JP3102137B2 - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

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JP3102137B2 JP04119954A JP11995492A JP3102137B2 JP 3102137 B2 JP3102137 B2 JP 3102137B2 JP 04119954 A JP04119954 A JP 04119954A JP 11995492 A JP11995492 A JP 11995492A JP 3102137 B2 JP3102137 B2 JP 3102137B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両の自動変速機にお
いて変速を制御するための油圧制御装置に関し、特に一
つの摩擦係合装置に対して二つの油圧の給排部を切換え
て連通させるバルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように自動変速機における変速
は、クラッチやブレーキなどの摩擦係合装置を係合もし
くは解放させることにより実行されるが、それらの摩擦
係合装置のうちには走行レンジの異なる二つの変速段で
係合させられものもあり、この種の摩擦係合装置におい
ては、変速時の過渡特性をそれぞれの変速段で異ならせ
る必要がある。
【0003】例えば図3は前進4段・後進1段の変速段
を設定可能な自動変速機の歯車列を示しており、この歯
車列は前進3段の変速を行う3速変速部1とオーバード
ライブ部(O/D部)2とを備えている。すなわち3速
変速部1は、第1遊星歯車機構3と第2遊星歯車機構4
とを備え、それぞれのサンギヤ5,6がサンギヤ軸7に
よって連結されるとともに、そのサンギヤ軸7が第2ク
ラッチC2 を介して入力軸8に連結され、その第2クラ
ッチC2 のクラッチドラムの外周にバンドブレーキであ
る第1ブレーキB1 が設けられている。また第1遊星歯
車機構3のリングギヤ9と入力軸8との間には第1クラ
ッチC1 が配置されている。さらにサンギヤ軸7とケー
シング10との間には、互いに直列に配列された第1一
方向クラッチF1 と第2ブレーキB2 とが配置されてい
る。第1遊星歯車機構3のキャリヤ11と第2遊星歯車
機構4のリングキヤ12とが一体となって回転するよう
連結され、その第2遊星歯車機構4のキャリヤ13とケ
ーシング10との間には、互いに並列の関係に配列され
た第2一方向クラッチF2 と第3ブレーキB3 とが設け
られている。
【0004】O/D部2は一組の遊星歯車機構14を備
え、そのキャリヤ15が前記第1遊星歯車機構3のキャ
リヤ11および第2遊星歯車機構4のリングギヤ12に
連結され、またリングギヤ16が出力部材であるカウン
タドライブギヤ17に連結されている。そしてサンギヤ
18とキャリヤ15との間には、互いに並列の関係にあ
る一方向クラッチF0 とクラッチC0 とが配置され、さ
らにそのサンギヤ18とケーシング10との間にブレー
キB0 が設けられている。この自動変速機では各摩擦係
合装置が図4の作動表に示すように係合することにより
前進4段・後進1段の変速段を設定することができる。
【0005】上述した自動変速機における第3ブレーキ
B3 は、後進段とLレンジの第1速とで係合させる必要
があるが、後進段は3速変速部1にトルクが入力されて
いないニュートラルレンジから切換えて設定されるため
に、第3ブレーキB3 はその係合油圧を調圧することな
く係合させても変速ショックは生じない。一方、Lレン
ジの第1速では、第1クラッチC1 が係合していて3速
変速部1に既にトルクが入力されている状態で第3ブレ
ーキB3 を係合させる必要があるために、第3ブレーキ
B3 は油圧を調圧しつつ係合させる必要がある。そのた
めシフトバルブを使用している従来の油圧制御装置で
は、第3ブレーキB3 に油圧を供給する油路をシフトバ
ルブおよびマニュアルバルブによって切換えている。
【0006】また最近では、摩擦係合装置に対する油圧
の給排とその過渡制御とを一つの電磁弁で行う所謂直接
制御式の自動変速機用油圧制御装置が開発されつつあ
り、例えばその一例が特開平3−163265号公報に
記載されている。この種の油圧制御装置では、各電磁弁
は摩擦係合装置の係合・解放の制御とその油圧の過渡制
御とを行うことができるが、油路の変更を行うことがで
きず、したがって上述した第3ブレーキB3 のように異
なるレンジで係合させられる摩擦係合装置については、
シャトル型のチェックボールバルブを使用して各レンジ
もしくは変速段での油圧の供給油路を切換えるのが一般
的である。これを模式的に示せば、図5のとおりであ
り、マニュアルバルブ20のRレンジポート21をシャ
トル型チェックボールバルブ22を介して第3ブレーキ
B3 に接続し、またマニュアルバルブ20のLレンジポ
ート23は例えばデューティ制御される電磁弁24に接
続するとともに、この電磁弁24を前記シャトル型のチ
ェックボールバルブ22を介して第3ブレーキB3 に接
続することになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した所謂直接制御
式の油圧制御装置では、シフトバルブやアキュームレー
ータなどを廃止できるので、油圧制御装置の小型軽量化
をある程度図ることができるが、シャトル型のチェック
ボールバルブ22を新たに追加する必要があり、これが
重量の増大要因もしくは小型化の阻害要因となってお
り、この点で更に改善する余地があった。
【0008】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たもので、摩擦係合装置の係合圧の直接制御が可能であ
り、かつより小型軽量化を図ることのできる油圧制御装
置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、走行レンジの異なる二つの変速段で
油圧が供給されて係合する摩擦係合装置を備えた自動変
速機の油圧制御装置において、前記摩擦係合装置への油
圧の給排を制御するバルブが、互いに対向させて形成さ
れた二つの弁座と、これらの弁座の間に移動自在に収容
されてそれぞれの弁座を選択的に閉じる弁体と、前記摩
擦係合装置が接続されかつ前記弁座の間に開口するよう
形成された出力ポートと、前記一方の弁座側から他方の
弁座に向けて前進して前記弁体を他方の弁座に押し付け
るよう磁気力によって軸線方向に前後動させられるプラ
ンジャとを有し、前記一方の弁座を開口端とした一方の
ポートに前記二つの変速段のうちの一方の変速段で油圧
が供給される油路が接続され、かつ他方の弁座を開口端
とする他方のポートに前記二つの変速段のうちの他方の
変速段で油圧が供給される他の油路が接続されているこ
とを特徴とするものである。
【0010】またこの発明では、所定の低速段でエンジ
ンブレーキ効かせるための油圧と後進段を設定するため
の油圧とを選択的に出力する切換弁を設け、前記一方の
ポートには前記油路を介して後進段を設定するための油
圧を供給し、かつ他方のポートには前記他の油路を介し
て前記所定の低速段でエンジンブレーキを効かせるため
の油圧を供給するよう構成し、さらに前記摩擦係合装置
は、前記所定の低速段でエンジンブレーキを効かせる場
合と後進段を設定する場合とで係合させられる摩擦係合
装置とすることができる。
【0011】
【作用】この発明の油圧制御装置で使用されるバルブ
は、プランジャが前進して弁体を前記他方の弁座に押付
けて前記他方のポートを閉じる構成であるから、このプ
ランジャと同方向に油圧を加える前記一方のポートから
油圧を供給した場合には、弁体はその油圧によって前記
他方の弁座に押付けられて、ここを閉じる。すなわち前
記他方のポートから供給される油圧については、プラン
ジャによって供給および停止を制御でき、プランジャに
よる開閉を高速で行うとともに単位時間あたりの開閉割
合を制御すれば、供給油圧を制御することができる。ま
た前記一方のポートから油圧を供給した場合には、弁体
が他方の弁座に押付けられたままとなって、この一方の
ポートが出力ポートに連通するので、その一方のポート
から供給された油圧をそのまま摩擦係合装置に供給する
ことができる。すなわちこれらのポートを介して供給さ
れる油圧がレンジの異なる変速段で供給される油圧とす
ることにより、それらの油圧の供給速度、すなわちそれ
らの変速段での摩擦係合装置の係合過渡特性を異ならせ
て制御することができる。
【0012】特に後進段とエンジンブレーキの効く低速
段とでは、前記摩擦係合装置の係合過渡特性が大きく異
なるが、この発明の油圧制御装置では、前記一つのバル
ブによって後進段と前記低速段とに適した油圧の供給制
御を行うことができる。
【0013】
【実施例】つぎにこの発明の実施例を図面を参照して説
明すると、図1はこの発明の一実施例を示す部分的な油
圧回路図であって、ここに示すバルブ30は図3に示す
自動変速機における第3ブレーキB3 を制御するための
ものである。すなわちこのバルブ30は電子制御装置3
1によってオン・オフ制御されるソレノイド32によっ
てプランジャ33を図1の下方に前進させる電磁弁であ
って、非通電時にはプランジャ33が後退して第3ブレ
ーキB3 への油圧を供給できる状態とするノーマルオー
プン型として構成されている。ソレノイド32およびプ
ランジャ33の後端部を収容しているコイル室34の開
口部には、円筒状の突出部35を一体に形成したケーシ
ング36が取り付けられており、プランジャ33の先端
部分はその円筒状突出部35に挿入されている。
【0014】また円筒状突出部35の内部の中間部には
リング状の排出側弁座37が設けられており、これに対
して突出部35の先端部には、開口端を供給ポート38
とした供給側弁座39が、排出側弁座37と同一軸線上
で対向して設けられている。そしてこれらの弁座37,
39の間に弁体である鋼球などのボール40が移動自在
に収容されている。さらに前記突出部35には、排出側
弁座37と供給側弁座39との間に開口するよう半径方
向に貫通させて形成した出力ポート41が形成され、前
記排出側弁座37を挟んで出力ポート41とは反対側に
ドレンポート42が半径方向に貫通して形成されてい
る。
【0015】さらにドレンポート42を挟んで排出側弁
座37とは反対側、すなわち円筒状突出部35の内奥部
にはシール用弁座43が形成されており、プランジャ3
3が後退している状態で、このシール用弁座43に密着
してコイル室34をドレンポート42に対して閉じるフ
ランジ状のシール部材44がプランジャ33に取り付け
られている。このシール部材44のドレンポート42か
らの油圧が作用する受圧面の直径D1 は以下のように設
定されている。すなわち図2において、ライン圧PL が
ボール40を介してプランジャ33を図1の上方に押す
力は、供給側弁座39に密着しているボール40の受圧
面の直径をD0 とすれば、(π・D0 2・PL /4)で
表される大きさであり、したがってプランジャ33の図
1における下向きの力は、この供給ポート38からのラ
イン圧PL による押上げ力より大きく設定されている。
電気的なフェイル時には、ドレンポート42から供給し
た油圧が、このプランジャ33の下向きの力に抗してプ
ランジャ33を押し上げる必要があるので、結局、シー
ル部材44の受圧面の直径D1 は、供給ポート38側で
のボール40の受圧面の直径D0 より大きく設定されて
いる。
【0016】なお円筒状突出部35のうちプランジャ3
3を単に貫通させている部分の内径D2 は、プランジャ
33がスティックした場合などのオイルの漏洩を可及的
に少なくするために、可能な範囲で小さい値に設定され
ている。
【0017】そして前記出力ポート41には図3に示す
第3ブレーキB3 が接続されており、また供給ポート3
8にはマニュアルバルブ45のLレンジポート46が接
続され、かつドレンポート42にはマニュアルバルブ4
5のリバース(R)レンジポート47が接続されてい
る。なおこのマニュアルバルブ45が従来一般の自動変
速機用油圧制御装置で使用されているものと同様のバル
ブであって、ドライブ(D)レンジを選択した場合には
ライン圧PL の供給されている入力ポート48をDレン
ジポート49に連通させ、第2速でエンジンブレーキを
効かせるSレンジを選択した場合にはDレンジポート4
9とSレンジポート50とを入力ポート48に連通さ
せ、第1速でエンジンブレーキを効かせるLレンジを選
択した場合には、Dレンジポート49とSレンジポート
50とLレンジポート46とを入力ポート48に連通さ
せ、そしてRレンジを選択した場合にはRレンジポート
47を入力ポート48に連通させるようになっている。
さらにこれらの連通関係以外では、各レンジポート4
6,47,48,49.50はドレンポート51,52
に連通する。
【0018】前述したように第3ブレーキB3 はLレン
ジの第1速とRレンジとで係合させられるので、これら
の変速段を設定する場合の作用について説明すると、先
ずLレンジを選択した場合には、マニュアルバルブ45
のLレンジポート46からライン圧PL が出力されて電
磁弁30の供給ポート38に送られ、またRレンジポー
ト47はドレンポート51に連通するので、電磁弁30
のドレンポート42からは排圧される。一方、ソレノイ
ド32は電子制御装置31によって制御され、通電状態
すなわちオン状態であれば、プランジャ33が磁気力に
よって図1の下側に吸引されてボール40を供給側弁座
39に押し付け、供給ポート38を閉じる。また非通電
状態すなわちオフ状態であれば、供給ポート38に供給
したライン圧PL がボール40を介してプランジャ33
を図1の上方に押し上げるから、ボール40が供給側弁
座39から離隔して供給ポート38を開く。したがって
ソレノイド32の単位時間あたりのオン・オフの割合を
制御すれば、すなわち電磁弁30をデューティ制御すれ
ば、出力ポート41から第3ブレーキB3 に供給される
油圧を制御でき、Lレンジの第1速を設定する際の過渡
制御を行って変速ショックを良好にすることができる。
【0019】これに対してRレンジを選択した場合に
は、マニュアルバルブ45のRレンジポート47から電
磁弁30のドレンポート42にライン圧PL が供給さ
れ、またLレンジポート46はドレンポート52に連通
されてここから排圧される。したがって電磁弁30にお
けるボール40を挟んで図1の上側の圧力が高く、下側
の圧力が低くなるから、ボール40はドレンポート42
から供給されるライン圧PL すなわちRレンジ圧によっ
て供給側弁座39に押し付けられて供給ポート38を閉
じ、ドレンポート42が出力ポート41に連通する。こ
の状態はソレノイド32の通電・非通電の状態に拘らず
生じ、したがってマニュアルバルブ45によってRレン
ジを選択すれば、第3ブレーキB3 に直ちに油圧が供給
されてこれが係合する。
【0020】このようにLレンジを設定する場合とRレ
ンジを設定する場合とでは、第3ブレーキB3 へ供給す
る油圧の過渡状態を異ならせることができ、これは図5
に示す従来のシャトル型チェックボールバルブを用いて
得られる作用と同じであり、したがって図1に示す構成
では、従来のシャトル型チェックボールバルブを廃止す
ることができる。
【0021】なお、電気的なフェイルによってソレノイ
ドに通電したままとなった場合、プランジャ33は図1
の右半分に示すように下がった状態となるが、この状態
でドレンポート42からライン圧PL が供給されると、
プランジャ33に取り付けたシール部材44には、プラ
ンジャ33に作用する磁気的な吸引力より大きい押上げ
力が作用するので、プランジャ33が図1の左半分に示
すように上側に移動してシール部材44がシール用弁座
43に密着し、ここを閉じるので、コイル室34やここ
から外部に油圧が漏れることが防止される。
【0022】なお、上記の実施例では図3に示す歯車列
における第3ブレーキを制御する電磁弁を例に採って説
明したが、この発明は上記の実施例に限定されるもので
はなく、他の歯車列を有する自動変速機を対象とした油
圧制御装置に適用することができる。
【0023】また上記の実施例では、ノーマルオープン
型の電磁弁を例に採って説明したが、この発明では、プ
ランジャをスプリングで前進方向に押圧しておき、これ
を磁気力で後退させ、非通電時には出力ポートをドレン
ポートに連通させるノーマルクローズ型として構成して
もよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明しようにこの発明の油圧制御装
置によれば、走行レンジの異なる二つの変速段で係合さ
れる摩擦係合装置に対して油圧を給排するバルブが、油
路を切換えるチェックボールバルブと同様の機能を果た
すので、従来、油圧制御弁とは別に設けていたチェック
ボールバルブを廃止することができ、したがってこの発
明によれば、油圧制御装置を更に小型軽量化することが
できる。特にこの発明では、油圧の単なる給排の制御と
油圧の過渡制御とを行うことができるので、迅速の油圧
の供給が要求される後進段とエンジンブレーキを効かせ
る低速段とで係合させる摩擦係合装置の油圧の制御を行
う場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するための部分油圧
回路図である。
【図2】その部分拡大図である。
【図3】実施例で対象とする自動変速機の歯車列を示す
スケルトン図である。
【図4】その摩擦係合装置の係合作動表である。
【図5】従来の所謂直接制御式の油圧制御装置の一例の
模式的な部分油圧回路図である。
【符号の説明】 30 電磁弁 33 プランジャ 37 排出側弁座 38 供給ポート 39 供給側弁座 40 ボール 41 出力ポート 42 ドレンポート 45 マニュアルバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−79454(JP,A) 特開 平4−60271(JP,A) 特開 平5−296345(JP,A) 実開 昭63−106946(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 63/00 - 63/38 F16H 61/00 - 61/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行レンジの異なる二つの変速段で油圧
    が供給されて係合する摩擦係合装置を備えた自動変速機
    の油圧制御装置において、 前記摩擦係合装置への油圧の給排を制御するバルブが、
    互いに対向させて形成された二つの弁座と、これらの弁
    座の間に移動自在に収容されてそれぞれの弁座を選択的
    に閉じる弁体と、前記摩擦係合装置が接続されかつ前記
    弁座の間に開口するよう形成された出力ポートと、前記
    一方の弁座側から他方の弁座に向けて前進して前記弁体
    を他方の弁座に押し付けるよう磁気力によって軸線方向
    に前後動させられるプランジャとを有し、前記一方の弁
    座を開口端とした一方のポートに前記二つの変速段のう
    ちの一方の変速段で油圧が供給される油路が接続され、
    かつ他方の弁座を開口端とする他方のポートに前記二つ
    の変速段のうちの他方の変速段で油圧が供給される他の
    油路が接続されていることを特徴とする自動変速機の油
    圧制御装置。
  2. 【請求項2】 所定の低速段でエンジンブレーキ効かせ
    るための油圧と後進段を設定するための油圧とを選択的
    に出力する切換弁を備え、前記一方のポートには前記油
    路を介して後進段を設定するための油圧が供給され、か
    つ他方のポートには前記他の油路を介して前記所定の低
    速段でエンジンブレーキを効かせるための油圧が供給さ
    れるよう構成され、さらに前記摩擦係合装置が前記所定
    の低速段でエンジンブレーキを効かせる場合と後進段を
    設定する場合とで係合させられる摩擦係合装置であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の油圧制御
    装置。
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