシール機構(5)とから構成
されている。
【0013】搬送機構(2)は、図1に示される品物
(b)を充填した容器本体(a)を、第1のフラッシュ
置換機構(3)、第2のフラッシュ置換機構(4)及び
シール機構(5)に順次搬送するものであって、第1の
フラッシュ置換機構(3)、第2のフラッシュ置換機構
(4)及びシール機構(5)の下方に直線的に移行可能
な例えばチェーンコンベア等の適宜の搬送コンベア(図
示せず)を設置し、この搬送コンベアにこれに沿ってリ
テーナ(6)を一列に多数連続的に結合している。この
搬送機構(2)は、搬送コンベアの始端側でリテーナ
(6)に品物(b)が充填された容器本体(a)を自動
化装置または作業員の手作業によって収容・保持するこ
とで、前記容器本体(a)を第1のフラッシュ置換機構
(3)、第2のフラッシュ置換機構(4)及びシール機
構(5)に順次搬送する。
【0014】第1のフラッシュ置換機構(3)は、図2
(イ)に示すように、前記容器本体(a)内の気相部
(c)を窒素ガスN2 でフラッシュ置換するものであっ
て、搬送機構(2)の上方に配設された箱状カバー
(7)内の前方端部(図3の左方端部)から中間部にか
けての前後左右4ヶ所にフラッシュノズル(8)を設置
し、この各フラッシュノズル(8)にガス供給管(9)
を介して適宜のガス供給装置(図示せず)を接続してい
る。この第1のフラッシュ置換機構(3)は、ガス供給
装置からガス供給管(9)を介してフラッシュノズル
(8)に一定量の窒素ガスN2 を連続供給してフラッシ
ュノズル(8)から吹き出させることで、搬送機構
(2)により搬送される容器本体(a)内の気相部
(c)に窒素ガスN2 を吹き付けて当該容器本体(a)
内の気相部(c)を窒素ガスN2 で急速にフラッシュ置
換する。ガス供給管(9)の途中には、除菌フィルター
(10)が設けられており、この除菌フィルター(10)で
窒素ガスN2 を濾過して、クリーンな窒素ガスN2 を供
給するようにする。
【0015】第2のフラッシュ置換機構(4)は、図2
(ロ)に示すように、第1のフラッシュ置換機構(3)
により窒素ガスN2 でフラッシュ置換された容器本体
(a)内の気相部(c)を一定比率に混合された窒素ガ
スN2 と水蒸気H2 Oの混合流体でフラッシュ置換する
ものであって、前記箱状カバー(7)内の後方端部(図
3の右方端部)に吹出部が箱状カバー(8)の後端から
突出したフラッシュノズル(11)を設置し、このフラッ
シュノズル(11)にガス供給管(9)の途中から分岐し
たガス供給管(12)を接続するとともに、このガス供給
管(12)の途中に水蒸気供給管(13)を介して適宜の水
蒸気供給装置(図示せず)を接続している。この第2の
フラッシュ置換機構(4)は、ガス供給装置からガス供
給管(9)を介してガス供給管(12)に窒素ガスN2
供給すると同時に、水蒸気供給装置からも水蒸気供給管
(13)を介してガス供給管(12)に水蒸気H2 Oを供給
して窒素ガスN2 と水蒸気H2 Oの混合流体をフラッシ
ュノズル(11)から吹き出させることで、搬送機構
(2)により搬送される容器本体(a)内の気相部
(c)に窒素ガスN2 と水蒸気H2 Oの混合流体を吹き
付けて当該容器本体(a)内の気相部(c)を混合流体
で急速にフラッシュ置換する。フラッシュノズル(11)
は、図5に示すように、吹出部が偏平な矩形形状に形成
されており、これによって窒素ガスN2 と水蒸気H2
の混合流体を水平に吹き出して容器本体(a)内に充填
した品物(b)を吹き飛ばさないようにしている。水蒸
気供給管(13)の途中には、サイクロン(14)と減圧弁
(15)が設けられており、このサイクロン(14)と減圧
弁(15)で一定圧でドレンを含まない飽和水蒸気を供給
するようにする。
【0016】第2のフラッシュ置換機構(4)には、水
蒸気供給管(13)の途中に遮断用水蒸気弁(16)を有し
ており、この遮断用水蒸気弁(16)で容器本体(a)が
所定位置、即ち、シール機構(5)の手前位置に搬送さ
れてきたとき、所定時間だけ間欠的に水蒸気H2 Oをガ
ス供給管(12)に供給する。従って、第2のフラッシュ
置換機構(4)は、容器本体(a)がシール機構(5)
の手前位置に搬送されてきたとき、所定時間だけ間欠的
に窒素ガスN2 と水蒸気H2 Oの混合流体をフラッシュ
ノズル(11)から吹き出すようになっている。この場合
の窒素ガスN2と水蒸気H2 Oの混合流体をフラッシュ
ノズル(11)から吹き出すタイミングは、前方のシール
機構(5)に搬送された容器本体(a)がそのシール機
構(5)により密閉シール動作に入った時点から開始す
る。これによりフラッシュノズル(11)から混合流体を
吹き出すとき、シール機構(5)の手前位置に搬送され
た容器本体(a)は、前方(図3の右方)をその一つ先
の容器本体(a)、即ち、シール機構(5)により密封
シールされている容器本体(a)のシール線で遮断さ
れ、また、上方をシール材ロール(図示せず)からシー
ル機構(5)へ繰り出されているシール材(d)で覆わ
れ、更に、両側方を緩衝材(図示せず)で覆われてい
る。そのため、フラッシュノズル(11)から吹き出され
た混合流体は、シール機構(5)の手前位置に搬送され
た容器本体(a)へほぼ全量流れ込み、当該容器本体
(a)内の気相部(c)を効率良くフラッシュ置換する
とともに、混合流体の外部への飛散流出を抑えて周囲環
境を良好に保てる。また、遮断用水蒸気弁(16)におけ
る水蒸気H2 Oの吹き出し時間を調整することにより、
容器本体(a)内の品物(b)に必要な水蒸気量を調整
供給できるが、原理的には窒素ガスN2 と水蒸気H2
の混合割合で水蒸気量が決まるため、シビアな時間の調
整は必要ではなく、むしろ水蒸気圧の設定で水蒸気量を
調整供給できる。従って、容器本体(a)内の品物
(b)に必要な水蒸気量を、水蒸気圧の設定だけで行う
ことができ、精度の良い水蒸気供給が可能である。
【0017】尚、前述したように水蒸気H2 Oを窒素ガ
スN2 と混合してフラッシュノズル(11)から吹き出さ
せることで、ガス供給管(12)やフラッシュノズル(1
1)での水蒸気H2 Oの凝縮を防止する効果をもたらし
ている。更に、遮断用水蒸気弁(16)により水蒸気H2
Oを遮断後も連続的に窒素ガスN2 をフラッシュノズル
(11)から吹き出させることで、ガス供給管(12)やフ
ラッシュノズル(11)の内面を乾燥させてドレン障害を
防止する。これにより、ドレン持ち込みによる調味料の
薄まりや汚染をなくせる。
【0018】また、第1のフラッシュ置換機構(3)に
おいて窒素ガスN2 でフラッシュ置換させて酸素濃度を
希釈にした後の容器本体(a)内の気相部(c)を窒素
ガスN2 と水蒸気H2 Oの混合流体でフラッシュ置換さ
せることで、気相部(c)のチッソガスN2 の置換率を
向上させてその気相部(c)における酸素濃度をより希
釈にすることができて品物(b)の酸化をより抑制でき
るとともに、容器本体(a)に充填された品物(b)の
温度が多少変動しようともそれに影響されずに気相部
(c)の水蒸気含有量を一定にすることができる。
【0019】シール機構(5)は、第2のフラッシュ置
換機構(4)により窒素ガスN2 と水蒸気H2 Oの混合
流体でフラッシュ置換された直後の容器本体(a)の上
面開口部をシール材(d)を用いて密閉シールするもの
であって、搬送機構(2)の上方に上下動可能なホット
シールヘッド(17)を設置している。このシール機構
(17)は、搬送機構(2)で搬送される容器本体(a)
の上面にシール材(d)を被せてホットシールヘッド
(17)によりシール材(d)を容器本体(a)の上面全
周に溶着することで、容器本体(a)の上面開口部を当
該容器本体(a)内の気相部に窒素ガスN2 と水蒸気H
2 Oの混合流体を閉じ込めるように密封シールしてホッ
ト弁当(A)を製造する。シール材(d)は、図示して
いないがロール巻された状態でセットされ、ホットシー
ルヘッド(17)の密閉シール動作に関連して所定長さず
つ繰り出されてトリミングカットされる。このシール材
(d)としては、酸素透過性が小さく、しかも、シール
性及び安全性に優れたフィルムが好ましい。
【0020】次に、容器シール装置(1)において製造
されたホット弁当(A)をレトルト殺菌装置(図示せ
ず)に供給し、このレトルト殺菌装置において、前記ホ
ット弁当(A)を所定温度で所定時間、加熱することに
より、ホット弁当(A)に適切な熱殺菌処理を施す。
【0021】このようにレトルト殺菌装置において適切
な熱殺菌処理を施された前記ホット弁当(A)は、最長
1週間位を目途にして工場等で常温保管され、その後、
工場等の電子レンジで昇温し、販売店に持ち込まれて保
温ボックスで70℃に温度保持されながら販売される。
【0022】この実施の形態によれば、容器本体(a)
に所定量の品物(b)を充填し、その容器本体(a)内
の気相部(c)を窒素ガスN2 でフラッシュ置換した
後、その気相部(c)を一定比率に混合された窒素ガス
2 と水蒸気H2 Oの混合流体でフラッシュ置換し、そ
の直後に容器本体(a)の上面開口部をシール材(d)
を用いて当該容器本体(a)内の気相部(c)に一定比
率に混合された窒素ガスN2 と水蒸気H2 Oの混合流体
を閉じ込めて密閉シールするようにしたから、販売前の
常温保管時には、容器本体(a)内の気相部(c)に包
含された混合流体の窒素ガスN2 が収縮するとともに水
蒸気H2 Oの大部分も凝縮して水となり、その分容積が
減少して、図6(イ)に示すように、ホット弁当(A)
はシール材(d)がへこんだ状態になるが、販売時に7
0℃に昇温された時には、収縮した窒素ガスN2 が膨張
するとともに、凝縮した水が再び水蒸気H2 Oとなって
容器本体(a)内の気相部(c)に70℃に飽和な水蒸
気分圧が発生してその分昇圧されることで、図6(ロ)
に示すように、ホット弁当(A)はシール材(d)のへ
こみが是正されてへこみのない正常な形になっている。
このように、販売時に容器の異常な膨れを抑えて正常な
形を維持するとともに、販売前の常温保管時にも容器が
へこみ過ぎて破損しないホット弁当(A)を製造するこ
とができるので、これを密閉包装タイプのホット弁当
(A)として駅の売店、コンビニ及びファストフード等
で保温ボックスに保管しながら販売できるようになる。
また、製造時、適切な熱殺菌処理を施して製造から販売
までの間に容器本体(a)内の品物(b)に微生物的汚
染が生じないようにするとともに、容器本体(a)内の
気相部(c)に窒素ガスN2 を包含して品物(b)の酸
化を抑制するようにすることにより、容器本体(a)に
充填された品物(b)の腐敗を防止するとともに、その
品物(b)の鮮度、風味、香りを劣化させることがなく
なり、暖かくて、衛生的で、新鮮かつおいしく食べるこ
とができるホット弁当(A)を製造できるようになる。
更に、第1のフラッシュ置換機構(3)において容器本
体(a)内の気相部(c)を窒素ガスN2 でフラッシュ
置換してその気相部(c)における酸素濃度を希釈にし
た後、第2のフラッシュ置換機構(4)において容器本
体(a)内の気相部(c)を窒素ガスN2 と水蒸気H2
Oの混合流体で再びフラッシュ置換させることにより、
気相部(c)のチッソガスN2 の置換率を向上させてそ
の気相部(c)における酸素濃度をより希釈にさせて品
物(b)の酸化をより抑制できるとともに、容器本体
(a)に充填された品物(b)の温度が多少変動しよう
ともそれに影響されずに気相部(c)の水蒸気含有量を
一定にすることができる。
【0023】
【実施例】次に、本発明の実施例を以下に記載する。 〈実施データ〉 ・1200食/h用トレーシーラーで適用した。(3s
ecサイクルのボックスモーションシールタイプ) ・トレー容器の容量:500cc(概略内寸法:W97
mm×L150mm×H38mm) ・ご飯の場合の気相量:250cc(充填物温度:45
℃) ・オカズの場合の気相量:300cc(充填物温度:1
0℃) ・窒素ガス圧:4.5KG(連続供給合計量:70リッ
トル/min) ・水蒸気圧 :2〜3KG(保管温度を変える場合は、
今後これを調整する。) ・窒素ガスのフラッシュノズル数:4ヶ所(ノズル径:
φ6) ・混合流体のフラッシュノズル数:1ヶ所(ノズル径:
φ6) ・窒素ガスフラッシュノズルの吹出口形状:特に細工な
し、真下へ吹き出す。 ・混合流体フラッシュノズルの吹出口形状:1mm×3
0mmの矩形状(断面積:0.3cm2 )で水平吹き出
し。 ・水蒸気の供給時間:0.3〜0.5sec ・上記設定で、オカズもご飯も70℃保温用のものが良
好にできた。 〈水蒸気比率等の逆算結果〉 ・結果から見て混合流体の温度はほぼ70℃になってい
ると想定される。 ・混合流体の蒸気比率を供給側から逆算すると、 窒素ガス 4.5KG(5.5KA)で 水蒸気 2.5KG(3.5KA)であるから、 水蒸気比率:(3.5/(3.5+5.5))×100
=38.9%となる。 ・結果としての大気圧下で70℃の気相部水蒸気比率
は、 70℃の水蒸気の分圧:234torrであるから、 従って、水蒸気比率:(234/760)×100=3
1%となる。 ・上記において、供給側の水蒸気比率が25%程、高く
なっている。これは、気相部は混合流体によって比較
的、入れ替えられ易いノズル構造になっていると考えら
れるが、それでも混合流体の気相部入れ替えが100%
まではいかないために、少し過剰な水蒸気供給がなさ
れた結果と考えられる。 ・混合流体の吹出量の逆算: ノズルを出た所の流速:30m/secが想定される。
【0024】0.3×30×100×60/1000=
54リットル/min(大気圧下) ・0.375sec間の混合流体供給量: (54/60)×0.375=0.338リットル/B
(338cc) ・混合流体量はご飯、オカズのいずれの場合の気相容量
よりも少し過剰に供給される。 ・その結果、いずれの気相部も70℃のホット充填時と
同じ状態になっていると考えられる。 〈容器のヘコミ容量の計算〉 ・販売時、70℃で正常な形をしている所からさかのぼ
って考える。
【0025】 ご飯 :気相250cc中の水蒸気圧:234torr、 空気の分圧:760−234=526torr オカズ:気相300cc中の水蒸気圧:234torr、 空気の分圧:760−234=526torr ・販売前に25℃で保管している時を考える。
【0026】 ご飯 :気相中の水蒸気圧:24torr、 空気の分圧:526×(273+25)/(273+70) =457torr オカズ:気相中の水蒸気圧:24torr、 空気の分圧:526×(273+25)/(273+70) =457torr ・25℃での気相容量(大気圧:760torrおい
て) ご飯 :250×(24+475)/760=158cc オカズ:300×(24+475)/760=190cc ・25℃でのヘコミ容量 ご飯 :250−158=92cc (ヘコミ率:( 92/500) ×100=18.4%) オカズ:300−190=110cc(ヘコミ率:(110/500) ×100=22.0%) ・今回使用したトレー容器は、これらのに耐えるものを
ということで新たに開発されたものである。トレー容器
及びシール材とも、レトルトも可能な耐熱性の包材材質
とした。 〈実施例の効果〉 ・前段の窒素ガスフラッシュ置換の効果は、気相部にお
ける酸素濃度の希釈だけでなく、充填された品物の温度
による影響をなくする効果を出している。 ・後段の混合流体は前段で酸素濃度を希釈された気相部
をさらに効率良く押し出し入れ替える形でホット充填状
態を作り出している。 ・上記の二つの効果により、酸素残留濃度が低く、か
つ、所定温度を狙ったホット充填状態の気相部が作り出
せている。尚、残留酸素濃度は、3.3%前後のデータ
が確認された。
【0027】ところで、実施の形態では、第2のフラッ
シュ置換機構(4)において一定比率に混合された混合
流体でフラッシュ置換しているが、高温(例えば223
℃)の窒素ガスN2 でフラッシュ置換しても構わない。
この場合、第2のフラッシュ置換機構(4)の水蒸気供
給管(13)の途中に有する遮断用水蒸気弁(16)により
水蒸気H2 Oを遮断した状態で、高温の窒素ガスN2
けをフラッシュノズル(11)から吹き出す。このように
高温の窒素ガスN2 だけを容器本体(a)内の気相部
(c)に包含しても、販売前の常温保管時には、容器本
体(a)内の気相部(c)に包含された高温の窒素ガス
2 が収縮してホット弁当(A)はシール材(d)がへ
こんだ状態になるが、販売時に70℃に昇温された時に
は、容器本体(a)内の品物(b)に含まれる水分が水
蒸気H2 Oとなって容器本体(a)内の気相部(c)に
水蒸気分圧が発生してその分昇圧されることにより、ホ
ット弁当(A)はシール材(d)のへこみが是正されて
へこみのない正常な形になる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、販売時に容器の膨れを
抑えて正常な形を維持するとともに、販売前の常温保管
時にも容器がへこみ過ぎて破損しないし、しかも、製造
から販売までの間に微生物的汚染を生じないとともに、
品物の酸化も抑制できるから、密閉包装タイプのホット
弁当を駅の売店、コンビニ及びファストフード等で保温
ボックスに保管しながら販売できるとともに、暖かく
て、衛生的で、新鮮かつおいしく食べていただけるホッ
ト弁当を製造することができる。
【0029】
【0030】また、容器本体の前方、上方及び両側方を
覆ってその弁当本体内の気相部を一定比率に混合された
不活性ガスと水蒸気の混合流体または高温不活性ガスで
フラッシュ置換するようにしたから、容器本体内の気相
部を効率良くフラッシュ置換することが可能であるとと
もに、混合流体の外部への飛散流出を抑えて周囲環境を
良好に保つことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】容器本体に品物を充填した状態を示す説明図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態を説明する図で、(イ)は
チッソガスでフラッシュ置換している状態、(ロ)はチ
ッソガスと水蒸気の混合流体でフラッシュ置換している
状態、(ハ)は容器本体を密閉シールした状態である。
【図3】本発明の容器シール装置を示す全体概略図であ
る。
【図4】本発明の容器シール装置の要部における概略平
面図である。
【図5】混合流体のフラッシュノズル吹出口の斜視図で
ある。
【図6】ホット弁当の保管時と販売時の状態を示す図
で、(イ)は保管時、(ロ)は販売時である。
【符号の説明】
A ホット弁当 a 容器本体 b 品物 c 気相部 d シール材 1 容器シール装置 2 搬送機構 3 第1のフラッシュ置換機構 4 第2のフラッシュ置換機構 5 シール機構 6 リテーナ 7 箱状カバー 8 フラッシュノズル 9 ガス供給管 10 除菌フィルター 11 フラッシュノズル 12 ガス供給管 13 水蒸気供給管 14 サイクロン 15 減圧弁 16 遮断用水蒸気弁 17 ホットシールヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/00 A23L 1/48 A23L 3/00 - 3/3445

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体に所定量の品物を充填し、その
    容器本体内の気相部に一定比率に混合された不活性ガス
    と水蒸気の混合流体を吹き付けて当該気相部を前記混合
    流体でフラッシュ置換し、その直後に前記容器本体をシ
    ール材を用いて前記気相部に前記混合流体を閉じ込めて
    密閉シールした後、所定温度で所定時間、熱殺菌処理し
    たことを特徴とするホット弁当の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記容器本体内の気相部を一定比率に混
    合された不活性ガスと水蒸気の混合流体でフラッシュ置
    換する前に、前記気相部に不活性ガスを吹き付けて当該
    気相部を不活性ガス単独でフラッシュ置換したことを特
    徴とする請求項1記載のホット弁当の製造方法。
  3. 【請求項3】 容器本体に所定量の品物を充填し、その
    容器本体内の気相部に高温の不活性ガスを吹き付けて当
    該気相部を高温の不活性ガスでフラッシュ置換し、その
    直後に前記容器本体をシール材を用いて前記気相部に高
    温の不活性ガスを閉じ込めて密閉シールした後、所定温
    度で所定時間、熱殺菌処理したことを特徴とするホット
    弁当の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記容器本体内の気相部を高温の不活性
    ガスフラッシュ置換する前に、前記気相部に不活性ガス
    を吹き付けて当該気相部を不活性ガスでフラッシュ置換
    したことを特徴とする請求項3記載のホット弁当の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 所定量の品物が充填された容器本体内の
    気相部に不活性ガスを吹き付けて当該気相部を不活性ガ
    スでフラッシュ置換する第1のフラッシュ置換機構と、 該第1のフラッシュ置換機構において不活性ガスでフラ
    ッシュ置換された容器本体内の気相部に一定比率に混合
    された不活性ガスと水蒸気の混合流体または高温の不活
    性ガスを吹き付けて当該気相部を前記混合流体または高
    温の不活性ガスでフラッシュ置換する第2のフラッシュ
    置換機構と、 該第2のフラッシュ置換機構において前記混合流体また
    は高温の不活性ガスでフラッシュ置換された直後の容器
    本体の上面開口部をシール材を用いて当該容器本体内の
    気相部に前記混合流体または高温の不活性ガスを閉じ込
    めて密閉シールするシール機構と、 所定量の品物が充填された容器本体を前記第1のフラッ
    シュ置換機構、第2のフラッシュ置換機構及びシール機
    構に順次搬送する搬送機構とからなることを特徴とする
    ホット弁当製造装置。
  6. 【請求項6】 前記第2のフラッシュ置換機構におい
    て、容器本体を、その前方を前記シール機構で密封シー
    ルされている一つ先の容器本体のシール線により遮断
    し、また、上方を前記シール機構へ供給されるシール材
    により覆い、更に、両側方を緩衝材で覆うようにしたこ
    とを特徴とする請求項5記載のホット弁当製造装置。
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