JP3102378U - 歯科用粘性材料の押出具 - Google Patents

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誠 道明
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Abstract

【課題】粘性の高い歯科用粘性材料を極微量出しつつインスツルメントを用いてそれを掻き取る作業が行い易く、特に複数のカートリッジを使用する際にキャップの開閉は勿論、押出し操作もカートリッジの交換も全て片手で簡単に修復・作製作業を行うことが可能な歯科用粘性材料の押出具を提供する。
【解決手段】後端開口部C2にシール片C3を介して内部に歯科用粘性材料Pが充填された筒状のカートリッジC内の該シール片部分を押圧することによりカートリッジの先端開口部C1から歯科用粘性材料を押し出すための歯科用ペースト押出具であって、台座1と、該台座から上向きに突出する押圧棒2とから成る歯科用粘性材料の押出具とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、筒状のカートリッジ内に充填された歯科用粘性材料をカートリッジを装着すると直ちに且つ容易に押し出すことが可能な歯科用粘性材料の押出具に関するものである。
従来、歯科分野において歯科用充填材料や人工歯用材料,歯冠材作製用材料等の歯科用粘性材料を取り扱う場合、その都度治療の目的に見合う色調等を選定しその選定に基づいて歯科医や技工士や衛生士が歯科用粘性材料となる粉末と練和液とを適正量採取し充分練和して使用していたが、近年このような歯科用粘性材料が各種の色調等に予め粘性を有する状態に練和されて筒状の使い捨て容器(以下、カートリッジと言う)に充填して提供されるようになってきた。
一般的なカートリッジに収容された歯科用粘性材料の使用方法は、歯科用粘性材料の粘性が比較的低い場合には歯科用粘性材料をカートリッジの出口から直接修復しようとする歯牙や作製しようとする歯科用補綴物の表面へ後述する注射器式等の押出具や専用のアプライヤーを用いて適用する方法である。一方、比較的粘性の高い歯科用粘性材料の場合にはカートリッジの出口から歯科用粘性材料を予め少量出しておき、先端が球体やヘラ状等の形状のステッィク状の歯科用インスツルメントでカートリッジ出口の歯科用粘性材料を掻き取って歯科用インスツルメントで修復しようとする歯牙や作製しようとする歯科用材料の表面へ適用し、この操作を繰り返すことにより歯牙の修復や補綴物の作製を行うのである。
従来の歯科用粘性材料のカートリッジは、図3に示すように先端に徐々に細くなっておりキャップ20が装着される出口10があり、後端に取手12がそれぞれ設けられている筒11に予め歯科用粘性材料を充填しておき、後端より筒11内に挿入した押圧棒30を注射器の要領で押圧して出口10から歯科用粘性材料を所定量押し出し得るようになっているものが使用されていた。しかし、この注射器式の歯科用粘性材料のカートリッジ(押出具も兼ねる)では粘性の高い歯科用粘性材料を極微量押出しつつインスツルメントを用いてそれを掻き取るという作業が行い難かった。即ち、片手で筒11を保持し、もう一方の手でキャップ20を外すので両手が必要となり(片手で外した場合には押出し操作に移るために持ち替える必要があり)、その後、注射器の要領で押圧棒30に力を加えて歯科用粘性材料を押出し、インスツルメントを用いてそれを掻き取り修復・作製箇所に適用し、再びキャップ20を両手で使って閉めるという操作が必要であった。特に複数の色を使用する歯冠材作製用の歯科用粘性材料等では複数のカートリッジを使用するために前述の操作がその使用するカートリッジ分だけ必要となるのであった。
また、カートリッジを収容する筒状体の後部にカートリッジの後端を螺合して固定する手段を設けた回転保持具と、この回転保持具の後端に嵌着されて後端開口を閉塞する閉塞板の中心に穿設された開口を囲むように内壁に雌ねじが螺刻された複数の分割片からなる円筒状体が立設された閉塞手段と、この複数の分割片の内壁に設けられた雌ねじと係合する雄ねじが螺刻され且つ後端に偏平な突起片を設けた押出棒と、この押出棒の後端に設けられた偏平な突起片を収容する偏平な筒状部を設けた、前記回転保持具の後端に装着されるホルダとを具え、カートリッジを回転保持具内に収容する際に、押出棒の先端をカートリッジの後端開口に設けられたシール片に当接させて押出棒を後部に押し戻すと共に、前記閉塞手段に設けられた複数の分割片をカートリッジの後端開口内に嵌入させて押出棒を狭着させ、ホルダの回転で押出棒の先端をシール片を介してカートリッジ内に押入させて、カートリッジ内に充填されている粘性材料が押し出すように構成した構造になっていることによって更に高い粘性の歯科用粘性材料に適用させたカートリッジ等(及びその押出装置)もある(例えば、特許文献1,2参照。)。しかし、これらのカートリッジは必ず両手で押圧棒を操作する必要があるので前述のカートリッジよりも頻繁に歯科用インスツルメントで掻き取りながら操作を行うには不向きであった。
その他にも、梃子を利用したガンタイプのアプライヤーも数多く提案されているが(例えば、特許文献3参照。)、これは比較的低い粘度の歯科用粘性材料をカートリッジの出口から直接修復しようとする歯牙や作製しうようとする歯科用補綴物の表面へ適用するためのカートリッジ(及びその押出装置)であって、たとえ比較的高粘性の材料に利用しても前述の注射器式のカートリッジと同様の問題に加えてカートリッジをアプライヤーに付け替える必要性が増すためにそれ以上多くの問題を抱えていたのである。
特公平6−20468号公報 特開平8−56962号公報 特開平9−253095号公報
そこで本考案は、粘性の高い歯科用粘性材料を極微量出しつつインスツルメントを用いてそれを掻き取る作業が行い易く、特に複数のカートリッジを使用する際にキャップの開閉は勿論、押出し操作もカートリッジの交換も全て片手で簡単に修復・作製作業を行ることが可能な歯科用粘性材料の押出具を提供することを課題とする。
即ち本考案は、後端開口部にシール片を介して内部に歯科用粘性材料が充填された筒状のカートリッジ内の該シール片部分を押圧することによりカートリッジの先端開口部から歯科用粘性材料を押し出すための歯科用ペースト押出具であって、台座と、該台座から上向きに突出する押圧棒とから成る歯科用粘性材料の押出具である。また本考案は、押出棒が2〜4本であったり、台座の底面に永久磁性体または吸盤等の滑り止め部を有していることが好ましいのである。
本考案に係る歯科用粘性材料の押出具は、粘性の高い歯科用粘性材料を極微量出しつつインスツルメントを用いてそれを掻き取る作業が行い易く、特に複数のカートリッジを使用する際にキャップの開閉は勿論、押出し操作もカートリッジの交換も全て片手で簡単に修復・作製作業を行ることが可能な歯科用粘性材料の押出具である。
以下、図面により本考案に係る歯科用粘性材料の押出具について詳細に説明する。
図1は本考案に係る歯科用粘性材料の押出具の1実施例の斜視説明図。図2は本考案に係る歯科用粘性材料の押出具の他の実施例の斜視説明図。図3は従来の注射器式の押出具の斜視説明図、図4は本考案に係る歯科用粘性材料の押出具の使用例を示す説明図である。
図面中1は、本考案に係る歯科用粘性材料の押出具が使用前に容易に横転することなく、また使用の際にも安定してカートリッジC内のシール片C3に力を加えることを可能とするために必要な台座である。本考案に係る歯科用粘性材料の押出具を安定して利用するためには台座1をできるだけ大きく且つ重くすることが好ましいが、歯科用粘性材料の押出具の移動や本考案の押出具が卓上で使用されることが多いことを考慮すると必要最低限の大きさと重さの台座1に対して図2に示したように、底面1aに例えばフエルトやゴム質の滑り止め部3を有していることが好ましく、滑り止め部3が永久磁性体または吸盤であることがより好ましい。なお、台座1の大きさや素材は特に制限されず使用の条件に合わせて設定される。
図面中の2は台座1から上向きに突出する押圧棒であり、カートリッジC内のシール片C3を押圧するために存在する。押圧棒2の形態は直線状か僅かに湾曲した程度の直線状であり断面の形に制限はなく、使用による押圧に耐えうる丈夫さを備え、その最大太さが用いるカートリッジCの内径より小さい棒である。押圧棒2は台座1から上向きに突出しているが必ずしも垂直である必要はなく、カートリッジCを片手で押圧しやすい角度及びその長さが用いるカートリッジCよりも長ければ良い。また、図4に示すようにカートリッジCを片手で押圧棒に設置することを想定すると、押圧棒2先端の高さは台座1の底面1aから一般的な人の肘の長さである約25〜30cm以下であることが好ましい。
本考案に係る歯科用粘性材料の押出具は、簡単にカートリッジを取り替えることが可能であるため複数本のカートリッジCを使用する作業も従来の押出具と比較して効率よく行うことが可能であるが、図2に示したように一つの台座1に2本の押圧棒2を備えた歯科用粘性材料の押出具とすることによって頻繁に使用するカートリッジCと他の1本を予め押圧棒2に掛けておくことでより利便性を高めることが可能である。押圧棒2の数を増やすとより多くのカートリッジCを用意しておけるが、台座1が大きくなる傾向があるため押圧棒2を複数本とする場合は2〜4本であることが好ましい。
図面中Cは本考案に係る歯科用粘性材料の押出具で使用するカートリッジである。カートリッジCは必ずしも本考案に係る歯科用粘性材料の押出具専用として設計されたカートリッジである必要はなく、従来のカートリッジに於いて押圧棒が歯科用粘性材料の後端開口部のシール片を兼ねて一体化している場合を除く、従来の注射器式の押出棒や、カートリッジを収容する筒状体の後部にカートリッジの後端を螺合して固定する手段を持つ押出装置の押圧棒を廃した構成である、キャップ,先端開口部及び後端開口部を有する筒,シール片(筒内を移動する内栓)の構成から成るカートリッジであれば使用することができる。一般的には市販されている歯科用粘性材料のカートリッジは簡単に分解可能であるので、前述の構成部分のみを取り出すことは容易である。
本考案に係る歯科用粘性材料の押出具の使用方法は、カートリッジCの先端に付いているキャップを取り外し、図4に示すようにカートリッジCの後端開口部C2方向から歯科用粘性材料の押出具の押圧棒2をシール片C3に接触させカートリッジCの外殻を手で保持しながら押圧棒2の下方向に向かって力を加えることにより押圧棒2でシール片C3を押圧する。この操作によりカートリッジC内部の歯科用粘性材料Pが所望量だけカートリッジCの先端開口部C1から押出されるので、歯科用のインスツルメントを用いて歯科用粘性材料を掻き取り、場合によってはキャップを再び閉めるのである。
これらの歯科用粘性材料Pを先端開口部C1から出すまでの一連の操作は、図3に示したような従来の注射器式のカートリッジではキャップを片手で取ったとしても押圧棒を押す段で持ち帰る必要があったのに対して、本考案に係る歯科用粘性材料の押出具では全て片手で行えることが可能である。更に複数本のカートリッジCを使用する場合に於いても片手で次々に簡単に取り替えながら作業を行うことができるのである。
本考案に係る歯科用粘性材料の押出具の1実施例の斜視説明図。 本考案に係る歯科用粘性材料の押出具の他の実施例の斜視説明図。 従来の注射器式の押出具の斜視説明図。 本考案に係る歯科用粘性材料の押出具の使用例を示す説明図。
符号の説明
1 台座
1a 底面
2 押圧棒
3 滑り止め部
C カートリッジ
C1 先端開口部
C2 後端開口部
C3 シール片
P 歯科用粘性材料

Claims (4)

  1. 後端開口部(C2)にシール片(C3)を介して内部に歯科用粘性材料(P)が充填された筒状のカートリッジ(C)内の該シール片(C3)部分を押圧することによりカートリッジの先端開口部(C1)から歯科用粘性材料(P)を押し出すための歯科用ペースト押出具であって、台座(1)と、該台座(1)から上向きに突出する押圧棒(2)とから成る歯科用粘性材料の押出具。
  2. 押出棒(2)が2〜4本である請求項1に記載の歯科用粘性材料の押出具。
  3. 台座(1)の底面(1a)に滑り止め部(3)を有する請求項1または2に記載の歯科用粘性材料の押出具。
  4. 滑り止め部(3)が永久磁性体または吸盤である請求項3に記載の歯科用粘性材料の押出具。
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