JP3102169B2 - 回転検出装置 - Google Patents

回転検出装置

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JP3102169B2
JP3102169B2 JP04334279A JP33427992A JP3102169B2 JP 3102169 B2 JP3102169 B2 JP 3102169B2 JP 04334279 A JP04334279 A JP 04334279A JP 33427992 A JP33427992 A JP 33427992A JP 3102169 B2 JP3102169 B2 JP 3102169B2
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転位置や回転速度を
検出する回転検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回転検出装置において、
スリーブに磁石を一体成型し、このスリーブの磁石成型
部以外でシャフトに圧入固定することによって、スリー
ブの磁石成型部とシャフトとの間にクリアランスを設け
スリーブ圧入時における磁石の初期割れを防止するもの
が知られている。(例えば実開昭57−17405号公
報)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の回転検出装置では、スリーブの圧入固定部と、
スリーブの磁石成型部とがずらされて設けられているた
め、シャフト軸方向の寸法が大きくなり装置の体格が大
型化してしまうという問題があった。又、シャフト圧入
部と磁石成型部とがシャフト軸方向にずれているため、
耐振性に劣るという問題があった。
【0004】本発明は上記問題に鑑み、磁石の割れを防
止するとともに回転検出装置の小型化を図ることを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、シャフトの回転位置や回転速度を検出する
回転検出装置において、前記シャフトの外周に圧入され
る金属リングと、環状に形成され、前記金属リングの外
周に所定クリアランスを介して配設され、側面が前記金
属リングに保持される磁石とを備えたことを特徴とする
回転検出装置という技術的手段を採用する。
【0006】
【作用】以上に述べた本発明の回転検出装置の構成によ
ると、環状に形成された磁石は、シャフトに圧入された
金属リングに、側面が保持されるとともに金属リング外
周に所定クリアランスを介して配設される。
【0007】この所定クリアランスによって、シャフト
への金属リング圧入時に発生する応力で磁石が割れるこ
とが防止される。さらに、金属リング圧入部外周に、環
状磁石が配置されるため、シャフト軸方向の寸法が短縮
される。これによって、装置の小型化が図られる。ま
た、金属リング圧入部外周に磁石が配置されるため、金
属リング圧入部と磁石とのシャフト軸方向に対するずれ
が解消され、耐振性向上が図られる。
【0008】
【実施例】本発明の回転検出装置を内燃機関のシャフト
に取り付けた実施例を図1に基づいた実施例を説明す
る。
【0009】図1は、本実施例の回転検出装置100の
断面図である。内燃機関のシャフト3には、環状に形成
された金属リング2が圧入されている。この金属リング
2のシャフト3軸方向の一端部には、つば部2aが形成
されている。そして、金属リング2のシャフト3軸方向
他端には、環状のプレート5が取り付けられている。こ
のプレート5は、金属リング2にネジ6によって固定さ
れている。そして、プレート5と金属リング2のつば部
2aとの間には、環状の磁石1が取り付けられている。
この磁石1は、焼結あるいは樹脂成型によって環状に形
成され、磁石1のシャフト3の軸方向端面がそれぞれつ
ば部2a、プレート5に弾性を有する接着層(例えば、
変性エポキシや変性アクリル系接着剤)、あるいはシー
ト(例えば、エラストマーやゴム)を介して固定されて
いる。そして、上記ネジ6によって、この接着層あるい
はシートに加圧力が加わるようになっている。なお、金
属リング2とプレート5との材質は非磁性体(たとえば
オーステメイト系ステンレス又はアルミ合金)からな
り、磁石1から生じる磁気信号に影響を与ることを防止
する構成となっている。
【0010】また、磁石1の内周面と金属リング2の外
周面との間には隙間が形成され、この隙間は所定クリア
ランス7に保たれている。なお、本実施例では、この所
定クリアランスは0.1〜0.5mm程度に保持されて
いる。
【0011】この磁石1の構造を図2、図3、図4、図
5に示す。図2は磁石1の平面図であり、図3は図2の
I−I線に沿う断面図、図4は図2のA部拡大図、図5
は図3のB部拡大図である。
【0012】図2、図3、図4、図5に示すように磁石
1の内周面には、複数の突起8(本実施例では6個)が
形成されている。この突起8により磁石1が金属リング
2に対して位置決めされ、上記所定クリアランス7を一
定に保つことができる。
【0013】また、図5に示すように磁石1の外周面に
は切り欠き面1dが形成されている。一方、図1に示す
ように金属プレート2のつば部2aに爪部2bが形成さ
れ、この爪部2bは切り欠き面1dに対向するようにな
っている。そして、この切り欠き面1dと爪部2bとに
よって、磁石1の抜け止めを図ることができる。
【0014】なお、この回転検出装置100は、磁石
1、金属リング2、プレート5とが一体に設けられ、こ
の一体に設けられた部材がシャフト3に圧入固定される
ことによって設けられる。
【0015】次に、本実施例の回転検出装置100の作
動を説明する。内燃機関のシャフト3が回転すると、こ
の回転とともに装置100も回転する。そして、磁石1
の外周面に対向するように設けられた図示せぬ感磁素子
が、磁石1の回転によって発生する磁界変化を検出す
る。これによって、シャフト3の角度や回転速度を検出
する。
【0016】上記の構成により、所定クリアランス7が
形成されることによって、金属リング2のシャフト3へ
の圧入時に生じる応力が磁石1へ伝達し、磁石1に初期
割れが発生することを防止できる。さらに、この金属リ
ング2のシャフト3への圧入部の外周に、磁石1が配置
される。このため、シャフト3軸方向の寸法を短縮する
ことができ、装置100の体格を小型化することができ
る。
【0017】また、磁石1を接着材によって金属リング
2に固定する場合、所望の接着強度を確保するために接
着層をなるべく薄く、かつ均一に設けることが必要とさ
れる。ところが、磁石1の内周面と金属リング2の外周
面とを接着材によって固定すると、磁石1のたわみ等に
よる変形、型抜きのための抜き勾配、磁石1固定時のず
れ等によって接着層の厚さが均一に保つことが困難とな
ってしまう。このため、接着強度が安定しないことがあ
る。しかしながら、上記実施例のように磁石1の軸方向
端面を接着することによって、接着層の厚さを比較的容
易に調節することができ、十分な接着強度を得ることが
できる。
【0018】さらに、上記の磁石1は焼結あるいは樹脂
成型によって形成されるため、磁石1の接着面11に接
着強度向上用の面あらし(例えば面粗さ15〜45μm
の梨地加工)を形成したり、位置決め用の突起8を容易
に設けることができる。そして、この突起8によって、
金属リング2に磁石1を挿入するのみで簡単に所定クリ
アランスを設定することができ、組み付け性を向上する
ことができる。
【0019】さらに、金属リング2の圧入部の外周に磁
石1が配置されていることによって上記従来技術に対し
て耐振性の向上を図ることができる。したがって、振動
によるノイズが発生することを抑制できるため、検出装
置の精度向上を図ることができる。このため、磁石1の
着磁数を増大させ、装置の精度が特に要求されるときに
有利である。
【0020】また、図6に第2実施例を示す。なお、以
下に示す他の実施例では、第1実施例と同じ構成あるい
は均等の構成については同一の符号を付し、説明を省略
する。
【0021】この実施例では、金属リング2とプレート
5とを上記第1実施例のようにネジ6によって固定する
のではなく、圧入によって固定する。これによって、上
記第1実施例より部品点数を減らすことができコスト低
減を図ることができる。
【0022】また、プレート5が圧入された金属リング
2の内周面は、シャフト3との間に隙間ができるように
形成されている。この隙間は、プレート5の圧入時に内
周側へ圧縮変形する金属リング2の寸法変化を補償す
る。これによって、金属リング2のシャフト3への圧入
を容易とすることができ、組み付け性を向上することが
できる。
【0023】また、この実施例での磁石1aは断面長方
形に形成されている。このため、上記第1実施例のよう
な磁石1の切り欠き面1dに対向する爪部2bを金属プ
レート2に形成する工程がなくなり、組み付け性を向上
することができる。
【0024】さらに、図7、図8に第3の実施例を示
す。図7はこの実施例の磁石1bの部分平面図であり、
図8は図7のII−II線に沿う断面図である。磁石1
bは、図8に示すように断面長方形状に形成され、シャ
フト3軸方向端面(図7中の上下方向端面)の所定円周
上に三角波状突起9を複数形成する。なお、本実施例で
は、所定円周上にそれぞれ2つの突起9が形成され、こ
の突起9の高さは0.1〜0.5mm程度、先端角度は
30°〜120°程度に形成されている。
【0025】この突起9を備えた磁石1bが金属リング
2とプレート5との間に固定されるとき、金属リング2
およびプレート5は、上記突起9のみと接着層あるいは
シート層を介して加圧される。そして、この加圧力によ
って突起9の先端が所定高さつぶされた状態で、磁石1
bは固定される。これによって、磁石寸法にばらつきが
あっても、突起9の先端をつぶすことで確実に磁石1b
を保持することができる。また、過大な加圧力が磁石に
加わることが防止できるため、組み付け時の磁石割れを
防止することができる。さらに、硬化した接着層中、あ
るいはシート層中に突起9が突出することによって磁石
1bの移動を防止することができる。
【0026】また、樹脂成型によってこの磁石1bを形
成すると突起9は容易に設けることができるため、上記
磁石1bの保持を簡単に実現することができる。さら
に、図9、図10に第4の実施例を示す。図9はこの実
施例の磁石1cの部分平面図であり、図10は図9のI
II−III線に沿う断面図である。これは接着剤を使
用して磁石1cを固定する場合の実施例である。この実
施例の磁石1cの固定端面上に所定深さの円形凹部10
を複数形成する。なお本実施例では、凹部10の深さは
0.1〜0.5mm程度で形成されている。
【0027】そして、この磁石1cを接着剤で固定する
とき、接着剤が上記凹部10内に流入して硬化する。す
ると、この凹部10内で硬化した接着剤は、接着力に加
え、機械的に磁石1cのがたを防止することができる。
また、磁石の接着が十分ではなく接着面に剥離が生じた
場合も、凹部10内に流入した接着剤によって磁石1c
が移動することを防止できる。
【0028】
【発明の効果】以上に述べた本発明の回転検出装置の構
成および作用によると、金属リング圧入部外周に所定ク
リアランスを介して環状磁石が配置されることによっ
て、金属リング圧入時における磁石初期割れを防止する
とともに装置の小型化を図ることができる。さらに、耐
振性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の回転検出装置の断面図である。
【図2】第1実施例の環状磁石の平面図である。
【図3】図2のI−I線に沿う断面図である。
【図4】図2のA部拡大図である。
【図5】図3のB部拡大図である。
【図6】第2実施例の回転検出装置の断面図である。
【図7】第3実施例の環状磁石の部分平面図である。
【図8】図6のII−IIに沿う断面図である。
【図9】第4実施例の環状磁石の部分平面図である。
【図10】図6のIII−IIIに沿う断面図である。
【符号の説明】
1 磁石 2 金属リング 3 シャフト 5 プレート 7 クリアランス 100 回転検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−154010(JP,A) 実開 昭57−17405(JP,U) 実開 平3−109008(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 7/00 - 7/34 102 G01D 5/00 - 5/252 G01D 5/39 - 5/62 G01P 3/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトの回転位置や回転速度を検出す
    る回転検出装置において、 前記シャフトの外周に圧入される金属リングと、 環状に形成され、前記金属リングの外周に所定クリアラ
    ンスを介して配設され、側面が前記金属リングに保持さ
    れる磁石とを備えたことを特徴とする回転検出装置。
JP04334279A 1992-12-15 1992-12-15 回転検出装置 Expired - Fee Related JP3102169B2 (ja)

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WO2012128059A1 (ja) * 2011-03-18 2012-09-27 カヤバ工業株式会社 トルクセンサ
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